トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F02 燃焼機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの




【発明の名称】 エンジンの燃料供給装置
【発明者】 【氏名】板橋 慎二

【氏名】大槻 節雄

【要約】 【課題】吸気通路をそれぞれ有する複数の吸気通路ボディに、前記吸気通路に燃料を噴射するための1または複数の燃料噴射弁がそれぞれ取付けられ、全ての燃料噴射弁が共通に接続されるエンジンの燃料供給装置において、燃料噴射弁相互の間隔や燃料噴射弁の本数変更に容易に対応可能とするとともに、燃料通路の配置上の自由度を高める。

【解決手段】各燃料噴射弁18を吸気通路ボディ11A〜11Dとの間に挟持して吸気通路ボディ11A〜11Dに締結される複数の弁支持部材19に、燃料噴射弁18の軸線と直交する方向に延びて燃料噴射弁18に連通する第1燃料通路が設けられ、吸気通路ボディ11A〜11Dに取付けられた複数の弁支持部材19が、第1燃料通路に通じる第2燃料通路を有する燃料通路部材26A,26Bを介して連結される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 吸気通路(13)をそれぞれ有する複数の吸気通路ボディ(11A〜11D)に、前記吸気通路(13)に燃料を噴射するための1または複数の燃料噴射弁(18)がそれぞれ取付けられ、全ての燃料噴射弁(18)が共通に接続されるエンジンの燃料供給装置において、各燃料噴射弁(18)を前記吸気通路ボディ(11A〜11D)との間に挟持して吸気通路ボディ(11A〜11D)に締結される複数の弁支持部材(19,19′)に、前記燃料噴射弁(18)の軸線と直交する方向に延びて燃料噴射弁(18)に連通する第1燃料通路(23)が設けられ、前記吸気通路ボディ(11A〜11D)に取付けられた複数の弁支持部材(19,19′)が、前記第1燃料通路(23)に通じる第2燃料通路(27A,27B)を有する燃料通路部材(26A,26B;26A′,26B′)を介して連結されることを特徴とするエンジンの燃料供給装置。
【請求項2】 前記各弁支持部材(19,19′)には、第1燃料通路(23)の少なくとも一端を開口させる第1締結面(24)がそれぞれ設けられ、前記燃料通路部材(26A,26B;26A′,26B′)には、第2燃料通路(27A,27B)の少なくとも一端を開口させるとともに第1締結面(24)に環状のシール部材(25)を介して締結される第2締結面(30)が設けられることを特徴とする請求項1記載のエンジンの燃料供給装置。
【請求項3】 前記各弁支持部材(19)には、第1燃料通路(23)の両端を開口させる一対の第1締結面(24)がそれぞれ設けられ、前記各弁支持部材(19)間を連結する複数の燃料通路部材(26A,26B)は、第2燃料通路(27A,27B)を形成するパイプ(28A,28B)の両端に、第2締結面(30)を外面側に有するフランジ(29)がそれぞれ固着されて成ることを特徴とする請求項2記載のエンジンの燃料供給装置。
【請求項4】 前記燃料通路部材(26A′,26B′)には、第2燃料通路(23)の一部を形成する挿入部(36)が設けられ、前記弁支持部材(19′)には、第1燃料通路(23)に同軸に連なる挿入孔(37)が、前記挿入部(36)を液密に嵌入させることを可能として設けられることを特徴とする請求項1記載のエンジンの燃料供給装置。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸気通路をそれぞれ有する複数の吸気通路ボディに、前記吸気通路に燃料を噴射するための1または複数の燃料噴射弁がそれぞれ取付けられ、全ての燃料噴射弁が共通に接続されるエンジンの燃料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる燃料供給装置は、たとえば特開平10─176637号公報等で既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の燃料供給装置では、複数の燃料噴射弁が単一の燃料レールに共通に接続されている。このため、エンジンの気筒間変更に伴う燃料噴射弁相互の間隔の変更や、燃料噴射弁の本数変更時には、全く新しい燃料レールが必要になる。