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【発明の名称】 動圧軸受およびその製造方法ならびに光偏向走査装置
【発明者】 【氏名】森永 寿一

【要約】 【課題】安定した動圧軸受性能を有し、しかもスリーブを樹脂成形部品とすることで低コストな動圧軸受を実現する。

【解決手段】スリーブ2は、回転軸3の下端部3aを支持するスラスト板7と一体成形された樹脂部品である。スリーブ2の内周面には深さ15μm以下の動圧発生溝2a,2bが設けられ、回転軸3は金属製であり、その外周面には、深さ30μm以上の負圧防止溝3b〜3dが設けられる。スリーブ2のアンダーカットが浅いため、樹脂成形における無理抜きが容易であり、回転軸3に充分な深さの負圧防止溝3b〜3dを設けることで軸受性能を安定化する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内周面に深さ15μm以下の動圧発生溝を備えた成形部品であるスリーブと、外周面に深さ30μm以上の凹所を備えた軸を有し、該軸と前記スリーブを互いに回転自在に嵌合させた動圧軸受。
【請求項2】 スリーブが、樹脂製の成形部品であることを特徴とする請求項1記載の動圧軸受。
【請求項3】 軸が金属製であることを特徴とする請求項1または2記載の動圧軸受。
【請求項4】 請求項1ないし3いずれか1項記載の動圧軸受と、該動圧軸受によって回転自在に支持された回転多面鏡と、該回転多面鏡を回転駆動する駆動手段を有する光偏向走査装置。
【請求項5】 内周面に深さ15μm以下の動圧発生溝を備えたスリーブを成形する工程と、成形されたスリーブに回転自在に嵌合する軸の外周面に深さ30μm以上の凹所を加工する工程を有する動圧軸受の製造方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザプリンタや光ディスク装置、磁気ディスク装置等に用いられる動圧軸受およびその製造方法ならびに光偏向走査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタやデジタル複写機の画像形成装置の内部にはスキャナ光学系が備えられているが、レーザビームをスキャンするためのスキャナ光学系において高速回転する回転多面鏡を支える軸受には、安定した滑らかな回転が得られる動圧軸受が用いられてきている。また、光ディスクや磁気ディスク等の情報記憶機器においても、高速で回転するディスクを支える軸受に、動圧軸受が幅広く使用されてきている。
【0003】図5は、一従来例による光偏向走査装置の動圧軸受を示すもので、これは、軸101を軸受孔内に回転自在に支持するスリーブ102と、スリーブ102の下面に固定されて前記軸受孔を封鎖するスラスト板104と、スリーブ102の軸受孔の内側面と軸101の外側面の間や、スラスト板104と軸101の端面の間に充填されたオイル106によって構成されている。
【0004】スリーブ102の軸受孔の上端部、下端部、および中央部はそれぞれ大径部105a〜105cとなっており、上端の大径部105aには円周溝108が設けられ、これらは、いわゆる負圧防止溝、油溜まりとして軸方向の圧力分布の低圧領域に配設されている。上端の大径部105aと中央の大径部105cの間と、中央の大径部105cと下端の大径部105bの間には、それぞれ動圧発生溝107が形成されている。また、スラスト板104の上面にはスパイラル溝が形成されている。軸101の上端部はスリーブ102の軸受孔より上方に突出し、その上部にボス部103が固定されている。
【0005】このように構成された動圧軸受装置において、軸101が回転するとスリーブ102の軸受孔に設けられた動圧発生溝107の作用でオイル106に動圧を発生させ、軸101はスリーブ102の軸受孔に非接触で回転する。またスラスト方向についてもスラスト板104に設けられたスパイラル溝の作用で動圧を発生し軸101が浮上した状態で支持される。
