| 【発明の名称】 |
燃料蒸発ガス処理装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】島村 博
【氏名】杉村 範和
【氏名】杉浦 網治
【氏名】増田 秀巳
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| 【要約】 |
【課題】燃料の漏れ出しが低減され、かつ配管の組み付けが簡単化され、更には部品のバリエーションを低減させた燃料蒸発ガス処理装置を提供すること。
【解決手段】下部バルブケーシング42及び上部バルブケーシング43と、フロート44と、弁部45及び弁口46と、ベント通路部47と、空間部48とからなり、燃料タンクの液位によって上下動するフロート44が弁口46を開閉することによって燃料タンク内とベント通路部47とを連通させるようにした燃料蒸発ガス処理装置において、空間部48に該空間部48の断面積を絞る遮蔽部材49を設けてなり、該遮蔽部材49が、上方から下方へ向けて伸び出す遮蔽部材49Aと、下方から上方へ向けて伸び出す遮蔽部材49Bとが交互に設けられている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】下部バルブケーシングと、該下部バルブケーシングの上方に設けられた上部バルブケーシングと、前記下部バルブケーシング内に設けられたフロートと、該フロートに設けられた弁部と、前記下部バルブケーシングと上部バルブケーシングとの間に設けられ、前記弁部によって開閉される弁口と、前記上部バルブケーシングに設けられたベント通路部と、該ベント通路部と前記弁口との間に設けられた空間部とからなり、燃料タンクの液位によって上下動するフロートの弁部が弁口を開閉することによって燃料タンク内とベント通路部とを連通させるようにした燃料蒸発ガス処理装置において、前記空間部に該空間部の断面積を絞る遮蔽部材を設けてなることを特徴とする燃料蒸発ガス処理装置。 【請求項2】遮蔽部材が、上方から下方へ向けて伸び出すものと、下方から上方へ向けて伸び出すものとが交互に設けられてなることを特徴とする請求項1記載の燃料蒸発ガス処理装置。 【請求項3】下部バルブケーシングと、該下部バルブケーシングの上方に設けられた上部バルブケーシングと、前記下部バルブケーシング内に設けられたフロートと、該フロートに設けられた弁部と、前記下部バルブケーシングと上部バルブケーシングとの間に設けられ、前記弁部によって開閉される弁口と、前記上部バルブケーシングに設けられたベント通路部と、該ベント通路部と前記弁口との間に設けられた空間部とからなり、燃料タンクの液位によって上下動するフロートの弁部が弁口を開閉することによって燃料タンク内とベント通路部とを連通させるようにした燃料蒸発ガス処理装置において、前記空間部が螺旋通路となっていることを特徴とする燃料蒸発ガス処理装置。 【請求項4】下部バルブケーシングと、該下部バルブケーシングの上方に設けられた上部バルブケーシングと、前記下部バルブケーシング内に設けられたフロートと、該フロートに設けられた弁部と、前記下部バルブケーシングと上部バルブケーシングとの間に設けられ、前記弁部によって開閉される弁口と、前記上部バルブケーシングに設けられたベント通路部と、該ベント通路部と前記弁口との間に設けられた空間部とからなり、燃料タンクの液位によって上下動するフロートの弁部が弁口を開閉することによって燃料タンク内とベント通路部とを連通させるようにした燃料蒸発ガス処理装置において、前記空間部が上下に複数段形成されてなり、それぞれを区画する区画壁に通口が設けられてなることを特徴とする燃料蒸発ガス処理装置。 【請求項5】相隣り合わせの通口が互いに偏心してなることを特徴とする請求項4記載の燃料蒸発ガス処理装置。 【請求項6】下部バルブケーシングに燃料ガスの流入開口が設けられ、該流入開口を覆う筒状のカバーが設けられてなることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載の燃料蒸発ガス処理装置。 【請求項7】下部バルブケーシングと、該下部バルブケーシングの上方に設けられた上部バルブケーシングと、前記下部バルブケーシング内に設けられたフロートと、該フロートに設けられた弁部と、前記下部バルブケーシングと上部バルブケーシングとの間に設けられ、前記弁部によって開閉される弁口と、前記上部バルブケーシングに設けられたベント通路部と、該ベント通路部と前記弁口との間に設けられた空間部とからなり、燃料タンクの液位によって上下動するフロートの弁部が弁口を開閉することによって燃料タンク内とベント通路部とを連通させるようにした燃料蒸発ガス処理装置において、上部バルブケーシングに、空間部に開口するカットバルブ連結ポートが設けられ、該カットバルブ連結ポートにカットバルブの通気ポートを連結してなることを特徴とする燃料蒸発ガス処理装置。 