| 【発明の名称】 |
内燃機関における燃料噴射装置の取付け装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】中村 仁
【氏名】藤村 一郎
【氏名】井上 栄
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| 【要約】 |
【課題】シリンダ2内に燃料を噴射供給する燃料噴射装置4を、シリンダヘッド3に対して、これに回転不能に設けたクランプ体17のシリンダヘッド3へのボルト18締結にて取付ける場合に、前記燃料噴射装置4における燃料供給用ソケット管4aを、簡単な構成で一定の方向に向けるように位置決めする。
【解決手段】前記シリンダヘッド3の上面において二本のカム軸6,7を軸支する軸受けキャップ体10,11間に隙間20を形成し、この隙間20内に、前記クランプ体17の先端における係合部19を嵌まり係合する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】上面に平行な二本のカム軸をシリンダヘッドにボルト締結の軸受けキャップ体にて軸支したシリンダヘッドに、シリンダ内に対する燃料噴射装置を、当該燃料噴射装置に回転不能に設けたクランプ体のシリンダヘッドに対するボルト締結にて取付けて成る内燃機関において、前記両カム軸における軸受けキャップ体の間に隙間を形成し、この隙間内に、前記クランプ体の先端における係合部を嵌まり係合したことを特徴とする内燃機関における燃料噴射装置の取付け装置。 【請求項2】前記請求項1において、前記クランプ体の先端における係合部を、クランプ体の表面から下向きに突出するように一体的に設けたことを特徴とする内燃機関における燃料噴射装置の取付け装置。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関におけるシリンダヘッドに対して、燃料をシリンダ内に噴射供給する燃料噴射装置を、当該燃料噴射装置における燃料供給用ソケット管を一定の方向に定めて取付けるようにした装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、内燃機関における燃料噴射装置には、燃料ポンプからの燃料供給管を着脱自在に接続するソケット管が一体的に設けられているが、前記燃料ポンプからの燃料供給管は、高い燃料圧に耐え得るように金属パイプ製であることにより容易に曲げ変形することができないから、前記燃料噴射装置を、シリンダヘッドに対して取付けるに際しては、そのソケット管を、一定の方向に定めることにより、このソケット管に対する前記金属パイプ製燃料供給管の接続が容易にできるように構成しなければならない。 【0003】そこで、従来は、例えば、特開平10−30528号公報等に記載されているように、シリンダヘッドに係合溝を刻設し、この係合溝に、前記燃料噴射装置に回転不能に固着した位置決め片を嵌まり係合することにより、前記燃料噴射装置を、そのソケット管が一定の方向に向くように位置決めしている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の構成によると、シリンダヘッドに、位置決めのための係合溝を刻設することのために、シリンダヘッドに対する加工工数が増大し、可成りのコストアップを招来するという問題があった。 【0005】本発明は、この問題を、内燃機関の構造を利用して解消するようにした取付け装置を提供することを技術的課題とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成するため本発明は、「上面に平行な二本のカム軸をシリンダヘッドにボルト締結の軸受けキャップ体にて軸支したシリンダヘッドに、シリンダ内に対する燃料噴射装置を、当該燃料噴射装置に回転不能に設けたクランプ体のシリンダヘッドに対するボルト締結にて取付けて成る内燃機関において、前記両カム軸における軸受けキャップ体の間に隙間を形成し、この隙間内に、前記クランプ体の先端における係合部を嵌まり係合する。」という構成にした。 【0007】 【発明の作用・効果】このように構成することにより、燃料噴射装置を、シリンダヘッドに対して、当該燃料噴射装置に設けたクランプ体をボルト締結することで取付ける場合に、前記シリンダヘッドの上面に二本のカム軸をシリンダヘッドに対して軸支するための軸受けキャップ体を利用して、前記燃料噴射装置を、そのソケット管が一定の方向に向くように確実に位置決めすることができる。 【0008】従って、本発明によると、従来のようにシリンダヘッドに燃料噴射装置に対する位置決め用の係合溝を設けることを省略できるから、その分だけシリンダヘッドの加工工数が少なくなり、コストを低減できる効果を有する。 