| 【発明の名称】 |
コンテナ用バタフライ弁 |
| 【発明者】 |
【氏名】大村 昌三
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| 【要約】 |
【課題】軽量で耐久性に優れ、分解、組立、洗浄の容易なコンテナ用バタフライ弁を提供摺る。
【解決手段】同形同大の円筒状半体(11、12)を軸方向に対称に突き合わせてその外周にバンド(2)を掛けた本体(1)と、その本体に回転可能に内設した円板状の弁体(3)とを有し、弁体(3)の直径方向1端側から突出する短軸部(13)及び他端側から突出してバンド(2)を貫通し、先端にハンドル等が取り付けられる長軸部(14)を本体(1)にそれぞれ軸受けしてなるバタフライ弁において、本体(1)の直径方向の1端側中央に設けた開口(15)に帽子状の軸受ケース(5)を脱着自在に取り付け、その軸受ケースに短軸部(13)を軸受けするテフロン樹脂のスライドベアリング(7)を内設、他端側中央に設けた開口(16)に筒体状の軸受スリーブ(6)を取り付け、その軸受スリーブ(6)に長軸部(14)を軸受けするテフロン樹脂のスライドベアリング(8)を内設した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 円筒状の本体(1)と、前記本体に回転可能に内設した円板状の弁体(3)とを有し、前記本体は2つの同形同大の円筒状の半体(11、12)を軸方向に対称に突き合わせてその外周中央部にバンド(2)を掛けてなり、前記弁体はその直径方向1端側から突出する短軸部(13)と他端側から突出して前記バンドを貫通し先端にハンドル等が取り付けられる長軸部(14)を有し、前記本体は直径方向1端側に前記短軸部を他端側に前記長軸部をそれぞれ軸受けするバタフライ弁であって、前記本体の直径方向1端側及び他端側中央部に前記半体同士が形成する開口(15、16)に、前記短軸部を挿入する帽子状の軸受ケース(5)及び前記長軸部を貫通させる筒状の軸受スリーブ(6)をそれぞれ脱着自在にはめ込んで固定し、前記軸受ケース及び前記軸受スリーブに前記短軸部及び前記長軸部をそれぞれ軸受けするスライドベアリング(7、8)を内設したことを特徴とするコンテナ用バタフライ弁。 【請求項2】 開口(15、16)は本体(1)の軸心と弁体(3)の軸心に2辺が平行な長方形断面を有し、軸受ケース(5)及び軸受スリーブ(6)の少なくとも前記開口と係合する部分は、前記開口に隙間なく嵌合する直方体であることを特徴とするコンテナ用バタフライ弁。 【請求項3】 軸受ケース(5)及び軸受スリーブ(6)と開口(15、16)の対接面に、本体(1)の軸心と平行な共心のピン溝(18、19、21、22)を形成し、前記ピン溝に挿入するピン(17、20)を介して前記軸受ケース及び軸受スリーブを前記本体に脱着自在に固定したことを特徴とする請求項2記載のコンテナ用バタフライ弁。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、粉体の食品原料又は薬品原料を収容するホッパー型コンテナ等の排出口に設けるバタフライ弁に関する。 【0002】 【従来の技術】コンテナ等の排出口に設けるバタフライ弁は、コンテナ等の排出口に取り付ける円筒状の本体と、その本体に内設する円板状の弁体とからなる。本体は、2つの同形同大の円筒状半体を軸方向に対称に突合わせ、その突き合わせた外周中央部にバンドを掛けて一体化する。弁体の直径方向1端側から突出する短軸部と他端側から突出する長軸部を本体の直径方向1端側と他端側の中央部に軸受けする。長軸部はバンドを貫通し、先端には操作用のハンドル等を連結する。 【0003】従来のバタフライ弁は弁体の長軸部のみを軸方向に離間する2つのテフロン樹脂等のスライドベアリングで軸受けしていたので、バタフライ弁の許容圧力を高めて耐久性を向上するためには、バタフライ弁の長軸部の2つのベアリング間隔を長くしなければならなかった。このため、耐久性に優れたバタフライ弁をコンパクト化して、軽量化することはできなかった。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】コンテナに収容する粉体原料は多種多様であり、原料が変わるたびに、バタフライ弁をコンテナから取り外して分解洗浄する。通常、このバタフライ弁の分解洗浄を1日に1回以上行うため、軽量で分解及び組立の容易なバタフライ弁が要望されていた。 【0005】本発明はこの要望に応じてなされたものであり、その課題は、ホッパ型コンテナ等に適した許容圧力の高いバタフライ弁であって、軽量で分解及び組立の容易なものを提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため、本発明が採用する手段は、バタフライ弁本体の直径方向1端側及び他端側中央部に開口を設け、その1端側開口に前記短軸部を軸受けする軸受ケースを、他端側開口に長軸部を軸受けする軸受スリーブを脱着自在にはめ込んで固定し、軸受ケース及び軸受スリーブの内周面にそれぞれテフロン樹脂等のスライドベアリングを設けたことにある。 【0007】本体の両開口は本体と弁体の軸心を含む面に2辺が平行な長方形断面を有し、軸受ケースと軸受スリーブの開口にはまる部分はきっちり嵌合する直方体とすることが好ましい。例えば、軸受ケースは短軸部を挿入する帽子状の直方体とし、軸受スリーブは内部を長軸部が貫通する筒体とし、その筒体の下部を開口にきっちりはまる直方体とし、それより上を円柱体とする。 【0008】又、本体の開口は本体と弁体の軸心に平行な2辺を有する長方形断面を有し、軸受ケース及び軸受スリーブと開口の相互に面接する内外側面に固定用のピンを通す共心のピン溝を形成することが望ましい。本発明のバタフライ弁はテフロン樹脂等のスライドベアリングを弁体両側の短軸部と長軸部の双方に設けて、弁体を支持する2つのスライドベアリングの間隔を著しく大きくしたから、許容圧力は従来の弁体の片側の長軸部のみに設けたものに比べると大幅に増大し、耐久性が向上する。