トップ :: F 機械工学 照明 加熱 武器 爆破 :: F02 燃焼機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの




【発明の名称】 エンジン
【発明者】 【氏名】古谷 健太郎

【氏名】田和 寛基

【氏名】安田 興次

【要約】 【課題】クランクケース及びケースカバーの接合位置を規定する2本のノックピンをケースカバーの剛性強化にも寄与させる。

【解決手段】第1軸受22を一側壁に有すると共に,他側壁にはクランク軸5の組み付け用開口部14を設けたクランクケース10を有するエンジンブロック12と,第2軸受23を有して開口部14を閉じるようにクランクケース10に複数のボルト40で接合されるケースカバー15とを備えたエンジンにおいて,第2軸受23よりもエンジンブロック12のシリンダボア13側でクランクケース10及びケースカバー15に2本のノックピン36,37をクランクケース10及びケースカバー15の両接合面30,31にわたって嵌入する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 両端部に第1及び第2ジャーナル(25,26)を配したクランク軸(5)と,前記第1ジャーナル(25)を支承する第1軸受(22)を一側壁に有すると共に,他側壁にはクランク軸(5)の組み付け用開口部(14)を設けたクランクケース(10)を有するエンジンブロック(12)と,前記第2ジャーナル(26)を支承する第2軸受(23)を有して,前記開口部(14)を閉じるようにクランクケース(10)に複数のボルト(40)で接合されるケースカバー(15)とを備えたエンジンにおいて,第2軸受(23)よりもエンジンブロック(12)のシリンダボア(13)側でクランクケース(10)及びケースカバー(15)に少なくとも2本のノックピン(36,37)をクランクケース(10)及びケースカバー(15)の両接合面(30,31)にわたって嵌入したことを特徴とするエンジン。
【請求項2】 請求項1記載のエンジンにおいて,前記2本のノックピン(36,37)を,シリンダボア(13)の軸線(X)及びクランク軸(5)の軸線(Y)を含む平面(P)から略等距離離れた両側位置に配置したことを特徴とするエンジン。
【請求項3】 請求項1又は2記載のエンジンにおいて,前記ノックピン(36)を中空に形成して,その中空部(36a)を介してエンジンブロック(12)の油路(42)とケースカバー(15)の油路(43)とを連通したことを特徴とするエンジン。
【請求項4】 請求項1〜第3の何れかに記載のエンジンにおいて,前記ノックピン(36,37)をクランクケース(10)及びケースカバ(15)の一方に圧入したことを特徴とするエンジン。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンに関し,特に,両端部に第1及び第2ジャーナルを配したクランク軸と,前記第1ジャーナルを支承する第1軸受を一側壁に有すると共に,他側壁にはクランク軸の組み付け用開口部を設けたクランクケースを有するエンジンブロックと,前記第2ジャーナルを支承する第2軸受を有して,前記開口部を閉じるようにクランクケースに複数のボルトで接合されるケースカバーとを備えたものゝ改良に関する。
【0002】
【従来の技術】かゝるエンジンは,例えば実公平3−49996号公報に開示されているように公知である。
【0003】ところで,かゝるエンジンにおいては,クランクケース及びケースカバーの接合位置を規定するために,両者の接合面に開口する少なくとも2本の位置決め孔にノックピンを嵌入することが一般に行われており,上記2本のノックピンは,クランク軸の軸線を挟んで互いに反対側に配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の上記エンジンにおけるノックピンは,専らクランクケース及びケースカバーの接合位置を規定するためのものである。
