| 【発明の名称】 |
インタンク式燃料ポンプ |
| 【発明者】 |
【氏名】岡田 謹吾
【氏名】村松 俊彦
【氏名】堀場 啓二
【氏名】加藤 之啓
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| 【要約】 |
【課題】フィルタの目詰まりに影響されることなく、吐出される燃料の圧力を高精度に制御することができる燃料ポンプを提供する。
【解決手段】燃圧測定部60はフィルタエレメント21の燃料出口側、すなわち下流側に配置されている。そのため、フィルタエレメント21を通過した後の燃料の圧力が測定される。フィルタエレメント21が目詰まりした場合でも、フィルタエレメント21を通過し燃圧測定部60で測定された燃料の圧力とエンジンへ供給される燃料の圧力との間で生じる誤差が低減される。燃圧測定部60を下流側に配置することで、燃圧測定部60に異物を含んだ燃料が流入するのを防止できる。また、ポンプ本体12と燃圧測定部60との間の距離が近いので、燃圧測定部60で測定した燃料の圧力とポンプ本体12から吐出される燃料の圧力との間に生じる誤差が低減され、吐出される燃料の圧力を高精度に制御することができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 燃料タンクの内部に設けられているポンプ本体と、前記ポンプ本体から吐出される燃料中の異物を除去するフィルタエレメントと、前記燃料タンクに取り付けられているフランジ部材、ならびに前記フランジ部材と脱着可能あるいは一体に結合し前記フィルタエレメントを収容するフィルタ収容部を有するハウジング部材と、前記フィルタエレメントの燃料出口側に配置され、前記ポンプ本体から吐出される燃料の圧力を測定する燃圧測定部と、を備えることを特徴とするインタンク式燃料ポンプ。 【請求項2】 前記燃圧測定部は、前記ハウジング部材に一体に形成されている取り付け部に配置されていることを特徴とする請求項1記載のインタンク式燃料ポンプ。 【請求項3】 前記燃圧測定部は、前記フランジ部材の径方向の外周部よりも内側に位置していることを特徴とする請求項1または2記載のインタンク式燃料ポンプ。 【請求項4】 前記燃圧測定部の出力値に基づいて前記ポンプ本体へ供給する電流値または電圧値を制御可能な制御部をさらに備え、前記制御部は前記フランジ部材と一体または別体に搭載されていることを特徴とする請求項1、2または3記載のインタンク式燃料ポンプ。 【請求項5】 前記フィルタ収容部は前記ポンプ本体から隔離して配置され、前記燃圧測定部は前記フィルタ収容部の前記ポンプ本体側に配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載のインタンク式燃料ポンプ。 【請求項6】 前記フィルタ収容部は前記ポンプ本体の径方向外側を包囲するように配置され、前記燃圧測定部は前記フィルタエレメントの外周側に配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載のインタンク式燃料ポンプ。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(以下、「内燃機関」をエンジンという。)の燃料タンク内に設置されるインタンク式燃料ポンプ(以下、「インタンク式燃料ポンプ」を燃料ポンプという。)に関する。 【0002】 【従来の技術】燃料タンク内に設置される燃料ポンプとして、国際公開番号WO98/04824号公報に開示されている燃料ポンプが公知である。この燃料ポンプでは、ポンプ本体から供給される燃料の圧力を測定する燃圧測定部として燃圧センサが内部に設けられている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、国際公開番号WO98/04824号公報に開示されている燃料ポンプは、燃料に含まれる異物を除去するためのフィルタエレメントが燃圧センサよりも下流側に配置されている。そのため、フィルタエレメントが目詰まりした場合、フィルタエレメント通過前と通過後とでは燃料の圧力が変化し、燃圧センサが測定した燃料の圧力とエンジンに供給される燃料の圧力とが相違する。その結果、フィルタエレメントが目詰まりした場合、エンジンへ供給する燃料を最適な燃圧に維持することが困難になるおそれがある。 【0004】また、フィルタエレメントが燃圧センサよりも下流側に配置されることにより、燃料に含まれる異物が除去されないまま燃圧センサへ燃料が流入する。そのため、燃圧センサへ異物が付着あるいは堆積しやすく、測定した燃料の圧力には誤差が生じるおそれがある。 【0005】一方、燃料ポンプからエンジンへ燃料を供給するデリバリ部に燃圧センサを設けることも可能である。