| 【発明の名称】 |
混合弁 |
| 【発明者】 |
【氏名】広田 久寿
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| 【要約】 |
【課題】吐水温度および吐水量の調整を同時に実現した低コストの混合弁を目的とする。
【解決手段】混合弁ユニット10は、作動棒13の回動により弁座本体15の中で水と湯との混合比を調節する機能と、作動棒13の先端に回動自在に設けられた弁体14の上下移動により弁座27と協働して止水および流量調節を行う機能とを有している。レバー12により作動棒13が回動されると、その回動位置に応じた混合比で水導入室32および湯導入室33に導入された水および湯が作動棒13の半円の切欠き空間からなる混合室にて混合され、その後、レバー12を傾動させることによる作動棒13の上下方向の高さ位置に応じた開度で混合水が吐水され、そして吐水口へと導かれる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 湯および水の混合比の調整機能と、吐水流量の調整機能と、止水機能とを有する混合弁において、湯および水を導入する二つの入口と導入された湯および水を混合する混合室とを有する弁座本体内にて軸上で第1の弁体が回動されることにより前記二つの入口の開口比が連続的に変化される第1の弁と、前記第1の弁の下流側に配置されて前記第1の弁体に保持された第2の弁体が軸方向に往復運動されることにより前記弁座本体の弁座との間の間隔を調整して前記混合室の混合水が止水または流量調整される第2の弁と、前記第2の弁体が保持された側と反対側から前記第1の弁体に対してその軸回りの回動運動および軸方向への往復運動を与える弁体駆動部と、前記第1および第2の弁体を前記第2の弁の弁閉方向に付勢するばねと、を備えていることを特徴とする混合弁。 【請求項2】 前記弁体駆動部は、中間部に形成された球部にてシール状態で軸支されるとともに内側端部にカム部を有するレバーと、前記第1の弁体と一体に形成され、前記球部を中心とした前記レバーの揺動運動に従って前記カム部が前記第2の弁体を軸方向に往復運動させ、前記レバーの回動運動に対して前記カム部が前記第1の弁体を軸回りに回動させるようにする運動伝達部とを有することを特徴とする請求項1記載の混合弁。 【請求項3】 前記運動伝達部は、前記カム部と当接する位置に回転軸によって軸支されたローラを有することを特徴とする請求項2記載の混合弁。 【請求項4】 前記第2の弁体は、前記第1の弁体に回動自在に保持されていることを特徴とする請求項1記載の混合弁。 【請求項5】 前記第1の弁体に固設されたピストンと、前記ピストンが挿入されるよう形成されたシリンダとを有し、前記第2の弁体の弁閉位置近傍における急激な弁開閉動作を緩和するダンパ機構を備えていることを特徴とする請求項1記載の混合弁。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は混合弁に関し、特に給水および給湯の水栓を一体化した混合水栓に適用することができる混合弁に関する。 【0002】 【従来の技術】混合水栓は、湯および水を適当に混合して温度調節された温水を一つの蛇口から所望の流量で吐出することができるもので、湯と水との混合比率の調整の仕方、バルブの数、あるいは操作ハンドルの形状などにより、各種方式の混合水栓が存在している。 【0003】これら混合水栓の中で、シングルレバー式の湯水混合水栓がある。これは、バルブの開閉、吐水量、吐水温度の調整を1本のレバーハンドルの操作で可能にするものであり、これらの操作を片手で同時に行うことが容易であることから広く使用されている。 【0004】図11はシングルレバー式湯水混合水栓に使用されている混合弁の動作原理を示す図である。この混合弁は、二つのセラミックディスク1,2から構成されている。下側のセラミックディスク1は、細長い弧状の湯導入口3および水導入口4と混合水流出口5とを有し、上側のセラミックディスク2は、その中央部に大きな開口部6を有している。 【0005】これら二つのセラミックディスク1,2は、それぞれ対向する面が鏡面研削されており、下側のセラミックディスク1は固定され、上側のセラミックディスク2は図示しないレバーハンドルによってセラミックディスク1上を摺動できるようにされている。セラミックディスク1の湯導入口3は図面の面の下方部にて給湯配管に連結され、水導入口4は給水配管に連結され、混合水流出口5は吐水口に連結されている。