| 【発明の名称】 |
燃料噴射装置における燃料分配管 |
| 【発明者】 |
【氏名】野村健一
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| 【要約】 |
【課題】
【解決手段】 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 内部に燃料ポンプによって昇圧された燃料が供給される燃料流路が穿設されるとともに燃料流路に向かって燃料噴射弁支持孔が開口して穿設された燃料分配管が吸気管に取着される燃料噴射装置における燃料分配管において、燃料分配管1の一側端部1Aに、燃料噴射弁支持孔4を開口配置するとともにメネジ孔5を穿設し、一方、前記燃料分配管の一側端部1Aに当接配置される取付け部材6には、前記燃料噴射弁支持孔に臨む燃料噴射弁挿入孔7と、メネジ孔5に臨むネジ挿入孔8とが穿設されるとともに、前記一側端部の外側方に位置する取付け孔9とが穿設され、燃料分配管1の一側端部1A上に配置される取付け部材6の燃料噴射弁挿入孔7を介して燃料噴射弁Jを燃料噴射弁支持孔4内に挿入配置するとともに前記取付け部材を、ネジ部材10をメネジ挿入孔8を介してメネジ孔5に螺着することにより燃料分配管1の一側端部1Aに固定配置し、更に取付け部材6の取付け孔9を介して取付け部材6を、吸気管Tに螺着配置したことを特徴とする燃料噴射装置における燃料分配管。 【請求項2】 前記燃料噴射弁の端部に形成される挿入筒部JAの外周に、係止鍔部30Bを備える環状パッキン30が挿入配置され、一方前記取付け部材には、一側C及び上側面6Aに向かって開口する略U字型の小径溝部20と、一側C及び下側面6Bに向かって開口する略U字型の大径溝部21と、によって一側Cに開口するとともに下側面6Bに臨む略U字型をなす係止段部22を設け、取付け部材6の下側面6Bを、燃料分配管1の一側端部1Aに取着した状態において、環状パッキン30の係止鍔部30Bを取付け部材6の係止段部22に係止したことを特徴とする燃料噴射装置における燃料分配管。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、燃料源内の燃料を燃料ポンプによって昇圧して燃料分配管に供給し、燃料分配管に装着された燃料噴射弁により制御された燃料を機関に向けて噴射供給する燃料噴射装置に関し、そのうち特に燃料分配管に関する。 【0002】 【従来の技術】燃料分配管は、内部に長手軸心方向に沿って燃料流路が穿設され、燃料流路には、燃料源内の燃料が燃料ポンプによって昇圧されて供給される燃料導入路が接続されて開口するとともに機関に向けて燃料を噴射供給する燃料噴射弁の挿入筒部を挿入支持する燃料噴射弁支持孔が開口する。又、燃料分配管には、燃料分配管を吸気管、スロットルボデー等へ取着する為の取付け鍔部が一体に形成され、これに取付け孔が穿設される。そして燃料分配管は取付け孔を介してネジ部材にて吸気管へ取着されるもので、このとき燃料噴射弁の挿入筒部は燃料噴射弁支持孔内に挿入配置され、燃料分配管と吸気管との間に挟持される。従って、燃料源内の燃料は燃料ポンプによって昇圧され、この昇圧された燃料は燃料導入路を介して燃料分配管の燃料流路内へ供給される。一方、燃料噴射弁はエレクトロニック コントロールユニット(ECU)からの噴射信号に基づき燃料の噴射を行なうもので、燃料流路内の昇圧された燃料は燃料噴射弁を介して機関又は機関に連なる吸気管等へ噴射される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】かかる従来の燃料噴射装置における燃料分配管において、単一の燃料分配管を多数の機関に使用することによってその生産数を増加して製造コストの低減を図ることが行なわれるが、吸気管への取付け位置が変わると、新規な燃料分配管を用意する必要があり、このとき燃料分配管の金型を新規に製作することから製造コストの低減を達成できない。 【0004】本発明は、かかる不具合に鑑み成されたもので、吸気管への取付け位置が変わってもその製造コストを大きく上昇することのない燃料分配管を提供することを第1の目的とする。又、本発明は、燃料噴射弁を備えた燃料分配管を吸気管へ取着する際において作業性の向上を図ることを第2の目的とする。 