しかし、燃圧センサをデリバリ部に設けると、燃圧センサと燃料ポンプとの距離が離れてしまう。そのため、燃料ポンプが吐出した燃料の圧力と燃圧センサが測定した燃料の圧力とに誤差が生じ、燃料ポンプを高精度に制御することができないという問題がある。また、デリバリ部に燃圧センサを設ける場合、燃圧センサはエンジンルームの内部に配置する必要がある。そのため、燃圧センサおよびその取り付け部に要求される燃料のシール性も高くなり、コストが増大するという問題がある。 【0006】そこで、本発明の目的は、フィルタの目詰まりに影響されることなく、吐出される燃料の圧力を高精度に制御することができる燃料ポンプを提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の請求項1または2記載の燃料ポンプによると、燃圧測定部はフィルタエレメントの燃料出口側に配置されている。そのため、燃料に含まれる異物はフィルタエレメントで除去され、燃圧測定部ではフィルタエレメントを通過した後の燃料の圧力が測定される。したがって、例えばフィルタエレメントが目詰まりした場合でも、燃圧測定部で測定された燃料の圧力とエンジンへ供給される燃料の圧力との間に生じる誤差が小さくなる。また、燃圧測定部に供給される燃料はフィルタエレメントにより異物が除去されているので、燃圧測定部への異物の付着あるいは堆積を防止することができる。 【0008】また、ポンプ本体と燃圧測定部とを接近して配置することができるので、測定した燃料の圧力に基づいてポンプ本体ならびに吐出される燃料の圧力を高精度に制御することができる。さらに、燃圧測定部は燃料ポンプ側に配置されているので、例えば燃圧測定部をエンジンルームなどに配置する場合と比較して要求されるシール性を低くすることができ、コストの増大を防止することができる。 【0009】本発明の請求項3記載の燃料ポンプによると、燃圧測定部はフランジ部材の径方向の外周部よりも内側に位置している。すなわち、燃料測定部はフランジ部材から突出していない。例えば、燃料タンクに燃料ポンプを組み付ける際、燃料ポンプを取り付けるための燃料タンクの開口部と燃料ポンプの燃圧測定部とが干渉することがない。したがって、燃料ポンプを燃料タンクの内部に容易に収容することができ、作業工程を簡略化することができる。 【0010】本発明の請求項4記載の燃料ポンプによると、制御部はフランジ部材に搭載されている。そのため、制御部と燃圧測定部との間の距離が短縮され、それらを接続する配線などを簡略化することができる。本発明の請求項5または6記載の燃料ポンプによると、燃圧測定部はポンプ本体とフィルタ収容部との配置状態に応じて燃料のフィルエレメント出口側に配置することができる。 【0011】本発明の請求項5記載の燃料ポンプによると、フィルタ収容部とポンプ本体とを隔離して配置する場合、フィルタ収容部のポンプ本体側に燃圧測定部が配置される。そのため、燃圧測定部を配置するための空間的余裕が大きく、燃圧測定部を容易に搭載することができる。 【0012】本発明の請求項6記載の燃料ポンプによると、ポンプ本体を包囲するようにフィルタ収容部を配置する場合、フィルタ収容部の外周側に燃圧測定部が配置される。そのため、フィルタ収容部の内周側にポンプ本体が存在する場合でも燃圧測定部を容易に搭載することができる。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示す複数の実施例を図面に基づいて説明する。 (第1実施例)本発明の第1実施例による燃料ポンプ1を図1および図2に示す。燃料ポンプ1は燃料タンク2に設置され、燃料タンク2内の燃料を吸い上げて図示しないエンジンへ送出する。 【0014】燃料ポンプ1は、主に燃料タンク2の内部に設置されるポンプ部10と、フィルタ部20とから構成されている。図1に示すように、ポンプ部10とフィルタ部20とは隔離して配置されている。ポンプ部10はリザーバ11を有し、リザーバ11にはポンプ本体12、ならびにサクションフィルタ13が収容されている。ポンプ本体12は燃料タンク2内の燃料をサクションフィルタ13を経由して吸入する。サクションフィルタ13は燃料に含まれる異物のうち、比較的大きな異物を除去する。また、リザーバ11はフュエルセンダ14を有しており、フュエルセンダ14は燃料タンク2内の燃料の量を計測し出力する。リザーバ11には吐出管取り付け部15が形成されており、この吐出管取り付け部15にポンプ本体12で吸入された燃料を吐出する吐出管16が取り付けられている。 【0015】フィルタ部20は、フィルタエレメント21、収容部材22、フランジ部材23および支持部材24を有している。収容部材22とフランジ部材23とは溶着により一体に結合されている。収容部材22とフランジ部材23とで形成された空間がフィルタ収容部であり、この空間の内部にフィルタエレメント21が収容されている。