| 【発明の名称】 |
振動式圧縮機 |
| 【発明者】 |
【氏名】川端 淳太
【氏名】森田 一郎
【氏名】稲垣 耕
【氏名】石田 貴規
【氏名】片山 誠
【氏名】林 陽
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| 【要約】 |
【課題】冷凍サイクル等に使用される振動式圧縮機において、摺動部の摩耗粉が摺動部に噛み込んで圧縮機が停止するといった信頼性の低下を防止することを目的としている。
【解決手段】一端が圧縮室9に開口し他端がシステムの高圧圧力側に開口した連通管14と、連通管14の圧縮室9側の開口部に取り付けた開閉弁15とから構成され、摺動部に摩耗粉が発生しても、圧縮機運転停止時にシステムの高圧圧力側の冷媒ガスを直接圧縮室内9に急激に流入することにより、摺動部に堆積した摩耗粉を排出できることから、摩耗粉が摺動部に堆積することを防止でき、圧縮機の停止といった信頼性の低下を防止することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 冷媒ガス空間を有する密閉ケーシングと、前記密閉ケーシング内に収納されたシリンダと、前記シリンダ内に挿入され圧縮室を形成するピストンと、固定子及び可動子とから構成されたモーターと、前記モーターの固定子や前記シリンダなどにより構成された固定要素と、前記モーターの可動子や前記可動子に連結された前記ピストンなどにより構成された可動要素と、一部が前記可動要素に固定され一部が前記固定要素に固定された弾性要素と、一端が前記シリンダに固定されたシリンダヘッド内の低圧室もしくは前記圧縮室に開口し他端がシステムの高圧圧力側に開口した連通管と前記連通管に取り付けられた開閉弁とを備えた振動式圧縮機。 【請求項2】 ピストンに空間を有し、前記空間と前記ピストンの外周部とを連通する連通穴を備えた請求項1記載の振動式圧縮機【請求項3】 冷媒ガス空間を有する密閉ケーシングと、前記密閉ケーシング内に収納されたシリンダと、前記シリンダ内に挿入され圧縮室を形成するピストンと、固定子及び可動子とから構成されたモーターと、前記モーターの固定子や前記シリンダなどにより構成された固定要素と、前記モーターの可動子や前記可動子に中空空間を有する連結棒で連結された前記ピストンなどにより構成された可動要素と、一部が前記可動要素に固定され一部が前記固定要素に固定された弾性要素と、一端が前記ピストン外周面に1個所以上開口し他端が前記連結棒の中空空間に開口した前記ピストン内に設けた気体流路と、一端が前記連結棒の中空空間に開口し他端がシステムの高圧圧力側もしくは前記圧縮室内に開口した流入管とを備えた振動式圧縮機。 【請求項4】 曲げ剛性の低い連結棒を備えた請求項3記載の振動式圧縮機【請求項5】 一端が前記連結棒の中空空間に開口し他端が連通管に開口し、断面積が前記中空空間並びに前記連通管より大きい内部空間を有する定圧室を備えた請求項3記載の振動式圧縮機。 【請求項6】 冷媒ガス空間を有する密閉ケーシングと、前記密閉ケーシング内に収納され内周面にら旋溝が設けられたシリンダと、前記シリンダ内に挿入され圧縮室を形成するピストンと、固定子及び可動子とから構成されたモーターと、前記モーターの固定子や前記シリンダなどにより構成された固定要素と、前記モーターの可動子と前記可動子に連結棒で連結された前記ピストンなどにより構成された可動要素と、一部が前記可動要素に固定され一部が前記固定要素に固定された弾性要素と、一端が前記シリンダ内周面に設けられたら旋溝に開口し他端がシステムの高圧圧力側もしくは前記圧縮室内に連通した冷媒流路とを備えた振動式圧縮機。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫、エアーコンディショナー等に使用される振動式圧縮機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の振動式圧縮機としては、実開昭58−116784号公報に記載されているものがある。以下図面を参照しながら上記従来の振動式圧縮機について説明する。 【0003】図9は従来の振動式圧縮機である。図9において、1は密閉ケーシング、1aは密閉ケーシング1内の冷媒ガス空間(低圧圧力)である。2は本体である。3はモーターで、固定子3aと可動子3bとから構成されている。4はシリンダ、5はシリンダ4内を摺動自在に挿入され、可動子3bに固定されたピストンである。6はブロックであり、シリンダ4に固定されている。7はシリンダ4に固定されたシリンダヘッドであり、シリンダヘッド7とシリンダ4から形成される低圧室7aと高圧室7bとから構成されている。8はピストン5をシリンダ4内で軸方向に移動可能なように支持している弾性要素である。9はシリンダ4とピストン5から構成される圧縮室である。 【0004】12はモーター3の可動子3b,ピストン4などから構成される可動要素であり、13はシリンダ4,モーター3の固定子3a,ブロック6などから構成される固定要素である。 