| 【発明の名称】 |
管継手及び排水枡 |
| 【発明者】 |
【氏名】西堀 洋史
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| 【要約】 |
【課題】排水枡に接続される流入管等の被接続管の接続方向や角度を大きく調整できるとともに、被接続管が逆勾配で接続されることのない管継手及び排水枡を提供する。
【解決手段】短管11の一端部に、下部が短管内周面と略面一で、上方に向かって徐々に拡径した偏芯受口11aを形成するとともに、該偏芯受口11aに可撓性継手13の一端部を接続した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 短管の一端部に、下部が短管内周面と略面一で、上方に向かって徐々に拡径した偏芯受口を形成するとともに、該偏芯受口に可撓性継手の一端部を接続したことを特徴とする管継手。 【請求項2】 前記偏芯受口は、上部よりも下部が軸芯方向に突出していることを特徴とする請求項1記載の管継手。 【請求項3】 排水枡本体の底部一側から突出した短管部の先端に、下部が短管部内周面と略面一で、上方に向かって徐々に拡径した偏芯受口を形成するとともに、該偏芯受口に可撓性継手の一端部を接続したことを特徴とする排水枡。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、管継手に関し、詳しくは、排水管等の被接続管を角度調整自在に接続できる管継手及び排水枡の流入口に上流側排水管を角度調整自在に接続できる排水枡に関する。 【0002】 【従来の技術】従来から、造成地や宅地内に排水管を埋設する場合、図3の断面図に示すような排水枡6が使用されている。この排水枡6は、上方が開口した枡本体61の底部にインバート62が設けられ、該インバート62と連通して枡本体61の側壁に流入口63と流出口64とが設けられている。 【0003】前記流入口63には、拡径受口631が設けられており、該拡径受口631に挿入された流入管3の端部は、ゴムリング632を介して接続される。また、流出口64には、流出管4の端部に設けられた拡径受口41が外挿されるとともに、ゴムリング42を介して接続される。一方、枡本体61の上部には、拡径受口65が設けられており、該受口65に挿入された掃除口管5の下端部がゴムリング651を介して接続され、掃除口管5の上端部は、蓋体51で開閉可能に閉塞される。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の排水枡6の流入口63には、奥側に向かって内径が大きくなった拡径受口631が設けられており、該拡径受口631に挿入された流入管3の接続角度が適宜調節できるようになっている。このため、施工業者が未熟な場合には、流入管3が、図2に示したように上り勾配で拡径受口631に接続されることがあり、流入管3の傾きが逆勾配となって汚水の流れが悪くなり、土砂や汚物等の夾雑物が管内に詰まることがあった。 【0005】そこで本発明は、流入管等の被接続管の接続方向や角度を大きく調整できるとともに、被接続管が逆勾配で接続されることのない管継手及び排水枡を提供することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の管継手は、短管の一端部に、下部が短管内周面と略面一で、上方に向かって徐々に拡径した偏芯受口を形成するとともに、該偏芯受口に可撓性継手の一端部を接続したことを特徴とし、特に、前記偏芯受口は、上部よりも下部が軸芯方向に突出していることを特徴としている。 【0007】また、本発明の排水枡は、排水枡本体の底部一側から突出した短管部の先端に、下部が短管部内周面と略面一で、上方に向かって徐々に拡径した偏芯受口を形成するとともに、該偏芯受口に可撓性継手の一端部を接続したことを特徴としている。 【0008】 【発明の実施の形態】図1は本発明の管継手の一形態例を示す縦断面図である。この管継手1は、塩ビ等の合成樹脂からなる短管11と、蛇腹部13aを有する円筒状のゴム、エラストマー等の弾性体からなる可撓性継手13と、短管11と可撓性継手13とを接続固定するためのステンレス製のバンド14とにより形成されている。短管11の一端部には、下部が短管11の内周面と略面一で、上方に向かって徐々に拡径した偏芯受口11aが形成されており、該偏芯受口11aの奥側には、ストッパー段部11bが形成されている。また、偏芯受口11aの内径は、被接続管(流入管)3の外径よりも若干大きく、その下部は、上部よりも軸芯方向に突出して形成されている。なお、図1には、上半部の軸方向長さが同じで、下半部が傾斜しながら突出する偏芯受口11aを例示したが、上部から下部に連続的に傾斜しながら軸芯方向に突出する状態、すなわち、円筒を斜めに切断した状態の偏芯受口11aとすることもできる。 