| 【発明の名称】 |
カセット式シーリング装置及びその製造方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】レナールト ヨールンハーゲン
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| 【要約】 |
【課題】簡単で安価な方法で製造、組み立てができ、内側フレームや外側フレームが単一の連続成形体で作られるカセット式シーリング装置及び製造法を提供する。
【解決手段】シーリング装置を貫通して延びるシャフト(13)用のカセット式シーリング装置であり、この装置は静止したシャフトの周りを回転するか、シャフトが静止したシーリングに対して回転する。シーリングは、媒体を含む室をシールし、湿気、チリ、土粒子の侵入を防ぐ。本発明のカセット式シーリング装置は、内側フレームあるいは外側フレーム(8b)に囲まれたシーリング要素(2乃至4)を含む。フレーム(8b)はシーリング要素(2乃至4)を担持する予備形成された底面を形成する第一の横方向に延びる端部(10)と、シリンダ型の内側あるいは外側(9b)、及び自由に張り出した多数の舌状部(15)を形成するために半径方向外方あるいは内方に折り曲げたことによって形成された第二の横方に延びる端部(11)を有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 特に油などの媒体を含む室をシールし、水分、チリ、土粒子の侵入を防ぎ、、内側フレーム(8a)あるいは外側フレーム(8b)に囲まれたシーリング要素(2;3;4)を含み、前記室を貫通して延びるシャフト(13)用のカセット式シーリング装置において、前記フレーム(8a;8b)が、シーリング要素(2;3;4)を担持する底面を形成する横方向に延びる第一の端部(10)と、多数の舌状部(15)によって形成された横方向に延びる第2の端部(11)とからなり、これら舌状部はシリンダ型の側面部(9a;9b)に対して自由に張り出し、前記第二端部(11)を形成するために半径方向外方あるいは内方に折り曲げてなることを特徴とするカセット式シーリング装置。 【請求項2】 第二端部(11)にある舌状部(15)が、外側フレーム用ブランクのシリンダ型部分(9)を型抜きすることによって形成された複数のスロット(14)を有することを特徴とする請求項1に記載のカセット式シーリング装置。 【請求項3】 前記型抜きされたスロット(14)が、矩形であることを特徴とする請求項2に記載のカセット式シーリング装置。 【請求項4】 前記型抜きされたスロット(14)が、三角形の頂点を外方に向けた三角形であることを特徴とする請求項2に記載のカセット式シーリング装置。 【請求項5】 前記型抜きされたスロット(14)が、前記舌状部(15)が折り曲げられた後、これら舌状部が互いに接触することなく同じ面内に位置するような形状を有し且つ方法で形成され、相互に間隔をおいて配されていることを特徴とする請求項2乃至4のいずれかの項に記載のカセット式シーリング装置。 【請求項6】 特に油などの媒体を含む室をシールし、水分、チリ、土粒子の侵入を防ぎ、、内側フレーム(8a)あるいは外側フレーム(8b)に囲まれたシーリング要素(2;3;4)を含み、前記室を貫通して延びるシャフト(13)用のカセット式シーリング装置の製造方法において、シーリング要素(2)と、管状シャフト(13)用の孔(12)を有する底面部(10)、シリンダ型の側面部(9)及び外側フレーム(8)の底面部(10)と対向する端部(11)を形成するための内方折り曲げ可能なエッジとなる、側部(9)を持つカップ形状の内側フレーム(8a)あるいは外側フレーム(8b)用ブランクとを別個に製造し;内方折り曲げ可能な端部(11)に、シーリング要素(2;3;4)の軸方向の長さに対応して底面部の端部(10)方向内方に、内方折り曲げ可能な舌状部(15)を残してある距離で延びる型抜きによって形成されたスロット(14)を設ける;シーリング要素(2;3;4)を外側フレーム(8)用のブランクに底面部(10)方向に導入する;及びシーリング要素(2;3;4)を正しい位置に保持させながら内側フレーム(8a)あるいは外側フレーム(8b)に端部(11)を形成するために舌状部(15)を各々外方あるいは内方に折り曲げる;工程を含むことを特徴とするカセット式シーリング装置の製造方法。 【請求項7】 前記型抜きされたスロット(14)が、矩形形状、三角形形状、あるいはある他の形状を有し、内方に折り曲げられた複数の舌状部(15)は互いが接触することなく同一の面に位置するように前記型抜きされたスロット(14)が幅、形状を有し相互に間隔をおいて配置されていることを特徴とする請求項6に記載のカセットシーリングの製造方法。 【請求項8】 外側フレーム(8)上のシリンダ形状の内側(9a)あるいは外側(9b)の各々の内方折り曲げ可能な端部(11)の厚さが、フレーム(8a;8b)の残りの部分より薄いことを特徴とする請求項6又は7に記載のカセットシーリングの製造方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、あるエラストマー材料製のシーリング用リングを有するカセット式シーリング装置に関する。