【0006】軸101の上端のボス部103には図示しない回転多面鏡等が一体的に結合され、これを回転駆動するために、モータのロータ等も固着されている。
【0007】近年、コンピュータ周辺機器や情報関連機器のコストダウンを達成する必要から、動圧軸受のコストダウンが要求されてきている。動圧軸受のコストダウンに有効な手段の一つに、例えば特開平10−306822号公報に示されているような、樹脂材料を射出成形することで、内周面に動圧発生溝を有するスリーブを安価に加工する方法がある。この方法は、従来は真鍮等の金属スリーブに動圧発生溝を加工し、底部を別部品で塞いで動圧軸受のスリーブ(円筒部品)とする構成の軸受を、射出成形で1ショット成形することで大幅なコストダウンを可能とする技術である。
【0008】射出成形でスリーブを加工する場合、前記公報にも記載されているように、金型のコアピンに形成された動圧発生溝形状が型内に充填された樹脂に転写され、無理抜きによって離型される。「無理抜き」とは、製品のアンダーカット形状部を、金型にスライド等のアンダーカット処理機構を設けずに無理やり離型する(抜く)方法で、アンダーカット量が小さい場合やアンダーカット機構を設けることが金型設計上困難な場合、また、樹脂が比較的割れにくく永久変形しにくい場合に用いられる一般的な手法である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、射出成形で加工される従来の樹脂製のスリーブを使用した動圧軸受には、以下のような未解決の課題があった。
【0010】動圧軸受においては、前述のように、動圧軸受を構成するスリーブに動圧発生溝よりも深い負圧防止溝や油溜まりを軸方向の圧力分布の低圧領域に形成しておく必要がある。
【0011】動圧軸受の設計上必要な動圧発生溝の深さは5〜15μm程度である。従って、内周面に動圧発生溝を有するスリーブを射出成形で加工する場合、動圧発生溝形状のアンダーカット量が15μm以下と微小なため、動圧発生溝のみであれば、動圧軸受の性能上要求される真円度といった精度を確保した上での無理抜きが可能である。
【0012】一方、負圧防止溝や油溜まりは、例えば特開平2−154808号公報にも示されているように動圧発生溝よりもさらに深い溝であることが望ましいが、アンダーカット量の大きな負圧防止溝等を無理抜きすると、無理抜き時の変形が大きくなるために、高精度が要求される動圧発生溝部分の真円度や円筒度に悪影響を及ぼし、動圧軸受の機能上必要な精度が得られなくなる。従って、従来の樹脂製のスリーブの内周面に動圧発生溝と負圧防止溝や油溜まりを設けた動圧軸受では、負圧防止溝や油溜まりの深さを充分にとることができないという問題点があった。
【0013】仮に、負圧防止溝の深さを動圧発生溝と同じ15μm以下程度とすれば、真円度・円筒度等の精度上は問題無く無理抜きにより射出成形で加工できるが、負圧防止溝が浅いために充分な負圧防止効果が得られない。その結果、連続回転時やスタート・ストップ時に軸とスリーブが接触しやすくなり、充分な耐久性が得られないという問題があったり、軸とスリーブの上下方向(スラスト方向)の位置が不安定になって装置性能が安定しないという不都合があった。
【0014】本発明は上記従来の技術の有する未解決の課題に鑑みてなされたものであり、充分な深さの負圧防止溝等を備えており、従って耐久性と安定した軸受性能を有し、しかも製造コストの低い動圧軸受およびその製造方法ならびに光偏向走査装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するために本発明の動圧軸受は、内周面に深さ15μm以下の動圧発生溝を備えた成形部品であるスリーブと、外周面に深さ30μm以上の凹所を備えた軸を有し、該軸と前記スリーブを互いに回転自在に嵌合させたことを特徴とする。
【0016】スリーブが、樹脂製の成形部品であるとよい。
【0017】軸が金属製であるとよい。
【0018】本発明の動圧軸受の製造方法は、内周面に深さ15μm以下の動圧発生溝を備えたスリーブを成形する工程と、成形されたスリーブに回転自在に嵌合する軸の外周面に深さ30μm以上の凹所を加工する工程を有することを特徴とする。