【0005】本発明は,クランクケース及びケースカバーに,それらの両接合面にわたって嵌入する少なくとも2本のノックピンを,クランクケース及びケースカバーの接合位置を規定するためのみならず,ケースカバーの剛性強化にも寄与させるようにして,堅牢な前記エンジンを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するために,本発明は,両端部に第1及び第2ジャーナルを配したクランク軸と,前記第1ジャーナルを支承する第1軸受を一側壁に有すると共に,他側壁にはクランク軸の組み付け用開口部を設けたクランクケースを有するエンジンブロックと,前記第2ジャーナルを支承する第2軸受を有して,前記開口部を閉じるようにクランクケースに複数のボルトで接合されるケースカバーとを備えたエンジンにおいて,第2軸受よりもエンジンブロックのシリンダボア側でクランクケース及びケースカバーに少なくとも2本のノックピンをクランクケース及びケースカバーの両接合面にわたって嵌入したことを第1の特徴とする。
【0007】尚,前記第1及び第2軸受は,後述する本発明の実施例中の第1及び第2軸受ブッシュ22,23に対応する。
【0008】この第1の特徴によれば,エンジンの膨張行程時,爆発荷重がクランク軸からケースカバーに加わると,ケースカバーには,第2軸受と2本のノックピンとの間の広範囲にわたり引張り応力が発生することになり,引張応力に強いケースカバーは高い剛性を発揮することができる。したがって,2本のノックピンは,クランクケース及びケースカバーの接合位置を規定するのみならず,ケースカバーの剛性強化に寄与するので,クランク軸に対する支持強度を高めると共に,ケースカバーの軽量化を図ることができる。
【0009】また本発明は,上記特徴に加えて,前記2本のノックピンを,シリンダボアの軸線及びクランク軸の軸線を含む平面から略等距離離れた両側位置に配置したことを第2の特徴とする。
【0010】この第2の特徴によれば,両ノックピンに加わる剪断荷重の均等化と,ケースカバーでの引張応力の分散とを図って,それらの耐久性を高めることができる。
【0011】さらに本発明は,第1又は第2の特徴に加えて,前記ノックピンを中空に形成して,その中空部を介してエンジンブロックの油路とケースカバーの油路とを連通したことを第3の特徴とする。
【0012】この第3の特徴によれば,一方のノックピンは,エンジンブロックの油路とケースカバーの油路とを連通する機能をも有することになり,油路とノックピンの同軸配置が可能となり,狭い接合面での油路及びノックピンの配置を容易に行うことができる。
【0013】さらにまた本発明は,第1〜第3の特徴の何れかに加えて,前記ノックピンをクランクケース及びケースカバの一方に圧入したことを第4の特徴とする。
【0014】この第4の特徴によれば,ノックピンの嵌合間隙は,ノックピンとクランクケース及びケースカバの他方との間にのみ設ければよいから,嵌合間隙によるクランクケース及びケースカバの接合面間のずれを最小に抑え,接合精度を高めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の実施例に基づいて説明する。
【0016】図1は本発明のエンジンを備えた船外機の側面図,図2は上記船外機のエンジン部の縦断側面図,図3は図2の要部拡大図,図4は図3の4矢視図,図5は図4の5−5線断面図,図6は図4の6−6線断面図である。
【0017】先ず,図1において,船外機Oは,船体のトランサムTにクランプされるスターンブラケット1と,このスターンブラケット1にスイベル軸2を介して船体の左右方向に揺動可能に連結されて上下方向に延びるケーシング3とを備え,そのケーシング3の上部にエンジンEが搭載され,それを覆うエンジンカバー4がケーシング3に結合される。エンジンEのクランク軸5から出力される動力は,ケーシング3内に配設された駆動軸6及び前後進切換可能なベベルギヤ伝動装置7を介して,ケーシング3の下部に支持されたプロペラ軸8へと伝達し,プロペラ軸8の後端に装着されたプロペラ9を駆動する。
【0018】図2及び図3において,上記エンジンEは,クランク軸5を鉛直方向に向け,且つシリンダブロック11を船体の後方に向けた姿勢でケーシング3に搭載される。このエンジンEは,クランクケース10及びシリンダブロック11を一体成形してなるエンジンブロック12を備えており,シリンダブロック11には,軸線を水方向に向けた上下2本のシリンダボア13,13が設けられている。