【0005】また、本体2は可動要素12と固定要素13から構成してされており、サスペンションスプリング(図示せず)により、密閉ケーシング1内に弾性支持されている。 【0006】以上のように構成された振動式圧縮機について、以下その動作を説明する。 【0007】まず、商用交流電源を介してモーター3に通電することにより、ピストン5に固定された可動子3bは固定子3aの磁極の方向に磁気可変抵抗原理により吸引される。そして吸引時に、可動子3bとブロック6間に配設された弾性要素8に蓄えられた弾性力により逆方向に押され、この繰り返しによりピストン5は軸方向の往復運動を行う。 【0008】冷却システム(図示せず)からの冷媒ガスは、シリンダヘッド7内に配設された吸入弁(図示せず)を介してシリンダヘッド7の低圧室7aに導かれ、シリンダ4内の圧縮室9に至る。圧縮室9に至った冷媒ガスは、上述したピストン5の往復運動により圧縮される。 【0009】圧縮された冷媒ガスは、シリンダヘッド7内に配設された吐出弁(図示せず)を介して一旦シリンダヘッド7内の高圧室7bに吐出された後、吐出管(図示せず)を介してシステムに吐出される。 【0010】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来の構成では、圧縮機運転中に、シリンダ4内におけるピストン5の摺動により摩耗粉が摺動部に堆積し、堆積した摩耗粉が摺動部に噛み込んで圧縮機が停止するといった信頼性の低下の可能性があった。 【0011】本発明は、従来の問題を解決するもので、圧縮機運転中に、摺動部に摩耗粉が発生しても、圧縮機運転停止時にシステム内より高圧冷媒ガスをシリンダ内に急激に流入することにより、摺動部に堆積した摩耗粉を排出することから、摩耗粉が摺動部に堆積することを防止でき、圧縮機の停止といった信頼性の低下を防止することができる振動式圧縮機を提供することを目的としている。 【0012】また、上記従来の構成では、圧縮機運転中に、シリンダ4内にピストン5が固体接触することにより摩擦係数の上昇が生じ摺動損失が増加する可能性があった。 【0013】本発明は、従来の問題を解決するもので、圧縮機運転中に、ピストンの摺動部表面より冷媒ガスを吹き出すことにより、ピストンとシリンダ間の空隙を維持でき、金属接触の発生を無くし、摺動損失の増加を防止することができる振動式圧縮機を提供することを目的としている。 【0014】また、上記従来の構成では、圧縮機運転中に、シリンダ4内にピストン5が固体接触することにより摩擦係数の上昇して摺動損失が増加するとともに、摩耗粉が摺動部に堆積し、堆積した摩耗粉が摺動部に噛み込んで圧縮機が停止するといった信頼性の低下の可能性があった。 【0015】本発明は、従来の問題を解決するもので、圧縮機運転中に、シリンダの摺動面に設けられたら旋溝に冷媒ガスを流入することにより、ピストンとシリンダ間の金属接触を防止するとともに摺動部に摩耗粉が堆積することを防止することができる振動式圧縮機を提供することを目的としている。 【0016】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため本発明の振動式圧縮機は、冷媒ガス空間を有する密閉ケーシングと、前記密閉ケーシング内に収納されたシリンダと、前記シリンダ内に挿入され圧縮室を形成するピストンと、固定子及び可動子とから構成されたモーターと、前記モーターの固定子や前記シリンダなどにより構成された固定要素と、前記モーターの可動子や前記可動子に連結された前記ピストンなどにより構成された可動要素と、一端が前記シリンダに固定されたシリンダヘッド内の低圧室もしくは前記圧縮室に開口し他端がシステムの高圧圧力側に開口した連通管と前記連通管に取り付けられた開閉弁とから構成されている。 【0017】これにより、圧縮機運転中に、摺動部に摩耗粉が発生しても、圧縮機運転停止時にシステム内より高圧冷媒ガスを圧縮室内に急激に流入し、摺動部に堆積した摩耗粉を冷媒とともに排出することにより、摩耗粉が摺動部に堆積することを防止でき、圧縮機の停止といった信頼性の低下を防止することができる。 【0018】また、本発明の振動式圧縮機は、冷媒ガス空間を有する密閉ケーシングと、前記密閉ケーシング内に収納されたシリンダと、前記シリンダ内に挿入され圧縮室を形成する空間を有するピストンと、前記空間と前記ピストンの外周面に設けられた複数の貫通穴と、固定子及び可動子とから構成されたモーターと、前記モーターの固定子や前記シリンダなどにより構成された固定要素と、前記モーターの可動子や前記可動子に連結された前記ピストンなどにより構成された可動要素と、一部が前記可動要素に固定され一部が前記固定要素に固定された弾性要素と、一端が前記シリンダに固定されたシリンダヘッド内の低圧室もしくは前記圧縮室に開口し他端がシステムの高圧圧力側に開口した連通管と前記連通管に取り付けられた開閉弁とから構成されている。 