【0019】
【作用】スリーブの内周面の深さ15μm以下の動圧発生溝は、スリーブを樹脂成形するときに無理抜きによって大きな変形を生じることなく、真円度や円筒度を高精度に保つことができる。また、軸の外周面には深さ30μm以上の負圧防止溝等の凹所を設けて、安定した動圧効果によるすぐれた軸受性能と耐久性を確保する。
【0020】スリーブを樹脂成形することで部品コストを低減し、しかも、軸側に設けられた充分な深さの負圧防止溝による動圧効果等によって、安価でしかも安定性と耐久性にすぐれた動圧軸受を実現できる。
【0021】このような動圧軸受を光偏向走査装置の回転多面鏡の軸受部に用いることで、光偏向走査装置の高性能化と低価格化に貢献できる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0023】図1は一実施の形態による動圧軸受を含む光偏向走査装置の主要部を示すもので、これは、多角柱形状の側面に複数の反射面1aを有する回転多面鏡1と、図4に示す光学箱50と一体である軸受ハウジングに支持されたスリーブ2と、該スリーブ2に回転自在に嵌合する金属製の軸である回転軸3と、該回転軸3に固着されたロータボス4と、その下面に一体的に結合されたロータフレーム5aと、前記軸受ハウジングと一体である図示しないモータ基板に固定されたステータコイル6を有し、該ステータコイル6はロータフレーム5aの内周面に支持されたロータマグネット5とともに回転多面鏡1を回転駆動する駆動手段であるモータを構成する。回転多面鏡1は図示しない押さえ板によってロータボス4に押圧され、ロータボス4とロータフレーム5aとロータマグネット5等を含む回転部と一体化されている。なお、前述のように回転軸3は金属製であり、特に、回転安定性とコストの面から、例えばステンレス等の金属を用いるのが望ましい。
【0024】モータ基板上の駆動回路と制御回路を経て供給された駆動電流によってステータコイル6が励磁されると、ロータマグネット5が回転軸3や回転多面鏡1とともに回転し、回転多面鏡1の反射面1aに照射されたレーザビーム等の光ビームを偏向走査する。
【0025】スリーブ2の下端には、スラスト板7が一体成形され、回転軸3の下端部3aをスラスト方向に支持する。回転軸3とスリーブ2の間の軸受間隙および回転軸3の下端部3aとスラスト板7の間の間隙には、オイルが充填され、スリーブ2の内周面には、深さ15μm以下のヘリングボーン状の動圧発生溝2a,2bが刻設される。回転軸3の外周面には、動圧発生溝2a,2bを除くスリーブ2の内周面に対向して深さ30μm以上の凹所である負圧防止溝3b〜3dが設けられている。
【0026】前記モータの駆動によって回転軸3が回転すると、軸受間隙のオイルは各動圧発生溝2a,2bの中央部に取り込まれ、オイルの圧力が高まって回転軸3をスリーブ2から離間して非接触で支持する。
【0027】図1の(b)に示すように、スリーブ2はスラスト板7と一体成形された樹脂製の成形部品である。スリーブ2の樹脂材料には、例えば、耐オイル性能と温度変動時の寸法安定性を考慮し、無機材料を65Wt%添加したポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂(ポリプラスチック株式会社製フォートロン6165A6)を用いている。
【0028】前述のように、スリーブ2の内周面には、軸方向に分割された二か所に、例えば、深さ8μmのヘリングボーン状の動圧発生溝2a,2bが設けられており、これらは、成形加工時にスリーブ2の内周面に形成されるため、スリーブ2の製造工程は簡単かつ低コストである。スリーブ2は、片方だけが開口して回転軸3の挿入口となっており、反対側の端部に一体成形されたスラスト板7が回転軸3の下端部3aと接触してスラスト軸受を構成する。
