| 【発明の名称】 |
容器弁 |
| 【発明者】 |
【氏名】尾井 彗良
【氏名】大長 則雄
【氏名】竹田 勝
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| 【要約】 |
【課題】長期間にわたって円滑に開閉できる容器弁を提供する。
【解決手段】容器弁(2)のハウジング(3)内で、流体入口(5)を弁座(9)と弁室(10)とを経て流体出口(7)へ連通させる。上記の弁室(10)に閉止部材(15)を挿入する。弁室(10)に連通させたガイド孔(14)にスピンドル(17)を挿入し、このスピンドル(17)を介して閉止部材(15)をハンドル(18)へ連結して、ハンドル(18)によって閉止部材(15)を弁座(9)に開閉操作可能に構成する。上記閉止部材(15)と弁室(10)の周壁との間に環状スクレーパ(21)を装着して、その環状スクレーパ(21)のリップ(21a)の内周面を閉止部材(15)の外周面に接当させる。上記の閉止部材(15)とガイド孔(14)との間に封止具(23)を装着する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ハウジング(3)内で、流体入口(5)を弁座(9)と弁室(10)とを経て流体出口(7)へ連通させ、上記の弁室(10)に閉止部材(15)を挿入し、上記の弁室(10)に連通させたガイド孔(14)に伝動具(17)を挿入し、その伝動具(17)を介して上記の閉止部材(15)を操作手段(18)へ連結して、その操作手段(18)によって上記の閉止部材(15)を上記の弁座(9)に開閉操作可能に構成し、上記の閉止部材(15)と上記の弁室(10)の周壁との間に環状スクレーパ(21)を装着して、その環状スクレーパ(21)の内周面を上記の閉止部材(15)の外周面に接当させ、上記の閉止部材(15)と上記の伝動具(17)との少なくとも一方と、上記ガイド孔(14)と上記のスクレーパ(21)の内周面との少なくとも一方との間に封止具(23)を装着したことを特徴とする、容器弁。 【請求項2】 ハウジング(3)内で、流体入口(5)を弁座(9)と弁室(10)とを経て流体出口(7)へ連通させ、上記の弁室(10)に挿入した閉止部材(15)を伝動具(17)を介して操作手段(18)へ連結して、その操作手段(18)によって上記の閉止部材(15)を上記の弁座(9)に対して直進方向へ開閉操作可能に構成し、上記の弁室(10)を覆う環状ダイアフラム(41)を設け、その環状ダイアフラム(41)の外周縁部を上記の弁室(10)の周壁に保密状に固定すると共に同上ダイアフラム(41)の内周縁部を上記の閉止部材(15)に保密状に固定したことを特徴とする、容器弁。 【請求項3】 ハウジング(3)内で、流体入口(5)を弁座(9)と弁室(10)とを経て流体出口(7)へ連通させ、上記の弁室(10)に閉止部材(15)を挿入し、上記の弁室(10)に連通させたガイド孔(14)に伝動具(17)を挿入し、その伝動具(17)を介して上記の閉止部材(15)を操作手段(18)へ連結して、その操作手段(18)によって上記の閉止部材(15)を上記の弁座(9)に開閉操作可能に構成し、上記弁室(10)の周壁と上記の閉止部材(15)の外周面との間に、自己潤滑性の合成樹脂からなる摺動部材(51)を装着して、この摺動部材(51)の内周面を上記閉止部材(15)の外周面に接当させたことを特徴とする、容器弁。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、容器弁に関し、より詳しくいえば、その容器弁を長期間にわたって円滑に開閉できるようにする技術である。 【0002】 【従来の技術】従来の容器弁には、ダイアフラムによって保密状に区画した弁室に閉止部材を挿入し、上記ダイアフラムの外側に配置したスピンドルのネジ推力によって同上ダイアフラムを介して上記の閉止部材を弁座に閉止接当させるのに対して、上記の弁室内に装着した開弁バネの付勢力によって上記の閉止部材を弁座から離間させるように構成したものがある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、容器に収容される流体のうちには、例えば、特殊な土燻蒸剤のように、空気に触れるとタール状となって残留固化するものがある。この種の特殊流体を従来のダイアフラム式の容器弁に使用すると、その容器弁の開閉を繰り返すにつれて、前記の弁室内に装着した開弁バネに残留物が固着していくので、その開弁バネが伸縮できなくなって、使用開始後の早い時期に容器弁を開閉できなくなるおそれがあった。