| 【発明の名称】 |
トロイダル形無段変速機 |
| 【発明者】 |
【氏名】吉川 朋伸
【氏名】村上 保夫
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| 【要約】 |
【課題】本発明は、きわめて長寿命なトロイダル形無段変速機を得ることを課題とする。
【解決手段】同軸上に対向配置された入力ディスク及び出力ディスクと、前記入力ディスク及び出力ディスクのトロイダル面を転走するパワーローラとを有したトロイダル形無段変速機において、前記入力ディスク、出力ディスク、パワーローラの少なくとも一つが0.3%から0.5%の中炭素鋼からなることを特徴とするトロイダル形無段変速機。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 同軸上に対向配置された入力ディスク及び出力ディスクと、前記入力ディスク及び出力ディスクのトロイダル面を転走するパワーローラとを有したトロイダル形無段変速機において、前記入力ディスク、出力ディスク、パワーローラの少なくとも一つが0.3%から0.5%の中炭素鋼からなることを特徴とするトロイダル形無段変速機。 【請求項2】 同軸上に対向配置された入力ディスク及び出力ディスクと、前記入力ディスク及び出力ディスクのトロイダル面を転走するパワーローラとを有したトロイダル形無段変速機において、前記入力ディスク、出力ディスク、パワーローラの少なくとも一つが0.3%から0.5%の中炭素鋼からなるとともに、浸炭又は浸炭窒化処理されていることを特徴とするトロイダル形無段変速機。 【請求項3】同軸上に対向配置された入力ディスク及び出力ディスクと、前記入力ディスク及び出力ディスクのトロイダル面を転走するパワーローラとを有したトロイダル形無段変速機において、前記入力ディスク、出力ディスク、パワーローラの少なくとも一つが0.3%から0.5%の中炭素鋼からなるとともに、浸炭又は浸炭窒化処理し、さらに焼入,焼戻を施した後の芯部硬さがHRC35以上であることを特徴とするトロイダル形無段変速機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はトロイダル形無段変速機に関し、特に自動車等の車両に用いられるトロイダル形無段変速機の改良に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、トロイダル形無段変速機としては、図1に示すものが知られている。 【0003】図中の付番1、2は、図示しないハウジング内で同軸上に夫々対向配置された入力ディスク、出力ディスクを示す。これら入力ディスク1及び出力ディスク2を有するトロイダル変速部の軸心部分には、入力軸3が貫通されている。この入力軸3の一端には、ローディングカム4が配設されている。そして、このローディングカム4が、カムローラ5を介して入力ディスク1に、入力軸3の動力(回転力)を伝達する構造となっている。 【0004】前記入力ディスク1及び出力ディスク2は、略同一形状を有して多少に配設され、それらの対向面が協働して軸方向断面でみて、略半円形となるようにトロイダル面に形成されている。そして、前記入力ディスク1及び出力ディスク2のトロイダル面で形成されるトロイダルキャビティ内に、入力ディスク1及び出力ディスク2に接して一対の運転伝達用のパワーローラ軸受6及びパワーローラ軸受7が配設された構造を有している。 【0005】ここで、前記パワーローラ軸受6は、入力ディスク1及び出力ディスク2のトロイダル面を転走するパワーローラ6a(パワーローラ軸受6を構成する内輪に相当)、外輪6b及び複数の転動体(鋼球)6cから構成されている。一方、前記パワーローラ軸受7は、入力ディスク1及び出力ディスク2のトロイダル面を転走するパワーローラ7a(パワーローラ軸受7を構成する内輪に相当)、外輪7b及び複数の転動体(鋼球)7cから構成されている。 【0006】即ち、前記パワーローラ6aはパワーローラ軸受6の構成要素である内輪の役割も兼ねており、前記パワーローラ7aはパワーローラ軸受7の構成要素である内輪の役割も兼ねている。 