【0029】スリーブ2の内径加工目標値は、例えば、動圧発生溝2a,2bの凸部分(内径の最小部)でφ3.012mmとし、軸受組付時に対応する部分の回転軸3の外径をφ3.000mmとすることで、動圧発生部のオイルギャップを6μmとした。また、スリーブ2の肉厚は、円筒部もスラスト部も共に1.4mmとした。
【0030】図2は、スリーブ2を成形するのに使用される金型の構造を説明する図である。これは、ピンポイントゲートの3プレート構造の金型となっており、射出成形機から射出される樹脂は、1次スプルS1 からランナR、2次スプルS2 、ピンポイントゲートGを経て、キャビティCに充填される。動圧発生溝2a,2bは、金型に組込まれたコアピンKの外周部に加工された深さ8μmのヘリングボーン溝を樹脂に転写することで形成され、エジェクタピンEによって可動側金型から突き出される際に無理抜きで離型される。
【0031】なお、上記の金型ではエジェクタピンで円筒部品のフランジ部分を突くことで離型しているが、成形部品であるスリーブの開口部の端面をエジェクタピンまたはスリーブで突き出す構成でもよい。
【0032】スリーブ2の内周面に設けられているアンダーカット形状は深さが15μm以下の動圧発生溝2a,2bのみであり、深さ30μm以上の負圧防止溝3b〜3dは、回転軸3に加工されているため、スリーブ2が、無理抜きによる離型を行なう安価な樹脂成形部品であっても、形状精度等を損なうことなく成形できる。なお、動圧発生溝2a,2bは、スリーブ内周の基準面に対して凹形状あるいは凸形状のいずれかでよい。いずれの場合も、深さが15μm以下であれば、形状精度を損なうことなく無理抜きが可能である。
【0033】回転軸3の形状は、図1の(c)に示すように、スリーブ2に設けられた動圧発生溝2a,2bの間に相当する位置に、例えば、深さ0.2mmの負圧防止溝3cを有し、また、動圧発生溝2aの上側に相当する位置に深さ0.2mmの負圧防止溝3b、動圧発生溝2bの下側に相当する位置に深さ0.2mmの負圧防止溝3dが設けられている。前述のように回転軸3の下端部3aは球形状となっており、スリーブ2と一体であるスラスト板7と点接触することで回転自在なスラスト軸受を構成する。
【0034】図3は、上記のスリーブの動圧発生溝部分の内周部断面形状を説明するもので、株式会社ミツトヨ製真円度測定器RA726で測定した結果を示している。1周あたり8個の動圧発生溝があり、溝深さは7〜8μmである。溝先端部のみを部分選択して計算した真円度は0.8μmであった。また、溝先端部の内径は、ボアゲージで測定したところ、φ3.012mmであった。
【0035】オイルを用いた動圧軸受では、スリーブと回転軸のギャップが5〜10μm程度であるため、従来の樹脂製のスリーブを使用した動圧軸受では、使用されるオイルの量は0.01cc以下になり、軸受組立時に円筒部品内に注入するオイル量の管理が困難であった。
【0036】本実施の形態では、オイルの動圧効果を安定化するために負圧防止溝の深さを充分に深くしたため、これによってオイルの量が増加し、注入するオイル量の制御が容易になるというメリットもあった。
【0037】上記のスリーブと回転軸を用いて、オイル動圧軸受を組み立て、実機に組み込んで性能を評価したところ、ジッター・軸受剛性・耐久性(連続運転およびスタートストップ繰り返し)等のすべての軸受特性で問題無い性能が確認できた。また、従来の金属製のスリーブを使用する動圧軸受と比較して、回転軸の加工費が負圧防止溝を付加した分だけ高くなるものの、スリーブのコストが大幅に削減されるため、軸受全体では大幅なコスト低減が可能であることが確認された。
【0038】なお、比較例として、スリーブの内周面に深さ30μmの負圧防止溝を付加するために、動圧発生溝(深さ8μm)と負圧防止溝(深さ30μm)を有するコアピンを製作し、射出成形を行なったが、無理抜きのアンダーカット量が30μmとなったために離型時の変形が大きくなり、得られた成形部品の動圧発生溝先端部の真円度が5.2μmとなり、動圧軸受としては使用できない精度のスリーブしか得られなかった。この結果から、少なくとも深さ30μm以上の負圧防止溝を必要とする場合は、本発明が極めて有効であることがわかった。
