| 【発明の名称】 |
車両用遠隔始動装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】芦名 淳
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| 【要約】 |
【課題】携帯型送信機の消費電力を減少させる。また、車両に搭載されたエンジンおよび車両の外部に設置された各種電気機器を制御可能とし、複数の携帯型送信機を携帯する不便さをなくす。
【解決手段】車両用遠隔始動装置において、エンジンスタート/ストップ指令および電気機器動作指令を送信する携帯型送信機Tおよび車両に搭載され、エンジンの始動/停止を行う車両搭載コントローラRとは別体に、家庭用電源に接続可能な場所に設置され、エンジンスタート/ストップ指令を送信可能であると共に、電気機器動作指令を受信可能な設置型コントローラHを備える。前記車両搭載コントローラRは、携帯型送信機Tまたは設置型コントローラHから送信される指令に基づいて車両のエンジンを始動/停止する。また、前記設置型コントローラHは、前記携帯型送信機Tから電気機器動作指令を受信し、スイッチングリレーにより回路を開閉して、各種電気機器を制御する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも車両のエンジンを始動させるエンジン始動信号を送信する携帯型送信機と、前記携帯型送信機から送信される始動信号に応じて車両のエンジンを始動する車両搭載コントローラからなる車両用遠隔始動装置において、a.前記携帯型送信機と前記車両搭載コントローラとは別体に、前記車両の外部に設置された少なくとも1つの電気機器に接続される設置型コントローラ、を備えると共に、前記携帯型送信機は、b.前記エンジン始動信号に加え、前記設置型コントローラに接続される電気機器を動作させる電気機器動作信号を送信する第1の送信手段、を有し、さらに前記設置型コントローラに、c.前記車両搭載コントローラに少なくとも前記エンジン始動信号を送信する第2の送信手段、d.前記携帯型送信機から送信される前記電気機器動作信号を受信する受信手段、およびe.前記電気機器動作信号に応じて少なくとも1つの前記電気機器を動作させる電気機器動作手段、を設けたことを特徴とする車両用遠隔始動装置。 【請求項2】 前記設置型コントローラは、家庭用電源で動作することを特徴とする請求項1項に記載の車両用遠隔始動装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は車両用遠隔始動装置に関し、より詳しくは車両のエンジンを遠隔地点から始動させることが可能な車両用遠隔始動装置に関する。 【0002】 【従来の技術】夏期または冬期に長時間停車しておいた車両に乗車した場合、車内の温度が著しく上昇または低下しており、乗車してエンジンを始動させてからしばらくの間不快感を受けることがある。特に積雪を伴う寒冷地にあっては暖気運転に要する時間も増加すると共に、フロントガラスなどに積雪した雪が凍結し、エンジン始動後しばらくの間運転を開始することができない。 【0003】このような不都合を解消するために、携帯型の送信機を用いて遠隔地点から車両のエンジンを始動させる装置、いわゆる車両用遠隔始動装置が、特開平7−77141公報などにおいて提案されている。上記のような場合に、車両の空調装置のスイッチを予めオンにしておくと共に、車両用遠隔始動装置を利用して遠隔地点(約1kmから2km程度)から車両のエンジンを始動させておくことで、車両に乗車した際の不快感をなくすことができる。 【0004】図6は、従来技術に係る基本的な車両用遠隔始動装置の全体構成を示す概略図である。 【0005】車両用遠隔始動装置は、エンジン始動を入力するための操作ボタン等(図示せず)を備えたエンジン始動用携帯型送信機TE、および受信部(図示せず)を備え車両に搭載されるエンジン始動用コントローラREから構成される。 【0006】上記の車両用遠隔始動装置において、操作者がエンジン始動用携帯型送信機TEの操作ボタンでエンジン始動を指令すると、その指令信号は(エンジン始動用送信機TE側)アンテナ2を介して発信される。次いで、発信された信号は(エンジン始動用コントローラRE側)アンテナ4で受信されると共に、エンジン始動用コントローラREに入力されて、セルモータなどのエンジン始動アクチュエータ(図示せず)を駆動する。前記車両用遠隔始動装置は以上のように動作して、遠隔地点から車両のエンジンを始動する。 【0007】また、夜間に帰宅した際に玄関灯が点灯していない場合、鍵穴を探すために時間を浪費することがある。この問題を解消するために、リモコン型の玄関灯遠隔点灯装置が提案されている。 