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【発明の名称】 2部材を相互結合するための締結部材
【発明者】 【氏名】アイナー・エゲランズダル

【要約】 【課題】2部材を相互結合するための締結部材と身体のパーツをマニキンのトルソーに取り付けるために長手方向変形可能ボルトを備える締結部材の使用方法を提供することを目的とする。

【解決手段】ボルト1が第2部材の開口部の端部に係合するように構成されている。ボルト1は、スライドトラックとしての開口部の端部を使用して、ボルト1の長手方向軸線を横切る概して横断方向に延びる軸線を中心として回動するようにさらに構成されている。ボルト1はバネ部材を具備しており、そのためボルト1が長手方向に圧縮されかつ圧縮が解かれた場合に初期の長さに復帰する。ボルト1は、反対側両端部にて溝を備え、該溝はボルト1の長手方向軸線を横切る概して横断方向に延在し、かつ端部と係合するように構成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 第1部材の孔を介して挿入するように構成された長手方向に変形可能なボルトを備える2部材を相互結合するための締結部材において、前記ボルトが第2部材の開口部の端部に係合するように構成されていることを特徴とする締結部材。
【請求項2】 前記ボルトが、スライドトラックとしての端部を有する前記開口部内で、前記ボルトの長手方向軸線に対して概して横断方向に延びる軸線を中心として回動するように構成されていることを特徴とする請求項1記載の締結部材。
【請求項3】 前記ボルトがバネ部材を具備しており、これにより、前記ボルトが長手方向に圧縮され、かつこの圧縮が解放された場合にボルトが元の長さに復帰することを特徴とする請求項1又は2記載の締結部材。
【請求項4】 前記ボルトが正反対の両端部に溝を具備しており、該溝は、概して前記ボルトの長手方向軸線に対して横断方向に延在しかつ前記端部と係合するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の締結部材。
【請求項5】 前記ボルトが、概して円筒形断面を有していることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の締結部材。
【請求項6】 正反対の両端部にてヘッド要素を備えるボルトであって、前記各ヘッド要素と結合されたバネ部材を備えることを特徴とするボルト。
【請求項7】 前記バネ部材が長手方向軸線に対して概して横断方向に延在する少なくとも2つのバーを備え、該バーが中間部材により相互連結されていることを特徴とする請求項6記載のボルト。
【請求項8】 前記バネ部材が奇数個のバーを備え、かつ前記バネ部材が前記各ヘッド要素の径方向反対側にて前記各ヘッド要素に結合されていることを特徴とする請求項7記載のボルト。
【請求項9】 長手方向変形可能ボルトを用いて身体のパーツをマニキンのトルソーに締結することを特徴とする締結部材の使用方法。
【請求項10】 前記ボルトが前記身体のパーツの孔を介して挿入され、かつ前記ボルトの正反対の両端部が前記トルソーの開口部の端部と係合して位置決めされ、かつ前記身体のパーツが前記ボルトの長手方向軸線を中心として回動し、前記ボルトが、スライドトラックとしての前記開口部の端部により、前記開口部内で前記長手方向軸線に対して横断方向に延びる軸線を中心として回動することを特徴とする請求項9記載の使用方法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、請求項1の前提部分にて記載された2部材を相互結合するための締結部材に関するものであって、さらに請求項9乃至10にて記載されているような使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】英国特許第 1233160 号文献、英国特許第 1468309 号文献、英国特許第 1576589 号文献において知られるような締結部材は、各プレートの互いに対面する各面で本質的に永続して関係するように2つのプレート部材を相互結合するように構成されている。締結部材が独国特許第 3532680 号文献において知られており、該締結部材は、プレートに対するある面においてロッドが回動するように、ロッドをプレートに取り付けて使用される。
【0003】各部材が1つ以上の軸を中心として互いに回動可能であるように2部材を相互結合することが可能な締結部材に対して需要がある。このような需要の例としては、マニキン本体のパーツがトルソーに取り付けられる場合である。ここでは、全ての身体のパーツがトルソーに対して全方向に(トルソーに対してそれ自体の軸を中心として少なくともある程度)回動可能であることが絶対的に必要とされる。