セラミックディスク2の開口部6はその空間にて湯水混合室を構成している。 【0006】ここで、上側のセラミックディスク2が図示の位置にあるとすると、下側のセラミックディスク1の湯導入口3から湯が開口部6へ流入し、水導入口4から水が開口部6へ流入する。流入した湯水は開口部6の空間にて混合され、温水となって下側のセラミックディスク1の混合水流出口5より吐水する。次に、レバーハンドルによって上側のセラミックディスク2が回動されると、湯導入口3および開口部6を連通する流水路の断面積と水導入口4および開口部6を連通する流水路の断面積との比率が変化するため、開口部6へ流入する湯量および水量が変化し、これによって吐水温度の調整を行うことができる。たとえば、上側のセラミックディスク2が図示に位置から時計方向に回転されると、湯量が減って水量が増えることで、温水温度が低下し、逆に、図示の位置から反時計方向に回転されると、湯量が増えて水量が減ることにより、温水温度が上昇する。 【0007】さらに、レバーハンドルによって上側のセラミックディスク2を図示の位置から図の下方に摺動させると、セラミックディスク1の湯導入口3および水導入口4はセラミックディスク2によって閉止され、これにより止水が行われる。逆に、上側のセラミックディスク2を図示の位置から図の上方に摺動させていくと、その移動に伴ってセラミックディスク1の湯導入口3および水導入口4の開口面積が拡大していき、これによって混合水の吐水量が増えていくことになる。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、湯量および水量を調節することによる温度調整、止水、および吐水量調整を行う部分は耐摩擦性の高いセラミックディスクを用いているが、このセラミックディスクは、摺動面を鏡面研削しなければならないこともあって、混合弁の構成部材の中で非常に高価な部材となっており、混合弁、さらにはこの混合弁を組み込んだ湯水混合水栓のコストアップの要因となっているという問題点があった。 【0009】本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、吐水温度および吐水量の調整を同時に実現できる低コストの混合弁を提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解決するために、湯および水の混合比の調整機能と、吐水流量の調整機能と、止水機能とを有する混合弁において、湯および水を導入する二つの入口と導入された湯および水を混合する混合室とを有する弁座本体内にて軸上で第1の弁体が回動されることにより前記二つの入口の開口比が連続的に変化される第1の弁と、前記第1の弁の下流側に配置されて前記第1の弁体に保持された第2の弁体が軸方向に往復運動されることにより前記弁座本体の弁座との間の間隔を調整して前記混合室の混合水が止水または流量調整される第2の弁と、前記第2の弁体が保持された側と反対側から前記第1の弁体に対してその軸回りの回動運動および軸方向への往復運動を与える弁体駆動部と、前記第1および第2の弁体を前記第2の弁の弁閉方向に付勢するばねと、を備えていることを特徴とする混合弁が提供される。 【0011】このような混合弁によれば、二つの入口から導入された湯および水は、第1の弁の回動位置によって決まる混合比にてそれぞれ第1の弁体を通過し、混合室にて湯水混合される。その後、混合室の混合水は、第2の弁の往復運動の位置によって決まる流量にて第2の弁体を通過し、吐水される。これにより、弁駆動部が一体に形成された第1の弁体および第2の弁体を、まず、回動することにより吐水温度の調整が可能になり、同時に、軸方向に往復運動させることにより、温度調節された混合水の止水および吐水流量の調整が可能になる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、シングルレバー式湯水混合水栓に適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。 【0013】図1は本発明による混合弁を適用した湯水混合水栓用の混合弁ユニットの構成を示す縦断面図である。混合弁ユニット10は、円筒状のケーシング11と、このケーシング11の中に配置されたレバー12、作動棒13、弁体14、弁座本体15、ばね16およびばね受け部17とを備えている。 【0014】レバー12は、図示しないレバーハンドルによって駆動されるもので、その一部にレバー球体18が一体に形成されている。