| 【発明の名称】 |
電磁弁の制御回路 |
| 【発明者】 |
【氏名】廣野 大輔
【氏名】吉沢 孝輝
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| 【要約】 |
【課題】電磁ソレノイドに流入する電流を適切に操作して電磁弁を制御する。
【解決手段】直流電源から電磁弁へ流入する方形波パルス電流を方形波パルス電圧に変換する電流電圧変換回路、方形波パルス電圧を直流電圧に変換するローパスフィルタ、その直流電圧が反転入力側に入力され外部入力可変電圧が非反転入力側に入力される誤差増幅器、三角波発振器の出力電圧が反転入力側に入力され誤差増幅器の出力電圧が非反転入力側に入力されるPWM比較器、及びPWM比較器の出力である方形波パルス電圧が入力される半導体スイッチング素子駆動回路を有する電磁弁の制御回路において、容量制御弁へ流入する方形波パルス電流のOFF時に、保護ダイオードを介して電磁ソレノイドへ流入する電流を電流電圧変換回路で電圧に変換した場合の電流電圧変換回路の出力電圧に等しい電圧を、電流電圧変換回路の出力である方形波パルス電圧に付加する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 半導体スイッチング素子を介してデューティー制御される電磁ソレノイドと、電磁ソレノイドに並列に配設された半導体スイッチング素子保護ダイオードとを有する電磁弁の制御回路であって、直流電源から電磁弁へ流入する方形波パルス電流を方形波パルス電圧に変換する電流電圧変換回路と、電流電圧変換回路の出力である方形波パルス電圧を直流電圧に変換するローパスフィルタと、ローパスフィルタの出力電圧が反転入力側に入力され外部入力可変電圧が非反転入力側に入力される誤差増幅器と、三角波発振器と、三角波発振器の出力電圧が反転入力側に入力され誤差増幅器の出力電圧が非反転入力側に入力されるPWM比較器と、PWM比較器の出力である方形波パルス電圧が入力される半導体スイッチング素子駆動回路とを有する制御回路において、直流電源から電磁弁へ流入する方形波パルス電流のOFF時に保護ダイオードを介して電磁ソレノイドへ流入する電流を電流電圧変換回路で電圧に変換した場合の電流電圧変換回路の出力電圧に等しい電圧を、電流電圧変換回路の出力である方形波パルス電圧に付加する電圧付加手段を備えることを特徴とする制御回路。 【請求項2】 半導体スイッチング素子を介してデューティー制御される電磁ソレノイドと、電磁ソレノイドに並列に配設された半導体スイッチング素子保護ダイオードとを有する電磁弁の制御回路であって、直流電源から電磁弁へ流入する方形波パルス電流を方形波パルス電圧に変換する電流電圧変換回路と、電流電圧変換回路の出力である方形波パルス電圧を直流電圧に変換するローパスフィルタと、ローパスフィルタの出力電圧が反転入力側に入力され外部入力可変電圧が非反転入力側に入力される誤差増幅器と、三角波発振器と、三角波発振器の出力電圧が反転入力側に入力され誤差増幅器の出力電圧が非反転入力側に入力されるPWM比較器と、PWM比較器の出力である方形波パルス電圧が入力される半導体スイッチング素子駆動回路とを有する制御回路において、電磁ソレノイドを流れる非方形波パルス電流の時間平均値と直流電源から電磁弁へ流入する方形波パルス電流の時間平均値の比で、ローパスフィルタの出力電圧を増幅する電圧増幅手段を備えることを特徴とする制御回路。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は電磁弁の制御回路に関するものである。 【0002】 【従来の技術】本願出願人は、特願平10−307979号において、図1に示すように、コイル1aとコイル1aに挿通されたプランジャ1bとにより構成され、半導体スイッチング素子2を介してデューティー制御される電磁ソレノイド1と、電磁ソレノイド1に並列に配設された半導体スイッチング素子保護ダイオード8とを有し、斜板式可変容量圧縮機の吐出室とクランク室とを連通する連通路を開閉する電磁弁Aの制御回路であって、直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流を方形波パルス電圧に変換する電流電圧変換回路9と、電流電圧変換回路9の出力である方形波パルス電圧を直流電圧に変換するローパスフィルタ10と、ローパスフィルタ10の出力電圧が反転入力側に入力され外部入力可変電圧6が非反転入力側に入力される誤差増幅器11と、三角波発振器4と、三角波発振器4の出力電圧が反転入力側に入力され誤差増幅器11の出力電圧が非反転入力側に入力されるPWM比較器5と、PWM比較器5の出力である方形波パルス電圧が入力される半導体スイッチング素子駆動回路7とを有する制御回路を提案した。 【0003】図1の制御回路によれば、直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流の時間平均値である平均電流に比例する直流電圧が誤差増幅器11の反転入力側に入力される。誤差増幅器11は、反転入力側に入力される直流電圧と非反転入力側に入力される外部入力可変電圧6とを比較し、比較値に応じた直流電圧を出力する。