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【発明の名称】 自動車用の燃料搬送モジュール
【発明者】 【氏名】ハンス−ペーター ブラウン

【氏名】ディーター シュレッケンベルガー

【要約】 【課題】自動車用の燃料搬送モジュールを尚一層改良することにある。

【解決手段】燃料搬送モジュールが、自動車の燃料貯蔵タンク内にリザーブ容器(12)を有し、該リザーブ容器内に、駆動装置として電動機を有する搬送ユニット(14)が配置され、該搬送ユニットを介して、燃料がリザーブ容器から自動車の内燃機関に搬送されるようになっており、リザーブ容器に、搬送ユニット用の受容部材(40)が配置され、該受容部材内に搬送ユニットがその縦軸線(15)の方向で挿入されており、搬送ユニットに導電性のカバー部材(34)が配置され、該カバー部材から、周方向に亘って分配された多数の係止アーム(36)が突出し、該係止アームが、受容部材に被せられかつ受容部材に係止可能である。カバー部材によって、搬送ユニットがその縦軸線の方向で受容部材内に固定されかつ電動機によって生ぜしめられる外乱放射の遮蔽手段が得られる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 自動車用の燃料搬送モジュールであって、自動車の燃料貯蔵タンク(10)内にリザーブ容器(12)が配置されており、該リザーブ容器(12)内に、駆動装置として電動機を有する搬送ユニット(14)が配置されていてかつ前記搬送ユニットを介して、燃料がリザーブ容器(12)から自動車の内燃機関に搬送されるようになっており、リザーブ容器(12)に、少なくともほぼ中空円筒状の受容部材(40)が配置されており、該受容部材内に、搬送ユニット(14)がその縦軸線(15)の方向で挿入されており、更に、前記受容部材内で、搬送ユニット(14)がその縦軸線(15)の方向で固定部材(34)によって固定されている形式のものにおいて、固定部材(34)が、搬送ユニット(14)に配置された、少なくとも部分的に導電性であるカバー部材として構成されていることを特徴とする、自動車用の燃料搬送モジュール。
【請求項2】 カバー部材(34)が、少なくとも部分的に金属から形成されている、請求項1記載の燃料搬送モジュール。
【請求項3】 搬送ユニット(14)が、電動機(18)を内設された少なくともほぼ管状のケーシング(20)を有しており、カバー部材(34)が、縁曲げ結合手段(32)を介して搬送ユニット(14)のケーシング(20)内に固定されている、請求項1又は2記載の燃料搬送モジュール。
【請求項4】 カバー部材(34)が、該カバー部材から突出する、周方向に亘って分配された多数の係止アーム(36)を有していて、該係止アームが、受容部材(40)に被せられかつ受容部材(40)に係止可能である、請求項3記載の燃料搬送モジュール。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特許請求の範囲第1項の上位概念に記載の形式の、自動車用の燃料搬送モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ国特許公開第19619992号明細書から公知の上記形式の燃料搬送モジュールは、搬送ユニットを内設して自動車の貯蔵タンク内に配置されたリザーブ容器を有している。搬送ユニットは、駆動装置として電動機を有していてかつ搬送ユニットを介して燃料が貯蔵タンクから自動車の内燃機関に搬送される。リザーバ容器には、搬送ユニット用の少なくともほぼ中空円筒状の受容部材が配置されていて、該受容部材内には搬送ユニットが挿入されている。受容部材内では搬送ユニットは、固定部材を介して少なくともほぼ搬送ユニット縦軸線方向で固定される。固定部材として搬送ユニットの圧力管片に載着された圧力接続片が用いられ、該圧力接続片は、同時に固定機能を満たすために特殊に構成されている。圧力管片は搬送ユニットの縁部の近くに配置されているので、圧力管片に載着される圧力接続片によって、搬送ユニットは片側で受容部材内に固定される。更に、搬送ユニットの作動中に前記電動機によって電磁的な外乱放射が生ぜしめられることは周知であり、該外乱放射は適当な措置によって遮蔽されねばならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭に述べた形式の燃料搬送モジュールを尚一層改良することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題は本発明によれば、特許請求の範囲第1項の特徴部分に記載の特徴を有する本発明による燃料搬送モジュールによって、解決された。
【0005】
【発明の効果】請求項1記載の特徴を有する本発明による燃料搬送モジュールの利点は、カバー部材によって、受容部材内で搬送ユニットを確実にしかも均等に固定できるということにある。更に、カバー部材の導電性の構成によって、搬送ユニットの電動機によって生ぜしめられる外乱放射の遮蔽作用が得られる。
【0006】本発明による燃料搬送モジュールの有利な構成は、その他の請求項に記載されている。請求項3の構成によって、搬送ユニットにカバー部材を簡単に固定できる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に図示の実施例につき本発明を説明する。
【0008】第1図及び第2図で図示の自動車用の燃料搬送モジュールは、自動車の燃料貯蔵タンク10内に配置されたリザーブ容器12を有していて、該リザーブ容器12は、貯蔵タンク10に比して著しく小さな容積を有している。
