| 【発明の名称】 |
低摩擦流体圧アクチュエータ |
| 【発明者】 |
【氏名】竹内 輝正
【氏名】陸浦 淳二
【氏名】吉田 重和
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| 【要約】 |
【課題】耐久性及び動作性の双方の向上を達成できる環状弾性体の好適使用範囲が広く、比較的容易に製造することができる低摩擦流体圧アクチュエータを提供すること。
【解決手段】一方のアクチュエータ構成部材7,14側に環状弾性体23,24を装着する。その環状弾性体23,24を径方向に圧縮変形させる高摺動材料製のリング25,26を装着する。環状弾性体23,24に生じる反力をもって、リング25,26は他方のアクチュエータ構成部材7,14側に押し付けられる。環状弾性体23,24は、径方向における圧縮変形量が円形断面のものに比べて大きく、かつ圧縮変形時に生じる反力の増加度合いが円形断面のものに比べて小さい、異形断面の環状弾性体である。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】2つのアクチュエータ構成部材がなす摺動界面において一方のアクチュエータ構成部材側に環状弾性体を装着するとともに、その環状弾性体を径方向に圧縮変形させる高摺動材料製のリングを装着し、前記環状弾性体に生じる反力をもって前記リングを他方のアクチュエータ構成部材側に押し付けるようにした低摩擦流体圧アクチュエータにおいて、前記環状弾性体は、径方向における圧縮変形量が円形断面のものに比べて大きく、かつ圧縮変形時に生じる反力の増加度合いが円形断面のものに比べて小さい、異形断面の環状弾性体であることを特徴とする低摩擦流体圧アクチュエータ。 【請求項2】前記リングにおいて前記アクチュエータ構成部材に押し付けられる側の面には、テーパが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の低摩擦流体圧アクチュエータ。 【請求項3】前記異形断面の環状弾性体は、径方向に沿って長い断面形状または中空の断面形状を有することを特徴とする請求項1または2に記載の低摩擦流体圧アクチュエータ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、摺動界面における摩擦の小さい流体圧アクチュエータに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、エアシリンダに代表されるような流体圧アクチュエータが知られている。シリンダチューブの内部空間には、ピストンが収容されている。ピストンの両側に区画される2つの圧力作用室には、それぞれエア給排用のポートが連通されている。ピストンの片側面には、ロッドの基端部が固定されている。ピストンロッドの先端部は、一方のロッドカバーに形成されたロッド挿通孔を介してシリンダチューブの外部に突出している。従って、圧力作用室にエアを給排すると、ピストンがチューブ軸線方向に沿って摺動する結果、ピストンロッドが出没するように構成されている。 【0003】ピストンの外周面に設けられた収容溝には環状弾性体としてのピストンパッキングが装着され、さらにそのピストンパッキングの外周面側には樹脂リングが装着されている。樹脂リングはピストンパッキングを縮径方向に圧縮変形させる。このとき、元の形状に復帰しようとするピストンパッキングには反力が生じる。そして、この反力の働きにより樹脂リングがシリンダチューブの内壁面に押し付けられる結果、摺動界面におけるシール性確保及び低摩擦化が図られるようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、最近のエアシリンダにおいてはシリンダチューブのような筒状部材を押出成形法や引抜成形法で製造することが多いため、どうしてもシリンダチューブの内周面には寸法公差ができやすい。公差が大きい場合においてシール性を確保するためには、ピストンパッキングの反力(即ち締め代)を大きく設定する必要がある。ただし、反力を大きく設定しすぎると、ピストンとシリンダチューブとの間の摩擦力が増大し、エアシリンダの耐久性が損なわれる。逆に、反力を非常に小さく設定すると、ピストンへの偏荷重付加時にシール性が悪化することによってエア漏れを発生し、エアシリンダの動作性が損なわれる。