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【発明の名称】 閉鎖エレメント
【発明者】 【氏名】ラルフ・モック

【要約】 【課題】本発明は、車輛のボディ部品の開口部に挿入するようになった、支持部品(10)及びシーリング部品(30)を含む閉鎖エレメントに関する。

【解決手段】本閉鎖エレメントの支持部品(10)は、閉鎖プレート(12)、及び長さ方向軸線が閉鎖プレートの中央軸線と一致する位置決めリング(14)を含む。シーリング部品(30)は、シールフランジ(34)が接合されたシーリングリング(32)を含み、シーリングリング(32)が位置決めリング上に配置され且つシーリングフランジ(34)が閉鎖プレート(12)上に配置されるように、閉鎖プレートと位置決めリング(14)との間の移行領域に配置されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車輛のボディ部品の開口部に挿入するようになった、支持部品(10)及びシーリング部品(30)を含む閉鎖エレメントにおいて、前記支持部品(10)は、閉鎖プレート(12)、及び長さ方向軸線が前記閉鎖プレートの中央軸線と一致する位置決めリング(14)を含み、前記シーリング部品(30)は、シールフランジ(34)が接合されたシーリングリング(32)を含み、前記シーリング部品(30)は、前記シーリングリング(32)が前記位置決めリング上に配置され且つ前記シーリングフランジ(34)が前記閉鎖プレート(12)上に配置されるように、前記閉鎖プレートと前記位置決めリング(14)との間の移行領域に配置されている、ことを特徴とする閉鎖エレメント。
【請求項2】 前記位置決めリング(14)には、半径方向に延びる複数の位置決めラグ(16)が設けられている、ことを特徴とする請求項1に記載の閉鎖エレメント。
【請求項3】 各位置決めラグ(16)の外側は前記シーリングリング(32)の外面領域と面一である、ことを特徴とする請求項2に記載の閉鎖エレメント。
【請求項4】 前記位置決めリング(14)の内側には複数の強化ウェブ(18)が設けられており、これらのウェブの各々は、前記位置決めラグ(16)と同じ半径のところに配置されている、ことを特徴とする請求項2又は3に記載の閉鎖エレメント。
【請求項5】 前記位置決めリング(14)には複数の保持タブ(20)が設けられており、これらの保持タブの自由端は、閉鎖プレートから所定距離離間されて閉鎖プレートと向き合って配置されている、ことを特徴とする請求項1乃至4のうちのいずれか一項に記載の閉鎖エレメント。
【請求項6】 前記シーリング部品(30)は、ホットメルト膨張性プラスチック材料でできている、ことを特徴とする請求項1乃至5のうちのいずれか一項に記載の閉鎖エレメント。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輛のボディ部品の開口部に挿入するようになった、支持部品及びシーリング部品を含む閉鎖エレメントに関する。
【0002】
【従来の技術】このような閉鎖エレメントの一つがドイツ国特許第195 46 160号から周知である。支持部品は、比較的硬質のプラスチック材料でできたカップ状カバー部品として形成されている。シーリング部品は、車輛のボディに結合できる比較的軟質のプラスチック材料でできており、カップ状カバー部品の下側全体に亘って延びている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、シーリング部品に必要なプラスチック材料の量が少なくなるという効果を持つ上述の種類の閉鎖エレメントを開発することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明による閉鎖エレメントでは、閉鎖プレート、及び長さ方向軸線が閉鎖プレートの中央軸線と一致する位置決めリングを含む、支持部品が提供される。シーリング部品は、シールフランジが接合されたシーリングリングを含む。シーリング部品は、シーリングリングが位置決めリング上に配置され且つシーリングフランジがシーリングプレート上に配置されるように、閉鎖プレートと位置決めリングとの間の移行領域に配置されている。シーリングリングは、この形体では、必要とされる部分でだけ延びており、即ち車輛ボディ部品の開口部のリムの部分並びにこの開口部の打抜き縁部でだけ延びている。かくして、閉鎖エレメントは、開口部のリム並びに開口部の打抜き縁部に、使用される材料の量を最小にして結合されている。更に、シーリング部品が、多かれ少なかれ、そのL字形状断面によって、閉鎖プレートと位置決めリムとの間の隅部分に嵌まっているため、材料の降伏が、特に加熱された場合に、確実に回避される。
【0005】本発明の一つの好ましい実施例によれば、位置決めリングには、半径方向に延びる複数の位置決めラグが設けられている。これらの位置決めラグにより、車輛ボディの閉鎖されるべき開口部に閉鎖エレメントが挿入された状態で、位置決めリングと閉鎖されるべき開口部の打抜き縁部との間の間隔を実質的に均等にする。この間隔により、シーリング部品の材料で打抜き縁部を均等に包囲でき、その結果、良好なシーリング効果が得られる。
【0006】好ましくは、各位置決めラグの外側がシーリングリングの外面領域と面一をなして閉鎖するようになっている。これにより、シーリングリングは、閉鎖されるべき開口部に挿入される際に損傷を受けない。これは、位置決めラグにより、閉鎖されるべき開口部の打抜き縁部がシーリングリング上で摺動できるためである。