このレバー球体18は、ケーシング11の上端に一体に形成された上部軸受19とケーシング11内に設置された下部軸受20とによって、レバー球体18の中心を通るレバー12の長手方向中心線を中心にして回動可能に支持され、かつレバー球体18の中心を支点として揺動可能に支持されている。また、レバー球体18、上部軸受19および下部軸受20で囲まれた空間にパッキン21が配置されていて、レバー球体18からの水漏れを防止している。 【0015】作動棒13は、その上部に作動棒頭部22を有し、この作動棒頭部22にレバー12の下端部が挿入されていて、レバー12の回転運動および揺動運動の動きが伝えられるようになっている。 【0016】図2は作動棒の平面図である。作動棒13の作動棒頭部22は、中央に矩形の凹部23が形成され、その底部に回転軸24を持ったローラ25が遊転自在に収容されていて、レバー12の動作を受け止める運動伝達部を構成している。凹部23のローラ25が収容されている空間の上部には、レバー12の下端部が嵌合されている。このため、レバー12をその長手方向中心線を中心にして回動させることにより、その回動運動は作動棒頭部22を介して作動棒13に伝えられ、これによって作動棒13が回動させられ、混合水の温度調整を可能にしている。また、凹部23の長手方向に対しては、レバー球体18の中心を支点としたレバー12の揺動運動を許容するようになっており、その揺動運動により、レバー12の下端部がローラ25を介して作動棒13の上下運動を可能にし、これにより、止水および吐水量調整を可能にしている。 【0017】作動棒13の下方部分は、弁座本体15の中央部を貫通して収容されている。この作動棒13は、弁座本体15の上方位置に対応する位置に溝が周設され、そこにVリング26が嵌合されている。 【0018】また、作動棒13の下方先端部は、縮径されていて、そこに弁体14が作動棒13に対して回動自在に支持されている。弁体14は、弁座本体15の弁座27に対向する面にゴム28が固着され、下側には、Oリング29および保持リング30が設けられている。この弁体14は、作動棒13の下方先端部に周設された溝に嵌合されているカラー31によって作動棒13から抜けないようにされている。なお、弁体14の図示の位置は、ゴム28が弁座27から少し離れた中開状態を示している。 【0019】混合弁ユニット10の下端部には、弁座本体15に固着されたばね受け部17が配置されており、そのばね受け部17と作動棒13に嵌合されたカラー31との間にばね16が設けられている。これにより、作動棒13は常に上方に、すなわち弁閉方向に付勢されている。 【0020】弁座本体15は、その中央部に作動棒13と交差する中空部が設けられ、作動棒13を挟んで水導入室32および湯導入室33が形成されている。水導入室32は弁座本体15およびばね受け部17に形成された水導入通路34に連通され、湯導入室33は湯導入通路35に連通されている。 【0021】図3は混合弁ユニットの底面図である。この混合弁ユニット10の底面において、ばね受け部17には、水導入通路34および湯導入通路35が形成され、ばね受け部17のない開口部分は、混合水出口通路36を構成している。これら水導入通路34、湯導入通路35および混合水出口通路36は、図示しない連結部材を介して、それぞれ給水配管、給湯配管、および湯水混合水栓の吐水口に連結される。 【0022】図4は図1のa−a矢視断面図である。レバー12は、その下端がカム部37になっており、その下端面はローラ25と当接している。したがって、レバー12を図の左右方向に傾動させることにより、作動棒13を昇降させることができる。 【0023】弁座本体15に形成された中空部と交差する位置の作動棒13は、断面がほぼ半円に形成されていて湯水の混合比を変える回転弁を構成している。作動棒13が挿通されている弁座本体15のシリンダ部分において、断面半円の作動棒13を除く空間が水と湯とを混合する混合室38を形成し、ここで混合された混合水は、弁座27と弁体14のゴム28との間の隙間を通って、混合水出口通路36に導かれる。この作動棒13が挿通されている弁座本体15のシリンダ部分の上側は、Vリング26によって止水される。また、弁体14の有効受圧面積とこの弁体14と対向するVリング26の有効受圧面積とを等しくしてある。これにより、混合室38にかかる一次圧は、作動棒13を上下方向に等しく移動させようとするため、水圧によって、作動棒13が開閉してしまうことはない。また、弁座本体15には、混合水出口通路36と作動棒13の作動棒頭部22を収容する部屋とを連通する連通孔39が設けられている。 