【0007】この構造では、前記パワーローラ6aは、枢軸8、外輪6b及び複数の転動体6cを介してトラニオン10に回転自在に枢着されると共に、入力ディスク1及び出力ディスク2のトロイダル面の中心となるピボット軸Oを中心として傾転自在に支持されている。一方、前記パワーローラ7aは、枢軸9、外輪7b及び複数の転動体7cを介してトラニオン11に回転自在に枢着されると共に、入力ディスク1及び出力ディスク2のトロイダル面の中心となるピボット軸Oを中心として傾転自在に支持されている。 【0008】そして、前記入力ディスク1及び出力ディスク2、パワーローラ6a及びパワーローラ7aとの接触面には、粘性摩擦抵抗の大きい潤滑油が供給され、入力ディスク1に入力される動力を、潤滑油膜とパワーローラ6a及びパワーローラ7aとを介して出力ディスク2に伝達する構造となっている。 【0009】なお、前記入力ディスク1及び出力ディスク2は、ニードル12を介して入力軸3とは独立した状態(即ち、回転軸?の動力に直接影響されない状態)となっている。前記出力ディスク2には、入力軸3と平行に配設されると共に、アンギュラ軸受13を介して図示しないハウジングに回転自在に支持された出力軸14が配設されている。 【0010】ところで、トロイダル無段変速機20では、入力軸3の動力がローディングカム4に伝達される。そして、この動力の伝達により、ローディングカム4が回転すると、この回転による動力が、カムローラ5を介して入力ディスク1に伝達され、入力ディスク1が回転する。さらに、この入力ディスク1の回転により発生した動力は、パワーローラ6a及びパワーローラ7aを介して、出力ディスク2に伝達される。そして、出力ディスク2は、出力軸4と一体となって回転する。変速時には、トラニオン10及びトラニオン11をピボット軸O方向に微少距離移動させる。 【0011】即ち、前記トラニオン10、11の軸方向移動で、パワーローラ6a及びパワーローラ7aの回転軸と、入力ディスク1及び出力ディスク2の軸との交差が、わずかに外れる。すると、パワーローラ6a及びパワーローラ7aの回転周速度と、入力ディスク1の回転周速度との均衡が崩れ、且つ入力ディスク1の回転駆動力の分力によって、パワーローラ6a及びパワーローラ7aが、ピボット軸Oの回りに傾転する。 【0012】このため、パワーローラ6a及びパワーローラ7aが、入力ディスク1及び出力ディスク2の曲面上を傾転し、その結果、速度比が変わり、減速又は増速が行われる。このような構造を備えたトロイダル形無段変速機としては、例えば、実公平2−49411号公報などに開示された従来例がある。また、前記のような入力ディスク、出力ディスク及びパワーローラ軸受としては、「NASA Technical note NASA ATN−8362」に記載されているように、AISI52100(JISSUJ2,高炭素クロム軸受鋼相当)を使用した従来例がある。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述した従来のトロイダル形無段変速機は、駆動した際に、入力ディスク1とパワーローラ軸受との間、及び出力ディスク2とパワーローラ軸受との間に高い接触圧力が生じると同時に、高い曲げ応力がかかる。この接触応力と曲げ応力がディスクあるいはパワーローラに負荷されると、ディスクあるいはパワーローラ内部にある非金属介在物等を起点として、亀裂が発生、進展し、割れに至るという問題がある。 【0014】本願第1の発明の目的は、入力ディスク、出力ディスク、パワーローラの少なくとも一つを0.3%から0.5%の中炭素鋼からなる構成することにより、パワーローラ軸受と入力ディスク及び出力ディスクの割れ寿命を向上させ、長超寿命なトロイダル形無段変速機を提供することにある。 【0015】本願第2の発明の目的は、入力ディスク、出力ディスク、パワーローラの少なくとも一つを0.3%から0.5%の中炭素鋼からなるとともに、浸炭又は浸炭窒化処理された構成することにより、パワーローラ軸受と入力ディスク及び出力ディスクの割れ寿命を向上させ、長超寿命なトロイダル形無段変速機を提供することにある。 