| 【発明の名称】 |
シャッターのガイドレール消音帯 |
| 【発明者】 |
【氏名】川村 和男
【氏名】小林 功明
【氏名】石井 哲
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| 【要約】 |
【課題】ガイドレールに対する摺動に十分な滑り効果を発揮するとともに、閉鎖状態のシャッターカーテンの煽りに対する風振音の発生を防止させる。
【解決手段】ガイドレール1の摺動溝1A内にあって、シャッターカーテン5の表裏面に対向する内側面であるガイド面1Aaに位置し、シャッターカーテン5の摺動に際しての衝撃音を減少させるガイドレール消音帯7において、ポリエチレンなどの合成樹脂材料からなりガイドレール1に沿う長尺で形成され長手方向に直交する断面形状が、ガイドレール1への係合部を有しシャッターカーテン5の表裏面に平行な略直線状のベース部と、このベース部11のシャッターカーテン中央側の一端からシャッターカーテン5との間に折り返され自由端となった先端がシャッターカーテン5に近接又は接触する略L字状の弾接部13とからなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ガイドレールの摺動溝内における、シャッターカーテンの表裏面に対向する内側面に位置し、該内側面と前記シャッターカーテンの表裏各面との間に介設されるシャッターのガイドレール消音帯において、合成樹脂材料からなり前記ガイドレールに沿って設けられ、長手方向に直交する断面形状が、前記ガイドレールに係合する係合部を有したベース部と、該ベース部の一部から延出し前記シャッターカーテンとの間に自由端となった先端が前記シャッターカーテンに近接又は接触する片状の弾接部と、を具備する形状とされることを特徴とするシャッターのガイドレール消音帯。 【請求項2】 前記弾接部は、前記ベース部のシャッターカーテン中央側の一端から前記ガイドレールの摺動溝内へ延出する形状とされていることを特徴とする請求項1記載のシャッターのガイドレール消音帯。 【請求項3】 前記弾接部が、先端に向かって徐々に薄厚で形成されることを特徴とする請求項1または2記載のシャッターのガイドレール消音帯。
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【発明の詳細な説明】【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、シャッターのガイドレール消音帯に関し、さらに詳しくは、ガイドレールの摺動溝内にあって、シャッターカーテンの表裏面に対向する内側面に位置し、シャッターカーテンの摺動に際しての、ガイドレールとシャッターカーテンとの間の衝撃音や振動等を減少させる、シャッターのガイドレール消音帯に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のシャッターのガイドレール消音帯は、一般に、硬質塩化ビニル樹脂などの摩擦摺動に対して滑りの良い材料よりなる帯状構造のもので構成され、このガイドレール消音帯を、アルミ製或いはスチール製のガイドレールの摺動溝内側に対向させて取付け、シャッターカーテンの摺動に際しての、ガイドレールとシャッターカーテンとの間の衝撃音や振動等を減少させる働きをしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述したガイドレール消音帯とシャッターカーテンとの表面及び裏面との間は、シャッターカーテンの昇降を容易に行えるように間隙が設けられてあり、シャッターカーテンを閉じた全閉状態では、シャッターカーテンが風圧を受けると、風の煽りで、ガイドレール消音帯にシャッターカーテンが表裏面方向に動き、大きな衝撃音や振動(風振音)が発生するおそれがある。 【0004】すなわち、従来のガイドレール消音帯では、シャッターカーテンの開閉作動時におけるガイドレールとの衝突音や衝撃音及び摺接音の発生を抑えるが、全閉状態のシャッターカーテンの煽り方向に対して、間隙を有するとともに、ガイドレール消音帯が単一の硬質材料で構成されているため十分な緩衝性・弾力性を発揮できないためである。 【0005】本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、ガイドレールに対する摺動の際には、シャッターカーテンについて十分な滑り効果を発揮するとともに、シャッターカーテンの煽りの際には、シャッターカーテンを表裏から弾持して、消音帯との間で風振音が発生するのを防止できるようにしたシャッターのガイドレール消音帯を提供しようとするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。