誤差増幅器11の出力電圧は、電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流の平均電流が一定であれば外部入力可変電圧6の増減に対応して増減し、外部入力可変電圧6が一定であれば電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流の平均電流の増減に対応して減増する。三角波発振器4の所定周波数fの三角波出力電圧がPWM比較器5の反転入力側に入力され、誤差増幅器11の出力電圧がPWM比較器5の非反転入力側に入力される。PWM比較器5は、三角波入力電圧と直流入力電圧とを比較し、比較値に応じたONパルス幅の周波数fの方形波電圧を出力する。直流入力電圧が大きくなる程、方形波出力電圧のONパルス幅は大きくなる。PWM比較器5の方形波出力電圧は半導体スイッチング素子制御回路7を介して半導体スイッチング素子2に出力される。 【0004】半導体スイッチング素子2はPWM比較器5の方形波出力電圧によりON/OFFされ、周波数fの方形波パルス電流が電磁弁Aへ流入する。PWM比較器5の方形波出力電圧のONパルス幅が広くなる程半導体スイッチング素子2のON状態の幅が広くなり、電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のONパルス幅が広くなり、電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のデューティー比が大きくなり、平均電流が大きくなる。PWM比較器5の方形波出力電圧のONパルス幅が狭くなる程半導体スイッチング素子2のON状態の幅が狭くなり、電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のONパルス幅が狭くなり、電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のデューティー比が小さくなり、平均電流が小さくなる。保護ダイオード8は、半導体スイッチング素子2のOFF時に過大電圧が半導体スイッチング素子2に負荷されるのを防止し、半導体スイッチング素子2の損傷を防止する。 【0005】上記説明から分かるように、図1の制御回路においては、外部入力可変電圧6を制御することにより、電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のデューティー比を制御して平均電流を制御し、電磁ソレノイド1のプランジャの移動量を制御して電磁弁Aの開度を制御し、吐出室内からクランク室へ導入される高圧ガスの流量を制御し、クランク室内のガス圧と吸入室内のガス圧との差圧を制御し、斜板の傾斜角を制御し、これらの結果、圧縮機の吐出容量を制御する。図1の制御回路においては、方形波パルス電流のデューティー比と平均電流との相関に基づいて、外部入力可変電圧6を制御する。 【0006】直流電源3の電圧が増減すると、電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のONパルスの電流値が増減する。他方、直流電源3の電圧が増減すると、誤差増幅器11の出力電圧が減増し、PWM比較器5の方形波出力電圧のONパルス幅が減増し、半導体スイッチング素子2のON状態の幅が減増し、電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のONパルス幅が減増し、電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のデューティー比が減増する。従って、外部入力可変電圧6が一定であれば、直流電源3の電圧が増減しても、直流電源3の電圧の増減によって惹起される電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のONパルスの電流値の増減と、直流電源3の電圧の増減による電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のデューティー比の減増とが相殺して、電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流の平均電流は一定に保たれる。従って、図1の制御回路においては、直流電源3の電圧が不安定であっても、外部入力可変電圧6を制御することにより、電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流の平均電流を安定して制御することができ、ひいては電磁弁Aの作動を安定して制御することができ、圧縮機の吐出容量を安定して制御することができる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のOFF時に、図1で矢印で示すように、保護ダイオード8を介して電磁ソレノイド1へ電流が流入する。電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のOFF時に保護ダイオード8を介して電磁ソレノイド1へ流入する電流の存在により、電磁ソレノイド1へ流入する電流は非方形波パルス電流となる。