| 【発明の名称】 |
ワンウェイクラッチを有する自動変速機のフェイルセイフ制御方法 |
| 【発明者】 |
【氏名】沈 ヒョン 秀
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| 【要約】 |
【課題】自動変速機のワンウェイクラッチがロールオーバー時に強制的に1速となるようにした後に2速へのシフトが行われるようにして、フェイルセイフに対する代替が可能になるようにする。
【解決手段】中立段から走行段へのシフトが完了したかを判断する段階と、中立段から走行段へのシフトが完了した後、車両の走行状態が1速同期に付合するかを判断する段階と、車両の走行状態が1速同期に外れるとワンウェイクラッチロールオーバーであると判断し、摩擦係合要素を制御して車両の走行状態を強制的に1速に同期させる段階とを有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 中立段から走行段へのシフトが完了したかを判断する段階と、中立段から走行段へのシフトが完了した後、車両の走行状態が1速同期に付合するかを判断する段階と、車両の走行状態が1速同期に外れるとワンウェイクラッチロールオーバーであると判断し、摩擦係合要素を制御して車両の走行状態を強制的に1速に同期させる段階とを有することを特徴とするワンウェイクラッチを有する自動変速機のフェイルセイフ制御方法。 【請求項2】 前記中立段から走行段へのシフトが完了した後、車両の走行状態が1速同期に付合したかを判断する段階は、エンジン回転数が450rpm以上で変速機の出力回転数が350rpm以上であり、タービン回転数が0rpmではなく、インヒビタスイッチからECU(electric controlled unit)への入力信号が複数同時入力でない状態または無入力でない状態であるかの可否を判断する段階と、前記インヒビタスイッチを正常信号入力に判断すると、変速時の第1タービン回転数とローリバースブレーキデューティを0%にした時の第2タービン回転数との差が設定値以内で設定時間以上続くかを判断する段階とからなることを特徴とする請求項1に記載のワンウェイクラッチを有する自動変速機のフェイルセイフ制御方法。 【請求項3】 前記ワンウェイクラッチロールオーバーであると判断し、摩擦係合要素を制御して車両の走行状態を強制的に1速に同期させる段階は、ローリバースブレーキを制御する信号のデューティを100%にして車両の状態を1速に同期させることを特徴とする請求項1に記載のワンウェイクラッチを有する自動変速機のフェイルセイフ制御方法。 【請求項4】 前記ワンウェイクラッチロールオーバーであると判断し、摩擦係合要素を制御して車両の走行状態を強制的に1速に同期させる段階は、車両の走行状態が1速同期に外れたと判断されればセルフ診断を行う段階をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載のワンウェイクラッチを有する自動変速機のフェイルセイフ制御方法。 【請求項5】 前記車両の走行状態が1速同期に外れたと判断されればセルフ診断を行う段階は、少なくとも3回以上繰り返して行うことを特徴とする請求項4に記載のワンウェイクラッチを有する自動変速機のフェイルセイフ制御方法。 【請求項6】 前記車両の走行状態が1速同期に外れたと判断されるとセルフ診断を行う段階は、1速同期付合が持続する場合、ワンウェイクラッチがロールオーバーであると判断して運転者に対しこれを分かるようにする警告信号を出力する段階をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のワンウェイクラッチを有する自動変速機のフェイルセイフ制御方法。 【請求項7】 前記中立段から走行段へのシフトが完了したかを判断する段階は、変速が完了したと判断すると、摩擦係合要素を制御する信号のデューティが0%になるようにする段階をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のワンウェイクラッチを有する自動変速機のフェイルセイフ制御方法。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の速する技術分野】本発明は車両の自動変速機に係わり、さらに詳しくは一方向クラッチ(ワンウェイクラッチ:one−way clutch)のロールオーバー(rollover)の発生時に強制的に1速になるようにした後、1速から2速へのシフトが可能になるようにして、フェイルセイフ(fail safe)に対して代替されるようにするワンウェイクラッチを有する自動変速機のフェイルセイフ制御方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般にワンウェイクラッチは、スプラグ(sprag)式で遊星ギヤセットのキャリアとセンターサポートとの間に組立てられており、また一つはトルクコンバータのステータに組立てられ、一方向にのみ動力が伝えられ反対方向には動力が伝えられないクラッチである。 