| 【発明の名称】 |
圧力容器の開閉部分の接続構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】古川 与四郎
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】油吸着槽内の内筒に、通常の油吸着材からなりドレン通過抵抗の比較的小さい油吸着層とエマルジョン処理材からなりドレン通過抵抗の比較的大きいエマルジョン分解層との一組を一単位として多数積層させることにより、油吸着層内にドレンを長期間滞留させ、ドレンと油吸着材の接触性を高めると共に、油吸着材とエマルジョン処理材の分布を平均化することで長期間安定した油吸着性能を発揮できるようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】オスフェルールと、メスフェルールと、フェルールリングとからなる圧力容器の開閉部分の接続構造において、オスフェルールに、メスフェルール先端の大径部内側にはまり込む円柱面と、メスフェルール先端部または対応する段部に当接する段部とを設け、前記円柱面にはパッキンを装着するための溝部を設けたことを特徴とする接続構造。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、メンテナンス等のため定期的に開閉される圧力容器、特に空気圧機器直結方式油水分離装置の油吸着槽容器の開閉部分の接続構造に関する。 【0002】 【従来の技術】空気圧機器から排出されたドレン中の油分を取り除くための油水分離装置の油吸着槽容器では内部のフィルタ部材を定期的に交換する必要があるため開閉可能な接続構造を有するが、容器の内部は7気圧程度の高圧となっているので容器内外の気密を維持すると共に高圧時でも安全性の高い接続構造が求められる。 【0003】図4は従来から用いられている圧力容器の胴板に設けられた接続構造の拡大された断面図であり、一方のハウジングの端部にオスフェルール(ヘルール)8を、他方のハウジングの端部にメスフェルール9をそれぞれ設けてある。オスフェルール8はハウジングの径に略等しい筒状部8a、端部へ向けて拡径する傾斜部8b、縮径する傾斜部8cおよびハウジングの径に略等しい筒状部8dを有し、メスフェルール9はハウジングの径に略等しい筒状部9a、端部へ向けて拡径する傾斜部9b、オスフェルール8の最大径に略等しい筒状部9cを有する。10はゴム製のOリングであり、メスフェルール9の傾斜部9bの円錐面と筒状部9cの円柱面との角部に保持されている。フェルールリング11は、筒状部11aの両側に、端部へ向けて縮径する翼部11b、11cを設けた構造となっている。 【0004】接続時にはオスフェルール8の傾斜部8cの円錐面とメスフェルールの傾斜部9bの円錐面(内周面)とをOリング10を間に挟んで突き合わせ、外側からフェルールリング11を巻回してフェルールリング11の傾斜部11b、11cによりオスフェルール8の傾斜部8bとメスフェルールの傾斜部9b(外周面)とを締め付けることにより容器を密閉する。密閉された接続部分はOリング10の弾力によりシールされる。 【0005】このような円筒型の圧力容器の胴板においては、内部の圧力によって円周方向と軸方向とに応力を生じるので、接続構造は、それらの両方に対して安定な構造としなければならないが、上記の例ではフェルール8,9とフェルールリング11の当接する傾斜面8c、9bおよび11b、11cの傾斜角を調節して、フェルールリング11とフェルール8,9の間の反力を適当に分配することにより接続構造を安定させていた。 【0006】 【発明が解決すべき課題】このような圧力容器の接続構造において接続部分のたわみを防ぐには、フェルールリング11を強固に締め付ける必要があるが、従来の油吸着槽容器の接続構造ではオス・メスフェルール8,9の当接個所にゴム製のOリング10を介していたために座りが悪く、接続が不安定であった。またこの構造では、気密維持性能がOリング10の面圧により変わるが、容器内の圧力に応じてフェルールリング11の締め付け力が変化するとOリング10も変形して気密性に影響を与えてしまうので、ゴムの特性を十分考慮する必要があった。特に、低圧時に面圧が不足して流体が漏れたり、高圧時にOリング10が必要以上につぶれて部品の寿命が短くなることがあった。 【0007】さらに接続を外した際にOリング10は自己の弾力によりメスフェルール9の傾斜部9bの円錐面と筒状部9cの円柱面との角部に保持されているが、これはメンテナンス作業中に脱落し易く作業性が良くなかった。また、フェルール8,9およびフェルールリング11は絞り加工により製造されるが、その際傾斜面の角度が重要となるために、加工には高い精度が求められた。 【0008】そこで本発明は、上記の課題を解決し、圧力下での変形が少なく、常に安定したシール性能を発揮すると共に、メンテナンス作業が容易で製造もしやすい圧力容器の開閉部分の接続構造を提供することを目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、オスフェルールと、メスフェルールと、フェルールリングとからなる圧力容器の開閉部分の接続構造において、オスフェルールにメスフェルール先端の大径部内側にはまり込む円柱面と、メスフェルール先端部または対応する段部に当接する段部とを設け、前記円柱面にはパッキンを装着するための溝を設けたことを特徴とする接続構造により、上記の課題を解決する。 【0010】すなわち、オスフェルールの段部とメスフェルールの先端部または対応する段部、オスフェルール円柱部の外面とメスフェルール先端の大径部の内面とがそれぞれ直接に接触するようにし、開閉作業を容易にすると共に、圧力変動に伴う接続部分の不如意な変形を防いでシール材にかかる面圧を一定させることで安定したシール性能を発揮できるようにする。 