本発明は上記問題点を解消して、長期間にわたって円滑に開閉できる容器弁を提供することを技術的課題とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するために、例えば、本発明の実施の形態を示す図1から図5に基づいて説明すると、次のように構成したものである。即ち、請求項1の発明は容器弁に関し、ハウジング(3)内で、流体入口(5)を弁座(9)と弁室(10)とを経て流体出口(7)へ連通させ、上記の弁室(10)に閉止部材(15)を挿入し、上記の弁室(10)に連通させたガイド孔(14)に伝動具(17)を挿入し、その伝動具(17)を介して上記の閉止部材(15)を操作手段(18)へ連結して、その操作手段(18)によって上記の閉止部材(15)を上記の弁座(9)に開閉操作可能に構成し、上記の閉止部材(15)と上記の弁室(10)の周壁との間に環状スクレーパ(21)を装着して、その環状スクレーパ(21)の内周面を上記の閉止部材(15)の外周面に接当させ、上記の閉止部材(15)と上記の伝動具(17)との少なくとも一方と、上記ガイド孔(14)と上記のスクレーパ(21)の内周面との少なくとも一方との間に封止具(23)を装着したことを特徴とする。 【0005】ここで、上記の環状スクレーパは、通常、弁室の周壁に固定される。具体的には、例えば図1から図3に示すように、ガイド孔(14)を形成した蓋部材(13)をハウジング(3)に螺着固定し、この蓋部材(13)と弁室(10)の周壁との間に挟持される。 【0006】また、上記封止具は、具体的には閉止部材とスクレーパの内周面との間や、伝動具とガイド孔との間に装着することができ、さらに、例えば図1に示すように閉止部材がガイド孔と弁室とにわたって挿入されている場合には、閉止部材とガイド孔との間に装着することもできる。また、伝動具がガイド孔と弁室とにわたって挿入されている場合には、上記封止具をこの伝動具とスクレーパとの間に装着することもできる。なお、上記封止具は、複数個所に装着することにより、弁室内の流体が外部へ漏れるのを一層確実に防止でき、例えば上記流体がガイド孔と伝動具との間に侵入して伝動具の作動を阻害すること等を、長期にわたって防止できる。 【0007】請求項2の発明は容器弁に関し、ハウジング(3)内で、流体入口(5)を弁座(9)と弁室(10)とを経て流体出口(7)へ連通させ、上記の弁室(10)に挿入した閉止部材(15)を伝動具(17)を介して操作手段(18)へ連結して、その操作手段(18)によって上記の閉止部材(15)を上記の弁座(9)に対して直進方向へ開閉操作可能に構成し、上記の弁室(10)を覆う環状ダイアフラム(41)を設け、その環状ダイアフラム(41)の外周縁部を上記の弁室(10)の周壁に保密状に固定すると共に同上ダイアフラム(41)の内周縁部を上記の閉止部材(15)に保密状に固定したことを特徴とする。 【0008】ここで、上記環状ダイアフラムの弁室側の面をフッ素樹脂などの自己潤滑性の合成樹脂によって構成した場合には、そのダイアフラムに特殊流体の残留物が付着しにくくなるので、さらに長期間にわたって円滑に開閉することができ、一層好ましい。 【0009】請求項3の発明は容器弁に関し、ハウジング(3)内で、流体入口(5)を弁座(9)と弁室(10)とを経て流体出口(7)へ連通させ、上記の弁室(10)に閉止部材(15)を挿入し、上記の弁室(10)に連通させたガイド孔(14)に伝動具(17)を挿入し、その伝動具(17)を介して上記の閉止部材(15)を操作手段(18)へ連結して、その操作手段(18)によって上記の閉止部材(15)を上記の弁座(9)に開閉操作可能に構成し、上記弁室(10)の周壁と上記の閉止部材(15)の外周面との間に、自己潤滑性の合成樹脂からなる摺動部材(51)を装着して、この摺動部材(51)の内周面を上記閉止部材(15)の外周面に接当させたことを特徴とする。 【0010】ここで、上記摺動部材は、例えば図5に示すように、筒状に形成したものを弁室に固定してもよく、あるいはこれに代えて、弁室の周壁の内面や閉止部材の外周面に自己潤滑性の合成樹脂をライニング又はコーティングし、この被覆層で上記の摺動部材を構成してもよい。 【0011】 【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は、本発明の第1実施形態を示し、容器弁の縦断面図である。