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【発明の名称】 空圧シール装置用シールチューブ
【発明者】 【氏名】佐藤 誠一

【氏名】井上 乾

【氏名】野澤 幸弘

【氏名】石井 隆

【要約】 【課題】口金取付部からのリークの発生を防止する。

【解決手段】エアホース10の接続金具11を螺着するための口金27を、円筒状の口金本体28の長手方向中間位置の外周面に円板状突出部29を突設して形成し、円板状突出部29に貫通孔30を設ける。円板状突出部29をシールチューブ7aの口金取付部8の厚み方向の中間部に挟み込むようにして口金27を口金取付部8に接着して一体化させ、貫通孔30に口金取付部のゴムを貫通させる。口金27に作用するねじトルクを、円板状突出部29の外周面と口金取付部8との接合部、及び、貫通孔30内のゴムにより分散させて受けさせることで、応力集中部とノッチの発生し易い個所とをずらし、更に、口金27との接着面積を大として口金27との接着強度を高める。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 水保有容器の側壁部に設けられたノズル内に挿入するプラグ体の外周面部に配置して、口金取付部に取り付けた口金よりエアを注入して膨張させることによりプラグ体と上記ノズル内面との間を閉塞させて、該ノズルを水封するようにしてある空圧シール装置用シールチューブにおいて、円筒形状として内側に雌ねじを有する口金本体と、該口金本体の長手方向中間位置の外周面に突設した円板状突出部とからなる構成の口金を、口金取付部の厚さ方向の中間部に円板状突出部を挟み込む状態で該口金取付部に貫通させて取り付け、且つ上記口金本体の外周面及び円板状突出部の表面を、口金取付部に全面に亘り接合して一体化してなる構成を有することを特徴とする空圧シール装置用シールチューブ。
【請求項2】 円板状突出部に貫通孔を設けた請求項1記載の空圧シール装置用シールチューブ。
【請求項3】 円板状突出部を、周方向に波状の凹凸を備えた波板状突出部とした請求項1又は2記載の空圧シール装置用シールチューブ。
【請求項4】 口金の円板状突出部を、周辺部に円周方向の凹凸を形成した構成とする請求項1記載の空圧シール装置用シールチューブ。
【請求項5】 水保有容器の側壁部に設けられたノズル内に挿入するプラグ体の外周面部に配置して、口金取付部に取り付けた口金よりエアを注入して膨張させることによりプラグ体と上記ノズル内面との間を閉塞させて、該ノズルを水封するようにしてある空圧シール装置用シールチューブにおいて、円筒形状として内側に雌ねじを有する口金又は円筒形状として内側に雌ねじを有し且つ外周に小径部と大径部を有する口金を、口金取付部に貫通させて取り付け、且つ口金取付部に全長に亘り接合して一体化させ、更に、上記口金と口金取付部との接合部の露出部分を覆うためのリング状のゴム製パッチを全面に亘り口金及び口金取付部に接合して一体化した構成を有することを特徴とする空圧シール装置用シールチューブ。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は原子力プラントや化学プラント等において内部に水を保有している容器の側壁部に設けられたノズルに挿入して、該ノズルを水封するための空圧シール装置に用いるシールチューブに関するもので、特に、口金取付部からのリークを防止することができるようにした空圧シール装置用シールチューブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、原子炉圧力容器は、内部に水(炉水)が貯えられた状態で使用する水保有容器である。かかる原子力圧力容器には、側壁部に蒸気ノズルや冷却水ノズルなどのノズルが設けられているが、これらのノズル部分では、ノズルに接続されている配管や配管途中の各種の弁を定期的に点検する必要がある。
【0003】上記原子炉圧力容器のノズルに接続されている配管系を点検する場合、容器内に入っている水が点検作業中に漏出して点検作業ができなくなってしまうことを防止するため、従来では、プラグ体の外周にリング状のシールチューブを取り付けた空圧シール装置を、ノズルの内側にプラグとして挿入して、シールチューブを加圧膨張させることによりノズルの水封を行うようにしていた。
