| 【発明の名称】 |
埋設型弁操作機 |
| 【発明者】 |
【氏名】川西 芳和
【氏名】中西 定之
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| 【要約】 |
【課題】弁操作機自体を埋設し、コントローラのみを地上に出すようにしてコンパクトに配置するようにし、しかも、地上スペースを有効に活用できるようにすると共に、弁操作機の機能や制御に影響を与えないようにする。
【解決手段】バルブ本体1とこのバルブ本体1に搭載した操作機本体5を埋設した埋設型弁操作機おいて、前記操作機本体5を密封型収納箱6に収納し、この収納箱6内に適宜の圧力を内封して水等が収納箱6内へ浸入しないようにした埋設型弁操作機である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 バルブ本体とこのバルブ本体に搭載した操作機本体を埋設した埋設型弁操作機において、前記操作機本体を密封型収納箱に収納し、この収納箱内に適宜の圧力を内封して水等が収納箱内へ浸入しないように構成したことを特徴とする埋設型弁操作機。 【請求項2】 ガスボンベ等の加圧装置により、前記収納箱内の圧力を所定の圧力まで加圧又は維持することを特徴とする請求項1に記載の埋設型弁操作機。 【請求項3】 前記収納箱にガスボンベから窒素等の不活性ガスを封入するようにした請求項1又は2に記載の埋設型弁操作機。 【請求項4】 前記操作機本体に設けた配線等のラインを収納する集合管を前記収納箱から密閉構造で地上に延設させた請求項1乃至3の何れか1項に記載の埋設型弁操作機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、直埋設型の弁操作機に関し、特に、埋設された弁操作機全体を密閉式の収納箱にコンパクトに収納し、水等の浸入を防ぐようにした埋設型弁操作機に関する。 【0002】 【従来の技術】通常、パイプライン上にボールバルブ等のバルブを取り付けて、気体や液体等の流体を制御する場合、地中への埋設配管であれば、バルブの取り付け領域については、パイプラインを地上に引き出して、この地上に配設されたパイプラインに対して、アクチュエータ(弁操作機)を搭載したバルブを装着するようにしたり、又は、このバルブの取り付け領域にマンホールを配設し、このマンホール内にバルブを埋設して、このバルブに搭載するアクチュエータのみを地上に出すことでそれぞれ対応している。 【0003】また、特開平5−141554号公報(図12参照)に開示されているように、バルブを含んだ装置全体30を防水ケース31に収納し、かつ上部は、二重壁とし、内側壁32に水を通さないが通気性を有する膜33を設けて防水ケース31内の装置全体30を保護するようにした構造も提案されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の工法によると、アクチュエータを搭載したバルブを地上に出すための大掛かりな工事を要したり、アクチュエータ付きバルブによって地上スペースを不要に占有する等の各種の課題点があった。また、特開平5−141554号公報によると、装置全体30を特殊ケース31内に埋設しているため、構造が複雑となり、コストアップの要因となって経済性に劣る等の問題点を有していた。 【0005】本発明は、上記の実情に鑑みて開発に至ったものであり、その目的とするところは、弁操作機自体を埋設し、コントローラのみを地上に出すようにしてコンパクトに設置するようにし、しかも、地上スペースを有効に活用できるようにすると共に、弁操作機の機能や制御に影響を与えないようにした埋設型の弁操作機を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明は、バルブ本体とこのバルブ本体に搭載した操作機本体を埋設した埋設型弁操作機において、前記操作機本体を密封型収納箱に収納し、この収納箱内に適宜の圧力を内封して水等が収納箱内へ浸入しないようにした埋設型弁操作機である。 【0007】請求項2に係る発明は、ガスボンベ等の加圧装置により、前記収納箱内の圧力を所定の圧力まで加圧又は維持するようにした埋設型弁操作機である。請求項3に係る発明は、前記収納箱にガスボンベから窒素等の不活性ガスを封入するようにしたものであり、請求項4に係る発明は、前記操作機本体に設けた配線等のラインを収納する集合管を前記収納箱から密閉構造で地上に延設させるようにしたものである。 【0008】 【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明における埋設型弁操作機の一例を示したもので、図1は、空圧や油圧のシリンダー式の弁操作機を示し、図2は、電動モータ式の弁操作機を示したものである。図中、1は本例においては、全溶接タイプのボールバルブ(バルブ本体)であり、このボールバルブ1は、架台2で地中に埋設支持され、このボールバルブ1は、パイプライン3a,3bに接続され、ステムエクステンション4の上部に操作機本体5を搭載し、この操作機本体5を密封型収納箱6に収納している。図1は、空圧・油圧等のシリンダ5aを用いた弁操作機(アクチュエータ)で、図2は、電動モータ5bを用いた弁操作機である。本例は、ボールバルブの一例を示したが、これに限ることなく、その他のバタフライバルブやゲートバルブ等のバルブにも応用することができる。 【0009】図3において、金属製等の収納箱6は、本例において、扁平形状で、かつ矩形状を呈しており、シール材7を介して蓋体8をボルト9で収納箱6に密封状に固着している。この収納箱6には、窒素ガスを封入したボンベ10を送給管11を介して取付け、この送給管11には、その途中に三方弁(放出弁)12を取付けて、収納箱6内へ窒素ガス等の不活性ガスを封入するようにしている(本例における封入圧力は、例えば、4.9KPa程度)。そして、収納箱6内の圧力が過剰になったような場合は、前記三方弁12を操作し、除圧することができる。なお、本実施例の放出弁をストップ弁とし、適当な封入圧で窒素ガスの送給を停止させるようにしてもよい。また、図中、13は収納箱6内の圧力を計測するための圧力計であり、圧力計13の配管13aの途中に閉止弁13bを設けている。