トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F16 機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段




【発明の名称】 半導体ウェーハ処理装置用クラスタバルブ
【発明者】 【氏名】トアン キュー. トラン

【要約】 【課題】チャンバ本体と排気装置組立体との間の、より緻密な設計と熱伝導の改善を提供することにより設備メンテナンスを容易にする代替を提供する。

【解決手段】バルブ組立体200は、内部弁座と複数のアダプタポートを有するバルブ本体202を備える。非金属封止材料が、隣接の真空部品の合わせ面間の真空封止を提供し、合わせ面間の物理的直接接触が、バルブ組立体200内での良好な熱伝導を確保する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 バルブ組立体であって:内部弁座と複数のアダプタポートとを有するバルブ本体と;前記内部弁座と封止接触を可能にするよう第1の前記アダプタポートで前記バルブ本体へ一体に接続される第1バルブと;第2の前記アダプタポートで前記バルブ本体へ接続される第2バルブと;を備え、有効な真空封止のために隣接する合わせ面間に配設された封止材料を伴って、物理的直接接触が、前記アダプタポートと前記第1および第2バルブとのそれぞれの合わせ面間に維持される、バルブ組立体。
【請求項2】 前記バルブ本体と、前記第1および第2バルブとの間の有効な真空封止は、前記合わせ面に提供される溝内に配設される非金属封止材料により維持される、請求項1記載のバルブ組立体。
【請求項3】 前記第2バルブは、前記バルブ本体の第3のアダプタポートと前記第2バルブの出口との間に通路を提供するよう、入口で前記バルブ本体へ接続され、前記第1バルブが前記バルブ本体内側の前記内部弁座と封止接触にある場合、前記通路が閉鎖される、請求項1記載のバルブ組立体。
【請求項4】 前記バルブ本体は、前記第3のアダプタポートでウェーハ処理チャンバへ接続され、真空封止と実質的な物理的直接接触が、前記バルブ本体と前記ウェーハ処理チャンバとのそれぞれの合わせ面間に維持される、請求項3記載のバルブ組立体。
【請求項5】 前記ウェーハ処理チャンバと前記バルブ本体は、実質的に同じ温度に維持される、請求項4記載のバルブ組立体。
【請求項6】 前記ウェーハ処理チャンバと前記バルブ本体は、約65°Cより高い実質的に同じ温度に維持される、請求項4記載のバルブ組立体。
【請求項7】 前記第2バルブは:第1の表面で画成される第1開口と、第2の表面で画成される第2開口と、前記第1と第2開口へ接続されて中央に位置するチャンバとを有する、バルブハウジングと;前記チャンバ内側に円筒部を有するプランジャであって、前記円筒部は、前記第1開口と前記第2開口との間でガス流通を可能にする通路を画成する第1の位置と、前記第1開口と前記第2開口との間でガス流通を止める第2の位置とに配置されることが可能である、プランジャと;前記第1開口に配設される第1封止部材であって、前記第1封止部材は第1端と第2端とを有する、第1封止部材と;前記第2開口に配設される第2封止部材であって、前記第2封止部材は第1端と第2端とを有する、第2封止部材と;を備え、前記プランジャの前記円筒部は、前記第1封止部材の前記第1端と、前記第2封止部材の前記第1端と同時に封止接触を維持する、請求項2記載のバルブ組立体。
【請求項8】 前記第2バルブの前記第1と第2封止部材の前記第1端は、前記プランジャの前記円筒部に従うアーチ状表面を有する、請求項7記載のバルブ組立体。
【請求項9】 更に、前記第1封止部材の前記第1端と前記プランジャの前記円筒部との間の封止接触を維持するよう前記第1封止部材の前記第2端に対して圧力をかけるために、前記バルブハウジングの前記第1の表面へ接続される第1アダプタと;前記第2封止部材の前記第1端と前記プランジャの前記円筒部との間の封止接触を維持するよう前記第2封止部材の前記第2端に対して圧力をかけるために、前記バルブハウジングの前記第2の表面へ接続される第2アダプタと;を備える、請求項8記載のバルブ組立体。
【請求項10】 前記第1アダプタは、更に前記バルブ本体へ接続され、前記第2アダプタは、更に真空ポンプへ接続される、請求項9記載のバルブ組立体。
