| 【発明の名称】 |
バルブ装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】岩崎 仁
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| 【要約】 |
【課題】チェック弁とロジック弁とが一つのバルブユニットとして組み込まれているバルブ装置において、該バルブ装置の小型化を計る。
【解決手段】ロジック弁11とチェック弁12とを、同軸上で軸方向移動自在に内外嵌合する構成にした。すなわちロジック弁11の弁体内に同心的に凹部を作りこの凹部内を摺動移動可能なようにチェック弁12の弁体を収納した。これによりロジック弁体、チェック弁体は一体的でありながら相対移動が可能となり、それぞれの機能を果すことが可能でありながらコンパクトな構成となった。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 チェック弁とロジック弁とを一つのバルブユニットに組み込んで構成されるバルブ装置において、前記チェック弁を構成する第一弁体とロジック弁を構成する第二弁体とを、同一軸上で軸方向移動自在に内外嵌合して構成したことを特徴とするバルブ装置。 【請求項2】 請求項1において、バルブ装置は、重量物の上下動を行う油圧シリンダの油圧回路に配設され、かつ、重量物の下降時におけるメータアウト制御を行う制御弁が組込まれている一方、ロジック弁は、制御弁のメータアウト制御時には油圧シリンダからの排出油路を開放するが、非制御時には該排出油路を閉鎖するものであり、またチェック弁は、重量物の上昇時における油圧シリンダへの圧油供給路を開放するが、該油路を経由しての油の排出は阻止するものであることを特徴とするバルブ装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の作業用機械に設けられるバルブ装置の技術分野に属するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、油圧ショベル等の作業用機械には種々のバルブ装置が設けられるが、これらバルブ装置のなかには、例えばブーム用シリンダの油圧回路に設けられる自重降下防止用のバルブ装置の如く、ブーム下降操作がなされていない状態でのブーム用シリンダからの下降側排出油路を遮断する自重降下防止用のロジック弁と、ブーム上昇時におけるブーム用シリンダへの油の流れを許容するが、逆方向の流れは阻止するチェック弁とを、一つのバルブユニットに組込んだものがある。そして、この様にロジック弁とチェック弁とが一つのバルブユニットに組込まれたバルブ装置として、従来、図5に示すごとく、バルブボディ29内にロジック弁30とチェック弁31とを分散して配置したものが知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前記従来のバルブ装置は、前述したようにロジック弁とチェック弁とが分散して配置されていたから、どうしてもバルブ装置が大きくなってしまうという問題がある。特に、バルブ装置が自重降下防止用のものである場合には、油圧シリンダに直付けで装着されることになるから、なるべく小型であることが要求され、ここに本発明が解決しようとする課題があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実情に鑑み、これらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、チェック弁とロジック弁とを一つのバルブユニットに組み込んで構成されるバルブ装置において、前記チェック弁を構成する第一弁体とロジック弁を構成する第二弁体とを、同一軸上で軸方向移動自在に内外嵌合して構成したものである。そして、この様にすることにより、バルブ装置の小型化を達成でき、バルブ装置が油圧シリンダに直付けされる場合等に有用である。さらに本発明のバルブ装置は、重量物の上下動を行う油圧シリンダの油圧回路に配設され、かつ、重量物の下降時におけるメータアウト制御を行う制御弁が組込まれている一方、ロジック弁は、制御弁のメータアウト制御時には油圧シリンダからの排出油路を開放するが、非制御時には該排出油路を閉鎖するものであり、またチェック弁は、重量物の上昇時における油圧シリンダへの圧油供給路を開放するが、該油路を経由しての油の排出は阻止するものである場合等に実施できる。 【0005】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図面において、1は本発明が実施されたバルブ装置であって、該バルブ装置1は、本実施の形態では、油圧ショベルのブーム(図示せず)を揺動させるためのブームシリンダ2の油圧回路に、自重降下防止用として配設されている。 