【0019】これにより、圧縮機運転中に、摺動部に摩耗粉が発生しても、圧縮機運転停止時にシステム内より高圧冷媒ガスを圧縮室内に急激に流入し、摺動部に堆積した摩耗粉をピストン外周面の複数の貫通穴よりピストン内部の空間を経て冷媒とともに排出することにより、摩耗粉が摺動部に堆積することを防止でき、圧縮機の停止といった信頼性の低下を防止することができる。 【0020】また、本発明の振動式圧縮機は、冷媒ガス空間を有する密閉ケーシングと、前記密閉ケーシング内に収納されたシリンダと、前記シリンダ内に挿入され圧縮室を形成するピストンと、固定子及び可動子とから構成されたモーターと、前記モーターの固定子や前記シリンダなどにより構成された固定要素と、前記モーターの可動子や前記可動子に中空空間を有する連結棒で連結された前記ピストンなどにより構成された可動要素と、一部が前記可動要素に固定され一部が前記固定要素に固定された弾性要素と、一端が前記ピストン外周面に開口し他端が前記連結棒の中空空間に開口した前記ピストン内に設けられた気体流路と、一端が前記連結棒の中空空間に開口し他端がシステムの高圧圧力側もしくは前記圧縮室内に開口した流入管とから構成されている。 【0021】これにより、圧縮機運転中に、ピストンの摺動部表面より冷媒ガスを吹き出すことにより、ピストンとシリンダ間の空隙を維持でき、金属接触の発生を無くし、摺動損失の増加並びに摩耗の増加を防止することができる。 【0022】また、本発明の振動式圧縮機は、冷媒ガス空間を有する密閉ケーシングと、前記密閉ケーシング内に収納されたシリンダと、前記シリンダ内に挿入され圧縮室を形成するピストンと、固定子及び可動子とから構成されたモーターと、前記モーターの固定子や前記シリンダなどにより構成された固定要素と、前記モーターの可動子や前記可動子に中空空間を有する曲げ剛性の低い連結棒で連結された前記ピストンなどにより構成された可動要素と、一部が前記可動要素に固定され一部が前記固定要素に固定された弾性要素と、一端が前記ピストン外周面に開口し他端が前記弾性要素の中空空間に開口した前記ピストン内に設けられた気体流路と、一端が前記連結棒の中空空間に開口し他端がシステムの高圧圧力側もしくは前記圧縮室内に開口した流入管とから構成されている。 【0023】これにより、圧縮機運転中に、ピストンの摺動部表面より冷媒ガスを吹き出すことにより、ピストンとシリンダ間の空隙を均等になるように維持でき、金属接触の発生を無くし、摺動損失の増加並びに摩耗の増加を防止し、漏れ損失の増加を防止することができる。 【0024】また、本発明の振動式圧縮機は、冷媒ガス空間を有する密閉ケーシングと、前記密閉ケーシング内に収納されたシリンダと、前記シリンダ内に挿入され圧縮室を形成するピストンと、固定子及び可動子とから構成されたモーターと、前記モーターの固定子や前記シリンダなどにより構成された固定要素と、前記モーターの可動子や前記可動子に中空空間を有する連結棒で連結された前記ピストンなどにより構成された可動要素と、一部が前記可動要素に固定され一部が前記固定要素に固定された弾性要素と、一端が前記連結棒の中空空間に開口し他端が連通管に開口し、断面積が前記中空空間並びに前記連通管より大きい内部空間を有する定圧室と、一端が前記保圧室の内部空間に開口し他端がシステムの高圧圧力側もしくは前記圧縮室内に開口した流入管とから構成されている。 【0025】これにより、圧縮機運転中に、ピストンの摺動部表面より定圧室の内部空間を経て圧力変動が押さえられた冷媒ガスを吹き出すことにより、ピストンとシリンダ間の空隙を安定的に維持でき、金属接触の発生を無くし、摺動損失の増加並びに摩耗の増加を防止することができる。 【0026】また、本発明の振動式圧縮機は、冷媒ガス空間を有する密閉ケーシングと、前記密閉ケーシング内に収納され内周面にら旋溝が設けられたシリンダと、前記シリンダ内に挿入され圧縮室を形成するピストンと、固定子及び可動子とから構成されたモーターと、前記モーターの固定子や前記シリンダなどにより構成された固定要素と、前記モーターの可動子や前記可動子に連結棒で連結された前記ピストンなどにより構成された可動要素と、一部が前記可動要素に固定され一部が前記固定要素に固定された弾性要素と、一端が前記シリンダ内周面に設けられたら旋溝に開口し他端がシステムの高圧圧力側に連通した冷媒流路とから構成されている。 【0027】これにより、圧縮機運転中に、シリンダの摺動面に設けられたら旋溝に冷媒ガスを流入することにより、ピストンとシリンダ間の金属接触を防止するとともに摺動部に摩耗粉が堆積することを防止することができる。 