| 【発明の名称】 |
グランドパッキンボックスのシール監視装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】尾畑 佳一
【氏名】上田 隆久
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| 【要約】 |
【課題】煩雑な分解作業を不要にしてグランドパッキン摺動面の可否判断を正確に行うことができるグランドパッキンボックスのシール監視装置を提供する。
【解決手段】グランドパッキンボックス1を貫通して回転する回転軸2には、グランドパッキンボックス1内でグランドパッキン3が外嵌されている。また、グランドパッキン3は、第1ブッシュ40の挟着面40Aと第2ブッシュ41の挟着面40Aとで挟着され、これら挟着面40A,41Aに形成した変位部40a,41aで軸方向に部分変位している。第2ブッシュ41の変位部41aに貫通孔8A,8B,8Cを設け、これら貫通孔に回転軸2のグランドパッキン摺動面2Aに接触状態または非接触状態で対応する寸法センサ9A、形状センサ9Bおよび外観センサ9Cを装入して、グランドパッキン摺動面2Aの状態を検出する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 グランドパッキンボックスと、このグランドパッキンボックスを貫通して回転する回転体と、この回転体に前記グランドパッキンボックス内で外嵌されたグランドパッキンと、このグランドパッキンを軸方向に挟着する挟着面に該グランドパッキンを軸方向に部分変位させる少なくとも1つの変位部が形成されたグランドパッキン挟着部材と、を備えたグランドパッキンボックスにおいて、前記少なくとも1つの変位部に半径方向の貫通孔が設けられ、この貫通孔に前記回転体のグランドパッキン摺動面に接触状態または非接触状態で対応して、回転体の寸法を検出する寸法センサ、回転体の形状を検出する形状センサおよび回転体の外観を検出する外観センサのうちの少なくともいずれか1つのセンサが装入されていることを特徴とするグランドパッキンボックスのシール監視装置。 【請求項2】 グランドパッキンボックスと、このグランドパッキンボックスを貫通して進退移動する移動体と、この移動体に前記グランドパッキンボックス内で外嵌されたグランドパッキンと、このグランドパッキンを軸方向に挟着するグランドパッキン挟着部材と、を備えたグランドパッキンボックスにおいて、前記グランドパッキン挟着部材に半径方向の貫通孔が設けられ、この貫通孔に前記移動体のグランドパッキン摺動面に接触状態または非接触状態で対応して、移動体の寸法を検出する寸法センサ、移動体の形状を検出する形状センサおよび移動体の外観を検出する外観センサのうちの少なくともいずれか1つのセンサが装入されていることを特徴とするグランドパッキンボックスのシール監視装置。 【請求項3】 グランドパッキンボックスと、このグランドパッキンボックスを貫通して回転する回転体と、この回転体に前記グランドパッキンボックス内で外嵌されたグランドパッキンと、このグランドパッキンを軸方向に挟着するグランドパッキン挟着部材と、を備えたグランドパッキンボックスにおいて、前記グランドパッキンに半径方向の貫通孔が設けられ、この貫通孔に前記回転体のグランドパッキン摺動面に接触状態または非接触状態で対応して、回転体の寸法を検出する寸法センサ、回転体の形状を検出する形状センサおよび回転体の外観を検出する外観センサのうちの少なくともいずれか1つのセンサが装入されていることを特徴とするグランドパッキンボックスのシール監視装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、グランドパッキンによって軸封される回転体または進退移動体の摺動面の正否を判断することができるグランドパッキンボックスのシール監視装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のグランドパッキンによる軸封構造として、たとえば、図10に示すようなポンプの出力回転軸などの回転軸を回転自在に軸封する軸封構造と、図11に示すような仕切弁のバルブステムやシリンダ装置のピストンロッドなどの進退移動軸を進退移動自在に軸封する軸封構造が知られている。 【0003】図10に示す前者の軸封構造は、たとえばポンプケーシングに設けられているグランドパッキンボックス1と、このグランドパッキンボックス1を貫通して回転するポンプの出力回転軸2と、この出力回転軸2にグランドパッキンボックス1内で外嵌されて軸封するグランドパッキン3と、このグランドパッキン3を軸方向に挟着するグランドパッキン挟着部材4とを備えている。 【0004】グランドパッキン挟着部材4は、グランドパッキンボックス1の奥部に装入された第1ブッシュ40と、グランドパッキンボックス1の入口側に装入された第2ブッシュ41と、この第2ブッシュ41の入口側端面に当接して該第2ブッシュ41をグランドパッキンボックス1の奥側に向けて押圧するパッキン押え42とからなり、これらは硬質樹脂または金属等の硬質材料によって形成されている。