| 【発明の名称】 |
エンジンの吸気装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】立花 祐一
【氏名】横山 貴典
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| 【要約】 |
【課題】吸気系やエンジンの振動が原因で発生する室内音レベルを低減することができるエンジンの吸気装置を提供する。
【解決手段】エンジン1に空気を取り入れるエアクリーナ2の吸気口5を車体前部に装着したエンジンの吸気装置において、上記エアクリーナ2の吸気口5と車体前部12との間に防振部材9を介在させて上記エアクリーナ2の吸気口5を固定した装置。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 エンジンに空気を取り入れるエアクリーナの吸気口を車体前部に装着したエンジンの吸気装置において、上記エアクリーナの吸気口と車体前部との間に防振部材を介在させて上記エアクリーナの吸気口を固定したことを特徴とするエンジンの吸気装置。 【請求項2】 上記エアクリーナの吸気口に設けられた取付部材の取付穴に環状の防振部材を組み付け、該防振部材に締結具を挿通させて上記エアクリーナの吸気口を車体前部に螺着したことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸気装置。 【請求項3】 上記防振部材として、両端にフランジ部を有する防振ゴムを用いるとともに、この防振ゴムを取付部材の取付穴に組付け、該防振ゴムを締結具を締め付けて弾性的に挟持したことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸気装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンに空気を取り入れるエアクリーナの吸気口を車体前部に装着したエンジンの吸気装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、図5に示すように、エンジン100に空気を取り入れるエアクリーナ101は、エンジン100近傍の上部位置に設けられている。このエアクリーナ101の吸気口102は、できるだけ直接、外気を取り入れることができるように、ダクト103を介して車体前部のメンバ104に取り付けられている。 【0003】図6は、吸気口102の取付構造を示したもので、吸気口102の前端には、帯状のブラケット105が取り付けられている。このブラケット105は、その両端部106を前方に延出されており、その両端部106に取付穴107が形成されている。ブラケット105の両端部106には、段差部108が形成されており、この段差部108の前方側に上記取付穴107が形成されている。ブラケット105は、取付穴107にボルト109を挿通させてメンバ104に溶着されているナット(図示せず)に螺合して、メンバ104に固定されている。こうして、吸気口102は、ブラケット105をメンバ104に固定することによって、車体前部に固定されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従来の技術では、吸気口102は、ブラケット10に挿通したボルト109を介してメンバ104に直接固定されているので、吸気の脈動やエンジンの燃焼による振動入力が、大きい。そのため、室内にこもり音やランブル音が発生し、静粛性を悪化させるケースがある。 【0005】本発明は、上記課題を解決し、吸気系やエンジンの振動が原因で発生する室内音レベルを低減することができるエンジンの吸気装置を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決するため、エンジンに空気を取り入れるエアクリーナの吸気口を車体前部に装着したエンジンの吸気装置において、上記エアクリーナの吸気口と車体前部との間に防振部材を介在させて上記エアクリーナの吸気口を固定したことにある。また、本発明は、上記エアクリーナの吸気口に設けられた取付部材の取付穴に環状の防振部材を組み付け、該防振部材に締結具を挿通させて上記エアクリーナの吸気口を車体前部に螺着したことにある。さらに、本発明は、上記防振部材として、両端にフランジ部を有する防振ゴムを用いるとともに、この防振ゴムを取付部材の取付穴に組付け、該防振ゴムを締結具を締め付けて弾性的に挟持したことにある。 【0007】 【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、エンジンルーム内に配設された本発明のエンジンの吸気装置を示したものである。図1において、エンジンルーム内に配設されたエンジン1の近傍上部側には、エンジン1に吸気するためのエアクリーナ2が配設されている。エアクリーナ2は、ブラケット2a,2bにワッシャー付ボルト3を介してエンジン1のヘッドカバー1aに固定されている。このエアクリーナ2には、吸気ホース4の一端が連結されており、この吸気ホース4の他端に吸気口5が連結されている。この吸気口5は、ハウジング部6の前面に開口部7を設けたもので、この開口部7の内側下面に取付部材としてのブラケット8が装着されている。 【0008】このブラケット8は、図2に示すように、略W形状をしたもので、中間部8aをハウジング部6にネジ止めまたは溶接等により固定され、両端部8bを開口部7の外側に突出させている。このブラケット8の両端部8bには、下方向に若干下がる段差部8cが設けられており、その先端部に取付穴8dが形成されている。この取付穴8dには、図3に示すように、両端部にフランジ部9aを形成した環状の防振ゴム9が防振部材として装着されている。 