【0028】 【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明は、冷媒ガス空間を有する密閉ケーシングと、前記密閉ケーシング内に収納されたシリンダと、前記シリンダ内に挿入され圧縮室を形成するピストンと、固定子及び可動子とから構成されたモーターと、前記モーターの固定子や前記シリンダなどにより構成された固定要素と、前記モーターの可動子や前記可動子に連結された前記ピストンなどにより構成された可動要素と、一部が前記可動要素に固定され一部が前記固定要素に固定された弾性要素と、一端が前記シリンダに固定されたシリンダヘッド内の低圧室もしくは前記圧縮室に開口し他端がシステムの高圧圧力側に開口した連通管と前記連通管に取り付けられた開閉弁とを備えたものであり、圧縮機運転中に、摺動部に摩耗粉が発生しても、圧縮機運転停止時にシステムの高圧圧力側の冷媒ガスを直接圧縮室内に急激に流入することにより、摺動部に堆積した摩耗粉が前記ピストンと前記シリンダ間を冷媒とともに移動し、排出できることから、摩耗粉が摺動部に堆積することを防止でき、圧縮機の停止といった信頼性の低下を防止することができるという作用を有する。 【0029】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に、さらに、空間を有するピストンと前記空間と前記ピストンの外周面に設けられた複数の貫通穴とを備えたものであり、圧縮機運転中に、摺動部に摩耗粉が発生しても、圧縮機運転停止時にシステムの高圧圧力側の冷媒ガスを直接圧縮室内に急激に流入することにより、摺動部に堆積した摩耗粉が冷媒ガスとともに移動し、ピストン外周面の複数の貫通穴よりピストン内部の空間を経て排出できることにより、摩耗粉が摺動部に堆積することを防止でき、圧縮機の停止といった信頼性の低下を防止することができるという作用を有する。 【0030】本発明の請求項3に記載の発明は、冷媒ガス空間を有する密閉ケーシングと、前記密閉ケーシング内に収納されたシリンダと、前記シリンダ内に挿入され圧縮室を形成するピストンと、固定子及び可動子とから構成されたモーターと、前記モーターの固定子や前記シリンダなどにより構成された固定要素と、前記モーターの可動子や前記可動子に中空空間を有する連結棒で連結された前記ピストンなどにより構成された可動要素と、一部が前記可動要素に固定され一部が前記固定要素に固定された弾性要素と、一端が前記ピストン外周面に開口し他端が前記連結棒の中空空間に開口した前記ピストン内に設けた気体流路と、一端が前記連結棒の中空空間に開口し他端がシステムの高圧圧力側もしくは前記圧縮室内に開口した流入管とを備えたものであり、圧縮機運転中に、システムの高圧圧力側より流入した冷媒ガスがピストンの摺動部表面より吹き出ることより、ピストンとシリンダ間に冷媒によるガス圧力が発生し、空隙が維持できることから金属接触の発生が無くなり、摺動損失の増加並びに摩耗の増加を防止することができるという作用を有する。 【0031】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明に、さらに、中空空間を有する曲げ剛性の低い連結棒を備えたものであり、圧縮機運転中に、システムの高圧圧力側より流入した冷媒ガスがピストンの摺動部表面より吹き出ることにより、ピストンとシリンダ間に冷媒によるガス圧力が発生し、空隙が維持できることから金属接触の発生が無くなり、摺動損失の増加並びに摩耗の増加を防止することができるという作用を有する。さらに、曲げ剛性の低い連結棒により空隙の間隔が一定となり漏れ損失の増加を防止することができるという作用を有する。 【0032】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明に、さらに、気体流路と流入管とをつなぐ断面積が前記中空空間並びに前記流入管より大きい内部空間を有する定圧室を備えたものであり、圧縮機運転中に、システムの高圧圧力側より流入した冷媒ガスが定圧室の内部空間に入ることにより、圧力変動が押さえられ、この変動の少ない冷媒ガスがピストンの摺動部表面より吹き出し、ピストンとシリンダ間に安定して冷媒によるガス圧力が発生し、空隙が維持できることから金属接触の発生が無くなり、摺動損失の増加並びに摩耗の増加を防止することができるという作用を有する。 【0033】本発明の請求項6に記載の発明は、冷媒ガス空間を有する密閉ケーシングと、前記密閉ケーシング内に収納され内周面にら旋溝が設けられたシリンダと、前記シリンダ内に挿入され圧縮室を形成するピストンと、固定子及び可動子とから構成されたモーターと、前記モーターの固定子や前記シリンダなどにより構成された固定要素と、前記モーターの可動子や前記可動子に連結棒で連結された前記ピストンなどにより構成された可動要素と、一部が前記可動要素に固定され一部が前記固定要素に固定された弾性要素と、一端が前記シリンダ内周面に設けられたら旋溝に開口し他端がシステムの高圧圧力側に連通した冷媒流路を備えたものであり、圧縮機運転中に、シリンダの摺動面に設けられたら旋溝に冷媒ガスを流入することにより、ピストンとシリンダ間に冷媒によるガス圧力が発生し、金属接触を防止するとともに冷媒ガスにより摺動部に摩耗粉が移動し、摺動部より排出することから摩耗粉が摺動部に堆積することを防止することができるという作用を有する。 