【0016】本願第3の発明の目的は、入力ディスク、出力ディスク、パワーローラの少なくとも一つを0.3%から0.5%の中炭素鋼からなるとともに、浸炭又は浸炭窒化処理し、さらに焼入,焼戻を施した後の芯部硬さをHRC35以上構成することにより、パワーローラ軸受と入力ディスク及び出力ディスクの割れ寿命を向上させ、長超寿命なトロイダル形無段変速機を提供することにある。 【0017】 【課題を解決するための手段】本願第1の発明は、同軸上に対向配置された入力ディスク及び出力ディスクと、前記入力ディスク及び出力ディスクのトロイダル面を転走するパワーローラとを有したトロイダル形無段変速機において、前記入力ディスク、出力ディスク、パワーローラの少なくとも一つが0.3%から0.5%の中炭素鋼からなることを特徴とするトロイダル形無段変速機である。 【0018】本願第2の発明は、同軸上に対向配置された入力ディスク及び出力ディスクと、前記入力ディスク及び出力ディスクのトロイダル面を転走するパワーローラとを有したトロイダル形無段変速機において、前記入力ディスク、出力ディスク、パワーローラの少なくとも一つが0.3%から0.5%の中炭素鋼からなるとともに、浸炭又は浸炭窒化処理されていることを特徴とするトロイダル形無段変速機である。 【0019】本願第3の発明は、同軸上に対向配置された入力ディスク及び出力ディスクと、前記入力ディスク及び出力ディスクのトロイダル面を転走するパワーローラとを有したトロイダル形無段変速機において、前記入力ディスク、出力ディスク、パワーローラの少なくとも一つが0.3%から0.5%の中炭素鋼からなるとともに、浸炭又は浸炭窒化処理し、さらに焼入,焼戻を施した後の芯部硬さがHRC35以上であることを特徴とするトロイダル形無段変速機である。 【0020】 【発明の実施の形態】以下、本発明のトロイダル形無段変速機について更に詳しく説明する。 【0021】トロイダル形無段変速機のように、転がり応力を受けるとともに、曲げ応力を同時に受けるような場合、応力場に存在する非金属介在物等を起点として、亀裂が発生し、割れに至る場合がある。この場合、起点となる介在物の大きさ及び量がその疲労強度に大きく影響を与える。即ち、介在物が大きく、量が多いほど疲労強度が下がることが広く知られている。 【0022】従来の様々な研究より、非金属介在物の中でも、酸化物系の非金属介在物が特に亀裂発生の原因となることが解明されている。 【0023】製鋼メーカーにおいては、鋼中の不純物である、非金属介在物を低減される試みが長い年月にわたりなされてきた。例えば、山陽特殊鋼技法Vol.5,1997[軸受鋼]には、鋼中酸素量と転がり寿命の関係が示されており、鋼中酸素量を低減させると、寿命が向上するという結果が示されている。また、山陽特殊鋼技法Vol.4,1997「当社の製鋼技術の変遷」には1965年から1990年に至る鋼中酸素低減の推移が示されており、製鋼メーカによる鋼中酸素量の低減の結果、転がり寿命が向上したことが分かる。 【0024】また、NSK Technical Journal No.652,1992「EP鋼(超長寿命・高信頼性軸受用鋼)」では、介在物の大きさ、分布に着目し、鋼中非金属介在物の大きさ、分布を小さくするように製鋼時に抑制することにより、同じレベルの鋼中酸素量でも、転がり寿命および回転曲げ疲労強度を向上させうることが述べられている。 【0025】鋼中酸素量の低減は、これまで新しい製鋼技術の導入により計られてきたが、基本となる反応は炭素と酸素の化学反応であり、炭素量の多くなるに従い、鋼中酸素との反応が多くなる結果として、鋼中酸素の除去を行える。従って、材料中の炭素量が低下するほど、鋼中酸素量は増加することになる。 【0026】本発明者らは、鋼中の炭素量が0.3%以上になると、材料中に含まれる酸化物系の非金属介在物の分布が小さくなること、また極値統計法により推定される鋼中の最大介在物径が小さくなることを見出した。また、同時に、疲労亀裂進展速度は、亀裂が発生してから割れに至るまでの速度を決定する。鋼中の炭素量が0.5%を超えると、亀裂進展速度が著しく大きくなることを見出した。