【0009】特に、請求項2に記載したように、前記クランプ体の先端における係合部を、クランプ体の表面から下向きに突出するように一体的に設けることにより、前記クランプ体の先端のうちボルトが貫通する部分を、前記係合部にて補強することができるから、シリンダヘッドに対する燃料噴射装置の取付けをより強固にできると共に、その位置決めの確実性をより向上できる。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、ディーゼル機関に適用した場合の図面(図1〜図4)について説明する。 【0011】この図において、符号1は、シリンダ2を内蔵したシリンダブロックを、符号3は、前記シリンダブロック1の上面に図示しない複数本のヘッドボルトにて締結したシリンダヘッドを各々示す。 【0012】前記シリンダヘッド3には、図示しない吸気弁及び排気弁、又は複数個の排気弁24(ユニフロー型二サイクルディーゼル機関の場合)が設けられると共に、燃料供給用のソケット管4aと燃料リターン用のソケット管4bとを備えた燃料噴射装置4が、後述するように、その先端のノズル口が前記シリンダ2内にのぞむようにして着脱自在に取付けられ、更に、グロープラグ5も着脱自在に取付けられている。 【0013】また、このシリンダヘッド3上面には、前記吸気弁及び排気弁、又は複数個の排気弁24を開閉するための二本のカム軸6,7が、平行に配設され、これら両カム軸6,7は、シリンダヘッド3の一端に設けた軸受け部8,9と、これら軸受け部8,9に対してボルト12,13に締結される軸受けキャップ体10,11とで軸支されている。 【0014】更にまた、前記シリンダヘッド3の上面には、前記両カム軸6,7等の動弁機構及び前記燃料噴射装置4の大部分を覆うヘッドカバー14が着脱自在に装着されている。 【0015】そして、前記燃料噴射装置4をシリンダヘッド3に対して着脱自在に取付けるに際しては、前記シリンダヘッド3に取付け孔15を穿設し、この取付け孔15内に、前記燃料噴射装置4をノズルシート16を挟んで挿入したのち、当該燃料噴射装置4に回転不能に取付けたクランプ体17の両端を、前記シリンダヘッド3に対してボルト18にて締結することにより取付けるように構成する。 【0016】この場合において、前記クランプ体17における両端の下面には、下向きに突出する係合部19を一体的に設ける一方、前記両カム軸6,7に対する軸受けキャップ体10,11の間に隙間20を形成し、この隙間20内に、前記クランプ体17の一端に設けた係合部19を嵌まり係合するように構成する。 【0017】なお、前記燃料噴射装置4における燃料供給用ソケット管4aには、図示しない燃料ポンプからの金属パイプ製の燃料供給管21が、ヘッドカバー14を貫通する管継ぎ手22を介して着脱自在に接続され、また、前記燃料噴射装置4における燃料リターン用ソケット管4bには、前記ヘッドカバー14内に配設した燃料リターン管23が着脱自在に接続されている。 【0018】前記したように、燃料噴射装置4をシリンダヘッド3に対して取付けるに際して、両カム軸6,7に対する軸受けキャップ体10,11の間に設けた隙間20内に、前記燃料噴射装置4の取付け用クランプ体17の一体的に設けた係合部19を嵌まり係合したことにより、前記燃料噴射装置4を、前記両軸受けキャップ体10,11を利用して、その両ソケット管4a,4bが一定の方向に向くように確実に位置決めすることができるから、この両ソケット管4a,4bのうち燃料供給用ソケット管4aに対して、燃料ポンプからの金属パイプ製の燃料供給管21を管継ぎ手22を介して着脱自在に接続することが、容易に、且つ、確実にできるようになる。 【0019】また、前記係合部19を、クランプ体17の両端に下向きに突出するように一体的に設けたことにより、前記クランプ体17の先端のうちボルト18が貫通する部分を、前記係合部19にて補強することができる。 【0020】また、前記係合部19は、クランプ体17の両端に設けることにより、クランプ体17を左右いずれの方向に向けて組み付けても、その一方が両軸受けキャップ体10,11間の隙間20内に嵌まり係合できるように構成して、組み立ての容易性を図っている。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000002967 【氏名又は名称】ダイハツ工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年8月30日(1999.8.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100079131 【弁理士】 【氏名又は名称】石井 暁夫 (外2名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−65430(P2001−65430A) |
| 【公開日】 |
平成13年3月16日(2001.3.16) |
| 【出願番号】 |
特願平11−242621 |
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