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【発明の名称】 駆動力伝達部材、電子写真感光体ユニット、プロセスカートリッジ、及び電子写真画像形成装置
【発明者】 【氏名】笹子 悦一

【要約】 【課題】再利用可能な駆動力伝達部材、前記駆動力伝達部材を有する電子写真感光体ユニット、前記駆動力伝達部材を有する電子写真感光体を備えるプロセスカートリッジ、前記プロセスカートリッジを着脱可能な電子写真画像形成装置を提供すること。

【解決手段】駆動力伝達部材36は、駆動源39aより駆動力を伝達される駆動力受け部36dと、円筒部材7の前記駆動源39a側の端部に固定され、前記駆動力受け部36dに前記駆動源39aより伝達される駆動力によって前記円筒部材7を回転駆動させるための固定部36b1とを、回転体の有するギヤ9kと噛合し、前記駆動源39aより前記駆動力受け部36dに伝達される駆動力を前記ギヤ9kを介して前記回転体に伝達するための駆動力伝達ギヤ36aの回転中心軸線c2方向で前記駆動力伝達ギヤ36aの両側に備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 回転可能な駆動源より駆動力を伝達され、回転駆動されることによって、円筒部材及び回転体を回転駆動するための駆動力伝達部材であって、前記駆動源より駆動力を伝達される駆動力受け部と、前記円筒部材の前記駆動源側の端部に固定され、前記駆動力受け部に前記駆動源より伝達される駆動力によって前記円筒部材を回転駆動させるための固定部と、前記回転体の有するギヤと噛合し、前記駆動源より前記駆動力受け部に伝達される駆動力を前記ギヤを介して前記回転体に伝達するための駆動力伝達ギヤと、を有し、前記駆動力受け部と前記固定部とを前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線方向で前記駆動力伝達ギヤの両側に備えていることを特徴とする駆動力伝達部材。
【請求項2】 前記円筒部材を新たな円筒部材に交換する際、前記駆動力伝達ギヤの両側に備える前記固定部のうち、前記円筒部材に固定されていた側とは異なる側の固定部を前記新たな円筒部材の前記駆動源側の端部に固定することを特徴とする請求項1に記載の駆動力伝達部材。
【請求項3】 前記駆動力受け部は、前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線上に設けられた連結突起であり、前記駆動源は、回転中心軸線上に連結穴を有する回転部材であり、前記駆動力受け部としての連結突起が前記駆動源としての回転部材の連結穴に嵌合されて前記回転部材と係合することを特徴とする請求項1に記載の駆動力伝達部材。
【請求項4】 回転可能な駆動源により回転駆動される円筒部材より駆動力を伝達され、回転駆動されることによって、回転体を回転駆動するための駆動力伝達部材であって、前記円筒部材の前記駆動源と反対側の端部に固定され、前記駆動源により回転駆動される前記円筒部材より駆動力を伝達される固定部と、前記回転体の有するギヤと噛合し、前記固定部に前記円筒部材より伝達される駆動力を前記ギヤを介して前記回転体に伝達するための駆動力伝達ギヤと、を有し、前記固定部を前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線方向で前記駆動力伝達ギヤの両側に備えていることを特徴とする駆動力伝達部材。
【請求項5】 前記円筒部材を新たな円筒部材と交換する際、前記駆動力伝達ギヤの両側に備える前記固定部のうち、前記円筒部材に固定されていた側とは異なる側の固定部を前記新たな円筒部材の前記駆動源側と反対側の端部に固定することを特徴とする請求項4に記載の駆動力伝達部材。
【請求項6】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジに用いられる電子写真感光体ユニットにおいて、電子写真感光体と、前記電子写真画像形成装置本体の有する回転可能な駆動源より駆動力を伝達され、回転駆動されることによって、前記電子写真感光体及び前記電子写真感光体に作用するプロセス手段を回転駆動するための第一の駆動力伝達部材と、前記駆動源により回転駆動される前記電子写真感光体より駆動力を伝達され、回転駆動されることによって、前記電子写真感光体に作用する、前記電子写真画像形成装置本体に設けられた本体プロセス手段を回転駆動するための第二の駆動力伝達部材と、を有し、前記第一の駆動力伝達部材は、前記駆動源より駆動力を伝達される駆動力受け部と、前記電子写真感光体の前記駆動源側の端部に固定され、前記駆動力受け部に前記駆動源より伝達される駆動力によって前記電子写真感光体を回転駆動させるための固定部と、前記プロセス手段の有するギヤと噛合し、前記駆動源より前記駆動力受け部に伝達される駆動力を前記ギヤを介して前記プロセス手段に伝達するための駆動力伝達ギヤと、を有し、前記駆動力受け部と前記固定部とを前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線方向で前記駆動力伝達ギヤの両側に備えており、前記第二の駆動力伝達部材は、前記電子写真感光体の前記駆動源と反対側の端部に固定され、前記駆動源により回転駆動される前記電子写真感光体より駆動力を伝達される固定部と、前記回転体の有するギヤと噛合し、前記固定部に前記電子写真感光体より伝達される駆動力を前記ギヤを介して前記本体プロセス手段に伝達するための駆動力伝達ギヤと、を有し、前記固定部を前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線方向で前記駆動力伝達ギヤの両側に備えていることを特徴とする電子写真感光体ユニット。
【請求項7】 更に、前記第一の駆動力伝達部材は、前記電子写真感光体を前記プロセスカートリッジの有する枠体に保持するための保持部を、前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線方向で前記駆動力伝達ギヤの両側に備えていることを特徴とする請求項6に記載の電子写真感光体ユニット。
【請求項8】 前記電子写真感光体を新たな電子写真感光体と交換する際、前記第一の駆動力伝達部材が前記駆動力伝達ギヤの両側に備える前記固定部のうち、前記電子写真感光体に固定されていた側とは異なる側の固定部を前記新たな電子写真感光体の前記駆動源側の端部に固定することを特徴とする請求項6に記載の電子写真感光体ユニット。
【請求項9】 前記第一の駆動力伝達部材が有する前記駆動力受け部は、前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線上に設けられた連結突起であり、前記駆動源は、回転中心軸線上に連結穴を有する回転部材であり、前記駆動力受け部としての連結突起が前記駆動源としての回転部材の連結穴に嵌合されて前記回転部材と係合することを特徴とする請求項6に記載の電子写真感光体ユニット。
【請求項10】 更に、前記第二の駆動力伝達部材は、前記電子写真感光体を前記プロセスカートリッジの有する枠体に保持するための保持部を、前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線方向で前記駆動力伝達ギヤの両側に備えていることを特徴とする請求項6に記載の電子写真感光体ユニット。