【請求項8】上部バルブケーシングに、空間部に開口するカットバルブ連結ポートが設けられ、該カットバルブ連結ポートにカットバルブの通気ポートを連結してなることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載の燃料蒸発ガス処理装置。 【請求項9】カットバルブ連結ポートとカットバルブの通気ポートとの連結が、一方のポートに他方のポートを直接装着するコネクタ連結であることを特徴とする請求項7又は請求項8記載の燃料蒸発ガス処理装置。 【請求項10】カットバルブ連結ポートとカットバルブの通気ポートとの連結が、一方のポートにニップルを装着し、該ニップルにホースを装着し、該ホースに他方のポートを装着する連結であることを特徴とする請求項7又は請求項8記載の燃料蒸発ガス処理装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用の燃料タンク内の蒸発ガスが大気中に放出されることを防止するようにした燃料蒸発ガス処理装置に関し、更に詳しくは、燃料が満タン時にベントラインを介してキャニスタへ移送されるのを防止し、更には車両の傾斜時や横転時に燃料の流出をカットする燃料蒸発ガス処理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】自動車の燃料タンクには、燃料が満タンとなった時にベントラインを閉塞するようにした液面位置感知バルブと、自動車が傾斜したり、或いは横転した時等にエバポレイトラインから燃料が流出しないように該エバポレイトラインを閉塞する燃料カットバルブ等が設けられている。これらの各バルブは、燃料の液位によって上下動するフロートから構成されている。 【0003】以下、図1を参照しながら、従来公知の燃料蒸発ガス制御装置の一例を説明する。燃料タンク1には液面感知バルブ2と燃料カットバルブ3とが一体化されたバルブケーシング4が装着されている。バルブケーシング4は、下部バルブケーシング4Aと、該下部バルブケーシング4Aの上方に設けられた上部バルブケーシング4Bとからなっている。下部バルブケーシング4Aは、その中に液面感知フロート5と、燃料カットフロート6が設けられている。 【0004】液面感知フロート5にはその上面に弁部7が設けられている。又、燃料カットフロート6の上部にも弁部8が設けられている。下部バルブケーシング4Aと上部バルブケーシング4Bとの間には、弁口9、10が設けられ、弁口9は弁部7によって開閉され、弁口10は弁部8によって開閉される。上部バルブケーシング4Bにはベント通路部11が設けられ、該ベント通路部11と弁口9とは空間部12を介して連絡されている。又、空間部12と弁口10とは通路13を介して連絡している。 【0005】上記図1に示す従来公知の燃料蒸発ガス制御装置の作用を説明すると、以下のとおりである。燃料給油時に燃料タンク1内の燃料ガスの圧力が高くなると、燃料ガスは図の矢印Pで示すように、バルブケーシング4に設けられた弁口9を通過し、ベント通路部11を介して図示しないキャニスタ、吸気管内等へ排出される。 【0006】今、燃料タンク1内の燃料液面のレベルが高くなると、液面感知フロート5が上昇して弁体7が弁口9を閉塞する。これによって、燃料が直接キャニスタ等へ給送されることが防止される。 【0007】また、通常時燃料タンク1内の燃料ガスの圧力が高いままになっていると、液面感知フロート5が弁口9に固着状態となってベント通路部11が閉塞状態のままとなってしまうので、燃料タンク1内の圧力を低下させる必要がある。そこで、液面感知フロート5を自重によって落下させるようにしたものである。 【0008】ところで、自動車等が大きく傾斜したり、或いは転倒したりすると、弁口10、通路13を介して燃料タンク1内の燃料がキャニスタ側へ大量に流出する恐れが有るが、自動車が大きく傾斜したり或いは転倒した時には、燃料カットフロート6が上昇して弁体8が弁口10を閉塞して燃料の流出を防止するものである。 【0009】上記図1に示す構造は、液面感知フロート5と燃料カットフロート6が同じバルブケーシング4内に設けられたものであるが、液面感知フロートと燃料カットフロートとがそれぞれ別個のバルブケーシングに設けられた構造となっている場合も公知である。図2を参照して、従来公知の他の燃料蒸発ガス処理装置の一例を説明する。燃料タンク21には液面感知バルブ22と燃料カットバルブ23とが別々に装着されている。液面感知バルブ22のバルブケーシング24にはベント通路部25が設けられており、燃料カットバルブ23のバルブケーシング26には通路27が設けられている。液面感知バルブ22のバルブケーシング24には空間部28が設けられており、該空間部28には連結ポート29が設けられている。連結ポート29と通路27とはホース30で連結されている。 