本発明の請求項1記載のシャッターのガイドレール消音帯7は、ガイドレール1の摺動溝1A内における、シャッターカーテン5の表裏面に対向する内側面1Aaに位置し、該内側面1Aaと前記シャッターカーテン5の表裏各面との間に介設されるシャッターのガイドレール消音帯7において、合成樹脂材料からなり前記ガイドレール1に沿って設けられ、長手方向に直交する断面形状が、前記ガイドレール1に係合する係合部9を有したベース部11と、該ベース部11の一部11aから延出し前記シャッターカーテン5との間に自由端となった先端13aが前記シャッターカーテン5に近接又は接触する片状の弾接部13と、を具備する形状とされることを特徴としている。 【0007】このシャッターのガイドレール消音帯7では、シャッターカーテン5の開閉に際しては、ガイドレール消音帯7の弾接部13がシャッターカーテン5に対して滑り良く摺動し、ガイドレール1に沿った、スムーズな開閉動作を行う助けをすることができる。また、弾接部13の働きで、シャッターカーテン5が表裏から弾持されているため、全閉時のシャッターカーテン5が風の煽りを受けても、衝撃,振動が弾接部13の弾性変形によって緩和され、シャッターカーテン5とガイドレール消音帯7との間での風振音の発生を低減させることができる。さらに、弾接部13の先端13aがシャッターカーテン5に近接または接触されるので、全閉時における気密性が高められることになる。なお、このガイドレール消音体7は、前記ベース部11と前記弾接部13とが一体に成形されるのがよい。 【0008】請求項2記載のシャッターのガイドレール消音帯7は、前記弾接部13が、前記ベース部11のシャッターカーテン中央側の一端11aから前記ガイドレール5の摺動溝1A内へ延出する形状とされていることを特徴としている。 【0009】このシャッターのガイドレール消音帯7では、弾接部13が、ガイドレール5の摺動溝1A内に延出する略片持ち梁状に形成され、自由端である先端13aが弾性を有して変位可能となってシャッターカーテン5に近接または接触する。 【0010】請求項3記載のシャッターのガイドレール消音帯7は、前記弾接部13が、先端13aに向かって徐々に薄厚で形成されることを特徴としている。 【0011】このシャッターのガイドレール消音帯7では、弾接部13が、先端13aに向かって徐々に薄厚で形成されるので、小さな衝撃は弾接部13の先端13aにおける弾性変形で吸収されることとなり、大きな衝撃は弾接部13の基端における弾性変形で吸収され、弾接部13の全体を利用して大小広い範囲の衝撃が吸収可能になる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係るシャッターのガイドレール消音帯の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係るガイドレール消音帯の設けられたガイドレールとシャッターカーテンとの収まりを示した平面図、図2はシャッターカーテンの両縁部を案内して躯体に設けられたガイドレールの正面図、図3はガイドレール消音帯の断面図、図4はガイドレール消音帯の変形例を示す断面図、図5はシャッターカーテンが風により煽られた状態のガイドレール消音帯を示す断面図である。 【0013】図2において、符号1は建物躯体(図示せず)に取付けられたガイドレールであり、シャッターケース3から引出されたシャッターカーテン5の両側縁部を、その摺動溝1A内に案内している。 【0014】ガイドレール1の摺動溝1A内には、シャッターカーテン5の表裏面、例えば屋外側の面及び室内側の面となる各面に平行となる内側面としてのガイド面1Aaに位置し、かつこの摺動溝1Aの開口縁部分に位置して、図1に示すような蟻溝1Bが対向して形成してあり、或いは、図4に示すような取付部1Cが対向して突出形成してある。 【0015】そして、この蟻溝1B或いは取付部1Cに、本発明に係るガイドレール消音帯7が取り付けられる。 【0016】ガイドレール消音帯7は、シャッターカーテン5の素材であるアルミニウム合金に対して耐摩耗性の良好なポリエチレン樹脂などの合成樹脂材料からなり、ガイドレール1に沿う長尺で形成されている。 