【0007】好ましい実施例によれば、位置決めリングに内側には複数の強化ウェブが設けられている。これらのウェブの各々は、位置決めラグと同じ半径のところに配置されている。これらの強化ウェブにより、位置決めリングの安定性を損なうことなく、位置決めリングの壁厚を小さくできる。
【0008】好ましくは、位置決めリングには複数の保持タブが設けられている。これらのタブの自由端は、閉鎖プレートと向き合ってこの閉鎖プレートから所定間隔のところに配置されている。閉鎖エレメントを挿入すると、閉鎖されるべき開口部のリムの後側の所定の場所に保持タブがスナップ嵌めし、その結果、閉鎖エレメントが開口部に確実に保持される。これは、シーリング部品について、熱に露呈されると膨張する接着剤を選択した場合に特に有利である。この場合、保持タブは、シーリング部品の膨張作用により、閉鎖されるべき開口部から閉鎖エレメントが無理やり抜き取られることがないようにする。熱膨張性接着剤として、好ましくは、融解時に流動しない、即ち滴り落ちない材料が使用される。この理由により、本発明による閉鎖カバーは、どのような位置でも、例え垂直方向にでも、閉鎖されるべき開口部に挿入できる。かくして、シーリング部品の材料は、望ましからぬ嵌着位置でも、閉鎖されるべき開口部全体を取り囲む。そのため、この位置では、腐蝕が全く起こらない。
【0009】本発明のこの他の利点は、従属項に記載してある。次に、本発明の好ましい実施例を添付図面を参照して以下に詳細に説明する。
【0010】
【発明の実施の形態】閉鎖エレメントは、二つの構成要素即ち支持部品10及びシーリング部品30を含む複合部品である。
【0011】支持部品10は、比較的硬質のプラスチック材料でできており、閉鎖プレート12並びに位置決めリング14を含む。位置決めリング14の長さ方向軸線は、閉鎖プレート12の中央軸線Mと一致する。
【0012】位置決めリング14には、互いから等しい角度距離で離間配置された三つの位置決めラグ16が設けられている。これらのラグは半径方向に延び、位置決めリング14の外面領域を越えて突出している。位置決めリング14の内側には、位置決めラグ16と同じ半径のところに、即ち位置決めラグと向き合って、強化ウェブ18が設けられている。これらの強化ウェブ18は、位置決めラグ16とともに、位置決めリング14を半径方向で強化する上で役立つ。位置決めリング14には、更に、三つの保持タブ20が設けられている。これらのタブは、閉鎖プレート12から遠ざかる方向に向いた位置決めリング14の縁部から始まって閉鎖プレートまで延びており、そのため、各保持タブ20は、閉鎖プレートから所定距離離間されたところで終端する。三つの保持タブは、互いから等角度間隔離間された位置決めラグ間の中央に配置されている。
【0013】シーリング部品30は、シーリングリング32及びシーリングフランジ34を含む。かくして、シーリング部品30はL字形の半径方向断面を有する。シーリングフランジ即ちシーリングプレート34は、支持部品10の閉鎖プレート12と当接し、シーリングリング32は支持部品10の位置決めリング14と当接する。
【0014】次に図2を参照すると、この図には、シーリングリング32の壁厚が、位置決めラグ16の寸法と適合させてあり、各位置決めラグ16の外側がシーリングリング32の外面領域と面一をなすことが示してある。更に、シーリングリング32は、ほぼ保持タブ20の自由端が配置されたレベルで終端するような寸法になっている。別の表現をすると、保持タブ20の自由端と閉鎖プレート12から遠ざかる方向を向いた外面領域との間に、シーリングリング32の厚さと対応する間隔Aが形成されるのである。シーリング部品30は、熱に露呈すると膨張するホットメルト接着剤で形成されている。
【0015】本発明による閉鎖エレメントを以下の通りに挿入する。先ず最初に、閉鎖エレメント、詳細にはシーリング部品30を加熱し、シーリング部品を形成する接着剤を軟化させる。次いで、閉鎖エレメントを、閉鎖されるべき開口部Oに挿入する。位置決めラグ16により、シーリングリング32が挿入時に損傷しないようにする。ひとたび閉鎖エレメントを開口部内に十分深く挿入した後、保持タブ20「挿入時に内方に撓んだ」がその元の位置決めにスナップ作用で戻り、その結果、閉鎖エレメントは、閉鎖されるべき開口部に捕捉された状態に保持される。図3は、車輛ボディ部品K(一部だけを示す)の開口部Oに挿入したときの閉鎖エレメントを示す。保持タブ20とシーリングフランジ34の外面領域との間の間隔Aは、シーリングフランジ34が開口部の縁部と当接するように、閉鎖されるべき開口部が形成された材料の壁厚に適合させてある。シーリング部品を形成する接着剤が熱に露呈されると膨張するため、ひとたび閉鎖エレメントを開口部に挿入すると、閉鎖エレメントと閉鎖されるべき開口部Oが形成された材料との間に気密封止された接合部が形成される。これは、更に詳細には、閉鎖されるべき開口部の打ち抜き縁部の後側でシーリングリング32がこの縁部に当ることによって行われ、その結果、打ち抜き縁部には追加の腐蝕保護が提供される。
【出願人】 【識別番号】500408588
【氏名又は名称】ティーアールダブリュー・オートモーティブ・エレクトロニクス・アンド・コンポーネンツ・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・コマンディートゲゼルシャフト
【出願日】 平成12年8月31日(2000.8.31)
【代理人】 【識別番号】100089705
【弁理士】
【氏名又は名称】社本 一夫 (外5名)
【公開番号】 特開2001−108107(P2001−108107A)
【公開日】 平成13年4月20日(2001.4.20)
【出願番号】 特願2000−262669(P2000−262669)