【0008】図7は、従来技術に係る基本的な玄関灯遠隔点灯装置の全体構成を示す、図6と同様の概略図である。 【0009】玄関灯遠隔点灯装置は、玄関灯点灯を入力するための操作ボタン等(図示せず)を備えた玄関灯点灯用送信機TL、および受信部(図示せず)を備えた玄関灯点灯用コントローラRLから構成される。 【0010】上記の玄関灯遠隔点灯装置において、操作者が玄関灯点灯用送信機TLの操作ボタンで玄関灯の点灯または消灯を指令すると、その指令信号は(玄関灯点灯用送信機TL側)アンテナ6を介して発信される。次いで、発信された信号は(玄関灯点灯用コントローラRL側)アンテナ8で受信されると共に、玄関灯点灯用コントローラRLに入力される。玄関灯点灯用コントローラRLは、さらに玄関灯90と家庭用電源(AC100Vなど)の間にスイッチングリレー12を備えると共に、前記玄関灯の点灯または消灯指令に応じてスイッチングリレー12を動作して玄関灯90を点灯または消灯する。 【0011】また、車庫にシャッターを備えている場合にあっては、車両の入出庫の際車両から一旦降りてシャッターを開閉しなければならず、時間を浪費するばかりでなく、雨天のときなどは濡れてしまうといった不具合がある。さらに、車庫のシャッターが閉まった状態で、車庫に保管してある車両のエンジンを前記した車両用遠隔始動装置などにより始動させた場合、車庫内に排気ガスが充満してしまう恐れがあり、よって遠隔地よりシャッターの開閉ができることが好ましい。このような問題を解消するために、リモコン型の電動シャッター遠隔開閉装置が提案されており、広く一般化されている。 【0012】図8は、従来技術に係る基本的な電動シャッター遠隔開閉装置の全体構成を示す、図6および図7と同様の概略図である。 【0013】電動シャッター遠隔開閉装置は、シャッターの開放を入力するための操作ボタン等(図示せず)を備えたシャッター開閉用送信機TS、および受信部(図示せず)を備えたシャッター開閉用コントローラRSから構成される。 【0014】上記の電動シャッター遠隔開閉装置において、操作者がシャッター開閉用送信機TSの操作ボタンでシャッターの開放または閉鎖を指令すると、その指令信号は(シャッター開閉用送信機TS側)アンテナ14を介して発信される。次いで、発信された信号は(シャッター開閉用コントローラRS側)アンテナ16で受信されると共に、シャッター開閉用コントローラRSに入力される。シャッター開閉用コントローラRSは、さらに電動シャッター駆動装置92と家庭用電源(AC100Vなど)の間にスイッチングリレー18を備えると共に、前記シャッターの開放または閉鎖指令に応じてスイッチングリレー18を動作して電動シャッター駆動装置92によりシャッター94を開放または閉鎖する。 【0015】 【発明が解決しようとする課題】上述の車両用遠隔始動装置、玄関灯遠隔点灯装置および電動シャッター遠隔開閉装置を併用する場合、図6、図7および図8に示す装置を個別に用意する必要があり、よって送信機が複数になるため、送信機の携帯および保管の際に煩わしさを感じる場合があった。特に最近は、車両のドア錠の施錠/開錠を無線で行うキーレスエントリー装置なども一般化しているため、小型のものとはいえ、多数の送信機を携帯しなければならない不都合が生じることがある。 【0016】さらに、車両用遠隔始動装置などの指令信号の送信機は携帯型であるため、頻繁に使用する場合において電池切れを懸念する必要があった。 【0017】また、上記した玄関灯の点灯/消灯や電動シャッターの開閉ばかりでなく、例えば冬場や夏場など、家屋内の室温が低下または上昇している場合におけるエアコンのオン/オフ動作など、各種の電気機器を動作できることが好ましい。 【0018】従って、この発明の目的は、単一の携帯機により車両のエンジンならびに少なくとも1つの車両の外部に設置された電気機器を動作可能とし、使用者の快適さを向上させると共に、さらに、携帯型送信機のバッテリ消費量を抑えることができる車両用遠隔始動装置を提供することにある。 【0019】 【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するため、請求項1項に記載の発明においては、少なくとも車両のエンジンを始動させるエンジン始動信号を送信する携帯型送信機と、前記携帯型送信機から送信される始動信号に応じて車両のエンジンを始動する車両搭載コントローラからなる車両用遠隔始動装置において、前記携帯型送信機と前記車両搭載コントローラとは別体に、前記車両の外部に設置された少なくとも1つの電気機器に接続される設置型コントローラを備えると共に、前記携帯型送信機は、前記エンジン始動信号に加え、前記設置型コントローラに接続される電気機器を動作させる電気機器動作信号を送信する第1の送信手段を有し、さらに前記設置型コントローラに、前記車両搭載コントローラに少なくとも前記エンジン始動信号を送信する第2の送信手段、前記携帯型送信機から送信される前記電気機器動作信号を受信する受信手段、および前記電気機器動作信号に応じて少なくと1つの前記電気機器を動作させる電気機器動作手段を設ける如く構成した。 