| 【発明の名称】 |
エンジンの吸気量制御装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】板橋 慎二
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| 【要約】 |
【課題】吸気通路ボディにバタフライ形のスロットル弁が回動可能に支承されて成る複数のスロットルボディが、スロットル弁の回動軸線に直交する方向に間隔をあけた2箇所に相互に対をなすようにして配置され、前記2箇所のスロットルボディの吸気通路ボディが少なくとも1つの連結部材で相互に連結されるエンジンの吸気量制御装置において、吸気量制御装置の大型化を回避しつつ、エンジンのアイドル回転数を安定化させる。
【解決手段】相互に対をなす吸気通路ボディ13の相互に対向する側に、スロットル弁14を迂回するバイバス空気通路がそれぞれ設けられるとともにバイパス空気通路の開度を制御する空気制御弁31がそれぞれ取付けられ、各空気制御弁31の作動を同調させる同調機構40が対をなすスロットルボディ11A,11B間に配置される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 吸気通路(12)を形成する吸気通路ボディ(13)に前記吸気通路(12)の開度を制御するバタフライ形のスロットル弁(14)が回動可能に支承されて成る複数のスロットルボディ(11A,11B)が、前記スロットル弁(14)の回動軸線に直交する方向に間隔をあけた2箇所に相互に対をなすようにして配置され、前記2箇所に配置されるスロットルボディ(11A,11B)の吸気通路ボディ(13)が少なくとも1つの連結部材(15,16)で相互に連結されるエンジンの吸気量制御装置において、相互に対をなす前記吸気通路ボディ(13)の相互に対向する側に、前記スロットル弁(14)を迂回するバイバス空気通路(30)がそれぞれ設けられるとともにバイパス空気通路(30)の開度を制御する空気制御弁(31)がそれぞれ取付けられ、各空気制御弁(31)の作動を同調させる同調機構(40)が対をなすスロットルボディ(11A,11B)間に配置されることを特徴とするエンジンの吸気量制御装置。 【請求項2】 相互に対をなす同一形状の前記吸気通路ボディ(13)と、それらの吸気通路ボディ(13)に取付けられる同一形状の空気制御弁(31)とが、両吸気通路ボディ(13)の吸気通路(12)の軸線を通る直線(L)上に設定される両吸気通路(12)間の中心(C)に関して対称に配置されることを特徴とする請求項1記載のエンジンの吸気量制御装置。 【請求項3】 前記連結部材(15,16)が平板状に形成されることを特徴とする請求項2記載のエンジンの吸気量制御装置。 【請求項4】 前記連結部材(15,16)に前記同調機構(40)が支持されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のエンジンの吸気量制御装置。 【請求項5】 一対のスロットルボディ(11A,11B)の吸気通路ボディ(13)が、両スロットルボディ(11A,11B)が備えるスロットル弁(14)の回動軸線と平行な方向に間隔をあけて配置されるとともに両吸気通路ボディ(13)とともに略直角四辺形を構成する一対の前記連結部材(15,16)で連結され、前記同調機構(40)は、一方の前記連結部材(15)の内面側で支持されて一方のスロットルボディ(11A)の空気制御弁(31)に連結される第1レバー(41)と、他方の前記連結部材(16)の内面側で支持されて他方のスロットルボディ(11B)の空気制御弁(31)に連結される第2レバー(42)と、前記略直角四辺形の対角線上に配置されて第1および第2レバー(41,42)間を連結する同調部材(43)とを備えることを特徴とする請求項2または3記載のエンジンの吸気量制御装置。 【請求項6】 前記同調機構(40)に接続されるチョークワイヤ(50)が前記連結部材(16)に支持されることを特徴とする請求項1記載のエンジンの吸気量制御装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、吸気通路を形成する吸気通路ボディに前記吸気通路の開度を制御するバタフライ形のスロットル弁が回動可能に支承されて成る複数のスロットルボディが、前記スロットル弁の回動軸線に直交する方向に間隔をあけた2箇所に相互に対をなすようにして配置され、前記2箇所のスロットルボディの吸気通路ボディが少なくとも1つの連結部材で相互に連結されるエンジンの吸気量制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、かかる吸気量制御装置は、たとえば特開平10─176637号公報等で既に知られており、一対のスロットルボディのスロットル弁を連動機構で連動駆動するようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の吸気量制御装置では、エンジンの始動時に一対のスロットル弁をわずかに開くように連動させており、スロットル弁の開度が小さいために始動時の空気量が不安定であり、エンジンのアイドル回転数が不安定と成る可能性がある。 