| 【発明の名称】 |
減圧タンクの真空制御システム |
| 【発明者】 |
【氏名】横井 康名
【氏名】久米 光一
【氏名】伊藤 義展
【氏名】永井 裕次
【氏名】加藤 利明
【氏名】加藤 雅美
【氏名】戸谷 晴夫
【氏名】横井 隆志
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| 【要約】 |
【課題】減圧用ポンプユニットの小型化、製造コスト及びランニングコストの低減化を図った減圧タンクの真空制御システムを提供すること。
【解決手段】減圧用ポンプユニットによる減圧操作と、減圧タンク側による減圧解除操作とが交互に行われる減圧タンクの真空制御システムであって、その減圧用ポンプユニットは、インバータ部を備えた第1モータにより駆動されるブースタポンプと、ブースタポンプの吐出口側に接続して第2モータにより一定回転数で駆動される後段真空ポンプと、第1モータ及び第2モータに接続された制御盤とからなり、減圧タンクに接続されたブースタポンプを後段真空ポンプと共に常に運転するように設け、かつ、減圧操作時にブースタポンプの回転数を高め、減圧解除操作時にブースタポンプの回転数を下げるようにインバータ部の駆動制御により第1モータの運転周波数を自動調節するように設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 減圧用ポンプユニットによる減圧操作と、減圧タンク側の開閉バルブを介して流入する大気による減圧解除操作とが短時間内に交互に行われる減圧タンクの真空制御システムであって、前記減圧用ポンプユニットは、インバータ部を備えた第1モータにより駆動されるブースタポンプと、該ブースタポンプの吐出口側に吸入口を接続して第2モータにより一定回転数で駆動される後段真空ポンプと、前記第1モータ及び第2モータに電気的に接続された制御盤とからなり、前記減圧タンクに吸入口が接続された前記ブースタポンプを後段真空ポンプと共に常に運転するように設け、かつ、前記減圧操作時にブースタポンプの回転数を高め、減圧解除操作時にブースタポンプの回転数を下げるように前記インバータ部の駆動制御により第1モータの運転周波数を自動調節するように設けたことを特徴とする減圧タンクの真空制御システム。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、食品類の真空パック処理等に使用される減圧タンクの真空制御システムに関する。 【0002】 【従来の技術】従来の食品類の真空パック処理に使用される減圧タンクの真空制御システムは、図6に示すように、真空パック処理を施すための減圧タンクaの排気口bに減圧用ポンプユニットUのブースタポンプfの吸入管gを接続し、そのブースタポンプfの吐出管hに後段真空ポンプiの吸入口を接続し、それら吸入管gと吐出管hとをバイパスバルブkを備えたバイパス回路jにより連通自在に設けた構成とされている。図中、mは吸入管gに設けた真空スイッチ、nはブースタポンプfを駆動するモータ、oは後段真空ポンプiを駆動するモータ、pはそれらのモータに電気的に接続された制御盤である。なお、減圧タンクaには外部の大気を取り入れるための開閉バルブc、消音器d、真空計eが設置されている。この真空制御システムの運転方法については、初めにバイパス回路jを開いて後段真空ポンプiだけを運転して減圧タンクa内を減圧し、真空スイッチmが所定真空圧を検知したときにブースタポンプfを起動すると共にバイパス回路jを閉じて減圧を促進させ、他方、真空パック処理後に減圧タンクa内の圧力が大気圧にされると、それを真空スイッチmが検知してブースタポンプfを停止させると共に再びバイパス回路jを開いて後段真空ポンプiをそのまま継続運転するようにされている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記した従来の減圧タンクの真空制御システムにおいて、減圧操作と減圧解除操作とが短時間内に交互に頻繁に行われるような場合には、ブースタポンプfやモータnに機械的なトラブルが生じやすい。そこで、上記後段真空ポンプiの設計排気速度は、通常ブースタポンプfのそれに対して約1/2〜1/5程度とされているところ、これをブースタポンプの設計排気速度とほぼ同じとすることにより、上記減圧及び減圧解除操作時にも常にブースタポンプを運転する等の対策がなされている。しかし、上記減圧用ポンプユニットUについては、製造コストやランニングコストが高くつき、複雑で大型化する等の問題があった。 【0004】この発明の目的は、減圧用ポンプユニットの小型化、製造コスト及びランニングコストの低減化を図った減圧タンクの真空制御システムを提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、減圧用ポンプユニットによる減圧操作と、減圧タンク側の開閉バルブを介して流入する大気による減圧解除操作とが短時間内に交互に行われる減圧タンクの真空制御システムであって、前記減圧用ポンプユニットは、インバータ部を備えた第1モータにより駆動されるブースタポンプと、該ブースタポンプの吐出口側に吸入口を接続して第2モータにより一定回転数で駆動される後段真空ポンプと、前記第1モータ及び第2モータに電気的に接続された制御盤とからなり、前記減圧タンクに吸入口が接続された前記ブースタポンプを後段真空ポンプと共に常に運転するように設け、かつ、前記減圧操作時にブースタポンプの回転数を高め、減圧解除操作時にブースタポンプの回転数を下げるように前記インバータ部の駆動制御により第1モータの運転周波数を自動調節するように設けたことを特徴とするものである。 【0006】 【発明の作用及び効果】(減圧タンクの減圧解除時)減圧用ポンプユニットのブースタポンプは後段真空ポンプと共に常に運転されるが、インバータ部で第1モータの出力電流を自己測定して予め設定された定格電流値を常に越えないように制御し第1モータの運転周波数の自動調節を行い、ブースタポンプを低い回転数で運転する。 