この実施形態では、容器(1)内に、「1,3−ジクロロプロペン(1,3−dichloropropene)」を主成分とする土燻蒸剤が収容されている。その土燻蒸剤は、ここでは、無圧の透明液体であって、空気に触れるとタール状となって最後には固化する性状を備えている。 【0012】上記の容器(1)の首部(1a)に、容器弁(2)のハウジング(3)の脚ネジ部(4)がネジ止め可能になっている。その脚ネジ部(4)の下面に流体入口(5)が開口され、上記ハウジング(3)から横向きに突設した出口ノズル(6)の右端面に流体出口(7)が開口される。上記の流体入口(5)が、入口路(8)と弁座(9)と弁室(10)と出口路(11)とを順に経て、上記の流体出口(7)へ連通される。 【0013】上記のハウジング(3)の上部に筒状の蓋部材(13)が保密状にネジ止めされ、その蓋部材(13)内に、上記の弁室(10)に連通させたガイド孔(14)が形成される。上記ガイド孔(14)と上記の弁室(10)とにわたって閉止部材(15)が挿入される。また、伝動具であるスピンドル(17)が上記の蓋部材(13)の上中央部に進退可能に螺合される。そのスピンドル(17)の上端の入力部(17a)に、操作手段であるハンドル(18)が固定される。同上スピンドル(17)の下端の出力部(17b)が、前記の閉止部材(15)の上部に連結される。 【0014】上記の閉止部材(15)と上記の弁室(10)の周壁との間に、合成樹脂製の環状スクレーパ(21)が装着される。その環状スクレーパ(21)は、前記の蓋部材(13)の下面によって下向きに押圧されている。これにより、上記スクレーパ(21)の外周面と下面とが上記の弁室(10)の周壁に保密状に接当すると共に、同上スクレーパ(21)のリップ(21a)の内周面が上記の閉止部材(15)の外周面に強力に接当している。さらに、上記の閉止部材(15)と上記ガイド孔(14)との間に封止具(23)が装着されている。 【0015】また、前記の入口路(8)の周壁に導出管(26)がネジ止めされ、その導出管(26)の下端が前記の容器(1)の内部空間の下部へ突入される。さらに、前記の脚ネジ部(4)内に、上記の入口路(8)と平行に加圧路(28)が形成されると共に、前記ハウジング(3)から左向きに突設した分岐部(29)内に加圧弁(図示せず)が設けられる。上記の加圧路(28)の上部が上記の加圧弁を経て加圧口(30)へ連通される。上記の分岐部(29)内の加圧弁は、ホイール状の操作具(31)によって開閉される。 【0016】上記の容器(1)内に収容した液状の土燻蒸剤を取り出すときには、前記のハンドル(18)によって前記スピンドル(17)を緩め回転して前記の閉止部材(15)を上昇させ、その閉止部材(15)を前記の弁座(9)から離間させる。また、前記の操作具(31)を緩め回転して前記の加圧弁(図示せず)を開いて、前記の加圧口(30)へ供給した窒素ガス等の加圧ガスを上記の加圧弁と前記の加圧路(28)とを経て容器(1)の内部空間へ供給する。すると、その加圧ガスの加圧力により、容器(1)内の液状の土燻蒸剤が、前記の導出管(26)と入口路(8)と弁座(9)と弁室(10)と出口路(11)とを順に経て、前記の流体出口(7)から取り出される。 【0017】上記の取出しを停止するときには、前記の操作具(31)を締付け回転して加圧弁を閉じると共に、前記ハンドル(18)によって前記スピンドル(17)を締付け回転して前記の閉止部材(15)を下降させ、その閉止部材(15)を前記の弁座(9)に閉止接当させる。 【0018】上記の第1実施形態は次のように変更可能である。前記の封止具(23)は、上記の閉止部材(15)と上記ガイド孔(14)との間に装着することに代えて、又はそれに加えて、前記スピンドル(17)のガイド部(17c)と上記ガイド孔(14)との間に装着してもよい。また、上記の封止具(23)は、上記の装着構造に代えて、又はそれに加えて、上記の閉止部材(15)と前記スクレーパ(21)の内周面との間に装着してもよい(図1中の一点鎖線図参照)。 【0019】上記スクレーパ(21)は、合成樹脂によって構成することに代えて、金属やセラミックス等によって構成してもよく、さらには、上記の金属またはセラミックス等と合成樹脂とを接合したものであってもよい。なお、上記加圧ガスを容器の内部空間へ供給するための、上記の加圧路(28)や加圧弁等は省略してもよく、加圧ガスの供給が必要な場合には加圧路や加圧弁を備えた別の容器弁を容器に付設してもよい。 