【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、複数のスロットルボディを備える吸気量制御装置において、吸気量制御装置の大型化を回避しつつ、エンジンのアイドル回転数を安定化させ得るようにすることを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、吸気通路を形成する吸気通路ボディに前記吸気通路の開度を制御するバタフライ形のスロットル弁が回動可能に支承されて成る複数のスロットルボディが、前記スロットル弁の回動軸線に直交する方向に間隔をあけた2箇所に相互に対をなすようにして配置され、前記2箇所に配置されるスロットルボディの吸気通路ボディが少なくとも1つの連結部材で相互に連結されるエンジンの吸気量制御装置において、相互に対をなす前記吸気通路ボディの相互に対向する側に、前記スロットル弁を迂回するバイバス空気通路がそれぞれ設けられるとともにバイパス空気通路の開度を制御する空気制御弁がそれぞれ取付けられ、各空気制御弁の作動を同調させる同調機構が対をなすスロットルボディ間に配置されることを特徴とする。 【0006】このような構成によれば、各スロットルボディの吸気通路ボディにスロットル弁を迂回するバイパス空気通路が設けられ、そのバイパス空気通路を流通する空気量を空気制御弁で制御することができるので、スロットル弁を低開度とすることでエンジン始動時の空気量を制御する従来のものに比べて、エンジン始動時の少量の空気量制御を安定的に行なうことができ、アイドル回転数を安定化することができる。また吸気通路ボディに設けられるバイパス空気通路と、吸気通路ボディに取付けられる空気制御弁とが、相互に対をなす吸気通路ボディの相互に対向する側に配設されるので、バイパス空気通路および空気制御弁が設けられるにもかかわらず、吸気量制御装置全体の大型化を回避することができる。しかも各空気制御弁を同調作動させる同調機構も対をなすスロットルボディ間に配置されるので、同調機構によっても吸気量制御装置全体が大型化することはない。 【0007】また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、相互に対をなす同一形状の前記吸気通路ボディと、それらの吸気通路ボディに取付けられる同一形状の空気制御弁とが、両吸気通路ボディの吸気通路の軸線を通る直線上に設定される両吸気通路間の中心に関して対称に配置されることを特徴とし、かかる構成によれば、複数種類のスロットルボディを準備することを不要としてコストダウンを図ることができるとともに、同調機構の構成を単純化することができる。 【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項2記載の発明の構成に加えて、前記連結部材が平板状に形成されることを特徴とし、かかる構成によれば、連結部材の形状を単純化して、コストダウンを図ることができる。 【0009】請求項4記載の発明は、上記請求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記連結部材に前記同調機構が支持されることを特徴とし、かかる構成によれば、同調機構を支持する専用部品を不要として部品点数を低減することができる。 【0010】請求項5記載の発明は、上記請求項2または3記載の発明の構成に加えて、一対のスロットルボディの吸気通路ボディが、両スロットルボディが備えるスロットル弁の回動軸線と平行な方向に間隔をあけて配置されるとともに両吸気通路ボディとともに略直角四辺形を構成する一対の前記連結部材で連結され、前記同調機構は、一方の前記連結部材の内面側で支持されて一方のスロットルボディの空気制御弁に連結される第1レバーと、他方の前記連結部材の内面側で支持されて他方のスロットルボディの空気制御弁に連結される第2レバーと、前記略直角四辺形の対角線上に配置されて第1および第2レバー間を連結する同調部材とを備えることを特徴とし、かかる構成によれば、一対のスロットルボディの連結強度を充分に確保した上に、両連結部材で同調機構を保護することが可能となり、しかも同調機構の簡素化を図ることができる。 【0011】さらに請求項6記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記同調機構に接続されるチョークワイヤが前記連結部材に支持されることを特徴とし、かかる構成によれば、チョークワイヤの配置上の自由度を増大しつつ同調機構およびチョークワイヤの接続構造を簡素化することができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。 【0013】図1〜図8は本発明の一実施例を示すものであり、図1は吸気量制御装置の全体平面図、図2は図1の2矢視側面図、図3は燃料供給系およびスロットル弁を省略した状態での図1に対応した平面図、図4は図3の4矢視方向から見た吸気通路ボディの側面図、図5は図4の5−5線拡大断面図、図6は図4の6−6線拡大断面図、図7は図4の7−7線拡大断面図、図8は図7の8−8線断面図である。 