ポンプ部10のリザーバ11、ならびにフィルタ部20の収容部材22およびフランジ部材23によりハウジング部材が構成されている。 【0016】収容部材22は、底部22aを有する円筒形状に形成されている。収容部材22には支持部材24が取り付けられている。支持部材24は、図示しない付勢部材によりリザーバ11方向へ付勢され、ポンプ部10を燃料タンク2の底部へ押し付けている。また、底部22aには、吐出管16が取り付けられる吐出管取り付け部25、アースプラグ取り付け部26が形成されている。 【0017】アースプラグ取り付け部26には、アースプラグ40が取り付けられている。アースプラグ40は、燃料がフィルタエレメント21を通過するときに燃料とフィルタエレメント21との間の摩擦により発生する静電気を除去するために設けられている。アースプラグ40は円管状の導電部材であり、アースプラグ取り付け部26の内部に液密に挿入されている。 【0018】フィルタエレメント21は、その中心軸に垂直な断面の形状が円筒形状である。図3および図4に示すように吐出管16を経由してポンプ本体12から供給された燃料は、図4に示すようにフィルタエレメント21の上方から下方へとフィルタエレメント21を通過する。燃料がフィルタエレメント21を通過することにより、燃料に含まれる微細な異物が除去される。フィルタエレメント21を通過した燃料は、メインパイプ取り付け部27に取り付けられたメインパイプを経由してエンジンへ供給される。 【0019】図1および図2に示すようにフランジ部材23は、収容部材22の反底部側の端部に脱着可能に取り付けられている。フランジ部材23と燃料タンク2とを結合し固定することにより、燃料ポンプ1が燃料タンク2に取り付けられる。フランジ部材23にはメインパイプ取り付け部27およびコネクタ30が形成されている。メインパイプ取り付け部27には、フィルタエレメント21を通過した燃料を図示しないエンジンへ吐出するためのメインパイプが取り付けられている。 【0020】図2に示すようにコネクタ30には、制御部としてのフュエルポンプコントローラ(以下、フュエルポンプコントローラを「FPC」という。)ユニット50が接続される。また、コネクタ30はポンプ本体12および後述する燃圧測定部60に接続されている。これによりFPCユニット50は、コネクタ30を経由してポンプ本体12および燃圧センサ61へ電力を供給し、燃圧測定部60からの出力がコネクタ30を経由して入力される。FPCユニット50は、燃料ポンプ1と別体またはフランジ部材23に搭載することにより燃料ポンプ1と一体に配置されている。 【0021】FPCユニット50はエンジンを制御するエンジンコントロールユニット(以下、エンジンコントロールユニットを「ECU」という。)3に接続されている。FPCユニット50は、エンジンへ供給する燃料の圧力を制御するために、燃圧測定部60で測定された燃料の圧力ならびにエンジンの運転状態に応じてECU3から出力される情報に基づいてポンプ本体12へ供給する電流値または電圧値を制御しポンプ本体12の出力を制御する。 【0022】燃圧測定部60は収容部材22の底部22aに形成されているアースプラグ取り付け部26に配置されている。図1および図2に示すように燃圧測定部60は、その端部がフランジ部材23の径方向の外周部よりも内側になるように配置されている。すなわち、燃圧測定部60はフランジ部材23から径方向に突出していない。 【0023】図1、図2および図5に示すように燃圧測定部60は燃圧センサ61および接続端子部62を有している。燃圧センサ61は、センサ部611、入力端子612および出力端子613を有している。センサ部611の先端はアースプラグ40の内周部40aに位置するように設置されている。燃圧センサ61の入力端子612および出力端子613は、それぞれ接続端子部62と接続されている。接続端子部62は図1に示すアースプラグ取り付け部26と一体に形成されている接続端子支持部28に設けられており、接続端子部62は導電部材42およびコネクタ30を経由してFPCユニット50に接続されている。 【0024】次に、上記の構成の燃料ポンプ1の作動について説明する。本実施例の燃料ポンプ1は、所望の燃料圧力となるようにポンプ本体12の出力を直接制御するいわゆるリターンレスの燃料ポンプである。そのため、常時ポンプ本体を作動させ燃料を一定の圧力に維持しながら、所望の燃料圧力を確保するためにリターンバルブを作動させて燃料の一部を燃料タンクに還流させる燃料ポンプと比較してポンプ本体で消費される電力が低減される。 【0025】ポンプ本体12が作動することによりサクションフィルタ13を経由して燃料が吸入される。吸入された燃料は、図3に示すようにポンプ本体12、吐出管16を経由してフィルタ部20へ供給される。