【0024】さらに、作動棒頭部22を収容する部屋は、ダンパ構造になっている。すなわち、作動棒頭部22はピストンになっており、下部軸受20の下部円筒部40はシリンダになっている。その下部円筒部40の内壁には、ダンパ効果を調節するための溝41がいくつか周設されている。これにより、急激な全閉操作をしたときには、作動棒13は、ばね16の付勢力により急上昇しようとするが、ダンパ機構により、弁体14が全閉になる直前で、作動棒13の上昇が減速される。もちろん、全閉状態から急激な弁開操作をしたときにも、作動棒13は、ばね16の付勢力に抗して急降下しようとするが、ダンパ機構によりその降下開始時は緩慢動作になる。このように、急激な開閉動作が行われたとしても、弁体14の実質的な開閉動作は行われないため、急激な開閉動作で発生するウオーターハンマ現象が発生しにくくなり、流体通路を構成する部分がウオーターハンマによる破壊から防止することができる。 【0025】図5は図4のb−b矢視断面図、図6は図4のc−c矢視断面図である。混合弁ユニット10は、混合水の温度調節機能および混合水の止水および吐水流量の調整機能を有している。 【0026】まず混合水の止水および吐水流量の調整機能は、図5に示したように、弁座本体15の中央にて作動棒13が挿通される穴の周りに形成された弁座27と作動棒13の下方部分に設けられた弁体14とが接離することにより、止水および吐水流量の調整が可能になる。 【0027】混合水の温度調節は、図6に示す回転弁の部分において行われる。すなわち、ほぼ半円の断面形状を有する作動棒13は、その中心線を中心に回動することによって、水導入室32から混合室38へ流れる水の通路の面積と、湯導入室33から混合室38へ流れる湯の通路の面積との比が連続的に変化する。これにより、水と湯との混合比が変化し、混合水の温度調節が可能になる。 【0028】次に、混合弁ユニットの動作について詳細に説明する。まず、混合弁ユニットが行う吐水量調整および止水に関する動作から説明する。図7は弁閉状態を示す混合弁ユニットの縦断面図である。ここで、弁閉操作をすることにより、レバー12の上端は、図の右方向に傾動される。すると、ばね16の付勢力によりローラ25を介してレバー12のカム部37に当接している作動棒13は、レバー12のカム部37の下端面の形状に倣って次第に上昇され、最後は、図示のように、カム部37はローラ25から外れる。これにより、作動棒13は、ばね16の付勢力によって上方へ移動され、弁体14のゴム28が弁座本体15の弁座27に圧接したところで停止する。このように、ゴム28が弁座27に圧接することにより、混合水の出口通路は遮断され、混合水は止水されることになる。 【0029】この止水状態のとき、レバー12が操作されて、作動棒13が回動運動させられることがある。この場合、弁体14は作動棒13に対して回動可能に取り付けられているので、弁体14はゴム28によって弁座本体15の弁座27に圧接状態のまま、作動棒13のみ回動される。 【0030】図8は弁開状態を示す混合弁ユニットの縦断面図である。次に、弁開操作をすると、レバー12の上端は、図の左方向に傾動される。作動棒13はばね16の付勢力により常時上方へ付勢されているので、ローラ25はカム部37の下端面に倣って相対移動し、作動棒13は次第に押し下げられる。レバー12が図示のように最も左側に倒されたとき、作動棒13は最も低い位置となる。したがって、弁座本体15の弁座27と弁体14のゴム28との間隔が最も広くなり、この混合弁ユニット10は吐水流量が最大の全開状態となる。混合室38で混合された混合水は、弁座27とゴム28との間を通って混合水出口通路36に導かれることになる。 【0031】このようにして、レバー12の傾動操作に追従して作動棒13に保持された弁体14が昇降動作をすることにより、混合水の止水および流量調節が行われる。次に、混合弁ユニットの温度調整に関する動作について説明する。 【0032】図9は温度調整機能を説明するための混合弁ユニットの横断面図である。作動棒13の回転弁を構成する部分は、ほぼ半円の断面形状に形成されており、レバー12をその長手方向の中心線を中心に回動することによって、矢印42で示したように、回動されるようになっている。弁座本体15に設けられた水導入通路34は水導入室32に連通しており、湯導入通路35は湯導入室33に連通している。作動棒13の半円状に切り欠かれた空間によって作られる弁座本体15内の混合室38は水導入室32および湯導入室33にそれぞれ連通している。