トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F16 機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段




【発明の名称】 パイロット弁方式の電磁式給水弁
【発明者】 【氏名】根石 幸延

【要約】 【課題】家庭用電気機器等に搭載されている従来の各種パイロット弁方式の電磁式給水弁においては、主弁座を開閉するダイヤフラム弁のサイド・オリフィスが、異物、固形物、スケール堆積物、ぬめり、水垢、糊状皮膜等により、目詰まりを起こすと、吐水障害或いは止水障害等の動作不良となるおそれがあるという問題点がある。

【解決手段】従来の各種パイロット弁方式の電磁式給水弁に、サイド・オリフィスを挿通するサイド・オリフィス清掃軸部を有する大径圧縮渦巻発条体で形成されたサイド・オリフィス自己清掃装置を搭載する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 主弁座を有する弁本体と、サイド・オリフィスを有し該主弁座を開閉するダイヤフラム弁と、パイロット弁座を開閉するパイロット弁と、を有するパイロット弁方式の電磁式給水弁において、サイド・オリフィス清掃軸部と大径圧縮渦巻発条体とからなるサイド・オリフィス自己清掃装置の該大径圧縮渦巻発条体を該ダイヤフラム弁に載置し、該サイド・オリフィス清掃軸部を該サイド・オリフィスに挿通したことを特徴とするパイロット弁方式の電磁式給水弁。
【請求項2】 主弁座を有する弁本体と、パイロット・オリフィス(パイロット弁座)とサイド・オリフィスとを有し該主弁座を開閉するダイヤフラム弁と、ガイドケースと該ダイヤフラム弁との間の一次背圧室に配設され該パイロット・オリフィスを開閉するパイロット弁体と、該パイロット弁体が固定された可動鉄心と、該可動鉄心を常時弾発付勢している小径圧縮コイルスプリングと、ガイドケースと、ソレノイドと、からなる一次背圧室配設常閉形パイロット弁方式の電磁式給水弁において、サイド・オリフィス清掃軸部と大径圧縮渦巻発条体とからなるサイド・オリフィス自己清掃装置の該大径圧縮渦巻発条体を該ガイドケースと該ダイヤフラム弁との間の一次背圧室に装着し、該サイド・オリフィス清掃軸部を該サイド・オリフィスに挿通したことを特徴とするパイロット弁方式の電磁式給水弁。
【請求項3】 主弁座を有する弁本体と、サイド・オリフィスを有し該主弁座を開閉するダイヤフラム弁と、パイロット弁座を有するパイロット弁座体と、ガイドケースと該パイロット弁座体との間の二次背圧室に配設され該パイロット弁座を開閉するパイロット弁体と、該パイロット弁体が固定された可動鉄心と、該可動鉄心を常時弾発付勢している小径圧縮コイルスプリングと、ガイドケースと、ソレノイドと、からなる二次背圧室配設常閉形パイロット弁方式の電磁式給水弁において、サイド・オリフィス清掃軸部と大径圧縮渦巻発条体とからなるサイド・オリフィス自己清掃装置の該大径圧縮渦巻発条体を該パイロット弁座体と該ダイヤフラム弁との間の一次背圧室に装着し、該サイド・オリフィス清掃軸部を該サイド・オリフィスに挿通したことを特徴とするパイロット弁方式の電磁式給水弁。
【請求項4】 主弁座を有する弁本体と、サイド・オリフィスを有し該主弁座を開閉するダイヤフラム弁と、パイロット弁座を有するパイロット弁座体と、ガイドケースと該パイロット弁座体との間の二次背圧室に配設され該パイロット弁座を開閉するパイロット弁体と、該パイロット弁体が固定された弁軸と、弁軸押止と、該弁軸を内設する弁軸ホルダと、該弁軸と該弁軸ホルダとの間に装着された小径圧縮コイルスプリングと、可動鉄心と、該パイロット弁座体と該弁軸押止との間に装着された中径圧縮コイルスプリングと、ガイドケースと、ソレノイドと、からなる二次背圧室配設常開形パイロット弁方式の電磁式給水弁において、サイド・オリフィス清掃軸部と大径圧縮渦巻発条体とからなるサイド・オリフィス自己清掃装置の該大径圧縮渦巻発条体を該パイロット弁座体と該ダイヤフラム弁との間の一次背圧室に装着し、該サイド・オリフィス清掃軸部を該サイド・オリフィスに挿通したことを特徴とするパイロット弁方式の電磁式給水弁。
