| 【発明の名称】 |
火花点火式エンジン |
| 【発明者】 |
【氏名】磯島 宏明
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】イグナイタ1と点火プラグ2と通電遮断器3とを備え、イグナイタ1と点火プラグ2とをエンジン4に取り付け、所定のエンジン操作時には、イグナイタ1から点火プラグ2への通電を通電遮断器3で遮断するようにした、火花点火式エンジンにおいて、ブラケット5を介して点火プラグ2の上方に点火プラグカバー6を支持させ、このブラケット5に通電遮断器3を取り付け、通電遮断器3と点火プラグ2とを、その上方から点火プラグカバー6で覆った。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 イグナイタ(1)と点火プラグ(2)と通電遮断器(3)とを備え、イグナイタ(1)と点火プラグ(2)とをエンジン(4)に取り付け、所定のエンジン操作時には、イグナイタ(1)から点火プラグ(2)への通電を通電遮断器(3)で遮断するようにした、火花点火式エンジンにおいて、ブラケット(5)を介して点火プラグ(2)の上方に点火プラグカバー(6)を支持させ、このブラケット(5)に通電遮断器(3)を取り付け、通電遮断器(3)と点火プラグ(2)とを、その上方から点火プラグカバー(6)で覆った、ことを特徴とする火花点火式エンジン。 【請求項2】 請求項1に記載した火花点火式エンジンにおいて、エンジン(4)がシリンダ(7)の傾斜した傾斜型エンジンであって、シリンダブロック(8)の上方に燃料タンク(9)を配置し、この燃料タンク(9)とヘッドカバー(11)との間で、シリンダヘッド(10)の上方にスペース(12)を形成し、このスペース(12)の外に排気マフラ(13)を配置し、燃料タンク(9)に前記ブラケット(5)を支持させ、このブラケット(5)と点火プラグ(2)とを上記スペース(12)に臨ませ、このスペース(12)内に前記通電遮断器(3)を収容した、ことを特徴とする火花点火式エンジン。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、火花点火式エンジンに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、火花点火式エンジンとして、イグナイタと点火プラグと通電遮断器とを備え、イグナイタと点火プラグとをエンジンに取り付け、所定のエンジン操作時には、イグナイタから点火プラグへの通電を通電遮断器で遮断するようにしたものがある。所定のエンジン操作時とは、例えば、クラッチがONになったままでのエンジン始動操作時等をいう。この従来の火花点火式エンジンでは、イグナイタと点火プラグとは、エンジンに取り付けられているが、通電遮断器は、エンジンを搭載している機体に、エンジンから離れて配置されている。また、点火プラグと通電遮断器とは、防水のため、そのぞれカバーで覆われている。傾斜エンジンでは、カバーの代わりに、点火プラグをその上方から燃料タンクや排気マフラで覆っているものもある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来技術には、次の問題がある。 《1》点火系のメンテナンスが不便である。イグナイタと点火プラグとはエンジンに取り付けられているが、通電遮断器は、エンジンから離れているため、これら点火系のメンテナンスは、離れた個所で別々に行う必要があり、点火系のメンテナンスが不便である。 【0004】《2》イグナイタと通電遮断器とを接続する配線が長い。イグナイタと通電遮断器とが離れているため、これらを接続する配線が長く、配線の引き回しが困難になる。 【0005】《3》部品点数が多い。点火プラグと通電遮断器をそれぞれ別のカバーで覆う場合には、カバーが2点必要となり、部品点数が多い。 【0006】《4》点火プラグの着脱が困難である。点火プラグがその上方から燃料タンクや排気マフラで覆われている場合には、これらの取り外しが必要になる場合があり、点火プラグの着脱が困難である。 【0007】本発明の課題は、上記問題点を解決できる、火花点火式エンジンを提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】(請求項1の発明)請求項1の発明の構成は、次の通りである。