以上のことから明らかなように、ピストンパッキングの使用にあたっては、ちょうどよい反力が得られる圧縮変形条件を設定する必要がある。 【0005】しかしながら、従来のピストンパッキングは一般的に断面円形状であるため、径方向における圧縮変形量がそれほど大きくない割に、圧縮変形時に生じる反力の増加度合いが大きい。従って、耐久性及び動作性の双方の向上を達成できるピストンパッキングの好適使用範囲が狭く、装置の製造が容易ではないという欠点があった。 【0006】本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、耐久性及び動作性の双方の向上を達成できる環状弾性体の好適使用範囲が広く、比較的容易に製造することができる低摩擦流体圧アクチュエータを提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明では、2つのアクチュエータ構成部材がなす摺動界面において一方のアクチュエータ構成部材側に環状弾性体を装着するとともに、その環状弾性体を径方向に圧縮変形させる高摺動材料製のリングを装着し、前記環状弾性体に生じる反力をもって前記リングを他方のアクチュエータ構成部材側に押し付けるようにした低摩擦流体圧アクチュエータにおいて、前記環状弾性体は、径方向における圧縮変形量が円形断面のものに比べて大きく、かつ圧縮変形時に生じる反力の増加度合いが円形断面のものに比べて小さい、異形断面の環状弾性体であることを特徴とする低摩擦流体圧アクチュエータをその要旨とする。 【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1において、前記リングにおいて前記アクチュエータ構成部材に押し付けられる側の面には、テーパが設けられているとした。 【0009】請求項3に記載の発明では、請求項1または2において、前記異形断面の環状弾性体は、径方向に沿って長い断面形状または中空の断面形状を有するとした。以下、本発明の「作用」について説明する。 【0010】請求項1に記載の発明によると、異形断面の環状弾性体を用いているため、耐久性及び動作性の双方の向上を達成できるちょうどよい反力が得られる好適使用範囲が、従来の円形断面のものに比べて広くなる。 【0011】請求項2に記載の発明によると、アクチュエータへの流体供給を行うと、リングに設けられたテーパに流体圧が作用する。その結果、リングが環状弾性体側へ変形する力が大きくなり、これに伴って環状弾性体の圧縮変形力も大きくなる。 【0012】請求項3に記載の発明によると、径方向に沿って長い断面形状または中空の断面形状を有する環状弾性体であれば、前記圧縮変形量が円形断面のものに比べて確実に大きくなり、かつ前記反力の増加度合いが円形断面のものに比べて確実に小さくなる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の低摩擦流体圧アクチュエータを具体化した一実施形態の低摩擦エアシリンダ1を図1、図2等に基づき詳細に説明する。 【0014】この実施形態のエアシリンダ1は、ロッド付きタイプのエアシリンダ1である。図1に示されるように、アクチュエータ構成部材であるシリンダチューブ2は、等断面形状を有するアルミニウム合金製の筒状押出成形品である。シリンダチューブ2の両端にある開口は、ピストンカバーとしてのヘッドメタル3とロッドメタル4とによって封止されている。シリンダチューブ2、ヘッドメタル3及びロッドメタル4がなす断面円形状のピストン収容空間には、アクチュエータ構成部材としてのピストン5がチューブ軸線方向に沿って移動可能に収容されている。本実施形態のピストン5は、中心に孔を有するマグネットスペーサ6及びピストン本体7を重ね合わせた構造となっていて、マグネットスペーサ6及びピストン本体7間には環状マグネット8が挟持されている。そして、このピストン5によって前記空間が2つの圧力作用室9,10に区画されている。 【0015】シリンダチューブ2の外周面においてヘッド側端に近い位置には、第1のエア給排ポート11が形成されている。同面においてロッド側端に近い位置には、第2のエア給排ポート12が形成されている。第1のエア給排ポート11は、連通孔を介して第1の圧力作用室9に連通している。第2のエア給排ポート12は、連通孔を介して第2の圧力作用室10に連通している。 【0016】ピストン5の中心を貫通するロッド取付孔13には、ロッド14の基端部が螺着されている。