従って、方形波パルス電流のデューティー比と平均電流との相関に基づいて外部入力可変電圧6を制御する図1の制御回路では、電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流の平均電流を正確に制御することはできるが、電磁ソレノイド1へ流入する非方形波パルス電流の平均電流を正確に制御することはできず、電磁弁Aの作動を正確に制御することはできず、ひいては圧縮機の吐出容量を正確に制御することはできない。 【0008】本発明は上記問題に鑑みてなされたものであり、半導体スイッチング素子を介してデューティー制御される電磁ソレノイドと、電磁ソレノイドに並列に配設された半導体スイッチング素子保護ダイオードとを有する電磁弁の制御回路であって、直流電源から電磁弁へ流入する方形波パルス電流を方形波パルス電圧に変換する電流電圧変換回路と、電流電圧変換回路の出力である方形波パルス電圧を直流電圧に変換するローパスフィルタと、ローパスフィルタの出力電圧が反転入力側に入力され外部入力可変電圧が非反転入力側に入力される誤差増幅器と、三角波発振器と、三角波発振器の出力電圧が反転入力側に入力され誤差増幅器の出力電圧が非反転入力側に入力されるPWM比較器と、PWM比較器の出力である方形波パルス電圧が入力される半導体スイッチング素子駆動回路とを有する制御回路において、外部入力可変電圧を制御して電磁ソレノイドへ流入する非方形波パルス電流の平均電流を正確に制御することができ、ひいては電磁弁の作動を正確に制御することができ、当該電磁弁を例えば可変容量圧縮機の容量制御弁として用いた場合に、圧縮機の吐出容量を正確に制御することができる制御回路を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明においては、半導体スイッチング素子を介してデューティー制御される電磁ソレノイドと、電磁ソレノイドに並列に配設された半導体スイッチング素子保護ダイオードとを有する電磁弁の制御回路であって、直流電源から電磁弁へ流入する方形波パルス電流を方形波パルス電圧に変換する電流電圧変換回路と、電流電圧変換回路の出力である方形波パルス電圧を直流電圧に変換するローパスフィルタと、ローパスフィルタの出力電圧が反転入力側に入力され外部入力可変電圧が非反転入力側に入力される誤差増幅器と、三角波発振器と、三角波発振器の出力電圧が反転入力側に入力され誤差増幅器の出力電圧が非反転入力側に入力されるPWM比較器と、PWM比較器の出力である方形波パルス電圧が入力される半導体スイッチング素子駆動回路とを有する制御回路において、直流電源から電磁弁へ流入する方形波パルス電流のOFF時に保護ダイオードを介して電磁ソレノイドへ流入する電流を電流電圧変換回路で電圧に変換した場合の電流電圧変換回路の出力電圧に等しい電圧を、電流電圧変換回路の出力である方形波パルス電圧に付加する電圧付加手段を備えることを特徴とする制御回路を提供する。 【0010】本発明に係る制御回路においては、直流電源から電磁弁へ流入する方形波パルス電流のOFF時に保護ダイオードを介して電磁ソレノイドへ流入する電流を電流電圧変換回路で電圧に変換した場合の電流電圧変換回路の出力電圧に等しい電圧を、電流電圧変換回路の出力である方形波パルス電圧に付加し、付加後の非方形波パルス電圧と外部入力可変電圧とに基づいて、PWM比較器の方形波出力電圧のONパルス幅を制御するので、外部入力可変電圧を制御することにより目指した方形波パルス電流の平均電流に、電磁ソレノイドへ流入する非方形波パルス電流の平均電流を一致させることができる。従って、本発明に係る制御回路においては、外部入力可変電圧を制御して電磁ソレノイドへ流入する非方形波パルス電流の平均電流を正確に制御することができ、ひいては電磁弁の作動を正確に制御することができる。従って当該電磁弁を例えば可変容量圧縮機の容量制御弁として用いた場合に、圧縮機の吐出容量を正確に制御することができる。 【0011】本発明においては、半導体スイッチング素子を介してデューティー制御される電磁ソレノイドと、電磁ソレノイドに並列に配設された半導体スイッチング素子保護ダイオードとを有する電磁弁の制御回路であって、直流電源から電磁弁へ流入する方形波パルス電流を方形波パルス電圧に変換する電流電圧変換回路と、電流電圧変換回路の出力である方形波パルス電圧を直流電圧に変換するローパスフィルタと、ローパスフィルタの出力電圧が反転入力側に入力され外部入力可変電圧が非反転入力側に入力される誤差増幅器と、三角波発振器と、三角波発振器の出力電圧が反転入力側に入力され誤差増幅器の出力電圧が非反転入力側に入力されるPWM比較器と、PWM比較器の出力である方形波パルス電圧が入力される半導体スイッチング素子駆動回路とを有する制御回路において、電磁ソレノイドを流れる非方形波パルス電流の平均電流と直流電源から電磁弁へ流入する方形波パルス電流の平均電流の比で、ローパスフィルタの出力電圧を増幅する電圧増幅手段を備えることを特徴とする制御回路を提供する。 