| 【発明の名称】 |
流量調整具 |
| 【発明者】 |
【氏名】桑原 啓臣
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| 【要約】 |
【課題】構成部材が流体通路8,23の横方へ大きく張り出すことのないものとなして、ホースやコード等の他物が構成部材に引っ掛かることのないものとする。
【解決手段】内孔1aに雌ネジaの形成された筒形ケーシング部1と、前記内孔1aの一端を閉鎖させると共に、この内孔1a内に開口され外部の流体通路8と接続される第一の連通孔2aを形成した一端閉鎖部2と、前記雌ネジaに螺入される雄ネジ部10を有し、この雄ネジ部10の前側に、前記内孔1a内に面した前記連通孔2aの開口cと対向した円錐面部14を形成するほか、前記内孔1a内に開口され外部の流体通路23と接続される第二の連通孔3aを形成した螺入軸体3とを備えた構成である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内孔に雌ネジの形成された筒形ケーシング部と、前記内孔の一端を閉鎖させると共に、この内孔内に開口され外部の流体通路と接続される第一の連通孔を形成した一端閉鎖部と、前記雌ネジに螺入される雄ネジ部を有し、この雄ネジ部の前側に、前記内孔内に面した前記連通孔の開口と対向した円錐面部を形成するほか、前記内孔内に開口され外部の流体通路と接続される第二の連通孔を形成した螺入軸体とを備えた構成を特徴とする流量調整具。 【請求項2】 内孔に雌ネジの形成された筒形ケーシング部と、前記内孔の一端を閉鎖すると共に、この内孔内に開口され外部の流体通路と接続される第一の連通孔を形成した一端閉鎖部と、前記雌ネジに螺入される雄ネジ部を有し、この雄ネジ部の前側に内孔径よりも小さな径の軸部を、そして後側には摘み部を形成し、さらに軸部の前端に前記連通孔の内孔内に面した開口と対向した円錐面部を形成するほか、前記軸部の周面を介して前記内孔に開口され外部の流体通路と接続される第二の連通孔を形成した螺入軸体とを備えた構成を特徴とする流量調整具。 【請求項3】 螺入軸体と一端閉鎖部のうちの少なくとも一方に回転流体継手を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の流量調整具。 【請求項4】 螺入軸体と一端閉鎖部のそれぞれに、外部の流体通路としての樹脂管を差し込むことによりこの樹脂管が機械的に接続されるものとした簡易管接続機構を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の流量調整具。 【請求項5】 螺入軸体と一端閉鎖部のうち少なくとも何れか一方のものと、これに形成された簡易管接続機構との間に回転流体継手を介設したことを特徴とする請求項4記載の流量調整具。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、回転操作により流体通路内の液体や気体の流量を大小に調整することを可能としたる流量調整具に関する。 【0002】 【従来の技術】流体通路の途中に取り付けられる流量調整具として例えば弁があるが、これは流体通路と交叉する方向へ操作軸を張り出させ、この操作軸の外方端に操作ハンドルを固定したものとなされる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記した流量調整具としての弁は、操作軸や操作ハンドルが流体通路の中心線方向の横方へ張り出すため、これが他のホースやコード等の他物に引っ掛かって障害をなすことがある。本発明は、上記障害の発生を防止し得るものとした流量調整具を提供するほか、流体通路途中に便利に装着し得る流量調整具を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明では、請求項1に記載したように、内孔に雌ネジの形成された筒形ケーシング部と、前記内孔の一端を閉鎖させると共に、この内孔内に開口され外部の流体通路と接続される第一の連通孔を形成した一端閉鎖部と、前記雌ネジに螺入される雄ネジ部を有し、この雄ネジ部の前側に、前記内孔内に面した前記連通孔の開口と対向した円錐面部を形成するほか、前記内孔内に開口され外部の流体通路と接続される第二の連通孔を形成した螺入軸体とを備えた構成となす。 【0005】さらに詳細には、請求項2に記載したように、内孔に雌ネジの形成された筒形ケーシング部と、前記内孔の一端を閉鎖すると共に、この内孔内に開口され外部の流体通路と接続される第一の連通孔を形成した一端閉鎖部と、前記雌ネジに螺入される雄ネジ部を有し、この雄ネジ部の前側に内孔径よりも小さな径の軸部を、そして後側には摘み部を形成し、さらに軸部の前端に前記内孔内に面した前記連通孔の開口と対向した円錐面部を形成するほか、前記軸部の周面を介して前記内孔内に開口され外部の流体通路と接続される第二の連通孔を形成した螺入軸体とを備えた構成となす。 【0006】上記螺入軸体は筒形ケーシングに対し相対回転されることにより筒形ケーシング部内でこれの長手方向へネジ送りされ、これに関連して、内孔内に面した第一の連通孔の開口と円錐面との相対位置が変化し、筒形ケーシング内を通過する流体の流量が変更される。