そして、グランドパッキン3の軸方向一端面(奥側の端面)が第1ブッシュ40の挟着面40Aに当接し、グランドパッキン3の軸方向他端面(入口側の端面)が第2ブッシュ41の挟着面41Aに当接している。したがって、パッキン押え42を図示していない締付機構により所定の締付力でグランドパッキンボックス1の奥側に向けて締付けることにより、グランドパッキン3の内周面を出力回転軸2の外周面もしくは該出力回転軸2に外嵌されている軸スリーブ(図示省略)の外周面に密接させて軸封部5を形成する。 【0005】グランドパッキン挟着部材4の構成部材である第1ブッシュ40の挟着面40Aには、グランドパッキン3を軸方向に部分変位させる1つの変位部40aが軸方向寸法を大きくして形成され、第2ブッシュ41の挟着面41Aには、グランドパッキン3を軸方向に部分変位させる1つの変位部41aが軸方向寸法を大きくして形成されている。グランドパッキン3は、変位部40aを備えた第1ブッシュ40と変位部41aを備えた第2ブッシュ41の挟着面40A,41Aによって挟着されるから、その軸方向寸法t分だけ軸方向に部分変位した状態になる。 【0006】このように構成された前者の軸封構造によれば、第1ブッシュ40の内周面と出力回転軸2の外周面とで形成される環状の小さい隙間6における変位部40a側の部位は、円周方向でグランドパッキン3の一部にオーバラップすることになるので、隙間6内の流体は出力回転軸2の回転に伴なってオーバラップ部分に漏れ流体として強制的に送り込まれ、この送り込まれたオーバラップ部分から軸封部5に流体を均等に拡散して、潤滑作用と冷却作用を向上させる。また、第2ブッシュ41の内周面と出力回転軸2の外周面とで形成される環状の小さい隙間7における変位部41a側の部位は、円周方向でグランドパッキン3の一部にオーバラップすることになるので、隙間7内の流体は出力回転軸2の回転に伴なってオーバラップ部分に漏れ流体として強制的に送り込まれ、この送り込まれたオーバラップ部分から軸封部5に流体を均等に拡散して、潤滑作用と冷却作用を向上させ、出力回転軸2の異常摩耗や焼付損傷などを防止するように働く。 【0007】一方、図11に示す後者の軸封構造は、たとえば仕切弁の弁蓋やシリンダ装置のシリンダ蓋に設けられているグランドパッキンボックス1と、このグランドパッキンボックス1を貫通して進退移動するバルブステムまたはピストンロッドなどの進退移動軸2と、この進退移動軸2にグランドパッキンボックス1内で外嵌されて軸封するグランドパッキン3と、このグランドパッキン3を軸方向に挟着するグランドパッキン挟着部材4とを備えている。 【0008】グランドパッキン挟着部材4は、グランドパッキンボックス1の奥部に装入された第1ブッシュ40と、グランドパッキンボックス1の入口側に装入された第2ブッシュ41と、この第2ブッシュ41の入口側端面に当接して該第2ブッシュ41をグランドパッキンボックス1の奥側に向けて押圧するパッキン押え42とからなり、グランドパッキン3の軸方向一端面(奥側の端面)が第1ブッシュ40の挟着面40Aに当接し、グランドパッキン3の軸方向他端面(入口側の端面)が第2ブッシュ41の挟着面41Aに当接している。したがって、パッキン押え42を図示していない締付機構により所定の締付力でグランドパッキンボックス1の奥側に向けて締付けることにより、グランドパッキン3の内周面を進退移動軸2の外周面もしくは該進退移動軸2に外嵌されている軸スリーブ(図示省略)の外周面に密接させて軸封部5を形成する。 【0009】このように構成された後者の軸封構造によれば、第1ブッシュ40の内周面と進退移動軸2の外周面とで形成される環状の小さい隙間6内の流体を、軸封部5から第2ブッシュ41の内周面と進退移動軸2の外周面とで形成される環状の小さい隙間7に向けて僅かに漏出させることで、潤滑作用と冷却作用を発揮して進退移動軸2の異常摩耗や焼付損傷などを防止するように働く。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前者の軸封構造では、出力回転軸2の外周面2A、つまり出力回転軸2のグランドパッキン摺動面2Aが経時により摩耗して、出力回転軸2の外径(寸法)が小さくなったり、経時によりグランドパッキン摺動面2Aに局部的な「エグレ」を生じて出力回転軸2の形状が変化したりあるいは経時によりグランドパッキン摺動面2Aに異物が付着固化して、出力回転軸2の外観を変化させるなどの事態が発生すると、軸封部5の軸封機能が低下して、流体の漏れ量が過剰になる。また、後者の軸封構造では、進退移動軸2の外周面2A、つまり進退移動軸2のグランドパッキン摺動面2Aが経時により摩耗して、進退移動軸2の外径(寸法)が小さくなったり、経時によりグランドパッキン摺動面2Aに局部的な「エグレ」を生じて進退移動軸2の形状が変化したりあるいは経時によりグランドパッキン摺動面2Aに異物が付着固化して、進退移動軸2の外観を変化させるなどの事態が発生すると、軸封部5の軸封機能が低下して、流体の漏れ量が過剰になる。 