【請求項11】 前記電子写真感光体を新たな電子写真感光体と交換する際、前記第二の駆動力伝達部材が前記駆動力伝達ギヤの両側に備える前記固定部のうち、前記電子写真感光体に固定されていた側とは異なる側の固定部を前記新たな電子写真感光体の前記駆動源側と反対側の端部に固定することを特徴とする請求項6に記載の電子写真感光体ユニット。
【請求項12】 前記プロセス手段とは、前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像剤により現像するための現像手段であることを特徴とする請求項6に記載の電子写真感光体ユニット。
【請求項13】 前記本体プロセス手段とは、前記プロセス手段としての、前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像剤により現像するための現像手段による前記静電潜像の現像剤像を記録媒体に転写するための転写手段であることを特徴とする請求項6に記載の電子写真感光体ユニット。
【請求項14】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像剤により現像するための現像手段と、前記電子写真画像形成装置本体の有する回転可能な駆動源より駆動力を伝達され、回転駆動されることによって、前記電子写真感光体及び前記現像手段を回転駆動するための第一の駆動力伝達部材と、前記駆動源により回転駆動される前記電子写真感光体より駆動力を伝達され、回転駆動されることによって、前記電子写真感光体に作用する、前記電子写真画像形成装置本体に設けられた本体プロセス手段を回転駆動するための第二の駆動力伝達部材と、前記電子写真感光体を前記第一の駆動力伝達部材及び前記第二の駆動力伝達部材を介して保持すると共に前記現像手段を保持するカートリッジ枠体と、を有し、前記第一の駆動力伝達部材は、前記駆動源より駆動力を伝達される駆動力受け部と、前記電子写真感光体の前記駆動源側の端部に固定され、前記駆動力受け部に前記駆動源より伝達される駆動力によって前記電子写真感光体を回転駆動させるための固定部と、前記現像手段の有するギヤと噛合し、前記駆動源より前記駆動力受け部に伝達される駆動力を前記ギヤを介して前記現像手段に伝達するための駆動力伝達ギヤと、を有し、前記駆動力受け部と前記固定部とを前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線方向で前記駆動力伝達ギヤの両側に備えており、前記第二の駆動力伝達部材は、前記電子写真感光体の前記駆動源と反対側の端部に固定され、前記駆動源により回転駆動される前記電子写真感光体より駆動力を伝達される固定部と、前記本体プロセス手段の有するギヤと噛合し、前記固定部に前記電子写真感光体より伝達される駆動力を前記ギヤを介して前記本体プロセス手段に伝達するための駆動力伝達ギヤと、を有し、前記固定部を前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線方向で前記駆動力伝達ギヤの両側に備えていることを特徴とするプロセスカートリッジ。
【請求項15】 更に、前記第一の駆動力伝達部材は、前記電子写真感光体を前記カートリッジ枠体に保持するための保持部を、前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線方向で前記駆動力伝達ギヤの両側に備えていることを特徴とする請求項14に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項16】 前記電子写真感光体を新たな電子写真感光体と交換する際、前記第一の駆動力伝達部材が前記駆動力伝達ギヤの両側に備える前記固定部のうち、前記電子写真感光体に固定されていた側とは異なる側の固定部を前記新たな電子写真感光体の前記駆動源側の端部に固定することを特徴とする請求項14に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項17】 前記第一の駆動力伝達部材が有する前記駆動力受け部は、前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線上に設けられた連結突起であり、前記駆動源は、回転中心軸線上に連結穴を有する回転部材であり、前記駆動力受け部としての連結突起が前記駆動源としての回転部材の連結穴に嵌合されて前記回転部材と係合することを特徴とする請求項14に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項18】 前記電子写真感光体を新たな電子写真感光体と交換する際、前記第二の駆動力伝達部材が前記駆動力伝達ギヤの両側に備える前記固定部のうち、前記電子写真感光体に固定されていた側とは異なる側の固定部を前記新たな電子写真感光体の前記駆動源側と反対側の端部に固定することを特徴とする請求項14に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項19】 更に、前記第二の駆動力伝達部材は、前記電子写真感光体を前記カートリッジ枠体に保持するための保持部を、前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線方向で前記駆動力伝達ギヤの両側に備えていることを特徴とする請求項14に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項20】 前記本体プロセス手段とは、前記電子写真感光体に形成された静電潜像を前記現像手段が現像剤により現像した現像剤像を記録媒体に転写するための転写手段であることを特徴とする請求項14に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項21】 前記プロセスカートリッジとは、前記電子写真感光体と前記現像手段とを一体的にカートリッジ化して、前記電子写真画像形成装置本体に着脱可能とする請求項14に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項22】 前記プロセスカートリッジとは、前記電子写真感光体に帯電を行うための帯電手段、前記電子写真感光体に残留する現像剤を除去するためのクリーニング手段の少なくとも一つと前記電子写真感光体と前記現像手段とを一体的にカートリッジ化して、前記電子写真画像形成装置本体に着脱可能とすることを特徴とする請求項14に記載のプロセスカートリッジ。