【0039】図4は光偏向走査装置の主要部を示すもので、これは、レーザ光等の光ビーム(光束)を発生する光源51と、前記光ビームを回転多面鏡1の反射面1aに線状に集光させるシリンドリカルレンズ51aとを有し、前記光ビームを回転多面鏡1の回転によって偏向走査し、結像光学系である結像レンズ系52を経て回転ドラム上の感光体53に結像させる。結像レンズ系52は球面レンズ52a、トーリックレンズ52b等を有し、感光体53に結像する点像の走査速度等を補正するいわゆるfθ機能を有する。
【0040】前記モータによって回転多面鏡1が回転すると、その反射面1aは、回転多面鏡1の軸線まわりに等速で回転する。前述のように光源51から発生され、シリンドリカルレンズ51aによって集光される光ビームの光路と回転多面鏡1の反射面1aの法線とがなす角、すなわち該反射面1aに対する光ビームの入射角は、回転多面鏡1の回転とともに経時的に変化し、同様に反射角も変化するため、感光体53上で光ビームが集光されてできる点像は回転ドラムの軸方向(主走査方向)に移動(走査)する。
【0041】結像レンズ系52は、回転多面鏡1において反射された光ビームを感光体53上で所定のスポット形状の点像に集光するとともに、該点像の主走査方向への走査速度を等速に保つように設計されたものである。
【0042】感光体53に結像する点像は、回転多面鏡1の回転による主走査と、感光体53を有する回転ドラムがその軸まわりに回転することによる副走査に伴なって、静電潜像を形成する。
【0043】感光体53の周辺には、感光体53の表面を一様に帯電するための帯電装置、感光体53の表面に形成される静電潜像をトナー像に顕像化するための現像装置、前記トナー像を記録紙に転写する転写装置(いずれも不図示)等が配置されており、光源51から発生する光ビームによる記録情報が記録紙等にプリントされる。
【0044】検出ミラー54は、感光体53の表面における記録情報の書き込み開始位置に入射する光ビームの光路よりも主走査方向上流側において光ビームを反射して、フォトダイオード等を有する受光素子55の受光面に導入する。受光素子55はその受光面が前記光ビームによって照射されたときに、走査開始位置(書き出し位置)を検出するための走査開始信号を出力する。
【0045】光源51は、ホストコンピュータからの情報を処理する処理回路から与えられる信号に対応した光ビームを発生する。光源51に与えられる信号は、感光体53に書き込むべき情報に対応しており、処理回路は、感光体53の表面において結像する点像が作る軌跡である一走査線に対応する情報を表す信号を一単位として光源51に与える。この情報信号は、受光素子55から与えられる走査開始信号に同期して送信される。
【0046】なお、回転多面鏡1、結像レンズ系52等は光学箱50に収容され、光源51等は光学箱50の側壁に取り付けられる。光学箱50に回転多面鏡1、結像レンズ系52等を組み付けたうえで、光学箱50の上部開口に図示しないふたを装着する。
【0047】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているので、次に記載するような効果を奏する。
【0048】動圧発生溝を有するスリーブを低コストな樹脂成形によって製作し、軸の外周面に充分な深さの負圧防止溝等を設けて動圧効果を改善することで、安価でしかも安定性と耐久性にすぐれた動圧軸受を実現できる。
【0049】このような動圧軸受を用いることで、光偏向走査装置の性能向上と低価格化に大きく貢献できる。
【出願人】 【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社
【出願日】 平成11年12月27日(1999.12.27)
【代理人】 【識別番号】100095991
【弁理士】
【氏名又は名称】阪本 善朗
【公開番号】 特開2001−182740(P2001−182740A)
【公開日】 平成13年7月6日(2001.7.6)
【出願番号】 特願平11−368743