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【発明の名称】 二つの要素間の空間をシールするシール装置
【発明者】 【氏名】マイケル ヨセフソン

【氏名】クリスター ベネフオルス

【氏名】ヨナス リンドグレン

【要約】 【課題】極度の湿気と汚れた状況で働く機械用に改善したシール装置を提供すること。

【解決手段】互いに回転可能な二つの要素の間の空間をシールするシール装置が、一方の要素と接続可能なスリーブ形状部30を有するハウジング4と、スリーブ形状部から角度を成して別の要素を向く環状部32から成る。シール装置は、スリーブ形状部を備えたキャップ6と、スリーブ形状部から角度を成して第一要素を向く環状部10とから成る。前記環状部10が、少なくとも一つのシールリップを支持する。キャップ6がそのスリーブ形状部に、ハウジング及びキャップを共に軸線方向にロックするため、ハウジング4の角付環状部の縁部を越えてハブ42の方向に収納可能な縁部12の収納後に、ハウジングの環状部32に接合するシールリップ24を支持する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】シャフト(40)とハブ(42)など、互いに回転可能な二つの要素の間の空間をシールするシール装置が、一方の要素と接続可能なスリーブ形状部(30)を有するハウジング(4)と、スリーブ形状部から角度を成して別の要素に向く環状部(32)から成り、更に別の要素(40)と接続可能な、スリーブ形状部(8)を備えたキャップ(6)と、スリーブ形状部(8)から角度を成して第一要素を向いた環状部(10)とから成り、前記環状部(10)が、ハウジングのスリーブ形状部に摺動可能に接触する少なくとも一つのシールリップ(14,16)を支持し、キャップがそのスリーブ形状部(8)にハウジング(4)の角付環状部(32)の縁部を越えて、第一要素(40)の方向に収納可能な縁部(12)を有して、ハウジング及びキャップを共に軸線方向にロックするシール装置であり、キャップ(6)の収納可能縁部(12)が、収納可能な縁部(12)の収納後に、ハウジングの環状部(32)に接合するシールリップ(24)を支持することを特徴とするシール装置。
【請求項2】キャップ(6)が、お互い軸線のそばに配置され、ハウジングのスリーブ形状部(30)に摺動可能に接合する二つのシールリップ(14及び16)を、支持することを特徴とする請求項1に記載のシール装置。
【請求項3】ハウジングのスリーブ形状部に摺動可能に接合されるシールリップ(14)が、ばね負荷をかけられて、ハウジングのスリーブ形状部(30)と接合することを特徴とする請求項1に記載のシール装置。
【請求項4】ハウジングのスリーブ形状部(30)に接合する二つのシールリップ(14及び16)が、ばね(18及び20)の負荷をかけられて、ハウジングのスリーブ形状部(30)と組み合わさることを特徴とする請求項2に記載のシール装置。
【請求項5】キャップ(6)の環状部(10)が、ハウジングの環状部(32)に摺動可能に接合するシールリップ(22)を支持することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のシール装置。
【請求項6】キャップ(6)の収納可能な縁部(12)によって支持されるシールリップ(24)及び、キャップ(6)の環状部(10)によって支持されるシールリップ(22)が、ハウジングの環状部(32)の面に接合して、それら面が互いに曲げられることを特徴とする請求項5に記載のシール装置。
【請求項7】キャップ(6)の収納可能縁部(12)が、ハウジングの環状部の方向に曲げられ、好ましくは弾性材料から成る摩損肩部(26)を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のシール装置。
【請求項8】ハウジング(4)の角付環状部(32)が、ハウジングのスリーブ形状部(30)と隣接して、スリーブ形状部と直角を形成する部(34)を有し、またキャップ(6)の角付環状部(10)に向かって延びる傾斜延長部(36)を有し、そしてハウジングのスリーブ形状部(30)と直角を成す縁部(38)を形成することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のシール装置。
【請求項9】キャップの収納可能縁部(12)によって支持されるシールリップ(9)が、ハウジング(4)の角付環状部(32)の傾斜延長部(36)に、摺動可能に接合し、キャップの環状部(10)によって支持されるシールリップ(22)が、ハウジングの角付環状部(32)の縁部(38)に摺動可能に接合することを特徴とする請求項1、5、8のいずれか一項に記載のシール装置。
【請求項10】摩損肩部(26)が、ハウジング(4)における角付環状部(32)の縁部(38)に対して、曲げられることを特徴とする請求項7または8に記載のシール装置。
