| 【発明の名称】 |
スプリンクラー配管用支持固定部 |
| 【発明者】 |
【氏名】三木 裕史
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| 【要約】 |
【課題】スプリンクラーヘッドの取付位置が決まれば、ただちに固定金具の天井スラブ又は天井梁への取付位置が決定でき、スプリンクラーヘッドの取付位置のずれを生じることなく、容易に施工することができるスプリンクラー配管用支持固定部を提供する。
【解決手段】スプリンクラーヘッドSを枝管Pに接続する継手1を、固定金具2を介して天井スラブ又は天井梁Tに支持固定するスプリンクラー配管用支持固定部であって、前記固定金具2の前記天井スラブ又は天井梁Tへの固定孔211aの中心位置が、前記継手1のスプリンクラーヘッド接続口12の中心位置の延長線A上に設けられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 スプリンクラーヘッドを枝管に接続する継手を、固定金具を介して天井スラブ又は天井梁に支持固定するスプリンクラー配管用支持固定部であって、前記固定金具の前記天井スラブ又は天井梁への固定孔の中心位置が、前記継手のスプリンクラーヘッド接続口の中心位置の延長線上に設けられていることを特徴とするスプリンクラー配管用支持固定部。 【請求項2】 前記固定金具が、前記継手の取付け高さを上下に調節可能な手段を有しているものであることを特徴とする請求項1に記載のスプリンクラー配管用支持固定部。 【請求項3】 前記固定金具が、前記天井スラブ又は天井梁への固定具と、該固定具に前記継手を支持する支持具とで構成され、それらのいずれか一方に上下方向に沿う1つ以上の長孔が設けられ、他方に前記長孔に挿通される1つ以上の突起が設けられているものであることを特徴とする請求項2に記載のスプリンクラー配管用支持固定部。 【請求項4】 前記固定金具と前記継手のいずれか一方に上下方向に沿う1つ以上の長孔が設けられ、他方に前記長孔に挿通される1つ以上の突起が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のスプリンクラー配管用支持固定部。 【請求項5】 前記長孔と突起とが一対とされ、そのいずれか一方の近傍にに前記長孔と平行にガイドが設けられていることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載のスプリンクラー配管用支持固定部。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、枝管に継手を介してスプリンクラーヘッドが接続されるスプリンクラー配管における前記継手を天井スラブ又は天井梁に固定金具により固定するスプリンクラー配管用支持固定部に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、枝管に継手を介してスプリンクラーヘッドが接続されるスプリンクラー配管における継手を建物部分に固定する取付具としては、例えば、特開平8─24360号公報に記載され、図4に示すとおり、エルボdを取り付けるための取付片である立設片aと、天井梁cに固定するための固定用片である横片bとからなるL型に形成されている取付具が知られている。 【0003】この取付具の立設片aには上下方向に長孔が設けてあり、エルボdの取付面に立設片aを合致し、エルボdを立設片aに取り付ける取付片である取付ねじeによって取付具に固定する。そして長孔への取付ねじeの挿通位置をずらすことにより、天井梁cに対するエルボdの上下方向の取付位置すなわち、スプリンクラーヘッドfの上下方向取付位置を調整できるようになっている。そして、エルボdを介して取付具に固定されたスプリンクラーヘッドfは、取付具の横片bを天井梁cに合致し、固定具として2個のインサートgを用いて天井梁cに固定することができるようになっている。 【0004】この従来の取付具を用いて、スプリンクラーヘッドfをエルボdを介して天井梁cの所定位置に固定するには、まず、スプリンクラーヘッドfの中心位置をマーキング等で決定し、その位置から取付具の横片bに設けた2個の固定孔に対応する位置を再度測定してマーキングし、そのマーキング位置に横片bの固定孔を合致させて、2個のインサートgにて天井梁cに固定する必要があった。 【0005】この際、2個の固定孔に対応するマーキング位置が、2箇所ともずれた場合は言うに及ばず、1箇所ずれた場合だけでも、接続するエルボd、即ちスプリンクラーヘッドfの中心位置にずれが生じてしまうので、位置決め作業に苦労するという問題点がある。又、スプリンクラーヘッドfがその中心位置がずれた状態で配設された場合には、消火性能が十分に得られない可能性がある。又、2箇所を正確に固定する必要があるので固定作業が煩雑であるという問題点もある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の如き従来の問題点を解消し、スプリンクラーヘッドの取付位置が決まれば、ただちに固定金具の天井スラブ又は天井梁への取付位置が決定でき、スプリンクラーヘッドの取付位置のずれを生じることなく、容易に施工することができるスプリンクラー配管用支持固定部を提供することを目的としてなされたものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本願の請求項1に記載の発明(本発明1)は、スプリンクラーヘッドを枝管に接続する継手を、固定金具を介して天井スラブ又は天井梁に支持固定するスプリンクラー配管用支持固定部であって、前記固定金具の前記天井スラブ又は天井梁への固定孔の中心位置が、前記継手のスプリンクラーヘッド接続口の中心位置の延長線上に設けられているスプリンクラー配管用支持固定部である。 