また燃料噴射弁に通じる燃料通路が燃料レール内に形成されているので、燃料通路の配置上の自由度が低い。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、燃料噴射弁相互の間隔や燃料噴射弁の本数変更に容易に対応可能とするとともに、燃料通路の配置上の自由度を高めたエンジンの燃料供給装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、吸気通路をそれぞれ有する複数の吸気通路ボディに、前記吸気通路に燃料を噴射するための1または複数の燃料噴射弁がそれぞれ取付けられ、全ての燃料噴射弁が共通に接続されるエンジンの燃料供給装置において、各燃料噴射弁を前記吸気通路ボディとの間に挟持して吸気通路ボディに締結される複数の弁支持部材に、前記燃料噴射弁の軸線と直交する方向に延びて燃料噴射弁に連通する第1燃料通路が設けられ、前記吸気通路ボディに取付けられた複数の弁支持部材が、前記第1燃料通路に通じる第2燃料通路を有する燃料通路部材を介して連結されることを特徴とする。
【0006】このような請求項1記載の発明の構成によれば、燃料噴射弁を吸気通路ボディとの間に挟持して吸気通路ボディに取付けられる複数の弁支持部材間が、燃料噴射弁に通じて弁支持部材に設けられる第1燃料通路に連通する第2燃料通路を有する燃料通路部材を介して連結されるので、燃料噴射弁相互の間隔や燃料噴射弁の本数変更に燃料通路部材の変更だけで容易に対応可能となり、しかも燃料通路部材は弁支持部材に連結されればよく、燃料通路部材すなわち第2燃料通路の配置上の自由度を高めることができる。また弁支持部材が吸気通路ボディに取付けられた状態、すなわち燃料噴射弁の吸気通路ボディへの取付け状態で燃料通路部材によって弁支持部材間を連結することにより、燃料噴射弁の吸気通路ボディへの取付け位置を正確に定めることができる。
【0007】また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記各弁支持部材には、第1燃料通路の少なくとも一端を開口させる第1締結面がそれぞれ設けられ、前記燃料通路部材には、第2燃料通路の少なくとも一端を開口させるとともに第1締結面に環状のシール部材を介して締結される第2締結面が設けられることを特徴とし、かかる構成によれば、相互に締結される第1および第2締結面により、それらの締結面に沿う方向での弁支持部材および燃料通路部材の多少のずれを吸収することができるので、燃料通路部材の寸法精度を高精度に設定することが不要である。
【0008】請求項3記載の発明は、上記請求項2記載の発明の構成に加えて、前記各弁支持部材には、第1燃料通路の両端を開口させる一対の第1締結面がそれぞれ設けられ、前記各弁支持部材間を連結する複数の燃料通路部材は、第2燃料通路を形成するパイプの両端に、第2締結面を外面側に有するフランジがそれぞれ固着されて成ることを特徴とし、かかる構成によれば、各燃料通路部材は、一対の弁支持部材間を連結するものであり、相互に締結される第1および第2締結面に沿う方向での弁支持部材および燃料通路部材の多少のずれをより効果的に吸収することができる。
【0009】さらに請求項4記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記燃料通路部材には、第2燃料通路の一部を形成する挿入部が設けられ、前記弁支持部材には、第1燃料通路に同軸に連なる挿入孔が、前記挿入部を液密に嵌入させることを可能として設けられることを特徴とし、かかる構成によれば、挿入部が設けられる側での燃料通路部材および弁支持部材の連結に必要なボルトの本数を低減することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0011】図1〜図4は本発明の第1実施例を示すものであり、図1は燃料供給装置の平面図、図2は図1の2矢視側面図、図3は図1の3─3線拡大断面図、図4は図3の4─4線断面図である。
【0012】先ず図1および図2において、この燃料供給装置は、たとえば自動二輪車に搭載されるV型4気筒エンジン用のものであり、吸気通路ボディとしての第1〜第4スロットルボディ11A,11B,11C,11Dを前記エンジンの各気筒に個別に対応して備える。