【0009】リザーブ容器12は、有利には燃料に対して耐性のプラスチックから形成されかつ射出成形により製作できる。リザーブ容器12は、貯蔵タンク10の底部に載置されていてかつ図示しない形式で貯蔵タンク10内に保持されている。リザーブ容器12内には搬送ユニット14が配置されていて、該搬送ユニットによって、搬送ユニット作動中に燃料がリザーブ容器12から自動車内燃機関の噴射装置に搬送される。リザーブ容器12内には、例えばエジェクタポンプを介して燃料が貯蔵タンク10から搬送されるので、リザーブ容器12内には常に、搬送ユニット14が吸い込む十分な燃料容積が存在する。
【0010】搬送ユニット14は、少なくともほぼ管状の共通のケーシング20内に配置されているポンプ部分16と駆動部分18とを有している。ポンプ部分16と駆動部分18とは、搬送ユニット14の縦軸線15の方向で互いに並べて配置されている。ポンプ部分16は例えばフロータイプ・ポンプとして構成できる。駆動部分18は電動機として構成されていて、該電動機を介してポンプ部分16の羽根車が所定の回転方向で駆動される。搬送ユニット14は、ポンプ部分16が配置されている吸込み側でカバー22によって閉鎖されていてかつ電動機18が配置されている送出側でカバー24によって閉鎖されている。カバー24には、電動機18用の電気的な接続部26と圧力管片28とが配置されていて、該圧力接続片を介して搬送ユニット14によって送出される燃料が搬送ユニットから流出しかつ圧力管片に装着された管路30を介して内燃機関に搬送される。搬送ユニット14のケーシング20は例えば金属から形成されかつカバー22,24はプラスチックから形成できる。カバー22,24は、例えば縁曲げ結合手段を介してケーシング20に固定され、この場合、カバー22,24から突出するケーシング20のそれぞれ1つの縁部32は、カバー22,24を介して内向きに縁曲げ加工されている。
【0011】第2図で図示されているように、搬送ユニット14には別のカバー部材34が結合されていて、該カバー部材は電気的な接続部26と圧力管片28とを備えたカバー24の上方に配置されている。カバー部材34は、少なくとも部分的に、有利には完全に導電性の材料、有利には金属から形成されている。カバー部材34は、カバー24の輪郭に適合したコップ状の形状を有しているので、カバー部材34はカバー24を密に取り囲む。カバー部材34は、電気的な接続部26及び圧力管片28を通過させるための開口を有している。カバー部材34は、有利にはカバー24と共に搬送ユニット14のケーシング20に固定されている。この場合、まずカバー24がケーシング20内に挿入されかつカバー24にカバー部材34が被されかつカバー部材34を介してケーシング20の縁部32が内向きに縁曲げされ、この場合縁部32によって、カバー部材34とカバー24とが保持される。カバー部材34からはカバー部材の周方向に亘って分配されて多数の係止アーム36が突出していて、該係止アームは、搬送ユニット14のケーシング20に沿って延びている。係止アーム36は、カバー部材34とは反対側の自由端部領域でそれぞれ1つの開口38又は凹部を有している。カバー部材34は、搬送ユニット14の作動中に電動機18によって生ぜしめられる電磁的な外乱放射用の遮蔽手段を成す。
【0012】リザーブ容器12には、搬送ユニット14用の受容部材40が配置されていて、該受容部材内には、搬送ユニット14が挿入されている。受容部材40は、搬送ユニット14の形状に対応して少なくともほぼ中空円筒状に構成されていて、この場合、受容部材の縦軸線41は、貯蔵タンク10内への組込位置で少なくともほぼ垂直に延びる。受容部材40は、有利にはリザーブ容器12と一体に構成されている。受容部材40の上縁には、カバー部材34の係止アーム36の数及び配置に対応して、受容部材からその周方向に亘って分配されて多数の突起42が外向きに突出している。受容部材の下側の縁部領域で受容部材の周壁に、リザーブ容器12の底部に向けて開口44が設けられていて、該開口を介してフィルタ46が貫通している。フィルタ46は、受容部材40の内部で接続片48を有していて、該接続片48によってフィルタは、搬送ユニット14のカバー22の吸込み管片50に載着されている。
【0013】搬送ユニット14は、上方から受容部材40内に挿入され、この場合、受容部材の横断面は搬送ユニット14の横断面よりも僅かに大きく形成されているに過ぎないので、搬送ユニット14はその縦軸線15に対して半径方向で受容部材内に固定される。受容部材40内には、例えば横断面減少部によって上向きの環状肩52を形成することができ、該環状肩には搬送ユニット14がその終端位置で当接する。搬送ユニット14のカバー部材34の係止アーム36は、受容部材40の外側面に被せられかつ受容部材40の突起42に沿って摺動する。搬送ユニット14の終端位置では、突起42は係止アーム36の開口に係止されるので、搬送ユニット14はその縦軸線15の方向で受容部材40内で固定される。
【出願人】 【識別番号】390023711
【氏名又は名称】ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GESELLSCHAFT MIT BESCHRANKTER HAFTUNG
【出願日】 平成12年12月19日(2000.12.19)
【代理人】 【識別番号】100061815
【弁理士】
【氏名又は名称】矢野 敏雄 (外4名)
【公開番号】 特開2001−214824(P2001−214824A)
【公開日】 平成13年8月10日(2001.8.10)
【出願番号】 特願2000−385880(P2000−385880)