【0011】ところが、前記従来のグランドパッキンによる軸封構造では、グランドパッキン摺動面2Aの変化が原因で流体の漏れ量が過剰になっているか否かの点検は、パッキン押え42の締付けを解除してグランドパッキンボックス1から退避させ、ついでグランドパッキンボックス1の内部から第2ブッシュ41、グランドパッキン3、第1ブッシュ40の順序でこれらを抜き出し、つぎに出力回転軸2または進退移動軸2をグランドパッキンボックス1から抜き出す煩雑な分解作業が必要であった。また、分解後においては、点検作業者の目視に委ねてグランドパッキン摺動面2Aの可否を判断しているので、作業者の熟練度の差などによって可否の判断にばらつきを生じるため正確な可否判断が困難であった。 【0012】そこで、本発明は、煩雑な分解作業を不要にしてグランドパッキン摺動面の可否判断を正確に行うことができるグランドパッキンボックスのシール監視装置を提供することを目的としている。 【0013】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明に係るグランドパッキンボックスのシール監視装置は、グランドパッキンボックスと、このグランドパッキンボックスを貫通して回転する回転体と、この回転体に前記グランドパッキンボックス内で外嵌されたグランドパッキンと、このグランドパッキンを軸方向に挟着する挟着面に該グランドパッキンを軸方向に部分変位させる少なくとも1つの変位部が形成されたグランドパッキン挟着部材と、を備えたグランドパッキンボックスにおいて、前記少なくとも1つの変位部に半径方向の貫通孔が設けられ、この貫通孔に前記回転体のグランドパッキン摺動面に接触状態または非接触状態で対応して、回転体の寸法を検出する寸法センサ、回転体の形状を検出する形状センサおよび回転体の外観を検出する外観センサのうちの少なくともいずれか1つのセンサが装入されていることを特徴としている。 【0014】また、前記目的を達成するために、請求項2に記載の発明に係るグランドパッキンボックスのシール監視装置は、グランドパッキンボックスと、このグランドパッキンボックスを貫通して進退移動する移動体と、この移動体に前記グランドパッキンボックス内で外嵌されたグランドパッキンと、このグランドパッキンを軸方向に挟着するグランドパッキン挟着部材と、を備えたグランドパッキンボックスにおいて、前記グランドパッキン挟着部材に半径方向の貫通孔が設けられ、この貫通孔に前記移動体のグランドパッキン摺動面に接触状態または非接触状態で対応して、移動体の寸法を検出する寸法センサ、移動体の形状を検出する形状センサおよび移動体の外観を検出する外観センサのうちの少なくともいずれか1つのセンサが装入されていることを特徴としている。 【0015】さらに、前記目的を達成するために、請求項3に記載の発明に係るグランドパッキンボックスのシール監視装置は、グランドパッキンボックスと、このグランドパッキンボックスを貫通して回転する回転体と、この回転体に前記グランドパッキンボックス内で外嵌されたグランドパッキンと、このグランドパッキンを軸方向に挟着するグランドパッキン挟着部材と、を備えたグランドパッキンボックスにおいて、前記グランドパッキンに半径方向の貫通孔が設けられ、この貫通孔に前記回転体のグランドパッキン摺動面に接触状態または非接触状態で対応して、回転体の寸法を検出する寸法センサ、回転体の形状を検出する形状センサおよび回転体の外観を検出する外観センサのうちの少なくともいずれか1つのセンサが装入されていることを特徴としている。 【0016】請求項1に記載の発明によれば、回転体のグランドパッキン摺動面の一部分は、グランドパッキン挟着部材における少なくとも1つの変位部に設けられている貫通孔に対応して回転するので、該摺動面の摩耗による回転体の寸法縮小は、貫通孔に装入されている寸法センサで検出し、摺動面の局部的な「エグレ」による形状の変化は、貫通孔に装入されている形状センサで検出し、摺動面に異物が付着固化することによって生じる外観の変化は、貫通孔に装入されている外観センサで検出して監視することができる。 【0017】請求項2に記載の発明によれば、移動体のグランドパッキン摺動面の一部は、グランドパッキン挟着部材における少なくとも1つの変位部に設けられている貫通孔に対応して進退移動するので、該摺動面の摩耗による移動体の寸法縮小は、貫通孔に装入されている寸法センサで検出し、摺動面の局部的な「エグレ」による形状の変化は、貫通孔に装入されている形状センサで検出し、摺動面に異物が付着固化することによって生じる外観の変化は、貫通孔に装入されている外観センサで検出して監視することができる。 【0018】請求項3に記載の発明によれば、回転体のグランドパッキン摺動面の少なくとも一部分は、グランドパッキンに設けられている貫通孔に対応して回転するので、該摺動面の摩耗による回転体の寸法縮小は、貫通孔に装入されている寸法センサで検出し、摺動面の局部的な「エグレ」による形状の変化は、貫通孔に装入されている形状センサで検出し、摺動面に異物が付着固化することによって生じる外観の変化は、貫通孔に装入されている外観センサで検出して監視することができる。 【0019】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、図10の従来例と同一もしくは相当部分には、同一符号を付して説明する。