【0006】図1に、前記ブームシリンダ2の油圧回路を示すが、該図1において、3はメインポンプ、4はパイロットポンプ、5は油タンク、6はコントロールバルブ、7はパイロットバルブ、8はブーム用操作具であって、これら各部材装置3〜8は油圧ショベルの上部旋回体に搭載されている。また、前記バルブ装置1は、ブームシリンダ2に直付けで装着されている。 【0007】前記コントロールバルブ6は、第一〜第六ポート6a〜6fおよび上昇側、下降側のパイロットポート6g、6hを有する三位置切換弁であって、このものの第一ポート6aは油タンク5に、第二、第三ポート6b、6cはメインポンプ3に、第四ポート6dは前記バルブ装置1を経由してブームシリンダ2の上昇側油室2aに、第五ポート14eはブームシリンダ2の下降側油室2bに、第六ポート6fは油タンク5にそれぞれ接続されている。そしてこのコントロールバルブ6は、両パイロットポート6g、6hにパイロット圧が入力されていない状態では、ブームシリンダ2への圧油の供給排出を行わない中立位置Nに位置しているが、上昇側パイロットパート6gにパイロット圧が入力されることにより、メインポンプ3からの圧油をバルブ装置1を経由してブームシリンダ2の上昇側油室2aに供給する一方、下降側油室2bからの排出油を油タンク5に流す上昇側位置Xに切換り、これによりブームシリンダ2が伸長してブームが上昇するように構成されている。また、下降側パイロットパート6hにパイロット圧が入力されたときには、コントロールバルブ6は、メインポンプ3からの圧油を下降側油室2bに供給する一方、上昇側油室2aからの排出油をバルブ装置1を経由して油タンク5に流す下降側位置Yに切換り、これによりブームシリンダ2が縮小してブームが下降するように構成されている。 【0008】また、前記パイロットバルブ7は、上昇側パイロットバルブ7Aと下降側パイロットバルブ7Bとから構成されている。そして、ブーム用操作具8を上昇側または下降側に操作することにより、該操作された側のパイロットバルブ7Aまたは7Bからパイロット圧が出力され、該パイロット圧が前記コントロールバルブ6の上昇側、下降側パイロットポート6g、6hにそれぞれ入力されるようになっているが、さらに、下降側パイロットバルブ7Bから出力されたパイロット圧は、後述するように、バルブ装置1にも入力されるように構成されている。 【0009】一方、前記バルブ装置1について、図1〜図4に基づいて説明すると、該バルブ装置1のボディ9には、スプール弁10(本発明の制御弁に相当する)の弁体(以下、該弁体をスプール弁10と称する)、ロジック弁11の弁体(本発明の第二弁体に相当し、以下、該弁体をロジック弁11と称する)、チェック弁12の弁体(本発明の第一弁体に相当し、以下、該弁体をチェック弁12と称する)、これら弁10、11、12をそれぞれ押圧する第一、第二、第三弾機13、14、15が組込まれると共に、ブームシリンダ2の上昇側油室2aに接続されるシリンダ上昇側接続口16、ブームシリンダ2の下降側油室2bに接続されるシリンダ下降側接続口17、コントロールバルブ6の第四ポート6dに接続されるコントロールバルブ接続口18、下降側パイロットバルブ7Bに接続されるパイロット接続口19、油タンク5に接続されるドレン接続口20、さらに後述する油室、油路等が形成されている。尚、以下の説明において、上下左右は、図2〜図4における位置や方向を示すものであって、実際の位置や方向を示すものではない。 【0010】前記スプール弁10は、ボディ9に形成された第一スリーブ部9aに軸方向(左右方向)移動自在に支持されているが、該スプール弁10の左端面10aは、前記パイロット接続口19に連通するパイロット油室21に臨んでいる。また、スプール弁10の右側部は、ドレン接続口20に連通する第一弾機収納室22に収納されている。 【0011】そして前記スプール弁10は、パイロット油室21にパイロット圧が入力されていない状態では、第一弾機収納室22に収納された第一弾機13の押圧力を受けて、スプール弁10に形成された規制面10bが第一スリーブ部9aの右端部に形成される規制受部9bに接当してこれ以上の左方への移動が規制される最左端位置(該位置を、スプール弁10の閉鎖位置Xと称する)に位置していて、後述するメータリング油路A、再生油路Bおよびドレン油路Cを閉じ、かつシリンダ圧導入油路Dを開いているが、パイロット油室21にパイロット圧が入力されることにより、前記第一弾機13の押圧力に抗して右方に移動して(該右方に移動した位置を、スプール弁10の開放位置Yと称する)、前記メータリング油路A、再生油路Bおよびドレン油路Cを開き、かつシリンダ圧導入油路Dを閉じるように構成されている。 