【0034】 【実施例】以下、本発明による振動式圧縮機の実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。 【0035】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例による振動式圧縮機の縦断面図である。 【0036】図1において、14は一端がシリンダ4に固定されたシリンダヘッド7を貫通して圧縮室9に開口し他端がシステムの高圧圧力側(図示せず)に開口した連通管であり、15は連通管14に取り付けられた開閉弁である。 【0037】以上のように構成された振動式圧縮機について、以下その動作を説明する。 【0038】圧縮機運転中に、ピストン5は、シリンダ4内で往復摺動する。その際、開閉弁15は閉じている。しかし、圧縮機運転停止後に開閉弁15を開くことにより、システムの高圧圧力側の冷媒ガスが連通管14を通り、圧縮室9内に急激に直接流入する。この時、流入した冷媒の流れに乗って摺動部に堆積した摩耗粉がピストン5とシリンダ4間の空隙を移動して密閉ケーシング1内に排出される。 【0039】従って、摩耗粉が摺動部に堆積することを防止でき、圧縮機の停止といった信頼性の低下を防止できる。 【0040】以上のことから、本実施例の振動式圧縮機において、一端が圧縮室9に開口し他端がシステムの高圧圧力側(図示せず)に開口した連通管14と、連通管14に取り付けられた開閉弁15とから構成され、圧縮機運転中に、摺動部に摩耗粉が発生しても、圧縮機運転停止時にシステムの高圧圧力側の高圧冷媒ガスを直接圧縮室内9に急激に流入することにより、冷媒ガスとともに摺動部に堆積した摩耗粉がピストン5とシリンダ4間を移動することにより排出できることから、摩耗粉が摺動部に堆積することを防止でき、圧縮機の停止といった信頼性の低下を防止することができる。 【0041】なお、本実施例においては、一端を圧縮室9に開口した連通管14を例に挙げたが、シリンダ4に固定されたシリンダヘッド7の低圧室7aに連通管の開口部を設けても同様の効果が得られる。さらに、使用する冷媒に関係なく、例えば、HFC−134a系冷媒やハイドロカーボン、二酸化炭素等の自然冷媒を使用する場合においても同様の効果が得られる。さらに、圧縮機内に冷凍機油を封入しないオイルレス圧縮機とすることも可能である。 【0042】(実施例2)図2は本発明の第2の実施例による振動式圧縮機の縦断面図である。 【0043】図2において、16はピストンであり、17はピストン16内部に設けられ、密閉ケーシング1内への開口部が少なくても一個所以上ある空間であり、18はピストン16の外周表面に設けられた空間17への貫通穴である。 【0044】以上のように構成された振動式圧縮機について、以下その動作を説明する。 【0045】圧縮機運転中に、ピストン16は、シリンダ4内で往復摺動する。その際、開閉弁15は閉じている。しかし、圧縮機運転停止後に開閉弁15を開くことにより、システムの高圧圧力側の冷媒ガスが連通管14を通り、圧縮室9内に急激に直接流入する。この時、流入した冷媒の流れに乗って摺動部に堆積した摩耗粉が貫通穴18から空間17を移動して密閉ケーシング1内に排出される。 【0046】従って、摩耗粉が摺動部に堆積することを防止でき、圧縮機の停止といった信頼性の低下を防止できる。 【0047】以上のことから、本実施例の振動式圧縮機において、一端が圧縮室9に開口し他端がシステムの高圧圧力側(図示せず)に開口した連通管14と、連通管14に取り付けられた開閉弁15と、外周表面に1つ以上の貫通穴18が設けられた密閉ケーシング1内への開口部が少なくても一個所以上ある空間17を有するピストン16とから構成され、圧縮機運転中に、摺動部に摩耗粉が発生しても、圧縮機運転停止時にシステムの高圧圧力側の高圧冷媒ガスを直接圧縮室内9に急激に流入することにより、冷媒ガスとともに摺動部に堆積した摩耗粉が貫通穴18から空間17へと移動することにより排出できることから、摩耗粉が摺動部に堆積することを防止でき、圧縮機の停止といった信頼性の低下を防止することができる。 【0048】なお、本実施例においては、一端を圧縮室9に開口した連通管14を例に挙げたが、シリンダ4に固定されたシリンダヘッド7の低圧室7aに連通管の開口部を設けても同様の効果が得られる。さらに、使用する冷媒に関係なく、例えば、HFC−134a系冷媒やハイドロカーボン、二酸化炭素等の自然冷媒を使用する場合においても同様の効果が得られる。さらに、圧縮機内に冷凍機油を封入しないオイルレス圧縮機とすることも可能である。 【0049】(実施例3)図3は本発明の第3の実施例による振動式圧縮機の縦断面図である。図4は同実施例の要部断面図である。 