【0014】先ず図1および図2において、この吸気量制御装置は、たとえば自動二輪車に搭載されるV型2気筒エンジン用のものであり、該エンジンの各気筒に個別に対応した第1および第2スロットルボディ11A,11Bを備える。 【0015】第1および第2スロットルボディ11A,11Bは、前記エンジンにおける各気筒の吸気ポートに接続される吸気通路12…を形成する吸気通路ボディ13…に、吸気通路12…の開度を制御可能であるバタフライ形のスロットル弁14…が回動可能に支承されて成るものであり、各スロットル弁14…の回動軸線に直交する方向に間隔をあけた2箇所に相互に対をなすようにして配置される。 【0016】両スロットルボディ11A,11Bの吸気通路ボディ13…は同一形状を有するものであり、両吸気通路ボディ13…がそれぞれ備える両吸気通路12…の軸線を通る直線L上に設定される両吸気通路12…間の中心Cに関して対称に配置される。また両吸気通路ボディ13…は、前記スロットル弁14…の回動軸線と平行な方向に間隔をあけて配置されるとともに両吸気通路ボディ13…ともに略直角四辺形を構成する一対の連結部材15,16で連結され、それらの連結部材15,16は前記直線Lと平行な平板状に形成される。 【0017】各スロットル弁14…は、吸気通路ボディ13…に回動可能に支承される弁軸17…にそれぞれ固着されており、第1スロットルボディ11Aの吸気通路ボディ13から突出した弁軸17の一端にはスロットルドラム18Aが固着され、第2スロットルボディ11Bの吸気通路ボディ13から突出した弁軸17の一端にはスロットルドラム18Bが固着される。しかも両スロットルドラム18A,18Bは連動部材19を介して連結されており、第2スロットルドラム18Bを図示しないスロットルワイヤで回動操作することにより、両ドラム18A,18Bすなわち両弁軸17…が連動して回動し、各スロットル弁14…の開度が連動制御される。また第2スロットルボディ11Bの吸気通路ボディ13にはスロットル弁14の開度を検出するための開度センサ20が取付けられており、第2スロットルドラム18Bとは反対側で弁軸17の他端に開度センサ20が連結される。 【0018】各スロットルボディ11A,11Bにおける吸気通路ボディ13…の両側には、それらのスロットルボディ11A,11Bが備えるスロットル弁14…よりも下流側で各吸気通路12…に燃料を噴射するための一対ずつの燃料噴射弁21,22が、弁軸17…の軸線と直交する平面内に軸線を配置するようにしてそれぞれ取付けられる。 【0019】各燃料噴射弁21,22…は、吸気通路ボディ13…と、吸気通路ボディ13…に取付けられる弁支持部材23…との間にそれぞれ挟持される。 【0020】弁支持部材23は、燃料噴射弁21,22の後端に通じる燃料通路を有して吸気通路ボディ13に締結されており、各スロットルボディ11A,11B毎の一対の弁支持部材23,23には、前記燃料通路に通じる略U字状のパイプ24,24の両端が連結され、第1および第2スロットルボディ11A,11Bに燃料噴射弁22,22を取付けるための弁支持部材23,23には前記燃料通路に通じる略U字状のパイプ25の両端が連結される。また第2スロットルボディ11Bに燃料噴射弁21を取付けるための弁支持部材23には、図示しない燃料供給ポンプに接続するための燃料流入ジョイント26が取付けられ、第1スロットルボディ11Aに燃料噴射弁21を取付けるための弁支持部材23には、余剰燃料を図示しない燃料タンクに戻すためのレギュレータ27が接続される。 【0021】図3〜図7において、両吸気通路ボディ13…の相互に対向する側には、上流端をスロットル弁14よりも上流側で吸気通路12に開口させる上流側通路部30aと、下流端をスロットル弁14よりも下流側で吸気通路12に開口させる下流側通路部30bとから成るバイパス空気通路30が、スロットル弁14を迂回するようにしてそれぞれ設けられるとともに、バイパス空気通路30の前記上流側通路部30aおよび下流側通路部30b間に配置されて前記バイパス空気通路30の開度を制御する空気制御弁31がそれぞれ取付けられる。而して前記バイパス空気通路30の上流側通路部30aおよび下流側通路部30bは、複数箇所で折れ曲るようにして吸気通路ボディ13に形成される。 【0022】図8をさらに併せて参照して、空気制御弁31は、吸気通路ボディ13に摺動可能に嵌合される円柱状の弁体32と、該弁体32に同軸に連なって吸気通路ボディ13から外方に突出するロッド33と、該ロッド33の軸方向移動をガイドして吸気通路ボディ13にねじ込まれるガイド部材34と、ガイド部材34および弁体32間に設けられる戻しばね35とを備える。 【0023】吸気通路ボディ13には、前記バイパス空気通路30における上流側通路部30aの下流端に連なる摺動孔36がほぼ水平な軸線を有するようにして設けられ、該摺動孔36に弁体32が摺動可能に嵌合される。