【請求項23】 プロセスカートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成装置において、(a)回転可能な駆動源と、(b)本体プロセス手段と、(c)電子写真感光体と、前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像剤により現像するための現像手段と、前記駆動源より駆動力を伝達され、回転駆動されることによって、前記電子写真感光体及び前記現像手段を回転駆動するための第一の駆動力伝達部材と、前記駆動源により回転駆動される前記電子写真感光体より駆動力を伝達され、回転駆動されることによって、前記電子写真感光体に作用する前記本体プロセス手段を回転駆動するための第二の駆動力伝達部材と、前記電子写真感光体を前記第一の駆動力伝達部材及び前記第二の駆動力伝達部材を介して保持すると共に前記現像手段を保持するカートリッジ枠体と、を有し、前記第一の駆動力伝達部材は、前記駆動源より駆動力を伝達される駆動力受け部と、前記電子写真感光体の前記駆動源側の端部に固定され、前記駆動力受け部に前記駆動源より伝達される駆動力によって前記電子写真感光体を回転駆動させるための固定部と、前記現像手段の有するギヤと噛合し、前記駆動源より前記駆動力受け部に伝達される駆動力を前記ギヤを介して前記現像手段に伝達するための駆動力伝達ギヤと、を有し、前記駆動力受け部と前記固定部とを前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線方向で前記駆動力伝達ギヤの両側に備えており、前記第二の駆動力伝達部材は、前記電子写真感光体の前記駆動源と反対側の端部に固定され、前記駆動源により回転駆動される前記電子写真感光体より駆動力を伝達される固定部と、前記本体プロセス手段の有するギヤと噛合し、前記固定部に前記電子写真感光体より伝達される駆動力を前記ギヤを介して前記本体プロセス手段に伝達するための駆動力伝達ギヤと、を有し、前記固定部を前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線方向で前記駆動力伝達ギヤの両側に備えているプロセスカートリッジを取り外し可能に装着するための装着手段と、(d)前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
【請求項24】 前記駆動源は、回転中心軸線上に連結穴を有する回転部材であり、前記第一の駆動力伝達部材の有する前記駆動力受け部は、前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線上に設けられた連結突起であり、前記駆動力受け部としての連結突起が前記駆動源としての回転部材の連結穴に嵌合されて前記回転部材と係合することを特徴とする請求項23に記載の電子写真画像形成装置。
【請求項25】 前記本体プロセス手段とは、前記電子写真感光体に形成された静電潜像を前記現像手段が現像剤により現像した現像剤像を前記記録媒体に転写するための転写手段であることを特徴とする請求項23に記載の電子写真画像形成装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動力伝達部材、電子写真感光体ユニット、プロセスカートリッジ、及び電子写真画像形成装置に関するものである。
【0002】ここで、電子写真画像形成装置とは、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形成するものである。そして、電子写真画像形成装置の例としては、例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザープリンタ、LEDプリンタ等)、ファクミリ装置及びワードプロセッサ等が含まれる。
【0003】また、プロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段またはクリーニング手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものである。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用いた電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができた。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。
【0005】このようなプロセスカートリッジにあっては、電子写真感光体に駆動力伝達部材を固定し、画像形成装置本体に設けた駆動源よりこの駆動力伝達部材に駆動力を伝達し、電子写真感光体を回転駆動しているのが一般的である。電子写真感光体の回転駆動方式としては、画像形成装置本体に設けた駆動源としての回転体に連結突起を設け、電子写真感光体には該電子写真感光体の回転中心軸線上に連結突起を設けた駆動力伝達部材を固定し、この連結突起を連結穴に嵌合することにより、電子写真感光体を回転駆動する方式が提案されている。
【0006】また、画像形成装置本体に設けられた転写手段である転写ローラや、プロセスカートリッジに設けられた現像手段としての現像ローラは、ローラ端部にギヤを設け、電子写真感光体に固定されたギヤと噛合することにより回転駆動するのが一般的である。
【0007】このような構成のプロセスカートリッジでは、電子写真感光体に固定されたギヤは、転写ローラや現像ローラのローラ端部に設けたひとつのギヤのみに駆動力を伝達する。また、通常、電子写真感光体は、画像形成動作を行う際には、画像形成装置本体側の駆動源によって一方向にのみ回転される。従って、電子写真感光体に固定されたギヤは、片側の歯面のみが使用されていることになる。
【0008】また、寿命となったプロセスカートリッジは、回収、分解され、ある部品は清掃後再使用され、ある部品は、溶融して材料再生される等、様々な形態でのリサイクルが行われている。電子写真感光体の場合は、両端或いは一端に固定されたギヤを取り外した後、溶融して材料再生されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術を更に発展させたものであって、その主要な目的は、円筒部材の端部に固定され、前記円筒部材から取り外した後に再利用することのできる駆動力伝達部材を提供することにある。
【0010】他の主要な目的は、電子写真感光体の端部に固定され、前記電子写真感光体から取り外した後に再利用することのできる駆動力伝達部材を有する電子写真感光体ユニットを提供することにある。
【0011】また、他の主要な目的は、電子写真感光体の端部に固定され、前記電子写真感光体から取り外した後に再利用することのできる駆動力伝達部材を有する電子写真感光体を備えるプロセスカートリッジを提供することにある。
【0012】また、他の主要な目的は、電子写真感光体の端部に固定され、前記電子写真感光体から取り外した後に再利用することのできる駆動力伝達部材を有する電子写真感光体を備えるプロセスカートリッジを着脱可能な電子写真画像形成装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するための本発明に係る駆動力伝達部材の代表的な構成は、回転可能な駆動源より駆動力を伝達され、回転駆動されることによって、円筒部材及び回転体を回転駆動するための駆動力伝達部材であって、前記駆動源より駆動力を伝達される駆動力受け部と、前記円筒部材の前記駆動源側の端部に固定され、前記駆動力受け部に前記駆動源より伝達される駆動力によって前記円筒部材を回転駆動させるための固定部と、前記回転体の有するギヤと噛合し、前記駆動源より前記駆動力受け部に伝達される駆動力を前記ギヤを介して前記回転体に伝達するための駆動力伝達ギヤと、を有し、前記駆動力受け部と前記固定部とを前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線方向で前記駆動力伝達ギヤの両側に備えていることを特徴とする駆動力伝達部材である。