【0009】防振ゴム9は、図4に示すように、フランジ部9a相互間の筒部9bが取付穴8dに配置され、フランジ部9aがブラケット8の両面を挟持するように配置されている。この防振ゴム9の内側には、筒状のスペーサ10が圧入されている。このスペーサ10に締結具としてのワッシャー付ボルト11を挿通させて前部車体のメンバ12の取付穴12aに螺着している。メンバ12には、予め、裏側にナット13が溶着されており、このナット13にワッシャー付ボルト11を螺合してブラケット8が固定されている。メンバ12は、フロントエンドパネルを構成するフードロックメンバで、車体前部の車幅方向に配設されている。このメンバ12の上部側に車体の前方に向けて上記吸気口5の開口部7が開口しており、車体前方からエンジンルーム内に流入する空気を吸気するものである。 【0010】14はレゾネータであり、このレゾネータ14は、ブラケット15a、15bにワッシャー付ボルト16を介してエンジン1のヘッドカバー1a、および冷却水ホース17のブラケット18に固定されている。エアクリーナ2を固定するブラケット2a,2bおよび、レゾネータ14を固定するブラケット15a、15bの取付穴(図示せず)には、それぞれ防振ゴム9と同様なスペーサ(図示せず)を圧入した防振ゴム19が装着されている。 【0011】上記構成によると、エンジン1に吸気するためのエアクリーナ2は、エアクリーナ2を固定するブラケット2a,2bの取付穴に防振ゴム19を介在させてエンジン1のヘッドカバー1aにワッシャー付ボルト3で固定される。そして、エアクリーナ2の吸気口5は、ブラケット8の取付穴8dに、スペーサ10を圧入した防振ゴム9を介在させておく。そして、ワッシャー付ボルト11をスペーサ10の孔に挿通させて前部車体のメンバ12の取付穴12aに螺着する。ブラケット8と前部車体のメンバ12との間には、防振ゴム9のフランジ部9aが介在されるので、エアクリーナ2の吸気口5を車体から浮かせることができることから、吸気系やエンジン1の振動が原因で発生する室内音レベルを低減することができる。 【0012】また、ブラケット8は、従来のブラケットに比べて前部車体のメンバ12への取付部の段差部8cを小さくしているので、防振ゴム9のフランジ部9aによる吸気口5の位置が上がりすぎるのを防ぐことができる。防振ゴム9の内側には、スペーサ10を介在させてあるので、ワッシャー付ボルト11の締め過ぎによる防振ゴム9の効果低減を防ぐことができる。さらに、ワッシャー付ボルト11を用いているので、取付時、防振ゴム9にボルト締め付けトルクが均等に加わることになる。 【0013】なお、本発明は上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、例えば、防振部材としては、防振ゴム9の他に合成樹脂等を用いることもできる。また、防振ゴム9はフランジ部9aを一体成形したものを用いたが必ずしも一体でなくても良い。この場合、フランジ部となる環状部材をブラケット8の両側に配置するようにして締結すればよい。 【0014】また、ブラケット8としては、ハウジング部6と別体のものをハウジング部6の開口部7内側に組み付けているが、ハウジング部6に、取付穴8dを有する両端部8bを一体成形しても良い。締結具としてはワッシャー付ボルト11の他、ネジ等を用いることもできる。その他、本発明の要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施し得ることは言うまでもない。 【0015】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によるエンジンの吸気装置によれば次のような効果を奏することができる。請求項1において、エンジンに空気を取り入れるエアクリーナの吸気口を車体前部に装着したエンジンの吸気装置において、上記エアクリーナの吸気口と車体前部との間に防振部材を介在させて上記エアクリーナの吸気口を固定したので、エアクリーナの吸気口を車体から浮かせることができることから、吸気系やエンジンの振動が原因で発生する室内音レベルを低減することができる。請求項2において、上記エアクリーナの吸気口に設けられた取付部材の取付穴に環状の防振部材を組み付け、該防振部材に締結具を挿通させて上記エアクリーナの吸気口を車体前部に螺着したので、吸気系やエンジンの振動が原因で発生する室内音レベルを低減することができる。請求項3において、上記防振部材として、両端にフランジ部を有する防振ゴムを用いるとともに、この防振ゴムを取付部材の取付穴に組付け、該防振ゴムを締結具を締め付けて弾性的に挟持したので、吸気系やエンジンの振動が原因で発生する室内音レベルを低減することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002082 【氏名又は名称】スズキ株式会社
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| 【出願日】 |
平成12年2月21日(2000.2.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100099623 【弁理士】 【氏名又は名称】奥山 尚一 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−227422(P2001−227422A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月24日(2001.8.24) |
| 【出願番号】 |
特願2000−42438(P2000−42438) |
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