【0020】携帯型送信機と車両搭載コントローラとは別体に、車両の外部に設置された少なくとも1つの電気機器に接続される設置型コントローラを備えると共に、携帯型送信機は、エンジン始動信号に加え、設置型コントローラに接続される電気機器を動作させる電気機器動作信号を送信する第1の送信手段を有し、さらに設置型コントローラに、車両搭載コントローラに少なくともエンジン始動信号を送信する第2の送信手段、携帯型送信機から送信される電気機器動作信号を受信する受信手段、および電気機器動作信号に応じて少なくとも1つの電気機器を動作させる電気機器動作手段を設ける如く構成したので、携帯型送信機のみならず、設置型コントローラによってもエンジン始動指令を行うことができる。また、設置型コントローラに接続された各種電気機器の動作指令を1つの携帯機で遠隔地点より行うことができると共に、各種電気機器の動作を行うことができ、よって複数の携帯機を持ち合わせる不便さを解消することができると共に、使用者の快適さを向上させることができる。 【0021】また、請求項2項においては、前記設置型コントローラは、家庭用電源で動作するように構成した。 【0022】設置型コントローラが家庭用電源で動作されるように構成したので、請求項1項の作用に加え、携帯型送信機のバッテリ消費量を抑えることができると共に、安定した電気機器の動作を行うことができる。 【0023】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明の一つの実施の形態に係る車両用遠隔始動装置を説明する。図1は、車両用遠隔始動装置の概略を示す全体構成図である。 【0024】図1に係る車両用遠隔始動装置は、車両のエンジンを始動/停止させる指令および各種電気機器を動作させる指令を入力してその信号を送信するための携帯型送信機(以下「携帯部」という)T、前記エンジン始動信号を受信してエンジンを始動/停止させる制御機器などを備え、車両(図示せず)の適宜位置に搭載された車両搭載コントローラ(以下「車載部」という)R、およびエンジンを始動させる指令を入力してその信号を送信すると共に、前記玄関灯を点灯させる指令などを受信し玄関灯の点灯などを行う設置型コントローラ(以下「ホーム部」という)Hから構成される。尚、ホーム部Hは家庭用電源(家庭などに安定供給される電源(AC100Vなど))に接続できる場所、本実施の形態においては家庭に設置されると共に、信号の送受信の他に家庭用電源の遠隔オン/オフが可能な機能を備えることにより、例えば本実施の形態において接続される玄関灯90や図示しない適宜な駆動回路とモータを備えシャッター94を開閉する電動シャッター駆動装置92などの電源を供給/停止することができ、よって各種電気機器の遠隔オン/オフを可能にする。 【0025】図2は前記携帯部Tの構成を示す説明図である。 【0026】携帯部Tは後述するモードの切換えを行うモードスイッチ20、携帯部Tを操作する者(以下「操作者」という)のエンジン始動操作の意思を確認するためのエンジンスイッチ22、エンジン始動を指令するためのスタートスイッチ24、エンジン停止を指令するためのストップスイッチ26、玄関灯の点灯を指令するための点灯スイッチ28、玄関灯の消灯を指令するための消灯スイッチ30、電動シャッターの開放を指令するための開放スイッチ32および電動シャッターの閉鎖を指令するための閉鎖スイッチ34を備える。尚、これらスイッチ群の内、モードスイッチ20は選択を行うためのものであり、それ以外は指令を行うためのものである。 【0027】これらのスイッチ群は携帯スイッチ切換部42に接続されると共に、携帯スイッチ切換部42はバッテリ44を電源として駆動されるCPU(図示せず)を備えた携帯制御部46に接続される。尚、バッテリ44には、アルカリボタン電池、リチウム電池などのほか、充電可能な電池などが用いられる。 【0028】前記携帯制御部46には、携帯制御部46から出力される信号、より詳しくはエンジン始動信号および電気機器動作信号を送信するための携帯送信部48が接続されると共に、携帯送信部48には操作信号を発信するための携帯アンテナ50が備えられる。 