【0004】他の応用例として、例えば、ロッドとレバーアームとによる(例えばガス吸気の)伝動装置がある。ここでは、ロッドとレバーアームとの結合において多軸移動に対する必要性がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、請求項1において見られる前提部分及び特徴点にて記載されたタイプの締結部材を介して本発明により達成される。本発明の更なる特徴点が、従属請求項において知ることができる。
【0006】本発明は、2つのパーツ間の多軸運動を可能とする一方で、各パーツの確実な相互結合を提供するだけでなく、ツールを使用することなく各パーツを迅速に結合しかつ分離する可能性も提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して実施形態の一例により本発明をより詳細に記載する。本発明による締結ボルト1を図1〜図3において詳細に示している。この締結ボルトは、第1ヘッド要素2と第2ヘッド要素3とを有している。各ヘッド要素2,3は、概して同一のものであって、ヘッド要素3自体のみを詳細に記載する。
【0008】ヘッド要素3は、概して円形のディスク5を備えたヘッド部4を備えている。係合溝6がディスク5には形成されており、該溝はディスク5の直径方向に延在している。リブ7,8が係合溝6の両側に設けられており、該リブがディスク5の表面よりも上方に立ち上がっている。さらに、リブ9,10が各リブ7,8から直角方向に延在している。
【0009】梁11が、リブ10によりディスク5の外側端部から延在している。支持リブ12が、梁11から直角方向に延在し、かつディスク5の下面で径方向に延在している。横断方向リブ13が支持リブ12に対して直角方向に延在しており、かつ支持リブ12の両側にて係合溝6と平行に延在している。支持リブ12と横断リブ13は、ヘッド部4を強化する役割を果たしている。
【0010】フィン14が支持リブ12の梁11とは反対側の端部から突出している。これは、ヘッド要素3のヘッド部4とヘッド要素2の対応するヘッド部とを取り囲む仮想のシリンダの外側の弧に沿って延在している。
【0011】中間部材15が梁11とヘッド要素2の対応する梁との間に延在している。この中間部材は、U形状コネクタ19,20を介して結合された3つの本質的に平行なバー16,17,18を有する概略S形状を有している。よって、中間部材15は弾性を有しており、そのためヘッド要素2,3が図4に示すように互いに押圧される。押圧が解かれた場合には、中間部材15がその初期の形状へと跳ね返る。このようにして、ボルト1の長さを軸方向力の作用により短くすることができる。
【0012】図5は、マニキンの腕21の上部を示している。腕は貫通孔22を有しており、図ではこれを切断図として示している。ボルト1は孔内に位置している。孔22とボルト1の長さは、ヘッド要素2,3が孔22から若干突出するように一致している。
【0013】図6は、開口部24を有するトルソー23の一部を示している。開口部24は溝6の幅よりもいくらか短い厚さを有する端部25を有している。ボルト1が開口部24内に位置決めされるように示されている。ボルトを見ることができるようにするために、腕21が取り外されている;しかしながら、ボルトが腕21内の孔22を介して延在していることも理解すべきである。ボルトを開口部24内に位置決めするために、各ヘッド要素2,3が互いに押圧され、これによりボルトが開口部24を介して通過することができる。各ヘッド要素2,3の溝6を開口部24の端部25に整列させるように、ボルトを位置決めしても良い。次いで、ボルトに対する押圧が解かれ、溝6が端部25に係合する。この点で、ボルト(よって、腕21)が開口部24に取り付けられる。
【0014】開口部24が円形であるので、ボルト1がその横断方向軸線を中心として、矢印26に示すように開口部24内で回動しても良い。
【0015】図7は、如何に腕21がトルソー23に対して動くかを示している。図6における矢印26の方向への回動は、図7における矢印27の方向への回動に対応しており、かつ矢印28の方向へのスイベル移動(swivelling movement)は、ボルト1の長手方向軸を中心とする腕21の回動に対応している。
【0016】挿入した後にボルトが脱落することを防止するために、フィン14がボルト1を孔22内に取り付けることを維持する作用を果たしている。あるいは、孔とボルトとが密に取付けられるように、ボルトを孔に一致させても良い。
【0017】ボルトは、好ましくはプラスチック材料から形成されるが、金属から形成されてもよい。
【出願人】 【識別番号】599128170
【氏名又は名称】レーダル・メディカル・エーエス
【出願日】 平成12年10月20日(2000.10.20)
【代理人】 【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武 (外7名)
【公開番号】 特開2001−153128(P2001−153128A)
【公開日】 平成13年6月8日(2001.6.8)
【出願番号】 特願2000−321762(P2000−321762)