また前記バイパス空気通路30における下流側通路部30bの上流端に連なるとともに摺動孔36の内面に開口する複数たとえば3つの弁孔37…が、摺動孔36の軸線に沿う方向で一部をラップさせつつ並列するようにして設けられており、このような弁孔37…の配置により、バイパス空気通路30における上流側通路部30aおよび下流側通路部30b間の通路開口面積が弁体32の摺動孔36内での摺動により比例的に変化する。 【0024】而して前記戻しばね35は、バイパス空気通路30における上流側通路部30aおよび下流側通路部30b間の通路開口面積を小さくする方向に弁体32を付勢するばね力を発揮してガイド部材34および弁体32間に設けられ、摺動孔36の外端を塞ぐようにして吸気通路ボディ13に螺着されるガイド部材34の外端には、該ガイド部材34を軸方向移動可能に貫通するロッド33およびガイド部材34間をシールするためのブーツ38が装着される。 【0025】このようなバイパス空気通路30…は、同一形状で両吸気通路ボディ13…の相互に対向する側に設けられており、また同一形状の空気制御弁31…が両吸気通路ボディ13…に取付けられる。しかも空気制御弁31…は、前記直線L上に設定される中心Cに関して対称に配置される。 【0026】図3に特に注目して、各空気制御弁31…は、相互に対をなすスロットルボディ11A,11B間に配置される同調機構40の働きにより同調作動するものであり、この同調機構40は、連結部材15の内面側で支持されて第1スロットルボディ11Aの空気制御弁31に連結される第1レバー41と、連結部材16の内面側で支持されて第2スロットルボディ11Bの空気制御弁31に連結される第2レバー42と、第1および第2レバー41,42間を連結する同調部材43とを備える。 【0027】第1レバー41は連結部材15の内面側に設けられた支軸44で回動可能に支承されており、第1スロットルボディ11Aの空気制御弁31が備えるロッド33の端部に第1レバー41の一端部が係合、連結され、第1レバー41および連結部材15間には、第1レバー41およびロッド33の係合、連結を維持する側に第1レバー41を付勢するばね45が設けられる。 【0028】第2レバー42は連結部材16の内面側に設けられた支軸46で回動可能に支承されており、第2スロットルボディ11Bの空気制御弁31が備えるロッド33の端部に第2レバー42の一端部が係合、連結され、第2レバー41および連結部材16間には、第2レバー42およびロッド33の係合、連結を維持する側に第2レバー42を付勢するばね47が設けられる。しかも第2スロットルボディ11Bの空気制御弁31が備えるロッド33には、第2レバー42の該ロッド33への係合、連結位置を調節するための調節部材48が進退自在に螺合される。 【0029】ところで一対の吸気通路ボディ13…は、それらの吸気通路ボディ13…と共働して略直角四辺形を構成するように一対の連結部材15,16で連結されるのであるが、同調部材43は、前記直角四辺形の対角線上で直線状に延びるようにして第1および第2レバー41,42間を連結する。 【0030】前記連結部材16の内面側には支持ステー49が固着されており、この支持ステー49には、アウターワイヤ51内にインナーワイヤ52が移動可能に挿通されて成るチョークワイヤ50におけるアウターワイヤ51の端部が支持される。前記アウターワイヤ51の端部から突出するインナーワイヤー52の端部には係合駒53が固着されており、この係合駒53が、第2レバー42に係合、連結される。したがって、チョークワイヤ50の牽引操作により、第2レバー42が回動して第2スロットルボディ11Bの空気制御弁31が駆動されるとともに、第2レバー42の回動が同調部材43を介して第1レバー41に伝達されることにより、第1スロットルボディ11Aの空気制御弁31が駆動される。すなわちチョークワイヤ50の牽引操作により第1および第2スロットルボディ11A,11Bの空気制御弁31…が同調作動することになる。 【0031】また前記支持ステー49には、先端を第2レバー42に当接させて空気制御弁31…の最小開度を規定する調節ねじ54が進退自在に螺合されており、この調節ねじ54の後端部および支持ステー49間には調節ねじ54の緩みを防止すためのばね55が設けられる。 【0032】次にこの実施例の作用について説明すると、相互に対をなして配置される第1および第2スロットルボディ11A,11Bにおける吸気通路ボディ13…に、各スロットルボディ11A,11Bにおけるスロットル弁14…を迂回するバイバス空気通路30…がそれぞれ設けられるとともにバイパス空気通路30…の開度を制御する空気制御弁31…がそれぞれ取付けられるので、バイパス空気通路30…を流通する空気量を空気制御弁31…で制御することにより、スロットル弁14…を低開度とすることでエンジン始動時の空気量を制御する従来のものに比べて、エンジン始動時の少量の空気量制御を安定的に行なうことができ、アイドル回転数を安定化することができる。 【0033】またバイパス空気通路30…および空気制御弁31…が、相互に対をなす吸気通路ボディ13…の相互に対向する側に配設されるので、バイパス空気通路30…および空気制御弁31…が設けられるにもかかわらず、吸気量制御装置全体の大型化を回避することができる。