【請求項5】 主弁座を有する弁本体と、サイド・オリフィスを有し該主弁座を開閉するダイヤフラム弁と、パイロット弁座を有するパイロット弁座体と、コイルボビンと該パイロット弁座体との間の二次背圧室に配設され該パイロット弁座を開閉するパイロット弁体と、コイルが巻装されたコイルボビンと、固定鉄心に吸引される可動鉄心と、該可動鉄心に内設され該パイロット弁体が固定された弁軸と、該弁軸と固定鉄心との間に装着される小径圧縮コイルスプリングと、水密パッキンを環装した固定鉄心と、該固定鉄心とソレノイドヨークとの間に装着される磁石と、ソレノイドヨークと、からなる二次背圧室配設自己保持形パイロット弁方式の電磁式給水弁において、サイド・オリフィス清掃軸部と大径圧縮渦巻発条体とからなるサイド・オリフィス自己清掃装置の該大径圧縮渦巻発条体を該パイロット弁座体と該ダイヤフラム弁との間の一次背圧室に装着し、該サイド・オリフィス清掃軸部を該サイド・オリフィスに挿通したことを特徴とするパイロット弁方式の電磁式給水弁。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水等の流体の流路に設置して、パイロット弁座を開閉するパイロット弁の連動により主弁座の開閉を行うダイヤフラム弁を有するパイロット弁方式の電磁式給水弁に係るものであり、詳しくはダイヤフラム弁のサイド・オリフィスの目詰まりを防止し、吐水障害或いは止水障害等の動作不良を改善できるサイド・オリフィス自己清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用電気機器(例えば、全自動洗濯機、食器洗い乾燥機等)等に搭載されているパイロット弁方式の電磁式給水弁は、主弁座を有する弁本体と、サイド・オリフィスを有し該主弁座を開閉するダイヤフラム弁と、パイロット弁座を開閉するパイロット弁と、を有するものが主流であり、詳しくは常閉形、常開形、自己保持形等がある。
【0003】常閉形としては、例えば、特開昭56−105181号公報等で開示されているように、主弁座を有する弁本体と、パイロット・オリフィス(パイロット弁座)とサイド・オリフィスとを有し該主弁座を開閉するダイヤフラム弁と、必要によりガイドケースと該ダイヤフラム弁との間の一次背圧室に装着される大径圧縮コイルスプリングと、一次背圧室に配設され該パイロット・オリフィスを開閉するパイロット弁体と、該パイロット弁体が固定された可動鉄心と、該可動鉄心を常時弾発付勢している小径圧縮コイルスプリングと、ガイドケースと、ソレノイドと、からなる一次背圧室配設常閉形パイロット弁方式の電磁式給水弁がある。
【0004】又、例えば、特開平11−294619号公報等で開示されているように、主弁座を有する弁本体と、サイド・オリフィスを有し該主弁座を開閉するダイヤフラム弁と、パイロット弁座を有するパイロット弁座体と、該パイロット弁座体と該ダイヤフラム弁との間の一次背圧室に装着される大径圧縮コイルスプリングと、ガイドケースと該パイロット弁座体との間の二次背圧室に配設され該パイロット弁座を開閉するパイロット弁体と、該パイロット弁体が固定された可動鉄心と、該可動鉄心を常時弾発付勢している小径圧縮コイルスプリングと、ガイドケースと、ソレノイドと、からなる二次背圧室配設常閉形パイロット弁方式の電磁式給水弁がある。
