| 【発明の名称】 |
ワーク搬送用駆動装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】前田 富男
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| 【要約】 |
【課題】出力軸の往復摺動に遊び(ガタ)が生せず、重荷重や、高速移動にも対応でき、構成簡素で、故障し難く、耐久性に優れ、メンテナンス容易で、使い勝手に優れ、コンパクトに構成でき、出力軸を装置の中心線上に配置し易く、自由なレイアウトが可能なワーク搬送用駆動装置を提供する。
【解決手段】間欠回転運動または正逆揺動運動をさせる主務カム2の両側に一対の拘束摺動カム3を配し、一対の拘束摺動カム3に夫々接する一対の共役レバー15を設け、共役レバー15には、支持用シャフト17を介してスライダーレバー18を連結し、スライダーレバー18の先端部分は、出力軸10に固定するスライダー20の係合溝21に係止し、出力軸10を往復摺動運動させ、各一対の拘束摺動カム3と共役レバー15は、支持用シャフト17の正方向と逆方向夫々の回転を制御できるよう構成する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 間欠回転運動または正逆揺動運動と、往復摺動運動との複合運動をする出力軸を備えたワーク搬送用駆動装置に於いて、間欠回転運動または正逆揺動運動をさせる主務カムの両側に一対の拘束摺動カムを配し、この一対の拘束摺動カムに夫々接する一対の共役レバーを設け、この共役レバーには、支持用シャフトを介してスライダーレバーを連結し、このスライダーレバーの先端部分は、出力軸に固定されているスライダーの係合溝に係止され、間欠回転運動または正逆揺動運動をする出力軸を往復摺動運動させ、各一対の拘束摺動カムと共役レバーは、支持用シャフトの正方向と逆方向夫々の回転を制御できるよう構成したことを特徴とするワーク搬送用駆動装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、印刷機械や、充填機械や、包装機械や、組立機械等のワーク供給や排出をする際に利用されるワーク搬送用駆動装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のワーク搬送用駆動装置にあっては、例えば、入力軸の回転を出力軸の正逆揺動、或いは、一定方向への間欠回転に変換するのにグロボイダルカムを使用し、また、入力軸の回転を出力軸の軸心に沿った往復摺動に変換するのに正面カム(溝カム)または別のグロボイダルカムを利用したものが提供されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが、前述の如きワーク搬送用駆動装置にあっては、出力軸を軸心に沿って往復摺動させるのに正面カム(溝カム)を用いているため、往復摺動に遊び(ガタ)が生じてしまう難点があった。そのため、ワーク搬送用駆動装置に適合する荷重や速度での制限を受け、重荷重がかかるものや、高速移動するものには不向きであった。また、正面カム(溝カム)或いは別のグロボイダルカムをを用いているために、ワーク搬送用駆動装置自体の寸法が大きくなる難点や、出力軸をワーク搬送用駆動装置の中心線上に配置し難くなり、ワーク搬送用駆動装置自体のレイアウトが制約を受ける等の難点もあった。 【0004】 【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、前述の如き難点等を解消できるようにして、出力軸の往復摺動に遊び(ガタ)が生じないようにすると共に、重荷重や、高速移動にも対応したものとすることができ、また、ワーク搬送用駆動装置自体をよりコンパクトに構成でき、出力軸をワーク搬送用駆動装置の中心線上に配置し易くし、ワーク搬送用駆動装置を自由にレイアウトでき、しかも、構成が簡素で、故障し難く、耐久性に優れ、メンテナンスも容易となるワーク搬送用駆動装置をできるようにすべく創出されたもので、具体的には、間欠回転運動または正逆揺動運動と、往復摺動運動との複合運動をする出力軸10を備えたワーク搬送用駆動装置に於いて、間欠回転運動または正逆揺動運動をさせる主務カム2の両側に一対の拘束摺動カム3を配し、この一対の拘束摺動カム3に夫々接する一対の共役レバー15を設け、この共役レバー15には、支持用シャフト17を介してスライダーレバー18を連結し、このスライダーレバー18の先端部分は、出力軸10に固定されているスライダー20の係合溝21に係止され、間欠回転運動または正逆揺動運動をする出力軸10を往復摺動運動させ、各一対の拘束摺動カム3と共役レバー15は、支持用シャフト17の正方向と逆方向夫々の回転を制御できるよう構成する手段を採用した。 