【0020】(第1実施形態の第1変形例)図2は、上記第1実施形態の第1変形例を示している。この第1変形例においては、上記の第1実施形態と同様に、ハンドル(18)がスピンドル(17)を介して閉止部材(15)に連結してあり、そのハンドル(18)によって閉止部材(15)が弁座(9)に開閉操作される。ただし、上記第1実施形態とは異なり、上記のスピンドル(17)は上記のガイド孔(14)と上記の弁室(10)とにわたって挿入されており、2個の封止具(23)が、スピンドル(17)のガイド部(17c)と上記ガイド孔(14)との間の2箇所に装着される。 【0021】一方、閉止部材(15)はその全体が弁室(10)に挿入されている。閉止部材(15)は長期の使用で消耗すると交換されるが、この変形例では閉止部材(15)の全体が弁室(10)に挿入されているので、前記蓋部材(13)を取り外して上記スクレーパ(21)を取り除くだけで、スピンドル(17)の出力部(17b)に形成した切欠部(19)から閉止部材(15)を簡単に取り出して容易に交換することができる。しかも上記封止具(23)はいずれもスピンドル(17)の周囲に装着されているため、閉止部材(15)の交換時に交換部品数が少なく済む。 【0022】(第1実施形態の第2変形例)図3は、上記第1実施形態の第2変形例を示している。この第2変形例においては、封止具(23)が閉止部材(15)とスクレーパ(21)との間、及びスピンドル(17)のガイド部(17c)とガイド孔(14)との間にそれぞれ装着される。このように少なくとも一方の封止具(23)が閉止部材(15)とスクレーパ(21)との間、即ち、弁室により近い個所に装着されると、上記流体がスピンドル(17)及び閉止部材(15)の周囲へ侵入する領域を少なくできる。なお、この変形例では上記第1実施形態と異なり、脚ネジ部(4)内に加圧路が形成されておらず、加圧ガスは別の容器弁(図示せず)から容器内へ供給される。 【0023】また、この第2変形例では、上記2つの封止具(23・23)の間でスピンドル(17)のガイド部(17c)が小径に形成されており、このガイド部(17c)と上記ガイド孔(14)との間に空間(24)が形成されている。仮に、上記流体の一部が上記弁室により近い一方の封止具(23)を通過しても、この漏れ出た流体は上記空間(24)内に溜るので、上記スピンドル(17)のガイド部(17c)とガイド孔(14)との間に装着された上記他方の封止具(23)から上記流体が漏れ出る虞が低減される。この結果、上記流体がスピンドル(17)のネジ部の周囲に侵入することが、一層確実に防止される。 【0024】(第2実施形態)図4は、本発明の第2実施形態を示している。この第2実施形態においては、上記の第1実施形態と同じ構成の部材には原則として同一の符号を付けて説明する。前述の第1実施形態と同様に、閉止部材(15)は、操作手段であるハンドル(18)によって弁座(9)に対して上下方向へ開閉操作可能に構成してある。また、前記の弁室(10)が環状ダイアフラム(41)によって覆われる。 【0025】上記の環状ダイアフラム(41)は、ここでは、フッ素樹脂などの耐食性かつ自己潤滑性を備えた合成樹脂からなる下面部分(41a)と、布入りゴムからなる上面部分(41b)とを上下に接合してある。上記の環状ダイアフラム(41)の外周縁部が、前記の蓋部材(13)と外リング(42)とを介して、上記の弁室(10)の周壁の段部(43)に保密状に固定される。また、同上ダイアフラム(41)の内周縁部が、ナット(45)と内リング(46)とを介して前記の閉止部材(15)の肩部(47)に保密状に固定される。上記の段部(43)の上面と上記の肩部(47)の上面には、それぞれ、凹部を形成してある。これに対応して、上記の環状ダイアフラム(41)の外周縁と内周縁とが、それぞれ、下向きに凸になるように形成されている。これにより、上記の環状ダイアフラム(41)の内外の周縁部を確実に保密固定できるようになっている。 【0026】上記の第2実施形態は次のように変更可能である。前記の環状ダイアフラム(41)は、2枚を接合することに代えて、3枚以上を接合したものであってもよく、さらには1枚で造ることも可能である。また、そのダイアフラム(41)は、合成樹脂またはゴム等で造ることに代えて、金属製であってもよい。 【0027】(第3実施形態)図5は、本発明の第3実施形態を示している。この第3実施形態においては、上記の第1実施形態や第2実施形態と同じ構成の部材には原則として同一の符号を付けて説明する。