【0029】前記モードスイッチ20などから入力された信号は前記携帯スイッチ切換部42を介して前記携帯制御部46に入力されると共に、携帯制御部46を介して前記携帯送信部48に送出され、携帯送信部48において適宜処理された指令信号は、前記携帯アンテナ50を介して前記車載部Rまたはホーム部Hに対して発信される。尚、操作者は前記モードスイッチ20を操作して車両のエンジンを始動させる、または玄関灯を点灯させるなどの動作モードを変更することができる。 【0030】次いで、図3に基づいて前記車載部Rの構成について説明する。 【0031】図3は前記車載部Rの構成を示す説明図である。車載部Rは、車両のエンジン(図示せず)の始動/停止を行うエンジンスタート/ストップ機構60、ドアロックソレノイド(図示せず)などの制御機器に接続される。 【0032】これらの制御機器は、制御機器の切換え・接続などを行う制御機器接続部64に接続されると共に、制御機器接続部64は、車載バッテリ66によって駆動されるCPU(図示せず)を備えた車載制御部68に接続される。車載制御部68には車載アンテナ70が検出した信号を受信して車載制御部68に送出するための車載受信部72が接続される。 【0033】前記車載部Rにおいて、前記車載アンテナ70で受信された信号は、前記車載受信部72を介して前記車載制御部68に入力される。車載制御部68において適宜処理された制御信号は、前記制御機器接続部64を介して前記エンジンスタータ60などの制御機器に入力される。尚、車載制御部68は図示しない制御ルーチンにおいて、入力された信号に基づいて制御機器を駆動する。 【0034】次いで、図4を参照して前記ホーム部Hの構成について説明する。 【0035】図4は前記ホーム部Hの構成を示す説明図である。尚、前記ホーム部Hは一部の構成を除き、図2に示す前記携帯部Tと同様に構成されるため、携帯部Tとの相違点についてのみ説明すると共に、同様な構成要素に付与した符号については、同じ数字の後にアルファベットの「H」を付する。また、その説明を省略した。 【0036】前記ホーム部Hと前記携帯部Tとは、以下の点で相違する。 1)各種電気機器(例えば玄関灯90、電動シャッター駆動装置92)が接続される。 2)ホーム制御部46Hに接続されたホーム受信部80およびホーム送信部48H、ホーム受信部80に接続されたホーム送受信切換部82が設けられる。 3)家庭用電源に接続されると共に、ホーム制御部46Hから電気機器の動作を指令する信号(電気機器動作信号)を受けて電気回路の開閉動作を行うスイッチングリレー84が設けられる。 4)携帯部Tにおいて、スイッチングリレー84に対する指令信号は送信部に出力されるが、ホーム部Hにおいては、スイッチングリレー84に対して直接出力される。 5)ホーム制御部46HにおけるCPUなどの回路が家庭用電源により駆動される。 【0037】ホーム部Hは、前記携帯部Tの動作と同様に車両のエンジンを始動する信号を発信することができると共に、以上の相違点によって、アンテナ50Hによって受信した信号を前記ホーム制御部46Hに対して送出することができる。尚、本実施の形態においてホーム部Hには、前記したように玄関灯90およびシャッター94を開閉する電動シャッター駆動装置92が接続される。 【0038】次いで、図5フロー・チャートを参照して図1装置の動作を説明する。尚、図5フロー・チャートにおいて図示の都合により「スイッチ」を「SW」と省略する。 【0039】図5は図2に示す前記携帯制御部46および図4に示すホーム制御部46Hにおける指令(コマンド)送信を説明するフロー・チャートである。尚、図示のプログラムは、操作者が前記モードスイッチ20(20H)によりエンジンの始動/停止、玄関灯90の点灯/消灯および電動シャッター92の開閉の内いずれかの入力モードを選択した後に指令操作、即ち各指令スイッチのオンを行なった際に一度だけ実行される。また、モードスイッチ20(20H)の選択動作に関する説明は省略する。 【0040】以下説明すると、各指令スイッチがオンされると、図5のフロー・チャートが開始され、S2においてスイッチ群入力の初期状態を確認する。 【0041】次いでS4に進み、前記玄関灯点灯スイッチ28(28H)がオンされているか否か判断する。肯定されるとき、操作者は前記玄関灯90の点灯を指示しているので、S6に進み、玄関灯点灯コマンド送信を、前記携帯部Tにあっては前記携帯送信部48に、前記ホーム部Hにあっては前記スイッチングリレー84に出力して終了する。スイッチングリレー84においては、図示しないコイルを励磁することにより通電し、前記玄関灯90を点灯する。 【0042】S4で否定された場合、S8に進み、前記玄関灯消灯スイッチ30(30H)がオンされているか否か判断する。