【0004】すなわち、上記ノズルの空圧シール装置Iは、図6に一例を示す如く、原子炉圧力容器1の側壁部に設けられた蒸気ノズルの如きノズル2の内径よりも所要量小径とした中空円筒状のプラグ体3の先端部に、ノズル2の内面に圧設させるための水圧シール4を備え、且つ該プラグ体3の後端部に、原子炉圧力容器の1内側からノズル2の開口縁に押接させるためのOリング5を備え、更に、上記プラグ体3の外周面部の前後位置に設けられたリング状のチューブ受板6a,6b間位置に、内周部の口金取付部8に口金9を取り付けてなるリング状のゴム製シールチューブ7を装着して、該シールチューブ7の口金9に、プラグ体3内を通して導いたエアホース10の先端部を接続金具11を介して接続した構成として、図7に一例を示す如く、取り扱いビーム12に押し引き可能に保持させた状態とし、原子炉ウェル13の上方に装備されている天井クレーン14により、貯水プール15を通し水(炉水)16の入っている原子炉圧力容器1内に没水させてノズル2の位置にセットし、ノズル2内に挿入した後、エアホース10を通してシールチューブ7内にエアを注入して加圧することにより、プラグ体3の外周面とチューブ受け板6a,6bとノズル2の内面とで規定される空洞部17内でシールチューブ7を膨張させてノズル2の内面に密着させるようにしてある。
【0005】上記従来の空圧シール装置Iのシールチューブ7における口金取付部8は、図8に示す如く、シールチューブ7の肉厚とほぼ等しい長さの円筒状として軸心部に雌ねじ18を有する構成としてある口金9を装着できるように、該口金9の外径に対応する内径の孔19を穿設し、該孔19に口金9を挿入して全長に亘り接着して一体化させた構成とするか、又は、図9に示す如く、外径を小径部20と大径部21として軸心部に雌ねじ18を有する口金20を装着できるように、該口金20の小径部21及び大径部22の外径に対応させた内径の異なる孔23を穿設し、該孔23に口金20を挿入して全長に亘り接着して一体化させた構成としてあり、上記口金9,20の雌ねじ18に、エアホース10の先端の接続金具11の雄ねじ11a部を、プラグ体3の内側より作業者が手作業によって螺着させることにより口金9,20とエアホース10とを接続することができるようにしてある。
【0006】なお、図7において、1aは炉心、24はノズル2に接続された蒸気配管の如き配管、25は該配管24の途中に設けられた各種の弁、26は天井クレーン14のチェーンブロックを示す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図8及び図9に示したシールチューブ7では、口金9又は20を口金取付部8に挿入して接着させる方式であり、しかも金属とゴムという異なる材質の部材同士の接着で、接着面積が比較的小さく、又、口金9又は20がシールチューブ7の内外の表面に露出しているところのシールチューブ7との境界と、口金9,20にエアホース10の接続金具11を螺着する際に作用するねじトルクの応力が集中する部分とが一致しているため、口金9又は20とシールチューブ7との接着強度が比較的弱く、これにより、作業者が狭いプラグ体3の内側から手作業によりエアホース10の接続作業を行う際、接続金具11にねじトルクをかけすぎると、口金9,20とシールチューブ7の口金取付部8との接着部分が締め付けトルクに耐えきれずに剥れを生じて、リークが発生する虞がある。そのため、エアホース接続金具11の口金9,20への接続作業を慎重に行わなければならず、又、シールチューブ7自体を取り扱う際にも口金9,20と口金取付部8との接着部分に剥れを生じさせないように注意が必要であった。
【0008】そこで、本発明は、口金へのエアホースの接続作業時に締め付けトルクを多少掛けすぎた場合やシールチューブを雑に取り扱った場合にも、口金とシールチューブの口金取付部との接着部に剥れが生じてリークが発生することのないように口金をシールチューブの口金取付部に接着させた構成を有する空圧シール装置用シールチューブを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解決するために、水保有容器の側壁部に設けられたノズル内に挿入するプラグ体の外周面部に配置して、口金取付部に取り付けた口金よりエアを注入して膨張させることによりプラグ体と上記ノズル内面との間を閉塞させて、該ノズルを水封するようにしてある空圧シール装置用シールチューブにおいて、円筒形状として内側に雌ねじを有する口金本体と、該口金本体の長手方向中間位置の外周面に突設した円板状突出部とからなる構成の口金を、口金取付部の厚さ方向の中間部に円板状突出部を挟み込む状態で該口金取付部に貫通させて取り付け、且つ上記口金本体の外周面及び円板状突出部の表面を、口金取付部に全面に亘り接合して一体化してなる構成とする。