また、上記一端閉鎖部と螺入軸体はこれらの内部を流れる流体の流れ方向に合致され、流体の流れ方向と交叉する方向へは張り出さないものとなる。 【0007】上記発明は次のように具体化するのがよい。即ち、請求項3に記載したように、螺入軸体と一端閉鎖部のうちの少なくとも一方に回転流体継手を設ける。これによれば、これらと接続される外部の流体通路が固定状態となされていても、螺入軸体又は筒形ケーシングの何れかが容易に回転操作され、流体の流量調整操作が円滑に行われる。 【0008】また請求項4に記載したように、螺入軸体と一端閉鎖部とのそれぞれに、外部の流体通路としての樹脂管を差し込むことによりこの樹脂管が機械的に接続されるものとした簡易管接続機構を形成する。これによれば、螺入軸体と一端閉鎖部とが外部の流体通路に簡便に接続される。 【0009】この際、請求項5に記載したように、螺入軸体と一端閉鎖部のうち少なくとも何れか一方のものと、これに形成された簡易管接続機構との間に回転流体継手を介設するのがよい。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図を参照して説明する。図1は本発明の一実施例に係る流量調整具を示す側面図であり、この図に示すように本発明の流量調整具は、内孔1aに雌ネジaの形成された筒形ケーシング部1と、前記内孔1aの一端を閉鎖するように装着された一端閉鎖部2と、前記内孔1aの雌ネジbの開口側から螺入される螺入軸体3とを備えている。 【0011】筒形ケーシング部1は外径凡そ10mm〜30mm程度で、長さ凡そ数cm程度となされるもので、内孔1aの開口側近傍の半径方向箇所に段付きのネジ孔1bを形成され、このネジ孔1bに段付きの係止ネジ体4をねじ込まれ、この係止ネジ体4の先端細径部を内孔1a内に適当寸法だけ突出させたものとなしてある。 【0012】一端閉鎖部2は次のようなものとなすのであって、即ち、内孔1aに螺合される雄ネジ部5に連続して六角部6を形成すると共に中心部箇所に第一の連通孔2aを形成し、この連通孔2aの外方端に市販の簡易管接続機構7を形成する。 【0013】ここに、簡易管接続機構7は、外部の流体通路8としての樹脂管を差込口部材9の内方に差し込むだけで、この樹脂管8を第一の連通孔2aと流体密状に連通させ且つこの樹脂管8の抜け出しを規制するように作用し、一方このように樹脂管8が差し込まれた後は差込口部材9を差込み方向へ押し移動させることによりこの樹脂管8の抜き出しが可能となるように作用するものである。 【0014】螺入軸体3は長さ凡そ数cm程度となされるもので、詳細には、前記雌ネジaに螺入される雄ネジ部10を有し、この雄ネジ部10の中心線方向前側に内孔1aの径よりも小さな径の軸部11を、そしてこれの後側に雄ネジ10の径よりも適当に小さい径となされた軸部12及び、筒形ケーシング部1の径とほぼ同じ径となされた摘み部13を形成し、また軸部12の前端には前記連通孔2aの内孔1a内に面した開口cと対向した円錐面部14を形成すると共に、中心部箇所に前記軸部12の周面に位置された開口dを介して前記内孔1a内に開放された第二の連通孔3aを形成し、さらにこの連通孔3aの外方端に雌ネジeを形成したものとなされる。 【0015】15は一側を螺入軸体3の後端に連着された公知の回転流体継手であって、前記雌ネジeにねじ込まれるものとした雄ネジ部16aに連続して六角部16bを形成された結合部16と、この結合部16と同体に形成された案内筒部17と、この案内筒部17にボールベアリング18、19や回転シール手段20等を介して流体密状で回転自在に支承される被案内筒部21とからなる。 【0016】そして、この被案内筒部21の後端に連続して先の簡易管接続機構7に準じた構造となされた他の簡易管接続機構部22が先の簡易管接続機構7と対称状に形成してある。23は簡易管接続機構22の差込口部材24内に差し込まれた樹脂管である。 【0017】次に上記のように構成した本発明品の使用例及び作用を説明する。左側の樹脂管8の左端を図示しない圧縮空気供給源に接続させ、また右側の樹脂管23の右端を図示しない圧縮空気被供給装置に接続させる。 【0018】上記圧縮空気被供給装置への圧縮空気供給を遮断させる場合は、螺入軸体3の摘み部13を指で右回りへ回転操作する。この際、回転流体継手15は固定状態の筒形ケーシング部1に対する螺入軸体3の回転を円滑に行わせる。これにより、螺入軸体3は雌ネジ1aと雄ネジ部10とによるネジ送り作用により左方向f1へ移動する。この移動により、円錐面部14が第一の連通孔2aの開口cに次第に近接し、遂には開口cに達し、これを完全に閉鎖した状態となる。この状態となったとき、螺入軸体3の右回転に要する操作力は急激に大きくなるので、取扱い者はこれを察知して回転操作を終了する。 【0019】この状態の後は、樹脂管8や第一の連通孔2a内の圧縮空気は内孔1a内に流入しなくなるのであり、従って、たとえ回転流体継手15の案内筒部17と被案内筒部21との隙間等から空気漏れが生じるようなときでも、内孔1a内の空気が流出してしまった後での、さらなる空気漏れは確実に阻止される。 【0020】また上記圧縮空気被供給装置への圧縮空気供給を全開で行わせる場合は、螺入軸体3の摘み部13を指で左回りへ回転操作する。