【0008】本願の請求項2に記載の発明(本発明2)は、前記固定金具が、前記継手の取付け高さを上下に調節可能な手段を有しているものである本発明1に記載のスプリンクラー配管用支持固定部である。 【0009】本願の請求項3に記載の発明(本発明3)は、前記固定金具が、前記天井スラブ又は天井梁への固定具と、該固定具に前記継手を支持する支持具とで構成され、それらのいずれか一方に上下方向に沿う1つ以上の長孔が設けられ、他方に前記長孔に挿通される1つ以上の突起が設けられているものである本発明2に記載のスプリンクラー配管用支持固定部である。 【0010】本願の請求項4に記載の発明(本発明4)は、前記固定金具と前記継手のいずれか一方に上下方向に沿う1つ以上の長孔が設けられ、他方に前記長孔に挿通される1つ以上の突起が設けられている本発明2に記載のスプリンクラー配管用支持固定部である。 【0011】本願の請求項5に記載の発明(本発明5)は、前記長孔と突起とが一対とされ、そのいずれか一方の近傍に前記長孔と平行にガイドが設けられている本発明2〜4のいずれかに記載のスプリンクラー配管用支持固定部である。 【0012】 【作用】本発明1のスプリンクラー配管用支持固定部は、前記固定金具の前記天井スラブ又は天井梁への固定孔の中心位置が、前記継手のスプリンクラーヘッド接続口の中心位置の延長線上に設けられていることにより、スプリンクラーヘッドの取付位置が決まれば、ただちに固定金具の天井スラブ又は天井梁への取付位置が決定する。又、取り付けの際に、固定金具が多少回転しても、その固定孔の中心位置を中心にして回転するので、スプリンクラーヘッドの取付位置のずれは生じない。 【0013】本発明2のスプリンクラー配管用支持固定部は、前記固定金具が、前記継手の取付け高さを上下に調節可能な手段を有しているものであることにより、天井懐高さに応じた継手の取付け高さ調節を容易に行うことができる。 【0014】本発明3のスプリンクラー配管用支持固定部は、前記固定金具が、前記天井スラブ又は天井梁への固定具と、該固定具に前記継手を支持する支持具とで構成され、それらのいずれか一方に上下方向に沿う1つ以上の長孔が設けられ、他方に前記長孔に挿通される1つ以上の突起が設けられているものであることにより、長孔に沿って突起をスライドさせることができるので、天井懐高さに応じた継手の取付け高さ調節を容易に行うことができる。 【0015】本発明4のスプリンクラー配管用支持固定部は、前記固定金具と前記継手のいずれか一方に上下方向に沿う1つ以上の長孔が設けられ、他方に前記長孔に挿通される1つ以上の突起が設けられていることにより、長孔に沿って突起をスライドさせることができるので、天井懐高さに応じた継手の取付け高さ調節を容易に行うことができる。 【0016】本発明5のスプリンクラー配管用支持固定部は、前記長孔と突起とが一対とされ、そのいずれか一方の近傍に前記長孔と平行にガイドが設けられていることにより、ガイドに沿って、継手の取付け高さを上下に調節することができるので、天井懐高さに応じた継手の取付け高さ調節を容易に行うことができる。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明のスプリンクラー配管用支持固定部の一例を示す斜視図であり、図2はその組立前の状態を示す斜視図である。図1及び図2に示すように、この例のスプリンクラー配管用支持固定部は、スプリンクラーベッドSを枝管Pに接続するエルボ型継手1と、継手1を天井スラブ又は天井梁Tに支持固定する固定金具2とからなる。 【0018】エルボ型継手1は、一端に枝管接続部11が設けられ、他端にスプリンクラー接続部12が設けられたものからなる。固定金具2は、天井スラブ又は天井梁Tに固定される固定具21と、エルボ型継手1と固定具21との間に介在される支持具22と、継手1を支持具22に固定するバンド23とからなる。 【0019】固定具21は、横板211と縦板212とが逆L字状に連結されたものからなる。横板211の中央部には天井スラブ又は天井梁Tにボルトにて固定するための固定孔211aが1個設けられている。縦板212は縦長のものであって、長手方向に沿って長孔212aが設けられている。 【0020】支持具22は、縦板221の下縁に横板222の中央部の上縁が逆T字状をなすように連結された板状体からなり、縦板221の一面には外面に雄ねじを有する突起221aが側方に突出するように設けられており、その雄ねじに蝶ナット223が螺合できるようになっている。横板222の両端部にはそれぞれ貫通孔222a,222bが設けられている。縦板221の一側縁には、長手方向に沿って突起221側に突出するガイド板221bが設けられている。 【0021】バンド23は、鞍部231の両端に鍔部232,233が設けられたものからなり、鍔部232,233の中央部には、支持具22の横板221に設けられた貫通孔222b,222cに対応する部分に貫通孔232a,233aが設けられている。 