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【発明の名称】 自動車のための燃料供給モジュール
【発明者】 【氏名】ディーター シュレッケンベルガー

【要約】 【課題】

【解決手段】自動車の燃料供給モジュールにおいてリザーブ容器内に配置されたフィードユニット18によって吐き出された燃料がフィルタ24を通流する。フィルタとフィードユニットとの液圧的な結合が分配板36を介して形成される。リザーブ容器12の外套領域14にはポット状の付加部32が一体成形されており、この付加部が上方で開いていて部分的にフィルタのためのケーシングを形成している。このケーシング内にフィルタ挿入体が配置される。分配板36はケーシング32の上側に密に結合されていてケーシングのためのカバーエレメントを形成している。フィードユニット18によって吐き出された燃料は分配板36の通路48を通してフィルタ内に流入し、次いで分配板を通って再びフィルタから流出する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 自動車のための燃料供給モジュールであって、自動車の燃料タンク(10)内に配置されたフィードユニット(18)が設けられており、このフィードユニットによって燃料が自動車の燃料タンク(10)から内燃機関へ供給されるようになっており、さらに、フィルタ(24)が設けられており、フィードユニット(18)によって供給された燃料がこのフィルタ(24)を通流するようになっており、かつ、フィルタがフィルタケーシング(32;52;62)を有しており、かつ、フィルタ(24)とフィードユニット(18)との液圧的な結合を生ぜしめる結合エレメント(36;60)が設けられている形式のものにおいて、燃料タンク(10)内にポット状のリザーブ容器(12)が配置されており、このリザーブ容器内にフィードユニット(18)が配置されており、かつフィードユニット(18)がリザーブ容器(12)から燃料を供給するようになっており、かつ、結合エレメント(36;60)が板状に形成されていてフィードユニット(18)の上方に配置されており、かつ、フィルタケーシング(32:52;62)が少なくとも部分的にリザーブ容器(12)および/または結合エレメント(36;60)によって形成されていることを特徴とする自動車のための燃料供給モジュール。
【請求項2】 結合エレメント(60)に、リザーブ容器(12)内へ突入した管状の付加部(62)が一体成形されており、この付加部がフィルタケーシングの一部を形成していてカバーエレメント(65)によって閉じられている請求項1記載の燃料供給モジュール。
【請求項3】 リザーブ容器(12)の外套領域(14)に、リザーブ容器(12)内に突入したポット状の付加部(32;52)が一体成形されており、この付加部がフィルタケーシングの一部を形成していて、カバーエレメント(36;16)によって閉じられている請求項1記載の燃料供給モジュール。
【請求項4】 付加部(32)がその上側で開いており、かつ、結合エレメント(36)が、付加部(32)を閉じるためのカバーエレメントとして役立っている請求項3記載の燃料供給モジュール。
【請求項5】 付加部(52)がその下側で開いており、かつ、リザーブ容器(12)の底部(16)が、付加部(52)を閉じるためのカバーエレメントとして役立っている請求項3記載の燃料供給モジュール。
【請求項6】 カバーエレメント(36;16;65)が付加部(32;52;62)に接着または溶接されている請求項2から5までのいずれか1項記載の燃料供給モジュール。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のための燃料供給モジュールであって、自動車の燃料タンク内に配置されたフィードユニットが設けられており、このフィードユニットによって燃料が燃料タンクから自動車の内燃機関へ供給されるようになっており、さらに、フィルタが設けられており、フィードユニットによって供給された燃料がこのフィルタを通流するようになっており、かつ、フィルタがフィルタケーシングを有しており、かつ、フィルタとフィードユニットとの液圧的な結合を生ぜしめる結合エレメントが設けられている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の燃料供給モジュールはドイツ連邦共和国特許出願公開第19531467号明細書により公知である。このような燃料供給モジュールは自動車の燃料タンク内に配置されたフィードユニットを有しており、このフィードユニットによって、自動車の燃料タンクから内燃機関へ燃料が供給される。さらに、フィルタが設けられており、フィードユニットによって吐き出された燃料がこのフィルタを通流する。フィルタはフィルタケーシングを有している。さらに、フィルタとフィードユニットとの液圧的な結合を生ぜしめる結合エレメントが設けられている。