【0017】このガイドレール消音帯7の長手方向に直交する断面形状は、図3に示すように、ガイドレール1への係合部9を有し、シャッターカーテン5の表裏面に平行に形成される略直線状で帯板状のベース部11と、このベース部11のシャッターカーテン中央側の一端11aから摺動溝1Aの奥方向(溝底方向)に延出しシャッターカーテン5との間に折り返され自由端となった先端13aがシャッターカーテン5に近接または接触する片状の弾接部13とからなり、本実施の形態では、図3に占め使用に略L字状に形成されている。つまり、弾接部13は、合成樹脂材料からなることに加え、片持ち梁状に形成することで、弾性を有し、変位可能となるように構成されている。 【0018】また、この実施の形態によるガイドレール消音帯7では、弾接部13が、先端13aに向かって徐々に薄厚で形成されている。なお、弾接部13は、同一の厚みで形成されるものであっても勿論良い。そして、このガイドレール消音帯7は、係合部9,ベース部11,弾接部13の各部が例えば押出成形によって一体に形成されている。これにより安価に消音体7を得ることが可能となる。 【0019】係合部9は、ガイドレール1の形状に合わせた形状となっている。すなわち、本実施の形態のように、ガイドレール1に蟻溝1Bが形成される場合では、この蟻溝1Bに係合する図3の係合部9として形成される。 【0020】また、ガイドレール1が蟻溝1Bに代えて図4に示す断面略T字状の取付部1Cで形成される場合には、溝状の係合部15として形成することができる。ガイドレール消音帯7は、これらいずれの場合においても、ガイドレール1の一端側から、蟻溝1B或いは取付部1Cへ差し入れて装着することができる。 【0021】ガイドレール消音帯7は、図1に示すように、ガイドレール1の摺動溝1A内に挿入されたシャッターカーテン5の表裏面に、弾接部13の先端13aが近接、または摺動自在に当接されるようになっている。 【0022】従って、シャッターカーテン5の開閉に際しては、ガイドレール消音帯7は、そのシャッターカーテンとの摺接する部分、すなわち、弾接部13の先端13aをシャッターカーテン5の表裏面に対して滑り良く摺動し、ガイドレール1に沿った、スムーズな開閉動作を行う助けをすることができる。 【0023】しかも、弾接部13の働きで、シャッターカーテン5が表裏から弾持されているため、シャッターカーテン5が風の煽りを受けても、衝撃,振動が図5に示すように弾接部13の弾性変形によって緩和され、シャッターカーテン5とガイドレール消音帯7との間での風振音の発生を低減させることができる。 【0024】さらに、弾接部13の先端13aがシャッターカーテン5に近接または接触されることから、シャッターカーテン5の表裏面とガイドレール1との間に隙間が生じなくなり、室内側が外部から略遮断されて、気密性を高めることになる。また、隙間の無くなることで、ガイドレール1の摺動溝1A内の奥方が隠されることとなり、見栄えが向上し、シャッター装置全体としての意匠性も向上することになる。 【0025】さらに、本実施の形態では、弾接部13が先端13aに向かって徐々に薄厚で形成されていることから、小さな衝撃は弾接部13の先端13aで吸収されることとなり、大きな衝撃は弾接部13の基端で吸収され、弾接部13の全体を利用して大小広い範囲の衝撃が吸収可能になる。 【0026】なお、上述した実施の形態では、ガイドレール消音体7を構成する弾接部13の形状を、略L字状とした例としたが、図6および図7に示すように、ベース部11に対して傾斜して延出し、このベース部11とともに略V字状に形成されるような形状としてもよい。すなわち、ベース部11のシャッターカーテン中央側の一端11aから摺動溝1Aの奥方向(溝底方向)に延出して形成される弾接部13が、ベース部11の一端11aから傾斜して延出形成され、先端13aが自由端となってシャッターカーテン5に近接または接触するようになる。そして、上述の実施の形態と同様に、ガイドレール1の蟻溝1Bに係合部9を係合し、装着される。なお、係合部9の形状は、上述の実施の形態と同様に、ガイドレール1の形状に合わせた形状とされ、すなわち図4に示すような断面略T字状の取付部1Cよりなる場合には、溝状の係合部を有する形状とする。 【0027】また、上述した実施の形態では、ガイドレール消音体7が、略帯板状のベース部11に対して弾接部13が延出形成される形状とされる例として述べたが、図8に示すように、ベース部11が中空部17を有する略管状に形成される構造としてもよい。