フィルタ部20へ供給された燃料は、図4に示すように燃料通路201を通って一旦フィルタエレメント21の上方へ送られ、フィルタエレメント21の上方から下方へフィルタエレメント21を通過する。フィルタエレメント21を通過した燃料は、燃料通路202および燃料通路203を経由してメインパイプへ送られ、エンジンへと供給される。 【0026】フィルタエレメント21の燃料出口側であるアースプラグ取り付け部26に燃圧センサ61が配置されているため、フィルタエレメント21を通過した燃料の圧力と燃圧センサ61が測定する燃料の圧力とは同一である。 【0027】燃圧センサ61が測定した燃料の圧力は燃圧情報としてFPCユニット50へ出力される。FPCユニット50は、燃圧センサ61から送られてきた燃圧情報、ならびにECU3から送られてきたエンジンの運転状態に関する情報からエンジンへ供給すべき燃料の圧力が最適となるようにポンプ本体12の出力を制御する。ポンプ本体12の出力の制御は、FPCユニット50からポンプ本体12へ供給される電流値または電圧値を制御することにより行われる。このときのエンジンの運転状態に関する情報には、エンジンの回転数あるいはアクセルの開度などが含まれている。 【0028】以上説明したように、第1実施例によると、燃圧測定部60はフィルタエレメント21の燃料出口側、すなわち下流側に配置されている。そのため、フィルタエレメント21を通過した後の燃料の圧力が測定される。したがって、フィルタエレメント21が目詰まりした場合でも、フィルタエレメント21を通過し燃圧測定部60で測定された燃料の圧力とエンジンへ供給される燃料の圧力との間で生じる誤差を低減することができる。そのため、エンジンへ供給する燃料の圧力を容易に最適な圧力に維持することができる。また、燃圧測定部60をフィルタエレメント21よりも下流側に配置することにより、燃圧測定部60に異物を含んだ燃料が流入するのを防止できる。したがって、燃圧測定部60への異物の付着あるいは体積を防止でき、エンジンへ供給される燃料の圧力を正確に測定することができる。 【0029】また、第1実施例によると、ポンプ本体12と燃圧測定部60との間の距離が近いので、燃圧測定部60で測定した燃料の圧力とポンプ本体12が吐出する燃料の圧力との誤差を小さくすることができる。したがって、ポンプ本体12から吐出される燃料の圧力を高精度に制御することができる。また、燃圧測定部60は燃料タンク2の内部に位置するため、燃圧測定部60に要求される燃料のシール性を低くすることができ、コストが増大することがない。 【0030】さらに、第1実施例によると、燃圧測定部60はフランジ部材23の外周部からフランジ部材23の径方向外側へ突出していない。したがって、燃料タンク2の開口部から燃料ポンプ1を容易に挿入することができ、燃料ポンプ1を容易に燃料タンク2の内部に収容することができる。 【0031】(第2実施例)本発明の第2実施例による燃料ポンプを図6から図8に示す。第1実施例と実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。第2実施例では、燃料ポンプ4の形態およびフィルタエレメント81の形状が第1実施例と異なる。 【0032】第2実施例による燃料ポンプ4は、ポンプ部70とフィルタ部80とが一体に構成されている。ポンプ本体71およびフィルタエレメント81は、フランジ部材91、フィルタ収容部材92およびポンプ収容部材93から構成されるハウジング部材に収容されている。 【0033】フランジ部材91は、フィルタ収容部材92およびポンプ収容部材93と脱着可能に結合している。フィルタ収容部材92は、ポンプ本体71の燃料吐出側に配置されている。フィルタ収容部材92は、内部がフィルタ収容部でありフィルタエレメント81を収容している。ポンプ収容部材93は内部にポンプ本体71を収容している。 【0034】フィルタエレメント81はポンプ本体71の径方向外側にポンプ本体71を包囲するように配置されている。また、フィルタエレメント81は図7に示すように中心軸に垂直な断面の形状が略C字形状である。フィルタエレメント81はフィルタ収容部材92と接着部83で接着され固定されている。この接着部83よりも図6の下側では、フィルタエレメント81とフィルタ収容部材92との間の隙間94における燃料の圧力と、フィルタエレメント81を通過した濾過後の燃料が流通する通路103における燃料の圧力とは同一である。フィルタエレメント81の嵌合状態などにより隙間94と通路103とにおける燃料の圧力に差がある場合、燃圧センサ101の取り付け部周辺の隙間94を意図的に大きくし、隙間94と通路103とを連結することにより、燃圧センサ101で測定した燃料の圧力とエンジンへ供給される燃料の圧力との差を低減することが可能である。