【0050】図3、4において、19はピストンであり、20は連通棒であり、21は連通棒20内に設けられた中空空間であり、22は一端がピストン19外周面に開口し他端が連結棒20の中空空間21に開口したピストン19内に設けた気体流路であり、23は一端が連結棒20の中空空間21に開口し他端がシステムの高圧圧力側(図示せず)に開口した流入管23である。 【0051】以上のように構成された振動式圧縮機について、以下その動作を説明する。 【0052】圧縮機運転中に、ピストン19は、シリンダ4内で往復摺動する。その際、システムの高圧圧力側より流入した冷媒ガスが流入管23、連通棒20の中空空間21、ピストン19内の気体通路22を経てピストン19の摺動部表面より吹き出すことにより、ピストン19とシリンダ4間に冷媒によるガス圧力が発生し、空隙が維持できることから金属接触の発生が無くなる。 【0053】従って、摺動損失の増加並びに摩耗の増加を防止することができる。 【0054】以上のことから、本実施例の振動式圧縮機において、一端がピストン19外周面に開口し他端が連結棒20の中空空間21に開口したピストン19内に設けた気体流路22と、一端が連結棒20の中空空間21に開口し他端がシステムの高圧圧力側(図示せず)に開口した流入管23とから構成され、圧縮機運転中に、システムの高圧圧力側より流入した冷媒ガスがピストン19の摺動部表面から吹き出すことより、ピストン19とシリンダ4間に冷媒によるガス圧力が発生し、空隙が維持できることから金属接触の発生が無くなり、摺動損失の増加並びに摩耗の増加を防止することができる。 【0055】なお、本実施例においては、一端がシステムの高圧圧力側(図示せず)に開口した流入管23を例に挙げたが、圧縮室9に流入管23の開口部を設けても同様の効果が得られる。さらに、使用する冷媒に関係なく、例えば、HFC−134a系冷媒やハイドロカーボン、二酸化炭素等の自然冷媒を使用する場合においても同様の効果が得られる。さらに、圧縮機内に冷凍機油を封入しないオイルレス圧縮機とすることも可能である。 【0056】(実施例4)図5は本発明の第4の実施例による振動式圧縮機の縦断面図である。 【0057】図5において、24は中空空間21を有する曲げ剛性の低い連結棒である。 【0058】以上のように構成された振動式圧縮機について、以下その動作を説明する。 【0059】圧縮機運転中に、ピストン19は、シリンダ4内で往復摺動する。その際、システムの高圧圧力側より流入した冷媒ガスが流入管23、連通棒24の中空空間21、ピストン19内の気体通路22を経てピストン19の摺動部表面より吹き出すことにより、ピストン19とシリンダ4間に流入された冷媒ガスによる圧力が発生し、空隙が維持できることから金属接触の発生が無くなる。さらに、曲げ剛性の低い連結棒とすることにより、吹き出した冷媒ガスにより連結棒24が曲げられる。ことから、シリンダ4内でピストン19が移動し、ピストン19とシリンダ4の位置が空隙の間隔が一定となるように変化し、冷媒ガスの漏れ量が少なくなる。 【0060】従って、摺動損失の増加並びに摩耗の増加を防止し、漏れ損失の増加を防止することができる。 【0061】以上のことから、本実施例の振動式圧縮機において、一端がピストン19外周面に開口し他端が曲げ剛性の低い連結棒24の中空空間21に開口したピストン19内に設けた気体流路22と、一端が連結棒24の中空空間21に開口し他端がシステムの高圧圧力側(図示せず)に開口した流入管23とから構成され、圧縮機運転中に、システムの高圧圧力側より流入した冷媒ガスがピストン19の摺動部表面から吹き出すことより、ピストン19とシリンダ4間に冷媒によるガス圧力が発生し、空隙が維持できることから金属接触の発生が無くなり、摺動損失の増加並びに摩耗の増加を防止することができる。さらに曲げ剛性の低い連結棒により空隙の間隔が一定となり漏れ損失の増加を防止することができる。 【0062】なお、本実施例においては、一端がシステムの高圧圧力側(図示せず)に開口した連通管23を例に挙げたが、圧縮室9に連通管23の開口部を設けても同様の効果が得られる。さらに、使用する冷媒に関係なく、例えば、HFC−134a系冷媒やハイドロカーボン、二酸化炭素等の自然冷媒を使用する場合においても同様の効果が得られる。さらに、圧縮機内に冷凍機油を封入しないオイルレス圧縮機とすることも可能である。 【0063】(実施例5)図6は本発明の第5の実施例による振動式圧縮機の縦断面図である。 【0064】図6において、25は定圧室であり、26は連結棒20内に設けられた中空空間21並びに流入管23に連通している内部空間である。 【0065】以上のように構成された振動式圧縮機について、以下その動作を説明する。 【0066】圧縮機運転中に、ピストン19は、シリンダ4内で往復摺動する。その際、システムの高圧圧力側より流入した冷媒ガスが流入管23を経て定圧室25内の内部空間26に入る。その時、断面積が中空空間21並びに流入管23より大きいことから冷媒の圧力変動が緩和される。