この公知燃料供給モジュールでは、フィルタのために別体のフィルタケーシングが必要であると共にこのフィルタケーシングの固定が必要であるために製作費および組立費が高いのが欠点である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題はこの欠点を回避することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれば請求項1に記載したように、燃料タンク内にポット状のリザーブ容器が配置されており、このリザーブ容器内にフィードユニットが配置されており、かつこのリザーブ容器からフィードユニットが燃料を供給するようになっており、かつ、結合エレメントが板状に形成されていてフィードユニットの上方に配置されており、かつ、フィルタケーシングが少なくとも部分的にリザーブ容器およびまたは結合エレメントによって形成されていることによって解決される。
【0005】
【発明の効果】従来技術に対して本発明の有する利点は、フィルタケーシングがリザーブ容器および/または結合エレメントによって形成されるため、フィルタのために別体のフィルタケーシングが不要であることにある。
【0006】請求項2以下によれば、本発明の有利な構成が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の複数の実施例を図面に示し、以下に詳細に説明する。
【0008】図1から図3までに示した自動車のための燃料供給モジュールは自動車の燃料タンク10内に配置されたリザーブ容器12を有している。このリザーブ容器12の容量は燃料タンク10の容量に比して著しくわずかである。リザーブ容器12はポット状に形成されていて、有利には耐燃料性のプラスチックから成る。リザーブ容器12はほぼ中空シリンダ状の外套領域14と底部16とを有している。外套領域14および底部16は互いに一体に形成されていてもよく、または例えば接着または溶接、特に超音波溶接により互いに結合された別体の部分として形成されていてもよい。リザーブ容器12内にはフィードユニット18が配置されており、このフィードユニットによって、燃料がリザーブ容器12から自動車の内燃機関の噴射装置へ供給される。このフィードユニット18は特に電気モータの形状の駆動部20とポンプ部22とを有しており、これら両者は1つの共通のケーシング内に配置されている。フィードユニット18は詳細には図示しない形式でリザーブ容器12内に保持されている。
【0009】フィードユニット18によって供給された燃料は燃料供給モジュールの構成部分であるフィルタ24を通流する。フィードユニット18はリザーブ容器12から前フィルタ19を介して燃料を吸込むことができ、その場合、フィルタ24は前フィルタ19に比して小さな孔径を有している。フィルタ24からは、フィードユニット18によって吐き出された燃料が内燃機関の噴射装置へ達する。その場合、噴射装置とフィルタ24との間にチェック弁26およびまたは圧力調整器28が配置されてもよい。このチェック弁26によって、燃料がフィードユニット18から内燃機関へ達することはできても、内燃機関からは燃料がフィードユニットへ戻ることが阻止される。場合により、内燃機関から燃料タンク10への別個の戻し導管が設けられてもよい。フィードユニット18から吐き出された燃料の一部を戻し路を介して圧力調整器28により排出制御することによって、噴射装置内の燃料圧が圧力調整器28により所定の高さに調整される。その場合、圧力調整器の戻し路は燃料タンク10またはリザーブ容器12内に開口する。圧力調整器28の戻し路、または内燃機関から燃料タンク10内へ戻し案内される戻し路には吸込噴流ポンプ30が接続されており、この吸込噴流ポンプにより燃料が燃料タンク10からリザーブ容器12内へ供給される。
【0010】図1には第1実施例による燃料供給モジュールが示されている。リザーブ容器12には、特にその外套領域14に、リザーブ容器12内へ突入したポット状の付加部32が一体成形されており、この付加部は部分的にフィルタ24のためのケーシングを形成している。このポット状のケーシング32はその上側で開いて形成されており、かつ、このケーシング32内にはフィルタ挿入体34が挿入されている。ケーシング32とフィードユニット18との上方には板状の結合エレメント36が配置されており、この結合エレメントによりフィードユニット18とフィルタ24との液圧的な結合が形成されている。それゆえ、以下にこの結合エレメントを分配板36と表記する。分配板36の下側はフィルタ24の領域内で分配板36がカバーエレメントとしてフィルタ24のケーシング32に密に結合され得るように形成されている。分配板36とケーシング32との結合は例えば接着によって行われることができる。分配板36は有利にはリザーブ容器12と同様にプラスチックから成り、その場合には、分配板36はケーシング32に溶接されていてもよく、その場合、溶接は有利には超音波溶接により行われる。分配板36の下側にはケーシングの横断面に相応して延びる環状のカラー38が突設されており、このカラーはケーシング32の端面に超音波作用により溶接される。これにより、ケーシング32と分配板36とによって1つの閉じられた室が形成され、この室内にフィルタ挿入体34が配置されている。