カセット式シーリング装置は、媒体、特にオイルのような液体を含む室が水、チリ、土粒子などからの侵入を防止するように、シーリングするために形成されている。そしてカセット式シーリング装置は、内側要素あるいはある強固な材料、通常スチール製の外側要素により所定の位置に保持されており、シーリング装置を貫通して軸方向に延びるシャフト共に回転可能であるか、あるいはシーリング装置は固定されていて該シーリング装置を介して延びるシャフトがシーリング内で回転自在に配されている。 【0002】 【従来の技術】シーリング用リングは、内側フレームあるいは外側フレームによって収納され所定の位置に保持され、シールされた室、例えば、シャフトやホイールハブを仕切っているこれら二つの要素の内の一つに対して固定できることが重要である。上述のタイプのカセット式シーリング装置は、各種の異なった態様が知られている。図1に、そのような従来のカセット式シーリング装置の典型的な例を示す。このカセット式シーリング装置は、静止したシャフトに固定されるように配され、シーリング用リングの各側部から、この例ではクランプ接合によりあるいはネジ継手やネジ込み継手のような他の種類の接合により互いに接合した二つの要素からなっている。同様に図3は、従来のカセット式シーリング装置を示し、このシーリング装置は、シーリング用リングに対してそれぞれの側から互いに接合した二つの要素からなる外側フレームを有する。このシーリング装置は外側フレーム内で固定され、シャフトは、シーリングの内側で回転できるように配されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】そのような二つの部材からなる外側フレームは、比較的構造が複雑で製造や組み立てに費用が掛かる。それは、とりわけ、フレーム要素をシャフトやハブ内に圧力ばめで取り付けられるようにするために、内側及び外側要素は、各々それらの内側及び外側の両方に取り付け公差を有していなければならないという理由によるものである。従って、本発明の目的は、簡単で費用が掛らない方法で製造、組み立てができ、特に内側フレームや外側フレームが単一の連続成形体として作られているカセット式シーリング装置を提供することである。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は、特に油などの媒体を含む室をシールし、水分、チリ、土粒子の侵入を防ぎ、、内側フレーム(8a)あるいは外側フレーム(8b)に囲まれたシーリング要素(2;3;4)を含み、前記室を貫通して延びるシャフト(13)用のカセット式シーリング装置において、前記フレーム(8a;8b)が、シーリング要素(2;3;4)を担持する底面を形成する横方向に延びる第一の端部(10)と、多数の舌状部(15)によって形成された横方向に延びる第2の端部(11)とからなり、これら舌状部はシリンダ型の側面部(9a;9b)に対して自由に張り出し、前記第二端部(11)を形成するために半径方向外方あるいは内方に折り曲げてなることを特徴とするカセット式シーリング装置にある。 【0005】また本発明は、特に油などの媒体を含む室をシールし、水分、チリ、土粒子の侵入を防ぎ、、内側フレーム(8a)あるいは外側フレーム(8b)に囲まれたシーリング要素(2;3;4)を含み、前記室を貫通して延びるシャフト(13)用のカセット式シーリング装置の製造方法において、シーリング要素(2)と、管状シャフト(13)用の孔(12)を有する底面部(10)、シリンダ型の側面部(9)及び外側フレーム(8)の底面部(10)と対向する端部(11)を形成するための内方折り曲げ可能なエッジとなる、側部(9)を持つカップ形状の内側フレーム(8a)あるいは外側フレーム(8b)用ブランクとを別個に製造し;内方折り曲げ可能な端部(11)に、シーリング要素(2;3;4)の軸方向の長さに対応して底面部の端部(10)方向内方に、内方折り曲げ可能な舌状部(15)を残してある距離で延びる型抜きによって形成されたスロット(14)を設ける;シーリング要素(2;3;4)を外側フレーム(8)用のブランクに底面部(10)方向に導入する;及びシーリング要素(2;3;4)を正しい位置に保持させながら内側フレーム(8a)あるいは外側フレーム(8b)に端部(11)を形成するために舌状部(15)を各々外方あるいは内方に折り曲げる;工程を含むことを特徴とするカセット式シーリング装置の製造方法にもある。 【0006】本発明により上記目的は、内側あるいは外側フレームの各々に孔を開けてシャフト用の貫通底孔を有するカップ形状にすること、及び多数のスロット状に打ち抜きされた部分を有するカップ縁部の最内部あるいは最外部の各々を形成することにより達成される。カップ形状のフレームの底部に対してエラストマーシーリング要素を導入した後、エラストマーシーリングに対して開口側を内方向に曲げられるので、該要素は外側フレーム内で所定の位置に保持され、一つの連続体で作られる。 