【0005】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図示例について説明すると、次の通りである。本発明は、印刷機械や、充填機械や、包装機械や、組立機械や、その他適宜機械等の適宜ワークの供給や排出をする際に利用されるワーク搬送用駆動装置であって、適宜ケーシングAに軸受を介して回転自在に装着される入力軸1と、この入力軸1に対して略直交するようにケーシングAに回転且つ摺動自在に装着される出力軸10と、入力軸1の回転を、出力軸10の正逆揺動或いは一定方向への間欠回転に変換可能な回転機構と、入力軸1の回転を、軸心に沿った出力軸10の往復摺動に変換可能な摺動機構とを備えたものである。 【0006】更に、適宜軸受を介してケーシングA内にタレット軸5を回転自在に装着すると共に、このタレット軸5内にスプライン外筒7を固定し、このスプライン外筒7内にスプライン軸となる出力軸10を摺動自在に挿入して構成されている。 【0007】そして、前記回転機構は、入力軸1に装着される主務カム2と、この主務カム2の規制突起2aによって押圧されると共に、タレット軸5の外周面部分に回転方向で適宜間隔に配される複数のカムフォロワー6とを有し、規制突条2aによって出力軸10が正逆揺動したり、或いは、一定方向へ間欠的に回転したりするように構成されている。 【0008】加えて、前記摺動機構は、主務カム2の両側に設けた一対の拘束摺動カム3と、この一対の拘束摺動カム3にその先端部分が夫々接触する一対の共役レバー15と、適宜軸受を介してケーシングA内に回転自在に装着されると共に、一対の共役レバー15の基端部分が固定される支持用シャフト17と、出力軸10に固定されるスライダー20と、その基端部分が支持用シャフト17に固定されると共に、その先端部分がスライダー20の係合溝21に係止されて出力軸10を摺動せしめるスライダーレバー18とを有しており、一方の拘束摺動カム3と一方の共役レバー15で、支持用シャフト17の正方向への回転を制御できるよう構成し、他方の拘束摺動カム3と他方の共役レバー15で、支持用シャフト17の逆方向への回転を制御できるよう構成されている。すなわち、一対の拘束摺動カム3と一対の共役レバー15により、出力軸10の往復摺動に遊び(ガタ)が生じないように構成されている。 【0009】ケーシングAは、適宜金属材によって略密閉状態の箱状に構成され、入力軸1と出力軸10とが、その外方に突出するように構成されており、前記回転機構や、前記摺動機構が内蔵できるように構成されている。しかも、入力軸1や出力軸10の突出部分と、ケーシングAとの間には、適宜オイルシールが介装されている。 【0010】入力軸1は、適宜段付き軸状に形成され、その両端部分がケーシングA外方に突出すると共に、両端近傍部分が、例えば、円錐ころ軸受によってケーシングAに支持されている。 【0011】主務カム2は、立体カムが利用され、この立体カムは、入力軸1にキーを介して固定されるカム基体の外周面に、規制突条2a(例えば、テーパーリブ)を周設し、この規制突条2aによってタレット軸5のカムフォロワー6が押圧規制されて、タレット軸5に適宜回転力を付与できるように構成されたものである。尚、規制突条2a(例えば、テーパーリブ)の具体的形状によって、タレット軸5(出力軸10)を正逆揺動させたり、或いは、タレット軸5(出力軸10)を一定方向へ間欠的に回転させたりできるようになる。 【0012】拘束摺動カム3は、例えば、板カムが利用され、主務カム2の左右側面部分に互換装着可能となるようにネジ止めされている。尚、拘束摺動カム3は、主務カム2の左右側部に一体的に設けるようにしたものであっても良い。 【0013】タレット軸5は、略円筒状を呈し、円錐ころ軸受を介してケーシングA内で回転自在となるように形成されている。 【0014】カムフォロワー6は、タレット軸5の回転方向に沿って等間隔に配され、タレット軸5に固定される支軸部分と、この支軸に対して回転自在なローラ部分とからなっている。 【0015】スプライン外筒7は、略フランジ付円筒状に形成され、タレット軸5の貫通孔両端部分に装着されている。しかも、スプライン外筒7の内周面部分には、複数条(例えば、6条)のボール列を配してあり、この複数条のボール列で、出力軸10の係止突条11の両脇部分を挟み込むように構成されている。すなわち、出力軸10がスプライン外筒7に対して軸心方向に摺動する際、その摩擦抵抗を低減して、よりスムーズに摺動できるように形成してある。 【0016】出力軸10は、適宜段付き軸状に形成され、その先端部分がケーシングA外方に突出するように形成されている。しかも、その軸心方向中央部分の外表面には、軸心に対して平行となる複数条(例えば、3条の)の係止突条11が突設されている。 