【0007】(減圧タンクの減圧時)減圧用ポンプユニットの運転によって減圧タンク内の圧力が徐々に低下すると、ブースタポンプの駆動動力はそれに比例して小さくなる動力特性から、インバータ部では、第1モータの運転周波数を低い周波数から徐々に増加させて予め設定した商用周波数以上の周波数に増加させるように自動調節を行う。このため、ブースタポンプの回転数が商用周波数による運転時より増加し、減圧タンク内を短時間で減圧して真空状態に保持する。 【0008】この減圧タンクの真空制御システムによれば、減圧用ポンプユニットに用いるブースタポンプと後段真空ポンプとを小型化とすることができ、製造コスト及びランニングコストの低減化を図ることが可能である。加えて、従来の真空制御システムにおけるバイパス回路等の付属装置が不要となり、減圧用ポンプユニットの構造が簡素化されて保守管理が容易となるという利点を生ずる。また、ブースタポンプの頻繁な起動・停止操作がなくなり、インバータ部により起動されるので、ブースタポンプを駆動する第1モータの起動電流を下げることが可能となる。 【0009】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態例を図面に基づいて説明する。図1は真空パック処理を施すための減圧タンクの真空制御システムの概要を示す説明図、図2は減圧用ポンプユニットの圧力とモータの所要電流値との関係を表したグラフ、図3は減圧用ポンプユニットの圧力と排気速度との関係を表したグラフである。 【0010】図1に減圧用ポンプユニット1による減圧操作と、減圧タンク20側の開閉バルブ23を介して流入する大気による減圧解除操作とが短時間内に交互に行われる減圧タンクの真空制御システムの概要構成を示す。上記減圧用ポンプユニット1は、インバータ部3を備えた第1モータ2により駆動されるブースタポンプ4と、そのブースタポンプ4の吐出口4aに取り付けた吐出管5を介して吸入口7aを接続して第2モータ6により一定回転数で駆動される後段真空ポンプ7と、それら第1モータ2及び第2モータ6にケーブル8、ケーブル9で電気的に夫々接続された制御盤10とからなる。11は商用電源である。また、後段真空ポンプ7の設計排気速度は、ブースタポンプ4のそれに対して約1/2〜1/5程度とするのが適当である。 【0011】なお、上記第1モータ2についてはインバータ部3を備えないモータとし、インバータ部だけを制御盤10内に設ける態様とすることもできる。 【0012】上記ブースタポンプ4の吸入口4bは、真空パック処理を施すための減圧タンク20の排気管21に吸入管12を介して接続されている。その減圧タンク20には、消音器22を介して外部の大気を取り入れるための開閉バルブ23、真空計24を設置している。25は前記減圧タンク20に開閉自由に設けられた扉である。 【0013】以上のように構成された真空パック処理を施すための減圧タンクの真空制御システムの作用については、【発明の作用及び効果】の項で述べた内容と同じであるので、説明を省略する。 【0014】(実施例)本発明の減圧タンクの真空制御システムにおける減圧用ポンプユニットの圧力とモータの所要電流値との関係を下記条件により測定した。また、上述した従来の減圧タンクの真空制御システムについても同様の測定を行った。それらの測定結果を図2、図4のグラフに示す。 本発明のブースタポンプ 設計排気速度:1000m3/H (最高値1200m3/H:増速時) 第1モータ 出力:3.7Kw、定格電流:14A 後段真空ポンプ 設計排気速度: 350m3/H 第2モータ 出力:7.5Kw、定格電流:28A 従来のブースタポンプ 設計排気速度:1000m3/H モータ 出力:3.7Kw、定格電流:14A 後段真空ポンプ 設計排気速度:1000m3/H モータ 出力:22Kw、定格電流:80A【0015】その結果、本発明の減圧タンクの真空制御システムに係る第1モータ及び第2モータの所要電流値は従来のものに比べて明らかに半減しており、大きな省エネルギー効果を生ずることが確認された。 【0016】また、本発明の減圧タンクの真空制御システムにおける減圧用ポンプユニットの圧力と排気速度との関係を下記条件により測定した。また、上述した従来の減圧タンクの真空制御システムについても、ブースタポンプ及び後段真空ポンプの設計排気速度とモータの出力を同一として同様の測定を行った。それらの測定結果を図3、図5のグラフに示す。 本発明のブースタポンプ 設計排気速度:1000m3/H (最高値1200m3/H:増速時) 第1モータ 出力:3.7Kw 後段真空ポンプ 設計排気速度: 350m3/H 第2モータ 出力:7.5Kw 従来のブースタポンプ 設計排気速度:1000m3/H モータ 出力:3.7Kw 後段真空ポンプ 設計排気速度: 350m3/H モータ 出力:7.5Kw【0017】その結果、本発明の減圧タンクの真空制御システムにおいては、排気速度が増加して排気時間が短縮されることが確認された。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000127123 【氏名又は名称】株式会社アンレット
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| 【出願日】 |
平成12年3月13日(2000.3.13) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090239 【弁理士】 【氏名又は名称】三宅 始
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| 【公開番号】 |
特開2001−254682(P2001−254682A) |
| 【公開日】 |
平成13年9月21日(2001.9.21) |
| 【出願番号】 |
特願2000−68194(P2000−68194) |
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