【請求項11】 バルブ組立体であって:内部弁座と複数のアダプタポートとを有するバルブ本体と;前記内部弁座との封止接触を可能にするよう第1の前記アダプタポートで前記バルブ本体へ一体に接続される第1バルブと;第2の前記アダプタポートで前記バルブ本体へ接続される第2バルブであって、前記第2バルブは:第1の表面で画成される第1開口と、第2の表面で画成される第2開口と、前記第1と第2開口へ接続されて中央に位置するチャンバを有するバルブハウジングと;前記バルブハウジングの前記第1の表面と封止及び物理的直接接触する第1真空アダプタと;前記バルブハウジングの前記第2の表面と封止及び物理的直接接触する第2真空アダプタと;前記チャンバ内側に円筒部を有するプランジャであって、前記円筒部は、前記第1開口と前記第2開口との間でガス流通を可能にする通路を画成する第1の位置と、前記第1開口と前記第2開口との間でガス流通を止める第2の位置とに配置されることが可能である、プランジャと;を備え、前記円筒部が前記第1と第2の位置との間に配置されている場合、前記プランジャの前記円筒部は、前記第1開口に保持されている第1封止部材と、前記第2開口に保持されている第2封止部材と同時に封止接触を維持する;第2バルブと;を備え、有効な真空封止のために隣接する合わせ面間に配設された封止材料を伴って、物理的直接接触が、前記アダプタポートと前記第1および第2バルブとのそれぞれの合わせ面間に維持される、バルブ組立体。
【請求項12】 前記第2バルブの前記第1と第2封止部材は、前記プランジャの前記円筒部に従うアーチ状形状に成され、前記プランジャの前記円筒部は、前記プランジャの回転により前記第1の位置と前記第2の位置との間に配設され得る、請求項11記載のバルブ組立体。
【請求項13】 前記バルブ本体は、前記複数のアダプタポートの内の1つでウェーハ処理チャンバへ接続される、請求項11記載のバルブ組立体。
【請求項14】 ウェーハ処理チャンバ用バルブ組立体であって:バルブ本体であって、前記バルブ本体は、内部弁座と複数のアダプタポートを有するバルブ本体と;前記内部弁座との間で封止接触を可能にするよう第1の前記アダプタポートで前記バルブ本体へ一体に接続される第1バルブと;第2の前記アダプタポートで前記バルブ本体へ接続される第2バルブと;を備え、前記バルブ本体は、更に、前記バルブ組立体を前記ウェーハ処理チャンバの前記排気ポートと実質的に等しい温度に維持する、真空封止手段により前記ウェーハ処理チャンバの排気ポートへ接続される;ウェーハ処理チャンバ用バルブ組立体。
【請求項15】 前記真空封止手段は、前記バルブ本体および前記ウェーハ処理チャンバの隣接する合わせ面間に配設される封止材料を備え、物理的直接接触が、前記隣接する合わせ面間に維持される、請求項14記載のバルブ組立体。
【請求項16】 前記封止材料が非金属であり、前記隣接する合わせ面の内の1つに提供される溝内に配設される、請求項15記載のバルブ組立体。
【請求項17】 前記バルブ組立体の前記温度は約65°Cより高い、請求項14記載のバルブ組立体。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェーハ処理装置で用いられる真空バルブ組立体に関し、より詳細にはクラスタバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマエッチングや化学的気相成長(CVD)などの半導体ウェーハプロセスは、大気圧以下の条件で行われることが多い。ウェーハ処理において最高性能を確保するよう、反応副生成物を真空引き排出してプロセスチャンバへの反応性ガスの新気供給を維持するために、排気装置組立体の効果的な操作が必要とされる。図1は、チャンバ本体101へ接続された典型的な排気装置組立体100を概略的に示す。排気装置組立体100は、例えば真空引き操作の制御のための隔離バルブ104とスロットルバルブ106とを有する真空カプラー102を備える。診断付属装置(図示せず)も、バルブ108を介して真空カプラー102へ接続できる。スロットルバルブ106が真空引き操作の制御を可能にする一方、隔離バルブ104は、プロセスチャンバ本体101を真空引きフォアライン (pumping foreline) 110から隔離することに使用される。