【0003】遊星ギヤセットのクラッチはマニュアルセレクターレバー(manual select lever)の‘D’または‘2’レンジの1速である場合、ロングピニオンが時計方向に回転するためにキャリアが反時計方向に回転しようとするのを阻止し、駆動力をロングピニオンからプラネタリギヤセットのアニュラスギヤ(annulus gear)に伝えられる。したがってワンウェイクラッチの外側のレースと結合されたキャリアは時計方向にのみ回転可能であり、‘D’または‘2’レンジ1速時のアニュラスギヤの側から回転するエンジンブレーキの時には、キャリアが時計方向に空転してエンジンブレーキが作動させずに1速と2速との間の変速がスムースに行われるようにする。 【0004】しかしながら変速機のワンウェイクラッチがロールオーバーとなる場合が発生すると、1速走行が不可能になりそれによってエンジン回転数だけが急上昇する状況になり運転者があわてる。しかし、このようなワンウェイクラッチのロールオーバー時に対し、従来のものはワンウェイクラッチの故障を運転者に知らせる動作を行うだけであり適切な対策が提示されていなかった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記従来の自動変速機のワンウェイクラッチにおける問題点に鑑みてなされたものであって、自動変速機のワンウェイクラッチがロールオーバー時に強制的に1速となるようにした後に2速へのシフトが行われるようにして、フェイルセイフに対する代替が可能になるようにすることを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記のような目的を達成するためになされた本発明によるワンウェイクラッチを有する自動変速機のフェイルセイフ制御方法は、中立段から走行段へのシフトが完了したかを判断する段階と、中立段から走行段へのシフトが完了した後、車両の走行状態が1速同期に付合するかを判断する段階と、車両の走行状態が1速同期に外れるとワンウェイクラッチロールオーバーであると判断し、摩擦係合要素を制御して車両の走行状態を強制的に1速に同期させる段階とを有することを特徴とする。 【0007】また、前記中立段から走行段へのシフトが完了した後、車両の走行状態が1速同期に付合したかを判断する段階は、エンジン回転数が450rpm以上で変速機の出力回転数が350rpm以上であり、タービン回転数が0rpmではなく、インヒビタスイッチからECU(electric controlledunit)への入力信号が複数同時入力でない状態または無入力でない状態であるかの可否を判断する段階と、前記インヒビタスイッチを正常信号入力に判断すると、変速時の第1タービン回転数とローリバースブレーキデューティを0%にした時の第2タービン回転数との差が設定値以内で設定時間以上続くかを判断する段階とからなることを特徴とする。 【0008】 【発明の実施の形態】次に、本発明にかかるワンウェイクラッチを有する自動変速機のフェイルセイフ制御方法の実施の形態の具体例を図面を参照しながら説明する。 【0009】図1は本発明の実施例によるワンウェイクラッチを有する自動変速機のフェイルセイフ制御装置のブロック構成図である。図1に図示されているように、この発明の実施例によるワンウェイクラッチを有する自動変速機のフェイルセイフ制御装置は、インヒビタスイッチ100、スロットルポジションセンサー200、油温センサー300、タービン軸回転数感知部400、変速機出力感知部500、ECU(electric controlled unit)600及びLRB(low reverse brake)駆動部700を含む。 【0010】インヒビタスイッチ100は変速レバーのシフト移動を感知して変速レバーの位置情報信号を出力し、スロットルポジションセンサー200は加速ペダルに及ぶ使用者の力によるスロットルバルブの開度量を感知し、油温センサー300はATF温度を検出する。 【0011】タービン軸回転数感知部400は変速によって可変するタービン軸回転数を感知し、変速機出力感知部500はタービン軸から変速機に伝達された動力が変速機を通じて可変して出力される回転数を感知し、該当する電気的信号を出力する。 【0012】ECU600は、インヒビタスイッチ100と各センサー200、300、感知部400、500から出力する信号の入力を受けて車両の変速状態及びワンウェイクラッチにロールオーバーが発生したかを判断し、ワンウェイクラッチロールオーバー時、車両が1速に変速されるようにLRB駆動部700を制御する。LRB駆動部700は、ECU600から出力する制御信号によってローリバースブレーキを制御して車両が強制に1速になるようにする。 【0013】次に、図2を参照して本発明の実施例によるワンウェイクラッチのロールオーバー対処装置が、ワンウェイクラッチロールオーバー時に対処する動作について説明する。 