【0005】常開形としては、例えば、特開平11−294619号公報等で開示されているように、主弁座を有する弁本体と、サイド・オリフィスを有し該主弁座を開閉するダイヤフラム弁と、パイロット弁座を有するパイロット弁座体と、該パイロット弁座体と該ダイヤフラム弁との間の一次背圧室に装着される大径圧縮コイルスプリングと、ガイドケースと該パイロット弁座体との間の二次背圧室に配設され該パイロット弁座を開閉するパイロット弁体と、該パイロット弁体が固定された弁軸と、弁軸押止と、該弁軸を内設する弁軸ホルダと、該弁軸と該弁軸ホルダとの間に装着された小径圧縮コイルスプリングと、可動鉄心と、該パイロット弁座体と該弁軸押止との間に装着された中径圧縮コイルスプリングと、ガイドケースと、ソレノイドと、からなる二次背圧室配設常開形パイロット弁方式の電磁式給水弁がある。
【0006】自己保持形としては、例えば、特開平11−280933号公報等で開示されているように、主弁座を有する弁本体と、サイド・オリフィスを有し該主弁座を開閉するダイヤフラム弁と、パイロット弁座を有するパイロット弁座体と、該パイロット弁座体と該ダイヤフラム弁との間の一次背圧室に装着される大径圧縮コイルスプリングと、コイルボビンと該パイロット弁座体との間の二次背圧室に配設され該パイロット弁座を開閉するパイロット弁体と、コイルが巻装されたコイルボビンと、固定鉄心に吸引される可動鉄心と、該可動鉄心に内設され該パイロット弁体が固定された弁軸と、該弁軸と固定鉄心との間に装着される小径圧縮コイルスプリングと、水密パッキンを環装した固定鉄心と、該固定鉄心とソレノイドヨークとの間に装着される磁石と、ソレノイドヨークと、からなる二次背圧室配設自己保持形パイロット弁方式の電磁式給水弁がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記各種のパイロット弁方式の電磁式給水弁においては、主弁座を開閉するダイヤフラム弁のサイド・オリフィスが、異物、固形物、スケール堆積物、ぬめり、水垢、糊状皮膜等により、目詰まりを起こすと、吐水障害或いは止水障害等の動作不良となるおそれがあるという問題点がある。
【0008】本発明は、従来の技術の有するこのような問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、特に部品追加をしないで、吐水障害或いは止水障害等の動作不良を改善できるサイド・オリフィス自己清掃装置を搭載するパイロット弁方式の電磁式給水弁を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、本発明のパイロット弁方式の電磁式給水弁においては、主弁座を有する弁本体と、サイド・オリフィスを有し該主弁座を開閉するダイヤフラム弁と、パイロット弁座を開閉するパイロット弁と、からなるパイロット弁方式の電磁式給水弁において、サイド・オリフィス清掃軸部と大径圧縮渦巻発条体とからなるサイド・オリフィス自己清掃装置の該大径圧縮渦巻発条体を該ダイヤフラム弁に載置し、該サイド・オリフィス清掃軸部を該サイド・オリフィスに挿通したことを特徴とする。
【0010】詳しくは、本発明の各種のパイロット弁方式の電磁式給水弁において、以下の特徴を有する。主弁座を有する弁本体と、パイロット・オリフィス(パイロット弁座)とサイド・オリフィスとを有し該主弁座を開閉するダイヤフラム弁と、ガイドケースと該ダイヤフラム弁との間の一次背圧室に配設され該パイロット・オリフィスを開閉するパイロット弁体と、該パイロット弁体が固定された可動鉄心と、該可動鉄心を常時弾発付勢している小径圧縮コイルスプリングと、ガイドケースと、ソレノイドと、からなる一次背圧室配設常閉形パイロット弁方式の電磁式給水弁においては、サイド・オリフィス清掃軸部と大径圧縮渦巻発条体とからなるサイド・オリフィス自己清掃装置の該大径圧縮渦巻発条体を該ガイドケースと該ダイヤフラム弁との間の一次背圧室に装着し、該サイド・オリフィス清掃軸部を該サイド・オリフィスに挿通したことを特徴とする。