【0012】ここで、前記メータリング油路Aは、シリンダ上昇側接続口16に後述する開放位置Yのロジック弁11および第一油路23を介して連通される第二油路24と、コントロールバルブ接続口18に連通される第三油路25とを、スプール弁10の外周面部に切欠き形成される軸方向を向いた第一油溝10cを介して連通する油路であって、該メータリング油路Aの開度量は、パイロット油室21に入力されるパイロット圧、つまりブーム用操作具8の操作に基づいて下降側パイロットバルブ7Bから出力されるパイロット圧に対応して調節される。そして、該メータリング油路Aが閉じている状態では、第二油路24から第三油路25への油の流れは阻止されるが、メータリング油路Aが開くことにより、ブーム下降時においてブームシリンダ上昇側油室2aから排出される油を、シリンダ上昇側接続口16、開放位置Yのロジック弁11、第一油路23、第二油路24、メータリング油路A、第三油路25、およびコントロールバルブ側接続口18を経由してコントロールバルブ第四ポート6dに流すことができるようになっており(図4参照)、これにより、ブーム下降時におけるメータアウト制御(排出油の流量制御)が行われる構成になっている。 【0013】また再生油路Bは、前記第二油路24とシリンダ下降側接続口17とを、スプール弁10の外周面部に切欠き形成される軸方向を向いた第二油溝10dを経由して連通する油路であって、該再生油路Bが閉じている状態では、第二油路24からシリンダ下降側接続口17への油の流れは阻止されるが、再生油路Bが開くことにより、ブーム下降時におけるブームシリンダ上昇側油室2aからの排出油の一部を、シリンダ上昇側接続口16、開放位置Yのロジック弁11、第一油路23、第二油路24、再生油路B、およびシリンダ下降側接続口17を経由してブームシリンダ下降側油室2bに再生供給することができるようになっている(図4参照)。 【0014】さらにドレン油路Cは、後述の第二弾機収納室26に連通する第四油路27と第一弾機収納室22とを連通する油路であって、該ドレン油路Cが閉じている状態では、第四油路27から第一弾機収納室22への油の流れは阻止されるが、ドレン油路Cが開くことにより、第二弾機収納室26の油を、第四油路27、ドレン油路C、第一弾機収納室22、ドレン側接続口20を経由して油タンク5に流すことができるようになっている(図4参照)。 【0015】さらにまた、シリンダ圧導入油路Dは、シリンダ上昇側接続口16に連通する第五油路28と前記第四油路27とを連通する油路であって、該シリンダ圧導入油路Dが閉じている状態では、第五油路28から第四油路27への油の流れは阻止されるが、シリンダ圧導入油路Dが開くことにより、ブームシリンダ上昇側油室2aの圧力を、シリンダ上昇側接続口16、第五油路28、シリンダ圧導入油路D、および第四油路27を経由して第二弾機収納室26に導くことができるようになっている(図2参照)。 【0016】一方、前記ロジック弁11は、左端部にテーパ状のシート面11aが形成されたポペットタイプのものであって、このものは、ボディ9に形成された第二スリーブ部9cに軸方向(左右方向)移動自在に支持されているが、該ロジック弁11の軸芯部には、軸方向を向き左側が開口した中空部11bが開設されており、該中空部11bには、チェック弁12が軸方向(左右方向)移動自在に嵌合されている。また、前記第二スリーブ部9cの右側部は、ロジック弁11を左方向に押圧する第二弾機14が収納される第二弾機収納室26に構成されている。 【0017】そして前記ロジック弁11は、シート面11aが第二スリーブ部9cの左端部に形成された第一弁座部9dに接当する最左端の閉鎖位置Xに位置している状態では、シリンダ上昇側接続口16と第一油路23とを封止状に遮断しているが、ロジック弁11の左端面またはシート面11aに油圧が作用することにより右方に移動して、シリンダ上昇側接続口16と第一油路23とを連通する開放位置Yとなるように構成されている。そして、該ロジック弁11が開放位置Yに位置することにより、ブーム下降時におけるブームシリンダ上昇側油室2aからの排出油を、シリンダ上昇側接続口16、開放位置Yのロジック弁11、第一油路23を経由して第二油路24に流すことができるようになっている。また、ブーム上昇時においてコントロールバルブ第四ポート6dから供給される圧油を、コントロールバルブ側接続口18、後述する開放位置Yのチェック弁12、第一油路23、開放位置Yのロジック弁11、シリンダ上昇側接続口16を経由してブームシリンダ2の上昇側油室2aに供給することができるようになっている。 【0018】また、前記チェック弁12は、ロジック弁11と同様に左端部にテーパ状のシート面12aが形成されたポペットタイプのものであって、このものは、前述したように、ロジック弁11の中空部11baにロジック弁11と同軸となる状態で軸方向移動自在に嵌合されている。