前述の第2実施形態と同様に、閉止部材(15)は、操作手段であるハンドル(18)によって弁座(9)に開閉操作できるように構成してある。また、上記弁室(10)の周壁と閉止部材(15)との間に、筒状の摺動部材(51)が装着されている。 【0028】この筒状摺動部材(51)はフッ素樹脂などの、耐食性かつ自己潤滑性を備えた合成樹脂からなり、上記蓋部材(13)と弁室(10)の周壁との間に挟着されている。そして、この筒状摺動部材(51)の内周面に上記閉止部材(15)を接当し、この閉止部材(15)と摺動部材(51)との間に封止具(23)を装着してある。なお、上記の摺動部材(51)は、弁室(10)の周壁と閉止部材(15)との間に装着する筒体に代えて、弁室(10)の周壁内面や閉止部材(15)の外周面に、ライニング若しくはコーティングにより一体的に被覆したものであってもよい。 【0029】上記の第1、第2、及び第3の各実施形態は、さらに次のように変更可能である。前記の操作手段は、例示したハンドル(18)に代えて、電動機や流体圧シリンダ等のアクチュエータを利用可能である。また、前記の伝動具は、例示したネジ式スピンドル(17)に代えて、上記アクチュエータと前記の閉止部材(15)とを連結するロッドであってもよい。さらには、上記の伝動具は、上記の閉止部材(15)とは別体に形成することに代えて、その閉止部材(15)と一体に形成することも可能である。容器(1)に収容する流体は、液体に代えて、液化ガスまたは圧縮ガスであってもよい。また、本発明が適用される流体は、燻蒸剤に限定されるものではなく、種々の流体に適用できることは勿論である。 【0030】 【発明の効果】本発明は上記のように構成されることから、次の作用効果を奏する。 【0031】例えば特殊な土燻蒸剤のように、空気に触れるとタール状となって残留固化する流体を容器弁に使用した場合には、その容器弁の閉止部材の外周面に残留物が付着する虞がある。請求項1の発明では、上記の操作手段によって上記の閉止部材を閉じ位置から開き位置に切換えるとき及び上記の開き位置から閉じ位置へ切換えるときに、その閉止部材の外周面に付着した残留物を前記の環状スクレーパが掻き落す。このため、上記の閉止部材と前記ガイド孔との間に上記の残留物が侵入することを防止して、その閉止部材を長期間にわたって円滑に開閉できる。しかも、上記の閉止部材と上記の伝動具との少なくとも一方と、上記ガイド孔と上記のスクレーパの内周面との少なくとも一方との間に装着した、上記封止具によって弁室の保密状態を維持できるので、その弁室内の流体が外部へ漏れるのを確実に防止できる。 【0032】請求項2の発明によれば、上記の操作手段によって伝動具を介して閉止部材を開き移動できるので、前述した従来構造とは異なり、弁室内に開弁バネを装着しなくてすむ。このため、弁室内に装着される部品の点数が少なくなると共に、その弁室内の装着構造が簡素になる。その結果、特殊流体の残留物による弊害を大幅に軽減でき、容器弁を長期間にわたって円滑に開閉できる。 【0033】請求項3の発明によれば、閉止部材と弁室の周壁との間に自己潤滑性の合成樹脂からなる摺動部材を設けてあるので、この摺動部材と上記閉止部材との間に入り込んだ上記特殊流体の残留物は、この摺動部材から容易に剥離される。その結果、閉止部材の作動を阻害する等の、特殊流体の残留物による弊害が大幅に軽減され、容器弁を長期間にわたって円滑に開閉できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591038602 【氏名又は名称】株式会社ネリキ
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| 【出願日】 |
平成12年10月6日(2000.10.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068892 【弁理士】 【氏名又は名称】北谷 寿一 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−173801(P2001−173801A) |
| 【公開日】 |
平成13年6月29日(2001.6.29) |
| 【出願番号】 |
特願2000−306921(P2000−306921) |
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