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【発明の名称】 車両用吸気パイプの振動防止構造
【発明者】 【氏名】加藤 秀実

【氏名】山口 清文

【要約】 【課題】吸気パイプ側におもりを配設できない場合でも振動防止を果たすことができる車両用吸気パイプの振動防止構造の提供。

【解決手段】車両の吸気パイプ10と、吸気パイプ10に共鳴管30を介して連通され吸気パイプ10に接合される容積部20と、容積部20の共鳴管30まわりに形成された溝23と、容積部20の溝23に配置されるおもり40と、からなる車両用吸気パイプの振動防止構造。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 車両の吸気パイプと、前記吸気パイプに共鳴管を介して連通され前記吸気パイプに接合される容積部と、前記容積部の共鳴管まわりに形成された溝と、前記容積部の溝に配置されるおもりと、からなる車両用吸気パイプの振動防止構造。
【請求項2】 前記容積部は前記共鳴管まわりに溶着リブを有しており、前記溝は前記溶着リブと前記共鳴管の間に形成されており、前記容積部は前記溶着リブ部位で前記吸気パイプに溶着により接合されている請求項1記載の車両用吸気パイプの振動防止構造。
【請求項3】 前記おもりは前記溶着リブの接合時に発生するバリにより前記溝内に固定される請求項2記載の車両用吸気パイプの振動防止構造。
【請求項4】 上端にアンダーカットをもつ吸気パイプ保持用壁と前記溝とが形成された容積部上蓋に、前記おもりを挿入して、前記吸気パイプをブロー成形し該吸気パイプを前記吸気パイプ保持用壁に接合せしめるとともに前記おもりを押さえた請求項1記載の車両用吸気パイプの振動防止構造。
【請求項5】 前記吸気パイプにおもり押さえ部を突出させて形成しておき、前記容積部が前記吸気パイプに接着により接合された時に前記おもり押さえ部が前記おもりを押さえる構造とした請求項1記載の車両用吸気パイプの振動防止構造。
【請求項6】 前記吸気パイプ側にも、前記容積部側の溝と対応させて溝を形成しておき、前記容積部の溝と前記吸気パイプ側の溝の少なくとも一方に前記おもりを配置し、前記容積部の溝と前記吸気パイプの溝を合わせた状態で前記容積部と前記吸気パイプとを溶着にて接合した請求項1記載の車両用吸気パイプの振動防止構造。
【請求項7】 車両の吸気パイプと、前記吸気パイプの外側に設けられる容積部と、前記吸気パイプおよび前記容積部とは別体に作製されて、前記吸気パイプと前記容積部に接合されて前記吸気パイプと前記容積部とを連通し、樹脂より重い材料で構成された共鳴管と、からなる車両用吸気パイプの振動防止構造。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンとエアクリーナとを連結する吸気パイプの振動防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンとエアクリーナとを連結する吸気パイプには、エンジンの振動が吸気パイプを介してエアクリーナに伝達されることを防止するために、おもりが取付けられる。おもりは、従来、たとえば図8〜図10に示すように、吸気パイプ1側に取付けられる。
■ 図8は、プレス巻き曲げにて加工したリング状のおもり(鉄板等)2が軟質材の吸気パイプ1の外周の溝に嵌め込まれる場合を示している。この場合、おもり2は軟質材の吸気パイプ1を変形させて溝に嵌め込まれる。
■ 図9は、硬質材の吸気パイプ1を成形する時に図示略の金型内におもり2をセットしておき、吸気パイプ1を成形すると同時におもり2が吸気パイプ1に接着される(インサート成形される)場合を示している。この場合、おもり2と吸気パイプ1との接着強度を得るために、おもり2にアンダーカットが形成されている。
