| 【発明の名称】 |
チェン張り調整装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】山本 康教
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| 【要約】 |
【課題】バインダの引起しチェンの安定したチェン張り調整装置を完成する。
【解決手段】駆動輪と遊動輪5との間に巻回されたチェン3と、前記遊動輪5を支持する遊動輪ホルダ7に連結され該遊動輪ホルダ7を進退自在に接当規制するガイド筒9と、該ガイド筒9の後退位置を規制するストッパ10と、前記ガイド筒9を所定の回動方向に付勢する捩りバネ13とを備え、該捩りバネ13の付勢力に基づき、前記ガイド筒9のストッパ接当部に形成された傾斜ガイド面9aを介して該ガイド筒9を回動させ、該ガイド筒9の進退移動によりチェン3の張りを調整可能としたチェン張り調整装置において、前記捩りバネ13を、前記ガイド筒9と共に移動可能又は前記ガイド筒(9)に対し移動不能に装着した。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 駆動輪と遊動輪との間に巻回されたチェンを、前記遊動輪を支持する遊動輪ホルダに連結され該遊動輪ホルダを進退自在に接当規制するガイド筒と、該ガイド筒の後退位置を規制するストッパと、前記ガイド筒を所定の回動方向に付勢する捩りバネとを備え、該捩りバネの付勢力に基づき、前記ガイド筒のストッパ接当部に形成された傾斜ガイド面を介して該ガイド筒を回動させ、該ガイド筒の進退移動によりチェンの張りを調整可能としたチェン張り調整装置において、前記捩りバネを、前記ガイド筒と共に移動可能又は前記ガイド筒に対し移動不能に装着した、ことを特徴とするチェン張り調整装置。 【請求項2】 前記捩りバネの一端を前記ガイド筒に係止すると共に、他端を、前記遊動輪ホルダから進退方向に延設されたガイドパイプに移動自在に嵌入した、ことを特徴とする請求項1記載のチェン張り調整装置。 【請求項3】 駆動輪と遊動輪との間に巻回されたチェンを、前記遊動輪を支持する遊動輪ホルダに連結され該遊動輪ホルダを進退自在に接当規制するガイド筒と、該ガイド筒の後退位置を規制するストッパと、前記ガイド筒を所定の回動方向に付勢する捩りバネとを備え、該捩りバネの付勢力に基づき、前記ガイド筒のストッパ接当部に形成された傾斜ガイド面を介して該ガイド筒を回動させ、該ガイド筒の進退移動によりチェンの張りを調整可能としたチェン張り調整装置において、前記捩りバネを二重捩りバネで形成し、該二重捩りバネの両端を固定基部側に係止し、中間の進退方向に延設された直線部を、前記ガイド筒に設けられたフック部に挟装してなる、ことを特徴とするチェン張り調整装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、バインダの引き起こし装置等に設けられたチェン張り調整装置に係り、詳しくは、チェン駆動の駆動輪と遊動輪の軸間距離を、遊動輪ホルダを進退自在に接当規制するガイド筒の傾斜ガイド面と、ガイド筒の後退位置を規制するストッパとの接当によって調整するチェン張り調整装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、チェン駆動の駆動輪と遊動輪の軸間距離を、進退自在の遊動輪ホルダを圧縮バネで軸間距離を前進方向に付勢することにより、調整するチェン張り調整装置は既に知られている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】チェン駆動の駆動輪と遊動輪の軸間距離を圧縮バネで軸間距離を前進方向に付勢するチェン張り調整装置では、チェンに大きい張力が作用した時、軸間距離を後退させ、チェン駆動が不安定になることがあった。 