図1は、請求項1に記載の発明に係るグランドパッキンボックスのシール監視装置の一実施の形態を示す縦断面図、図2は図1のA−A線に沿う拡大断面図であり、これらの図において、グランドパッキンボックスのシール監視装置は、たとえばポンプケーシングに設けられているグランドパッキンボックス1と、このグランドパッキンボックス1を貫通して回転するポンプの出力回転軸2と、この出力回転軸2にグランドパッキンボックス1内で外嵌されて軸封するグランドパッキン3と、このグランドパッキン3を軸方向に挟着するグランドパッキン挟着部材4とを備えている。 【0020】グランドパッキン挟着部材4は、グランドパッキンボックス1の奥部に装入された第1ブッシュ40と、グランドパッキンボックス1の入口側に装入された第2ブッシュ41と、この第2ブッシュ41の入口側端面に当接して該第2ブッシュ41をグランドパッキンボックス1の奥側に向けて押圧するパッキン押え42とからなり、グランドパッキン3の軸方向一端面(奥側の端面)が第1ブッシュ40の挟着面40Aに当接し、グランドパッキン3の軸方向他端面(入口側の端面)が第2ブッシュ41の挟着面41Aに当接している。したがって、パッキン押え42を図示していない押圧機構により所定の押圧力でグランドパッキンボックス1の奥側に向けて押圧することにより、グランドパッキン3の内周面を出力回転軸2の外周面もしくは該出力回転軸2に外嵌されている軸スリーブ(図示省略)の外周面に密接させて軸封部5を形成する。なお、通常は、出力回転軸2に外嵌されている軸スリーブの外周面にグランドパッキン3の内周面を密接させる軸封方式が多用される。 【0021】グランドパッキン挟着部材4を構成している第1ブッシュ40の挟着面40Aには、グランドパッキン3を軸方向に部分変位させるたとえば1つの変位部40aが軸方向寸法を大きくして形成され、第2ブッシュ41の挟着面41Aには、グランドパッキン3を軸方向に部分変位させるたとえば1つの変位部41aが軸方向寸法を大きくして形成されている。グランドパッキン3は、変位部40aを備えた第1ブッシュ40と変位部41aを備えた第2ブッシュ41の挟着面40A,41Aによって挟着されるから、その軸方向寸法t分だけ軸方向に部分変位した状態になる。 【0022】一方、第2ブッシュ41の1つの変位部41aに3つの半径方向の貫通孔8A,8B,8Cが円周方向に等間隔で設けられ、これらの貫通孔8A,8B,8Cに対応するグランドパッキンボックス1周壁に貫通孔1Aを設けてある。貫通孔8Aには、出力回転軸2のグランドパッキン摺動面2Aに非接触状態で対応して出力回転軸2の寸法を検出する非接触式寸法センサ9Aが装入され、貫通孔8Bには、出力回転軸2のグランドパッキン摺動面2Aに非接触状態で対応して出力回転軸2の形状を検出する非接触式形状センサ9Bが装入されている。また、貫通孔8Cには、出力回転軸2のグランドパッキン摺動面2Aに非接触状態で対応して出力回転軸2の外観を検出する非接触式外観センサ9Cが装入されている。 【0023】非接触式寸法センサ9Aからの検出信号と、非接触式形状センサ9Bからの検出信号および非接触式外観センサ9Cからの検出信号は、それぞれ判断手段10に入力される。判断手段10には、寸法、形状および外観の基準値が予め入力されている。したがって、判断手段10は、非接触式寸法センサ9A、非接触式形状センサ9Bおよび非接触式外観センサ9Cから入力された検出信号と予め入力されている基準値とを比較して、入力された検出信号が基準値以上である場合にグランドパッキン摺動面2Aの補修または交換が必要であるとの判断を下して、警報開始信号を警報手段11に入力し、警報手段11は入力された警報開始信号に基づいて警報(たとえば着色警報灯の点灯)を発する。なお、判断手段10に予め入力される寸法、形状および外観の基準値は、たとえば寸法、形状および外観の変化により流体の漏れ量が過剰になって軸封部5の軸封機能が低下する前段の値に設定されている。 【0024】前記非接触式寸法センサ9Aとして、たとえばレーザ式変位センサや渦電流式変位センサなどを挙げることができ、非接触式形状センサ9Bとして、たとえばー2次元変位センサを挙げることができるとともに、非接触式外観センサ9Cとして、たとえば光学式サンサ、CCDカメラ、マイクロスコープなどを挙げることができる。 【0025】前記構成において、出力回転軸2のグランドパッキン摺動面2Aにおける軸方向長さの約半分程度は、第2ブッシュ41の変位部41aに設けられている貫通孔8A,8B,8Cに対応して回転するので、この回転部分を非接触式寸法センサ9A、非接触式形状センサ9Bおよび非接触式外観センサ9Cによって常時監視することができる。すなわち、グランドパッキン摺動面2Aの摩耗による出力回転軸2の寸法縮小は非接触式寸法センサ9Aによって検出され、グランドパッキン摺動面2Aの局部的な「エグレ」による形状の変化は非接触式形状センサ9Bによって検出されるとともに、グランドパッキン摺動面2Aに異物が付着固化することによって生じる外観の変化は非接触式外観センサ9Cによって検出され、これらの検出信号はそれぞれ判断手段10に入力される。