【0019】クランクケース10は底壁を閉じ,上壁にはクランク軸5の組み付け用開口部14を有しており,その開口部14を閉じるように,ケースカバー15がクランクケース10に結合される。その結合構造については後述する。
【0020】クランクケース10の底壁及びケースカバー15には第1及び第2軸受孔20,21が設けられ,これら軸受孔20,21に嵌装された第1及び第2軸受ブッシュ22,23によって,クランク軸5の下部の第1ジャーナル25及び上部の第2ジャーナル26が支承される。このクランク軸5に,前記シリンダボア13,13を往復動するピストン27,27にコンロッド28,28を介して連接される。
【0021】上記コンロッド28,28の大端部は二つ割り構造になっており,それらの組み立てのために,クランクケース10の,シリンダボア13,13と反対側の側壁に作業孔10bが設けられ,この作業孔10bは,通常,側蓋10bにより閉鎖されている。
【0022】さて,図4〜図6により,クランクケース10及びケースカバー15の接合構造について説明する。
【0023】クランクケース10及びケースカバー15には,それらの接合面30,31に開口する各一対の位置決め孔32,33;34,35がそれぞれ設けられ,これら位置決め孔32,33;34,35は,第2軸受ブッシュ23よりシリンダブロック11側で,且つクランク軸5の軸線Yとシリンダボア13,13の軸線Xとを含む平面Pから略等距離離れた両側位置に配置される。クランクケース10の位置決め孔32,33に一対のノックピン36,37の半分が圧入され,他の半分にケースカバー15の位置決め孔34,35が嵌合される。これによって第1及び第2軸受ブッシュ22,23を同軸上に配列すべく,クランクケース10及びケースカバー15の接合位置が規定される。
【0024】またクランクケース10には,開口部14を取り囲むようにして接合面30に開口する多数のねじ孔38,38…が設けられ,これらに対応してケースカバー15に多数のボルト挿通孔39,39…が穿設され,これらボルト挿通孔39,39…に挿通したボルト40,40…をねじ孔38,38…に螺合,緊締することにより,クランクケース10及びケースカバー15が結合される。その際,クランクケース10及びケースカバー15の接合面30,31の少なくとも一方に液体パッキンが塗布される。
【0025】一方のノックピン36は中空になっており,その中空部36aの一端はシリンダブロック11に形成された油路42に,またその他端はケースカバー15に形成された油路43にそれぞれ連なる。したがって,両油路42,43は,ノックピン36の中空部36aを介して相互に連通される。そしてシリンダブロック11の油路42は第1軸受ブッシュ22の潤滑孔44に,ケースカバー15の油路43は第2軸受ブッシュ23の潤滑孔45にそれぞれ連通される。
【0026】ケースカバー15の一側面には,図4及び図5に示すように,油路43を形成したときの加工孔43aが開口しており,その開口部に,油路43を通してオイルポンプ53の吐出圧を検知する油圧センサ46が螺着される。こうすることにより,油圧センサ46の取付け専用の孔をケースカバー15やケースカバー15に特別に設ける必要がなくなり,コストの低減を図ることができる。その際,油圧センサ46を,その先端が船外機Oの斜め後方を向くように配置することは,油圧センサ46のエンジンブロック12外側方への張出しを少なくして,エンジンカバー4の大型化を回避するのに有効である。
【0027】再び図3において,シリンダブロック11の後端に結合されるシリンダヘッド16に,クランク軸5と平行に配置される動弁用カム軸48が支承される。シリンダヘッド16及びケースカバー15の上方において,クランク軸5及びカム軸48には駆動及び被動プーリ50,51がそれぞれ固着され,これらにタイミングベルト52が巻き掛けられ,クランク軸5がカム軸48を2分の1の減速比をもって駆動するようになっている。
【0028】シリンダブロック11の後方下部には,カム軸48により駆動されるオイルポンプ53が取付けられる。このオイルポンプ53は,エンジンブロック12の下部に結合されてケーシング3内に収容されるオイルパン54(図2参照)からオイルを吸い上げて前記油路42,43その他に供給して第1及び第2軸受ブッシュ22,23等を潤滑し,各部を潤滑し終えたオイルはクランクケース10の下部からオイルパン54に戻るようになっている。