【0012】本発明に係る制御回路においては、ローパスフィルタの出力電圧を、電磁ソレノイドを流れる非方形波パルス電流の平均電流と直流電源から電磁弁へ流入する方形波パルス電流の平均電流の比で増幅し、増幅後の電圧と外部入力可変電圧とに基づいて、PWM比較器の方形波出力電圧のONパルス幅を制御するので、外部入力可変電圧を制御することにより目指した方形波パルス電流の平均電流に、電磁ソレノイドへ流入する非方形波パルス電流の平均電流を一致させることができる。従って、本発明に係る制御回路においては、外部入力可変電圧を制御して電磁ソレノイドへ流入する非方形波パルス電流の平均電流を正確に制御することができ、ひいては電磁弁の作動を正確に制御することができる。従って、当該電磁弁を例えば可変容量圧縮機の容量制御弁として用いた場合、圧縮機の吐出容量を正確に制御することができる。 【0013】 【発明の実施の形態】本発明の第1実施例に係る電磁弁の制御回路を図2、3に基づいて説明する。図2から分かるように、本実施例に係る制御回路においては、電流電圧変換回路9とローパスフィルター10との間に、電圧付加回路12が配設されている。電圧付加回路12は、電流電圧変換回路9とローパスフィルター10とを接続する配線上に配設されたダイオード12aと、ダイオード12aの下流側で電流電圧変換回路9とローパスフィルター10とを接続する配線から分岐して配設されたコンデンサ12bと、コンデンサ12bの下流側で電流電圧変換回路9とローパスフィルター10とを接続する配線から分岐して配設された抵抗12cとを有している。コンデンサ12bと抵抗12cとはアースされている。上記を除き本実施例に係る制御回路の構成は図1の制御回路の構成と同一である。 【0014】本実施例に係る制御回路においては、直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のOFF時に、電圧付加回路12のコンデンサ12bから抵抗12cを介して電荷が放出され電圧E(t)′が発生する。電圧E(t)′は、直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のOFF時に、保護ダイオード8を介して電磁ソレノイド1へ流入する電流を電流電圧変換回路9で電圧に変換した場合の電流電圧変換回路9の出力電圧に等しい電圧である。 【0015】電圧E(t)′が、直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のOFF時に、保護ダイオード8を介して電磁ソレノイド1へ流入する電流を電流電圧変換回路9で電圧に変換した場合の電流電圧変換回路9の出力電圧に等しい電圧となるための条件を以下に考察する。図3(a)に示すように、直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のOFF時に、保護ダイオード8を介して電磁ソレノイド1へ電流I(t)が流れる。この時、電磁ソレノイド1に加わる電圧E(t)と保護ダイオード8を介して電磁ソレノイド1へ流れる電流I(t)との関係は、I(t) = (R1/L1)∫[E(t)/R1 - I(t)]dt・・・・・■で表される。ここで、R1は電磁ソレノイド1の抵抗値であり、L1は電磁ソレノイド1のコイル1aのインダクタンス値である。図3(b)に示すように、直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のOFF時に、コンデンサ12bから抵抗12cへ電流I(t)′が流れる。この時、コンデンサ12bの電位E(t)′と抵抗12cの下流側の電位E(t)″との関係は、 E(t)′ = (1/(R2C2)) ∫[ E(t)″- E(t)′]dt ・・・・・■で表される。ここで、R2は抵抗12cの抵抗値であり、C2はコンデンサ12bの容量値である。 【0016】■、■より、R1/L1 = 1/(R2C2) ・・・・・■E(t)/R1 = AE(t)″・・・・・■が成立すれば、I(t) = AE(t)′・・・・・・■となることが分かる。ここで、A は任意の定数である。ここで、E(t)≒0であり、抵抗12cはアースされておりE(t)″=0なので、■は成立する。従って、■が成立するように、電圧付加回路12のコンデンサ12bの容量値C2と、抵抗12cの抵抗値R2を設定すれば、直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のOFF時に、保護ダイオード8を介して電磁ソレノイド1へ流れる電流I(t)に比例する電圧E(t)′を、電圧付加回路12に発生させることができる。 【0017】他方、直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のON時には、電磁ソレノイド1ヘ流れる電流i(t)と電流電圧変換回路9の出力電圧ε(t) との間の関係は、i(t) = aε(t) ・・・・・・■となる。直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流がOFFになった瞬間には、i(t) = I(t)であり、ε(t) = E(t)′なので、 a = Aである。 