【0011】主弁座を有する弁本体と、サイド・オリフィスを有し該主弁座を開閉するダイヤフラム弁と、パイロット弁座を有するパイロット弁座体と、ガイドケースと該パイロット弁座体との間の二次背圧室に配設され該パイロット弁座を開閉するパイロット弁体と、該パイロット弁体が固定された可動鉄心と、該可動鉄心を常時弾発付勢している小径圧縮コイルスプリングと、ガイドケースと、ソレノイドと、からなる二次背圧室配設常閉形パイロット弁方式の電磁式給水弁においては、サイド・オリフィス清掃軸部と大径圧縮渦巻発条体とからなるサイド・オリフィス自己清掃装置の該大径圧縮渦巻発条体を該パイロット弁座体と該ダイヤフラム弁との間の一次背圧室に装着し、該サイド・オリフィス清掃軸部を該サイド・オリフィスに挿通したことを特徴とする。
【0012】主弁座を有する弁本体と、サイド・オリフィスを有し該主弁座を開閉するダイヤフラム弁と、パイロット弁座を有するパイロット弁座体と、ガイドケースと該パイロット弁座体との間の二次背圧室に配設され該パイロット弁座を開閉するパイロット弁体と、該パイロット弁体が固定された弁軸と、弁軸押止と、該弁軸を内設する弁軸ホルダと、該弁軸と該弁軸ホルダとの間に装着された小径圧縮コイルスプリングと、可動鉄心と、該パイロット弁座体と該弁軸押止との間に装着された中径圧縮コイルスプリングと、ガイドケースと、ソレノイドと、からなる二次背圧室配設常開形パイロット弁方式の電磁式給水弁においては、サイド・オリフィス清掃軸部と大径圧縮渦巻発条体とからなるサイド・オリフィス自己清掃装置の該大径圧縮渦巻発条体を該パイロット弁座体と該ダイヤフラム弁との間の一次背圧室に装着し、該サイド・オリフィス清掃軸部を該サイド・オリフィスに挿通したことを特徴とする。
【0013】主弁座を有する弁本体と、サイド・オリフィスを有し該主弁座を開閉するダイヤフラム弁と、パイロット弁座を有するパイロット弁座体と、コイルボビンと該パイロット弁座体との間の二次背圧室に配設され該パイロット弁座を開閉するパイロット弁体と、コイルが巻装されたコイルボビンと、固定鉄心に吸引される可動鉄心と、該可動鉄心に内設され該パイロット弁体が固定された弁軸と、該弁軸と固定鉄心との間に装着される小径圧縮コイルスプリングと、水密パッキンを環装した固定鉄心と、該固定鉄心とソレノイドヨークとの間に装着される磁石と、ソレノイドヨークと、からなる二次背圧室配設自己保持形パイロット弁方式の電磁式給水弁においては、サイド・オリフィス清掃軸部と大径圧縮渦巻発条体とからなるサイド・オリフィス自己清掃装置の該大径圧縮渦巻発条体を該パイロット弁座体と該ダイヤフラム弁との間の一次背圧室に装着し、該サイド・オリフィス清掃軸部を該サイド・オリフィスに挿通したことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例の一次背圧室配設常閉形パイロット弁方式の電磁式給水弁10の正面断面図である。図2は図1のダイヤフラム弁15の拡大断面図である。図3は図2のダイヤフラム板22の拡大斜視図である。本発明の一実施例の一次背圧室配設常閉形パイロット弁方式の電磁式給水弁10は、主弁座11を有する弁本体12(例えば、ポリプロピレン樹脂)と、パイロット・オリフィス13(中孔:一次背圧室23と流出口25とを貫通する孔で、一次背圧室23側にはパイロット弁座が設けられている。)