■ 図10は、吸気パイプ1におもり取付け用のステー1aを設け、おもり2がボルト1bによりステー1aに取付けられる場合を示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記■〜■の従来の車両用吸気パイプの振動防止構造にはつぎの問題がある。上記■〜■では、全て、おもり2を吸気パイプ1に取付ける構造を示しているが、吸気パイプ1側におもり2を配置できない場合(吸気パイプ1側におもりを取付けることが困難な場合)、おもり2を取付けることが不可能となる。また、取り付けたおもり2が直に見えるため、見栄えが悪い。本発明の目的は、吸気パイプ側におもりを配設できない場合でも振動防止を果たすことができる車両用吸気パイプの振動防止構造を提供することにある。本発明のもう一つの目的は、上記の目的に加えて、取り付けたおもりが外側から見えず、外観上の見栄えが良い車両用吸気パイプの振動防止構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 車両の吸気パイプと、前記吸気パイプに共鳴管を介して連通され前記吸気パイプに接合される容積部と、前記容積部の共鳴管まわりに形成された溝と、前記容積部の溝に配置されるおもりと、からなる車両用吸気パイプの振動防止構造。
(2) 前記容積部は前記共鳴管まわりに溶着リブを有しており、前記溝は前記溶着リブと前記共鳴管の間に形成されており、前記容積部は前記溶着リブ部位で前記吸気パイプに溶着により接合されている(1)記載の車両用吸気パイプの振動防止構造。
(3) 前記おもりは前記溶着リブの接合時に発生するバリにより前記溝内に固定される(2)記載の車両用吸気パイプの振動防止構造。
(4) 上端にアンダーカットをもつ吸気パイプ保持用壁と前記溝とが形成された容積部上蓋に、前記おもりを挿入して、前記吸気パイプをブロー成形し該吸気パイプを前記吸気パイプ保持用壁に接合せしめるとともに前記おもりを押さえた(1)記載の車両用吸気パイプの振動防止構造。
(5) 前記吸気パイプにおもり押さえ部を突出させて形成しておき、前記容積部が前記吸気パイプに接着により接合された時に前記おもり押さえ部が前記おもりを押さえる構造とした(1)記載の車両用吸気パイプの振動防止構造。
(6) 前記吸気パイプ側にも、前記容積部側の溝と対応させて溝を形成しておき、前記容積部の溝と前記吸気パイプ側の溝の少なくとも一方に前記おもりを配置し、前記容積部の溝と前記吸気パイプの溝を合わせた状態で前記容積部と前記吸気パイプとを溶着にて接合した(1)記載の車両用吸気パイプの振動防止構造。
(7) 車両の吸気パイプと、前記吸気パイプの外側に設けられる容積部と、前記吸気パイプおよび前記容積部とは別体に作製されて、前記吸気パイプと前記容積部に接合されて前記吸気パイプと前記容積部とを連通し、樹脂より重い材料で構成された共鳴管と、からなる車両用吸気パイプの振動防止構造。
【0005】上記(1)の車両用吸気パイプの振動防止構造では、容積部に形成された溝におもりが配置されるため、吸気パイプ側におもりを配置できない場合でも、おもりを容易に配置することができる。また、おもりは共鳴管まわりに形成された溝に配置されるため、吸気パイプと容積部との溶着部におもりによって偏った荷重がかからず、溶着部全体に均等におもりの荷重をかけることができる。上記(2)の車両用吸気パイプの振動防止構造では、溝が溶着リブと共鳴管との間に形成されているため、溶着リブ部位で容積部を吸気パイプに取付けた後ではおもりは外から見えず、おもりを取り付けたことにより見栄えが悪くなることはない。上記(3)の車両用吸気パイプの振動防止構造では、配置されたおもりは溶着リブの接合時に発生するバリにより溝内に固定されるため、おもりの溝内での移動(がたつき)を防止できる。上記(4)の車両用吸気パイプの振動防止構造では、吸気パイプをブロー成形し、吸気パイプを吸気パイプ保持用壁に接合せしめるとともに吸気パイプでおもりを押さえたため、おもりの溝内でも移動(がたつき)を防止できる。上記(5)の車両用吸気パイプの振動防止構造では、吸気パイプに形成されたおもり押さえ部がおもりを押さえる構造とされているため、おもりの溝内での移動(がたつき)を防止できる。上記(6)の車両用吸気パイプの振動防止構造では、吸気パイプ側にも溝が形成されているため、おもりを容積部側だけではなく、吸気パイプ側にも配置することができる。上記(7)の車両用吸気パイプの振動防止構造では、共鳴管が樹脂より重い材料で構成されているため、共鳴管はおもりとしてもはたらきを有する。そのため、吸気パイプ、容積部、共鳴管と別体のおもりを設けることなく、共鳴管をおもりとしてはたらかせることができる。また、おもりを吸気パイプ、容積部、共鳴管と別に取付ける場合に比べて、見栄えがよい。さらに、共鳴管は吸気パイプと容積部に取付けられるため、共鳴管(おもり)はがたつくことはない。
