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【発明の名称】 窓、扉、建具等の枠及び障子並びに柱の化粧板
【発明者】 【氏名】宮澤 秀雄

【要約】 【課題】簡単に組立てすることができる窓、扉、建具等の枠及び障子を提供する。

【解決手段】縦枠部2に上下一対の横枠部を設けた枠にガラス板7を設ける。外側枠体10と内側枠体11とこれら外内側枠体10,11間に介在する両側枠体12,13とを設ける。内側枠体11の内面にガラス板7の端7Aが挿入する溝14を形成する。各枠体10,11間を突起15,17を溝16,18に凹凸嵌合すると共に接着する。凹凸嵌合という簡単な作業で組立てを行なうことができるので、熟練を要さずに製作することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】 左右一対の縦枠部に上下一対の横枠部を設けた枠にガラス板、木板材、合成樹脂板等の板材を設けた窓、扉、建具等の枠において、外側枠体と内側枠体とこれら外内枠体間に介在する両側枠体とを備え、前記内側枠体の内面に前記板材の端が挿入する溝を形成し、前記各枠体間を凹凸嵌合することを特徴とする窓、扉、建具等の枠。
【請求項2】 前記外内側枠体のそれぞれの幅は、前記両側枠体の最側面間の幅より小さく形成されたことを特徴とする請求項1記載の窓、扉、建具等の枠。
【請求項3】 左右一対の縦枠部に上下一対の横枠部を設けた枠内に上下左右方向に桟を設けると共に、この桟に障子紙を設けた障子において、前記枠部は外側枠体と内側枠体とこれら外内枠体間に介在する両側枠体とを備え、前記内側枠体は断続的に設けられると共に、この断続箇所に前記桟が嵌合し、前記各枠体間を凹凸嵌合することを特徴とする障子。
【請求項4】 前記外内側枠体のそれぞれの幅は、前記両側枠体の最側面間の幅より小さく形成されたことを特徴とする請求項3記載の障子。
【請求項5】 柱材の正面よりやや側方に張り出して該正面を覆うように化粧板本体を設け、前記柱材の側面の正面側に隅材を配置し、前記化粧板本体の張り出し部と前記隅材を凹凸嵌合することを特徴とする柱の化粧板。
【発明の詳細な説明】【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、窓、扉、建具等の枠及び障子並びに柱の化粧板に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、木製の窓、扉、建具等の枠はいわゆる無垢の木材や集成材等を加工して左右一対の縦枠部、上下一対の横枠部をそれぞれ製作した後に、これらをガラス板、板材等の板材と共に組立てたものであった。一方、従来の障子の枠も無垢の木材等を加工して左右一対の縦枠部、上下一対の横枠部をそれぞれ製作した後に、これらを桟と共に組立てたものであった。
【0003】ところで、一戸建て住宅やマンション室内のリフォームを専門業者のみならず、一般人でも行なうことができるように同一出願人は、柱などの構造材に化粧用表面材を設けた木造建築物である特開平3−250141号公報、長押、鴨居などの造作において係合受け部を設けると共に、該係合受け部に造作を係合した木造建築物である特開平3−275863号公報、左右の支柱に化粧材を設けると共に、該化粧材にサッシュ枠が挿入する溝を設けたサッシの取り付け方法である特開平5−302467号公報などを提案している。
【0004】しかしながら、上述のように窓、扉、建具等の枠及び障子は専門業者により製造されるものであったので、リフォーム等の際に一般人が日曜大工のように比較的簡単に製造することはできなかった。
【0005】また、前記特開平3−250141号公報の第6図では柱の化粧用表面材として角の柱に使用することができるように平断面がL形のものが開示されている。しかしながら、リフォーム等においては角の柱以外にも例えば両面があらわれるような柱にも化粧板を取り付ける必要がある。
【0006】そこで、本発明は前記問題を解決して簡単に組立てすることができる窓、扉、建具等の枠及び障子を提供することを目的とする。また、本発明は両面があらわれるような柱にも化粧板を簡単にしかもきれいに取り付けることができる柱の化粧板を提供することを目的とする【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、左右一対の縦枠部に上下一対の横枠部を設けた枠にガラス板、木板材、合成樹脂板等の板材を設けた窓、扉、建具等の枠において、外側枠体と内側枠体とこれら外内枠体間に介在する両側枠体とを備え、前記内側枠体の内面に前記板材の端が挿入する溝を形成し、前記各枠体間を凹凸嵌合することを特徴とする窓、扉、建具等の枠である。
【0008】この請求項1の構成によれば、各枠体間を凹凸嵌合することにより組立てを行なうことができる。
【0009】請求項2の発明は、前記内外側枠体のそれぞれの幅は、前記両側枠体の最側面間の幅より小さく形成されたことを特徴とする請求項1記載の窓、扉、建具等の枠である。
【0010】この請求項2の構成によれば、取付け枠等との当り箇所を幅狭に形成することができる。
【0011】請求項3の発明は、左右一対の縦枠部に上下一対の横枠部を設けた枠内に上下左右方向に桟を設けると共に、この桟に障子紙を設けた障子において、前記枠部は外側枠体と内側枠体とこれら外内枠体間に介在する両側枠体とを備え、前記内側枠体は断続的に設けられると共に、この断続箇所に前記桟が嵌合し、前記各枠体間を凹凸嵌合することを特徴とする障子である。