判断手段10は、各センサ9A,9B,9Cから入力された検出信号と予め入力されている基準値とを比較して、入力された検出信号が基準値以上である場合にグランドパッキン摺動面2Aの補修または交換が必要であるとの判断を下して、警報開始信号を警報手段11に入力し、警報手段11は入力された警報開始信号に基づいて警報(たとえば着色警報灯の点灯)を発する。 【0026】このため、グランドパッキン摺動面2Aが経時により摩耗して、出力回転軸2の外径(寸法)が補修または交換が必要なまでに小さくなった状態、経時によりグランドパッキン摺動面2Aに局部的な「エグレ」を生じて出力回転軸2の形状が補修または交換が必要なまでに変化した状態あるいは経時によりグランドパッキン摺動面2Aに異物が付着固化して、出力回転軸2の外観が補修または交換が必要なまでに変化した状態は、煩雑な分解作業を行うことなくしかも点検作業者の目視にたよることなく正確に判断してこれを確認することができる。つまり、出力回転軸2がポンプの出力回転軸2である場合には、ポンプの運転を停止することなくグランドパッキン摺動面2Aの可否を判断することが可能になるとともに、判断手段10に予め入力される寸法、形状および外観の基準値が寸法、形状および外観の変化により流体の漏れ量が過剰になって軸封部5の軸封機能が低下する前段の値に設定されていることにより、流体の漏れ量が過剰になる前段階で出力回転軸2に外嵌されている軸スリーブを交換して、軸封部5の軸封機能の低下による流体の過剰な漏れを未然に防止することができる。 【0027】なお、前記実施の形態では、非接触式の寸法センサ9A,形状センサ9Bおよび外観センサ9Cを使用しているが、非接触式のセンサに代えて接触式の寸法センサ9A,形状センサ9Bおよび外観センサ9Cを使用したり、非接触式のセンサと接触式のセンサを複合して使用してもよい。接触式の寸法センサ9A、接触式外観センサ9Cとして、たとえば可変型接触センサや接触式変位計などを挙げることができる。また、寸法センサ9A、形状センサ9Bおよび外観センサ9Cの3つのセンサを全て使用した構成で説明しているが、これらセンサ9A,9B,9Cの内の少なくともいずれか1つのセンサを選択使用して、グランドパッキン摺動面2Aの摩耗による出力回転軸2の寸法縮小、グランドパッキン摺動面2Aの形状の変化またはグランドパッキン摺動面2Aの外観の変化の内の少なくともいずれか1つのみを特定して検出するように構成してもよい。 【0028】また、図3に示すように、第1ブッシュ40の変位部40aに半径方向の貫通孔8A,8B,8Cを設け、貫通孔8Aに寸法センサ9Aを、貫通孔8Bに形状センサ9Bを、貫通孔8Cに外観センサ9Cを装入する構造であってもよいし、図1と図3の複合構造であってもよい。 【0029】さらに、図4に示すように、グランドパッキン3の使用数量が多い場合には、中間ブッシュ43を設け、この中間ブッシュ43の変位部43aに半径方向の貫通孔8A,8B,8Cを設け(ただし、図4には貫通孔8Bのみを示している)貫通孔8Aに寸法センサ9Aを、貫通孔8Bに形状センサ9Bを、貫通孔8Cに外観センサ9Cを装入するように構成してもよい。 【0030】つぎに、請求項2に記載の発明に係るグランドパッキンボックスのシール監視装置の一実施の形態を説明する。なお、請求項1に記載の発明に係るグランドパッキンボックスのシール監視装置と同一もしくは相当部分には同一符号を付して、これらの詳しい説明は省略する。図5は請求項2に記載の発明に係るグランドパッキンボックスのシール監視装置の一実施の形態を示す縦断面図であり、この図において、グランドパッキンボックスのシール監視装置は、たとえば仕切弁のバルブステムやシリンダ装置のピストンロッドなどの進退移動軸2を進退移動自在に軸封する軸封構造に適用される。 【0031】グランドパッキン挟着部材4は、グランドパッキンボックス1の奥部に装入された第1ブッシュ40と、グランドパッキンボックス1の入口側に装入された第2ブッシュ41と、この第2ブッシュ41の入口側端面に当接して該第2ブッシュ41をグランドパッキンボックス1の奥側に向けて押圧するパッキン押え42とからなり、複数個のグランドパッキン3における奥部のグランドパッキン3の軸方向一端面(奥側の端面)が第1ブッシュ40の挟着面40Aに当接し、複数個のグランドパッキン3における入口部のグランドパッキン3の軸方向他端面(入口側の端面)が第2ブッシュ41の挟着面41Aに当接している。したがって、パッキン押え42を図示していない押圧機構により所定の押圧力でグランドパッキンボックス1の奥側に向けて押圧することにより、グランドパッキン3の内周面を進退移動軸2の外周面もしくは該進退移動軸2に外嵌されている軸スリーブ(図示省略)の外周面に密接させて軸封部5を形成する。通常は、進退移動軸2に外嵌されている軸スリーブの外周面にグランドパッキン3の内周面を密接させる軸封方式が多用される。なお、第1ブッシュ40の挟着面40Aおよび第2ブッシュ41の挟着面41Aは、進退移動軸2の軸線に直交している。 【0032】第2ブッシュ41には3つの半径方向の貫通孔8A,8B,8Cが円周方向に等間隔で設けられ、これらの貫通孔8A,8B,8Cに対応するグランドパッキンボックス1周壁に貫通孔1Aを設けてある。