【0014】上記目的を達成するための本発明に係る駆動力伝達部材の代表的な構成は、回転可能な駆動源により回転駆動される円筒部材より駆動力を伝達され、回転駆動されることによって、回転体を回転駆動するための駆動力伝達部材であって、前記円筒部材の前記駆動源と反対側の端部に固定され、前記駆動源により回転駆動される前記円筒部材より駆動力を伝達される固定部と、前記回転体の有するギヤと噛合し、前記固定部に前記円筒部材より伝達される駆動力を前記ギヤを介して前記回転体に伝達するための駆動力伝達ギヤと、を有し、前記固定部を前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線方向で前記駆動力伝達ギヤの両側に備えていることを特徴とする駆動力伝達部材である。
【0015】上記目的を達成するための本発明に係る電子写真感光体ユニットの代表的な構成は、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジに用いられる電子写真感光体ユニットにおいて、電子写真感光体と、前記電子写真画像形成装置本体の有する回転可能な駆動源より駆動力を伝達され、回転駆動されることによって、前記電子写真感光体及び前記電子写真感光体に作用するプロセス手段を回転駆動するための第一の駆動力伝達部材と、前記駆動源により回転駆動される前記電子写真感光体より駆動力を伝達され、回転駆動されることによって、前記電子写真感光体に作用する、前記電子写真画像形成装置本体に設けられた本体プロセス手段を回転駆動するための第二の駆動力伝達部材と、を有し、前記第一の駆動力伝達部材は、前記駆動源より駆動力を伝達される駆動力受け部と、前記電子写真感光体の前記駆動源側の端部に固定され、前記駆動力受け部に前記駆動源より伝達される駆動力によって前記電子写真感光体を回転駆動させるための固定部と、前記プロセス手段の有するギヤと噛合し、前記駆動源より前記駆動力受け部に伝達される駆動力を前記ギヤを介して前記プロセス手段に伝達するための駆動力伝達ギヤと、を有し、前記駆動力受け部と前記固定部とを前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線方向で前記駆動力伝達ギヤの両側に備えており、前記第二の駆動力伝達部材は、前記電子写真感光体の前記駆動源と反対側の端部に固定され、前記駆動源により回転駆動される前記電子写真感光体より駆動力を伝達される固定部と、前記回転体の有するギヤと噛合し、前記固定部に前記電子写真感光体より伝達される駆動力を前記ギヤを介して前記本体プロセス手段に伝達するための駆動力伝達ギヤと、を有し、前記固定部を前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線方向で前記駆動力伝達ギヤの両側に備えていることを特徴とする電子写真感光体ユニットである。
【0016】上記目的を達成するための本発明に係るプロセスカートリッジの代表的な構成は、電子写真画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写真感光体と、前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像剤により現像するための現像手段と、前記電子写真画像形成装置本体の有する回転可能な駆動源より駆動力を伝達され、回転駆動されることによって、前記電子写真感光体及び前記現像手段を回転駆動するための第一の駆動力伝達部材と、前記駆動源により回転駆動される前記電子写真感光体より駆動力を伝達され、回転駆動されることによって、前記電子写真感光体に作用する、前記電子写真画像形成装置本体に設けられた本体プロセス手段を回転駆動するための第二の駆動力伝達部材と、前記電子写真感光体を前記第一の駆動力伝達部材及び前記第二の駆動力伝達部材を介して保持すると共に前記現像手段を保持するカートリッジ枠体と、を有し、前記第一の駆動力伝達部材は、前記駆動源より駆動力を伝達される駆動力受け部と、前記電子写真感光体の前記駆動源側の端部に固定され、前記駆動力受け部に前記駆動源より伝達される駆動力によって前記電子写真感光体を回転駆動させるための固定部と、前記現像手段の有するギヤと噛合し、前記駆動源より前記駆動力受け部に伝達される駆動力を前記ギヤを介して前記現像手段に伝達するための駆動力伝達ギヤと、を有し、前記駆動力受け部と前記固定部とを前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線方向で前記駆動力伝達ギヤの両側に備えており、前記第二の駆動力伝達部材は、前記電子写真感光体の前記駆動源と反対側の端部に固定され、前記駆動源により回転駆動される前記電子写真感光体より駆動力を伝達される固定部と、前記本体プロセス手段の有するギヤと噛合し、前記固定部に前記電子写真感光体より伝達される駆動力を前記ギヤを介して前記本体プロセス手段に伝達するための駆動力伝達ギヤと、を有し、前記固定部を前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線方向で前記駆動力伝達ギヤの両側に備えていることを特徴とするプロセスカートリッジである。
【0017】上記目的を達成するための本発明に係る電子写真画像形成装置の代表的な構成は、プロセスカートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形成装置において、(a)回転可能な駆動源と、(b)本体プロセス手段と、(c)電子写真感光体と、前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像剤により現像するための現像手段と、前記駆動源より駆動力を伝達され、回転駆動されることによって、前記電子写真感光体及び前記現像手段を回転駆動するための第一の駆動力伝達部材と、前記駆動源により回転駆動される前記電子写真感光体より駆動力を伝達され、回転駆動されることによって、前記電子写真感光体に作用する前記本体プロセス手段を回転駆動するための第二の駆動力伝達部材と、前記電子写真感光体を前記第一の駆動力伝達部材及び前記第二の駆動力伝達部材を介して保持すると共に前記現像手段を保持するカートリッジ枠体と、を有し、前記第一の駆動力伝達部材は、前記駆動源より駆動力を伝達される駆動力受け部と、前記電子写真感光体の前記駆動源側の端部に固定され、前記駆動力受け部に前記駆動源より伝達される駆動力によって前記電子写真感光体を回転駆動させるための固定部と、前記現像手段の有するギヤと噛合し、前記駆動源より前記駆動力受け部に伝達される駆動力を前記ギヤを介して前記現像手段に伝達するための駆動力伝達ギヤと、を有し、前記駆動力受け部と前記固定部とを前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線方向で前記駆動力伝達ギヤの両側に備えており、前記第二の駆動力伝達部材は、前記電子写真感光体の前記駆動源と反対側の端部に固定され、前記駆動源により回転駆動される前記電子写真感光体より駆動力を伝達される固定部と、前記本体プロセス手段の有するギヤと噛合し、前記固定部に前記電子写真感光体より伝達される駆動力を前記ギヤを介して前記本体プロセス手段に伝達するための駆動力伝達ギヤと、を有し、前記固定部を前記駆動力伝達ギヤの回転中心軸線方向で前記駆動力伝達ギヤの両側に備えているプロセスカートリッジを取り外し可能に装着するための装着手段と、(d)前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有することを特徴とする電子写真画像形成装置である。