【0011】分配板36は1つの開口40を有しており、この開口40を通して、フィードユニット18によって吐き出された燃料がフィルタ24の汚れ側の流入路内へ流入する。分配板36はさらに1つの開口42を有しており、この開口42を通して、フィルタ24を通流した後の燃料がフィルタの清浄側の流出路を介してフィルタ24から流出する。分配板36はさらに開口40と並んでさらに別の1つの開口44を有しており、これらの開口40,44の領域内には分配板36の上側にキャップ46が載着されていて密に分配板36に結合されている。このキャップ46によって開口40と開口44との間に通路48が形成されている。開口44を通して、フィードユニット18によって吐き出された燃料が流入し、次いでこの燃料は通路48を通り、次いで開口40を介してフィルタ24内へ流入する。キャップ46は有利にはプラスチックから成り、かつ分配板36に接着または溶接されている。フィードユニット18は圧力接続管片50を有することができ、この圧力接続管片は開口44を通して挿入することができる。フィルタ24から流出した燃料は開口42を通ってチェック弁26と圧力調整器28とを介して内燃機関へ達する。チェック弁26および圧力調整器28は分配板36に配置されていてよい。分配板36とケーシング32との結合によって、分配板はリザーブ容器12にも保持される。分配板36はリザーブ容器12のためのカバーを形成することができ、このカバーによって、リザーブ容器12から燃料タンク10内への燃料の溢流が阻止され、または少なくとも妨げられる。
【0012】図2には第2実施例による燃料供給モジュールが示されている。リザーブ容器12の外套領域14にはリザーブ容器12内へ突入したポット状の付加部52が一体成形されており、この付加部52は部分的にフィルタ24のためのケーシングを形成している。ケーシング52はその下側で開いており、かつ、ケーシング内にはフィルタ挿入体54が配置されている。リザーブ容器12の底部16はその上側に底部16から突設された環状のカラー58を有しており、このカラーはケーシング52の横断面に相応して延びている。ケーシング52はその端面で底部16のカラー58に特に接着または溶接により結合されている。それゆえ、リザーブ容器12の底部16はカバーエレメントとして役立っており、このカバーエレメントによってケーシング52が閉鎖されている。ケーシング52の上側には、フィードユニット18からフィルタ24の汚れ側への流入路のための開口55と、フィルタ24の清浄側からチェック弁26および圧力調整器28への流出路のための開口56とが形成されている。
【0013】図3には第3実施例による燃料供給モジュールが示されており、この実施例では分配板60が設けられており、この分配板を介してフィルタ24とフィードユニット18との液圧的な結合が生じている。この分配板60の下側からは管状の付加部62が突出しており、この付加部は部分的にフィルタ24のためのケーシングを形成しており、このケーシング内にフィルタ挿入体64が配置されている。付加部62の開いた下側はカバーエレメント65によって閉じられており、このカバーエレメントは有利にはプラスチックから成っていて付加部に例えば接着または溶接されている。分配板60内にはフィードユニット18からフィルタ24の汚れ側への流入路のための開口66と、フィルタ24の清浄側からの流出路のための開口67とが形成されている。さらに、分配板60には第1実施例と同様にフィードユニット18からの流入路のための開口68が形成されており、かつ開口66と開口68との領域内には分配板の上側にキャップ69が密に結合されており、その結果、開口68と開口66との間には通路70が形成されている。カバーエレメント65はリザーブ容器12に配置されていてもよい。
【出願人】 【識別番号】390023711
【氏名又は名称】ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GESELLSCHAFT MIT BESCHRANKTER HAFTUNG
【出願日】 平成12年12月19日(2000.12.19)
【代理人】 【識別番号】100061815
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 敏雄 (外4名)
【公開番号】 特開2001−214825(P2001−214825A)
【公開日】 平成13年8月10日(2001.8.10)
【出願番号】 特願2000−385877(P2000−385877)