| 【発明の名称】 |
イグニッションコイル |
| 【発明者】 |
【氏名】金子 行雄
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】ケース5の底部に直立するごとくコア1が樹脂により固着され、ケース5の内部にボビン2が配置され、前記ボビン2の内側に一次コイル3が巻回され、前記ボビン2の外側に設けられた鍔部2aに二次コイル4が巻回され前記二次コイルの先端部はハイテンションコード6に接続され、前記コア1にはヨーク7が接続されたイグニッションコイルにおいて、前記ハイテンションコード6を挿入するための筒状突起部5aを前記ケース5の内部に一体成形し、且つ前記二次コイル4の高圧側を前記ハイテンションコード6の挿入方向と反対側へ配置するようにしたことを特徴とするイグニッションコイル。 【請求項2】コア1、ボビン2、ケース5全てを角型に統一したことを特徴とする請求項1記載のイグニッションコイル。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はイグニッションコイルの小型化に関するものである。【0002】 【従来の技術】エンジン点火等等に用いられる、イグニッションコイルの例としては例えば、実開昭60-41031号に開示されているものがある。本願の図2に実開昭60-41031号の図1、本願の図3に実開昭60-41031号の図10を示す。図2は実開昭60-41031号の点火コイルの全体斜視図、図3は実開昭60-41031号の点火コイルを取り付けた状態の側面図である。図2及び図3において1はコア、2はボビン、3は一次コイル、4は二次コイル、5はケース、5aは筒状突起部、6はハイテンションコード、7及び7’はヨークである。 【0003】コア1は珪素鋼板からなる薄いコアを複数枚、積層してあるので、コア1の形状は立体的で角型になっている。 【0004】ボビン2は中空円筒状で高さ方向に複数個の鍔部が設けられ、鍔部によりボビン2には複数個の凹みが形成されている。ボビン2の内側には一次コイル3が巻回され、ボビン2の外側には二次コイル4が巻回されている。イグニッションコイルの出力電圧は数十kVにも達するので、コイルの巻線同志が接触して絶縁破壊することを避けるために、二次コイル4は鍔部によって形成された凹みに分けて巻回されている。従って巻き始めと巻き終わりが、必ず上下方向に別れるので、巻線同志が接触して絶縁破壊することはない。二次コイル4の先端の高圧部はハイテンションコード6に接続されている。 【0005】ケース5には、ケース5の底部にコア1が直立する形状でコア1が一体成形されている。また、ケース5の内部にはコア1を貫通するごとくボビン2が配置されている。コア1の長辺方向の両端には、ヨーク7及び7’が接続されている。 【0006】イグニッションコイルのコアは、イグニッションコイルの動作の安定化を図るため、またコア1を保護するためにケース5に強固に固定されている必要がある。実開昭60-41031号では、樹脂をケース5の内側に充填させて、インサート成形をする事によってコア1を固定し、二次コイル4の出力電圧に耐え得る絶縁性が確保されている。 【0007】ケース5には、底部に直立する形状でコア1が一体成形され、内側に一次コイル3が外側に二次コイル4が巻回されたボビン2が配置されている。ケース5は上から見ると前方後円型で、底部にはハイテンションコード6を収納するための筒状突起部5aが、ケース5の底部から下方に突き出す形状で設けられている。 【0008】次に実開昭60-41031号のイグニッションコイルの動作について説明する。図示しないフライホイールの回転に伴って、コア1、ヨーク7、ヨーク7’に磁束が通り、一次コイル3間に電圧が発生し、図示しないイグナイターが動作する。前記イグナイターが動作することで、一次コイル3の電流が急激に遮断される。一次コイルの電流が急激に遮断されることによって、電磁誘導作用によって二次コイル4に高電圧が誘起される。そして、二次コイル4に誘発された電圧を、点火プラグをスパークさせるための電力として取り出す。 【0009】実開昭60-41031号では、コア1は珪素鋼板からなる薄いコアを複数枚積層することによって造られている為、コア1の形状は立体的で角型になっている。しかし、実開昭60-41031号のイグニッションコイルは、コア1が角型であるのに対し、ボビン2は円形であり、ケース5はボビン2に合わせて前方後円型であった。この為に、コア1とボビン2、及びボビン2とケース5間にデッドスペースが生じ、イグニッションコイル全体が大型化していた。 【0010】また、筒状突起部5aがケース5の底部からはみ出しており、前記筒状突起部5aが突き出す空間的スペースによって、イグニッションコイルが大型化する傾向にあった。更には、筒状突起部5aはケース5の底部から突き出す形状で設けられているので、組み立ての際などに、応力が掛かると折れたり割れたりする危険性があった。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題に鑑み、出力を低下させることなく、小型で外観がコンパクトで筒状突起部5aが折れる危険性のないイグニッションコイルを提供するものである。 【0012】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ハイテンションコード6を挿入するための筒状突起部5aをケース5の内部に一体成形し、且つ二次コイル4の高圧側をハイテンションコード6の挿入方向と反対側へ配置するようにしたことでケース5の小型化とコンパクト化を実現した。