【0010】シールチューブの口金にエアホースの接続金具を螺着して接続すると、口金に作用するねじトルクの応力は、該口金の最外周端部となる円板状突出部の外周面と口金取付部との接着部に集中するようになる。この応力集中部は、口金本体と口金取付部との接着部とはずれた位置にあり、更に、口金と口金取付部の接着面積は従来に比して拡大されていて、リークパスの発生する虞を従来に比して小さくすることができるようにしてあることから、口金との接着強度を高めることができて、リークの発生は防止されるようになる。
【0011】又、円板状突出部を、周方向に波状の凹凸を備えた波板状突出部とした構成とすることにより、口金と口金取付部の接着面積を更に拡大することができると共に、口金に作用するねじトルクを、波板状突出部の周方向の凹凸により受けることができて、口金との接着強度をより高くすることができる。
【0012】更に、円板状突出部に貫通孔を設けた構成、又は、口金の円板状突出部を、周辺部に円周方向の凹凸を形成した構成とすることにより、貫通孔又は周辺部の凹凸に位置するゴムにより口金に作用するねじトルクの応力を分散させて受けることができることから、口金との接着強度をより高めることができる。
【0013】更に又、水保有容器の側壁部に設けられたノズル内に挿入するプラグ体の外周面部に配置して、口金取付部に取り付けた口金よりエアを注入して膨張させることによりプラグ体と上記ノズル内面との間を閉塞させて、該ノズルを水封するようにしてある空圧シール装置用シールチューブにおいて、円筒形状として内側に雌ねじを有する口金又は円筒形状として内側に雌ねじを有し且つ外周に小径部と大径部を有する口金を、口金取付部に貫通させて取り付け、且つ口金取付部に全長に亘り接合して一体化させ、更に、上記口金と口金取付部との接合部の露出部分を覆うためのリング状のゴム製パッチを全面に亘り口金及び口金取付部に接合して一体化した構成とすることにより、従来と同様の構成としてある口金との接着強度を、パッチを接着することにより容易に高めることができることから、口金を従来の口金と同様な単純な形状として容易に作成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】図1(イ)(ロ)は本発明の空圧シール装置用シールチューブの実施の一形態を示すもので、図6に示したものと同様な構成としてある空圧シール装置Iに用いるためのシールチューブにおいて、図8や図9に示す口金取付部8と口金に代えて、シールチューブ7aの肉厚とほぼ同じ長さの円筒形状として内側に雌ねじ18を有する口金本体28と、該口金本体28の長手方向中間位置の外周面に取り付けた大径の円板状突出部29とからなる構成の口金27とし、且つ該口金27の円板状突出部29をシールチューブ7の口金取付部8の厚み方向の中間部に挟み込むようにして口金本体28を口金取付部8に嵌挿させ、口金本体28の外周面と円板状突出部29の表面を、シールチューブ7aの口金取付部8に全面に亘り接着して一体的に接合させるようにする。又、上記円板状突出部29には、所要個所(図では周方向の4個所)に、軸心方向に貫通する孔30を穿設し、且つ該各貫通孔30の内側にシールチューブ7aの口金取付部8のゴムが食い込んで円板状突出部29の回転の抵抗となるようにする。
【0016】その他、図9や図10に示したものと同一のものには同一符号が付してある。
【0017】本発明のシールチューブ7aは、口金取付部8に口金27の円板状突出部29を埋め込んだ構成としてあるが、その製作方法は、シールチューブ7aの成形過程でゴムの粘性が高いときに、口金取付部8に相当する個所のゴムに口金27を重ねて内外方向よりゴムで挟み込んで、円板状突出部29を埋め込み、口金本体28の両端を内外方向に貫通させるようにしてから加圧成形して一体化させるようにする。
【0018】上記シールチューブ7aの口金27の雌ねじ18にエアホース10の接続金具11を螺着して接続するとき、接続金具11のねじ込みにより口金27に作用するねじトルクの応力は、口金27の最外周端部となる円板状突出部29の外周面とシールチューブ7aの口金取付部8との接着部分によって受けられ、更に、円板状突出部29に貫通孔30を設けた場合は、貫通孔30内を貫通するシールチューブ7aのゴムによって受けられるようになる。