図1〜図3に示すように、イグナイタ(1)と点火プラグ(2)と通電遮断器(3)とを備え、イグナイタ(1)と点火プラグ(2)とをエンジン(4)に取り付け、所定のエンジン操作時には、イグナイタ(1)から点火プラグ(2)への通電を通電遮断器(3)で遮断するようにした、火花点火式エンジンにおいて、ブラケット(5)を介して点火プラグ(2)の上方に点火プラグカバー(6)を支持させ、このブラケット(5)に通電遮断器(3)を取り付け、通電遮断器(3)と点火プラグ(2)とを、その上方から点火プラグカバー(6)で覆った、ことを特徴とする火花点火式エンジン。 【0009】(請求項2の発明)請求項2の発明の構成は、次の通りである。請求項1に記載した火花点火式エンジンにおいて、図1〜図3に示すように、エンジン(4)がシリンダ(7)の傾斜した傾斜型エンジンであって、シリンダブロック(8)の上方に燃料タンク(9)を配置し、この燃料タンク(9)とヘッドカバー(11)との間で、シリンダヘッド(10)の上方にスペース(12)を形成し、このスペース(12)の外に排気マフラ(13)を配置し、燃料タンク(9)に前記ブラケット(5)を支持させ、このブラケット(5)と点火プラグ(2)とを上記スペース(12)に臨ませ、このスペース(12)に前記通電遮断器(3)を収容した、ことを特徴とする火花点火式エンジン。 【0010】 【発明の作用及び効果】(請求項1の発明)請求項1の発明は、次の作用効果を奏する。 《1》点火系のメンテナンスが便利になる。図1〜図3に示すように、点火プラグカバー(6)のブラケット(5)に通電遮断器(3)を取り付けるため、エンジン(4)に取り付けたイグナイタ(1)と点火プラグ(2)の近くに通電遮断器(3)が配置され、これらの点火系のメンテナンスを接近した個所で一括して行うことができ、点火系のメンテナンスが便利になる。 【0011】《2》イグナイタと通電遮断器とを接続する配線が短くなる。図2に示すように、イグナイタ(1)と通電遮断器(3)とが近づくため、これらを接続する配線(14)が短くなり、配線(14)の引き回しが容易になる。 【0012】《3》部品点数を少なくすることができる。図1〜図3に示すように、点火プラグカバー(6)で通電遮断器(3)のカバーを兼用することができるため、カバーが1点で済み、部品点数を少なくすることができる。 【0013】(請求項2の発明)請求項2の発明は、請求項1の発明の作用効果に加え、次の作用効果を奏する。 《4》点火プラグを容易に着脱することができる。図1〜図3に示すように、ブラケット(5)から点火プラグカバー(6)を取り外すだけで、燃料タンク(9)や排気マフラ(13)に邪魔されることなく、点火プラグ(2)を容易に抜き差しすることができる。 【0014】《5》熱による通電遮断器の作動不良を抑制することができる。図3に示すように、通電遮断器(3)を収容したスペース(12)の外に排気マフラ(13)を配置しているため、通電遮断器(3)が排気マフラの放熱の熱影響を受けにくい。また、図1〜図4に示すように、通電遮断器(3)を取り付けたブラケット(5)が比較的低温の燃料タンク(9)に取り付けられているため、通電遮断器(3)の温度上昇が抑制される。これらの理由により、熱による通電遮断器(3)の作動不良を抑制することができる。 【0015】《6》スペースの有効利用を図ることができる。図1に示すように、燃料タンク(9)とヘッドカバー(11)との間のスペース(12)内に通電遮断器(3)を収容するため、スペース(12)の有効利用を図ることができ、エンジンの小型化を図ることができる。 【0016】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1〜図4は、本発明の実施形態に係る空冷単気筒の火花点火式エンジンを説明する図である。このエンジンの構成は、次の通りである。図2及び図3に示すように、このエンジン(4)は、エンジン本体(16)と燃料タンク(9)とエアクリーナ(17)と排気マフラ(13)と点火系とを備えている。 【0017】エンジン本体(16)は、図1に示すシリンダブロック(8)とシリンダヘッド(10)とヘッドカバー(11)と、図2に示すファンケース(19)とを備えている。図1に示すように、シリンダブロック(8)は、クランクケース(18)とシリンダ(7)とを備え、これらを一体鋳造して構成されている。シリンダ(7)は、水平な向きに対し、傾斜している。シリンダヘッド(10)は、シリンダ(7)の上端に取り付けられ、ヘッドカバー(11)は、シリンダヘッド(10)の上端に取り付けられている。