これらのことから、炭素量が0.3%〜0.5%の中炭素鋼を用いることにより、長寿命なトロイダル形無断変速機を得ることができる。 【0027】また、本発明者らは、応力を受ける部位の材料硬さを高くすることにより、疲労強度を向上させることを見出した。「金属疲労 微小欠陥と介在物の影響」,村上敬宜著,養賢堂,1993,には、介在物径、材料のビッカーズ硬さと疲労限度との間に以下の関係があることを述べている。 【0028】[表面の微小欠陥、亀裂、介在物に対する肥料限度評価式] σw=1.43(Hν+120)/{(area)1/2}1/6[表面に接するような微小欠陥、亀裂、介在物に対する疲労限度評価式] σw=1.41(Hν+120)/{(area)1/2}1/6[表面に接するような微小欠陥、亀裂、介在物に対する疲労限度評価式]σw=1.56(Hν+120)/{(area)1/2}1/6但し、上記式において、σwは疲労限度(MPa)、Hνは材料硬さ(kgf/mm2)、(area)1/2は介在物の投影面積(μm)を夫々示す。 【0029】これらの式によると、疲労限度は介在物の大きさ及び材料の硬さによって決定される。ところで、材料の硬さは炭素量が0.8%程度までは、炭素量が増加するに従って、硬さも高くなることが知られている。 【0030】そこで、接触応力を受ける入力ディスク、出力ディスク、パワーローラの表面に浸炭あるいは浸炭窒化を施すことにより、表面負荷炭素量を増やし、硬さをあげることにより、大きな介在物がある中炭素鋼を使用した場合においても、疲労限度が上がり、長寿命なトロイダル形無断変速機を得ることができる。また、本発明者らは、芯部硬さをHRC35以上にすることにより、入力ディスク、出力ディスク、パワーローラの剛性を向上させ、曲げ疲労強度が高くなることを見出し、長寿命なトロイダル形無断変速機を得た。 【0031】 【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。なお、本発明に係るトロイダル形無段変速機の基本構成は図1と同様であり、入力ディスク、出力ディスク、パワーローラの少なくとも1つの材料が従来の変速機のそれらの材料と異なる。SCM415、SCM420、SCM430、SCM435、SCM440、SCM445及びSCM445の炭素量を0.6%に高めたものについて、夫々入力ディスク、出力ディスク、パワーローラを製造した。 【0032】このうち入力ディスクを夫々切断、研磨した後、非金属介在物について極統計法による最大介在物の推定を行った。介在物は100mm2中の最大介在物を測定し、30個の試料を検鏡し、計3000mm2の測定より、3000000mm2における推定介在物径を求めた。 【0033】図2は、各材料の炭素量と極値統計により求められた、推定最大介在物径をあらわしたものである。これより、炭素量が0.2%から0.3%に増加すると、推定最大介在物径が小さくなることが分かる。図2より、3000000mm2で推定した推定最大介在物径は、炭素量を0.3%以上としていることから40μm以下とすることが好ましい。 【0034】次に、上記で製造した入力ディスク、出力ディスク、パワーローラを使用し、CVTを組み立て、実験室内で耐久試験を行った。入力軸はダイナモメーターにより回転させ、出力軸に取付けたダイナモメーターによりトルク負荷がかかるようにした。試験条件は以下の通りに行った。 【0035】試験条件回転速度 3500r.p.m. 出力トルク 400Nm潤滑 トラクション油油温 100℃試験は、CVTユニットの振動値をモニターし、振動値が設定レベル以上になるまで試験を行った。試験終了後、ディスク又はパワーローラの破損状態について調査を行った。調査をした結果を下記表1及び表2に示す。 【0036】 【表1】
【0037】 【表2】
