| 【発明の名称】 |
車両の走行段押され防止装置及びその制御方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】許 景 善
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| 【要約】 |
【課題】自動変速機車両の前後進移動を前後進測定センサーを用いて判断して登坂路で車両が後退することを防止制御する車両の走行段押され防止装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】自動変速機を搭載した車両において、出力軸に設置された出力ギヤのマグネチックギヤ歯の上面にマグネチックセンサーにより感知されるように偏心した位置に感知溝を形成して構成されることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 自動変速機を搭載した車両において、出力軸に設置された出力ギヤのマグネチックギヤ歯の上面にマグネチックセンサーにより感知されるように偏心した位置に感知溝を形成して構成されることを特徴とする車両の走行段押され防止装置。 【請求項2】 前記マグネチックギヤ歯は、偏心した位置に形成された前記感知溝の一側に大歯面と、他側に小歯面とを形成して構成されることを特徴とする請求項1記載の車両の走行段押され防止装置。 【請求項3】 自動変速機を搭載した車両において、マグネチックセンサーによって前進時に現れる前進波形を信号として感知すれば現在のアイドル(idle)回転数を維持するようにし、マグネチックセンサーによって後進時に現れる後進波形を信号として感知すればエンジンを制御することによりアイドル回転数が上昇するように制御することを特徴とする車両の走行段押され防止制御方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は車両の走行段押され防止装置及びその制御方法に係わり、さらに詳しくは、自動変速機を備えた車両の前後進移動を前後進測定センサーを用いて判断し、登坂路で車両が後退することを防止するようにした車両の走行段押され防止装置及びその制御方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】図1は、従来の技術によるマグネチックセンサー装置を図示した図面であり、図2は、従来の技術によるマグネチックセンサーの出力をグラフ化した図面で、自動変速機の出力軸2に設置した出力ギヤ4に磁性体でマグネチックギヤ歯6を形成し、マグネチックセンサー8で感知して電子制御装置10でこれを判断することにより車速を制御する。 【0003】出力軸2の回転をマグネチックセンサー8が感知すると、図2に示したような波形Wが現れ、これを電子制御装置10が判断して車両の全装備を制御するようになる。 【0004】このような自動変速機搭載車両が“D”レンジ(自動変速状態)で登坂を止めた後再び出発しようとすると、車両は直ちに出発できず後進してから出発するという問題点がある。 【0005】これはマグネチックセンサーを介して電子制御装置が車両の前進、後進を区別することができず、エンジンを正確に制御することができないため発生する問題点である。 【0006】また、従来の技術ではクリープ力を確保するためにアイドル回転数を上昇させるが、アイドル回転数が上昇することにより燃料が浪費されるようになる。 【0007】アイドル時には雑音と振動の発生あるいはそれによる車体の剛性の低下により、車両の商品性が低下するようになる。 【0008】また、アイドル回転数が上昇することによって増加したクリープ力が下り坂で停車した後に出発すると加速ショックを増加させるという問題点がある。 【0009】上述した互いに相反した要素により、車両開発時に効率を低下させるという問題点がある。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明は前記のような問題点を解決するために発明されたものであり、本発明の目的は、自動変速機車両の前、後進移動を前、後進測定センサーを用いて判断して登坂路で車両が後退することを防止するようにした車両の走行段押され防止装置及びその制御方法を提供することにある。 【0011】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するためになされた、本発明は、自動変速機を搭載した車両において、出力軸に設置された出力ギヤのマグネチックギヤ歯の上面にマグネチックセンサーにより感知されるように偏心した位置に感知溝を形成して構成されることを特徴とする。 【0012】また、車両の走行段押され制御方法は、自動変速機を搭載した車両において、マグネチックセンサーによって前進時に現れる前進波形を信号として感知すれば現在のアイドル回転数を維持するようにし、マグネチックセンサーによって後進時に現れる後進波形を信号として感知すればエンジンを制御することによりアイドル回転数が上昇するように制御することを特徴とする。 【0013】本発明は、自動変速機を搭載した車両が登坂路を走行中に止って車両が後退すると出力軸の出力ギヤが逆回転するようになり、ここに形成したマグネチックギヤ歯を感知したマグネチックセンサーがギヤ歯の感知溝を感知することにより後進を波形で現すようになり、電子制御装置はこれを後進状態と判断してアイドル回転数を上昇させる。 【0014】そして出力ギヤが逆回転せずに正回転した場合、マグネチックセンサーを通じて正回転の波形が形成されることによって正回転していると判断し、現在のアイドル回転数を維持するようにして走行が行われるようにする。 【0015】 【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる車両の走行段押され防止装置及びその制御方法の実施の形態の具体例を図面を参照しながら説明する。 【0016】図3は、本発明の技術による前後進感知装置を図示した図面であり、図4は、本発明の技術によるマグネチックセンサーによって現れる前進時のグラフを図示した図面である。 【0017】図5は、本発明の技術によるマグネチックセンサーによって現れる後進時のグラフを図示した図面であり、図6は、本発明の技術によるマグネチックセンサーによって現れる後進時のグラフを図示した図であり、そして図7は、本発明によるフローチャート図を図示した図面である。 【0018】自動変速機車両の走行段押され防止装置20は、自動変速機を搭載した車両の出力軸22に設置された出力ギヤ24のマグネチックギヤ歯26の歯面上に偏心されるように感知溝28を形成することにより、マグネチックセンサー30が感知するようになっている。 【0019】マグネチックギヤ歯26に形成された感知溝32は、一方の側に大歯面34と他側に小歯面36とを形成することにより実現される。 【0020】これにより、図4、図5に現れる波形D、Rにおいて大歯面34はa、感知溝28はb、小歯面36はcで示す。 【0021】前記ように構成される本発明の作用を説明すると、出力ギヤ24のマグネチックギヤ歯26の回転方向が大歯面34、感知溝28、小歯面36の順でマグネチックセンサー30が感知すると、図4に図示した前進波形Dで現れる。 【0022】電子制御装置38はこれを車両が現在前進状態であると判断して車両を制御するようになる(ステップS1)。 【0023】反対に、傾斜路で上方に向かって出発時に車両が後進すれば出力ギヤ24は逆回転するが、この時はマグネチックギヤ歯26が小歯面36、感知溝28、大歯面34の順でマグネチックセンサー30に感知され、図5に図示したような後進波形Rを発生するようになる(ステップS2)。 【0024】言い換えると、電子制御装置38が前進波形Dを感知すると現在のアイドル回転数を維持するように車両を制御し(ステップS4)、反対に後進波形Rを信号に感知するとエンジンを制御してアイドル回転数が上昇するように車両を制御して走行する(ステップS3)。 【0025】 【発明の効果】上述したように、本発明は坂道でのクリープ性能を向上させることにより、車両が後に押されることを防止することができる。 【0026】坂道で“D”レンジ状態であればブレーキを使用しなくても後に押されないようになる。 【0027】これにより、エンジン開発時にエンジンのアイドル燃費と相反する騒音、振動、車体の剛性などの問題を避けることができ、開発効率が増大する。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591251636 【氏名又は名称】現代自動車株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年12月8日(2000.12.8) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100093399 【弁理士】 【氏名又は名称】瀬谷 徹 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−200919(P2001−200919A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月27日(2001.7.27) |
| 【出願番号】 |
特願2000−374269(P2000−374269) |
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