【0004】そこで、本発明は、圧縮バネを介して軸間距離を調整する代わりに、遊動輪ホルダを進退自在に接当規制するガイド筒の傾斜ガイド面と、ガイド筒の後退位置を規制するストッパとの接当によって調整し、前進方向のみ作用し、後退方向には作用しないチェン張り調整装置を提案することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、請求項1では、駆動輪と遊動輪(5)との間に巻回されたチェン(3)を、前記遊動輪(5)を支持する遊動輪ホルダ(7)に連結され該遊動輪ホルダ(7)を進退自在に接当規制するガイド筒(9)と、該ガイド筒(9)の後退位置を規制するストッパ(10)と、前記ガイド筒(9)を所定の回動方向に付勢する捩りバネ(13)とを備え、該捩りバネ(13)の付勢力に基づき、前記ガイド筒(9)のストッパ接当部に形成された傾斜ガイド面(9a)を介して該ガイド筒(9)を回動させ、該ガイド筒(9)の進退移動によりチェン(3)の張りを調整可能としたチェン張り調整装置において、前記捩りバネ(13)を、前記ガイド筒(9)と共に移動可能又は前記ガイド筒(9)に対し移動不能に装着し、請求項2では、前記捩りバネ(13)の一端を前記ガイド筒(9)に係止すると共に、他端を、前記遊動輪ホルダ(7)から進退方向に延設されたガイドパイプ(14)に移動自在に嵌入し、請求項3では、駆動輪と遊動輪(5)との間に巻回されたチェン(3)を、前記遊動輪(5)を支持する遊動輪ホルダ(7)に連結され該遊動輪ホルダ(7)を進退自在に接当規制するガイド筒(9)と、該ガイド筒(9)の後退位置を規制するストッパ(10)と、前記ガイド筒(9)を所定の回動方向に付勢する捩りバネ(13)とを備え、該捩りバネ(13)の付勢力に基づき、前記ガイド筒(9)のストッパ接当部に形成された傾斜ガイド面(9a)を介して該ガイド筒(9)を回動させ、該ガイド筒(9)の進退移動によりチェン(3)の張りを調整可能としたチェン張り調整装置において、前記捩りバネを二重捩りバネ(13a)で形成し、該二重捩りバネ(13a)の両端を固定基部(15)側に係止し、中間の進退方向に延設された直線部(13b)を、前記ガイド筒(9)に設けられたフック部(20)に挟装して、上述の課題を解決した。 【0006】(作用)上記構造により、請求項1では、駆動輪と遊動輪(5)との間に巻回されたチェン(3)は捩りバネ(13)の付勢力により、前記ガイド筒(9)のストッパ接当部に形成された前記傾斜ガイド面(9a)に沿い前記ガイド筒(9)を所定の方向に回動させ、常に一定の張力を保ち、ガイド筒(9)の逆転防止作用をしている。 【0007】請求項2では、前記捩りバネ(13)の一端を前記ガイド筒(9)に係止し、他端を前記遊動輪ホルダ7から進退方向に延設されたガイドパイプ(14)に移動自在に嵌入することによって、係止点に無理な荷重を受けることなく、捩りバネ(13)の機能を充分発揮することができる。 【0008】請求項3では、前記捩りバネを二重捩りバネ(13a)で形成し、該二重捩りバネ(13a)の両端を固定基部(15)側に係止し、中間の進退方向に延設された直線部(13b)を、前記ガイド筒(9)に設けられたフック部(20)に挟装したので、係止点に無理な荷重を受けることなく、捩りバネ(13a)の機能を充分発揮することができる。 【0009】なお、上述カッコ内の符号は、図面と対照するものであるが、何ら本発明の構成を限定するものではない。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実施の形態例について説明する。 【0011】図1は、茎稈の刈取り及び結束を行なうバインダ1の斜視図であり、2は前部に装着された刈取部である。 【0012】図2は、本発明の要部の斜視断面図であり、5は遊動輪、7は遊動輪ホルダ、9はガイド筒、10はストッパ、13は捩りバネである。 【0013】図3は、本発明の要部の断面図であり、(a)は、捩りバネ13が作動する前の状態の正面図、(b)は、(a)の側面図、(c)は捩りバネ13が作動した後の状態の側面図である。 【0014】遊動輪5は、側面視で略門形に形成された遊動輪ホルダ7に支持され、該遊動輪ホルダ7の上端部には、ガイド筒9に進退自在に嵌入して遊動輪5を進退方向に案内するガイド軸7aが突設されている。 【0015】また、遊動輪ホルダ7の上端部には、中心線から偏心した場所に、進退方向にガイドパイプ14が、支持板15bに対して移動自在に延設され、遊動輪ホルダ7の回り止めとなっている。 【0016】ガイド筒9は、図3(b)に示すように、上下の支持板15a,15bに進退かつ回動自在に支持され、下端面で遊動輪ホルダ7に接当して遊動輪ホルダ7の後退を規制し、上端面はストッパ10との接当により、ガイド筒9自身の後退が規制されている。 【0017】前記ガイド筒9の外周部には捩りバネ13が配設され、図3(b),(c)に示すように、捩りバネ13の一端はガイド筒9の外周の一部に設けられたフック12に係止され、他端は前記ガイドパイプ14の内径に進退自在に嵌入支持されている。