貫通孔8Aには、進退移動軸2のグランドパッキン摺動面2Aに対応して進退移動軸2の寸法を検出する非接触式または接触式寸法センサ9Aが装入され、貫通孔8Bには、進退移動軸2のグランドパッキン摺動面2Aに対応して進退移動軸2の形状を検出する非接触式または接触式形状センサ9Bが装入されているとともに、貫通孔8Cには、進退移動軸2のグランドパッキン摺動面2Aに対応して進退移動軸2の外観を検出する非接触式または接触式外観センサ9Cが装入される。なお、非接触式または接触式の寸法センサ9A、形状センサ9Bおよび外観センサ9Cとして、請求項1に記載の発明で説明したセンサと同じものが使用される。 【0033】前記寸法センサ9Aからの検出信号と、形状センサ9Bからの検出信号および外観センサ9Cからの検出信号は、それぞれ判断手段10に入力される。判断手段10には、寸法、形状および外観の基準値が予め入力されている。したがって、判断手段10は、寸法センサ9A、形状センサ9Bおよび外観センサ9Cから入力された検出信号と予め入力されている基準値とを比較して、入力された検出信号が基準値以上である場合にグランドパッキン摺動面2Aの補修または交換が必要であるとの判断を下して、警報開始信号を警報手段11に入力し、警報手段11は入力された警報開始信号に基づいて警報(たとえば着色警報灯の点灯)を発する。なお、判断手段10に予め入力される寸法、形状および外観の基準値は、寸法、形状および外観の変化により流体の漏れ量が過剰になって軸封部5の軸封機能が低下する前段の値に設定されている。 【0034】前記構成において、進退移動軸2のグランドパッキン摺動面2Aは、第2ブッシュ41に設けられている貫通孔8A,8B,8Cに対応して進退移動するので、この進退移動部分を寸法センサ9A、形状センサ9Bおよび外観センサ9Cによって常時監視することができる。すなわち、グランドパッキン摺動面2Aの摩耗による進退移動軸2の寸法縮小は非接触式または接触式寸法センサ9Aによって検出され、グランドパッキン摺動面2Aの局部的な「エグレ」による形状の変化は非接触式または接触式形状センサ9Bによって検出されるとともに、グランドパッキン摺動面2Aに異物が付着固化することによって生じる外観の変化は非接触式または接触式外観センサ9Cによって検出され、これらの検出信号はそれぞれ判断手段10に入力される。判断手段10は、各センサ9A,9B,9Cから入力された検出信号と予め入力されている基準値とを比較して、入力された検出信号が基準値以上である場合にグランドパッキン摺動面2Aの補修または交換が必要であるとの判断を下して、警報開始信号を警報手段11に入力し、警報手段11は入力された警報開始信号に基づいて警報(たとえば着色警報灯の点灯)を発する。 【0035】このため、グランドパッキン摺動面2Aが経時により摩耗して、進退移動軸2の外径(寸法)が補修または交換が必要なまでに小さくなった状態、経時によりグランドパッキン摺動面2Aに局部的な「エグレ」を生じて進退移動軸2の形状が補修または交換が必要なまでに変化した状態あるいは経時によりグランドパッキン摺動面2Aに異物が付着固化して、進退移動軸2の外観が補修または交換が必要なまでに変化した状態は、煩雑な分解作業を行うことなくしかも点検作業者の目視にたよることなく正確に判断してこれを確認することができる。つまり、進退移動軸2が仕切弁のバルブステムである場合には、仕切弁が介設されている配管の流体通過を遮断することなく、また、進退移動軸2がシリンダ装置のピストンロッドである場合には、シリンダ装置の運転を停止することなくグランドパッキン摺動面2Aの可否を判断することが可能になるとともに、判断手段10に予め入力される寸法、形状および外観の基準値が寸法、形状および外観の変化により流体の漏れ量が過剰になって軸封部5の軸封機能が低下する前段の値に設定されていることにより、流体の漏れ量が過剰になる前段階で進退移動軸2に外嵌されている軸スリーブを交換して、軸封部5の軸封機能の低下による流体の過剰な漏れを未然に防止することができる。 【0036】また、寸法センサ9A、形状センサ9Bおよび外観センサ9Cの3つのセンサを全て使用することなく、これらセンサ9A,9B,9Cの内の少なくともいずれか1つのセンサを選択して使用し、グランドパッキン摺動面2Aの摩耗による進退移動軸2の寸法縮小、グランドパッキン摺動面2Aの形状の変化またはグランドパッキン摺動面2Aの外観の変化の内の少なくともいずれか1つのみを特定して検出するように構成してもよい。 【0037】さらに、図6に示すように、第1ブッシュ40の変位部40aに半径方向の貫通孔8A,8B,8Cを設け、貫通孔8Aに寸法センサ9Aを、貫通孔8Bに形状センサ9Bを、貫通孔8Cに外観センサ9Cを装入する構造であってもよいし、図5と図6の複合構造にしてもよい。 【0038】つぎに、請求項3に記載の発明に係るグランドパッキンボックスのシール監視装置の一実施の形態を説明する。なお、請求項1または請求項2に記載の発明に係るグランドパッキンボックスのシール監視装置と同一もしくは相当部分には同一符号を付して、これらの詳しい説明は省略する。