【0009】このように、偏芯受口11aの下部が上部よりも軸芯方向に突出して形成されていると、偏芯受口11aに被接続管3の端部を挿入したときに、被接続管3の端部が偏芯受口11aの下部で支持されるとともに、被接続管3の軸芯が略水平又は下り勾配となった状態で接続される。また、偏芯受口11aの奥部の上半周にのみストッパー段部11bを設け、下半周は、ストッパー段部のない平滑面にしておくと、被接続管3から土砂や汚物等の夾雑物が流入しても、滞留させることなく円滑に流すことができる。 【0010】前記偏芯受口11aには、前記可撓性継手13の一端部が外挿されており、その外周に巻回した前記バンド14によって固定されている。前記可撓性継手13の中間部には、伸縮及び屈曲自在の蛇腹部13aが設けられており、該蛇腹部13aにより、偏芯受口11aに挿入接続した被接続管3の接続方向や角度が適宜調整できるようになっている。また、可撓性継手13の他端内周には、鋸歯状の環状突起13bが多数設けられており、その外周に巻回したバンド14aによって被接続管3が水密的に接続されるようになっている。 【0011】図2は本発明の排水枡の一形態例を示す縦断面図である。この排水枡2は、上方が開口した枡本体21の底部にインバート22を設けたものであって、該インバート22と連通して枡本体21の側壁に流入口23と流出口24とが設けられている。 【0012】前記流入口23は、図1に示した継手1の短管11と同形状の短管部を、偏芯受口11aの突出した下部が下方になるようにして、枡本体21の側壁から一体的に突出形成したものであって、短管部先端の偏芯受口11aには、蛇腹部13aを有する可撓性継手13の一端部を外挿してバンド14で固定している。 【0013】流入管3の端部は、可撓性継手13内を挿通させて先端が偏芯受口11a内に挿入され、鋸歯状の環状突起13bの外周に巻回したバンド14aによって水密的に接続固定される。このようにして流入管3を接続すると、流入管3の端部は、偏芯受口11aの内周との係合により、逆勾配側への動きのみが規制された状態になり、その他の方向、角度は適宜調整できるようになる。すなわち、流入管3を水平方向乃至下り勾配の状態で確実に接続することができ、左右方向の角度調整も自由に行うことができる。さらに、ストッパー段部11bを偏芯受口11aの上半周にのみ設けておくことにより、流入管3から流れてきた夾雑物も円滑に流すことができる。 【0014】一方の流出口24は、従来と同様の差口となっているので、該流出口24には、流出管の拡径受口を従来と同様にして接続すればよい。なお、枡本体21の上部には、拡径受口25を設けておくことにより、前記同様の掃除口管等を接続することができる。 【0015】また、このように形成した排水枡2は、振動、衝撃が作用したり、地震等による地盤変動が発生しても、これらの外力が可撓性継手13の蛇腹部13aで吸収緩和されるため、流入口23と流入管3との接続部が破損して管内流体が漏洩することがない。 【0016】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、配管施工の際に可撓性継手によって被接続管の接続方向や角度を所定の範囲内で適宜調整することができる。特に、偏芯受口の下部を上部よりも軸芯方向に突出させているので、被接続管の接続方向や角度を大きく調整することができる。しかも、被接続管の端部を突出した偏芯受口の下部で支持するため、被接続管を下り勾配の状態で接続できるとともに、左右方向の角度調整が自由に行え、配管施工後に被接続管の接続方向や角度が大きく変化しても、管端部が偏芯受口から離脱したりすることもなく、接続状態を確実に維持できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006172 【氏名又は名称】三菱樹脂株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年7月8日(1999.7.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100086210 【弁理士】 【氏名又は名称】木戸 一彦 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−21080(P2001−21080A) |
| 【公開日】 |
平成13年1月26日(2001.1.26) |
| 【出願番号】 |
特願平11−195001 |
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