従って、捩りバネ13はガイド筒9に対して捩り付勢作用はするが、進退方向にはガイド筒9と一体に移動可能となる。 【0018】前記捩りバネ13に代わり、ダブルトーション型の二重捩りバネ13aを使用した場合は、図4(a),(b)に示すように、捩りバネ13a両端とも固定基部15側に係止した状態で中間の進退方向に延設された直線部13bを、前記ガイド筒9に設けられたフック20に挟装したので、二重捩りバネ13aは、ガイド筒9に対して捩り付勢作用はするが、進退方向には移動不能に固定され、ガイド筒9のみ移動することとなる。 【0019】前記ストッパ10と接当するガイド筒9の上端面には、捩りバネ13の付勢方向に回動するガイド筒9を前進方向に移動案内するらせん状の傾斜ガイド面9aが形成されている。即ち、捩りバネ13によって付勢されたガイド筒9は、傾斜ガイド面9aに案内されて遊動輪ホルダ7を前進方向に押圧し、引起しチェン3に常に適正な張力を与えることとなる。 【0020】しかも、傾斜ガイド面9aの傾斜角が比較的小さく設定してあるので、ガイド筒9の逆転防止機能を有し、引起しチェンにな過大な負荷がかかっても、遊動輪ホルダ7は後退しないようになっている。 【0021】前記ストッパ10は固定基部15側に固設されたナットと螺合しているので、ストッパ10を回転することにより傾斜ガイド面9aとストッパ10の初期接当位置が調節可能となっている。 【0022】刈取部2の駆動輪と遊動輪5との間には引起しチェン3が巻回され、チェン3には起伏自在に複数の引起し爪4が装着されている。 【0023】前記引起し爪4は、チェン3の上昇側では起立して茎稈を引起すが、下降側では折畳まれてケース内に収容される。 【0024】上述のチェン3の上昇から下降に移る部分に図5(a),(b)に示すような、U字状のゴム板21をケース内側に設け、回転する引起し爪4との衝撃を緩和することや、図6(a),(b)に示すように、簡便に緩衝ゴムパイプ22を取付ピン23で装着することもできる。 【0025】次に本実施の形態例の作用について説明する。 【0026】上記構造に基づき、請求項1では、駆動輪と遊動輪5との間に巻回されたチェン3は捩りバネ13の付勢力により、前記ガイド筒9のストッパ接当部に形成された前記傾斜ガイド面9aに沿い前記ガイド筒9を所定の方向に回動させ、常に一定の張力を保ち、かつ、ガイド筒9の逆転防止作用をしている。 【0027】請求項2では、前記捩りバネ13の一端を前記ガイド筒に係止し、他端を前記遊動輪ホルダ7から進退方向に延設されたガイドパイプ14に移動自在に嵌入することによって、係止点に無理な荷重を受けることなく、捩りバネ13の機能を充分発揮することができる。 【0028】請求項3では、前記捩りバネを二重捩りバネ13aで形成し、該二重捩りバネ13aの両端を固定基部15側に係止し、中間の進退方向に延設された直線部18aを、前記ガイド筒9に設けられたフック部20に挟装したので、係止点に無理な荷重を受けることなく、捩りバネ13aの機能を充分発揮することができる。 【0029】 【発明の効果】本発明は、上記構造・作用により、遊動輪ホルダを進退自在に接当規制するガイド筒の傾斜ガイド面と、ガイド筒の後退位置を規制するストッパとの接当によって調整し、前進方向のみ作用し、後退方向には作用しない、安定したチェン張り調整装置を、完成した。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001878 【氏名又は名称】三菱農機株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年7月7日(1999.7.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100082337 【弁理士】 【氏名又は名称】近島 一夫 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−21014(P2001−21014A) |
| 【公開日】 |
平成13年1月26日(2001.1.26) |
| 【出願番号】 |
特願平11−193736 |
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