【0007】 【発明の実施の形態】図1に示す従来のカセット式シーリング装置は、通常の方法でエラストマー材料のシーリング用リング2、半径方向外方に作用する張力スプリング3、及び補強材4が設けられている。シーリングユニット2乃至4は、二つの部分、即ち、図に示すようにクランプ接合7により互いに接合された外側フレーム部分5及び内側フレーム部分6からなる内側フレームで囲まれている。上述したように、カセット式シーリング装置の製造、及び組み立て方法は比較的複雑で時間がかかり、そして高価になる。 【0008】図3は、同様な方法による同様なカセット式シーリング装置を示し、その外側フレーム部分はクランプ接合7によって互いに接合された二つのユニット5及び6からなる。 【0009】図2及び図4は、本発明のカセット式シーリング装置の二つの態様の断面図である。即ち、図2は、シーリングの外側で回転する、静止したシャフトとハブ用のカセット式シーリング装置を示し、図4は、静止したハブと回転シャフト用のカセット式シーリング装置を示す。従来のカセット式シーリング装置と異なる点は、内側フレーム8a及び外側フレーム8bの各々が連続一体成型で作られていることである。しかしシーリング要素2乃至4についてはなお、カセット式シーリング装置の内側及び外側の各々及び二つの端部エッジ10、11の各々の両方に囲まれている。 【0010】上記一体成型は、ブランクから各々内側フレーム8a及び外側フレーム8bを製造することによって可能であり、各フレームは、軸方向に向いたカップ形状であり、各々内側側面部9a及び外側側面部9b、これらカップ形状ユニットの2ヶ所の折曲がり部分(over-folded)を有する端部あるいは底面部10、内方折り曲げ可能な端部11を形成するスロットが設けられた部分、及び貫通シャフト13用の押しかぶせ底面部10にある孔12を有する。 【0011】スロットが設けられた端部11には、矩形あるいは他の形状の多数の打ち抜き部分14が設けられており、その間に舌状部15が設けられており、これら舌状部は、フレーム8a、8bの所定の位置にシーリング要素2乃至4を保持させるためのスロット端部11を形成するために、各々内方向あるいは外方向に外側フレームの中にシーリング要素2乃至4を導入した後、フレームの軸回りの側面部9a、9bと連結し、折り曲げられるように配置されている。フレーム8a、8b用のカップ形状のブランクのスロット部分11は、フレームの残りの部分と同じ材料の厚みを有してもよいが、図5においてはスロット14及び舌状部15を有する部分11は、スロット14を形成するための打ち抜きや舌状部15の内方への折り曲げを容易にするように幾分薄くすることができる。 【0012】孔開き部分は、図示の矩形形状以外の形状、例えば、三角形の頂点を外方に向けた三角形であってもよい。内方に折り曲げられた舌状部15の端部は、互いに接触することなく連続した面内にあるため、端部11は図に示すように平面ユニットを形成する。 【0013】本発明のシーリングは、特に図6の上半分に見られるように、シーリング要素2乃至4及び内側フレーム8aあるいは外側フレーム8b用のブランクを別々に作ることにより製造される。フレーム8a、8b用のブランクは、カップ形状にプレス加工され、そして図6の上半分に見られるように、カップの自由端部から矩形あるいは他の形の多数のスロット14が開けられる。シーリング要素2乃至4は、カップ形状の外側フレーム8に導入され、スロットにより形成された舌状部15が各々外方あるいは内方に折り曲げれることにより、図6の下部に見られるように、フレーム内にシーリング要素2乃至4が固定される。 【0014】説明した本発明の態様のみが例に挙げあれているが、当業者であれば、外側フレームが、一つの連続体のブランク材料から作られるカセットシーリングに関する限り、本発明のクレームの範囲内で様々な変形が可能である。
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| 【出願人】 |
【識別番号】500504972 【氏名又は名称】フォルシェダ アーベー
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| 【出願日】 |
平成12年10月31日(2000.10.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100103285 【弁理士】 【氏名又は名称】森田 順之 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−165330(P2001−165330A) |
| 【公開日】 |
平成13年6月22日(2001.6.22) |
| 【出願番号】 |
特願2000−332769(P2000−332769) |
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