【0018】(作用)上記駆動力伝達部材においては、円筒部材の端部に固定されている固定部を該円筒部材から取り外し、前記円筒部材に固定されていた前記固定部と反対側の固定部を新たな円筒部材の端部に固定する。これによって、駆動力伝達部材を再利用することができる。
【0019】上記電子写真感光体ユニットにおいては、電子写真感光体の端部に固定されている駆動力伝達部材の固定部を該電子写真感光体から取り外し、前記電子写真感光体に固定されていた前記固定部と反対側の固定部を新たな電子写真感光体の端部に固定する。これによって、駆動力伝達部材を再利用することができる。
【0020】上記プロセスカートリッジにおいては、電子写真感光体の端部に固定されている駆動力伝達部材の固定部を該電子写真感光体から取り外し、前記電子写真感光体に固定されていた前記固定部と反対側の固定部を新たな電子写真感光体の端部に固定する。これによって、駆動力伝達部材を再利用することができる。
【0021】上記電子写真画像形成装置においては、前記プロセスカートリッジを装着手段に対し着脱可能に装着することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0023】〔電子写真画像形成装置及びプロセスカートリッジ〕まず、図1及び図2を用いて、本発明の実施の形態を適用する電子写真画像形成装置としてのレーザービームプリンタAについて説明する。また図3にプロセスカートリッジBの側断面図を示す。
【0024】このレーザービームプリンタAは、図1に示すように、電子写真画像形成プロセスによって記録媒体(例えば、記録紙、OHPシート、布等)2に画像を形成するものである。そしてドラム形状の電子写真感光体(以下、感光体ドラムと称す)7にトナー像を形成する。詳しくは、帯電手段8によって感光体ドラム7に帯電を行い、次いでこの感光体ドラム7に光学手段1から画像情報に応じた静電潜像を形成する。そしてこの静電潜像を現像手段9によって現像してトナー像を形成する。そしてカセット3aにセットした記録媒体2を前記トナー像の形成と同期して、ピックアップローラ3b、搬送ローラ対3c、3d及びレジストローラ対3eで反転転送する。次いで、プロセスカートリッジBの有する前記感光体ドラム7に形成したトナー像を転写手段としての転写ローラ4に電圧を印加することによって記録媒体2に転写する。その後トナー像の転写を受けた記録媒体2を搬送ガイド3fで定着手段5へと搬送する。この定着手段5は駆動ローラ5c及びヒータ5aを内蔵する定着ローラ5bを有する。そして通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加して転写されたトナー像を定着する。そしてこの記録媒体2を排出ローラ対3g,3h,3iで搬送し、反転経路3jを通して排出トレイ6へと排出する。この排出トレイ6は電子写真画像形成装置Aの電子写真画像形成装置本体(以下、画像形成装置本体という)14の上面に設けられている。なお揺動可能なフラッパ3kを動作させ、排出ローラ対3mによって反転経路3jを介することなく記録媒体2を排出することもできる。本実施の形態においては、前記ピックアップローラ3b、搬送ローラ対3c,3d、レジストローラ対3e、搬送ガイド3f、排出ローラ対3g,3h,3i及び排出ローラ対3mによって搬送手段3を構成している。
【0025】一方、前記プロセスカートリッジBは、電子写真感光体と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたものである。ここでプロセス手段としては、例えば電子写真感光体を帯電させる帯電手段、電子写真感光体に形成された静電潜像を現像する現像手段、電子写真感光体表面に残留するトナーをクリーニングするためのクリーニング手段等がある。本実施の形態のプロセスカートリッジBは、図3及至図5に示すように、感光層7e(図10参照)を有する電子写真感光体である感光体ドラム7を回転し、帯電手段である帯電ローラ8へ電圧印加して前記感光体ドラム7の表面を一様に帯電する。次いで光学系1からの画像情報に応じたレーザービーム光を露光開口1eを介して感光体ドラム7へ照射して静電潜像を形成する。そしてこの静電潜像をトナーを用いて現像手段9によって現像する。即ち、帯電ローラ8は感光体ドラム7に接触して設けられており、感光体ドラム7に帯電を行う。なおこの帯電ローラ8は感光体ドラム7に対して従動回転する。また、現像手段9は、感光体ドラム7の現像領域へトナーを供給して、感光体ドラム7に形成された静電潜像を現像する。なお光学系1は、レーザーダイオード1a、ポリゴンミラー1b、レンズ1c、反射ミラー1dを有している。
【0026】ここで、前記現像手段9は、トナー容器11A内のトナーをトナー送り部材9bの回転によって、現像ローラ9cへ送り出す。そして、固定磁石を内蔵した現像ローラ9cを回転させると共に、現像ブレード9dによって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ローラ9cの表面に形成し、そのトナーを感光体ドラム7の現像領域へ供給する。そして、そのトナーを前記静電潜像に応じて感光体ドラム7へ転移させることによってトナー像を形成して可視像化する。ここで現像ブレード9dは、現像ローラ9cの周面のトナー量を規定すると共に摩擦帯電電荷を付与するものである。またこの現像ローラ9cの近傍には現像室内のトナーを循環させるトナー攪拌部材9eを回動可能に取り付けている。
【0027】そして、転写ローラ4に前記トナー像と逆極性の電圧を印加して、感光体ドラム7に形成されたトナー像を記録媒体2に転写した後に、クリーニング手段10によって感光体ドラム7上の残留トナーを除去する。ここで、クリーニング手段10は感光体ドラム7に当接して設けられた弾性クリーニングブレード10aによって感光体ドラム7に残留したトナーを掻き落して除去トナー溜め10bへ集める。
【0028】本実施の形態で示すプロセスカートリッジBは、トナーを収納するトナー容器(トナー収納部)11Aを有するトナー枠体11と現像ローラ9c、現像ブレード9d等の現像手段9を保持する現像枠体12とを結合し、これに感光体ドラム7、クリーニングブレード10a等のクリーニング手段10及び、帯電ローラ8を保持するクリーニング枠体13を回動可能に結合してカートリッジ化したものである。即ち、トナー枠体11と現像枠体12とを結合して現像ユニットDとし、これにクリーニング枠体13を回転可能に結合して構成したカートリッジ枠体としてのハウジングB1内に、感光体ドラム7、帯電ローラ8、現像手段9及びクリーニング手段10等を収納してカートリッジ化したものである。