【0013】前記エンジンの一方のバンクにおける2気筒に対応した第1および第2スロットルボディ11A,11Bは第1ボディ列R1を形成するように相互に並んで連結され、前記エンジンの他方のバンクにおける2気筒に対応した第3および第4スロットルボデ11C,11Dは、第1および第2スロットルボディ11A,11Bが構成する第1ボディ列R1と平行に並ぶ第2ボディ列R2を構成するように相互に並んで連結される。しかも第1および第3スロットルボディ11A,11Cは第1連結板12Aで相互に連結され、第2および第4スロットルボディ11B,11Dは第2連結板12Bで相互に連結される。
【0014】各スロットルボディ11A〜11Dは、前記エンジンにおける各気筒の吸気ポートに接続される吸気通路13…をそれぞれ備えるとともに、それらの吸気通路13…の開度を調節するためのバタフライ形のスロットル弁14…をそれぞれ備えており、第1および第2スロットルボディ11A,11Bのスロットル弁14…は、第1および第2スロットルボディ11A,11Bに回動自在に支持された第1弁軸15Aに共通に固着され、第3および第4スロットルボディ11C,11Dのスロットル弁14…は、第3および第4スロットルボディ11C,11Dに回動自在に支持された第2弁軸15Bに共通に固着される。
【0015】第1スロットルボディ11Aから突出した第1弁軸15Aの一端には第1スロットルドラム16Aが装着され、第3スロットルボディ11Cから突出した第2弁軸15Bの一端には第2スロットルドラム16Bが装着される。しかも第1および第2スロットルドラム16A,16Bは連動部材17を介して連結されており、第2スロットルドラム16Bを図示しないスロットルワイヤで回動操作することにより、両ドラム16A,16Bすなわち両弁軸15A,15Bが連動して回動し、各スロットル弁14…の開度が連動制御される。
【0016】図3および図4を併せて参照して、各スロットルボディ11A〜11Dには、それらのスロットルボディ11A〜11Dが備えるスロットル弁14…よりも下流側で各吸気通路13…に燃料を噴射するための燃料噴射弁18…が、前記第1および第2ボディ列R1,R2に直交する軸線を有して1つずつ取付けられるものであり、それらの燃料噴射弁18…は、第1および第2スロットルボディ11A,11Bが構成する第1ボディ列R1ならびに第3および第4スロットルボディ11C,11Dが構成する第2ボディ列R2間に配置される。
【0017】各燃料噴射弁18…は、スロットルボディ11A〜11Dと、スロットルボディ11A〜11Dに取付けられる弁支持部材19…との間にそれぞれ挟持される。
【0018】弁支持部材19は、燃料噴射弁18を両側から挟む一対の脚部19a,19aと、両脚部19a,19aの一端間を一体に結ぶ連結部19bと、両脚部19a,19aの他端にそれぞれ一体に連設される一対のフランジ部19c,19cとを備えるものであり、両フランジ部19c,19cは、スロットルボディ11A〜11Dに設けられるフランジ部20…に一対ずつのボルト21…でそれぞれ締結される。
【0019】両脚部19a,19a間の中央部で前記連結部19bには、燃料噴射弁18の後端を液密に嵌合せしめる嵌合孔22が、スロットルボディ11A〜11D側に開口して設けられており、先端部をスロットルボディ11A〜11Dに嵌合せしめた燃料噴射弁18の後端部を前記嵌合孔22に嵌合した状態で、前記フランジ部19c,19c;20を相互に締結することにより、弁支持部材19がスロットルボディ11A〜11Dに取付けられるとともに、燃料噴射弁18が弁支持部材19およびスロットルボディ11A〜11D間に挟持されることになる。
【0020】弁支持部材19の前記連結部19bには、燃料噴射弁18の軸線と直交する方向すなわち前記第1および第2ボディ列R2と平行な方向に延びる第1燃料通路23が設けられ、第1燃料通路23の中央部には前記嵌合孔22が直角に連なる。したがって弁支持部材19およびスロットルボディ11A〜11D間に挟持される燃料噴射弁18の後端は、前記第1燃料通路23の中央部に連通することになる。
【0021】また第1燃料通路23の少なくとも一端、この実施例では両端を開口させる第1締結面24,24が弁支持部材19における連結部19bの両側にそれぞれ設けられ、それらの第1締結面24,24は、第1燃料通路23と直交する平面状、すなわち第1および第2ボディ列R2と直交する平面状に形成される。しかも第1燃料通路23の開口端を囲む環状のシール部材であるOリング25,25が第1締結面24,24にそれぞれ装着される。