【0006】
【発明の実施の形態】図1、図2は本発明の第1実施例の車両用吸気パイプの振動防止構造を示しており、図3、図4は本発明の第2実施例の車両用吸気パイプの振動防止構造を示しており、図5は本発明の第3実施例の車両用吸気パイプの振動防止構造を示しており、図6は本発明の第4実施例の車両用吸気パイプの振動防止構造を示しており、図7は本発明の第5実施例の車両用吸気パイプの振動防止構造を示している。本発明の第1〜第5実施例に共通する部分には全実施例にわたって同じ符号を付してある。
【0007】まず、本発明の第1〜第4実施例にわたって共通する部分を、たとえば図1〜図3を参照して、説明する。本発明実施例の車両用吸気パイプの振動防止構造は、図1に示すように、エンジンとエアクリーナとの間に配設される吸気パイプ10と、吸気パイプ10に共鳴管30を介して連通され、吸気パイプ10に接合される容積部20と、エンジンからの振動をおさえるおもり40と、からなる。
【0008】吸気パイプ10は、図2に示すように、たとえば樹脂製であり、たとえば図示略の金型を用いた樹脂のブロー成形で成形される。吸気パイプ10には、共鳴管30を介して容積部20と連通する開口部11が形成されている。容積部20は、図1に示すように、たとえば樹脂製であり、容積部上蓋21と容積部下蓋22とからなる。容積部20は、たとえば図示略の金型を用いた樹脂の射出成形(インジェクション成形)で成形される。容積部20は、図1、図3に示すように、容積部20の内部と吸気パイプ10の内部とを連通する、所定の長さを有する共鳴管30を有している。容積部20には、共鳴管30まわりに周方向に連続する、溝23が形成されている。容積部20には、溝23まわりにあるいは溝23外側に吸気パイプ10との接合用の、溶着リブ24または吸気パイプ保持用壁25が形成されている。溶着リブ24または吸気パイプ保持用壁25の一部または全体は、溝23の近傍に位置している(図示例では、一部のみが溝23の近傍に位置する場合を示している)。溶着リブ24または吸気パイプ保持用壁25が吸気パイプ10と溶着または接着により接合されることにより、容積部20は吸気パイプ10に接合される。おもり40は、容積部20の溝23に配置される。おもり40の形状は、溝23形状とほぼ同じとされている。おもり40の材料は樹脂より比重が大の材料であれば如何なる材料であってもよく、たとえば鉄からなる。
【0009】つぎに、作用を説明する。おもり40は、容積部20の溝23に収納されるため、吸気パイプ10側におもり40取付け用のスペースがない場合でも、容積部20側におもり40を取付けることが可能となる。また、溝23のまわりに溶着リブ24または吸気パイプ保持用壁25が形成されているため、容積部20が吸気パイプ10に接合された後では、おもり40は見えず、外観上見栄えを悪くすることなく、おもり40を取付けることができる。また、おもり40は共鳴管30まわりに形成される溝23に配置されるため、おもり40を容積部20に配置した場合でも、吸気パイプ10と容積部20の接合部におもりが偏荷重をかけることがない。
【0010】また、溶着リブ24または吸気パイプ保持用壁25の一部のみが溝23の近傍に位置している場合、溶着リブ24または吸気パイプ保持用壁25の全体が溝23の近傍に位置している場合に比べて、吸気パイプ10との接合箇所を広範囲で取ることが可能となり、容積部20の吸気パイプ10への接合強度を大とすることができる。
【0011】つぎに、本発明の第1〜第4実施例の特有な部分を説明する。本発明の第1実施例では、図1、図2に示すように、容積部20にはほぼ矩形状に延びる溶着リブ24が形成されており、溶着リブ24の一部のみが溝23の近傍に形成されている。本発明の第1実施例の各構成部品の組付方法はつぎの通りである。まず、開口部11が形成された吸気パイプ10と、共鳴管30と溝23と溶着リブ24が形成された容積部20とを、図示略の金型で別々に成形する。ついで、おもり40を溝23内に配置し、熱板溶着または振動溶着にて溶着リブ24を吸気パイプ10に接合する。そのとき、吸気パイプ10の開口部11の中心と共鳴管30の軸芯(中心)とを合わせて接合する。