図2に示すように、ファンケース(19)は、クランクケース(18)の前面に取り付けられ、ここに冷却ファン(図外)が収容されている。ファンケース(19)の前面にはリコイルケース(20)が取り付けられ、ここにリコイルスタータ(図外)が収容されている。 【0018】図1に示すように、燃料タンク(9)は、シリンダブロック(8)の上方に配置され、クランクケース(18)に取り付けられている。燃料タンク(9)とヘッドカバー(16)との間で、シリンダヘッド(10)の上方に点火プラグ抜き差し用のスペース(12)が形成されている。図3に示すように、エアクリーナ(17)は、シリンダヘッド(10)の前方でリコイルケース(20)の横側に配置され、シリンダヘッド(10)に取り付けられたキャブレータ(21)に取り付けられている。排気マフラ(13)は、シリンダヘッド(10)の後方で、上記点火プラグ抜き差し用のスペース(12)の外に配置されている。 【0019】点火系の構成は、次の通りである。図1に示すように、点火系は、イグナイタ(1)と点火プラグ(2)と通電遮断器(3)とを備えている。このエンジンは、管理機に搭載されており、通電遮断器(3)は、ハンドル(15)のクラッチ(15a)がONになったままでのエンジン始動操作時には、イグナイタ(1)から点火プラグ(2)への通電を遮断する。この通電遮断器(3)は、いわゆるセーフティユニットと呼ばれているものである。図2及び図3に示すように、イグナイタ(1)は、ファンケース(19)内に収容され、クランクケース(18)に取り付けられている。図1に示すように、点火プラグ(2)は、シリンダヘッド(10)にその上部から差し込まれている。通電遮断器(3)は、ブラケット(5)に取り付けられている。 【0020】図1〜図4に示すように、ブラケット(5)は、燃料タンク(9)の上下接合フランジ(22)に取り付けられている。図1に示すように、このブラケット(5)は、前記点火プラグ抜き差し用のスペース(12)にその横側から臨み、点火プラグ(2)は、このスペース(12)にその下方から臨んでいる。ブラケット(5)は、燃料タンク(5)の上下接合フランジ(22)に沿う水平なフランジ取付片(5a)と、このフランジ取付片(5a)から斜め上向きに導出された支持片(5b)とを備え、この支持片(5b)の上端中央部は、シリンダヘッド(10)に取り付けられた補強ステー(25)で支持されている。この支持片(5b)の上端左右部に、点火プラグカバー(6)が取付具(23)で着脱自在に取り付けられている。通電遮断器(3)は、ブラケット(5)の支持片(5b)に取り付けられ、前記点火プラグ抜き差し用のスペース(12)に収容されている。スペース(12)の下方には、シリンダ(7)及びシリンダヘッド(10)をその上方から覆う導風カバー(24)が設けられ、シリンダ(7)及びシリンダヘッド(10)から通電遮断器(3)への放熱が導風カバー(24)で遮熱されている。 【0021】この通電遮断器(3)と点火プラグ(12)とは、その上方から点火プラグカバー(6)で覆われ、点火プラグカバー(6)を取り外すと、スペース(12)の上方から点火プラグ(2)の抜き差しができるとともに、点火プラグ(2)と通電遮断器(3)のメンテナンスを行うことができる。図2に示すように、イグナイタ(1)と通電遮断器(3)とを接続する配線(14)は、イグナイタ(1)からファンケース(19)内と燃料タンク(9)下方とを経て、通電遮断器(3)に引き回されている。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000001052 【氏名又は名称】株式会社クボタ
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| 【出願日】 |
平成12年3月24日(2000.3.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100068892 【弁理士】 【氏名又は名称】北谷 寿一
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| 【公開番号】 |
特開2001−271733(P2001−271733A) |
| 【公開日】 |
平成13年10月5日(2001.10.5) |
| 【出願番号】 |
特願2000−83169(P2000−83169) |
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