従って、ロッド14はピストン5と一体的に移動することができる。ロッド14の先端部は、ロッドメタル4に形成されたロッド挿通孔15を介してシリンダチューブ2の外部に突出している。 【0017】第1のエア給排ポート11を介して第1の圧力作用室9にエアを供給すると、エアの圧力によってピストン5が図1の左側方向(即ちロッド側)に押圧される。その結果、ピストン5及びロッド14がロッド側に移動し、ロッド14がシリンダチューブ2から突出する。第2のエア給排ポート12を介して第2の圧力作用室10にエアを供給すると、エアの圧力によってピストン5が図1の右側方向(即ちヘッド側)に押圧される。その結果、ピストン5及びロッド14がヘッド側に移動し、ロッド14がシリンダチューブ2に没入する。 【0018】ピストン本体7の外周面には、環状の収容溝21がピストン周方向の全体にわたって形成されている。また、ロッドメタル4の内周面にも、環状の収容溝22がメタル周方向の全体にわたって形成されている。 【0019】そして、ピストン5側の収容溝21には環状弾性体としてのピストンパッキング23が装着され、メタル4側の収容溝22には環状弾性体としてのロッドパッキング24が装着されている。なお、本実施形態のピストンパッキング23及びロッドパッキング24は、いずれもニトリルゴムやフッ素ゴム等のような弾性材料を用いて形成されている。 【0020】ピストン5側の収容溝21には、ピストンパッキング23を縮径方向に圧縮変形させるための樹脂リング25がさらに装着されている。メタル4側の収容溝22には、ロッドパッキング24を拡径方向に圧縮変形させるための樹脂リング26がさらに装着されている。これらの樹脂リング25,26は分割部(バイアスカット部)を有しており、その部分は互いに重なり合うようにして配置されている。前記樹脂リング25,26は、「ジュラコン(商品名)」に代表されるポリアセタール樹脂などの高摺動材料を用いて形成されている。また、本実施形態の樹脂リング25,26の断面形状は長方形状になっている。 【0021】樹脂リング25の外周面は、ピストン5の外周面よりも径方向に張り出している。圧縮変形時においてピストンパッキング23には反力が生じるため、樹脂リング25はその反力をもってシリンダチューブ2の内周面側に押し付けられる。従って、樹脂リング25の外周面は、ピストン5の外周面よりも優先的にシリンダチューブ2の内周面に摺接するようになっている。 【0022】樹脂リング26の内周面は、ロッドメタル4の内周面よりも径方向に張り出している。圧縮変形時においてロッドパッキング24には反力が生じるため、樹脂リング26はその反力をもってロッド14の外周面側に押し付けられる。従って、樹脂リング26の内周面は、ロッドメタル4の内周面よりも優先的にロッド14の外周面に摺接するようになっている。 【0023】図2(a)に示されるように、本実施形態のピストンパッキング23は、従来からある円形断面のピストンパッキングとは異なり、異形断面を有するものとして具体化されている。即ち、このピストンパッキング23は、自身の径方向に沿って長い断面形状、より具体的にいうと縦長円形であって中央部が括れている断面形状(いわゆる断面ダルマ形状)になっている。また、ロッドメタル4側に装着されるロッドパッキング24についても、同じような異形断面形状が採用されている。以下、説明の便宜上、ピストン5側のピストンパッキング23のみについて詳細に述べることとする。 【0024】ピストンパッキング23及び樹脂リング25を収容溝21に装着したとき、ピストンパッキング23の内周面には収容溝21の底面が当接し、外周面には樹脂リング25の内周面が当接する。このとき、樹脂リング25を介してピストンパッキング23に縮径方向への圧縮力が加わるため、ピストンパッキング23が図2(a)のように圧縮変形する。即ち、パッキング断面における主として頭部や底部が潰されるようになる。 【0025】ここで、δ1を底部の潰し量とし、δ2を頭部の潰し量とし、その和であるδ1+δ2を圧縮変形量と定義して、この場合における圧縮変形量と反力との相関関係を図2(b)のグラフに示す。このグラフに描かれた特性曲線は単純増加曲線であるため、圧縮変形量が増加するほど反力も増加する関係にあることがわかる。 【0026】一方、円形断面形状のピストンパッキングP1を使用した比較例を図3(a)に示し、この比較例における圧縮変形量と反力との相関関係を図3(b)のグラフに示す。