| 【発明の名称】 |
Z−Θ独立動作ユニット |
| 【発明者】 |
【氏名】小山 順二
【氏名】水谷 由紀
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| 【要約】 |
【課題】廉価でコンパクトな構成のZ−Θ独立動作ユニットを実現すること。
【解決手段】Z−Θ独立動作ユニット1は、中空型のΘ動作アクチュエータ3と中空型のZ軸動作アクチュエータ4とが同軸状態に配列され、これらの中心を貫通して延びる貫通孔31、41にZ−Θ軸2の軸部分22が貫通している。Z軸動作アクチュエータ4はモータ回転を往復直線運動に変換する機構として、円筒カム45とカムフォロワ46からなるカム変換機構44を備えている。Z−Θ軸2は、ボールブッシュ24およびガイドシャフト25を介してΘ動作アクチュエータ3に連結されているので、Z−Θ軸2は回転運動と往復直線運動を独立して行うことができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 回転自在に支持されているZ−Θ軸と、このZ−Θ軸を回転させるためのΘ動作アクチュエータと、前記Z−Θ軸を直線往復運動させるためのZ動作アクチュエータとを有し、前記Θ動作アクチュエータは、中心に貫通孔が形成されている中空型アクチュエータであり、中空型Θ動作用モータと、このモータの出力軸に連結された中空型減速機を備え、前記Z動作アクチュエータは、中心に貫通孔が形成されている中空型アクチュエータであり、中空型Z動作用モータと、このモータ回転を直線往復運動に変換する中空型カム式変換機構とを備え、この中空型カム式変換機構は、円筒カムと、この円筒カムのカム面に沿って摺動するカムフォロワとを備え、当該カムフォロワが前記中空型Z軸動作用モータに連結されており、前記中空型減速機、前記中空型Θ動作用モータ、前記中空型Z軸動作用モータおよび前記中空型カム式変換機構が、同軸状態でこの順序に配列され、これらにより形成される貫通孔に対して、前記中空型減速機の側から前記Z−Θ軸が同軸状態で差し込まれており、前記Z−Θ軸は、その先端部分が、前記中空型減速機の出力部材に対してZ軸方向に移動可能な状態で連結され、その後端部分が、前記カム式変換機構の円筒カムに対して回転自在ではあるが、Z軸方向には一体となって移動するように連結されており、前記円筒カムのカム面が前記カムフォロワに押し付けられる方向に、前記Z−Θ軸は、リターンスプリングによって、付勢されていることを特徴とするZ−Θ独立動作ユニット。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、Z軸方向への直線往復運動および回転運動を独立に行うことのできるコンパクトなZ−Θ独立動作ユニットに関するものである。 【0002】 【従来の技術および解決しようとする課題】従来において、Z−Θ動作ユニットには、ボールスプライン、ボールねじ等の機構部品が使用されることが多い。しかしながら、このようなボールスプライン、ボールねじ等の部品は高価であり、また、それらを支持するための支持機構を高剛性なものにする必要がある。このために、従来のZ−Θ動作ユニットは一般に高価であり、また、コンパクトに構成できないという問題がある。 【0003】本発明の課題は、この点に鑑みて、廉価でしかもコンパクトに構成可能なZ−Θ独立動作ユニットを提案することにある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するために、本発明のZ−Θ独立動作ユニットは、回転自在に支持されているZ−Θ軸と、このZ−Θ軸を回転させるためのΘ動作アクチュエータと、前記Z−Θ軸を直線往復運動させるためのZ動作アクチュエータとを有している。 【0005】前記Θ動作アクチュエータは、中心に貫通孔が形成されている中空型アクチュエータであり、中空型Θ動作用モータと、このモータの出力軸に連結された中空型減速機を備えている。 【0006】前記Z動作アクチュエータは、中心に貫通孔が形成されている中空型アクチュエータであり、中空型Z動作用モータと、このモータ回転を直線往復運動に変換する中空型カム式変換機構とを備え、この中空型カム式変換機構は、円筒カムと、この円筒カムのカム面に沿って摺動するカムフォロワとを備え、当該カムフォロワが前記中空型Z軸動作用モータに連結されている。 【0007】前記中空型減速機、前記中空型Θ動作用モータ、前記中空型Z軸動作用モータおよび前記中空型カム式変換機構が、同軸状態でこの順序に配列され、これによって形成される貫通孔に対して、前記中空型減速機の側から前記Z−Θ軸が同軸状態で差し込まれている。 【0008】前記Z−Θ軸は、その先端部分が、前記中空型減速機の出力部材に対してZ軸方向に移動可能な状態で連結され、その後端部分が、前記カム式変換機構の円筒カムに対して回転自在ではあるがZ軸方向には一体となって移動するように連結されており、前記円筒カムのカム面が前記カムフォロワに押し付けられる方向に、前記Z−Θ軸は、リターンスプリングによって、付勢されていることを特徴としている。 【0009】 【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を適用したZ−Θ独立動作ユニットの一例を説明する。 【0010】図1(a)、(b)および(c)は、本例のZ−Θ独立動作ユニットを示す概略構成図、その先端側を示す端面図およびその後端側を示す端面図である。また、図2はその円筒カムのカム面形状を平面上に展開した状態で示す説明図である。