トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F16 機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段




【発明の名称】 車両で使用するシール要素
【発明者】 【氏名】ローラント・ハーン

【氏名】マルティーン・シュレンケ

【要約】 【課題】簡単で、必要スペース的に有利で、使用箇所に迅速に固定可能であり、それにもかかわらず温度耐性、戻り状態、シール特性および凍結の危険または接着の危険等に関して良好な特性を有する、車両で使用するためのシール要素を提供する。

【解決手段】本発明は、シリコンからなるシール本体12を備えた、車両で使用するためのシール要素に関し、このシール要素10は使用箇所に固定するために自己接着性の接着面20を備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 シリコンからなるシール本体(12)を備えた、車両で使用するためのシール要素において、シール要素(10)が使用箇所に固定するために自己接着性の接着面(20)を備えていることを特徴とするシール要素。
【請求項2】 接着面(20)がアクリラート接着剤によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載のシール要素。
【請求項3】 接着面(20)がシール要素(10)の固定の前は、引き剥がし可能な保護フィルム(22)によって保護されていることを特徴とする請求項1または2に記載のシール要素。
【請求項4】 接着面(20)が支持要素(14)に設けられ、この支持要素自体がシール本体(12)に接着されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のシール要素。
【請求項5】 支持要素(14)とシール本体(12)との間の接着部がシリコン接着剤(18)によって形成されていることを特徴とする請求項4に記載のシール要素。
【請求項6】 支持要素(14)が可撓性の帯状体によって形成されていることを特徴とする請求項4または5に記載のシール要素。
【請求項7】 接着面(20)がシール本体(12)のほぼ全長にわたって延びていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載のシール要素。
【請求項8】 接着面(20)がほぼ平らに形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のシール要素。
【請求項9】 シール本体(12)が細長い押出し成形体であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載のシール要素。
【請求項10】 シール本体(12)が中空室(16)を有することを特徴とする請求項9に記載のシール要素。
【請求項11】 シール要素(10)が開放可能な車両ルーフで使用するために形成されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載のシール要素。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコンからなるシール本体を備えた、車両で使用するためのシール要素に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車分野においてシリコンシールが知られている。このシリコンシールは差込み脚部を備え、この差込み脚部によって使用箇所に差込み可能である。しかし、この固定方法は広いスペースを必要とし、その点で不利である。
【0003】ドイツ連邦共和国実用新案登録第9417149号公報により、弾性材料製のシール本体を備えたシール要素が知られている。このシール要素は接着面を備え、この接着面によって、スライドルーフ、チルチングルーフのリッドの下面にまたはこのルーフのフレームに固定される。接着面は接着帯状体に形成され、この接着帯状体はその背面がベースに固定されている。このベースはシール本体に連結され、シール本体よりも硬い材料からなっている。シールを固定する前は、接着面は引き剥がし可能な保護フィルムによって保護されている。
【0004】類似のシール要素がドイツ連邦共和国特許第19720713号公報とヨーロッパ特許第0357973号公報によって知られている。その際、ドイツ連邦共和国特許第19720713号公報には、シール本体のための好ましい材料として、EPDMが使用されている。しかし、この材料は温度耐性、戻り状態、シール特性および凍結の危険または接着の危険に関して最適ではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、簡単で、必要スペース的に有利で、使用箇所に迅速に固定可能であり、それにもかかわらず温度耐性、戻り状態、シール特性および凍結の危険または接着の危険等に関して良好な特性を有する、車両で使用するためのシール要素を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段と発明の効果】この課題は本発明に従い、シール要素が使用箇所に固定するために自己接着性の接着面を備えていることによって解決される。
【0007】本発明によるこの解決策の場合、シリコンからなるシール本体が、温度耐性、戻り状態、シール性および凍結の危険または接着の危険等に関して優れた特性を有し、それにもかかわらずシール要素は迅速に、簡単にそして狭い必要スペーで使用箇所に取付け可能である。一方、例えばシリコン接着剤を用いてシール本体を使用箇所に直接接着する場合には、それによって生じる長い硬化時間のために、大量生産では使用不可能である。本発明は、シリコンシールの利点がシールに設けられた自己接着性接着面を使用する簡単な取付けと両立できないという専門家の先入観を克服する。
【0008】本発明の好ましい実施形では、接着面が例えばアクリラート接着剤によって形成され、シールの固定の前は、引き剥がし可能な保護フィルムによって保護されている。更に、接着面は好ましくはほぼ平らに形成され、支持要素に設けられ、この支持要素自体がシール本体に接着されている。この場合、この接着部はシリコン接着剤によって形成されている。支持要素は好ましくは可撓性の帯状体によって形成され、その際接着面はシール本体のほぼ全長にわたって延びている。シール本体は好ましくは中空室を有する細長い押出し成形体である。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、図に基づいて本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。
【0010】図1は、本発明によるシール要素10の横断面を示している。このシール要素10は、細長いシリコン製の押出し成形体によって形成されたシール本体12と、可撓性の支持帯状体14を備えている。
【0011】シール本体12は中空室16を形成している。この場合、シール本体12の下面は、全長と全幅にわたって平らに形成されている。支持帯状体14は、シリコン接着剤からなる層18によって全長と全幅にわたってシール本体12の下面に接着されている。シール本体12と反対の支持帯状体14の側には、自己接着する接着面20が設けられている。この接着面20は、シール要素10を使用箇所に固定するために役立つ。接着面20は、シール要素10を使用箇所に固定する前は、保護フィルム22によって保護されている。この保護フィルム22は、取付けの際に剥がされる。接着面20の材料は、使用箇所におけるウォッシュプライマ(金属前処理塗料)に依存して選定される。この場合、好ましくはアクリラート(acrylate)接着剤が使用される。接着面20は、好ましくはシール本体12の下面の全長と全幅にわたって延び、ほぼ平らに形成されている。
【0012】上記のシール要素10は好ましくは、例えばスライドルーフ、チルチングルーフ、スライド−チルチングルーフまたはスポイラールーフのような開放可能な車両ルーフをシールするために使用される。この場合、例えばリッドの下面またはフレームに、このシール要素を固定することができる。
【0013】本発明は温度耐性、戻り状態、シール特性、凍結の危険等に関して良好な特性を有し、それにもかかわらず比較的に広いスペースや面倒な組み立て作業を必要とする差込み継手と、長い硬化時間を必要とするシリコン接着剤を使用しないで、使用箇所に簡単かつ迅速に固定することができる。
【出願人】 【識別番号】500280711
【氏名又は名称】ベバスト ビークル システムズ インターナショナル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【氏名又は名称原語表記】Webasto Vehicle Systems International GmbH
【出願日】 平成12年10月26日(2000.10.26)
【代理人】 【識別番号】100083116
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 憲三
【公開番号】 特開2001−173793(P2001−173793A)
【公開日】 平成13年6月26日(2001.6.26)
【出願番号】 特願2000−326578(P2000−326578)