【0017】一対の共役レバー15は、その先端部分にローラ16が夫々回転自在に装着されており、支持用シャフト17の両端近傍部分にその基端部分が固定され、一方の共役レバー15は、一方の拘束摺動カム3の上がわにローラ16が接触し、他方の共役レバー15は、他方の拘束摺動カム3の下がわにローラ16が接触している。すなわち、一対の拘束摺動カム3を一対の共役レバー15で挟むように形成してあり、一対の拘束摺動カム3と一対の共役レバー15との間で遊び(ガタ)が生じないように形成してある。 【0018】支持用シャフト17は、略円柱状を呈し、適宜軸受を介してその両端部分がケーシングAに回転自在に装着されている。 【0019】スライダーレバー18は、その基端部分が支持用シャフト17の軸心方向中央部分に固定され、その先端部分が出力軸10の基端部分に固定したスライダー20を跨ぐように二股状に形成され、その先端部分には、一対の係合ローラ19が回転自在に装着されている。 【0020】スライダー20は、その前後端に比較的大きなフランジを備えた略円筒状に形成され、前後のフランジの間が係合溝21となっており、この係合溝21に前記係合ローラ19が嵌まり込むように形成されている。 【0021】ところで、ワーク搬送用駆動装置の具体的構成、形状、寸法、材質、ケーシングAの具体的構成、形状、寸法、材質、入力軸1の具体的構成、形状、寸法、材質、ケーシングAへの装着手段、主務カム2の具体的構成、形状、寸法、材質、規制突条2aの具体的構成、形状、寸法、拘束摺動カム3の具体的構成、形状、寸法、材質、主務カム2や入力軸1への装着手段、タレット軸5の具体的構成、形状、寸法、材質、カムフォロワー6の具体的構成、形状、寸法、材質、数、配設位置、スプライン外筒7の具体的構成、形状、寸法、材質、数、出力軸10の具体的構成、形状、寸法、材質、ケーシングAへの装着手段、係止突条11の具体的構成、形状、寸法、数、配設位置、共役レバー15の具体的構成、形状、寸法、材質、ローラ16の具体的構成、形状、寸法、材質、支持用シャフト17の具体的構成、形状、寸法、材質、ケーシングAへの装着手段、スライダーレバー18の具体的構成、形状、寸法、材質、係合ローラ19の具体的構成、形状、寸法、材質、スライダー20の具体的構成、形状、寸法、材質、係合溝21の具体的構成、形状、寸法等は、図示例のもの等に限定されることなく適宜自由に設定できるものである。 【0022】 【発明の効果】従って、本発明のワーク搬送用駆動装置は、間欠回転運動または正逆揺動運動と、往復摺動運動との複合運動をする出力軸10を備えたワーク搬送用駆動装置に於いて、間欠回転運動または正逆揺動運動をさせる主務カム2の両側に一対の拘束摺動カム3を配し、この一対の拘束摺動カム3に夫々接する一対の共役レバー15を設け、この共役レバー15には、支持用シャフト17を介してスライダーレバー18を連結し、このスライダーレバー18の先端部分は、出力軸10に固定されているスライダー20の係合溝21に係止され、間欠回転運動または正逆揺動運動をする出力軸10を往復摺動運動させ、各一対の拘束摺動カム3と共役レバー15は、支持用シャフト17の正方向と逆方向夫々の回転を制御できるよう構成したので、一対の拘束摺動カム3と一対の共役レバー15により、出力軸10の往復摺動に遊び(ガタ)が生じないようになると共に、重荷重や、高速移動にも対応できるものとなる。しかも、構成が簡素で、故障し難く、耐久性に優れ、メンテナンスも容易で、使い勝手の優れたワーク搬送用駆動装置となる。 【0023】また、主務カム2の両側に一対の拘束摺動カム3を配したので、ワーク搬送用駆動装置自体をよりコンパクトに構成できるようになると共に、出力軸10をワーク搬送用駆動装置の中心線上に配置し易くなり、ワーク搬送用駆動装置を自由にレイアウトできるようになる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】599128572 【氏名又は名称】株式会社マニフォルドヤマキュー
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| 【出願日】 |
平成11年9月10日(1999.9.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100066223 【弁理士】 【氏名又は名称】中村 政美
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| 【公開番号】 |
特開2001−82572(P2001−82572A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月27日(2001.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願平11−257362 |
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