トップ :: E 固定構造物 :: E21 地中もしくは岩石の削孔;採鉱




【発明の名称】 アースオーガーに装着する打撃装置及び、工法
【発明者】 【氏名】高橋 雄一

【要約】 【課題】アースオーガーに負担なく簡単に装着でき、油圧や圧力空気を使用せず、連続した打撃併用オーガー作業が行え、回転圧入による鋼管やレール圧入の作業効率を高め、打撃音を減少させ低コストで製造又は、施工が行える打撃装置を提供する。

【解決手段】アースオーガーの回転力を使用し、ハンマーを上昇落下させコイルバネの張力効果を利用し、強力な打撃力を発生させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】アースオーガーの回転力を利用し、ハンマーを上昇落下させ、連続した打撃併用オーガー作業を行う事を特徴とする打撃装置。
【請求項2】アースオーガーの回転方向の切り替えにより、打撃併用オーガー作業と、オーガー作業のみを、切替できる事を特徴とする打撃装置。
【請求項3】打撃装置のハンマーを密封し、騒音を減少させる事を特徴とする打撃装置。
【請求項4】打撃力が、アースオーガー本体に衝撃エネルギーを、伝達されない構造を特徴とする打撃装置。
【請求項5】ハンマーを、コイルバネの張力効果を利用し、より強力な打撃力を発生させる事を特徴とする打撃装置。
【請求項6】本発明の打撃装置を杭打ち機に装着する事により鋼管又は、レールの回転圧入の作業効率を高めることを特徴とする工法。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、土木建築工事に使用する杭打機又は、削孔機に備わるアースオーガーに装着する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、アースオーガーに装着する又は、アースオーガー本体に備わる打撃装置は、油圧を使用(アースアンカー機)又は、圧力空気を使用(ダウンザホールハンマー)などが知られている。
【0003】杭打ち機のアースオーガーに鋼管又は、レール用のキャップを装着し、回転力と上から押す力を加えながら鋼管又は、レールを回転圧入する工法などが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、油圧を使用した打撃装置は、機械本体が複雑なため高価又は、構造上油圧系の故障が多く、従来あるアースオーガーに容易に後付け出来る油圧打撃装置はない。
【0005】圧力空気を使用した打撃装置は、大型のエアーコンプレッサーを使用する為狭い現場での作業が厳しく、エアーコンプレッサーとダウンザホールハンマーを用意しなければならない為高価になってしまう、さらに圧力空気を使用する為、打撃作業を行う場合に圧力空気が大気に放出され、騒音が出るさらに、ダウンザホールハンマーの衝撃がアースオーガーに伝達され、故障の原因になる。
【0006】ダウンザホールハンマーの場合は打撃作業のオンオフを、機械本体から離れたエアーコンプレッサーを、オンオフしなければならない為作業効率が下がってしまう。
【0007】以上の説明から、油圧や圧力空気に変わり、それに匹敵する効果が有り、低コストで製造及び施工が行える打撃装置が必要である。
【0008】杭打ち機を使用した鋼管や、レールの回転圧入は、硬質地層に鋼管又は、レールの先端が到達した時に挿入スピードが落ち又は、挿入不能になり、モンケンを使用し打撃を行い入れるしか無い為、作業効率低下してしまう又、モンケンでの打撃を行う場合は、打撃音が出てしまう(図14参照)。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するためにこの発明に係る、アースオーガーに装着する打撃装置は、アースオーガーの回転力によりハンマーを上昇落下させ、連続した打撃力を生み出すため、油圧や圧力空気を使用しないので低コストで製造又は、施工が行える。
【0010】又、ハンマーの落下力とコイルバネの張力効果により油圧や、圧力空気に匹敵する、強力な打撃力発生する事が出来る。
【0011】又、ハンマーをケース内に収め密封し打撃音を遮断する為、騒音を減少する事が出来る。
【0012】さらに、アースオーガー本体に故障の原因である、衝撃エネルギーが伝達されない構造の為、打撃併用作業に作られていない既存するアースオーガーに負担なく装着する事が出来る為、低コストに繋がる。
【0013】この発明に係る、アースオーガーに装着する打撃装置は、打撃併用オーガー作業と、オーガー作業のみとの切替を、アースオーガーの回転方向を変えることにより切替が行える為、作業効率がよい。