aは電流電圧変換回路9固有の変換定数なので、直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のOFF時に、保護ダイオード8を介して電磁ソレノイド1へ流れる電流I(t)が電流電圧変換回路9固有の変換定数 aと等しい変換定数A で電圧E(t)′に変換されることになる。以上より、■が成立するように、電圧付加回路12のコンデンサ12bの容量値C2と、抵抗12cの抵抗値R2を設定すれば、電圧付加回路12は、直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のOFF時に、保護ダイオード8を介して電磁ソレノイド1へ流入する電流を電流電圧変換回路9で電圧に変換した場合の電流電圧変換回路9の出力電圧に等しい電圧を発生させることが分かる。 【0018】本実施例に係る制御装置によれば、直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のOFF時に保護ダイオード8を介して電磁ソレノイド1へ流入する電流を電流電圧変換回路9で電圧に変換した場合の電流電圧変換回路9の出力電圧に等しい電圧を、電流電圧変換回路9の出力である方形波パルス電圧に付加し、付加後の非方形波パルス電圧と外部入力可変電圧6とに基づいて、PWM比較器5の方形波出力電圧のONパルス幅を制御するので、外部入力可変電圧6を制御することにより目指した方形波パルス電流の平均電流に、電磁ソレノイド1へ流入する非方形波パルス電流の平均電流を一致させることができる。より詳細に説明すると、直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のOFF時に保護ダイオード8を介して電磁ソレノイド1へ流入する電流を電流電圧変換回路9で電圧に変換した場合の電流電圧変換回路9の出力電圧に等しい電圧が、電流電圧変換回路9の出力である方形波パルス電圧に付加されることにより、ローパスフィルタ10の出力電圧は前記付加電圧分だけ増加する。この結果、PWM比較器5の方形波出力電圧のデューティー比は、外部入力可変電圧6が予定した値よりも前記付加電圧分だけ減少し、直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のデューティー比も、外部入力可変電圧6が予定した値よりも前記付加電圧分だけ減少する。直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のデューティー比が、外部入力可変電圧6が予定した値よりも減少することによって惹起された、電磁ソレノイド1を流れるパルス電流の平均電流の減少が、直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のOFF時に保護ダイオード8を介して電磁ソレノイド1へ流入する電流によって惹起された、電磁ソレノイド1を流れるパルス電流の平均電流の増加と相殺する。この結果、電磁ソレノイド1を流れるパルス電流の平均電流は、外部入力可変電圧6が予定した値となる。従って、実施例に係る制御回路においては、外部入力可変電圧6を制御して電磁ソレノイド1へ流入する非方形波パルス電流の平均電流を正確に制御することができ、ひいては電磁弁Aの作動を正確に制御することができる。従って、電磁弁Aを例えば可変容量圧縮機の容量制御弁として用いた場合に、圧縮機の吐出容量を正確に制御することができる。 【0019】本発明の第2実施例に係る電磁弁の制御回路を図4、5に基づいて説明する。図4から分かるように、本実施例に係る制御回路においては、ローパスフィルタ10と誤差増幅器11との間に、増幅回路13が配設されている。半導体スイッチング素子駆動回路7と半導体スイッチング素子2とを接続する配線から分岐してデューティー比検出回路14が配設され、デューティー比検出回路14に増幅比決定回路15が接続されている。増幅比決定回路15に増幅回路13が接続されている。上記を除き、本実施例に係る制御回路の構成は図1の制御回路の構成と同一である。直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流の平均電流I1と、電磁ソレノイド1を流れる非方形波パルス電流の平均電流I2との間には、図5に示すように、 I2/I1 = f( PWM比較器5の方形波出力電圧のデューティー比) ・・・■なる関係がある。関数fは、電磁弁Aの特性に依存する関数であり、電磁弁Aの特性が確定していれば、PWM比較器5の方形波出力電圧のデューティー比を種々に代えてI2/I1 を計測することにより求めることができる。本願発明者は、電磁弁Aの特性が確定していれば、関数fはPWM比較器5の方形波出力電圧のデューティー比のみの関数であり、直流電源3の電圧の変化により影響を受けないことを実験により確認している。 【0020】本実施例に係る制御回路においては、デューティー比検出回路14がPWM比較器5の方形波出力電圧のデューティー比を検出し、計測により予め設定した関数fと、デューティー比検出回路14が検出したPWM比較器5の方形波出力電圧のデューティーとに基づいて、増幅比決定回路15がI2/I1 を決定する。