その後、圧力変動の少ない安定な冷媒ガスとなり、連通棒20の中空空間21、ピストン19内の気体通路22を経てピストン19の摺動部表面より吹き出すことにより、ピストン19とシリンダ4間に流入された冷媒ガスによる圧力が安定して発生し、空隙が維持できることから金属接触の発生が無くなる。 【0067】従って、摺動損失の増加並びに摩耗の増加を防止することができる。 【0068】以上のことから、本実施例の振動式圧縮機において、一端がピストン19外周面に開口し他端が連結棒20の中空空間21に開口したピストン19内に設けた気体流路22と、連結棒20内に設けられた中空空間21並びに流入管23に連通している内部空間26を有する定圧室25と、一端が連結棒20の中空空間21に開口し他端がシステムの高圧圧力側(図示せず)に開口した流入管23とから構成され、圧縮機運転中に、システムの高圧圧力側より流入した冷媒ガスが定圧室25の内部空間26を通ることにより、圧力変動が少ない冷媒ガスとなりピストン19の摺動部表面から吹き出すことにより、ピストン19とシリンダ4間に冷媒によるガス圧力が発生し、空隙が維持できることから金属接触の発生が無くなり、摺動損失の増加並びに摩耗の増加を防止することができる。 【0069】なお、本実施例においては、一端がシステムの高圧圧力側(図示せず)に開口した流入管23を例に挙げたが、圧縮室9に流入管23の開口部を設けても同様の効果が得られる。さらに、使用する冷媒に関係なく、例えば、HFC−134a系冷媒やハイドロカーボン、二酸化炭素等の自然冷媒を使用する場合においても同様の効果が得られる。さらに、圧縮機内に冷凍機油を封入しないオイルレス圧縮機とすることも可能である。 【0070】(実施例6)図7は本発明の第6の実施例による振動式圧縮機の縦断面図である。図8は同実施例の要部断面図である。 【0071】図7、8において、27はシリンダであり、28はシリンダの内周面に設けられたら旋溝であり、29は一端がシリンダ27内周面に設けられたら旋溝に開口している冷媒流路30に開口して他端がシステムの高圧圧力側(図示せず)に連通した気体流路である。 【0072】以上のように構成された振動式圧縮機について、以下その動作を説明する。 【0073】圧縮機運転中に、ピストン5は、シリンダ27内で往復摺動する。その際、システム内から高圧の冷媒ガスが連結管29、冷媒流路30を経てシリンダ27の摺動面に設けられたら旋溝28に流入することにより、ピストン5とシリンダ27間に冷媒によるガス圧力が発生し、金属接触を防止するとともに冷媒ガスにより摺動部に摩耗粉が移動し、摺動部より排出できることから摩耗粉が摺動部に堆積することを防止することができる。 【0074】従って、圧縮機の停止といった信頼性の低下並びに摺動損失の増加を防止できる。 【0075】以上のことから、本実施例の振動式圧縮機において、内周面にら旋溝28を設けたシリンダ27と一端がら旋溝28に開口し他端がシステムの高圧圧力側に連通した連結管29に開口した冷媒流路29とから構成され、圧縮機運転中に、シリンダの摺動面に設けたら旋溝に冷媒ガスを流入することにより、ピストンとシリンダ間に冷媒によるガス圧力が発生し、金属接触を防止するとともに冷媒ガスにより摺動部に摩耗粉が移動し、摺動部より排出することから摩耗粉が摺動部に堆積することを防止する。 【0076】なお、使用する冷媒に関係なく、例えば、HFC−134a系冷媒やハイドロカーボン、二酸化炭素等の自然冷媒を使用する場合においても同様の効果が得られる。さらに、圧縮機内に冷凍機油を封入しないオイルレス圧縮機とすることも可能である。 【0077】 【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発明は、冷媒ガス空間を有する密閉ケーシングと、前記密閉ケーシング内に収納されたシリンダと、前記シリンダ内に挿入され圧縮室を形成するピストンと、固定子及び可動子とから構成されたモーターと、前記モーターの固定子や前記シリンダなどにより構成された固定要素と、前記モーターの可動子や前記可動子に連結された前記ピストンなどにより構成された可動要素と、一部が前記可動要素に固定され一部が前記固定要素に固定された弾性要素と、一端が前記シリンダに固定されたシリンダヘッド内の低圧室もしくは前記圧縮室に開口し他端がシステムの高圧圧力側に開口した連通管と、前記連通管に取り付けられた開閉弁とを備えたものであり、圧縮機運転中に、摺動部に摩耗粉が発生しても、圧縮機運転停止時にシステムの高圧圧力側の冷媒ガスを直接圧縮室内に急激に流入することにより、冷媒ガスとともに摺動部に堆積した摩耗粉が前記ピストンと前記シリンダ間を移動して排出できることから、摩耗粉が摺動部に堆積することを防止でき、圧縮機の停止といった信頼性の低下を防止することができる。 