【0014】図2は本発明の実施例によるワンウェイクラッチのロールオーバー対処装置のフローチャート図である。 【0015】停止した車両を駆動させるために運転者が変速レバーを中立段(以下、N段)から走行段(以下、D段)にシフトさせると(ステップS100)、インヒビタスイッチ100は変速レバーのシフトを感知して変速レバーがD段に位置していることに対する電気的信号をECU600に出力し、油温センサー300はATF温度を検出してECU600に出力する(ステップS200)。 【0016】ECU600はインヒビタスイッチ100と油温センサー300とから出力する信号の入力を受け、変速レバーがN段からD段に変速したかを判断する。つまり、ECU600はインヒビタスイッチ100の出力電圧が10V以上であり油温センサー300の値が23℃以上であるかを判断し、これを満たすとN段からD段への変速時期を制御してN段→D段変速を完了させる(ステップS300)。 【0017】この時、運転者は走行段のD段に変速レバーを位置させると車両を走行させるために加速ペダルを踏むようになるが(ステップS400)、スロットルポジションセンサー200は、このような加速ペダルに及ぶ運転者の力をスロットルバルブの開度量を感知した信号によってECU600に印加する。 【0018】そうすると、ECU600はスロットルポジションセンサー200から出力する信号の入力を受けて車両が走行状態であることを判断し、変速完了後2秒以後にタービン軸回転数感知部400と変速機出力感知部500とから入力される信号でもって車両の変速状態による変速機の入出力状態を判断する(ステップS500)。 【0019】ここでECU600はタービン軸回転数Ntが0rpmではなく、変速機出力回転数Noが基準値以上(例えば、350rpm以上)であるとともにインヒビタスイッチの入力が複数同時入力でない状態または無入力でない状態であると判断すればLRBデューティを0%とした信号をLRB駆動部700に出力し、これによりLRB駆動部700はLRB制御を行わない。(ステップS600、ステップS700)。 【0020】その後、ECU600はLRBデューティが0%である時のタービン軸回転数感知部400から出力する信号の入力を受け、LRBデューティが0%である時とタービン軸回転数Nt1とN段→D段シフト時とのタービン軸回転数Ntの差を求める(ステップS800、ステップS900)。 【0021】この時、Nt−Nt1の結果が1秒以上、200rpm以上であり図示しないクラング軸の回転数Neが450rpm以上であると、車両の状態が1速変速に同期しなかったと判断する。 【0022】このように車両の状態が1速変速に同期しなかったと判断するとセルフ診断回数を判断し、セルフ診断回数が4回以下であれば(ステップS910)ECU600は車両の状態が1速に同期できるようにするセルフ診断を行った後(ステップS1000)、もう一度車両の状態が1速変速に同期するかを判断する過程(ステップS400〜ステップS900)を行う。 【0023】前記過程(ステップS400〜ステップS900)をもう一度行った結果、依然として車両の状態が1速変速に同期していなければECU600は3回までセルフ診断を行う。 【0024】3回の過程(ステップS400〜ステップS900)を行っても相変らず車両の状態が1速変速に同期していなければ、ECU600はセルフ診断回数が4回であることを判断した後(ステップS920)、LRBを制御する信号のデューティを100%とする制御信号をLRB駆動部700に出力する(ステップS1100)。 【0025】そうなるとLRB駆動部700はECU600の制御信号によってLRBを作動させてキャリアを固定させることにより、車両の走行状態が強制的に1速になるようにする。 【0026】 【発明の効果】上述のように、本発明はワンウェイクラッチのロールオーバー時にLRBを駆動させて強制的に1速への変速が行われるようにして、急激にエンジン回転数のみが上昇することを防止する効果がある。
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| 【出願人】 |
【識別番号】591251636 【氏名又は名称】現代自動車株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年10月17日(2000.10.17) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100093399 【弁理士】 【氏名又は名称】瀬谷 徹 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−165304(P2001−165304A) |
| 【公開日】 |
平成13年6月22日(2001.6.22) |
| 【出願番号】 |
特願2000−317016(P2000−317016) |
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