トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F16 機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段




【発明の名称】 通水口付バルブ
【発明者】 【氏名】安田 正人

【氏名】古塩 政雄

【氏名】臼井 春範

【要約】 【課題】製造が容易で、管路内の点検も容易に行うことができる通水口付バルブを提供する。

【解決手段】両端に管路接続用フランジ11を有する管体12の長さ方向中央部にバルブ本体部17を設けるとともに、該バルブ本体部17と前記管路接続用フランジ11との間に、管体12から垂直に分岐した直管状の通水管19を設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 両端に管路接続部を有する管体の長さ方向中央部に、該管体内の流路を開閉する弁体を備えたバルブ本体部を設けるとともに、該バルブ本体部と前記接続部との間の管体に、該管体から分岐した直管状の通水管を設けたことを特徴とする通水口付バルブ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通水口付バルブに関し、詳しくは、管路内の洗浄を行う際に使用する通水口を設けた通水口付バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】管路内の洗浄を行う際に使用する通水口を一体に備えた通水口付バルブとして、特公平3−40264号公報に記載されたものが知られている。この通水口付バルブは、両端に接続フランジを有する弁箱の上部に、管路内に通水口によって開口する通水管を弁箱上部に一体形成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の通水口付バルブは、両端の接続フランジ間の距離が短い通常の弁箱に通水管を一体形成しているため、通水管の先端にフランジ等の止着手段を設けるためには、弁箱外胴との干渉を避けて通水管先端の止着手段(フランジ)を水平にするためには、通水管を屈曲させる必要があった。
【0004】このように通水管が屈曲していると、製造工程が煩雑になりやすく、また、通水管から管路内を覗いて点検することができないという難点があり、さらに、高さを低くすることも困難であった。
【0005】そこで本発明は、製造が容易で、管路内の点検も容易に行うことができる通水口付バルブを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明の通水口付バルブは、両端に管路接続部を有する管体の長さ方向中央部に、該管体内の流路を開閉する弁体を備えたバルブ本体部を設けるとともに、該バルブ本体部と前記接続部との間の管体に、該管体から分岐した直管状の通水管を設けたことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の通水口付バルブの一形態例を示す一部断面正面図である。この通水口付バルブは、両端に管路接続部となる管路接続用フランジ11を有する管体12の長さ方向中央部に、弁座13と、該弁座13の上方に突設した弁体収容部14と、該弁体収容部14を貫通して設けた弁棒15と、該弁棒15の回動操作により前記弁座部分と弁体収容部内とに移動して前記管体内の流路を開閉する弁体16とを備えた内ネジ式仕切弁からなるバルブ本体部17を設けるとともに、両側の管路接続用フランジ11とバルブ本体部17との間の管体12に、該管体12から前記弁体収容部14の突出方向と同じ上方に分岐突出し、先端に接続部となるフランジ18を有する直管状の通水管19を設けている。
【0008】前記管路接続用フランジ11には、水道管路等を形成する前後の配管20,20がそれぞれフランジ接合によって接続されている。バルブ本体部17となる内ネジ式仕切弁は、弁棒15の上端に取付けられているキャップ15aに開栓器を装着し、開栓器を操作して弁棒15を回動することにより、弁体16に取付けられている雌ネジ駒16aを介して弁体16を上下方向に移動させ、流路の開閉を行うように形成されている。
【0009】前記通水管19は、管体12に開口する通水口19aから、管体12の軸線に対して垂直に、かつ、前記弁体16の移動方向に平行な方向に分岐した直管からなるものであって、先端(上端)のフランジ18は、前記弁体収容部14の弁蓋14aを装着する弁箱フランジ14bと略同高さに設けられている。この通水管19の径は任意であるが、一般的な消火栓を装着可能な径及びフランジ形状であることが好ましい。
【0010】また、前記通水管19のフランジ18には、塞ぎ板を取付けて通常時は通水管19を塞いでおき、管路内の洗浄を行う際に塞ぎ板を取外して洗浄水導入管や排出管を接続するようにしてもよく、図1に示すように、消火栓21や空気弁22、その他のストップ弁や圧力計等を取付けておくこともできる。また、図2に示すように、通水管19は、バルブ本体部17の片側のみに設けることもできる。
【0011】このように仕切弁等のバルブ本体部17の両側あるいは片側に通水管19を設けて通水口付バルブを形成することにより、従来の屈曲した通水管を有する通水口付バルブに比べて製造が容易になるとともに、管体12内を直接覗くことができるので管路内の点検も容易に行うことができる。
【0012】また、通水管19は、その高さ寸法に関係なく先端のフランジ18を水平方向に形成することができるので、適当な高さ寸法に設定することにより、消火栓21や空気弁22を装着した状態で浅層埋設に対応することができる。さらに、管体12内に突出するような計測器の取付けにも利用することができ、図1に示す空気弁22のように、フロート弁部分22aが取付フランジ22bより下方に突出する空気弁の装着も可能である。
【0013】なお、内ネジ式仕切弁、消火栓及び空気弁は、従来から用いられている各種構造のものを使用することができるので、その詳細な図示や説明は省略する。また、各接続部には上記フランジ以外の接続構造を採用することもできる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の通水口付バルブによれば、製造が容易で管路内の点検も容易に行えるとともに、浅層埋設にも対応でき、各種計測器の取付けにも利用することができる。
【出願人】 【識別番号】390014074
【氏名又は名称】前澤工業株式会社
【出願日】 平成11年10月22日(1999.10.22)
【代理人】 【識別番号】100086210
【弁理士】
【氏名又は名称】木戸 一彦 (外1名)
【公開番号】 特開2001−124237(P2001−124237A)
【公開日】 平成13年5月11日(2001.5.11)
【出願番号】 特願平11−300623