【0012】本発明の第1実施例では、溶着リブ24の一部が溝23の近傍に形成されており、溶着リブ24は熱板溶着または振動溶着にて吸気パイプ10と接合されるため、溶着リブ24を接合する時バリが発生する。発生するバリのうち、溝23近傍に形成された溶着リブ24から発生するバリ50が、おもり40と接触しておもり40を押さえ、おもり40の溝23内での移動(がたつき)を防止することができる。
【0013】本発明の第2実施例では、図3、図4に示すように、容積部20には吸気パイプ保持用壁25が形成されている。吸気パイプ保持用壁25は吸気パイプ10と平行に延びる2本の壁からなる。2本の壁間の間隔は壁の先端に近づくにつれて拡がっている。吸気パイプ保持用壁25の一部のみが溝23の近傍に位置している。吸気パイプ保持用壁25の上端には、吸気パイプ10との接合を強固とするために、アンダーカット25aが形成されている。本発明の第2実施例の組付方法はつぎの通りである。まず、共鳴管30と溝23と吸気パイプ保持用壁25が形成された容積部上蓋21と、容積部下蓋22とを、図示略の金型で別々に成形する。ついで、おもり40を溝23に配置し、容積部上蓋21を図示略の金型内にセットし、吸気パイプ10をブロー成形する。ブロー成形された吸気パイプ10は容積部上蓋21の吸気パイプ保持用壁25と接合し、おもり40を溝23内に押さえる。ついで、ブロー成形された吸気パイプ10に、共鳴管30と中心を合わせて、穴開け加工を施して開口部11を形成する。ついで、容積部下蓋22と容積部上蓋21とを接合する。
【0014】本発明の第2実施例では、容積部上蓋21が金型内にセットされた状態で吸気パイプ10をブロー成形することにより、吸気パイプ10を容積部上蓋21の吸気パイプ保持用壁25に接合せしめるとともにおもりを溝23内部に押さえることができる。そのため、おもり40の溝23内での移動(がたつき)を防止することができる。
【0015】本発明の第3実施例では、図5に示すように、容積部20には溶着リブ24が形成されている。また、吸気パイプ10には、開口部11まわりに容積部20側に突出するおもり押さえ部12が形成されている。おもり押さえ部12は、溶着リブ24が吸気パイプ10に接合されたときおもり40と接触する。溶着リブ24の一部または全部は、溝23近傍に位置している。本発明の第3実施例の各構成部品の組付方法はつぎの通りである。開口部11とおもり押さえ部12とが形成された吸気パイプ10と、共鳴管30と溝23と溶着リブ24が形成された容積部20とを、図示略の金型で別々に成形する。ついで、おもり40を溝23に配置し、熱板溶着または振動溶着にて容積部20を溶着リブ24部位にて吸気パイプ10に接合する。そのとき、吸気パイプ10の開口部11の中心と共鳴管30の軸芯(中心)とを合わせて接合する。
【0016】本発明の第3実施例では、溶着リブ24からバリが発生し、発生したバリのうち、溝23近傍のバリ50がおもり40と接触し、おもり40の溝23内での移動(がたつき)を防止する。さらに、おもり押さえ部12がおもり40と接触するため、バリ50とともにおもり40を溝23内に固定することができる。
【0017】本発明の第4実施例では、図6に示すように、容積部20には溝23と溶着リブ24が形成されている。また、吸気パイプ10にも、溝23と対向する位置に溝13が形成されており、溶着リブ24と対向する位置に溶着リブ14が形成されている。容積部20と吸気パイプ10とは、溶着リブ24と溶着リブ14とを溶着することにより、互いに接合される。本発明の第4実施例の各構成部品の組付方法はつぎの通りである。まず、開口部11と溝13と溶着リブ14とが形成された吸気パイプ10と、共鳴管30と溝23と溶着リブ24が形成された容積部20とを、図示略の金型でそれぞれ別々に成形する。ついで、おもり40を溝23と溝13の少なくとも一方に配置し、熱板溶着または振動溶着にて溶着リブ24と溶着リブ14で、容積部20を吸気パイプ10に接合する。そのとき、吸気パイプ10の開口部11の中心と共鳴管30の軸芯(中心)とを合わせて接合する。
【0018】本発明の第4実施例では、溶着リブ24と溶着リブ14を接合することによってバリが発生する。発生するバリのうちの一部50が、おもり40と接触し、おもり40の溝23および溝13内での移動(がたつき)を防止することができる。