真空部品のフランジ間の真空封止を提供するために、普通にはO−リングシールが使用される。O−リングシールを取入れた真空フランジ結合の現行の設計は、通常、合わさる真空フランジ間にスペースを残すようにしている。これは、図1で、チャンバ本体101、真空カプラー102、隔離バルブ104、およびスロットルバルブ106間の隙間112、114、および116で示される。非金属O−リング材料は、熱不良導体でもある。その場合、隔離バルブ104やスロットルバルブ106等の排気装置組立体100における部品とプロセスチャンバ本体101との間の熱伝達は最少となる。
【0003】多くのCVD用途において、プロセスガスおよび副生成物は、不揮発性または容易に凝固可能であることが多く、結果として、チャンバ本体101または排気装置組立体100の内面に望ましくない堆積物を生じ得る。例えば、テトラエチルオルソシリケート(TEOS)とオゾン(O3)の反応を用いるケイ素堆積では、TEOSと反応副生成物は、排気装置組立体100の冷たい内部表面上に凝固する傾向がある。これらの堆積物の蓄積は、隔離バルブ104やスロットルバルブ106等の真空部品を詰まらせて、真空引き排出能力およびプロセス性能の劣化の一因となる。約200torrの圧力で、TEOSは約65°C未満の温度で凝固する。従って、これらの堆積物の形成を最少化するようチャンバ本体101および排気装置組立体100を多少高い温度に維持するのが通例である。例えば、チャンバ本体101は、チャンバーライナーに埋設した抵抗ヒータ(図示せず)により加熱可能である。一定の用途では、ウェーハ支持ペデスタルを最適処理温度に維持するよう使用されるヒータも、チャンバ本体101を加熱することに寄与できる。排気装置組立体100は、普通には、種々の真空部品の周囲の加熱テープまたはカートリッジヒータ(図示せず)により外部から加熱される。しかし、これらのヒータは、間違いなく、排気装置組立体100のコストと、操作の複雑さを増す。加熱されたチャンバ本体101と排気装置組立体100との間の熱伝導が改善できれば、排気装置組立体100のための外部ヒータの必要性を排除できる。
【0004】加熱に加えて、プロセスチャンバ101と排気装置組立体100は、熱条件またはプラズマ条件のいずれかで、塩素(Cl2)またはフッ化窒素(NF3)ガスを使用する定期的なドライ洗浄手順にもさらされる。スロットルバルブ106は、排気装置組立体100の最下流に位置するので、反応性洗浄ガスの減損が部分的に原因して、例えば、隔離バルブ104ほど効果的に洗浄されないかもしれない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、チャンバ本体101と排気装置組立体100間のより緻密な設計と熱伝導の改善を提供することによって設備メンテナンスを容易にする代替に対するニーズが依然としてある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、効果的なメンテナンスと熱伝導の改善のために設計された真空排気装置組立体である。排気装置/バルブ組立体は、他の真空部品への接続のための内部弁座と幾つかのアダプタポートを有するバルブ本体を備える。物理的直接接触が、隣接する合わせ面間に維持されて、真空部品間の良好な熱伝導を確保する。
【0007】このバルブ組立体がウェーハ処理装置用の排気装置組立体として使用される場合、バルブ本体は、チャンバ内面への望ましくない堆積物を最少化するよう高温に維持されるプロセスチャンバへ直接に接続される。本実施の形態は、外部ヒータを必要とせず、排気装置組立体全体を実質的に同じ高温に維持することを可能にする。本発明の緻密な設計は、排気装置組立体におけるバルブ部品のより効率的なドライ洗浄ももたらす。
