| 【発明の名称】 |
ターミナルボディの取り付け方法およびターミナルボディ |
| 【発明者】 |
【氏名】石井 繁
【氏名】坂井 秀則
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| 【要約】 |
【課題】自動車の自動変速機組み立てにおいて、ターミナルボディを制御バルブユニットへ取り付けるに際し、より単純な構成で、かつ取り付けを容易に行うことのできる方法を提案する。
【解決手段】自動変速機の制御バルブと制御装置とを電気的に接続するためのターミナルボディであって、制御バルブ側に設けられたガイドバーを挿入するガイド部材を具え、かつ前記制御バルブとはケーブルを介して電気的に接続するターミナルボディを前記制御バルブに取り付けるに際し、前記ガイド部材または前記ガイドバーの長さを、前記ケーブルがその最大長さまで伸長した場合においても、前記ガイドバーを前記ガイド部材へ挿入した状態が維持可能となるように設定する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 自動変速機の制御バルブと制御装置とを電気的に接続するためのターミナルボディであって、前記制御バルブ側に設けられたガイドバーを挿入するガイド部材を具え、前記自動変速機のケースに設けられた挿入穴に挿入して固定され、その挿入する方向が、前記制御バルブの前記自動変速機ケースへの組み付け方向と同じであり、また前記ガイドバーにより前記挿入する方向に移動可能であり、かつ、前記制御バルブとはケーブルを介して電気的に接続するターミナルボディを前記制御バルブに取り付けるに際し、前記ガイド部材または前記ガイドバーの長さを、前記ケーブルをその最大長さまで伸長させた場合においても、前記ガイドバーを前記ガイド部材へ挿入した状態が維持可能となるように設定することを特徴とする、ターミナルボディの取り付け方法。 【請求項2】 自動変速機の制御バルブと制御装置とを電気的に接続するためのターミナルボディであって、前記制御バルブ側に設けられたガイドバーを挿入するガイド部材を具え、前記自動変速機のケースに設けられた挿入穴に挿入して固定され、その挿入する方向が、前記制御バルブの前記自動変速機ケースへの組み付け方向と同じであり、また前記ガイドバーにより前記挿入する方向に移動可能であり、かつ、前記制御バルブとはケーブルを介して電気的に接続するターミナルボディにおいて、前記ガイド部材の長さを、前記ケーブルをその最大長さまで伸長させた場合においても、前記ガイドバーを前記ガイド部材へ挿入した状態が維持可能となるように設定したことを特徴とする、ターミナルボディ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動変速機の制御バルブと、これを制御するための制御装置とを電気的に接続するためのターミナルボディに関するものである。 【0002】 【従来の技術】図6は、かかるターミナルボディの従来例を示すものである。図示のターミナルボディ41は、自動変速機ケース42内に収納した制御バルブユニット43を、外部の図示しない制御装置と電気的に接続するために用いられるもので、ターミナルボディ41自体を自動変速機ケース42に設けた挿入孔44に挿入し、先端部に設けた、前記制御装置と接続するための外部接続用コネクタ45を外部に露出させる。なお、本図は組立時の状態を示すものであり、組立後は上下逆、すなわち制御バルブユニット43が自動変速機ケース42の下に位置することとなる。 【0003】ターミナルボディ41は、もう一方の端部に、制御バルブユニット43とターミナルボディ41とを接続するケーブル46のための内部接続用コネクタ47と、制御バルブユニット43に設けたガイドバー48を挿入するためのガイド部材49が設けられている。 【0004】ガイドバー48およびガイド部49が設けられているのは、以下の理由による。すなわち、制御バルブユニット43を自動変速機ケース42に取り付ける工程と、ターミナルボディ41を自動変速機ケース42の挿入孔44に位置決めする工程とを同時に行えるようにするためであり、そのためターミナルボディ41を制御バルブユニット43に正確に案内かつ位置決めするために設けられているものである。また、このガイドバー48を設けることにより、組み付け作業後においてターミナルボディ41と制御バルブユニット43との間にケーブル46を取り付けるのに十分な作業スペースが得られないような場合でも、予めケーブル46をターミナルボディ41に接続した状態でこれを自動変速機ケース42に組み付けできることとなるため、ケーブル46を必要以上に長くすることなく、作業性の向上を図ることができる。 