【0005】 【課題を達成する為の手段】前記第1の目的は、内部に燃料ポンプによって昇圧された燃料が供給される燃料流路が穿設されるとともに燃料流路に向かって燃料噴射弁支持孔が開口して穿設された燃料分配管が吸気管に取着される燃料噴射装置における燃料分配管において、燃料分配管の一側端部に、燃料噴射弁支持孔を開口配置するとともにメネジ孔を穿設し、一方、前記燃料分配管の一側端部に当接配置される取付け部材には、前記燃料噴射弁支持孔に臨む燃料噴射弁挿入孔と、メネジ孔に臨むネジ挿入孔とが穿設されるとともに、前記一側端部の外側方に位置する取付け孔とが穿設され、燃料分配管の一側端部上に配置される取付け部材の燃料噴射弁挿入孔を介して燃料噴射弁を燃料噴射弁支持孔内に挿入配置するとともに前記取付け部材を、ネジ部材をメネジ挿入孔を介してメネジ孔に螺着することにより燃料分配管の一側端部に固定配置し、更に取付け部材の取付け孔を介して取付け部材を、吸気管に螺着配置したことによって達成される。(第1の特徴) 【0006】又前記第2の目的は、前記第1の特徴に加え、前記燃料噴射弁の端部に形成される挿入筒部の外周に、係止鍔部を備える環状パッキンが挿入配置され、一方前記取付け部材には、一側及び上側面に向かって開口する略U字型の小径溝部と、一側及び下側面に向かって開口する略U字型の大径溝部と、によって一側に開口するとともに下側面に臨む略U字型をなす係止段部を設け、取付け部材の下側面を、燃料分配管の一側端部に取着した状態において、環状パッキンの係止鍔部を取付け部材の係止段部に係止したことによって達成される。(第2の特徴) 【0007】 【作用】第1の特徴によれば、燃料分配管と吸気管とは取付け部材によって締結されるもので、吸気管への取付け位置の変更は、取付け部材を変えることによって達成できる。又、第2の特徴によると、燃料噴射弁は燃料分配管に対し、取付け部材によって仮止めされるので、燃料噴射弁を含む燃料分配管の吸気管への組み付け作業性を向上できる。 【0008】 【実施例】以下、本発明になる燃料分配管の一実施例を図により説明する。図1は燃料分配管の縦断面図、図2は図1の上部平面図、図3は図1の下部平面図、図4は図1のA−A線における縦断面図、図5は図1のB−B線における縦断面図、である。1は内部に燃料流路2が穿設された燃料分配管であり、燃料流路2の右端の開口は燃料導入路3にて閉塞される。この燃料導入路3は、燃料源内の燃料を吸入して吐出する燃料ポンプの吐出側に連絡されるもので、これによって燃料分配管1の燃料流路2内に昇圧された燃料が供給される。又、燃料分配管1の一側端部1A(図1において下側)は平坦状に形成され、この一側端部1Aには燃料流路2内に向かって開口する燃料噴射弁支持孔4が穿設される。(本例では3個の燃料噴射弁支持孔4が側方に間隔をもって配置された。)更に又、一側端部1Aには3個のメネジ孔5が穿設された。尚、一側端部1Aは必ずしも全面が平坦状に形成される必要がない。 【0009】図6は取付け部材の縦断面図、図7は図6の上部平面図、である。取付け部材6は平板状をなし、燃料分配管1の燃料噴射弁支持孔4に臨む燃料噴射弁挿入孔7と、メネジ孔5に臨むメネジ挿入孔8とが穿設されるとともに燃料分配管1の一側端部1Aの外側方に位置する取付け孔9とが貫通して穿設される。本例では、前記燃料噴射弁挿入孔、メネジ挿入孔8、取付け孔9とは3個設けられた。尚、取付け孔9において、燃料分配管1の一側端部1Aの外側方に位置するとは、図3において一側端部1Aの投影平面外にあることをいう。 【0010】そして燃料分配管1に取付け部材6及び燃料噴射弁Jは以下によって組みつけられる。第1に燃料分配管1に取付け部材6が取着される。これは、燃料分配管1の一側端部1A上に取付け部材6が配置されるもので、このとき一側端部1Aに開口する燃料噴射弁支持孔4に燃料噴射弁挿入孔7が臨んで配置され、メネジ孔5にメネジ挿入孔8が臨んで配置され、この状態でメネジ挿入孔8を介してメネジ孔5にメネジ部材10が螺着され、これによって燃料分配管1の一側端部1A上に取付け部材6が取着された。そして、燃料噴射弁挿入孔7を介して燃料噴射弁支持孔4内に燃料噴射弁Jの挿入筒部JAが液密的に配置された。これは、図8,図9によく示されるもので、図8はその縦断面図、図9は図8の下方平面図、である。 【0011】そして、取付け部材6と燃料噴射弁Jとを備えた燃料分配管1は以下によって吸気管Tに取着される。すなわち、燃料噴射弁Jの先端部JBは、吸気路11に向かって開口する先端支持孔12内に配置され、取付け部材6が吸気管Tの取付け平坦部TA上に配置され、かかる状態において取付け孔9を介してネジ部材13が吸気管Tに螺着される。以上によると、燃料分配管1は取付け部材6を介して吸気管Tに固定され、一方燃料噴射弁Jは、その後端の挿入筒部JAが燃料分配管1の燃料噴射弁支持孔4に挿入支持され、先端部JBが吸気管Tの先端支持孔12に挿入支持され、かかる状態において、燃料分配管1と吸気管Tとの間に挟持される。