【請求項11】キャップ(6)のスリーブ形状部(8)が、キャップのスリーブ形状部と別の要素との間に配置された弾性材料によって、別の要素(40)と接続され、好ましくは弾性材料がリム(28)に備えられることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のシール装置。
【請求項12】キャップ(6)及び、それによって支持されたシールリップ(14、16、22及び24)が、固定シャフト(40)と接続され、ハウジング(4)がシャフトを囲む回転可能ハブ(42)と接続されることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載のシール装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えばシャフトとハブのように互いに回転可能な二つの要素間の空間をシールする、カセットシール型のシール装置に関連する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】本発明によるシール装置は、主に回転可能ホイールハブ用であり、互いに回転可能な要素の第一部に接続可能なスリーブ形状部と、スリーブ形状部に対し角度を成して、第二要素を向いた環状部とから成る。またシール装置は、第二要素と接続可能なスリーブ形状部を有するキャップから成り、第一要素を向いた環状要素を有する。前記環状部は、ハウジングのスリーブ形状部に摺動可能に接合するシールリップを支持する。そのスリーブ形状部ではキャップが、第一要素の方向に角度付縁部を越えて収めることができる縁部及び、シール装置のキャップとハウジングを軸線方向に相互にロックするため、ハウジング環状部を有する。
【0003】本発明の目的は、前記種類のカセット形シールの改善したシール装置を提供することであり、シール装置を、極度の湿気と汚れた状況で働く機械用シール装置への高い要求に応じて改良する。シール装置は、基本的に回転可能ホイールハブ用を目的としており、シール装置が水及び塵をその方法で、ハブに入るのを防ぎ得るのと同時に、油がハブから漏れるのを防ぐ機能を有し得る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため、本発明による装置は、キャップの収納可能縁部が、収納可能縁部の収納後にハウジングの環状部と摺動可能に接合するシールリップを支持することを特徴とする。
【0005】好ましくはキャップは、互いに軸線のそばに配置され、ハウジングのスリーブ形状部に摺動可能に接合する二つのシールリップを支持しており、好適にシールリップにはバネ負荷が加えられて、ハウジングのスリーブ形状部と接合する。
【0006】また、確実に水も塵もハブに入らないようにするため、ハブにキャップの環状部は、ハウジングの環状部に摺動可能に接合するシールリップを支持するのに適しており、キャップの収納可能縁部によって支持されたシールリップ及び、キャップの環状部によって支持されたシールリップは、ハウジングの環状部の面と接合する。それら面は、互いに曲げられる。
【0007】シール装置における二つの要素の位置を互いに画定するため、キャップの収納縁部は、ハウジングの環状部に面した摩損肩部を有し、好ましくは弾性材料から成る。
【0008】ハウジングの角付環状部は、ハウジングのスリーブ形状部に隣接して、それと共に直角を形成する部分を有し、またキャップの角付環状部に向かって延びる傾斜部分を有しており、そしてハウジングのスリーブ形状部と直角を成す縁部を有する。それによって、キャップの収納縁部によって支持されたシールリップが適切に、ハウジングの角付環状部の傾斜部に摺動可能に接合され、キャップの環状部によって支持されたシールリップは、ハウジングの角付環状部の縁部に摺動可能に接合する。
【0009】好ましくは、キャップのスリーブは互いに回転可能な要素の一方に、キャップのスリーブと前記要素との間に備えられる弾性材料によって、接続される。前記材料は好ましくは、リムに備えられる。
【0010】また適切には、キャップは非回転シャフトと接続され、ハウジングはシャフトを囲むハブと接続され且つ回転可能である。これは、キャップのシールリップが、シールリップの機能に肯定的な影響を及ぼす固定部であることを表している。
【0011】発明の実施例を、以下に添付図面を参照して説明する。
【0012】
【発明の実施の形態】図面に示されたカセットシールは、固定シャフトとシャフトの周囲を回転するハブとの間をシールすることを目的としている。カセットシールは二つの要素2及び3から成り、要素2は固定シャフト上に配置され、要素4はハブに配置する。図1は、カセットシールを装着する前の、カセットシールの二つの要素2及び4を示している。要素2は、金属からなり、スリーブ形状部8とスリーブ形状部と直角を成す外向環状部10とを有する環状ハブ6を具備している。スリーブ形状部8は、厚さが少ない縁部12を有しており、前記縁部12は、環状部10と並行になる位置へ収納することができる。