増幅回路13は、ローパスフィルター10の出力電圧をI2/I1 倍に増幅する。本実施例に係る制御回路においては、ローパスフィルタ10の出力電圧を、電磁ソレノイド1を流れる非方形波パルス電流の平均電流I2と、直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流の平均電流I1の比I2/I1 で増幅し、増幅後の電圧と外部入力可変電圧6とに基づいて、PWM比較器5の方形波出力電圧のONパルス幅を制御するので、外部入力可変電圧6を制御することにより目指した方形波パルス電流の平均電流に、電磁ソレノイド1へ流入する非方形波パルス電流の平均電流を一致させることができる。より詳細に説明すると、ローパスフィルタ10の出力電圧がI2/I1 の比で増幅されるので、PWM比較器5の方形波出力電圧のデューティー比は、外部入力可変電圧6が予定した値よりも前記増幅分だけ減少し、直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のデューティー比も、外部入力可変電圧6が予定した値よりも前記増幅だけ減少する。直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のデューティー比が、外部入力可変電圧6が予定した値よりも減少することによって惹起された、電磁ソレノイド1を流れるパルス電流の平均電流の減少が、直流電源3から電磁弁Aへ流入する方形波パルス電流のOFF時に保護ダイオード8を介して電磁ソレノイド1へ流入する電流によって惹起された、電磁ソレノイド1を流れるパルス電流の平均電流の増加と相殺する。この結果、電磁ソレノイド1を流れるパルス電流の平均電流は、外部入力可変電圧6が予定した値となる。従って、実施例に係る制御回路においては、外部入力可変電圧6を制御して電磁ソレノイド1へ流入する非方形波パルス電流の平均電流を正確に制御することができ、ひいては電磁弁Aの作動を正確に制御することができる。従って、電磁弁Aを例えば可変容量圧縮機の容量制御弁として用いた場合に、圧縮機の吐出容量を正確に制御することができる。 【0021】 【発明の効果】以上説明したごとく、本発明に係る制御回路においては、直流電源から電磁弁へ流入する方形波パルス電流のOFF時に保護ダイオードを介して電磁ソレノイドへ流入する電流を電流電圧変換回路で電圧に変換した場合の電流電圧変換回路の出力電圧に等しい電圧を、電流電圧変換回路の出力である方形波パルス電圧に付加し、付加後の非方形波パルス電圧と外部入力可変電圧とに基づいて、PWM比較器の方形波出力電圧のONパルス幅を制御するので、外部入力可変電圧を制御することにより目指した方形波パルス電流の平均電流に、電磁ソレノイドへ流入する非方形波パルス電流の平均電流を一致させることができる。従って、本発明に係る制御回路においては、外部入力可変電圧を制御して電磁ソレノイドへ流入する非方形波パルス電流の平均電流を正確に制御することができ、ひいては電磁弁の作動を正確に制御することができる。従って当該電磁弁を例えば可変容量圧縮機の容量制御弁として用いた場合に、圧縮機の吐出容量を正確に制御することができる。 【0022】本発明に係る制御回路においては、ローパスフィルタの出力電圧を、電磁ソレノイドを流れる非方形波パルス電流の平均電流と直流電源から電磁弁へ流入する方形波パルス電流の平均電流の比で増幅し、増幅後の電圧と外部入力可変電圧とに基づいて、PWM比較器の方形波出力電圧のONパルス幅を制御するので、外部入力可変電圧を制御することにより目指した方形波パルス電流の平均電流に、電磁ソレノイドへ流入する非方形波パルス電流の平均電流を一致させることができる。従って、本発明に係る制御回路においては、外部入力可変電圧を制御して電磁ソレノイドへ流入する非方形波パルス電流の平均電流を正確に制御することができ、ひいては電磁弁の作動を正確に制御することができる。従って当該電磁弁を例えば可変容量圧縮機の容量制御弁として用いた場合に、圧縮機の吐出容量を正確に制御することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001845 【氏名又は名称】サンデン株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年8月27日(1999.8.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100095245 【弁理士】 【氏名又は名称】坂口 嘉彦
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| 【公開番号】 |
特開2001−65732(P2001−65732A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月16日(2001.3.16) |
| 【出願番号】 |
特願平11−241296 |
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