ここで、上記シート面12aが形成されるチェック弁12の左端部は、ロジック弁中空部11bよりも大径の大径部12bに形成されていて、該大径部12bは中空部11bに没入することなく中空部11bの左側開口から左方に突出するようになっている。また、前記ロジック弁中空部11bの右側部には、チェック弁12を左方向に押圧する第三弾機15が収納されている。 【0019】そして前記チェック弁12は、シート面12aがボディ9に形成された第二弁座部9eに接当する最左端の閉鎖位置Xに位置している状態では、コントロールバルブ接続口18と第一油路23とを封止状に遮断しているが、チェック弁12の左端面に油圧が作用することにより右方に移動して、コントロールバルブ接続口18と第一油路23とを連通する開放位置Yとなるように構成されている。そして、該チェック弁12が開放位置Yに位置することにより、ブーム上昇時においてコントロールバルブ第四ポート6dから供給される圧油を、コントロールバルブ接続口18、開放位置Yのチェック弁12、第一油路23、前述した開放位置Yのロジック弁11、シリンダ上昇側接続口16を経由してブームシリンダ上昇側油室2aに供給することができるようになっている。 【0020】次に、前記スプール弁10、ロジック弁11およびチェック弁12の動作について説明すると、まず、ブーム用操作具8が操作されていない状態、つまりパイロットバルブ7からパイロット圧油が出力されず、コントロールバルブ6がブームシリンダ2への圧油の供給排出を行わない中立位置Nに位置している状態では、図2に示す如く、スプール弁10は、メータリング油路A、再生油路B、ドレン油路Cをそれぞれ閉じ、かつシリンダ圧導入油路Dを開く閉鎖位置Xに位置しており、またロジック弁11はシリンダ上昇側接続口16と第一油路23とを遮断する閉鎖位置Xに位置し、さらにチェック弁12はコントロールバルブ接続口18と第一油路23とを遮断する閉鎖位置Xに位置している。この状態では、ブームシリンダ上昇側油室2aの圧力は、シリンダ上昇側接続口16から第五油路28、シリンダ圧導入油路D、および第四油路27を経由して第二弾機収納室26に導入されるが、該第二弾機収納室26に導入された圧力は、ロジック弁11を左方向に押圧する押圧力として作用し、これによりロジック弁11は閉鎖位置Xに保持される。つまり、操作具8が操作されていない状態では、コントロールバルブ6からブームシリンダ2への圧油の供給排出は行われず、ブームは停止している。このとき、ブームシリンダ2の上昇側油室2aには、ブームが負担している荷重(自重)がかかることになるが、この場合、ブームシリンダ2に直付けで取付けられるバルブ装置1に組込まれたロジック弁11が、ブームシリンダ上昇側油室2aからの排出油の通り路であるシリンダ上昇側接続口16と第一油路23とを封止状に遮断する閉鎖位置Xに保持されており、これによりシリンダ上昇側油室2aからの油の流出が阻止されることになって、例えばコントロールバルブ6からブームシリンダ2に至る配管等に漏れ等のアクシデントが発生したような場合であっても、ブームが自重により降下してしまうことを防止できるようになっている。 【0021】一方、ブーム用操作具8が上昇側に操作されると、上昇側パイロットバルブ7Aからパイロット圧が出力されてコントロールバルブ6が上昇側位置Xに切換り、これによりメインポンプ3からの圧油が、コントロールバルブ第四ポート6dを経由してバルブ装置1のコントロールバルブ接続口18に入力される。そして、該コントロールバルブ接続口18に入力された圧油がチェック弁12を右方向に移動させる力として作用することにより、チェック弁12は第三弾機15の押圧力に抗して右方に移動して、コントロールバルブ接続口18と第一油路23とを連通する開放位置Yになる。さらに、該開放位置Yのチェック弁12を経由して第一油路23に供給された圧油は、ロジック弁11を右方向に移動させる力として作用するが、この力は、前記ロジック弁11を閉鎖位置Xに保持する力よりも大きく、これによりロジック弁11は右方に移動して、第一油路23とシリンダ上昇側接続口16とを連通する開放位置Yになる(図3参照)。而して、前記コントロールバルブ第四ポート6dからコントロールバルブ接続口18に供給された圧油は、開放位置Yのチェック弁12、第一油路23、開放位置Yのロジック弁11、シリンダ上昇側接続口16を経由してブームシリンダ上昇側油室2aに供給されるようになっている。一方、ブームシリンダ下降側油室2bからの排出油は、コントロールバルブ第五ポート6eを経由して油タンク5に排出されるようになっている。 【0022】また、ブーム用操作具8が下降側に操作されると、下降側パイロットバルブ7Bからパイロット圧油が出力されてコントロールバルブ6が下降側位置Yに切換り、これによりメインポンプ3からの圧油がコントロールバルブ第五ポート6eを経由してブームシリンダ下降側油室2bに供給される。