これらの図を参照して説明すると、本例のZ−Θ独立動作ユニット1は、回転自在に支持されているZ−Θ軸2と、このZ−Θ軸2を回転させるためのΘ動作アクチュエータ3と、Z−Θ軸2を直線往復運動させるためのZ動作アクチュエータ4とを有している。本例のZ−Θ軸2は、ユニット軸線1aの方向(Z軸方向)に一定のストロークで直線往復運動を行うと共に、ユニット軸線1aを中心として回転運動を行うことが可能である。 【0011】Θ動作アクチュエータ3とZ動作アクチュエータ4は同軸状態に配列され、それらのハウジング31、41が連結シャフト5によって相互に連結固定されている。 【0012】Θ動作アクチュエータ3は、中心に貫通孔32が形成されている中空型アクチュエータであり、中空型Θ動作用モータ33と、このモータ33の出力軸に連結された中空型減速機34を備えている。Z動作アクチュエータ4も、中心に貫通孔42が形成されている中空型アクチュエータであり、中空型Z動作用モータ43と、このモータ回転を直線往復運動に変換するカム式変換機構44とを備えている。 【0013】このカム式変換機構44は、円筒カム45と、この円筒カム45のカム面45a(図2参照)に沿って摺動するカムフォロワ46とを備え、当該カムフォロワ46が中空型Z軸動作用モータ43の出力軸43aから半径方向に延びる腕43bの先端部分に取り付けられている。 【0014】Z−Θ軸2は、円盤状の先端部分21と、この裏面から同軸状態で延びている軸部分22とを備えており、この軸部分22はアクチュエータ貫通孔32、42を貫通して延び、その後端部分は円筒カム45の中心を貫通している。この軸部分22の後端22aは、軸受け23によって回転自在の状態ではあるが、ユニット軸線1aの方向には一体となって移動するように、円筒カム45に連結されている。 【0015】円筒カム45は、ボールブッシュ47を介してユニット軸線1aの方向に延びるガイドシャフト48に支持され、当該ガイドシャフト48はアクチュエータハウジング41に固定されている。従って、円筒カム45はZ軸方向に往復直線運動可能である。 【0016】一方、Z−Θ軸2の先端部分21も、中空型減速機34の出力部材35に対してZ軸方向に移動可能な状態で連結されている。すなわち、ボールブッシュ24を介してユニット軸線1aの方向に延びるガイドシャフト25によって支持されており、このガイドシャフト25が出力部材35に連結されている。 【0017】ここで、Z−Θ軸2の先端部分21と中空型減速機34の端面34aの間には、圧縮状態でリターンスプリング6が装着されている。このリターンスプリング6のばね力によって、円筒カム45のカム面45aがカムフォロワ46に押し付けられる方向に常に付勢されている。 【0018】この構成のZ−Θ独立動作ユニット1において、Θ動作アクチュエータ3を駆動すると、その減速機出力部材35が回転するので、ここに連結されているZ−Θ軸2はユニット軸線1aを中心として回転する。また、Z動作アクチュエータ4を駆動すると、カムフォロワ46が円筒カム45のカム面45aに沿って摺動する。カム面45aは図2に示すような輪郭形状をしているので、カムフォロワ46の回転位置に応じて、円筒カム45はユニット軸線1aの方向に移動する。この円筒カム45にはユニット軸線1aの方向には一体となって移動するようにZ−Θ軸2が連結されているので、Z−Θ軸2がユニット軸線1aの方向に往復直線運動を行う。 【0019】ここで、Z−Θ軸2は、ボールブッシュ24、ガイヅシャフト25を介してΘ動作アクチュエータ3に連結されており、また、ボールブッシュ47、ガイドシャフト48を介してZ軸動作アクチュエータ4に連結されている。従って、回転運動と往復直線運動を独立して行うことができる。 【0020】なお、上記の中空型減速機34としては波動歯車装置を用いることができる。波動歯車装置は、環状の剛性内歯歯車と、この内側に配置した可撓性外歯歯車と、この内側に嵌めた楕円形輪郭の波動発生器から構成される。この場合、一般には、波動発生器がモータ出力軸に連結され、剛性内歯歯車がアクチュエータハウジング31に固定され、可撓性外歯歯車が出力部材35とされる。 【0021】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のZ−Θ独立動作ユニットは、中空型のアクチュエータを2台使用し、これらの中空部分を貫通させてZ―Θ軸を配置し、カム変換機構を用いてZ−Θ軸の往復直線運動を実現している。従って、一般的に使用されているボールスプライン、ボールねじ等の高価な構成部品を備えたZ−Θ動作ユニットに比べて、廉価で、しかもコンパクトに構成することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】390040051 【氏名又は名称】株式会社ハーモニック・ドライブ・システムズ
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| 【出願日】 |
平成12年3月1日(2000.3.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090170 【弁理士】 【氏名又は名称】横沢 志郎
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| 【公開番号】 |
特開2001−241528(P2001−241528A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月7日(2001.9.7) |
| 【出願番号】 |
特願2000−55363(P2000−55363) |
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