したがって、水導入室32に導入された水および湯導入室33に導入された水はそれぞれ、矢印43,44で示したように、混合室38に流れ込むことになる。 【0033】ここで、作動棒13が図示のような回転位置にあるとき、水導入室32および湯導入室33から混合室38へ水および湯が流れる通路の面積は同じである。したがって、水および湯の混合比は1:1になる。作動棒13が図の時計回りの方向に回転された場合は、水導入室32から混合室38へ水の流れる通路の面積が増加し、逆に、湯導入室33から混合室38へ湯の流れる通路の面積は減少する。これにより、水の混合比は大きくなり、その混合比で水および湯がそれぞれ混合室38に流れ込んでいくため、混合室38から弁座27とゴム28との間の隙間を介して混合水出口通路36に流れてくる混合水は、低い温度に調整されることになる。 【0034】逆に、作動棒13が図の反時計回りの方向に回転されると、水導入室32から混合室38へ水が流れる通路の面積が減少し、湯導入室33から混合室38へ湯が流れる通路の面積は増加して、水の混合比は小さくなり、吐水される混合水は高い温度に調整される。このように、作動棒13の回転位置によって吐水温度を調整することができる。 【0035】以上の実施の形態では、作動棒頭部22と下部軸受20の下部円筒部40とでダンパ機構を構成したが、このダンパ機構を別の位置に配置することができ、その例を以下に示す。 【0036】図10は混合弁ユニットの別の実施の形態を示す縦断面図である。この実施の形態によれば、作動棒13は、その下端がばね受け部17を貫通するよう延長されており、下端部にリング状のピストン45が固定されている。また、ばね受け部17には、その下面側よりピストン45が嵌合されるシリンダ46が設けられている。これにより、弁閉近傍にて急激な作動棒13の急激な往復運動を規制するダンパ構造を構成している。したがって、この実施の形態では、下部円筒部40は、その内壁に溝はなく、内径が作動棒頭部22の外形よりも大きな円筒形状に形成されている。 【0037】混合弁ユニット10の図示の位置は、全閉状態を示しており、このときピストン45はシリンダ46内にある。ここで、レバー12の操作によって急激な弁開操作が行われた場合、ピストン45およびシリンダ46によるダンパ効果により、その動作が緩和され、その結果、弁体14は弁座27より低速で離れるようになる。ピストン45がシリンダ46より抜け出ると、ダンパ効果はなくなる。 【0038】同様に、弁開状態から弁閉操作が行われて、ピストン45がシリンダ46に嵌合開始すると、ダンパ効果が効いて、低速で弁体14のゴム28が弁座27に圧接されるようになる。 【0039】なお、以上の二つの実施の形態では、作動棒13を弁閉方向に付勢するばね16を弁体14の下流側端部に配置したが、本発明ではこの位置に限定されるものではない。たとえば弁座本体15と作動棒頭部22との間にばねを配置することができ、これによっても同様の効果を得ることができる。 【0040】 【発明の効果】以上説明したように、本発明では、吐水量の調整および止水を行う弁体を作動棒に回動可能に保持し、吐水温度の調整を行う部分を回転弁の構造にし、かつこれらの弁構造が一つのレバーで一体に動作するように構成にした。これにより、吐水温度および吐水量の調整と止水とを行う部分に高価なセラミックディスクを使うことなく混合弁を実現することができるため、低コストの混合弁を提供することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000133652 【氏名又は名称】株式会社テージーケー
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| 【出願日】 |
平成11年10月13日(1999.10.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100092152 【弁理士】 【氏名又は名称】服部 毅巖
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| 【公開番号】 |
特開2001−108121(P2001−108121A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月20日(2001.4.20) |
| 【出願番号】 |
特願平11−291074 |
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