図7は請求項3に記載の発明に係るグランドパッキンボックスのシール監視装置の一実施の形態を示す縦断面図、図8は図7のB−B線に沿う拡大断面図であり、これらの図において、グランドパッキンボックスのシール監視装置は、たとえばポンプケーシングに設けられているグランドパッキンボックス1と、このグランドパッキンボックス1を貫通して回転するポンプの出力回転軸2と、この出力回転軸2にグランドパッキンボックス1内で外嵌されて軸封するグランドパッキン3と、このグランドパッキン3を軸方向に挟着するグランドパッキン挟着部材4とを備えている。 【0039】グランドパッキン挟着部材4は、グランドパッキンボックス1の奥部に装入された第1ブッシュ40と、グランドパッキンボックス1の入口側に装入された第2ブッシュ41と、この第2ブッシュ41の入口側端面に当接して該第2ブッシュ41をグランドパッキンボックス1の奥側に向けて押圧するパッキン押え42とからなり、複数個のグランドパッキン3における奥部のグランドパッキン3の軸方向一端面(奥側の端面)が第1ブッシュ40の挟着面40Aに当接し、複数個のグランドパッキン3における入口部のグランドパッキン3の軸方向他端面(入口側の端面)が第2ブッシュ41の挟着面41Aに当接している。したがって、パッキン押え42を図示していない押圧機構により所定の押圧力でグランドパッキンボックス1の奥側に向けて押圧することにより、グランドパッキン3の内周面を出力回転軸2の外周面もしくは該出力回転軸2に外嵌されている軸スリーブ(図示省略)の外周面に密接させて軸封部5を形成する。通常は、出力回転軸2に外嵌されている軸スリーブの外周面にグランドパッキン3の内周面を密接させる軸封方式が多用される。なお、第1ブッシュ40の挟着面40Aおよび第2ブッシュ41の挟着面41Aは、出力回転軸2の軸線に直交している。 【0040】1つのグランドパッキン3には3つの半径方向の貫通孔8A,8B,8Cが円周方向に等間隔で設けられ、これらの貫通孔8A,8B,8Cに対応するグランドパッキンボックス1周壁に貫通孔1Aを設けてある。また、貫通孔8A,8B,8Cのそれぞれにスリ−ブ12が装入されている。スリ−ブ12は、パッキン押え42を図示していない押圧機構により所定の押圧力でグランドパッキンボックス1の奥側に向けて押圧しても、この押圧力によって変形することのない強度を備えた高剛性材料(たとえばステンレス鋼)によって形成されており、貫通孔8Aのスリ−ブ12には、出力回転軸2のグランドパッキン摺動面2Aに対応して出力回転軸2の寸法を検出する非接触式または接触式寸法センサ9Aが装入され、貫通孔8Bのスリ−ブ12には、出力回転軸2のグランドパッキン摺動面2Aに対応して出力回転軸2の形状を検出する非接触式または接触式形状センサ9Bが装入されているとともに、貫通孔8Cのスリ−ブ12には、出力回転軸2のグランドパッキン摺動面2Aに対応して出力回転軸2の外観を検出する非接触式または接触式外観センサ9Cが装入される。なお、非接触式または接触式の寸法センサ9A、形状センサ9Bおよび外観センサ9Cとして、請求項1に記載の発明で説明したセンサと同じものが使用される。 【0041】前記寸法センサ9Aからの検出信号と、形状センサ9Bからの検出信号および外観センサ9Cからの検出信号は、それぞれ判断手段10に入力される。判断手段10には、寸法、形状および外観の基準値が予め入力されている。したがって、判断手段10は、寸法センサ9A、形状センサ9Bおよび外観センサ9Cから入力された検出信号と予め入力されている基準値とを比較して、入力された検出信号が基準値以上である場合にグランドパッキン摺動面2Aの補修または交換が必要であるとの判断を下して、警報開始信号を警報手段11に入力し、警報手段11は入力された警報開始信号に基づいて警報(たとえば着色警報灯の点灯)を発する。なお、判断手段10に予め入力される寸法、形状および外観の基準値は、寸法、形状および外観の変化により流体の漏れ量が過剰になって軸封部5の軸封機能が低下する前段の値に設定されている。 【0042】前記構成において、出力回転軸2のグランドパッキン摺動面2Aは、1つのグランドパッキン3に設けられている貫通孔8A,8B,8Cに対応して回転するので、この回転部分を寸法センサ9A、形状センサ9Bおよび外観センサ9Cによって常時監視することができる。すなわち、グランドパッキン摺動面2Aの摩耗による出力回転軸2の寸法縮小は非接触式または接触式寸法センサ9Aによって検出され、グランドパッキン摺動面2Aの局部的な「エグレ」による形状の変化は非接触式または接触式形状センサ9Bによって検出されるとともに、グランドパッキン摺動面2Aに異物が付着固化することによって生じる外観の変化は非接触式または接触式外観センサ9Cによって検出され、これらの検出信号はそれぞれ判断手段10に入力される。判断手段10は、各センサ9A,9B,9Cから入力された検出信号と予め入力されている基準値とを比較して、入力された検出信号が基準値以上である場合にグランドパッキン摺動面2Aの補修または交換が必要であるとの判断を下して、警報開始信号を警報手段11に入力し、警報手段11は入力された警報開始信号に基づいて警報(たとえば着色警報灯の点灯)を発する。 