とサイド・オリフィス14(小孔:流入口24と一次背圧室23とを貫通する孔)とを有し該主弁座11を開閉する、例えば、弾性部材(例えば、ゴム)のダイヤフラム21と硬質部材(例えば、ポリアセタール樹脂)のダイヤフラム板22とからなるダイヤフラム弁15と、ガイドケース19と該ダイヤフラム弁15との間の一次背圧室23に配設され該パイロット・オリフィス13を開閉する弾性部材のパイロット弁体16(例えば、シリコンゴム)と、該パイロット弁体16が固定された磁性部材の可動鉄心17(別名プランジャ、アーマチュア)と、該可動鉄心17を常時弾発付勢している小径圧縮コイルスプリング18(例えば、ステンレススチール線)と、ガイドケース19(例えば、ナイロン樹脂)と、ソレノイド20と、からなる。サイド・オリフィス自己清掃装置90(例えば、ステンレススチール線)は、サイド・オリフィス清掃軸部91と大径圧縮渦巻発条体92(例えば、2巻)とで形成し、該ガイドケース19と該ダイヤフラム弁15との間の一次背圧室23に該大径圧縮渦巻発条体92を装着(載置)し、該サイド・オリフィス清掃軸部91(必要であれば、軸外周部に凹凸等を設ければ、清掃効果が向上する。)を該サイド・オリフィス(別名ブリード孔)14に挿通した。従来の一次背圧室配設常閉形パイロット弁方式の電磁式給水弁には、該ガイドケース19と該ダイヤフラム弁15との間に大径圧縮コイルスプリングが装着されていなかったので、本発明の一実施例の一次背圧室配設常閉形パイロット弁方式の電磁式給水弁10においては、部品追加(付加)ということになる。しかし、該主弁座11と該ダイヤフラム弁15との間の水密性を向上させたり、該ダイヤフラム弁15の自由浮遊による脈動吐水の発生を防止したりする目的においては、大径圧縮コイルスプリングを装着(載置)するものもある。サイド・オリフィス自己清掃の効果は、該主弁座11を開閉するダイヤフラム弁15の揺動(開弁による吐水作動時の浮遊、閉弁による止水時の閉塞作動)により、該サイド・オリフィス14が該サイド・オリフィス清掃軸部91に摺動されて、該サイド・オリフィス14内の異物、固形物、スケール堆積物、ぬめり、水垢、糊状皮膜等が除去されて、該サイド・オリフィス14が閉塞されることが減少することである。
【0015】図4は本発明の一実施例の二次背圧室配設常閉形パイロット弁方式の電磁式給水弁30の正面断面図である。図5は図4のダイヤフラム弁34の拡大断面図である。本発明の一実施例の二次背圧室配設常閉形パイロット弁方式の電磁式給水弁30は、主弁座31を有する弁本体32(例えば、ポリプロピレン樹脂)と、サイド・オリフィス33(小孔:流入口46と一次背圧室44とを貫通する孔)を有し該主弁座31を開閉する、例えば、弾性部材(例えば、ゴム)のダイヤフラム42と硬質部材(例えば、ポリアセタール樹脂)のダイヤフラム板43とからなるダイヤフラム弁34と、パイロット弁座35を有するパイロット弁座体36(例えば、ポリプロピレン樹脂)と、ガイドケース40と該パイロット弁座体36との間の二次背圧室45に配設され該パイロット弁座35を開閉する弾性部材のパイロット弁体37(例えば、シリコンゴム)と、該パイロット弁体37が固定された可動鉄心38(例えば、ステンレススチール棒)と、該可動鉄心38を常時弾発付勢している小径圧縮コイルスプリング39(例えば、ステンレススチール線)と、ガイドケース40(例えば、ナイロン樹脂)と、ソレノイド41と、からなる。サイド・オリフィス自己清掃装置93(例えば、ステンレススチール線)は、サイド・オリフィス清掃軸部94(必要であれば、軸外周部に凹凸等を設ければ、清掃効果が向上する。)と大径圧縮渦巻発条体95(例えば、4巻)とで形成し、該パイロット弁座体36と該ダイヤフラム弁34との間の一次背圧室44に該大径圧縮渦巻発条体95を装着(載置)し、該サイド・オリフィス清掃軸部94を該サイド・オリフィス(別名ブリード孔)33に挿通した。