請求項2の発明は、コア1、ボビン2、ケース5全てを角型に統一したことで、デッドスペースを作ることなくイグニッションコイル全体の小型化を実現した。 【0013】 【発明の実施の形態】図1に本発明のイグニッションコイルの一実施例を示す。図1において1はコア、2はボビン、3は一次コイル、4は二次コイル、5はケース、5aは筒状突起部、6はハイテンションコード、7及び7’はヨークである。 【0014】コア1は珪素鋼板からなる薄いコアを複数枚、積層することによって造られているので、コア1の形状は立体的で角型になっている。 【0015】ボビン2はコア1の形状に合わせて角型の筒状になっている。ボビン2の高さ方向に複数個の鍔部2aが設けられ、鍔部2aによりボビン2には複数個の凹みが形成されている。ケース5には、ケース5の底部にコア1が直立する形状でコア1が一体成形されている。また、ケース5にはコア1を貫通するごとくボビン2が配置されている。コア1の長辺方向の両端にはヨーク7及び7’が接続されている。 【0016】イグニッションコイルのコアは、イグニッションコイルの動作の安定化を図るため又コア1を保護するため、ケース5に強固に固定されている必要がある。本実施例では、樹脂をケース5の内側に充填させて、インサート成形をする事によってコア1を固定し、二次コイル4の出力電圧に耐え得る絶縁性が確保されている。 【0017】ボビン2の内側には一次コイル3が巻回され、ボビン2の外側には二次コイル4が巻回されている。イグニッションコイルの出力電圧は数十kVにも達するので、コイルの巻線同志が接触して絶縁破壊することを避けるために、二次コイル4は鍔部2aによって形成された凹みに分けて巻回されている。従って巻き始めと巻き終わりが、必ず上下方向に別れるので、巻線同志が接触して絶縁破壊することはない。 【0018】二次コイル4は巻き始めがボビン2の底部から始まって、ボビン2の上部に向かうように巻かれているので、二次コイル4の巻き終わりは、ボビン2の上部に来る。ボビン2の上部はケース5の上部でもある。二次コイル4の先端の高圧部はハイテンションコード6に接続され、ハイテンションコード6はケース5に設けられた筒状突起部5aに収められている。 【0019】ハイテンションコード6を収めるための筒状突起部5aは、ケース5に一体成形することで、ケース5の内部に設けられている。二次コイル4はケース5の底部から上部に向かって巻回されているので、二次コイル4の巻き終わりが接続されたハイテンションコード6はケース5の上部から底部に向かって筒状突起部5aに収められている。このため、筒状突起部5aはケース5の外側に露出しないので、ケース5に応力が掛かっても、筒状突起部5aが折れる危険性がなくなった。また、筒状突起部5aがケース5の外側に突き出さないので、ケース5の外観がコンパクトになり小型化が実現できた。 【0020】ケース5には、底部に直立する形状でコア1が一体成形され、内側に一次コイル3が外側に二次コイル4が巻回されたボビン2が配置されている。ケース5はボビン2の形状に合わせて角型になっている。そのため、コア1、ボビン2、ケース5の間にデッドスペースが生じなくなり、ケース5を小型化することができ、イグニッションコイル全体の更なる小型化も可能になった。 【0021】次に、本発明のイグニッションコイルの動作について説明する。図示しないフライホイールの回転に伴って、コア1、ヨーク7、ヨーク7’に磁束が通り、一次コイル3間に電圧が発生し、図示しないイグナイターが動作する。前記イグナイターが動作することで、一次コイル3の電流が急激に遮断される。一次コイルの電流が急激に遮断されることによって、電磁誘導作用によって二次コイル4に高電圧が誘起される。そして、二次コイル4に誘発された起電力を、点火プラグをスパークさせるための電力として取り出す。 【0022】 【発明の効果】以上説明した様に、ハイテンションコード6を挿入するための筒状突起部5aをケース5の内部に一体成形し、且つ二次コイル4の高圧側をハイテンションコード6の挿入方向と反対側へ配置するようにしたことにより、筒状突起部5aはケース5の外側に露出しないので、ケース5に応力が掛かっても、筒状突起部5aが折れる危険性がなくなった。また、筒状突起部5aがケース5の外側に突き出さないので、ケース5の外観がコンパクトになり小型化が実現できた。 【0023】また、コア、一次コイル、二次コイル、ケース全てを角型に統一したことにより、無駄なスペースを作る事無く、ケースの外形を最小限に抑えることが可能になり、イグニッションコイル全体の小型化が可能となった。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002037 【氏名又は名称】新電元工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年6月16日(2000.6.16) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2001−355559(P2001−355559A) |
| 【公開日】 |
平成13年12月26日(2001.12.26) |
| 【出願番号】 |
特願2000−180685(P2000−180685) |
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