【0005】図7は、ターミナルボディ41を制御バルブユニット43に取り付ける際の状態を示すものである。取り付けに際しては、図示のように、ターミナルボディ41を制御バルブユニット43に向けて図の矢印の方向へ下ろし、ケーブル46側のケーブルコネクタ50をターミナルボディ41の内部接続用コネクタ47とを接続すると共に、ガイドバー48をガイド部材49内に挿入する。ここで、ガイドバー48先端近傍には突起48aが設けられており、一方ガイド部材49内部には段差49aが設けられている。図8に示すように、ガイドバー48をガイド部材49に挿入した後には、突起48aが段差49aに引っ掛かってガイドバー48が抜けるのを防ぐ。その後、前述の図6に示すように、自動変速機ケース42への固定に際しては、上下を逆にして、ターミナルボディ41の先端部(外部接続用コネクタ45のある側)を自動変速機ケース42の挿入孔44に挿入する。 【0006】しかしながら、こうした突起や段差を設けることは、ターミナルボディ本体や制御バルブユニットの部品形状を複雑化し、製造コストを増加させる要因となる。また、ガイドバーをガイド部材に挿入する際にある程度の力が必要であり、さらに無理に押し込んだ場合にはガイドバーまたはガイド部材が破損する可能性もある。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記の問題点を解決し、より単純な構成で、かつ容易にターミナルボディを制御バルブユニットに取り付けることを可能とする方法およびターミナルボディを提案するものである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明は、自動変速機の制御バルブと制御装置とを電気的に接続するためのターミナルボディであって、前記制御バルブ側に設けられたガイドバーを挿入するガイド部材を具え、前記自動変速機のケースに設けられた挿入穴に挿入して固定され、その挿入する方向が、前記制御バルブの前記自動変速機ケースへの組み付け方向と同じであり、また前記ガイドバーにより前記挿入する方向に移動可能であり、かつ、前記制御バルブとはケーブルを介して電気的に接続するターミナルボディを前記制御バルブに取り付けるに際し、前記ガイド部材または前記ガイドバーの長さを、前記ケーブルをその最大長さまで伸長させた場合においても、前記ガイドバーを前記ガイド部材へ挿入した状態が維持可能となるように設定することを特徴とするものである。 【0009】また本発明は、自動変速機の制御バルブと制御装置とを電気的に接続するためのターミナルボディであって、前記制御バルブ側に設けられたガイドバーを挿入するガイド部材を具え、前記自動変速機のケースに設けられた挿入穴に挿入して固定され、その挿入する方向が、前記制御バルブの前記自動変速機ケースへの組み付け方向と同じであり、また前記ガイドバーにより前記挿入する方向に移動可能であり、かつ、前記制御バルブとはケーブルを介して電気的に接続するターミナルボディにおいて、前記ガイド部材の長さを、前記ケーブルをその最大長さまで伸長させた場合においても、前記ガイドバーを前記ガイド部材へ挿入した状態が維持可能となるように設定したことを特徴とするものである。 【0010】すなわち本発明においては、ターミナルボディと制御バルブユニットとを接続するケーブルが伸びきった状態になっても、ガイドバーとガイド部材とが互いに外れないように、それぞれの長さを設定している。そのため、例えばガイドバーに突起を、ガイド部材にこれと掛合する段差を設けると言った、両者が互いに外れないような方策を講じる必要が無い。そのため、これらの部品形状を単純化することが可能となり、コスト削減にも寄与できることとなる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について説明する。 【0012】図1は、本発明による、ターミナルボディを制御バルブユニットに取り付ける状態を示すものである。図のターミナルボディ1は、先端部(図の上側)に外部接続用コネクタ2が設けられ、もう一方の端部(図の下側)には、内部接続用コネクタ3およびガイド部材4が設けられている。 【0013】一方制御バルブユニット5からはケーブル6が伸び、その先端にはケーブルコネクタ7が設けられている。また、ケーブル6は、その根元近傍で固定金具9によって固定されている。さらに制御バルブユニット5からはガイドバー8が垂直に突出している。