【0029】図2〜図4に示すように,ケースカバー15の外面には,多数の取付け用ボスが突設され,それらのうち,クランク軸5から最も離れた位置で三角形の頂点に配置されるボス55a〜55cにリコイル式始動装置58がボルト結合される。またこの実施例では,発電及び充電系が12ボルト仕様の船外機と,6ボルト仕様の船外機との何れにも対応できるように部品の共通化が図られている。例えば,12ボルト仕様時には,クランク軸5に最も近い位置で三角形の頂点に配置されるボス56a〜56cに円環状の多極発電機コイルC(図2参照)がボルト59により固着され,6ボルト仕様時には,中間位置に配置されるボス57a,57bに半月状の点火用パワーコイルの両端部がボルト結合されと共に,ボス57c,57dに半月状の充電用コイルの両端部がボルト結合されるようになっている。
【0030】尚,図4において,符号Uは点火用CDI装置で,前記側蓋10b及びケースカバー15に形成されたボスに取付けられる。またSは始動モータ,Rは電源用のレギュレータレクチファイアで,何れもエンジンブロック12の上壁に取付けられる。
【0031】次に,この実施例の作用について説明する。
【0032】エンジンブロック12には,クランク軸5の第1ジャーナル25の支持のための軸受ブッシュ22を装着する軸受孔20が,またケースカバー15には,クランク軸5の第2ジャーナル26の支持のための軸受ブッシュ23を装着する軸受孔21がそれぞれ個別に設けられるので,両軸受孔20,21を二つの部材を結合した状態で共加工する必要がなくなり,二つの部材の結合工程や分離工程が不要となって,製作コストの低減を図ることができ,のみならずエンジンブロック12及びケースカバー15を個々に交換することが可能となって,互換性を高めることができる。しかも,クランク軸5の第2ジャーナル26に対する潤滑オイルの供給が,オイルポンプ53からエンジンブロック12及びケースカバー15に設けられた油路42,43を通して行われるので,クランク軸5には,第2ジャーナル26の潤滑用の油路を形成する必要がなくなり,クランク軸5内の油路構造の簡素化に寄与することができる。
【0033】また,第1軸受ブッシュ22を有するクランクケース10と第2軸受ブッシュ23有するケースカバー15との接合面30,31に開口した位置決め孔32,33;34,35にノックピン36,37の各半部をそれぞれ嵌合した上で,クランクケース10及びケースカバー15を多数のボルト40,40…により結合したので,第1及び第2軸受ブッシュ22,23を同軸線上に正確に位置決めした状態でクランクケース10及びケースカバー15を強固に結合することができ,クランク軸5の第1及び第2ジャーナル25,26を第1及び第2軸受ブッシュ22,23により適正に支持することができる。
【0034】エンジンEの膨張行程時,爆発荷重がピストン27,27からコンロッド28,28を介してクランク軸5に加わると,クランクケース10及びケースカバー15の接合面30,31間に剪断荷重が作用するが,ノックピン36,37に発生する剪断応力と,多数のボルト40,40…によって接合面30,31間に付与した摩擦力とが上記剪断荷重に抵抗する。
【0035】しかも,一対ノックピン36,37は,第2軸受ブッシュ23よりシリンダブロック11側に配置されるので,爆発荷重がクランク軸5からケースカバー15に加わると,ケースカバー15には,第2軸受ブッシュ23と一対のノックピン36,37との間の広い範囲で引張り応力が発生するので,引張応力が分散することゝ相俟って,引張応力に強いケースカバー15は高い剛性を発揮することができる。
【0036】このように,一対のノックピン36,37は,クランクケース10及びケースカバー15の接合位置を規定するのみならず,ケースカバー15の剛性強化に寄与するので,クランク軸5に対する支持強度を高めると共に,ケースカバー15の軽量化を図ることができ,またボルト40の使用本数を少なくすることもできる。