【0010】図2に説明する公知例においても、図1の公知例と同様の作用が成されるものである。即ち、燃料タンク21内の燃料液面のレベルが高くなると、液面感知バルブ22がベント通路部25を閉塞する。これによって、燃料が直接キャニスタ等へ給送されることが防止される。 【0011】また、通常時燃料タンク21内の燃料ガスの圧力が高いままになっていると、液面感知バルブ22のフロートが弁口に固着状態となってベント通路部25が閉塞状態のままとなってしまうので、燃料タンク21内の圧力を低下させる必要がある。そこで、燃料カットバルブ23の弁口を利用してフロートを自重落下させるものである。 【0012】又、自動車等が大きく傾斜したり、或いは転倒したりすると、燃料カットバルブ23の弁口、そして通路27を介して燃料タンク21内の燃料がキャニスタ側へ大量に流出する恐れが有るが、自動車が大きく傾斜したり或いは転倒した時には、燃料カットバルブ23のフロートが上昇して弁口を閉塞して燃料の流出を防止するものである。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】ところが、前記各従来公知の燃料蒸発ガス処理装置によると、以下のような問題点があった。先ず、空間部12、28とベント通路部11、25とが直接連絡されているため、車両の振動等によって弁口9から漏れ出した燃料がキャニスタ側へ移送されてキャニスタを劣化させるおそれがある。又、弁口9が燃料タンク内の燃料に直接さらされるおそれがあるため、該弁口9を介して燃料の漏れ出しが助長されてしまうことがある。 【0014】又、液面感知バルブ22の連結ポート29と燃料カットバルブ23の通路27との連結を、ホース30で連結した構造では、連結作業がワンタッチではないので、時間や手間が掛かる上、部品の種類を多数準備しなければならないので、部品のバリエーションアップとなっていた。 【0015】そこで、本発明の目的は、前記従来公知の燃料蒸発ガス処理装置の欠点を改善し、燃料の漏れ出しが低減され、かつ配管の組み付けが簡単化され、更には部品のバリエーションを低減させた燃料蒸発ガス処理装置を提供することにある。 【0016】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため、本発明の燃料蒸発ガス制御装置では、次のような構成となっている。即ち、下部バルブケーシング42と、該下部バルブケーシング42の上方に設けられた上部バルブケーシング43と、前記下部バルブケーシング42内に設けられたフロート44と、該フロート44に設けられた弁部45と、前記下部バルブケーシング42と上部バルブケーシング43との間に設けられ、前記弁部45によって開閉される弁口46と、前記上部バルブケーシング43に設けられたベント通路部47と、該ベント通路部47と前記弁口45との間に設けられた空間部48とからなり、燃料タンクの液位によって上下動するフロート44の弁部45が弁口46を開閉することによって燃料タンク内とベント通路部47とを連通させるようにした燃料蒸発ガス処理装置において、前記空間部48に該空間部48の断面積を絞る遮蔽部材49を設けてなること。 【0017】更に、本発明の特徴とする構成は、遮蔽部材49が、上方から下方へ向けて伸び出す遮蔽部材49Aと、下方から上方へ向けて伸び出す遮蔽部材49Bとが交互に設けられてなるところにある。 【0018】更にまた、本発明の他の特徴とする構成は、下部バルブケーシング42と、該下部バルブケーシング42の上方に設けられた上部バルブケーシング43と、前記下部バルブケーシング42内に設けられたフロート44と、該フロート44に設けられた弁部45と、前記下部バルブケーシング42と上部バルブケーシング43との間に設けられ、前記弁部45によって開閉される弁口46と、前記上部バルブケーシング43に設けられたベント通路部47と、該ベント通路部47と前記弁口46との間に設けられた空間部48とからなり、燃料タンクの液位によって上下動するフロート44の弁部45が弁口46を開閉することによって燃料タンク内とベント通路部47とを連通させるようにした燃料蒸発ガス処理装置において、 前記空間部48が螺旋通路48Aとなっていることにある。 【0019】本発明の更に他の特徴とする構成は、下部バルブケーシング42と、該下部バルブケーシング42の上方に設けられた上部バルブケーシング43と、前記下部バルブケーシング42内に設けられたフロート44と、該フロート44に設けられた弁部45と、前記下部バルブケーシング42と上部バルブケーシング43との間に設けられ、前記弁部45によって開閉される弁口46と、前記上部バルブケーシング43に設けられたベント通路部47と、該ベント通路部47と前記弁口46との間に設けられた空間部48とからなり、燃料タンクの液位によって上下動するフロート44の弁部45が弁口46を開閉することによって燃料タンク内とベント通路部47とを連通させるようにした燃料蒸発ガス処理装置において、前記空間部48が上下に複数段形成されてなり、それぞれを区画する区画壁49に通口50が設けられてなること、そして相隣り合わせの通口50が互いに偏心してなることにある。 