これにより、螺入軸体3はネジ送り作用により右方向f2へ移動する。この移動により、円錐面部14が第一の連通孔2aの開口cから次第に離反し、遂には雄ネジ部10の右端が係止ネジ体4の先端細径部に衝接し、螺入軸体3の移動は規制される状態となる。この状態では開口cが完全に開放された状態となり、樹脂管8内の圧縮空気は第一の連通孔2a及び開口cを経て全開状態で内孔1a内に流入するものとなる。前記規制状態となったとき、螺入軸体3の左回転に要する操作力は急激に大きくなるので、取扱い者はこれを察知して回転操作を終了する。 【0021】この後では、内孔1a内に流入した圧縮空気は軸部11の周面の開口dを経て第二の連通孔3a内に流入し、さらに回転流体継手15や樹脂管23を経て前記圧縮空気被供給装置に供給される。 【0022】さらに圧縮空気被供給装置への圧縮空気の供給量を任意な大きさに変更させる場合は、螺入軸体3の摘み部13を回転操作して、螺入軸体3を開口cの閉鎖される位置と、開口cが全開される位置との間の適当位置に移動させる。この移動により、円錐面部14が開口cから右方向f2へ適当寸法だけ離反した状態となり、これにより第一の連通孔2a内の圧縮空気は円錐面部14で絞られた状態の開口cから適当流量で内孔1a内に流入するのであり、この圧縮空気が前記圧縮空気被供給装置に供給される。このときの流量を少し減少させるときは摘み部13を僅かに右回りへ回転させ、逆にそれを少し増大させるときは摘み部13を僅かに左回りへ回転させるようにする。 【0023】上記した実施例は次のように変形することができる。即ち、回転流体継手15を省略して簡易管接続機構22を螺入軸体3の後端に直接且つ同体状に形成することも差し支えない。この場合は、筒形ケーシング部1又は螺入軸体3の近傍箇所にこれらに接続された樹脂管8又は23の一方の回転を許容する手段を設けることが必要である。 【0024】或いは、回転流体継手15を省略して簡易管接続機構22を螺入軸体3の後端に直接且つ同体状に形成する一方、他方の簡易管接続機構7と一端閉鎖部2との間にこれらの相対回転を許容するものとした新たな回転流体継手を付加することも差し支えない。この場合は、上記実施例での螺入軸体3の回転操作に代えて、筒形ケーシング部1を螺入軸体3に対し回転操作するように使用する。 【0025】また上記実施例では圧縮空気を樹脂管8から樹脂管23へ向けて流動させたが、これとは逆に樹脂管23から樹脂管8へ向けて流動させてもよい。 【0026】さらに好ましくは、各簡易管接続機構7、22を市販の独立構成のものとなし、これの交換装着により、市販の任意径の樹脂管8、23を接続可能となす。この際、一般には圧縮空気供給源から直接に圧縮空気を供給される側のもの7を他方のもの22よりも大きな径の樹脂管8の接続されるものとなすのであり、このようになすことにより流量調整された後の圧縮空気が圧力変動の少ない状態で他側の樹脂管23へ向けて流動するものとなる。 【0027】 【発明の効果】以上の如く構成した本発明によれば、流量を調整操作するための螺入軸体の長手方向が外部の流体通路の中心線方向へ向けられる筒形ケーシング部と同一方向に向かうものとなるため、全体構成が流体通路の横方へ大きく張り出すことのないものとなすことができ、ホースやコード等の他物が構成部材に引っ掛かるといった障害を生じさせることのないものとなる。 【0028】請求項2に記載したものによれば、筒形ケーシング部の径の増大を抑えた状態の下で、筒形ケーシング部の内孔内の圧縮空気を螺入軸体の第二の連通孔を経て外方へ流出させることができ、また摘み部が筒形ケーシング部と螺入軸体とを指で相対回転させる際の使い勝手を良好となすものである。 【0029】請求項3に記載したものによれば、螺入軸体と一端閉鎖部との何れか一方が容易に回転操作されるようになり、流体の流量調整操作が少ない操作力で円滑に行えるものとなる。 【0030】請求項4に記載したものによれば、流体通路としての樹脂管の途中に簡便に装着されるものとなり、また請求項5に記載したものによれば流体通路途中への装着が簡便である上に少ない操作力で円滑に操作できるものとなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】597138966 【氏名又は名称】華光造機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年10月4日(1999.10.4) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100065721 【弁理士】 【氏名又は名称】忰熊 弘稔
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| 【公開番号】 |
特開2001−108114(P2001−108114A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月20日(2001.4.20) |
| 【出願番号】 |
特願平11−282872 |
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