【0043】このため、グランドパッキン摺動面2Aが経時により摩耗して、出力回転軸2の外径(寸法)が補修または交換が必要なまでに小さくなった状態、経時によりグランドパッキン摺動面2Aに局部的な「エグレ」を生じて出力回転軸2の形状が補修または交換が必要なまでに変化した状態あるいは経時によりグランドパッキン摺動面2Aに異物が付着固化して、出力回転軸2の外観が補修または交換が必要なまでに変化した状態は、煩雑な分解作業を行うことなくしかも点検作業者の目視にたよることなく正確に判断してこれを確認することができる。つまり、出力回転軸2が仕切弁のバルブステムである場合には、仕切弁が介設されている配管の流体通過を遮断することなく、また、出力回転軸2がシリンダ装置のピストンロッドである場合には、シリンダ装置の運転を停止することなくグランドパッキン摺動面2Aの可否を判断することが可能になるとともに、判断手段10に予め入力される寸法、形状および外観の基準値が寸法、形状および外観の変化により流体の漏れ量が過剰になって軸封部5の軸封機能が低下する前段の値に設定されていることにより、流体の漏れ量が過剰になる前段階で出力回転軸2に外嵌されている軸スリーブを交換して、軸封部5の軸封機能の低下による流体の過剰な漏れを未然に防止することができる。 【0044】また、寸法センサ9A、形状センサ9Bおよび外観センサ9Cの3つのセンサを全て使用することなく、これらセンサ9A,9B,9Cの内の少なくともいずれか1つのセンサを選択して使用し、グランドパッキン摺動面2Aの摩耗による出力回転軸2の寸法縮小、グランドパッキン摺動面2Aの形状の変化またはグランドパッキン摺動面2Aの外観の変化の内の少なくともいずれか1つのみを特定して検出するように構成してもよい。 【0045】さらに、図9に示すように、複数個(たとえば2つ)のグランドパッキン3に半径方向の貫通孔8A,8B,8Cを設け(ただし、図9には貫通孔8Bのみを示している)、これらの貫通孔8A,8B,8Cに対応するグランドパッキンボックス1周壁に貫通孔1Aを設けるとともに、貫通孔8A,8B,8Cのそれぞれにスリ−ブ12を装入し、貫通孔8Aのスリ−ブ12には、出力回転軸2のグランドパッキン摺動面2Aに対応して出力回転軸2の寸法を検出する非接触式または接触式寸法センサ9Aを装入し、貫通孔8Bのスリ−ブ12には、出力回転軸2のグランドパッキン摺動面2Aに対応して出力回転軸2の形状を検出する非接触式または接触式形状センサ9Bを装入するとともに、貫通孔8Cのスリ−ブ12には、出力回転軸2のグランドパッキン摺動面2Aに対応して出力回転軸2の外観を検出する非接触式または接触式外観センサ9Cを装入してもよい。 【0046】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1、請求項3に記載の発明に係るグランドパッキンボックスのシール監視装置は、回転体のグランドパッキン摺動面が経時により摩耗して、回転体の外径(寸法)が補修または交換が必要なまでに小さくなった状態、経時によりグランドパッキン摺動面に局部的な「エグレ」を生じて回転体の形状が補修または交換が必要なまでに変化した状態あるいは経時によりグランドパッキン摺動面に異物が付着固化して、回転体の外観が補修または交換が必要なまでに変化した状態は、煩雑な分解作業を行うことなくしかも点検作業者の目視にたよることなく正確に検出してこれを確認することができるので、軸封部の軸封機能の低下による流体の過剰な漏れを未然に防止することが可能になる。また、請求項2に記載の発明に係るグランドパッキンボックスのシール監視装置は、移動体のグランドパッキン摺動面が経時により摩耗して、移動体の外径(寸法)が補修または交換が必要なまでに小さくなった状態、経時によりグランドパッキン摺動面に局部的な「エグレ」を生じて移動体の形状が補修または交換が必要なまでに変化した状態あるいは経時によりグランドパッキン摺動面に異物が付着固化して、移動体の外観が補修または交換が必要なまでに変化した状態は、煩雑な分解作業を行うことなくしかも点検作業者の目視にたよることなく正確に検出してこれを確認することができるので、軸封部の軸封機能の低下による流体の過剰な漏れを未然に防止することが可能になる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000229737 【氏名又は名称】日本ピラー工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年11月11日(1999.11.11) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072338 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 孝一 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−141067(P2001−141067A) |
| 【公開日】 |
平成13年5月25日(2001.5.25) |
| 【出願番号】 |
特願平11−320765 |
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