これは図10に示される。 【0012】そして、本発明になる燃料分配管1によると、機関によってその取付け孔位置が変更となった際、取付け部材6のみを変更すればよい。そして、この取付け部材6は平板状をなし、単に3種類(燃料噴射弁支持孔7、メネジ挿入孔8、取付け孔9)の孔が穿設されるのみであるので、例えば安価なプレス金型の変更によって対応できるので変更に伴う製造コストの上昇を抑止できる。 【0013】本発明の燃料分配管の第2実施例について説明する。図11は取付け部材の縦断面図、図12は図11の上部平面図である。図6に示される取付け部材とは燃料噴射弁挿入孔7が異なる。相違する部分についてのみ説明する。取付け部材6には、一側(図12においてCで表示される)及び上側面6Aに向かって開口する略U字型の小径溝部20と、一側C及び下側面6Bに向かって開口する略U字型の大径溝部21とが同芯に形成され、この小径溝部20と大径溝部21とによって、一側Cに開口するとともに下側面6Bに臨む略U字型をなす係止段部22が形成される。前記係止段部22は燃料分配管1の燃料噴射弁支持孔4に臨んで形成されるもので、本例では3個形成される。 【0014】そして、取付け部材6、燃料分配管1、燃料噴射弁Jは以下によって組み付けられる。燃料噴射弁Jの挿入筒部JBの外周に環状パッキン30が装着される。環状パッキン30はゴム材料、樹脂材料等の弾性部材により形成され、挿入筒部JBの外周に挿入される筒状部30Aとその両端にあって径が拡大される係止鍔部30Bとよりなる。そして、燃料噴射弁Jの挿入筒部JBが燃料分配管1の燃料噴射弁支持孔4内に挿入配置されるもので、このとき、挿入筒部JBの外周に配置される環状パッキン30は、燃料分配管1の一側端部1Aと燃料噴射弁Jの係止段部JCとの間に配置される。 【0015】次いで、燃料分配管1の一側端部1A上に取付け部材6を配置するもので、このとき取付け部材6の下側面6Bを燃料分配管1の一側端部1A上に当接するとともにU字型の係止段部22の開口22Aを環状パッキン30の係止鍔部30Bに当接し、かかる状態においてネジ部材10をメネジ挿入孔8を介して燃料分配管1のメネジ孔5に向けて螺着する。以上によると、取付け部材6を燃料分配管1の一側端部1Aに固着でき、更に燃料噴射弁Jの挿入筒部JAの外周に挿入配置される環状パッキン30の係止鍔部30B上に係止段部22を配置できる。従って、かかる組みつけ状態において、燃料噴射弁Jは燃料噴射弁支持孔4内に確実に装着保持できるもので、燃料分配管1を吸気管Tへ装着する為の移動、運搬時において燃料噴射弁Jが燃料分配管1より脱落することが抑止され、組みつけ性を大きく向上できたものである。 【0016】 【発明の効果】以上の如く、本発明になる燃料分配管によると、燃料分配管の吸気管に対する取付け位置の変更時において、取付け部材のみを新規に製作すればよく、且つその金型は成型金型に比較して相当安価に製作することができるので製造コストが大きく上昇することなく対応が可能と成ったものである。又、取付け部材に設けた係止段部によって燃料噴射弁を燃料分配管に係止したことによると、燃料噴射弁を備えた燃料分配管を吸気管へ取着する際の組みつけ性を大きく向上できる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000141901 【氏名又は名称】株式会社ケーヒン
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| 【出願日】 |
平成12年2月3日(2000.2.3) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100076358 【弁理士】 【氏名又は名称】池田 宏
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| 【公開番号】 |
特開2001−214832(P2001−214832A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月10日(2001.8.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−26304(P2000−26304) |
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