しかも各空気制御弁31…を同調作動させる同調機構40も対をなすスロットルボディ11A,11B間に配置されるので、同調機構40によっても吸気量制御装置全体が大型化することはない。 【0034】また両吸気通路ボディ13…および両空気制御弁31…はそれぞれ同一形状のものであり、両吸気通路ボディ13…および両空気制御弁31…が、両吸気通路12…の軸線を通る直線L上に設定される両吸気通路12…間の中心Cに関して対称に配置されるので、複数種類のスロットルボディを準備することを不要としてコストダウンを図ることができるとともに、同調機構40の構成を単純化することができる。 【0035】ところで、相互に対をなす一対の吸気通路ボディ13…は、一対の連結部材15,16で連結されており、両スロットルボディ11A,11Bの強度を充分に確保することが可能である。しかも両連結部材15,16が平板状に形成されるので、連結部材15,16の形状を単純化してコストダウンを図ることができる。また連結部材15,16に同調機構40が支持されているので、同調機構40を支持する専用部品を不要として部品点数を低減することができる。 【0036】前記同調機構40は、一方の連結部材15の内面側で支持されて第1スロットルボディ11Aの空気制御弁31に連結される第1レバー41と、他方の連結部材16の内面側で支持されて第2スロットルボディ11Bの空気制御弁31に連結される第2レバー42と、第1および第2レバー41,42間を連結する同調部材43とを備えるものであり、同調部材43は、両連結部材15,16および両吸気通路ボディ13…で構成される略直角四辺形の対角線上に配置されている。このような同調機構40の構成によれば、両連結部材15,16で同調機構40を保護することが可能となり、しかも同調機構40の簡素化を図ることができる。 【0037】さらに同調機構40にはチョークワイヤ50が接続されるのであるが、このチョークワイヤ50は、連結部材16に支持ステー49を介して支持されており、チョークワイヤ50の配置上の自由度を増大しつつ、同調機構40およびチョークワイヤ50の接続構造を簡素化することができる。 【0038】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行なうことが可能である。 【0039】たとえば上記実施例では、スロットルボディ11A,11Bが、スロットル弁14の回動軸線に直交する方向に間隔をあけた2箇所に1つずつ対をなすようにして配置された吸気量制御装置について説明したが、本発明は、前記2箇所に複数ずつのスロットルボディが配置される吸気量制御装置にも適用可能である。 【0040】 【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれば、エンジン始動時の少量の空気量制御を安定的に行なってアイドル回転数を安定化することができ、またバイパス空気通路および空気制御弁が設けられるにもかかわらず、吸気量制御装置全体の大型化を回避することができ、しかも各空気制御弁を同調作動させる同調機構によっても吸気量制御装置全体が大型化することはない。 【0041】また請求項2記載の発明によれば、複数種類のスロットルボディを準備することを不要としてコストダウンを図ることができるとともに、同調機構の構成を単純化することができる。 【0042】請求項3記載の発明によれば、連結部材の形状を単純化して、コストダウンを図ることができる。 【0043】請求項4記載の発明によれば、同調機構を支持する専用部品を不要として部品点数を低減することができる。 【0044】請求項5記載の発明によれば、一対のスロットルボディの連結強度を充分に確保した上に両連結部材で同調機構を保護することができ、しかも同調機構の簡素化を図ることができる。 【0045】さらに請求項6記載の発明によれば、チョークワイヤの配置上の自由度を増大しつつ同調機構およびチョークワイヤの接続構造を簡素化することができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000141901 【氏名又は名称】株式会社ケーヒン
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| 【出願日】 |
平成11年10月19日(1999.10.19) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071870 【弁理士】 【氏名又は名称】落合 健 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−115931(P2001−115931A) |
| 【公開日】 |
平成13年4月27日(2001.4.27) |
| 【出願番号】 |
特願平11−297177 |
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