フィルタエレメント81は、従来使用されている菊花型のフィルタエレメントまたは中心軸に垂直な断面がハニカム形状である室の集合体であるハニカム形状エレメントである。 【0035】次に、フィルタエレメントとして菊花型のフィルタエレメントを使用する場合の燃圧測定部について説明する。従来は有効な濾過面積を確保するために、菊花型のフィルタエレメントの場合にはフィルタエレメントの外周側から内周側へと燃料を通過させていた。しかし、ポンプ本体71の周囲にフィルタエレメント81を配置する場合、フィルタエレメント81の内径と外径との差が小さくなる。そのため、フィルタエレメント81の濾過性能の燃料流通方向に対する依存度は小さくなる。 【0036】そこで、第2実施例では以下のようにフィルタエレメント81を通過する燃料流通方向が内周側81aから外周側81bへとなるように設定し、フィルタエレメント81の外周側81bに燃圧測定部100を配置している。 【0037】図6および図7に示すように燃圧測定部100は、フィルタ収容部材92の外周側にフィルタ収容部材92と一体に形成されている取り付け部92aに取り付けられている。燃圧測定部100は、C字形状のフィルタエレメント81の一方の端部811近傍に配置されている。燃圧測定部100には、燃圧センサ101ならびに燃圧センサ101とFPCユニットとを接続するための端子102などが配置されている。燃圧センサ101の形状などは第1実施例と同一である。 【0038】第1実施例と同様に燃圧測定部100は、フランジ部材91の外周部91aからフランジ部材91の径方向外側へ突出していない。また、燃料は図7に示すようにフィルタエレメント81の内周側81aから外周側81bへ通過するので、燃圧測定部100はフィルタエレメント81の外周側81b、すなわちフィルタ収容部材92の径方向外側の側面部92bに搭載することができる。そのため、ポンプ本体71の外周を包囲するようにフィルタエレメント81を配置する場合であっても燃圧測定部100の搭載が容易である。 【0039】図6に示すように、ポンプ本体71から吐出された燃料は、フィルタ収容部72に形成された燃料通路95を経由してフィルタエレメント81の上方へ給送される。給送された燃料は図6の上方から下方へとフィルタエレメント81を通過し、燃料に含まれる異物が除去される。フィルタエレメント81を通過した燃料は、フィルタ収容部材92に形成された図示しない燃料吐出路、燃料吐出路に接続された図示しない吐出パイプを経由して、フランジ部材91に形成されたメインパイプ取り付け部911に取り付けられた図示しないメインパイプから図示しないエンジンへと供給される。 【0040】第2実施例によると、燃圧測定部100はフィルタエレメント81を通過した燃料の通路に配置されている。そのため、フィルタエレメント81の目詰まりによる燃料の圧力の誤差、ならびに燃圧測定部100への異物の堆積などを防止することができる。また、燃圧測定部100がフランジ部材91の外周部91aよりも突出してないので、燃料ポンプ4を燃料タンク2へ容易に収容することができる。 【0041】第2実施例では、中心軸に垂直な断面が略C字形状のフィルタエレメント81について説明した。しかし、中心軸に垂直な断面が円筒形状のフィルタエレメントであって、ポンプ本体71を包囲して配置されている燃料ポンプについても同様の効果を得ることができる。また、フィルタエレメント81として、菊花型のフィルタエレメントを適用した場合について説明したが、ハニカム形状のフィルタエレメントを適用することもできる。この場合、フィルタエレメント81を通過する燃料の流通方向は、フィルタエレメント81の外周側81bから内周側81aとしてもよい。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004260 【氏名又は名称】株式会社デンソー
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| 【出願日】 |
平成12年2月1日(2000.2.1) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100093779 【弁理士】 【氏名又は名称】服部 雅紀
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| 【公開番号】 |
特開2001−214827(P2001−214827A) |
| 【公開日】 |
平成13年8月10日(2001.8.10) |
| 【出願番号】 |
特願2000−23705(P2000−23705) |
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