又、軸受スリーブはスライドベアリングを1つ収容するだけであるから、従来の2つのスライドベアリングを収容していたものに比べると全体がコンパクトで軽量になる。 【0009】又、本体を形成する2つの半体は同形同大で組合せに方向性がないから、従来の同形同大ではあるが、組合せに方向性があったものに比べると組立は一段と容易になる。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明のバタフライ弁を図面に示す実施例に基づいて説明する。図1及び図2は実施例の正面図及び平面図である。バタフライ弁は、本体1と弁体3からなり、弁体3は本体1に半回転可能に内設される。本体1は直径方向の1端側、図においては下端側に開口5を、他端側、図においては上端側に開口16を有する。開口15には軸受ケース5を、開口16には軸受スリーブ6をそれぞれはめ込みピン17、20を介して本体1に固定する。 【0011】円板状の弁体3の直径方向の1端側から短軸部13が突出して軸受ケース5内に入り、他端側からは長軸部14が突出して軸受スリーブ6を貫通する。軸受スリーブ6から突出した長軸部14の先端にハンドルブロック10を脱着自在に固定し、そのハンドルブロックにハンドルレバー9を取り付ける。本体1は同形同大の半円筒状半体11、12を軸方向に対称に突き合わせ、その外周中央部に掛けたバンド2で結合したものである。半体11、12の突合せ部分である本体1の外周中央部は山形に突出し、その山形の外周突出部に断面V字形のバンド2をかぶせる。半体11、12の外周面にはコンテナの排出口に適合するフェルールが形成される。 【0012】バンド2は中央に軸受スリーブ6を通すリング23を、1端部にボルト24を、他端部にボルト24にはめたナット25を掛け止めするナット掛け26を有する。バンド2のナット25を締め込んで半体11、12を一体化して本体1とする。このようなバンドでバタフライ弁本体の2つの半体を一体化することは公知である。 【0013】本体1の内周面中央にシリコンゴム製のライナー4を取り付ける。弁体3の短軸部13と長軸部14はライナー4を貫通する。図3及び図4に示すように、本体1の半体11、12同士が形成する開口15は本体1と弁体3の軸心に2辺が平行な正方形断面を有し、その開口15にきっちり嵌合する軸受ケース5は直方体に円柱形の盲穴をあけた帽子状である。軸受ケース5と開口15の本体1の軸心に平行な相互に接する内外側面に共心のピン溝18、19を設け、その共心のピン溝18、19に通す2本のピン17を介して本体1に軸受ケース5を脱着自在に固定する。軸受ケース5にはテフロン樹脂のスライドベアリング7を内設し、弁体3からライナー4を貫通して突出する短軸部13をスライドベアリング7により軸受けする。 【0014】軸受スリーブ6は、下端部が直方体、その上が円筒体、最上部がフランジの筒体形状であり、内部を長軸部14が貫通する。図4及び図5に示すように、本体1の半体11、12同士が形成する開口16は本体1と弁体3の軸心に2辺が平行な正方形断面を有し、その開口16に軸受スリーブ6の直方体の下端部はきっちり嵌合する。軸受スリーブ6と開口16の本体1の軸心に平行な相互に面接する内外両側面に共通のピン20を通す共心のピン溝21、22を設け、2本のピン20を介して軸受スリーブ6を本体1に脱着自在に固定する。軸受スリーブ6の下端直方体にテフロン樹脂のスライドベアリング8を内設し、弁体3からライナー4を貫通して突出する長軸部14を軸受けする。 【0015】本体1はステンレス鋼製であるが、その外周面中央部の外径はスライドベアリングを直径方向両側に設けたから、比較的小さく、軽量である。例えば、本発明バタフライ弁の重量は呼び径150Aでは3.5Kgf、200Aでは約7Kgfとなり、従来のものに比べて半分以下となる。又、弁体3の直径方向の両側にテフロンベアリング7、8を設けたから、許容圧力は大幅に増大し、耐久性が向上する。例えば、呼び径150Aの本発明バタフライ弁の許容圧力は0.2MPaであり、従来のものの300mmAqに比べると格段に大きい。 【0016】2つの半体11、12は同形同大であると共に、組合せに方向性がないから、従来の組合せに方向性のあったものに比べると組立も容易である。軸受ケース5と軸受スリーブ6はピン17、20により簡単に位置決めして固定することができる。さらに、実施例のバタフライ弁は全体として構造が簡単であるから、分解も組立も洗浄も至極容易である。 【0017】 【発明の効果】上記のとおり、本発明のバタフライ弁は、従来の弁体の直径方向片側の長軸部のみをテフロン樹脂のスライドベアリングで軸受けする方式とは異なり、弁体の直径方向両側においてテフロン樹脂のスライドベアリングで軸受けする方式であるから、次のような優れた効果を奏する。 1.本体外周面中央部の外径が小さくなり軽量化する。 2.許容圧力が大幅に増大し、耐久性が向上する。 3.本体を組み立てる2つの半体は組合せに方向性がなく、組立が容易である。 4.全体として構造が簡単であり、分解、組立、洗浄が容易である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390014948 【氏名又は名称】日本ダイヤバルブ株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年8月27日(1999.8.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100073988 【弁理士】 【氏名又は名称】川上 肇
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| 【公開番号】 |
特開2001−65711(P2001−65711A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月16日(2001.3.16) |
| 【出願番号】 |
特願平11−241384 |
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