【0020】本発明の他の特徴とする構成は、下部バルブケーシング42に燃料ガスの流入開口51が設けられ、該流入開口51を覆う筒状のカバー52が設けられてなるところにある。 【0021】更にまた、本発明の特徴とする構成は、上部バルブケーシング61に、空間部65に開口するカットバルブ連結ポート62が設けられ、該カットバルブ連結ポート62にカットバルブ63の通気ポート64を連結してなること、更に、カットバルブ連結ポート62とカットバルブ63の通気ポート64との連結が、一方のポートに他方のポートを直接装着するコネクタ連結であること、更に加えて、カットバルブ連結ポート71とカットバルブの通気ポート72との連結が、一方のポートにニップル73を装着し、該ニップル73にホース74を装着し、該ホース74に他方のポートを装着する連結であるところにある。 【0022】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図を参照して説明する。本発明の最大の特徴とする点は、次の3点に有る。即ち、第1点は、液面感知バルブの空間部とベント通路部との間に流れを阻害する障害壁を設け、その障害壁によって燃料の漏れ出しを低減させんとするものである。次に、第2点は、液面感知バルブの弁口が直接燃料にさらされない様にするため、液面感知バルブを筒状のカバーで覆うものである。又、第3点は、液面感知バルブの連結ポートと燃料カットバルブの通路との連結を、コネクタ連結としてワンタッチ連結が出来るようにしたり、或いはニップルを使用してホースの使用を可能とした上でワンタッチ連結が出来るようし、もって部品のバリエーションの低減を図ったものである。 【0023】以下、図3及び図4を参照して本発明の一実施例について説明する。この実施例の特徴とするところは、液面感知バルブの空間部とベント通路部との間に流れを阻害する障害壁を設け、その障害壁によって燃料の漏れ出しを低減させんとするものである。液面感知バルブ41のバルブケーシングは、下部バルブケーシング42と、該下部バルブケーシング42の上方に設けられた上部バルブケーシング43とからなっている。 【0024】下部バルブケーシング42内には、フロート44が設けられており、該フロートの上面には弁部45が設けられている。又、下部バルブケーシング42と上部バルブケーシング43との間には弁口46が設けられ、該弁口46は前記弁部45によって開閉される。上部バルブケーシング43にはベント通路部47が設けられ、該ベント通路部47と前記弁口46との間には空間部48が設けられている。 【0025】上記構成において、図示しない燃料タンクの液位によってフロート44が上下動し、フロート44の弁部45が弁口46を開閉することによって燃料タンク内とベント通路部47とを連通させるようにするものである。本発明の上記実施例では、前記空間部48に該空間部48の断面積を絞る遮蔽部材49を設けてなるものである。 【0026】これを更に詳しく説明すると、遮蔽部材49が、上方から下方へ向けて伸び出す遮蔽部材49Aと、下方から上方へ向けて伸び出す遮蔽部材49Bとが交互に設けられてなるものである。 【0027】尚、この実施例図では、燃料カットバルブが説明されていないが、燃料カットバルブは、前記図1及び図2に示す公知の構造のものと同様に、液面感知バルブと一体に設けた構造であっても良いし、液面感知バルブとは別体に設けた構造であっても良い。 【0028】上記本発明の構造によると、遮蔽部材49が流れを阻害するので、弁口46からの燃料の漏れ出しを低減させるものとなる。ここで、遮蔽部材の構造や数は、特に限定されるものではないが、上方から下方へ向けて伸び出す遮蔽部材49Aと、下方から上方へ向けて伸び出す遮蔽部材49Bとを交互に設けてなる方が、一層燃料の漏れ出しの低減効果が高くなるものである。 【0029】本発明の流れを阻害する構成は、前記実施例に限定されるものではなく、次の図5及び図6に示す構造であっても良い。この実施例では、弁口46とベント通路部47との間の空間部が螺旋通路48Aとなっているものである。ここで、他の構成は前記実施例と同じであるから符号のみを付してその説明を省略する。この螺旋通路48Aによっても流れが阻害されるので、弁口46からの燃料の漏れ出しを低減できるものである。 【0030】本発明の流れを阻害する構成は、前記実施例の他、次の図7に示す構造であっても良い。この実施例では、弁口46とベント通路部47との間の空間部が上下に複数段空間部48B、48C、48Dとして形成されてなり、それぞれを区画する区画壁49Cに通口50が設けられているものである。