【0019】つぎに、本発明の第5実施例について、図7を参照して、説明する。本発明の第5実施例の車両用吸気パイプの振動防止構造は、エンジンとエアクリーナとの間に配設される吸気パイプ10と、吸気パイプ10の外側に設けられる容積部20と、吸気パイプ10と容積部20とを連通する共鳴管30と、からなる。
【0020】吸気パイプ10は、たとえば樹脂製であり、たとえば図示略の金型を用いた樹脂のブロー成形で成形される。容積部20は、たとえば樹脂製である。容積部20は、たとえば図示略の金型を用いた樹脂の射出成形(インジェクション成形)で成形される。共鳴管30は、樹脂より重い材料(たとえば、鉄、鋳物等)からなり、吸気パイプ10と容積部20とを連通する。共鳴管30自体がおもりとなる。
【0021】本発明の第5実施例の各構成部品の組付方法はつぎの通りである。ただし、組み付けは他の方法で行われてもよい。まず、共鳴管30を図示略の金型内にセットした状態で、容積部20を射出成形することにより、容積部20と共鳴管30とを組み付ける(接合する)。ついで、容積部20が組付られた共鳴管30を図示略の金型内にセットした状態で、吸気パイプ10をブロー成形することにより、吸気パイプ10と共鳴管30とを組付る(接合する)。
【0022】つぎに、本発明の第5実施例の作用を説明する。共鳴管30は樹脂よりも重い材料で構成されているため、共鳴管30におもりとしてのはたらきをもたせることができる。そのため、吸気パイプ10におもりを取付けることが困難な場合でも、おもり(共鳴管)を取付けることができる。また、共鳴管30自体がおもりとしてのはたらきを有するため、おもりを吸気パイプ、容積部、共鳴管と別に取付ける場合に比べて、見栄えがよい。また、共鳴管30がおもりとしてはたらくため、吸気パイプ10と容積部20との連通部分がおもりとなり、吸気パイプ10と容積部20との接合部に偏荷重をかけることがない。
【0023】
【発明の効果】請求項1記載の車両用吸気パイプの振動防止構造によれば、容積部に形成された溝におもりが配置されるため、吸気パイプ側におもりを配置できない場合でも、おもりを容易に配置することができる。また、おもりは共鳴管まわりに形成された溝に配置されるため、吸気パイプと容積部との溶着部におもりによって偏った荷重がかからず、溶着部全体に均等におもりの荷重をかけることができる。請求項2記載の車両用吸気パイプの振動防止構造によれば、溝が溶着リブと共鳴管との間に形成されているため、溶着リブ部位で容積部を吸気パイプに取付けた後ではおもりは外から見えず、おもりを取り付けたことにより見栄えが悪くなることはない。請求項3記載の車両用吸気パイプの振動防止構造によれば、配置されたおもりは溶着リブの接合時に発生するバリにより溝内に固定されるため、おもりの溝内での移動(がたつき)を防止できる。請求項4記載の車両用吸気パイプの振動防止構造によれば、吸気パイプをブロー成形し、吸気パイプを吸気パイプ保持用壁に接合せしめるとともに吸気パイプでおもりを押さえたため、おもりの溝内でも移動(がたつき)を防止できる。請求項5記載の車両用吸気パイプの振動防止構造によれば、吸気パイプに形成されたおもり押さえ部がおもりを押さえる構造とされているため、おもりの溝内での移動(がたつき)を防止できる。請求項6記載の車両用吸気パイプの振動防止構造によれば、吸気パイプ側にも溝が形成されているため、おもりを容積部側だけではなく吸気パイプ側にも配置することができる。請求項7記載の車両用吸気パイプの振動防止構造によれば、共鳴管が樹脂より重い材料で構成されているため、共鳴管はおもりとしてもはたらきを有する。そのため、吸気パイプ、容積部、共鳴管と別体のおもりを設けることなく共鳴管をおもりとしてはたらかせることができる。また、おもりを吸気パイプ、容積部、共鳴管と別に取付ける場合に比べて、見栄えがよい。さらに、共鳴管は吸気パイプと容積部に取付けられるため、共鳴管(おもり)はがたつくことはない。
【出願人】 【識別番号】000185617
【氏名又は名称】小島プレス工業株式会社
【出願日】 平成11年10月18日(1999.10.18)
【代理人】 【識別番号】100083091
【弁理士】
【氏名又は名称】田渕 経雄
【公開番号】 特開2001−115913(P2001−115913A)
【公開日】 平成13年4月27日(2001.4.27)
【出願番号】 特願平11−294731