従来の二次背圧室配設常閉形パイロット弁方式の電磁式給水弁には、該パイロット弁座体36と該ダイヤフラム弁34との間には、水密性の向上、該ダイヤフラム弁34の自由浮遊による脈動吐水の発生防止を目的に、大径圧縮コイルスプリングが装着されていたので、本発明の一実施例の二次背圧室配設常閉形パイロット弁方式の電磁式給水弁30においては、部品追加ということにならない。サイド・オリフィス自己清掃の効果は、該主弁座31を開閉するダイヤフラム弁34の揺動(開弁による吐水作動時の浮遊、閉弁による止水時の閉塞作動)により、該サイド・オリフィス33が該サイド・オリフィス清掃軸部94に摺動されて、該サイド・オリフィス33内の異物、固形物、スケール堆積物、ぬめり、水垢、糊状皮膜等が除去されて、該サイド・オリフィス33が閉塞されることが減少することである。
【0016】図6は本発明の一実施例の二次背圧室配設常開形パイロット弁方式の電磁式給水弁50の正面断面図である。本発明の一実施例の二次背圧室配設常開形パイロット弁方式の電磁式給水弁50は、主弁座31を有する弁本体32と、サイド・オリフィス33を有し該主弁座31を開閉するダイヤフラム弁34と、パイロット弁座35を有するパイロット弁座体36と、ガイドケース64と該パイロット弁座体36との間の二次背圧室45に配設され該パイロット弁座35を開閉する弾性部材のパイロット弁体57(例えば、シリコンゴム)と、該パイロット弁体57が固定された弁軸58(例えば、ステンレススチール棒、ポリプロピレン樹脂)と、弁軸押止59(例えば、ポリプロピレン樹脂)と、該弁軸59を内設する弁軸ホルダ60(例えば、ポリプロピレン樹脂)と、該弁軸58と該弁軸ホルダ60との間に装着された小径圧縮コイルスプリング61(例えば、ステンレススチール線)と、可動鉄心62(例えば、ステンレススチール棒)と、該パイロット弁座体36と該弁軸押止59との間に装着された中径圧縮コイルスプリング63(例えば、ステンレススチール線)と、ガイドケース64(例えば、ナイロン樹脂)と、ソレノイド65と、からなる。サイド・オリフィス自己清掃装置93は、サイド・オリフィス清掃軸部94と大径圧縮渦巻発条体95とで形成し、該パイロット弁座体36と該ダイヤフラム弁34との間の一次背圧室44に該大径圧縮渦巻発条体95を装着し、該サイド・オリフィス清掃軸部94を該サイド・オリフィス33に挿通した。従来の二次背圧室配設常開形パイロット弁方式の電磁式給水弁には、該パイロット弁座体36と該ダイヤフラム弁34との間には、水密性の向上、該ダイヤフラム弁34の自由浮遊による脈動吐水の発生防止を目的に、大径圧縮コイルスプリングが装着されていたので、本発明の一実施例の二次背圧室配設常開形パイロット弁方式の電磁式給水弁50においては、部品追加ということにならない。サイド・オリフィス自己清掃の効果は、該主弁座31を開閉するダイヤフラム弁34の揺動により、該サイド・オリフィス33が該サイド・オリフィス清掃軸部94に摺動されて、該サイド・オリフィス33内の異物、固形物、スケール堆積物、ぬめり、水垢、糊状皮膜等が除去されて、該サイド・オリフィス33が閉塞されることが減少することである。
【0017】図7は本発明の一実施例の二次背圧室配設自己保持形パイロット弁方式の電磁式給水弁70の正面断面図である。本発明の一実施例の二次背圧室配設自己保持形パイロット弁方式の電磁式給水弁70は、主弁座31を有する弁本体32と、サイド・オリフィス33を有し該主弁座31を開閉するダイヤフラム弁34と、パイロット弁座35を有するパイロット弁座体36と、コイルボビン78と該パイロット弁座体36との間の二次背圧室45に配設され該パイロット弁座35を開閉する弾性部材のパイロット弁体77(例えば、シリコンゴム)と、コイル(例えば、エナメル銅線)が巻装されたコイルボビン78(例えば、ナイロン樹脂)と、固定鉄心83に吸引される可動鉄心79(例えば、ステンレススチール棒)と、該可動鉄心79に内設され該パイロット弁体77が固定された弁軸80(例えば、ステンレススチール棒、ポリプロピレン樹脂)と、該弁軸80と固定鉄心83との間に装着される小径圧縮コイルスプリング81(例えば、ステンレススチール線)と、水密パッキン82(例えば、Oリング)を環装した固定鉄心83(例えば、ステンレススチール棒)と、該固定鉄心83とソレノイドヨーク85との間に装着される永久磁石84と、ソレノイドヨーク85(例えば、鉄板)と、からなる。