【0029】また、このプロセスカートリッジBには、画像情報に応じたレーザービーム光を感光体ドラム7へ照射するための露光開口部1e及び感光体ドラム7を記録媒体2に対向するための転写開口部12nが設けてある。詳しくは、露光開口部1eはクリーニング枠体13に設けられており、また、転写開口部13nは現像枠体12とクリーニング枠体13との間に構成される。
【0030】更にこのプロセスカートリッジBには、画像形成装置本体14から取り外したときに転写開口部13nを覆い、感光体ドラム7を長時間光に晒されるあるいは異物との接触等から保護するドラムシャッタ部材18が現像枠体12に回動可能に設けられている。
【0031】そしてこのプロセスカートリッジBは、操作者によって画像形成装置本体14のカートリッジ装着手段に対し着脱可能である。このカートリッジ装着手段は、図1に示す軸35aを中心に開閉部材35を開くと、カートリッジ装着部の空間が現れ、その左右に不図示のカートリッジ装着ガイド部材が配されている。そして、プロセスカートリッジBのガイド18a及び18b(図4及び図5参照)が前記装着ガイド部材に嵌合して導かれ、プロセスカートリッジBが画像形成装置本体14に着脱されるものである。なおこの着脱動作に連動して、前記ドラムシャッタ部材18は開閉する。
【0032】〔感光体ドラムユニット(電子写真感光体ユニット)の構成〕次に本実施の形態に係るプロセスカートリッジに用いられる電子写真感光体ユニットとしての感光体ドラムユニットの構成について、図6及至図12を用いて詳細に説明する。
【0033】図6は感光体ドラムユニットの中間部分を省略した外観斜視図であり、図7の(a)は感光体ドラムの一端部に固定されるドラムフランジの外観斜視図、(b)は感光体ドラムの他端部に固定されるドラムフランジの外観斜視図であり、図8は図7の(b)に示すドラムフランジの側面図であり、図9は図7の(a)に示すドラムフランジの側面図であり、図10は感光体ドラムユニットの支持構成及び駆動伝達構成の模式説明図であり、図11は感光体ドラムユニットに設けられたアース接点部材の構成説明図であり、図12はアース接点部材の正面図である。
【0034】前記プロセスカートリッジBは、図6及び図10に示すように、円筒部材としての感光体ドラム7の両端部に駆動力伝達部材としてのドラムフランジ36,37を固定して一体化した感光体ドラムユニットUを、クリーニング枠体13で回転可能に保持している。
【0035】本実施の形態で示す感光体ドラムユニットUは、アルミシリンダーの外側に有機光導電体層7eを塗布して感光体ドラム7を構成し、該感光体ドラム7の両端部に固定したドラムフランジ36,37を介してクリーニング枠体13に回転自在に支持されている。感光体ドラム7の周上には、既に述べたように、感光体ドラム7上に残ったトナー(残留トナー)を除去するためのクリーニングブレード10a、感光体ドラム7の表面を一様に帯電させるための一次帯電ローラ8、回転体としての現像ローラ9c、本体プロセス手段としての転写ローラ4等が配置されている。そして、画像形成装置本体14に設けられた図示しない駆動モーターにより回転駆動される駆動源としての回転部材である駆動軸39aの駆動力をドラムフランジ36に伝達することによって、前記感光体ドラム7を画像形成動作に応じて回転させるようにしている。
【0036】(ドラムフランジの構成)感光体ドラム7の回転中心となる回転中心軸線c1方向(図10参照)の一方の端部(駆動軸39a側の端部)には、第一の駆動力伝達部材としてのドラムフランジ36が固定されている。前記ドラムフランジ36は、図7(a)及び図10に示すように、感光体ドラム7の端部側に固定部としての筒状の嵌合外径部36b1を有する。前記嵌合外径部36b1は、感光体ドラム7の内径部7dに嵌合され、感光体ドラム7の端部を該嵌合外径部36b1に設けた凹部36c内に曲げ切ることによって固定している。また、前記ドラムフランジ36は、嵌合外径部36b1の隣に駆動力伝達ギヤとしてのギヤ36aを有する。前記ギヤ36aは、現像ローラ9c(図示せず)に設けられている現像ローラギヤ9kに噛合し、該現像ローラギヤ9kを介して現像ローラ9cに駆動力を伝達する。また、前記ドラムフランジ36は、画像形成装置本体14側の駆動軸39aから駆動力を受ける(伝達される)ための駆動力受け部としての凸部36dを有する。前記凸部36dは、図7(a)及び図9に示すように、多角柱形状(本実施の形態では三角柱)となっており、前記駆動軸39aに設けられた連結穴としての駆動力伝達凹部39bに嵌合して該駆動軸39aと係合し、該駆動軸39aより駆動力を伝達される。また、前記ドラムフランジ36は、感光体ドラム7をクリーニング枠体13に保持するための保持部としての円筒状の軸部36b2を嵌合外径部36b1の反対側に有する。前記軸部36b2は、クリーニング枠体13に設けられた軸受部材300の嵌合内径部300aに回転可能に嵌合され、これによって感光体ドラム7を該軸受部材300によってクリーニング枠体13に回転可能に軸支する。
【0037】前記嵌合外径部36b1と軸部36b2とは、同一形状となっている。したがって、前記嵌合外径部36b1は、前記軸受部材300の嵌合内径部300aに嵌合され、感光体ドラム7を該軸受部材300によってクリーニング枠体13に回転可能に軸支する前記軸部36b2としての機能を備える構成となっている。また、前記軸部36b2は、感光体ドラム7の内径部7dに嵌合され、感光体ドラム7の端部を固定する前記嵌合外径部36b1としての機能を備える構成となっている。また、切り欠き部36cも同様にギヤ36aの回転中心軸線c2方向で嵌合外径部36bl及び軸部36b2に夫々配設されている。前記凸部36dは、ギヤ36aの回転中心軸線c2方向で該ギヤ36aの両側に一体的に設けられている。ここで、前記感光体ドラム7の回転中心軸線c1、前記ギヤ36aの回転中心軸線c2、及び前記駆動軸39aの回転中心軸線c3は、夫々該感光体ドラム7の回転中心軸線c1方向で一致している。即ち、本実施の形態で示すドラムフランジ36は、前記ギヤ36aと前記嵌合外径部36b1と前記軸部36b2と前記凸部36dとを一体に有し、該ギヤ36aの回転中心軸線c2と該ギヤ36aの幅方向の中心線c21とが直交する仮想平面に対して、該嵌合外径部36b1と該軸部36b2が対称形状となり、かつ該凸部36dが対称形状となるよう形成されている。