【0008】本発明の教示は、添付図面に関連させて、以下の詳細な説明を熟慮することにより容易に理解できる。理解を容易にするために、図で共通な同一構成要素を指示するために可能な限り、同一の符号を使用した。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、排気システムの設計において2点の方策を取り入れる。第1に、隣接部品間の真空結合は、(金属と金属の)実質的な物理的直接接触を有するように設計され、合わせ部品間のスペースを排除する。その場合、排気装置組立体における個々の真空部品とチャンバ本体101との間に良好な熱接触を達成できる。第2に、緻密なクラスタバルブ設計が採用され、バルブ、例えば、隔離バルブ及びスロットルバルブ104、106をチャンバ本体101へ可能な限り近接して取付けることを可能にする。これは、排気装置組立体全体にわたって反応性核種の利用を確保することにより、ドライ洗浄効率を改善する。
【0010】図2は、本発明の排気装置組立体200のクラスタバルブ設計の概略図である。クラスタバルブ/排気装置組立体200は、半導体ウェーハ処理装置(図示せず)のチャンバ本体101へ直接に接続される。クラスタバルブ組立体200は、単一のバルブ本体202へ取付られた幾つかのバルブ204、206、および208を備える。例えば、バルブ208は、排気装置組立体200へ接続される洩れ試験または診断装置(図示せず)等の付属品を許容する手動バルブであってもよい。真空引きフォアライン210は、例えば、スロットルバルブであってもよいバルブ206へ接続される。
【0011】
【クラスタバルブ組立体】図3aは、本発明のクラスタバルブ組立体200の、部分的に分解した斜視図を概略で示し、バルブ本体202、隔離バルブ204、およびスロットルバルブ206を備える。図4aは、バルブ本体202の別の斜視図を示し、図4bは、図3aの線4−4'に沿うバルブ本体202の断面図を示す。実施の形態の1つでは、アダプタプレート326を使用して、スロットルバルブ206をバルブ本体202へ結合する。しかしながら、オプションとして、アダプタプレート326は、スロットルバルブ206の一体の一部分として、例えばフランジとして設計されてもよい。
【0012】図3a、4a、および4bに示すように、バルブ本体202は、中空円筒に類似しており、円筒形側面部300を有し、バルブ本体202の種々の部分302、304、306、402で画成される開口312、314、316、412を有する。これらの開口312、314、316、412は、フランジ302、304、306および凹部402と共に、バルブ本体202に対する「アダプタポート」と一般に称される。本実施の形態は、これらのアダプタポートの設計融通性を例証するものであり、アダプタポートは、異なる大きさと形状を取ることができ、外部に取付けられた構造(例えば、フランジ306、302)、またはバルブ本体202と一体(例えば、凹部402)に構成できる。上フランジ302は、例えば、バルブ本体202を半導体ウェーハ処理装置のチャンバ本体101へ結合するよう使用される。側面フランジ306は、アダプタプレート326を介してスロットルバルブ206を取付けるために使用され、下フランジ304は隔離バルブ204へ結合することを可能にする。他のアダプタポートと同様に、図4aに示す平坦な凹部402は、他の真空部品、例えば、図2の手動バルブ208へ接続するために提供される取付け孔414を有する。
【0013】バルブ本体202は、隔離バルブ204に対する封止を提供する内部弁座400も備える。1つだけの内部弁座400がこの実施の形態のバルブ本体202で提供されているが、この設計は、必要な場合、追加の弁座を収容するよう適応できる。
【0014】図3aを参照すると、バルブ本体202の上フランジ302は、開口312に外接するO−リング溝302Gを有するように構成されている。複数の貫通孔302H、この実施例では8個が、バルブ本体202をチャンバ本体101へ取付けるために設けられている。O−リング溝302Gは方形の断面を有し、2つの合わせ面が相互に結合される場合、溝302Gの内側に装着されたO−リング(図示せず)またはガスケットがフランジ302の上表面302Tの上に突出しないように設計されている。その場合、合わせ面の間に物理的直接接触があり、良好な熱接触が、2つの隣接する部品、例えば、バルブ本体202とチャンバ本体101に対して確保できる。図示の実施例のように、ケイ素の堆積のためにテトラエチルオルソシリケート(TEOS)とオゾン(O3)との間の熱反応を使用するCVDチャンバは、チャンバ内面の望ましくない堆積物を回避するよう、略65°Cより上の温度に維持されなくてはならない。