このガイドレール消音体7によれば、弾接部13による弾性変形に加え、ベース部11の中空部17による弾性変形を得られ、ガイドレール1に装着された状態においては、シャッターカーテン5の風による煽りなどを受けても、衝撃や振動をさらに緩和し、風振音などの発生を抑制する。 【0028】さらに、上述した実施の形態では、ガイドレール消音帯7の形状として、弾接部13の延出方向を、ベース部11のシャッターカーテン中央側の一端11aから摺動溝1Aの奥方向に延出する形状とした例について述べたが、この弾接部13の延出方向、及びベース部11に対する延出位置については、これに限定されることなく、例えばベース部11の略中央より弾接部13が延出する形状や、ベース部11の摺動溝1A奥側の一端から弾接部13が延出する形状、ベース部11に対し対向するガイドレール消音帯7の方向に弾接部13が延出する形状、弾接部13がシャッターカーテン中央側へ延出する形状など、種々の形状を採用してもよい。 【0029】また、上述した実施の形態では、ガイドレール消音帯7の材質として、ポリエチレン樹脂よりなる例について述べたが、その他の合成樹脂を用いてもよく、例えば材質として、塩化ビニル樹脂やナイロン樹脂、ポリプロピレンなどにて構成されることとしてもよい。 【0030】さらに、上述した実施の形態では、シャッターカーテン5の素材をアルミニウム合金とした例について述べたが、このシャッターカーテン5の素材についても、これに限定されるものではなく、スチール製やステンレス製など剛性のある素材、好ましくは金属材料より構成させ、また、その形状についても、短冊板状のスラットや、パネル板などとしてもよい。なお、シャッターカーテンのガイドレール消音帯との接触部分が、略線接触あるいはそれに近い状態となるものがより好ましい。 【0031】また、上述した実施の形態では、シャッターカーテン5の両側縁部を案内するガイドレール1の素材について、特に詳述していないが、アルミニウム合金やスチール、ステンレスなどの金属よりなるものなど、十分な強度を有する素材よりなることが好ましい。 【0032】さらに、上述した実施の形態では、シャッターカーテン5が、ガイドレール1によって昇降移動を案内される例とされているが、このシャッターカーテン5の移動方向、すなわち開閉方向は、上記のような上下方向に限らず、左右方向や水平方向、さらには傾斜方向とされてもよく、また、これら方向が組み合わされたものとしてもよい。 【0033】 【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係るシャッターのガイドレール消音帯は、合成樹脂材料からなり、ガイドレールへ取り付けられるベース部に、シャッターカーテンとの間に折り返され自由端となった先端がシャッターカーテンに近接または接触する弾接部を設けたので、風圧によりシャッターカーテンがガイドレールへ衝突した際、弾接部が弾性変形して衝撃、振動が緩和される。 【0034】この結果、ガイドレールに対する摺動の際には、シャッターカーテンについて十分な滑り効果を発揮するとともに、シャッターカーテンの閉鎖時において風に煽られる際には、風振音の発生を低減させることが可能となる。また、弾接部の先端がシャッターカーテンに近接または接触するので、閉鎖状態のシャッターカーテンにおける気密性を向上させることができ、しかも、隙間がなくなるので意匠性も高めることができる。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000239714 【氏名又は名称】文化シヤッター株式会社
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| 【出願日】 |
平成11年12月24日(1999.12.24) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100067323 【弁理士】 【氏名又は名称】西村 教光 (外1名)
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| 【公開番号】 |
特開2001−182461(P2001−182461A) |
| 【公開日】 |
平成13年7月6日(2001.7.6) |
| 【出願番号】 |
特願平11−367281 |
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