【0014】本発明の打撃装置を、アースオーガに装着する事により鋼管や、レールが、回転圧入では入りきらない場合において、モンケンを使用せず打撃併用回転圧入する事により確実に鋼管や、レールを効率よく地中に挿入する事が出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下この発明の一実施例について添付図面を参照しながら説明をする。
【0016】まず、図1、2シャフトと図1、3トリガーが、図2のように四角の形状で接続してあり、図1、6アースオーガー回転部の回転力により、図1、2シャフトが回転すると図1、3トリガーも回転しその時、図1、4ハンマーは、図3のように2シャフトと4ハンマーは、丸形状で接続してあり、回転力が伝達されないようになっている(2シャフト形状詳細ついては図5,6参照)又、図1のように、1アースオーガー本体は回転しない為、1アースオーガー本体と、5ハンマーケースは固定され、4ハンマーと5ハンマーケースは、図3、7凹凸形状で接続されている為、4ハンマーは回転しないが上下にはスライドはする。
【0017】図1、6アースオーガー回転部が逆回転すると、図1、8トリガー凸部が、図1、螺旋形状している9ハンマーガイドの下部を通り、図4のように4ハンマーは、9ハンマーガイド下部に沿って上昇し、9ハンマーガイドが切れる所でまで(図8,9参照)8トリガー凸部が通過すると、4ハンマーは落下する、(3トリガーと4ハンマーの形状詳細は、図7,8,9参照)その為、アースオーガーが回転している時は4ハンマーが上昇落下を繰返す為、連続した打撃併用オーガー作業が行える。
【0018】4ハンマーが落下すると10ハンマー受けに当たり、打撃力が2シャフトに伝わり、図10ように6アースオーガー回転部と、2シャフトの間がずれ衝撃力は、1アースオーガー本体には伝達されないようになっている又、1アースオーガー本体が下がると図1のように、6アースオーガー回転部と2シャフトのずれが元に戻る。
【0019】又、図1、4ハンマーの打撃音は、4ハンマーが5ハンマーケース内に密封されている為、打撃音は遮断され騒音は減少される。
【0020】次に図1、6アースオーガー回転部が正回転した場合は、8トリガー凸部は、9ハンマーガイドの上部を通り3トリガーはハンマーガイドの上部に沿って上昇し(図11参照)、4ハンマーは上昇しない為打撃を行わない又、8トリガー凸部が9ハンマーガイドの切れている所(図8,9参照)を通過すると、3トリガーは自重により落下し元の位置に戻るその為、オーガー作業のみを行う事が出来る。
【0021】又、作業状況に合わせて9ハンマーガイドを変えた、11ハンマー(図12参照)を入れ替えすることにより、正回転時に打撃併用オーガー作業を行い、逆回転時にオーガー作業のみを行う構造にも出来る。
【0022】本発明は、4ハンマー内に12コイルバネがあり(図10参照)、4ハンマーが上昇した時に12コイルバネが縮み(図13参照)、4ハンマーが落下すると同時に、12コイルバネの張力効果を利用する事により、強力な打撃力を発生させる事が出来る。
【0023】請求項6に係る発明によれば鋼管又は、レールをまず正回転で回転圧入出来る地層まで挿入を行い(図15参照)鋼管又は、レールの先端が硬質地盤に到達し回転圧入だけでは入らない場合に、逆回転を行い打撃併用回転圧入で入れていく為(図16参照)、モンケンを使用し無いので作業効率がよい。
【0024】又、鋼管とレールを打撃併用回転圧入する事により、通常のモンケンによる打撃より、圧入力プラス打撃力と回転による、鋼管とレールの周辺摩擦が低減される為入りがよい。
【0025】
【発明の効果】以上説明した構造からなり、請求項1請求項5の発明によれば、アースオーガーの回転力によるハンマーの上昇落下と、コイルバネによる張力効果により、連続した強力な打撃併用オーガー作業が行え、油圧や圧力空気を使用しない為、低コストの製造及び施工が行える。
【0026】又、現代の土木建築現場での騒音問題は厳しく、請求項3の発明により、ハンマーをハンマーケース内に密封する事により騒音を減少することが出来る。
【0027】又、請求項4の発明によれば、既存のアースオーガーに負担なく装着出来る為、低コストに繋がる。
【0028】又、請求項2請求項6の発明によれば、鋼管又はレールを、軟質地盤は回転圧入で挿入し、硬質地盤を打撃併用回転圧入での挿入を簡単に切替し行える為、無駄な打撃を減らし最小限に騒音振動を抑え、スピーディーで確実に挿入する事が出来る為、作業効率が上がる。
【出願人】 【識別番号】500280869
【氏名又は名称】高橋 雄一
【出願日】 平成12年5月15日(2000.5.15)
【代理人】
【公開番号】 特開2001−323763(P2001−323763A)
【公開日】 平成13年11月22日(2001.11.22)
【出願番号】 特願2000−180537(P2000−180537)