【0019】本発明においては、口金27とシールチューブ7aの口金取付部8との接着面積を従来に比して大きくすることができて、リークパスの発生する虞を従来に比して小さくすることができる。又、口金本体28の両端外周面と口金取付部8との境界を、口金27に作用するねじトルクの応力が集中する円板状突出部29の外周端部と口金取付部8との接着部分より分離させることができ、更に、円板状突出部29の貫通孔30を貫通するシールチューブ7aのゴムに、上記ねじトルクによる応力を受けさせることにより該応力を更に分散させることができ、これにより、口金27とシールチューブ7aの口金取付部8との接着強度を高めることができて、リークの発生を防止することができる。
【0020】次に、図2(イ)(ロ)は本発明の実施の他の形態を示すもので、図1に示したものと同様な構成としてあるシールチューブ7aにおける口金において、口金本体28の長手方向中間位置の外周面に、円板状突出部29を設け、更に、該円板状突出部29に複数の貫通孔30を設けることに代えて、周方向に波状に凹凸をなす円板状の波板状突出部32を設けた口金31としたものである。その他、図1(イ)(ロ)に示したものと同一のものには同一符号が付してある。
【0021】本実施の形態によれば、波板状突出部32は周方向に波状の凹凸が設けてあることから、該波板状突出部32とシールチューブ7aの口金取付部8との接着面積を更に拡大することができ、且つ口金31に作用するねじトルクを、波板状突出部32の凹凸に接触するシールチューブ7aのゴムにより受けさせることができて、口金31とシールチューブ7aの口金取付部8との接着強度を高めることができる。
【0022】次いで、図3(イ)(ロ)(ハ)はいずれも本発明の実施の更に他の形態として、図1(イ)(ロ)に示したものと同様の構成としてあるシールチューブ7aの口金27に代えて用いるようにする口金の異なる例を示すもので、図3(イ)に示す口金33は、円板状突出部29の周方向の複数個所(図では4個所)に、スリット状の切り欠き34を設けて、周辺部に円周方向の凹凸を形成するようにしたものである。又、図3(ロ)に示す口金35は、円板状突出部に設ける切り欠き36の数を多くして周方向に複数(図では8本)のアーム37を放射状に突出させ、周辺部に円周方向の凹凸を形成するようにしたものである。更に、図3(ハ)に示す口金38は、円板状突出部29に深さの浅い切り欠き39を設けて平面形状が星型となるようにし、周辺部に円周方向の凹凸を形成するようにしたものである。その他、図1(イ)(ロ)に示したものと同一のものには同一符号が付してある。
【0023】本実施の形態によれば、口金33,35及び38の周辺部に円周方向の凹凸が形成されていて、この凹凸部がシールチューブ7aに埋め込まれることにより、各切り欠き34,36及び39の内側にシールチューブ7aのゴムが食い込んで来る状態になるので、各口金33,35,38に作用するトルクをゴムにより分散させて受けることができることから、図1(イ)(ロ)の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
【0024】更に、図4(イ)(ロ)は本発明の実施の更に他の形態を示すもので、図8に示したものと同様な構成としてあるシールチューブ7において、シールチューブ7の内外両側の表面に、口金9とシールチューブ7の口金取付部8との接着部が露出する部分を覆うためのリング状に形成したゴム製のパッチ40を接着して一体化させたものである。
【0025】なお、上記パッチ40は、ゴムを加硫状態とし粘液状とした状態でシールチューブ7の口金取付部8に重ね、加圧成形することによりシールチューブ7の口金取付部8と口金9に一体化させるようにしてある。その他、図8に示したものと同一のものには同一符号が付してある。
【0026】本実施の形態によれば、パッチ40と口金9との接着部分により金属とゴムとの接着面積を従来に比して拡大させることができ、又、従来ノッチが発生し易い部分となっていた口金9とシールチューブ7の口金取付部8との境界部分を、パッチ40により覆うことにより、たとえノッチが発生していたとしても該ノッチを埋めることができることから、口金9に作用するねじトルクの応力集中部分にノッチが発生する虞をなくすことができて、口金9とシールチューブ7の口金取付部8との接着強度を高めることができ、したがって、口金9を従来と同様な単純な形状として容易に作成することができる。