22は、収納箱6の蓋体8に設けた吊下部である。 【0010】14は操作機本体5の配線等のライン15a,15b・・・を収納するための集合管で、この集合管14は、接手15,15を介して密封式に収納箱6の一側面に取付けられている。本例における接手15は、ボルト16を介して密封固着され、集合管14の先端部を地上に露出させて、図示しないコントローラ等に接続している。そして、配線等のライン15a,15b・・・は、接手15のボルト嵌合部の内側にある複数の貫通穴を介して内部機器と接続されている。ここで、配線等のライン15a,15b・・・は、個々の貫通穴の部分でシールされている。なお、本実施例では、集合管14と操作機本体5との接続をフランジ接続としているが、図10、11の如く、Oリング23で封止するようにしたネジ止めであっても良く、この場合は簡便に着脱できる。この配線は、図1では、電磁弁やリミットスイッチ等の電気等の配線であり、図2では、モータや信号の電気系の配線である。その他、収納箱6内の圧力値を伝達する信号の配線であってもよい。なお、可燃性流体の場合は、弁操作機に設けられている電気部品は、通常、防爆構造を成している。 【0011】また、図1、図2に示すように、道路などの地中に設置する場合、バルブ本体1を地中に埋設し、かつ、操作機本体5をマンホール17内に設ける。このマンホール17は、土砂止め17aと蓋17bより成る空間17c内に操作機本体5を収納した収納箱6を配設している。 【0012】図4〜図6は、収納箱6の密封構造の各例の一部を示したもので、図4は、シール材18を介してボルト・ナット18aで収納箱6の側枠6bと蓋体8を固着しており、図5は、Oリング19を介してボルト・ナット19aで収納箱6の側枠6bと蓋体8を固着している。また、図6は、シール材20を介してボルト20aで収納箱6の側枠6bの内側に配設した取付部6dに螺着している。 【0013】図7は、ステムエクステンション4に、収納箱6を固着する一例であり、いわゆる三枚締めの固着部21a,21b,21cを例えばボルト止めして固着しており、この場合、固着部21bは、収納箱6の底枠6eを用いている。図8は、ステムエクステンション4のフランジ4aと収納箱6に接続したフランジ6fをボルト止めして固着している。 【0014】図9は、ステムエクステンション4に収納箱6の底枠6eを溶着して、収納箱6を固定した例である。なお、収納箱6の板厚は、内圧に耐えられる厚みであれば良く(例えば、2〜3mm)、また、収納箱6は、内部が外方より確認でき、かつ密封構造を有する窓等を設けるようにしても良い。 【0015】次に、この実施形態の作用を説明する。バルブ本体1を地中に埋設し、操作機本体5を収納箱6に密封させて地中のマンホール等の空間に位置させると、地上スペースを有効に活用でき、特に、収納箱6内に不活性ガスを封入して加圧しておくと、水等の浸入がなく、安全に操作機が作動し制御することができる。更に、電気系統の配線は、収納箱6に密閉式に設けた集合管に収納して地上に延設できるので、コントローラによる制御には支障がなく、コンパクトで、確実な埋設工事を行うことができる。また、収納箱6には、圧力計や放出弁を設けているので、外部から安全性を確認でき、弁操作機の補修の際にも簡便に行うことができ、極めて実用的価値が高い弁操作機を得ることができる。 【0016】本実施例では、ガスボンベ10を収納箱6に常設しているが、収納箱6内の圧力が所定圧力よりも低下した際に、ガスボンベやガス供給管を接続し、不活性ガスを注入し、収納箱6内の圧力を所定の圧力まで加圧又は維持するようにしてもよい。収納箱6内の圧力は、弁操作機点検時に圧力計13により確認できるが、収納箱6内に圧力センサーを取り付け、圧力値データを集合管内の配線を経由して遠隔地にて把握するようにしてもよい。この場合、ガスボンベやガス供給管によるガスの加圧・減圧を行なう供給駆動部や、これを制御する供給制御部を配し、圧力値データに基づいて、適当なガス圧に遠隔制御することが可能で、長距離に渡るパイプラインに附設された複数のアクチュエータのメンテナンスを自動化することができる。 【0017】 【発明の効果】以上のことから明らかなように、請求項1に係る発明によると、弁操作機を密封型の収納箱に収納しているので、コンパクトであり、しかも、地上スペースも不要に占有することなく、経済性に優れた弁操作機を提供することができ、また、箱内を加圧して水等の不要な浸入を防止して弁操作機の機能や制御に影響を与えないようにして弁操作機を確実に作動できるようにしている。 【0018】請求項2に係る発明は、収納箱内に水等の浸入がない状態を維持することができ、弁操作機を常時安全に制御することができる。また、請求項3に係る発明は、収納箱内の加圧は、窒素等の不活性ガスを充填しているので、引火等の事故を生じさせることなく、安全に密封することができる。更に、請求項4に係る発明は、弁操作機の配線等のラインを密閉式の集合管より地上のコントローラに配設することができるため、弁操作機の作動や制御に影響を与えることなく、コンパクトで経済性に優れた埋設型弁操作機を得ることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390002381 【氏名又は名称】株式会社キッツ
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| 【出願日】 |
平成12年1月18日(2000.1.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081293 【弁理士】 【氏名又は名称】小林 哲男
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| 【公開番号】 |
特開2001−200946(P2001−200946A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月27日(2001.7.27) |
| 【出願番号】 |
特願2000−8606(P2000−8606) |
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