【0011】 【具体的な実施の形態】本発明の圧力容器が使用される油吸着槽の全体を図3に示す。油吸着槽1は図示しない油水分離槽の下流側に接続され、ドレンに混入した油分を内部のフィルタにより吸着して油分の少ないドレンを下流へ送る装置であり、内部は装置の稼働中空気圧機器からの排圧により高圧となる。円筒状のハウジング2は配管側の第一のハウジング3およびフィルタ側の第二のハウジング4に分割可能であり、第一のハウジング3は流入側配管および流出側配管との接続口を有し、内部に流入側配管と連通する円筒状の接続管5が固定されている。第二のハウジング4の内部にはフィルタエレメントを収容する中筒7が固定され、この中筒7の一端は接続管5に接続され、他端は第二のハウジング4の先端部に向かって開放されている。ハウジング3,4間は接続構造により結合されており、これを開閉することによりフィルタエレメントの定期交換等の作業を行う。 【0012】図1は本発明に係る圧力容器の開閉部分の接続構造を示す断面図である。オスフェルール12とメスフェルール13はハウジング3,4と同じ金属例えばステンレス鋼からなる部材であって、それぞれ一方のハウジング3または4の端部に溶接されている。本実施例ではオスフェルール12を上側となる第一のハウジング3に、メスフェルール13を下側となる第二のハウジング4にそれぞれ設けているがこれらは逆でもよい。 【0013】オスフェルール12は切削加工で製造される略円筒状の部材であって、先端部に向けて拡径する傾斜部12aと、メスフェルール13の先端部に当接する垂直面を有する段部12bと、メスフェルール13の先端の大径部内側にはまり込む筒状部12cとを備え、筒状部12cの外周の円柱面にはOリング15を装着するための溝部12dが設けられている。溝部12dの深さはOリング15の直径よりも少し小さく、それらの差はOリング15が弾力により十分なシール性能を発揮できる程度とする。メスフェルール13は絞り加工で製造される略円筒状の部材であって、オスフェルール12の段部12bに当接する先端部13aと、それに連なる大径部13b及び傾斜部13cを備えている。オスフェルールの筒状部12cとメスフェルールの大径部13cとは略同長であることが好ましい。 【0014】14は略環状の鋼製のフェルールリングであり、周の部分の断面は筒状部14aの両側に、端部へ向けて縮径する翼部14b、14cを設けた構造となっている。翼部14b、14cの傾斜角はオスフェルール傾斜部12a及びメスフェルール傾斜部13bの傾斜角に等しい。図2はフェルールリング14の平面図である。リング14の一部を切り開いてフランジ16,16を設けてあり、このフランジ16,16をボルト17およびナット18で緊結することにより両端を接続する構造となっている。15は接続部分の内外をシールするためのパッキンであり、この実施例では合成ゴム製のOリングである。 【0015】 【作用】接続時には溝部12dにOリング15が保持された状態でハウジング3,4を閉じてオスフェルールの段部12bとメスフェルール13の先端部13aとを当接させて位置決めした後、フェルールリングの翼部14b、14cがそれぞれオスフェルール12の傾斜面12aおよびメスフェルール13の傾斜部13cを抱え込むようにして接続構造の周囲にフェルールリング14を巻回し、拡開部のフランジ16をボルト17とナット18で結合してフェルールリング14を締め付けることにより、オスフェルール段部12bとメスフェルール先端部13a、オスフェルール円筒部12cの外面とメスフェルール大径部13bの内面を強く突き合わせて、接続を完了する。このときOリング15は、溝部12dと大径部13bの内周面との間で一定の面圧を受けながら保持され、オスフェルール12、メスフェルール13間をシールする。保守作業等のためにハウジングを開いた状態でも、Oリング15はオスフェルール溝部12dに保持されているので、作業中に脱落することがない。 【0016】 【発明の効果】本発明の接続構造では金属部分同士すなわちオスフェルール段部12bとメスフェルール先端部13a、オスフェルール円筒部12cとメスフェルール大径部13bが当接して位置決めするので座りが良く、安定した接続ができる。また、オスフェルールとメスフェルールを直接嵌め合わせることによって、パッキンのつぶれしろに関係なく面圧を最適化できるため、シール性が良いとともにパッキンの寿命を長くできる。従来の接続構造はフェルール及びフェルールリングの傾斜面の角度が構造上重要であったために、傾斜面の加工に高い精度が求められたが、本発明の接続構造では直角な面の加工だけで精度が出せるので製造コストが削減できる。他方、メスフェルールは絞り加工で製造できるので、両側を切削加工するものと比べてコストが安い。また保守作業時にハウジングを開いた状態でもパッキンが脱落することがないので作業性が良い。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000103921 【氏名又は名称】オリオン機械株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年10月19日(1999.10.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100062373 【弁理士】 【氏名又は名称】稲木 次之 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−116148(P2001−116148A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月27日(2001.4.27) |
| 【出願番号】 |
特願平11−296480 |
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