サイド・オリフィス自己清掃装置93は、サイド・オリフィス清掃軸部94と大径圧縮渦巻発条体95とで形成し、該パイロット弁座体36と該ダイヤフラム弁34との間の一次背圧室44に該大径圧縮渦巻発条体95を装着し、該サイド・オリフィス清掃軸部94を該サイド・オリフィス33に挿通した。従来の二次背圧室配設自己保持形パイロット弁方式の電磁式給水弁には、該パイロット弁座体36と該ダイヤフラム弁34との間には、水密性の向上、該ダイヤフラム弁34の自由浮遊による脈動吐水の発生防止を目的に、大径圧縮コイルスプリングが装着されていたので、本発明の一実施例の二次背圧室配設自己保持形パイロット弁方式の電磁式給水弁70においては、部品追加ということにならない。サイド・オリフィス自己清掃の効果は、該主弁座31を開閉するダイヤフラム弁34の揺動により、該サイド・オリフィス33が該サイド・オリフィス清掃軸部94に摺動されて、該サイド・オリフィス33内の異物、固形物、スケール堆積物、ぬめり、水垢、糊状皮膜等が除去されて、該サイド・オリフィス33が閉塞されることが減少することである。
【0018】以上、本発明の好適な実施の形態について述べてきたが、本発明は上述する実施の形態に限定されるものでなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの組合せ、改変等を施し得るのはもちろんである。例えば、本発明の一実施例のパイロット弁方式の電磁式給水弁については、単体式のパイロット弁方式の電磁式給水弁としたが、同種の単体式のパイロット弁方式の電磁式給水弁を任意に組み合わせて、例えば、2連式又は3連式等の多連式のパイロット弁方式の電磁式給水弁装置としても良い。又、各種の単体式のパイロット弁方式の電磁式給水弁を任意に組み合わせて、例えば、2連式又は3連式等の多連式のパイロット弁方式の電磁式給水弁装置としても良い。(例えば、一次背圧室配設常閉形パイロット弁方式の電磁式給水弁と、二次背圧室配設自己保持形パイロット弁方式の電磁式給水弁と、の2連式のパイロット弁方式の電磁式給水弁装置)又、サイド・オリフィス(小孔:流入口と一次背圧室とを貫通する孔)の清掃だけでなく、パイロット弁座体36に設けられた一次背圧室44と二次背圧室45を貫通する孔(水路孔)の清掃を目的に、水路孔自己清掃装置を水路孔清掃軸部と大径圧縮渦巻発条体とで形成し、一次背圧室44に該大径圧縮渦巻発条体を装着し、該水路孔清掃軸部を該水路孔に挿通しても良い。
【0019】
【発明の効果】本発明の各種パイロット弁方式の電磁式給水弁に於いては、特に部品追加をしないで、主弁座を開閉するダイヤフラム弁のサイド・オリフィスの目詰まりを防止し、吐水障害或いは止水障害等の動作不良を改善できるという効果を奏する。
【出願人】 【識別番号】000146995
【氏名又は名称】テクノエクセル株式会社
【出願日】 平成12年1月13日(2000.1.13)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−200951(P2001−200951A)
【公開日】 平成13年7月27日(2001.7.27)
【出願番号】 特願2000−4435(P2000−4435)