同グラフにおける特性曲線も、図2(b)のグラフと同様に単純増加曲線になっている。しかしながら、図3(b)のグラフに描かれた特性曲線は、図2(b)のグラフに描かれた特性曲線よりも傾きが大きい。つまり、実施形態のほうが、比較例に比べて圧縮変形時に生じる反力の増加度合いが小さい。このことは、ちょうどよい反力が得られる好適使用範囲の幅は、実施形態のほうが比較例よりも広いことを意味している。 【0027】従って、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。 (1)前記ピストンパッキング23やロッドパッキング24は、径方向における圧縮変形量が円形断面のものに比べて大きく、かつ圧縮変形時に生じる反力の増加度合いが円形断面のものに比べて小さい、異形断面の環状弾性体である。従って、ちょうどよい反力が得られる好適使用範囲が、従来の円形断面のものに比べて広くなるという利点がある。このため、シリンダチューブ2やロッド14等といったアクチュエータ構成部材の公差が大きい場合であっても、摺動界面に好適なシール性が確保され、そこからのエア漏れが防止される。また、摺動界面における摩擦力が十分に低減され、摺動界面における食い込み等が未然に回避される。以上の結果、耐久性及び動作性の双方に優れたエアシリンダ1を実現することができる。 【0028】(2)また、好適使用範囲が広いピストンパッキング23やロッドパッキング24を使用することにより、従来に比べてエアシリンダ1を容易に製造することができるようになる。 【0029】(3)本実施形態のピストンパッキング23やロッドパッキング24は、いわゆる断面ダルマ形状をした異形断面の環状弾性体である。このような断面形状であれば、前記圧縮変形量を円形断面のものに比べて確実に大きくし、かつ前記反力の増加度合いを円形断面のものに比べて確実に小さくすることができる。また、このようなパッキング23,24は、一般的な成形法によって容易にかつ安価に製造することが可能である。 【0030】なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。 ・ 実施形態のパッキング23,24において、括れは2箇所以上に形成されていてもよい。 【0031】・ 実施形態のパッキング23,24のように両端面に窪みを設けて括れを形成するばかりでなく、いずれか一方の端面のみに窪みを設けて括れを形成しても勿論よい。 【0032】・ 実施形態のパッキング23,24において、頭部及び底部の大きさは、必ずしも同一でなくてよく、いずれか一方が他方より大きくても構わない。また、頭部及び底部の形状も完全に同一でなくてもよい。 【0033】・ 図4に示される別例では、樹脂リング31の外周面、即ちシリンダチューブ2の内周面に押し付けられる側の面に、テーパ32が設けられている。この別例では、テーパ32は樹脂リング31の両端縁にそれぞれ存在する。このように構成した場合、エアシリンダ1へのエア供給を行うと、樹脂リング31に設けられたテーパ32にエア圧が作用する。その結果、樹脂リング31の内周面側に作用するエア圧分が相殺され、樹脂リング31がピストンパッキング23側へ変形しようとする力が大きくなる。これに伴って、ピストンパッキング23を圧縮変形させようとする力が、実施形態のときよりも大きくなる。従って、確実な低摩擦化が図られ、耐久性により優れたエアシリンダ1とすることができる。 【0034】・ 図4の別例において、テーパ32は樹脂リング31の一方の端縁にのみ設けられていてもよい。 ・ 径方向に沿って長い断面形状の異形断面の環状弾性体は、実施形態のような断面ダルマ形状のパッキング23,24のみに限定されない。例えば、図5に示される別例のエアシリンダでは、縦長の断面小判状のピストンパッキング41が使用されている。このような形状のピストンパッキング41は、括れを持たないため、実施形態のものよりも単純な形状になっている。よって、製造が容易という利点がある。 【0035】・ さらに、図6に示される別例のピストンパッキング51では、断面小判状の基部53から4つのリップ部52を突出させた構造が採用されている。リップ部52のうちの2つは基部53の外周面側に配設され、残りの2つは基部53の内周面側に配設されている。また、図7に示される別例のピストンパッキング61は、断面X字状に形成されている。X字断面における各々の脚部を、リップ部62として把握することもできる。 