【0038】SCM415及びSCM420の場合、破損状態は全て割れであった。破損品の破面を観察すると、亀裂の起点は全て材料中の非金属介在物であった。起点となった介在物を走査型電子顕微鏡による観測を行い、夫々の直径を求めた。起点となった介在物の大きさは59〜78μmであった。SCM430、SCM435、SCM440、SCM445及びSCM445の炭素量を0.6%に高めたものの破損形態は全て起動面の剥離であり、剥離部に介在物は観察されなかった。 【0039】次に、SCM415、SCM420、SCM430、SCM435、SCM440、SCM445及びSCM445の炭素量を0.6%に高めたものについて、表面に浸炭処理あるいは浸炭窒化処理を行い、夫々入力ディスク、出力ディスク、パワーローラを製造した。熱処理は、図3〜図6の通りに行った。但し、図3は表1及び表2による条件下の焼入焼戻し条件下で、図4は浸炭焼入焼戻し条件下で、図5は浸炭窒化焼入焼戻し条件下で、図6は浸炭窒化焼入焼戻し条件下による時間と温度との関係を示す特性図を夫々示す。 【0040】製造した入力ディスク、出力ディスク、パワーローラを使用し、CVTを組み立て、実験室内で耐久試験を行った。入力軸はダイナモメーターにより回転させ、出力軸に取り付けたダイナモメータによりトルク負荷がかかるようにした。試験条件は以下の通りに行った。 【0041】試験条件回転速度 3500r.p.m. 出力トルク 400Nm潤滑 トラクション油油温 100℃試験はCVTユニットの振動値をモニターし、振動値が設定レベル以上になるまで試験を行った。また、振動値が上昇しなかったものについては、試験時間が800時間で試験を打ち切った。試験終了後、ディスク又はパワーローラの破損状態について調査を行った。調査した結果を下記表3、表4に示す。 【0042】 【表3】
【0043】 【表4】
【0044】SCM415及びSCM420の場合、破損形態は全て割れであった。破損品の破面を観察すると、亀裂の起点は全て材料中の非金属介在物であり、起点となった介在物の大きさは54〜77μmであった。SCM430、SCM435、SCM440、SCM445及びSCM445の炭素量を0.6%に高めたものの破損形態は全て起動面の剥離であり、剥離部に介在物は観察されなかった。 【0045】次に、SCM430、SCM435、SCM440、SCM445を使用しディスクを製造した。浸炭又は浸炭窒化後、焼入、焼戻を行い、熱処理を変え、芯分硬さが夫々HRC30,40,45となるように処理を行った。 【0046】図7のようにディスク軌道面の端面を2点で荷重を繰り返し加え、ディスクが破断するまで試験を行った。試験条件は、以下の通りである。 【0047】(試験条件) 試験機 サーボ型疲労試験機制御 荷重制御負荷荷重 最大6.4t(1点あたり3.2t) 繰り返し速度 30Hz図8及び図9に試験結果を示す。ここで、図8はディスク割れ試験結果(浸炭)を示し、横軸は応力繰返し数(Nf)、縦軸は芯分硬さ(Hv)を示す。また、図9はディスク割れ試験結果(浸炭窒化)を示し、横軸は応力繰返し数(Nf)、縦軸は芯分硬さ(Hv)を示す。この結果より、芯部硬さがHRC35以上であれば、107サイクルでは破断が生じないことが分かる。 【0048】 【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、高い接触圧力と高い曲げ応力が同時に加わる、入力ディスク、出力ディスク、パワーローラ軸受においても、きわめて長寿命なトロイダル形無段変速機を提供できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004204 【氏名又は名称】日本精工株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年9月14日(1999.9.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦 (外5名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−82566(P2001−82566A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月27日(2001.3.27) |
| 【出願番号】 |
特願平11−260452 |
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