【0037】また一対のノックピン36,37は,クランク軸5の軸線Yとシリンダボア13,13の軸線Xとを含む平面Pから略等距離離れた両側位置に配置されるので,両ノックピン36,37に加わる剪断荷重の均等化と,ケースカバー15に発生する引張応力の分散とを効果的に図って,ノックピン36,37及びケースカバー15の耐久性を高めることができる。
【0038】さらに一方のノックピン36は,シリンダブロック11の油路42とケースカバー15の油路43との連通する機能をも有するので,油路42とノックピン36の同軸配置が可能となり,狭い接合面30,31において油路42及びノックピン36の配置を容易に行うことができる。
【0039】さらにノックピン36,37は,クランクケース10の位置決め孔33,33に圧入したので,ノックピン36,37の嵌合間隙は,ノックピン36,37とケースカバー15の位置決め孔34,35との間にのみ設ければよく,ノックピン36,37の嵌合間隙によるクランクケース10及びケースカバー15の接合面30,31間のずれを最小に抑えて,両者10,15の接合精度を高めることができる。
【0040】本発明は,上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,第2軸受ブッシュ23よりシリンダブロック11側に配置されるノックピンを3本或いはそれ以上とすることもできる。またノックピン36,37は,ケースカバー15の位置決め孔34,35側に圧入することもできる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれば,両端部に第1及び第2ジャーナルを配したクランク軸と,前記第1ジャーナルを支承する第1軸受を一側壁に有すると共に,他側壁にはクランク軸の組み付け用開口部を設けたクランクケースを有するエンジンブロックと,前記第2ジャーナルを支承する第2軸受を有して,前記開口部を閉じるようにクランクケースに複数のボルトで接合されるケースカバーとを備えたエンジンにおいて,第2軸受よりもエンジンブロックのシリンダボア側でクランクケース及びケースカバーに少なくとも2本のノックピンをクランクケース及びケースカバーの両接合面にわたって嵌入したので,エンジンの膨張行程時,ケースカバーには第2軸受とノックピンとの間で引張り応力が発生することになり,引張応力に強いケースカバーは高い剛性を発揮することができる。したがって,一対のノックピンは,クランクケース及びケースカバーの接合位置を規定するのみならず,ケースカバーの剛性強化に寄与するので,クランク軸に対する支持強度を高めると共に,ケースカバーの軽量化を図ることができる。
【0042】また本発明の第2の特徴によれば,前記2本のノックピンを,シリンダボアの軸線及びクランク軸の軸線を含む平面から略等距離離れた両側位置に配置したので,両ノックピンに加わる剪断荷重の均等化と,ケースカバーでの引張応力の分散とを図って,それらの耐久性を高めることができる。
【0043】さらに本発明の第3の特徴によれば,前記ノックピンを中空に形成して,その中空部を介してエンジンブロックの油路とケースカバーの油路とを連通したので,一方のノックピンは,エンジンブロックの油路とケースカバーの油路とを連通する機能をも有することになり,油路とノックピンの同軸配置が可能となり,狭い接合面での油路及びノックピンの配置を容易に行うことができる。
【0044】さらにまた本発明の第4の特徴によれば,前記ノックピンをクランクケース及びケースカバの一方に圧入したので,ノックピンの嵌合間隙は,ノックピンとクランクケース及びケースカバの他方との間にのみ設ければよく,嵌合間隙によるクランクケース及びケースカバの接合面間のずれを最小に抑え,両者の接合精度を高めることができる。
【出願人】 【識別番号】000005326
【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
【出願日】 平成12年1月17日(2000.1.17)
【代理人】 【識別番号】100071870
【弁理士】
【氏名又は名称】落合 健 (外1名)
【公開番号】 特開2001−200754(P2001−200754A)
【公開日】 平成13年7月27日(2001.7.27)
【出願番号】 特願2000−10369(P2000−10369)