【0036】そして、以上のような異形断面の環状弾性体であっても、圧縮変形量が円形断面のものに比べて大きく、かつ反力の増加度合いが円形断面のものに比べて小さいものとすることができる。 【0037】・ 図8に示される別例のピストンパッキング71は、その内部に連続した断面円形状の中空部72を有する異形断面の環状弾性体である。従って、外形断面形状が円形であるにもかかわらず、圧縮変形量が円形断面のものに比べて大きく、かつ反力の増加度合いが円形断面のものに比べて小さくなる。なお、中空部72は、断面円形状以外のものであってもよく、不連続状態であってもよい。また、このような中空状のピストンパッキング71の外形断面形状は、必ずしも円形のみに限定されることはない。 【0038】・ 実施形態においてジュラコン以外の樹脂材料を用いてリング25,26を形成してもよいほか、樹脂以外の高摺動性材料を用いてリング25,26を形成してもよい。 【0039】次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。 (1) シリンダチューブとそのシリンダチューブ内に収容されたピストンとがなす摺動界面において前記ピストン外周面の収容溝に環状弾性体を装着するとともに、その環状弾性体を縮径方向に圧縮変形させる高摺動材料製のリングを前記収容溝にさらに装着し、前記環状弾性体に生じる拡径方向の反力をもって前記リングを前記シリンダチューブの内周面側に押し付けることにより、前記摺動界面における低摩擦化を図るようにした流体圧シリンダにおいて、径方向における圧縮変形量が円形断面のものに比べて大きく、かつ圧縮変形時に生じる反力の増加度合いが円形断面のものに比べて小さい、異形断面の環状弾性体を用いたことを特徴とする低摩擦流体圧シリンダ。 【0040】(2) シリンダチューブを閉塞するカバーとそのカバーのロッド挿通孔に挿通されたロッドとがなす摺動界面において前記ロッド挿通孔の収容溝に環状弾性体を装着するとともに、その環状弾性体を拡径方向に圧縮変形させる高摺動材料製のリングを前記収容溝にさらに装着し、前記環状弾性体に生じる縮径方向の反力をもって前記リングを前記ロッドの外周面側に押し付けることにより、前記摺動界面における低摩擦化を図るようにした流体圧シリンダにおいて、径方向における圧縮変形量が円形断面のものに比べて大きく、かつ圧縮変形時に生じる反力の増加度合いが円形断面のものに比べて小さい、異形断面の環状弾性体を用いたことを特徴とする低摩擦流体圧シリンダ。 【0041】(3) 外周面に形成された収容溝に、環状弾性体とその環状弾性体を縮径方向に圧縮変形させる高摺動材料製のリングとが装着されたピストンにおいて、径方向における圧縮変形量が円形断面のものに比べて大きく、かつ圧縮変形時に生じる反力の増加度合いが円形断面のものに比べて小さい、異形断面の環状弾性体を用いたことを特徴とする低摩擦流体圧シリンダ用のピストン。 【0042】 【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜3に記載の発明によれば、耐久性及び動作性の双方の向上を達成できる環状弾性体の好適使用範囲が広く、比較的容易に製造することができる低摩擦流体圧アクチュエータを提供することができる。 【0043】請求項2に記載の発明によれば、確実に低摩擦化が図られる結果、耐久性のよりいっそうの向上を達成することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000106760 【氏名又は名称】シーケーディ株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年9月10日(1999.9.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068755 【弁理士】 【氏名又は名称】恩田 博宣 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−82606(P2001−82606A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月30日(2001.3.30) |
| 【出願番号】 |
特願平11−257799 |
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