【0038】一方、感光体ドラム7の回転中心軸線c1方向のもう一方の端部(駆動軸39a側と反対側の端部)には、第二の駆動力伝達部材としてのドラムフランジ37が固定されている。前記ドラムフランジ37は、図7(b)及び図10に示すように、感光体ドラム7の端部側に固定部としての筒状の嵌合外径部37bを有する。前記嵌合外径部37bの感光体ドラム7端部への固定方法については、上述したドラムフランジ36と同様に、感光体ドラム7の内径部7dに嵌合外径部37bが嵌合され、感光体ドラム7の端部を該嵌合外径部37bに設けた凹部37c内に曲げ切ることにより固定している。また、ドラムフランジ37は、嵌合外径部37bの隣に駆動力伝達ギヤとしてのギヤ37aを有する。前記ギヤ37aは、転写ローラ4(図示せず)に設けられている転写ローラギヤ4aに噛合し、該転写ローラギヤ4aを介して転写ローラ4に駆動力を伝達する。従って、転写ローラ4は、感光体ドラム7の回転に呼応して回転駆動される。また、前記ドラムフランジ37は、感光体ドラム7をクリーニング枠体13に保持するための保持部としての円筒状の嵌合穴部37d(図8及び図10参照)を有する。前記嵌合穴部37dは、クリーニング枠体13に設けられたドラム軸100の軸部100bを回転可能に軸支し、感光体ドラム7を該ドラム軸100によってクリーニング枠体13に回転可能に軸支する。尚、ドラム軸100は、導電性材料(例えば、鉄)よりなり、軸部100bよりも大径に形成された外径部100aがクリーニング枠体13に設けられた圧入内径部13klに圧入されて固定されている。更にドラムフランジ37には、図10及び図11に示すように、ドラムアース接点200が設けられている。前記ドラムアース接点200は、導電性材料(例えば、銅合金、SUS等)よりなり、熱溶着等によりドラムフランジ37に設けられたドラムアース接点取り付け部(図示せず)に固定されている。ドラムアース接点200は、図12に示すように、略円板状に形成された基板200cの外周の2箇所に第一接点部200bを有し、該第一接点部200b間の中央部位に第一接点部200aを有している。そして、第一接点部200bが感光体ドラム7の内径部7dに圧接し、第二接点部200aがドラム軸100の先端面100cに弾性的に接するよう嵌合穴部37dの外径部位に配置されて、感光体ドラム7とドラム軸100が電気的に接続されるよう構成されている。尚、画像形成装置本体14には、接点部材(不図示)が配設されており、プロセスカートリッジBを画像形成装置本体14に装着すると、前記接点部材が前記ドラム軸100の端面100dと電気的に接続し、感光体ドラム7のアースが可能となる。
【0039】前記嵌合外径部37bと嵌合穴部37dと図示しないドラムアース接点取り付け部は、夫々ギヤ37aの回転中心軸線c4方向で該ギヤ37aの両側に設けられている。ここで、前記感光体ドラム7の回転中心軸線c1、前記ギヤ37aの回転中心軸線c4は、夫々該感光体ドラム7の回転中心軸線c1方向で一致している。即ち、本実施の形態で示すドラムフランジ37は、前記ギヤ37aと前記嵌合外径部37bと前記嵌合穴部37dと前記ドラムアース接点取り付け部とを一体に有し、該ギヤ37aの回転中心軸線c4と該ギヤ37aの幅方向の中心線c41とが直交する仮想平面に対して、該嵌合外径部37bと嵌合穴部37dとドラムアース接点取り付け部が対称形状となるよう形成されている。
【0040】本実施の形態で示す感光体ドラムユニットUをクリーニング枠体13に回転可能に保持したプロセスカートリッジBを、画像形成装置本体14に装着すると、画像形成装置本体14に設けられた駆動軸39aが、カートリッジ装着部を構成する画像形成装置本体14のフレーム14aより突出し、該駆動軸39aの駆動力伝達凹部39bがドラムフランジ36の凸部36dと嵌合して係合し、ドラムフランジ36のギヤ36aが現像ローラギヤ9kに噛合し、ドラムフランジ37のギヤ37aが転写ローラ4の転写ローラギヤ4aに噛合する。そして、駆動軸39aが駆動モーターによって回転駆動されることでドラムフランジ36を介して感光体ドラム7が回転駆動され、ドラムフランジ36のギヤ36aと噛合している現像ローラギヤ9kに駆動力が伝達され、現像ローラ9cが回転駆動される。また、ドラムフランジ37のギヤ37aと噛合している転写ローラギヤ4aに駆動力が伝達され、感光体ドラム7の回転に呼応して、転写ローラ4が回転駆動される。
【0041】即ち、本実施の形態に係るドラムフランジ36は、回転可能な駆動軸39aより駆動力を伝達され、回転駆動されることによって、感光体ドラム7及び現像ローラ9cを回転駆動するものである。そして、駆動軸39aより駆動力を伝達される凸部36dと、感光体ドラム7の駆動軸39a側の端部に固定され、凸部36dに駆動軸39aより伝達される駆動力によって感光体ドラム7を回転駆動させるための嵌合外径部36b1(又は軸部36b2)と、前記現像ローラ9cの有する現像ローラギヤ9kと噛合し、駆動軸39aより凸部36dに伝達される駆動力をギヤ36aを介して現像ローラ9cに伝達するためのギヤ36aと、を有し、凸部36dと嵌合外径部36b1(又は軸部36b2)とをギヤ36aの回転中心軸線c2方向でギヤ36aの両側に備えた構成となっている。
【0042】また、本実施の形態に係るドラムフランジ37は、回転可能な駆動軸39aにより回転駆動される感光体ドラム7より駆動力を伝達され、回転駆動されることによって、転写ローラ4を回転駆動するものである。そして、感光体ドラム7の駆動軸39aと反対側の端部に固定され、駆動軸39aにより回転駆動される感光体ドラム7より駆動力を伝達される嵌合外径部37bと、転写ローラ4の有する転写ローラギヤ4aと噛合し、嵌合外径部37bに感光体ドラム7より伝達される駆動力を転写ローラギヤ4aを介して転写ローラ4に伝達するためのギヤ37aと、を有し、嵌合外径部37bをギヤ37aの回転中心軸線c4方向でギヤ37aの両側に備えた構成となっている。
【0043】ここで、上記感光体ドラムユニットUのドラムフランジ36,37を再利用する手順について説明する。
【0044】先ず、プロセスカートリッジBから感光体ドラムユニットUを取り外し、感光体ドラム7の両端に固定されたドラムフランジ36,37を該感光体ドラム7から取り外す。本実施の形態によるドラムフランジ36,37の取り外し方法は、感光体ドラム7の端面部の曲げ切ってある部分を切断することで、ドラムフランジ36,37を感光体ドラム7から容易に取り外すことができる。そして、ドラムフランジ37においては、感光体ドラム7から取り外した後、ドラムアース接点200を取り外す。
【0045】次に、上記方法により取り外したドラムフランジ36を、新しい感光体ドラム7に取り付ける際には、はじめに感光体ドラム7に固定されていた嵌合外径部36b1側とは反対側の軸部36b2を新しい感光体ドラム7の駆動軸39a側の端部の内径部7dに嵌合させ、該感光体ドラム7の端部を該軸部36b2の凹部36c内に曲げ切ることによって固定する。また、ドラムフランジ37を、新しい感光体ドラム7に取り付ける際には、はじめに感光体ドラム7に固定されていた嵌合外径部37b側とは反対側の嵌合外径部37bに設けられているドラムアース接点取り付け部にあらかじめ新しいドラムアース接点200を固定しておく。そして、前記ドラムアース接点200を固定した嵌合外径部37bを新しい感光体ドラム7の駆動軸39a側と反対側の端部の内径部7dに嵌合させ、該感光体ドラム7の端部を該嵌合外径部37bの凹部37c内に曲げ切ることによって固定する。こうして新しい感光体ドラムに前記ラムフランジ36,37を固定した感光体ドラムユニットUを該ドラムフランジ36,37を介してクリーニング枠体13に回転可能に保持させることによって、ドラムフランジ36に設けたギヤ36aは、前回現像ローラギヤ9k1と噛合していなかった側の歯面が該現像ローラギヤ9klと新たに噛合する。また、ドラムフランジ37に設けたギヤ37aは、前回転写ローラギヤ4aと噛合していなかった側の歯面が該転写ローラギヤ4aと新たに噛合する。