ターミナルボディ1の制御バルブユニット5への取り付けに際しては、ケーブルコネクタ7はターミナルボディ1の内部接続用コネクタ3と接続し、一方ガイドバー8はガイド部材4内に挿入される。ここで、図1(b)に示すように、ガイド部材4およびガイドバー8には、共に相互に係合する突起等が設けられていない。これは、後述する理由によるものである。 【0014】図2は、ターミナルボディ1を取り付けた制御バルブユニット5を上下逆にした状態を示すものである。このとき、ターミナルボディ1は、その重みでケーブル6によって制御バルブユニット5から吊り下げられたような状態になり、ケーブル6も伸びきっている。しかしながら、ここでは、ガイドバー8がガイド部材4に挿入された状態が保たれている。これは、ケーブル6が図2のように完全に伸びきった状態における、このケーブル6の長さに対して、ガイド部材4およびガイドバー8が、共にこの状態でも外れないようにそれぞれ、あるいはいずれか一方の長さが設定されているからである。そのため、従来のターミナルボディ(図6〜図8参照)のように、ガイド部材およびガイドバーにそれぞれ相互に掛合する部分を設けること無しに、ターミナルボディ1が制御バルブユニット5から外れることを防ぐことができる。 【0015】図3は、本発明におけるターミナルボディの他の例を示すものである。ここでは、ターミナルボディ11側からケーブル12が伸び、その先端のケーブルコネクタ13が、制御バルブユニット15側に設けた接続コネクタ16と接続する。この場合においても、ガイド部材14およびガイドバー18それぞれの長さが、ケーブル12が伸びきった状態でも外れないように設定されていることは言うまでもない。 【0016】図4および図5は、本発明によるターミナルボディを制御バルブユニットと接続した後に自動変速機ケースに取り付ける状態を示すものである。以下、その手順を説明する。 【0017】図示のターミナルボディ1は、自動変速機ケース18内に収納した制御バルブユニット5を、外部の図示しない制御装置と電気的に接続するために用いられるもので、ターミナルボディ1自体を自動変速機ケース18に設けた挿入孔19に挿入し、先端部に設けた、前記制御装置と接続するための外部接続用コネクタ2を外部に露出させる。なお、図は組立時の状態を示すものであり、組立後は、図5に示すように上下逆、すなわち制御バルブユニット5が自動変速機ケース18の下に位置することとなる。 【0018】組立に際しては、図4に示すようにターミナルボディ1を取り付けた制御バルブユニット5を上下逆にして自動変速機ケース18へ組み付けることにより、ターミナルボディ1の先端部が自動変速機ケース18に設けられた挿入孔19に挿入されることとなる。この際、本発明によれば、ケーブル6の長さが上述のように設定されているため、ターミナルボディ1がガイドバー8から外れることなく、正確かつ自動的に挿入孔19へ挿入されることになる。 【0019】制御バルブユニット5を自動変速機ケース18へ固定した後は、図5に示すように自動変速機ケース18を上下逆にして、挿入孔19に位置しているターミナルボディ1の先端部を引き抜き、それによってターミナルボディ1が自動変速機ケース18内に固定される。 【0020】以上説明したように、本発明によれば、ターミナルボディを制御バルブユニットに取り付けるためにそれぞれ設けられるガイド部材およびガイドバーを共に単純な構成で実現でき、かつ、取り付けを確実に行うことが可能となる。それによって部品形状の単純化を図ることができ、コスト削減にも寄与し得る。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003997 【氏名又は名称】日産自動車株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年10月19日(1999.10.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100059258 【弁理士】 【氏名又は名称】杉村 暁秀 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−116127(P2001−116127A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月27日(2001.4.27) |
| 【出願番号】 |
特願平11−296243 |
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