従来技術と対照的に、本発明は、クラスタバルブつまり排気装置組立体200が外部のヒータまたは加熱テープを必要とせずに、65°Cを超える温度に維持されることを可能にする。クラスタバルブ組立体200における全てのO−リング接続は、同じ溝設計を使用することにより、バルブ本体202と;バルブ204、206およびアダプタプレート326を含めた他の接続真空部品との間に、金属と金属の実質的な直接接触がある。一般に、溝302Gに使用されるO−リングは、チャンバ本体101とバルブ本体202の周囲の化学的および熱的環境に適合する限り、異なる材料で作成されてもよい。例えば、Chemres O−リングは、例えば、とりわけTEOS、O3、およびNF3を含め、CVDチャンバで使用されるプロセス排気物または洗浄ガスと化学的に適合する。用語「O−リング」の使用は例示のためだけの目的であり、真空封止は、一般に、金属と非金属両方を含め他の材料と同様に、ガスケットを使用することにより遂行できる。バルブ本体202、アダプタプレート326、およびスロットルバルブのハウジング500は、部品間の熱伝導を改善するようアルミニウムで製作される。特定の用途によっては、他の材料、例えばステンレス鋼も使用できる。
【0015】バルブ本体202は、更に、スロットルバルブ206のような追加部品への接続を可能にする側面フランジ306を備えている。側面フランジ306は、バルブ本体202の円筒形側部300の相補形状に成されて溶接された凹状円筒面306CSを備えて設計されている。側面フランジ306は、バルブ本体202の円筒形側部300における側面開口318と整列する開口316(図4b参照)を持つ平坦面306FSも有する。本実施の形態では、アダプタプレート326が使用されて、側面フランジ306をスロットルバルブ206へ結合する。アダプタプレート326は、実質的に方形で、側面フランジ306の開口318と整列するよう画成された開口320を有する。図3bに示すように、アダプタプレート326は、バルブ本体202の側面フランジ306と合わせ面322上にO−リング溝326Gを有する。O−リング(図示せず)またはガスケットが、O−リング溝326Gの内側に用いられ、アダプタプレート326と側面フランジ306の平坦面306FSとの間の封止を提供する。繰返すが、O−リングは、異なる材料で作成されてもよく、例えば、Kalrez が本発明の実施の形態の1つで使用された。アダプタプレート326のもう一方の面324は(図3a参照)、開口320の周囲に環状のリップ328を有し、4個で一セットの貫通孔323が、アダプタプレート326をスロットルバルブのハウジング500へ取付けるために提供されている。別の4個一セットの貫通孔325(「外側の」セット)が、スロットルバルブ206と共にアダプタプレート326を、バルブ本体202の側面フランジ306上へ、対応するタップ孔305を通して取付けるために使用される。
【0016】
【スロットルバルブ】図5aは、スロットルバルブ206の分解斜視図を示す。スロットルバルブ206は、ハウジング500、ハウジング500の内側に配設されたプランジャ540、ハウジングフランジアダプタ520、および、多種の座金やインサート(560、562、564;と570、572、574)を備える。図5bは、スロットルバルブハウジング500の別の斜視図を示し、図5cは、組立てられたスロットルバルブ206の断面略図を示す。ハウジング500は、実質的に立方体形状であり、3つの表面510、512、と514に配設された3つの開口530、532、534へ接続された中央チャンバ505を有する。表面514(図5a参照)は方形であり、開口534に外接するO−リング溝514Gを有する。表面514は、円形フランジ524へ接続された実質的に正方形のフランジ522を備えるフランジアダプタ520へ結合される。溝514Gの内側のO−リング584は、スロットルバルブハウジング500と、フランジアダプタ520の正方形フランジ522との間の封止を提供する。フランジアダプタ520は、正方形フランジ522上の貫通孔522Hと表面514に設けたタップ孔514Hを通すボルト(図示せず)によりハウジング500上に取付られる。テフロン(登録商標)インサート570、平座金572、およびばね574が、フランジアダプタ520とハウジング500との間でハウジング開口534の内側の所定場所に保持される。