【0027】更に、図5(イ)(ロ)は本発明の実施の更に他の形態を示すもので、図9に示したものと同様な構成としてあるシールチューブ7において、シールチューブ7の外側の表面に、図8に示したパッチ40と同様の構成としてあるパッチ40を、口金20の大径部22とシールチューブ7の口金取付部8との境界部分を覆うように接着して一体化させたものである。その他、図9に示したものと同一のものには同一符号が付してある。
【0028】本実施の形態によっても、図4(イ)(ロ)に示した実施の形態と同様な効果を得ることができる。
【0029】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるものではなく、図1(イ)(ロ)では、円板状突出部29の周方向の4個所に丸い貫通孔30を設けたものを示したが、貫通孔30の形状、及び穿設個所は自在に決定してよいこと、図2(イ)(ロ)に示した波板状突出部32に、図1(イ)(ロ)に示した如き貫通孔30を穿設するようにしてもよいこと、口金本体28の放射方向に所要量突出するものであれば、図3(イ)(ロ)(ハ)に示す各種形状以外の形状のもの、あるいは、円周方向の凹凸の数、形状も任意のものでよいこと、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の空圧シール装置用シールチューブによれば、水保有容器の側壁部に設けられたノズル内に挿入するプラグ体の外周面部に配置して、口金取付部に取り付けた口金よりエアを注入して膨張させることによりプラグ体と上記ノズル内面との間を閉塞させて、該ノズルを水封するようにしてある空圧シール装置用シールチューブにおいて、円筒形状として内側に雌ねじを有する口金本体と、該口金本体の長手方向中間位置の外周面に突設した円板状突出部とからなる構成の口金を、口金取付部の厚さ方向の中間部に円板状突出部を挟み込む状態で該口金取付部に貫通させて取り付け、且つ上記口金本体の外周面及び円板状突出部の表面を、口金取付部に全面に亘り接合して一体化してなる構成としてあるので、口金に作用するねじトルクの応力集中部分をノッチの発生し易い部分とはずれた位置にさせることができ、又、口金と口金取付部との接着面積を従来に比して大きくすることができて、リークパスの発生する虞を従来に比して小さくすることができ、これにより、口金と口金取付部との接着強度を高めることができて、リークの発生を防止することができ、又、円板状突出部を、周方向に波状の凹凸を備えた波板状突出部とした構成とすることにより、口金と口金取付部の接着面積を更に拡大することができると共に、口金に作用するねじトルクを、波板状突出部の周方向の凹凸により受けることができて、口金との接着強度をより高くすることができ、更に、円板状突出部に貫通孔を設けた構成、又は、口金の円板状突出部を、周辺部に円周方向の凹凸を形成した構成とすることにより、貫通孔又は周辺部の凹凸に位置するゴムにより口金に作用するねじトルクの応力を分散させて受けることができることから、口金との接着強度をより高めることができるという優れた効果を発揮し、更に又、水保有容器の側壁部に設けられたノズル内に挿入するプラグ体の外周面部に配置して、口金取付部に取り付けた口金よりエアを注入して膨張させることによりプラグ体と上記ノズル内面との間を閉塞させて、該ノズルを水封するようにしてある空圧シール装置用シールチューブにおいて、円筒形状として内側に雌ねじを有する口金又は円筒形状として内側に雌ねじを有し且つ外周に小径部と大径部を有する口金を、口金取付部に貫通させて取り付け、且つ口金取付部に全長に亘り接合して一体化させ、更に、上記口金と口金取付部との接合部の露出部分を覆うためのリング状のゴム製パッチを全面に亘り口金及び口金取付部に接合して一体化した構成とすることにより、従来と同様の構成としてある口金との接着強度を、パッチを接着することにより容易に高めることができることから、口金を従来の口金と同様な単純な形状として容易に作成することができるという優れた効果を発揮する。
【出願人】 【識別番号】000000099
【氏名又は名称】石川島播磨重工業株式会社
【出願日】 平成11年12月16日(1999.12.16)
【代理人】 【識別番号】100087527
【弁理士】
【氏名又は名称】坂本 光雄
【公開番号】 特開2001−173792(P2001−173792A)
【公開日】 平成13年6月26日(2001.6.26)
【出願番号】 特願平11−357875