【0022】第1および第2スロットルボディ11A,11Bの弁支持部材19,19は第1燃料通路部材26Aで相互に連結され、第2および第3スロットルボディ11A,11Cの弁支持部材19,19は第2燃料通路部材26Bで相互に連結され、第3および第4スロットルボディ11C,11Dの弁支持部材19,19は第1燃料通路部材26Aで相互に連結される。
【0023】第1燃料通路部材26Aは、第2燃料通路27Aを形成する直管状のパイプ28Aの両端にフランジ29,29がそれぞれ溶接されて成り、第2燃料通路部材26Bは、第2燃料通路27Bを形成するパイプ28Bの両端にフランジ29,29がそれぞれ溶接されて成り、第2燃料通路部材26Bのパイプ28Bは略U字状に曲げられる。
【0024】前記フランジ29,29の外面には、第2燃料通路27A,27Bの少なくとも一端、この実施例では両端を開口させる第2締結面30,30が、前弁支持部材19の第1締結面24に対応した平面状にしてそれぞれ設けられる。而して第1および第2燃料通路部材26A,26Bの第2締結面30,30は、燃料噴射弁19…を各スロットルボディ11A〜11Dとの間に挟持して各スロットルボディ11A〜11Dに弁支持部材19…が取付けられた状態で、前記Oリング25,25を第2締結面24,24との間に介在させるようにして一対ずつのボルト31,31で弁支持部材19…の第2締結面24,24にそれぞれ締結され、これにより第2燃料通路27A,27Bが第1燃料通路23にそれぞれ連通する。
【0025】第2スロットルボディ11Bに対応する弁支持部材19の第1燃料通路部材26Aとは反対側には、図示しない燃料供給ポンプから供給される燃料の圧力を調節して余剰燃料を燃料タンクに戻すレギュレータ34が接続され、第4スロットルボディ11Dに対応する弁支持部材19の第1燃料通路部材26Aとは反対側には、前記燃料供給ポンプに接続するための燃料流入ジョイント35が取付けられる。
【0026】次にこの第1実施例の作用について説明すると、各燃料噴射弁18…をスロットルボディ11A〜11Dとの間に挟持してスロットルボディ11A〜11Dに締結される複数の弁支持部材19…に、燃料噴射弁18…の軸線と直交する方向に延びて燃料噴射弁18…に連通する第1燃料通路23…が設けられ、スロットルボディ11A〜11Dに取付けられた複数の弁支持部材19…が、第1燃料通路23…に通じる第2燃料通路27a,27Bを有する第1および第2燃料通路部材26A,26Bを介して連結される。したがって、燃料噴射弁18…相互の間隔や燃料噴射弁18…の本数変更に燃料通路部材26A,26Bの変更だけで容易に対応可能となる。しかも燃料通路部材26A,26Bは弁支持部材19…に連結されればよく、燃料通路部材26A,26Bすなわち第2燃料通路27A,27Bの配置上の自由度を高めることができる。
【0027】また弁支持部材19…がスロットルボディ11A〜11Dに取付けられた状態、すなわち燃料噴射弁19…のスロットルボディ11A〜11Dへの取付け状態で燃料通路部材26A,26Bにより弁支持部材19…間を連結することにより、燃料噴射弁18…のスロットルボディ11A〜11Dへの取付け位置を正確に定めることができる。
【0028】しかも各弁支持部材19…には、第1燃料通路23の少なくとも一端(この実施例では両端)を開口させる第1締結面24,24がそれぞれ設けられ、第1および第2燃料通路部材26A,26Bには、第2燃料通路27A,27Bの少なくとも一端(この実施例では両端)を開口させるとともに第1締結面24,24にOリング25を介して締結される第2締結面30,30が設けられているので、相互に締結される第1および第2締結面24,30により、それらの締結面24,30に沿う方向での弁支持部材19…および燃料通路部材26A,26Bの多少のずれを吸収することができるので、燃料通路部材26A,26Bの寸法精度を高精度に設定することが不要である。