一方、前記下降側パイロットバルブ7Bから出力されたパイロット圧は、バルブ装置1のパイロット接続口19からパイロット油室21に入力され、これによりスプール弁10は右方に移動して、メータリング油路A、再生油路Bおよびドレン油路Cを開き、かつシリンダ圧導入油路Dを閉じる開放位置Yになる。この状態では、ブームシリンダ上昇側油室2aからの圧力が第二弾機収納室26に入力されず、また第二弾機収納室26の油はドレン油路Cを介して油タンク5に流れるようになっているため、ブームシリンダ上昇側油室2aの圧力がロジック弁11を左方に押圧する力として作用することがなく、而してロジック弁11は、ブームシリンダ上昇側油室2aからシリンダ上昇側接続口16に導入された圧油がロジック弁11のシート面11aに作用する力により右方に移動して、シリンダ上昇側接続口16と第一油路23とを連通する開放位置Yになる(図4参照)。これにより、ブームシリンダ上昇側油室2aからの排出油は、シリンダ上昇側接続口16、開放位置Yのロジック弁11、第一油路23を経由して第二油路24に流れ、さらに該第二油路24からメータリング油路A、第三油路25、コントロールバルブ接続口18、コントロールバルブ第四ポート6dを経由して油タンク5に流れるようになっており、而して上記メータリング油路Aによりメータアウト制御された状態でのブーム下降が行われる構成となっている。また、前記第二油路24に流れたブームシリンダ上昇側油室2aからの排出油の一部は、再生油路B、シリンダ下降側接続口17を経由してブームシリンダ下降側油室2bに再生供給されるようになっており、これによりブーム下降時における上昇側油室2aからの排出油を下降側油室2bへの供給油として有効利用できるようになっている。ここで、上記ブーム下降時において、ブームシリンダ上昇側油室2aから第一油路23に流れた油は、チェック弁12を左方向に押圧する力としてチェック弁大径部12bの右端面に作用し、これによりチェック弁12はコントロールバルブ接続口18と第一油路23とを遮断する閉鎖位置Xに保持されるようになっている。そして、該チェック弁12が閉鎖位置Xに保持されることにより、ブーム下降時におけるブームシリンダ上昇側油室2aからの排出油が、前記メータリング油路Aを経由することなくコントロールバルブ第四ポート6dに流れてしまうことを阻止できるようになっている。 【0023】叙述の如く構成されたものにおいて、ブームシリンダ2に直付けで装着されるバルブ装置1は、ブーム下降時におけるメータアウト制御を行うためのスプール弁10、ブーム下降操作がなされていない状態でのブームシリンダ2からの下降側排出油路を遮断するロジック弁11、ブーム上昇時におけるブームシリンダ2への油の流れを許容するが、逆方向の流れは阻止するチェック弁12等が組み込まれているが、このものにおいて、前記ロジック弁11とチェック弁12とは、同一軸上で軸方向移動自在に内外嵌合する状態で設けられている。この結果、ロジック弁とチェック弁とが分散して設けられた従来のものと比べて、バルブ装置1の小型化を達成でき、特にバルブ装置1が油圧シリンダに直付けで装着されるもののような場合に、搭載性に優れることになって都合がよい。尚、本発明は、前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、例えば油圧ショベルのアームシリンダに直付けされる自重降下防止用のバルブ装置にも実施でき、さらには、ロジック弁とチェック弁とが組込まれる各種のバルブ装置において適宜実施することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000190297 【氏名又は名称】新キャタピラー三菱株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年10月22日(1999.10.22) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100085394 【弁理士】 【氏名又は名称】廣瀬 哲夫
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| 【公開番号】 |
特開2001−124226(P2001−124226A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月11日(2001.5.11) |
| 【出願番号】 |
特願平11−301074 |
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