ここで、他の構成は前記各実施例と同じであるから符号のみを付してその説明を省略する。この複数段の空間部48B、48C、48Dによっても流れが阻害されるので、弁口46からの燃料の漏れ出しを低減できるものである。 【0031】尚、図示のように、相隣り合わせの通口50を互いに偏心、即ち中心位置をずらして設けると、流れを阻害する抵抗が一層大きくなって、弁口46からの燃料の漏れ出しを一層低減させることができるものである。 【0032】上述までの実施例は、液面感知バルブの弁口からの燃料の漏れ出しを、空間部の流れの抵抗で低減させるものであるが、以下の図7に示す実施例は、液面感知バルブの弁口への燃料の到達を阻害するものである。即ち、下部バルブケーシング42には燃料或いは燃料ガスの流入開口51が設けられているが、該流入開口51を覆う筒状のカバー52が上部ケーシング43に一体或いは別体に設けられてなるものである。尚、この実施例において、空間部に遮蔽部材を設ける構造や、螺旋通路を形成する構造、複数段の空間部とする構成を付加することも、本発明の実施例に含まれるものである。この実施例においても、他の構成は前述までの実施例と同じであるから、符号のみを付して説明を省略する。 【0033】次に、本発明の他の実施例になる、別置きの燃料カットバルブの通路と液面感知バルブの連結ポートとの連結構造について、図9を参照して説明する。液面感知バルブの上部バルブケーシング61にはカットバルブ連結ポート62が設けられている。該カットバルブ連結ポート62は燃料カットバルブ63の通気ポート64が装着されて該燃料カットバルブ63と空間部65とを連通させるものである。 【0034】この実施例では、液面感知バルブのカットバルブ連結ポート62(或いは燃料カットバルブ63の通気ポート64)と燃料カットバルブ63の通気ポート64(或いは液面感知バルブのカットバルブ連結ポート62)とが直接装着のコネクタ連結となっている。 【0035】上記実施例は、カットバルブ連結ポートとカットバルブの通気ポートとの連結が、コネクタ構造による直接連結であるが、本発明は以下の図10に示すようなホースによる連結も可能である。即ち、液面感知バルブの空間部48に連通する連結ポート71にニップル73を装着する。又、燃料カットバルブの通気ポート72にはホース74の一端部が装着される。そして、ホース74の他方の端部を前記ニップル73に装着するものである。 【0036】以上の図9及び図10に示す実施例において、空間部に遮蔽部材を設ける構造や、螺旋通路を形成する構造、複数段の空間部とする構成を付加することも、本発明の実施例に含まれるものである。又、この図9及び図10に示す実施例においても、他の構成は前述までの実施例と同じであるから、符号のみを付して説明を省略する。 【0037】 【発明の効果】以上説明した本発明によると、次のような効果を奏する。先ず、空間部とベント通路部との間に流れを阻害する構成が設けられているので、車両の振動等によって弁口から漏れ出す燃料が低減し、キャニスタの劣化が低減される。又、カバーによって弁口が覆われているため、弁口が燃料タンク内の燃料に直接さらされることがなく、これによっても弁口を介して漏れ出す燃料が低減されるものとなる。 【0038】又、液面感知バルブの連結ポートと燃料カットバルブの通路との連結を、コネクタによる直接連結構造としたものでは、ワンタッチ連結が可能となって組付け作業が簡単となる。又、ホースとニップルで連結した構造では、一部の連結作業がワンタッチとなって作業性が向上する上、ニップルを使用した分だけ部品点数を削減でき、部品のバリエーション低減効果が生ずるものとなる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000161840 【氏名又は名称】京三電機株式会社 【識別番号】000003207 【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年12月27日(1999.12.27) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100080023 【弁理士】 【氏名又は名称】辻 三郎
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| 【公開番号】 |
特開2001−182633(P2001−182633A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月6日(2001.7.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−369719 |
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