【0013】キャップ6は、キャップを加硫処理するゴム材料によって囲まれ、要素4の外周には油に対してシールするシールリップ14を形成し、このシールリップの軸線のそばに水に対してシールするシールリップ16を有する。シールリップ14及び16は、ねじバネ18及び20によって負荷が加えられ、シールリップ14及び16を放射状外方に変位しようとする。
【0014】キャップ6によって支持されたゴム材料が、キャップ6の環状部10の側部に、塵、ほこり、及び水がシールに浸入するのを防ぐことを目的とした、側方傾斜シールリップ22を形成する。
【0015】キャップ部分の収納可能部12の縁部では、ゴム材料が、また塵、泥、そして水がシールに浸入するのを防ぐことを目的とした、別のシールリップ24を形成する。収納可能部12の側部には、互いに要素2及び4を配置するため、収納可能部12を収納した後に、カセットシールの要素4に接合することを目的とし、シールリップ24に接続する摩損肩部26を、ゴム材料が形成する。
【0016】放射状内面には、要素2のスリーブ形状部8が、要素2に対するシャフトの固定を堅固にすることを目的とした環状リム28を形成するゴム材料の層を有する。
【0017】カセットシールの要素4は、金属によって構成され、把持力によって回転ホイールハブに固定するのに適合した、スリーブ形状部30を有する。内向環状部32は、スリーブ形状部30と、スリーブ形状部30に隣接して、それに直角な部分34によって、接続されており、また内向環状部は内向傾斜部36を具備し、部分34と並行、すなわちスリーブ形状部30に対して直角を成す内縁部38を最終的に形成する。
【0018】図2には、本発明によるカセットシールが示されており、装着位置で、カセットシールの要素2及び4が、互いに共働し、同時に互いに摺動する。要素2におけるスリーブ形状部8の収納可能部12が、スリーブ形状部8の他の部分に対して90°で収納され、要素4の環状部32の縁部38を超えて外方へ延びる。収納可能部12上に配置されたシールリップ24は、環状部32における傾斜部36の外面と接合する。摩損肩部26は、同時に要素4における環状部32の縁部38の方に曲がって、互いに要素2及び4の位置を画定する。
【0019】シールリップ22は、要素4における環状部32の縁部38の内面に接合し、シールリップ22及び24は、塵、ほこり及び水が外側からシールへ浸入するのを防ぐことを目的としている。シールリップ14及び16は、要素4におけるスリーブ形状部30の内面に接合して、ねじバネ18及び20によって、この内面に対し力を加えられる。シールリップ16は、水がシール及びシャフトとハブとの間のシールの内側に配置される軸受に入ることを防ぐことを目的としており、シールリップ14が、カセットシールの油シールを構成し且つ、カセットシールの主シールリップを構成する。
【0020】図3には本発明によるカセットシールが示されており、固定シャフト40と回転可能ハブ42との間に装着されている。ローラー軸受44は、シャフト40とハブ40との間に配置されている。シャフト40は、シャフトと固く接続される要素46を支持し、本発明によるカセットシールが、要素46上の円筒状面48とハブ42における円筒状面50との間に配置される。カセットシールの要素4は、把持力で要素4のスリーブ形状部30が、面50と接続されることによって、カセットシールの要素4は面50と固く接続される。要素2は、環状リム28が面48に固く接合することによって、シャフト40と接続される。従って、要素2は固定シャフト40と固く接続され、要素4はハブ42と接続され、それと共に回転するようになっている。
【0021】本発明によるカセットシールは、極度な湿気とほこりのある状況で働く機械に使用されることを目的としており、シールリップ24は、塵、ほこり及び水がカセットシールに浸入することを防ぐ、効果的なバーから構成されるまたは、その能力を妨げるまたは低下させる。別のシールリップ22及び16は、塵、ほこり及び水の浸入に対して別の防護力を構成して、シールリップ14は前記のように、油がカセットシール内の空間から噴出するのを防ぐ。外側収納可能部12及び摩損火炎部26は、全ての状況で、カセットシールの要素2と4との間の適切な相互位置を確保する。カセットシールの要素は、またカセットシールのシールリップ14、16、22及び24に適切な機能を提供する。
【0022】本発明は、前記請求項の範囲内で変形することができる。
【出願人】 【識別番号】591099739
【氏名又は名称】フースヘダ・アクチボラグ
【出願日】 平成12年9月21日(2000.9.21)
【代理人】 【識別番号】100066452
【弁理士】
【氏名又は名称】八木田 茂 (外2名)
【公開番号】 特開2001−141070(P2001−141070A)
【公開日】 平成13年5月25日(2001.5.25)
【出願番号】 特願2000−286523(P2000−286523)