【0078】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に、さらに、空間を有するピストンと前記空間と前記ピストンの外周面に設けられた複数の貫通穴とを備えたものであり、圧縮機運転中に、摺動部に摩耗粉が発生しても、圧縮機運転停止時にシステムの高圧圧力側の冷媒ガスを直接圧縮室内に急激に流入することにより、冷媒ガスとともに摺動部に堆積した摩耗粉をピストン外周面の複数の貫通穴より中空空間を経て排出できることから、摩耗粉が摺動部に堆積することを防止でき、圧縮機の停止といった信頼性の低下を防止することができる。 【0079】本発明の請求項3に記載の発明は、冷媒ガス空間を有する密閉ケーシングと、前記密閉ケーシング内に収納されたシリンダと、前記シリンダ内に挿入され圧縮室を形成するピストンと、固定子及び可動子とから構成されたモーターと、前記モーターの固定子や前記シリンダなどにより構成された固定要素と、前記モーターの可動子や前記可動子に中空空間を有する連結棒で連結された前記ピストンなどにより構成された可動要素と、一部が前記可動要素に固定され一部が前記固定要素に固定された弾性要素と、一端が前記ピストン外周面に開口し他端が前記連結棒の中空空間に開口した前記ピストン内に設けた気体流路と、一端が前記連結棒の中空空間に開口し他端がシステムの高圧圧力側もしくは前記圧縮室内に開口した流入管とを備えたものであり、圧縮機運転中に、システムの高圧圧力側より流入した冷媒ガスがピストンの摺動部表面より吹き出ることより、ピストンとシリンダ間に冷媒によるガス圧力が発生し、空隙が維持できることから金属接触の発生が無くなり、摺動損失の増加並びに摩耗の増加を防止することができる。 【0080】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明に、さらに、中空空間を有する曲げ剛性の低い連結棒を備えたものであり、圧縮機運転中に、システムの高圧圧力側より流入した冷媒ガスがピストンの摺動部表面より吹き出ることにより、ピストンとシリンダ間に冷媒によるガス圧力が発生し、空隙が維持できることから金属接触の発生が無くなり、摺動損失の増加並びに摩耗の増加を防止することができるという作用を有する。さらに、曲げ剛性の低い連結棒により空隙の間隔が一定となり漏れ損失の増加を防止することができる。 【0081】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明に、さらに、気体流路と連通管とをつなぐ断面積が前記気体流路並びに連通管より大きい内部空間を有する定圧室を備えたものであり、圧縮機運転中に、システムの高圧圧力側より流入した冷媒ガスが定圧室の中空空間に一旦開放されることより、圧力変動が押さえられた冷媒ガスがピストンの摺動部表面より吹き出し、ピストンとシリンダ間に安定して冷媒によるガス圧力が発生し、空隙が維持できることから金属接触の発生が無くなり、摺動損失の増加並びに摩耗の増加を防止することができる。 【0082】本発明の請求項6に記載の発明は、冷媒ガス空間を有する密閉ケーシングと、前記密閉ケーシング内に収納され内周面にら旋溝が設けられたたシリンダと、前記シリンダ内に挿入され圧縮室を形成するピストンと、固定子及び可動子とから構成されたモーターと、前記モーターの固定子や前記シリンダなどにより構成された固定要素と、前記モーターの可動子や前記可動子に連結棒で連結された前記ピストンなどにより構成された可動要素と、一部が前記可動要素に固定され一部が前記固定要素に固定された弾性要素と、一端が前記シリンダ内周面に設けられたら旋溝に開口し他端がシステムの高圧圧力側に連通した冷媒流路とを備えたものであり、圧縮機運転中に、シリンダの摺動面に設けたら旋溝に冷媒ガスを流入することにより、ピストンとシリンダ間に冷媒によるガス圧力が発生し、金属接触を防止するとともに冷媒ガスにより摩耗粉を移動させ、摺動部より排出できることから摩耗粉が摺動部に堆積することを防止することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004488 【氏名又は名称】松下冷機株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年1月18日(2000.1.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100097445 【弁理士】 【氏名又は名称】岩橋 文雄 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−200788(P2001−200788A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月27日(2001.7.27) |
| 【出願番号】 |
特願2000−8913(P2000−8913) |
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