【0046】このように本実施の形態によれば、第一の駆動力伝達部材であるドラムフランジ36に設けたギヤ36aの回転中心軸線c2方向で該ギヤ36aの両側に、円筒部材である感光体ドラム7に固定するための固定部としての嵌合外径部36b1(又は軸部36b2)と、駆動源としての回転部材である駆動軸39aから駆動力を伝達されるための駆動力受け部である凸部36dを夫々設けることにより、ドラムフランジ36を取り外して反転させて再度感光体ドラム7に取り付けることができるため、ギヤ36aの両側の歯面を有効に使うことが可能となる。また、第二の駆動力伝達部材であるドラムフランジ37に設けたギヤ37aの回転中心軸線c4方向で該ギヤ37aの両側に、円筒部材である感光体ドラム7に固定するための固定部としての嵌合外径部37bを夫々設けることにより、ドラムフランジ37を取り外して反転させて再度感光体ドラム7に取り付けることができるため、ギヤ37aの両側の歯面を有効に使うことが可能となる。
【0047】《他の実施の形態》前述の実施の形態では、感光体ドラム7とドラムフランジ36,37とを、感光体ドラム7の端部をドラムフランジ36,37の凹部36c,37c内に曲げ切ることにより固定する方法を例示したが、本発明ではこれに限らず、例えば、接着によって感光体ドラム7とドラムフランジ36,37とを固定することも可能である。そして、ドラムフランジ36,37と感光体ドラム7の固定部分を急速に冷却する等により、取り外すことができる。この場合には、ドラムフランジ36の嵌合外径部36b1の内径側に固定部としての嵌合内径部36b3を設け、軸部36b2の内径側に該嵌合内径部36b3と対称同一形状の固定部としての嵌合内径部36b4を設け(図10参照)、該嵌合内径部36b4に軸受部材300の軸部300b、或いは感光体ドラム7の端部を嵌合させればよい。
【0048】また、前述の実施の形態では、ドラムフランジ37の軸支にドラム軸100を用いる構成について例示したが、本発明ではこれに限るものではなく、軸受部材を用いて軸支することも可能である。この場合は、ドラムフランジ36と同様に、クリーニング枠体13に軸受部材を設け、該軸受部材をドラムフランジ37に設けた固定部としての嵌合外径部を構成する軸部37eまたは、該軸部37eの内径部37f(図10参照)と嵌合させればよい。
【0049】また前述した実施の形態で示したプロセスカートリッジBは単色画像を形成する場合を例示したが、本発明に係るプロセスカートリッジは単色の画像を形成する場合のみならず、現像手段を複数設け、複数色の画像(例えば2色画像、3色画像或はフルカラー等)を形成するカートリッジにも好適に適用することができる。
【0050】また電子写真感光体としては、前記感光体ドラムに限定されることなく、例えば次のものが含まれる。まず感光体としては光導電体が用いられ、光導電体としては例えばアモルファスシリコン、アモルファスセレン、酸化亜鉛、酸化チタン及び有機光導電体(OPC)等が含まれる。なお、一般的にはドラム状のものが用いられており、アルミ合金等のシリンダー上に光導電体を蒸着または塗工等を行ったものである。
【0051】また感光体ドラムに残存するトナーのクリーニング方法としても、前記クリーニングブレード以外にも、ファーブラシ、磁気ブラシ等を用いてクリーニング手段を構成しても良い。
【0052】トナー枠体11、現像枠体12を形成する材質としては、プラスチック例えばポリスチレン、ABS樹脂(アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合体)、変性PPE樹脂(ポリフェニレンエーテル)、変性PPO樹脂(ポリフェニレンオキサイド)、ポリカーボネイト、ポリエチレン、ポリプロピレン等である。
【0053】また前述したプロセスカートリッジとは、例えば電子写真感光体と、少なくともプロセス手段の1つを備えたものである。従って、そのプロセスカートリッジの態様としては、前述した実施形態のもの以外にも、例えば、電子写真感光体と帯電手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの。電子写真感光体と現像手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの。電子写真感光体とクリーニング手段とを一体的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの。更には電子写真感光体と、前記プロセス手段の2つ以上のものを組み合わせて一体的にカートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの等がある。
【0054】即ち、前述したプロセスカートリッジとは、帯電手段、現像手段又はクリーニング手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである。及び帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも一つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものである。更に少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものをいう。そして、このプロセスカートリッジは、使用者自身が装置本体に着脱することができる。そこで、装置本体のメンテナンスを使用者自身で行うことができる。
【0055】更に、前述した実施の形態では、電子写真画像形成装置としてレーザービームプリンタを例示したが、本発明はこれに限定する必要はなく、例えば、電子写真複写機、ファクシミリ装置、或いはワードプロセッサ等の電子写真画像形成装置に使用することも当然可能である。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る駆動力伝達部材は、円筒部材から取り外した後に再利用することができる。
【0057】また、本発明に係る電子写真感光体ユニットは、駆動力伝達部材を電子写真感光体の端部から取り外した後に再利用することができる。
【0058】また、本発明に係るプロセスカートリッジは、駆動力伝達部材を電子写真感光体の両端から取り外した後に再利用することができる。
【0059】また、本発明に係る電子写真画像形成装置は、電子写真感光体の端部から取り外した後に再利用することのできる駆動力伝達部材を有するプロセスカートリッジを着脱可能である。
【出願人】 【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
【出願日】 平成11年9月16日(1999.9.16)
【代理人】 【識別番号】100086818
【弁理士】
【氏名又は名称】高梨 幸雄
【公開番号】 特開2001−82581(P2001−82581A)
【公開日】 平成13年3月27日(2001.3.27)
【出願番号】 特願平11−261833