肯定される場合、操作者は玄関灯90の消灯を指示しているので、S10に進み、玄関灯消灯コマンド送信を、前記携帯部Tにあっては前記携帯送信部48に、前記ホーム部Hにあっては前記スイッチングリレー84に出力して終了する。スイッチングリレー84においては、図示しないコイルを消磁することにより通電を遮断し、前記玄関灯90を消灯する。 【0043】S8で否定された場合、S12に進み、前記シャッター開放スイッチ32(32H)がオンされているか否か判断する。肯定されるとき、操作者は前記シャッター92の開放を指示しているので、S14に進み、シャッター開放コマンド送信を、前記携帯部Tにあっては前記携帯送信部48に、前記ホーム部Hにあっては前記スイッチングリレー84に出力して終了する。スイッチングリレー84は図示しないコイルを励磁することにより通電する。通電された前記電動シャッター駆動装置92は適宜な動作によりシャッター94を開放する。尚、電動シャッター駆動装置92の動作は公知技術であるので説明を省略する。 【0044】S12で否定された場合、S16に進み、前記シャッター閉鎖スイッチ34(34H)がオンされているか否か判断する。肯定される場合、操作者はシャッター92の閉鎖を指示しているので、S18に進み、シャッター閉鎖コマンド送信を、前記携帯部Tにあっては前記携帯送信部48に、前記ホーム部Hにあっては前記スイッチングリレー84に出力して終了する。スイッチングリレー84は図示しないコイルを励磁することにより通電する。通電された電動シャッター駆動装置92に通電させると共に、前記電動シャッター駆動装置92は適宜な動作によりシャッター94を閉鎖する。 【0045】S16で否定された場合、S20に進み、前記エンジンスイッチ22(22H)がオンされているか否か判断する。尚、上述のようにエンジンスイッチ22(22H)は操作者がエンジンの始動および停止を行うか否かの操作意思を確認するために設けられたものであり、S20で否定されて操作者がエンジンスタート(またはエンジンストップ)の意思を有しないと判断された場合、誤ってエンジンスタート(またはエンジンストップ)指示が入力されたと判断され、以降の処理をスキップする。 【0046】S20で肯定されて操作者がエンジンスタートまたはエンジンストップを意図していると判断された場合、S22に進み、前記エンジンスイッチ22がオンされてから2秒経過したか否か判断する。この判断は図示しないダウン・カウンタなどにより、S20で肯定されてからの時間を計測することにより行う。 【0047】S22においては上述の如く、S20で肯定されてから2秒間は否定されてS24に進み、前記ストップスイッチ26がオンされているか否か判断する。S24で肯定されるとS26に進み、前記携帯送信部48またはホーム送信部48Hに対しストップコマンド送信を出力する。S24で否定された場合、S28に進み、前記スタートスイッチ24がオンされているか否か判断する。S28で肯定された場合、S30に進み、前記携帯送信部48またはホーム送信部48Hに対しスタートコマンド送信を出力する。 【0048】また、S28で否定されるときはS22に戻る(図5で円で囲まれた「A」の部分)。尚、前記エンジンスイッチ22が誤動作によりオンされた場合、S22−S24−S28−S22間のループが2秒以上続くため、S22で肯定、即ち、S20で肯定された後に2秒経過したと判断されて終了する。 【0049】上述のフロー・チャートは図2に示す前記携帯制御部46内のCPUおよび図4に示す前記ホーム制御部46H内のCPUによって行われると共に、S14,S18,S26,S30で出力された各コマンド送信(信号)は、前述のとおり前記携帯送信部48および前記ホーム送信部48Hにおいて適宜処理され、携帯アンテナ50、ホームアンテナ50Hを介して車載部Rに対して送信される。尚、送信された信号は、前記車載アンテナ70(図3)で受信された後、車載受信部72を介して前記車載制御部68に入力される。車載制御部68内のCPUにあっては、図示しないルーチンにより、各制御機器を動作させる出力が前記制御機器接続部64に送出され、前記エンジンスタート/ストップ機構60を駆動する。 【0050】本発明に係る実施の形態にあっては上記のように構成したので、1台の携帯部Tのみで、エンジンの始動/停止、玄関灯の点灯/消灯および電動シャッターの開閉を行うことができるため、複数の携帯機を持ち合わせる不便さを解消することができる。 【0051】また、前記ホーム部Hは、家庭用電源(AC100Vなど)で動作するので、携帯部Tのバッテリ消費量を抑えることができると共に、スイッチングリレーに接続された各種家庭用電機機器の安定した動作を行うことができる。 