【0029】特に各弁支持部材19…には第1燃料通路23の両端を開口させる一対の第1締結面24,24がそれぞれ設けられ、各弁支持部材19…間を連結する複数の燃料通路部材26A,26Bは、第2燃料通路27A,27Bを形成するパイプ28A,28Bの両端に、第2締結面24を外面側に有するフランジ29,29がそれぞれ固着されて成るものであるので、各燃料通路部材26A,26Bで一対の弁支持部材19,19間が連結されることになり、相互に締結される第1および第2締結面24,30に沿う方向での弁支持部材19および燃料通路部材26A,26Bの多少のずれをより効果的に吸収することができる。すなわち1つの燃料通路部材で3以上の弁支持部材を連結すべく、分岐したパイプを有するように前記燃料通路部材を構成した場合には前記ずれが蓄積してしまい、相互に締結される第1および第2締結面24,30でも前記ずれの吸収が困難となる可能性がある。
【0030】図5および図6は本発明の第2実施例を示すものであり、図5は図2に対応した側面図、図6は図5の6−6線断面図である。
【0031】第1および第2スロットルボディ11A,11Bの弁支持部材19…、ならびに第3および第4スロットルボディ11C,11Dの弁支持部材19…を相互に連結する第1燃料通路部材26A′は、第2燃料通路27Aを形成する直管状のパイプ28Aの両端にフランジ29,29′がそれぞれ溶接されて成り、パイプ28Aの一端には、フランジ29′から突出する挿入部36が設けられる。また第1および第3スロットルボディ11A,11Cの弁支持部材19…を相互に連結する第2燃料通路部材26B′は、第2燃料通路27Bを形成する略U字状のパイプ28Bの両端にフランジ29,29′がそれぞれ溶接されて成り、パイプ28Bの一端には、フランジ29′から突出する挿入部36が設けられる。
【0032】一方、弁支持部材19′の連結部19b′には、第1燃料通路23′の一端に同軸に連なる挿入孔37が前記挿入部36を嵌入させることを可能として設けられ、挿入部36には挿入孔37の内面全周に接触するOリング38が装着される。
【0033】而して各燃料通路部材26A′,26B′の一端側のフランジ29′は、挿入部36を挿入孔37に液密に嵌合した状態で単一のボルト31により弁支持部材19′の第1締結面24に締結され、各燃料通路部材26A′,26B′の他端側のフランジ29は、該フランジ29が備える第2締結面30と弁支持部材19′の第1締結面24との間にOリング25を介在させて,一対のボルト31,31により弁支持部材19′に締結される。
【0034】この第2実施例によれば、挿入部36が設けられる側での燃料通路部材26A′,26B′および弁支持部材19′の連結に必要なボルト31の本数を1本として、ボルト本数を低減することができる。
【0035】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行なうことが可能である。
【0036】たとえば上記実施例では、各吸気通路ボディに1つずつの燃料噴射弁18が取付けられる構成について説明したが、複数の燃料噴射弁18が各吸気通路ボディに取付けられる燃料供給装置に本発明を適用することも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれば、燃料噴射弁相互の間隔や燃料噴射弁の本数変更に燃料通路部材の変更だけで容易に対応可能となり、また燃料通路部材すなわち第2燃料通路の配置上の自由度を高めることができる。しかも燃料噴射弁の吸気通路ボディへの取付け位置を正確に定めることができる。
【0038】また請求項2記載の発明によれば、相互に締結される第1および第2締結面にに沿う方向での弁支持部材および燃料通路部材の多少のずれを吸収することができ、燃料通路部材の寸法精度を高精度に設定することが不要となる。
【0039】請求項3記載の発明によれば、各燃料通路部材で一対の弁支持部材間を連結するようにして、第1および第2締結面に沿う方向での弁支持部材および燃料通路部材の多少のずれをより効果的に吸収することができる。
【0040】さらに請求項4記載の発明によれば、挿入部が設けられる側での燃料通路部材および弁支持部材の連結に必要なボルトの本数を低減することができる。
【出願人】 【識別番号】000141901
【氏名又は名称】株式会社ケーヒン
【出願日】 平成11年10月19日(1999.10.19)
【代理人】 【識別番号】100071870
【弁理士】
【氏名又は名称】落合 健 (外1名)
【公開番号】 特開2001−115930(P2001−115930A)
【公開日】 平成13年4月27日(2001.4.27)
【出願番号】 特願平11−296364