本実施の形態では、円形フランジ524は、真空引きフォアライン210へ接続されている。テフロンインサート570は、環状の円筒に似ていて、平坦な外側面570F、円筒部570C、およびアーチ形状である内側面570Aを備える。フランジアダプタ520が、ハウジング面514上へボルト止めされる場合、ばね574は、テフロンインサート570の平坦面570Fに対して平座金572を付勢して、円筒部570Cがハウジング500の中央チャンバ505の内側に突出する。円筒部570Cは、「内側」面570Aでアーチ形状に成されている。
【0017】図5bは、開口532に外接するO−リング溝512Gを有するハウジング500の(表面514に対向する)表面512を示す。適切な材料(例えば、とりわけ、Viton, Chemres, Kalrez)製のO−リング582は、スロットルバルブハウジング500とアダプタプレート326の表面324との間の封止を提供するよう使用される(図5c参照)。ハウジング500の開口532は、アダプタプレート326の環状リップ328が開口532の内側に嵌合するような大きさにされる。加えて、リッジ状のテフロン座金564、平座金562、およびテフロンインサート560が、開口532の内側に嵌合される。テフロンインサート560は、テフロンインサート570に類似しており、平坦面560F、アーチ形内側面560Aを有する環状円筒部560C、を有する。ハウジング500とアダプタプレート326は、例えば、アダプタプレート326上の貫通孔323とハウジング500の表面512上のタップ孔512Hを通すねじ(図示せず)を使用することにより取付けできる。組立てられた状態では、アダプタプレート326の環状リップ328はリッジ形状テフロン座金564を押付け、他方、該リッジ形状テフロン座金564は平座金562を押付ける。テフロン座金564のリッジ形状の設計が迎合度を提供し、平座金562とテフロンインサート560の平坦面560Fに対して実際的な付勢圧力を維持する。この能力により、テフロン座金564がばね574と同様な役割を果たす。テフロンインサート560の環状円筒部560Cも、ハウジング500の中央チャンバ505の内側に突出する。
【0018】図5bと5cに示すように、ハウジング500の表面510は、スロットルバルブ206のプランジャ540を収容する開口530を備えている。プランジャ540は、円筒部542と軸544を備える。円筒部542は、ハウジング500の内側に配置され、図5cに示すように、円筒部542が実質的にC形断面を有する切欠部または凹部545を有する。軸544は、プランジャ540をハウジング500の内側で回転させるよう駆動可能な動力伝達装置590へ接続されており、スロットルバルブ206を開閉する。プランジャ540は、軸544の周囲を封止するためのガスケット554および取付板550とハウジング500との間を封止するためのO−リング552を組込んだ取付け組立体550によりハウジング500の内側に固定される。図5cに示すように、スロットルバルブ206がアダプタプレート326上にボルト止めされ、O−リング582が真空封止を提供する場合、(金属と金属の)直接の物理的接触が、隣接する合わせ面間、すなわち、アダプタプレート326の表面324とハウジング500の表面512との間に維持される。その場合、良好な熱伝導が、スロットルバルブ206とアダプタプレート326との間で、従って、バルブ本体202とで達成される。
【0019】テフロンインサート560、570の環状円筒部560C、570Cは、両方共、プランジャ540の円筒部542に相補的(または、従形)であるアーチ形に成されている。ギアボックス590が、プランジャ540をその垂直軸P−P'のまわりで回転させるように、スロットルバルブ206を作動させる場合(図5a参照)、物理的直接接触(つまり真空封止)が、円筒部542とテフロンインサート560、570との間に維持される。一般に、テフロンインサート560、570は、「封止部材」とも称せられる。スロットルバルブ206が開の場合、凹部545は、開口532、534と縦に整合される。その場合、排出ガスがスロットルバルブ206を通し流れるよう、通路が提供される。スロットルバルブ206が閉の場合、プランジャ540の円筒部542は、例えば、開位置から約90度回転される。閉位置では、図5cに示すように、凹部545は、もはや開口532、534と整合されず、スロットルバルブ206の開口532と534との間に通路は無い(すなわち、排出ガスの流通が防止される)。このように、バルブ本体202と隔離バルブ204は、真空引きフォアライン210からスロットルバルブ206により閉鎖隔離される。
