| 【発明の名称】 |
ボール弁型オリフィス切換式凝縮液排出装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】永田 貴成
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| 【要約】 |
【課題】従来の作動部を有する凝縮液排出装置における寿命の短さと、故障の少ないオリフィス式排出装置を採用する場合の事前の煩雑さを解決し、保全性と簡易性の双方を確保する凝縮液排出装置を提供する。
【解決手段】本発明の凝縮液排出装置は、凝縮液を排出する流路がボールの出入口部で狭く形成された流路(2)及び(3)を有するケーシング本体(1)と、ケーシング内に嵌合しハンドル(4)操作によって回転させられるボール(5)であって、ボールの回転角度によって、狭いケーシング流路部において出入口側1対のオリフィスが選択されて流路を形成するよう設置した、開口断面積の異なる1対以上のオリフィス (6aと6b,等)を有するボール(5)とから構成され、幅広い凝縮液流量において、最適のオリフィスをハンドル(4)の操作で簡単に選択できる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】凝縮液を発生する装置に取り付けられる装置であって、流路の入口側とを狭くした流路(2)(3)を有するケーシング本体(1)と、同ケーシング本体内に嵌合し、ハンドル(4)操作により回転させられるボール(5)であって、同ボールがハンドル操作により回転させられたとき、角度によって入口側と出口側のオリフィスが1対ずつ流路に選択できる位置に設けられた複数の断面積の異なるオリフィスの対(6aと6b、7aと7b、8aと8b等)を有するボールとから構成されていることを特徴とする凝縮液排出装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気が伝熱等により潜熱を失ったときに発生する凝縮液並びに空気を除湿したときに発生する凝縮液を排出させる凝縮液排出装置に関する。 【0002】 【従来の技術】凝縮液排出技術の場合、従来の凝縮液排出装置はディスク型、バケット型、フロート型等多岐にわたる型式があるが、いずれも流体に接する作動部を有し頻繁に作動する構造である。その上、使用条件が高温(空気除湿の場合は除く)、高圧力、高流速であるため、正常に作動する期間が短く、短時間で修理、交換が必要になっている。このため、最近ではディスク、バケット、フロートといった作動部を有する排出機構を無くし、本体とオリフィスのみで排出する技術が採用され始めている。しかし、オリフィスのみによる排出装置は、バケット等の制御機構がないので使用可能範囲が狭い。このため、設置前に、予定される凝縮液の流量を調査し、流量に見合う排出能力のオリフィスを設計製作して使用される必要がある。しかし、それでも尚、凝縮液流量が予定と異なったり、変動したりした場合には、能力不足や蒸気の損失を招くこととなり、適合する能力のオリフィスに交換するか、製作し直す必要が生じることがある。 【0003】 【本発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、凝縮液排出装置における前述した従来型式の問題点とオリフィス式の問題点を解決するためになされたもので、流量の変更に応じて、最適な断面積のオリフィスを簡単に選択変更することが可能な凝縮液排出装置を提供することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は凝縮液排出装置であり、前述した技術的課題を解決するため以下のように構成されている。すなわち、本発明の凝縮液排出装置は凝縮液を発生する装置に取り付けられ、この凝縮液を排出する流路がボールの出入口部において狭い流路(2)(3)を有するケーシング本体(1)と、ケーシング本体内に嵌合し、ハンドル(4)操作によって回転させられるボール(5)であって、ボールが回転させられたとき、その回転角度によってケーシング本体(1)の狭い出入口流路部(2)及び(3)において、1対のオリフィスが選択されて流路を形成するよう、開口断面積の異なる1対以上のオリフィス(6aと6b,7aと7b,8aと8b等)を有するボールとから構成されていることを特徴とする。以下、各構成要件について説明する。 【0005】 【ケーシング本体】ケーシング本体(1)は凝縮液を発生する装置に取り付けられる。ケーシング本体(1)の凝縮液発生装置への取り付けは、ネジ型、フランジ型或いは溶接型等種々の手段を採用することが出来る。ケーシング本体(1)には凝縮液を排出する流路とボール(5)を嵌合する部分が設けられている。また、嵌合するボール(5)に設けられた複数対のオリフィス(6aと6b,7aと7b,8aと8b等)の中から出入口1対のみを選択し、他の全てのオリフィスが流路から遮断できるようボール(5)との嵌合部において狭い流路(2)(3)にしている。 【0006】 【ボール】ケーシング本体(1)に嵌合するボール(5)はハンドル(4)により回転させられるが、回転角度を変えることにより、断面積の異なるオリフィスの1対がケーシングの出入口流路に適合し、流路を形成するよう配置された複数対のオリフィス(6aと6b,7aと7b,8aと8b等)が設けられている。本図では3対のオリフィスが例示されているが、1対や2対でも良いし、4対以上と多くても良い。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明を凝縮液発生装置に取り付けると、ケーシング本体(1)の流路(2)(3)とボール(5)に設けられたオリフィスの中から選択された1対のオリフィス(図4では7aと7b)が流路を形成し、その流路を凝縮液が流れる。もしも凝縮液の流量に対して選択されたオリフィス(7aと7b)の断面積が小さい場合には、凝縮液が完全に排出されずに入口側に溜まっていくことになる。この場合には入口温度が低下してきたり、伝熱が充分に行われなくなったりする現象が現れる。このような現象が検知されたら、ハンドル(4)操作により、ボール(5)を回転させ、断面積の大きなオリフィスの対(6aと6b)を選択する。逆にオリフィスの断面積が大き過ぎる場合には、凝縮液が完全に排出されるが、それと共に蒸気そのものが下流に漏洩することにり、エネルギーの損失をもたらす。このような現象が検知されたら、ハンドル(4)操作により、ボール(5)を回転させ、断面積の小さなオリフィスの対(8aと8b)を選択する。断面積の異なる対のオリフィスが沢山ボール(5)に用意しておけば、広い流量域に対応できる。選択されるオリフィスがどのようなものであるかを知るため、ハンドル(4)またはその近傍に、表示プレートや目盛り等を設けておけば、管理しやすいことは言うまでもない。また、ハンドルは必ずしも手動でなくてもよく、電動あるいは空気作動、油圧作動でも良い。その場合には、手動でオリフィスを切り替える手間もなくなり、上流側の温度を検知してオリフィスを自動選択にすれば、対応も早くなりより効果的である。 【0008】 【発明の効果】前項で述べたように、簡単なハンドル操作で、用意された複数のオリフィスの中から最適のオリフィスを簡単に選択できるため、凝縮液発生装置が順調に使用されるだけでなく、故障による蒸気漏洩も含めて、無駄な蒸気が下流に漏洩したりすることを防止することが出来る。一般的にオリフィスの排出能力は断面積にほぼ比例するので、断面積の異なるオリフィスを数多くボールに設けていれば、幅広い使用条件に対応できるので、設置前に使用条件を調べ、使用条件に合わせてオリフィスを都度設計製作する手間が不要になる。また、設置後の使用条件変更にも簡単に対応できる。さらに、ディスク型、バケット型、フロート型等が有するような作動部分がないので故障しにくいというオリフィス型の良さがあり、保全性が高まると共に、初期の性能を長期間維持することによる高い省エネルギー効果をもたらすことが出来る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500077683 【氏名又は名称】有限会社タスコーポレーション
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| 【出願日】 |
平成12年1月18日(2000.1.18) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−200939(P2001−200939A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月27日(2001.7.27) |
| 【出願番号】 |
特願2000−43449(P2000−43449) |
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