【0052】上記した如く、本発明の実施の形態においては、少なくとも車両のエンジンを始動させるエンジン始動信号を送信する携帯型送信機(携帯部T、携帯制御部46、携帯送信部48、S26、S30)と、前記携帯型送信機から送信される始動信号に応じて車両のエンジンを始動する車両搭載コントローラ(車載部R、車載制御部68、制御機器接続部64、エンジンスタータ60)からなる車両用遠隔始動装置において、前記携帯型送信機と前記車両搭載コントローラとは別体に、前記車両の外部に設置された少なくとも1つの電気機器(玄関灯90、電動シャッター92)に接続される設置型コントローラ(ホーム部H)を備えると共に、前記携帯型送信機は、前記エンジン始動信号に加え、前記設置型コントローラに接続される電気機器を動作させる電気機器動作信号を送信する第1の送信手段(携帯制御部46、携帯送信部48、S14、S18)を有し、さらに前記設置型コントローラに、前記車両搭載コントローラに少なくとも前記エンジン始動信号を送信する第2の送信手段(ホーム制御部46H、ホーム送信部48H、S26、S30)、前記携帯型送信機から送信される前記電気機器動作信号を受信する受信手段(ホーム制御部46H、ホーム受信部80)、および前記電気機器動作信号に応じて少なくとも1つの前記電気機器を動作させる電気機器動作手段(ホーム制御部46H、スイッチングリレー84)を設ける如く構成した。 【0053】また、前記設置型コントローラ(ホーム部H)は、家庭用電源(AC100Vなど)で動作するように構成した。 【0054】本発明の実施の形態においては、エンジン始動/停止の意思確認時間を2秒間に設定したが、それ以上に設定しても良く、あるいはそれ以下でも良い。 【0055】また、本発明の実施の形態においては、車両に対してエンジンの始動/停止玄関灯の点灯/消灯および電動シャッターの開閉のみを動作できるように構成したが、家庭などの電気ドア錠の施錠/解錠装置、エアコンなど、他の電気機器を接続するように構成し動作させるようにしても良い。 【0056】また、本発明の実施の形態においては、スイッチングリレー84において機械的な接点を持つ接点式電磁リレーとしたが、それに限られるものではなく、半導体などを用いた無接点リレーなどでも良い。 【0057】さらに、スイッチングリレー84への指令信号の送信は有線により行うように構成したが、適宜な信号送受信機能を設け無線により行っても良い。 【0058】また、本発明の実施の形態においては、ホーム部Hは家庭に設置されたが、家庭用を含む商用電源、あるいは自家発電機などによる安定した電力供給が可能な場所であれば、家庭以外の場所に設置しても良い。 【0059】また、前記携帯部T、車載部Rおよびホーム部Hの構成において、それぞれに送受信機能を備えると共に、携帯部Tおよびホーム部Hにモニタを追加して車室内および家庭の温度などを表示可能なように構成しても良い。 【0060】 【発明の効果】請求項1項に記載の発明においては、携帯型送信機のみならず、設置型コントローラによってもエンジン始動指令を行うことができる。また、設置型コントローラに接続された各種電気機器の動作指令を1つの携帯機で遠隔地点より行うことができると共に、各種電気機器の動作を行うことができ、よって複数の携帯機を持ち合わせる不便さを解消することができると共に、使用者の快適さを向上させることができる。 【0061】請求項2項に記載の発明においては、請求項1項に記載の発明の効果に加えて、携帯型送信機のバッテリ消費量を抑えることができると共に、安定した電気機器の動作を行うことができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000141901 【氏名又は名称】株式会社ケーヒン
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| 【出願日】 |
平成12年2月3日(2000.2.3) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081972 【弁理士】 【氏名又は名称】吉田 豊
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| 【公開番号】 |
特開2001−214840(P2001−214840A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月10日(2001.8.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−26643(P2000−26643) |
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