【0022】支持具22の横板222とバンド23の間に継手1のスプリンクラーヘッド接続部12が挟着され、横板222の貫通孔222a,222bとバンド23の貫通孔232a,233aにビス234が挿通され、ナット235が締め付けられて、支持具22にエルボ型継手1が固定されている。 【0023】固定金具2の固定具21の横板211の天井スラブ又は天井梁Tへの固定孔211aの中心位置は、エルボ型継手1のスプリンクラーヘッド接続口12の中心位置の延長線A上に設けられている。又、この状態を維持しつつ、支持具22の突起221aを固定具21の縦板212の長孔212aに挿通し、長孔212aに沿ってスライドさせ、所定の高さにて蝶ナット223を締め付けることによって、高さを調節をすることができるようになっている。 【0024】この例のスプリンクラー配管用支持固定部の施工工程を同じ図1及び図2を参照して説明する。最初、固定金具2の固定具21と支持具22とを切り離した状態にしておく。 【0025】天井スラブ又は天井梁TにおけるスプリンクラーヘッドSの中心位置としたい部分にマーキングする。その位置に固定具21を、その横板211の固定孔211aの中心位置を合致させるようにして、ねじ釘等の固定部材にて固定する。 【0026】次に、支持具22の横板222とバンド23の間にエルボ型継手1のスプリンクラーヘッド接続部12を挟着し、横板222の貫通孔222a,222bとバンド23の貫通孔232a,233aにビス234を挿通し、ナット235にて締め付けるようにして、支持具22に継手1を固定する。 【0027】この状態の支持具22を、その突起221aを固定具21の縦板212の長孔212aに挿通し、ガイド板221bを縦板212の一側面に摺動させるようにして、長孔212aに沿ってスライドさせ、所定の高さにて蝶ナット223を締め付けることによって、高さを調節をしつつ、固定具21に支持する。このとき、固定金具2の固定具21の天井スラブ又は天井梁Tへの固定孔211aの中心位置は、エルボ型継手1のスプリンクラーヘッド接続口12の中心位置の延長線A上に設けられた状態となっている。 【0028】図3は、本発明のスプリンクラー配管用支持固定具の別の例を示す斜視図である。この例のスプリンクラー配管用支持固定具は、スプリンクラーベッドSを枝管Pに接続するエルボ型継手3と、継手3を天井スラブ又は天井梁に支持固定する固定金具4とからなる。 【0029】エルボ型継手3は、一端に枝管接続部31が設けられ、他端にスプリンクラー接続部32が設けられ、スプリンクラー接続部32に側方に突出する外面に雄ねじが設けられた突起33が設けられたものからなる。突起には蝶ナット34が螺合できるようになっている。 【0030】固定金具4は、天井スラブ又は天井梁に固定される横板41と、横板41の一縁から垂下された縦板42と、縦板42の両側縁に横板41側に突出するように設けられたガイド板43,43とが一体的に設けられたものからなる。 【0031】横板41の中央部には、中央部には天井スラブ又は天井梁にボルトにて固定するための固定孔411が1個設けられている。縦板42は縦長の板板体からなり、長手方向に沿って長孔421が設けられている。 【0032】固定金具4の天井スラブ又は天井梁への固定孔411の中心位置は、エルボ型継手3のスプリンクラーヘッド接続口32の中心位置の延長線A上に設けられている。又、この状態を維持しつつ、エルボ型継手3の突起33を固定具4の縦板42の長孔421に挿通し、ガイド板43,43に継手3の側面を摺動させるようにして長孔421に沿ってスライドさせ、所定の高さにて蝶ナット34を締め付けることによって、高さを調節をすることができるようになっている。 【0033】この例のスプリンクラー配管用支持固定部の施工工程を同じ図3を参照して説明する。 【0034】天井スラブ又は天井梁におけるスプリンクラーヘッドSの中心位置としたい部分にマーキングする。その位置に固定具4を、その固定孔411の中心位置を合致させるようにして、ねじ釘等の固定部材にて固定する。 【0035】次に、エルボ型継手3の突起33を固定具4の縦板42の長孔421に挿通し、ガイド板43,43に継手3の側面を摺動させるようにして長孔421に沿ってスライドさせ、所定の高さにて蝶ナット34を締め付けることによって、高さを調節をしつつ、支持固定する。このとき、固定金具4の天井スラブ又は天井梁への固定孔411の中心位置は、エルボ型継手3のスプリンクラーヘッド接続口32の中心位置の延長線A上に設けられた状態となっている。 【0036】 【発明の効果】本発明のスプリンクラー配管用支持固定部は、上記のとおりとされているので、スプリンクラーヘッドの取付位置が決まれば、ただちに固定金具の天井スラブ又は天井梁への取付位置が決定でき、スプリンクラーヘッドの取付位置のずれを生じることなく、容易に施工することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002174 【氏名又は名称】積水化学工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年7月9日(1999.7.9) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−21065(P2001−21065A) |
| 【公開日】 |
平成13年1月26日(2001.1.26) |
| 【出願番号】 |
特願平11−196055 |
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