【0020】
【隔離バルブ】図3aに戻り参照すると、バルブ本体の下フランジ304は、例えば、MKS Instruments から部品番号 100010102LPV-50-Sqr として購入できる、隔離バルブ204へ適合できるよう機械加工されている。隔離バルブ204は、この実施の形態では空圧バルブであり、バルブシリンダ352へ接続されたバルブステム350、およびバルブ本体202の下フランジ304と直接合わさる取付フランジ354を備える。取付フランジ354は、バルブ本体202の円筒側部300の内側に嵌合する大きさの円形突出部356を備える。図4bに示すように、例えば、Viton でできたO−リング404が、フランジ354の突出部356の周辺356Cの周りに嵌合して、フランジ354と、バルブ本体202の内側に提供されている肩部414との間の真空封止を提供する。隔離バルブ204は、常時閉バルブとして構成されているので、O−リング402を収容するようその上部350Tに(方形断面を持つ)溝350Gを有するバルブステム350は、バルブ本体202の内側の弁座400に対して常時封止されている。その場合、隔離バルブ204は、バルブ本体202へ一体に接続される。他の適切な材料も他の用途に対して使用できるが、この実施の形態で使用されるO−リング402は Chemres でできている。図4bに示すように、内部の弁座400は、バルブ本体202の側面開口318の少し上に位置しており、それにより、(想像線で示す)隔離バルブ204が閉の場合、バルブ本体202の上部開口312は、側面開口318から封止され離されている。従って、半導体ウェーハ処理装置のチャンバ本体101は、スロットルバルブ206から隔離できる。隔離バルブ204を開くために、バルブシリンダ352は圧縮空気で充填され、該圧縮空気が、弁座400から引離すよう付勢ばね(図示せず)に抗して下方へバルブステム350を移動させる。その場合、側面開口318は、バルブ本体の上部開口312へ接続されて、排出ガスが通り抜ける通路を提供する。
【0021】クラスタバルブ/排気装置組立体200で使用される全てのO−リング溝接続は、隣接する部品間で実質的に金属と金属の接触を可能にするよう設計されているので、良好な熱伝導が、チャンバ本体101と、スロットルバルブ206を含む、全体の排気装置組立体200との間に維持できる。例えば、本発明を使用すると、スロットルバルブ206は、チャンバ本体101と実質的に同じ温度に、例えば、65°Cより上に、外部ヒータを必要とせず、容易に維持できる。高温に維持されるバルブ組立体200により、組立体200の緻密な設計は、スロットルバルブ206のドライ洗浄の効率も高める。その場合、排気装置組立体200の内面への望ましくない堆積物の形成は最少化でき、排気装置組立体200の頻繁な洗浄、またはメンテナンスの必要性を減らすことにより、ウェーハ処理装置の操作を改善する結果となる。
【0022】本発明の教示を取入れる幾つかの好ましい実施の形態が詳細に図示され説明されたが、この技術に精通する者は、これらの教示を依然取入れる多くの他の変更された実施の形態を容易に考案できる。
【出願人】 【識別番号】390040660
【氏名又は名称】アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】APPLIED MATERIALS,INCORPORATED
【出願日】 平成12年5月25日(2000.5.25)
【代理人】 【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹 (外1名)
【公開番号】 特開2001−108130(P2001−108130A)
【公開日】 平成13年4月20日(2001.4.20)
【出願番号】 特願2000−155024(P2000−155024)