【0012】この請求項3の構成によれば、各枠体間を凹凸嵌合することにより組立てを行なうことができる。
【0013】請求項4の発明は、前記外内側枠体のそれぞれの幅は、前記両側枠体の最側面間の幅より小さく形成されたことを特徴とする請求項3記載の障子である。
【0014】この請求項4の構成によれば、取付け枠等との当り箇所を幅狭に形成することができる。したことにより気密性などを向上することができる請求項5の発明は、柱材の正面よりやや側方に張り出して該正面を覆うように化粧板本体を設け、前記柱材の側面の正面側に隅材を配置し、前記化粧板本体の張り出し部と前記隅材を凹凸嵌合することを特徴とする柱の化粧板である。
【0015】この請求項5の構成によれば、柱の表面を化粧板で覆うことことができると共に、前後一対の隅材の間に壁等を配置することができる。
【0016】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態を添付図を参照して説明する。図1乃至図3に示すように左右に移動して開閉する引き違い式等の扉1は左右一対の木製の縦枠部2,3に上下一対の木製の横枠部4,5を設けた枠6内に上下部ガラス板7,8を木製の仕切り9を介して上下に設けたものである。尚、ガラス板にかえて木板材、アクリル板等の合成樹脂板等の板材でもよい。
【0017】縦枠部2,3は、外側枠体10と内側枠体11とこれら外内側枠体間10,11に介在する両側枠体12,13とを備え、前記内側枠体11の内面に前記上下部ガラス板7,8の側端7A,8Aが挿入する溝14を縦方向に形成している。そして、前記外側枠体10は内側中央を段部10Aを両側に配置して幅狭に形成して突起10Bを突設したものであり、その内面両側に平断面が矩形の突部たる突起15を内側に向けて形成している。両側枠体12,13の対向する側の外側角部は段部10Aに係合しており、突起15が嵌合すると共に接着する凹部たる溝16を両側枠体12,13の外側面に形成している。一方、内側枠体11は外側中央を段部11Aを介してやや幅狭に形成して突設したものであり、その両側面に平断面が矩形の突部たる突起17をT字形に形成しており、この突起17が嵌合すると共に接着する凹部たる溝18を両側枠体12,13の内側面に形成している。そして、外側枠体10と内側枠体11の幅wは、両側枠体12,13の両側面間の幅W、すなわち最側面間の幅より小さく形成している。尚、19は内外枠体間10,11と両側枠体12,13に囲まれた空間に設けられ、外内側枠体間10,11及び両側枠体12,13に挟まれるように設けた芯材である。
【0018】また、横枠部4,5は、それぞれ外側枠体20と内側枠体21とこれら外内側枠体間20,21に介在する両側枠体22,23とを備え、前記内側枠体21の内面に前記上下部ガラス板7,8の側端7A,8Aが挿入する溝24を横方向に形成している。そして、前記外側枠体20は内側中央を段部20Aを介してやや幅狭に形成したて突起20Bを突設したものであり、その内面両側に平断面が矩形の突部たる突起25を内側に向けて形成している。両側枠体22,23の対抗する側の外側角部は段部20Aに係合しており、突起25が嵌合すると共に接着する凹部たる溝26を両側枠体22,23の外側面に形成している。一方、内側枠体21は外側を段部21Aを介してやや幅狭に形成して突設したものであり、その両側面に平断面が矩形の突部たる突起27を形成してT字形に形成しており、この突起27が嵌合すると共に接着する凹部たる溝28を両側枠体22,23の内側面に形成している。そして、外側枠体20と内側枠体21の幅w´は、両側枠体22,23の両側面間の幅W´より小さく形成している。尚、29は内外枠体間20,21と両側枠体22,23に囲まれた空間に設けられ芯材である。
【0019】さらに、仕切り9はそれぞれ上側枠体30と下側枠体31とこれら上下側枠体間30,31に介在する両側枠体32,33とを備え、前記上側枠体30、下側枠体31の上下面に前記上下部ガラス板7,8の側端7A,8Aが挿入する溝44を横方向にそれぞれ形成している。そして、前記上側枠体30は下側中央を段部30Aを介してやや幅狭に形成して突設したものであり、その下部両側に平断面が矩形の突部たる突起35をT字形に形成している。両側枠体32,33の上側角部は段部30Aに係合しており、突起35が嵌合すると共に接着する凹部たる溝36を両側枠体32,33の外側面に形成している。一方、下側枠体31は上側を段部31Aを介してやや幅狭に形成して突設したものであり、その両側面に平断面が矩形の突部たる突起37を形成してT字形に形成しており、この突起37が嵌合すると共に接着する凹部たる溝38を両側枠体32,33に形成している。そして、上側枠体30と下側枠体31の幅w´´は、両側枠体32,33の両側面間の幅W´´より小さく形成している。尚、39は上下枠体間30,31と両側枠体32,33に囲まれた空間に設けられる芯材である。
【0020】前記扉1を取付ける額縁などと称する取付け枠40は、建物の構造材としての在来木造住宅構造やツーバイフォー構造の柱材41の四面の表面を木目等がきれいな化粧板で貼るようにして覆ったものであり、取付け枠40はそれぞれ化粧板たる外側枠体42と内側枠体43とこれら内外枠体間42,43に介在する両側枠体44,45とを備えている。前記外内側枠体42,43は、その内面両側に凹部たる溝47を縦方向に形成しており、さらに両側枠体45,46の端面に凹部たる溝48を縦方向に形成しており、そして、溝48の内側に位置する突部たる内側突起48Aを溝47に凹凸嵌合すると共に接着している。また、取付け枠40に連なる室内の壁などの板状の仕切り49は、発泡ウレタンなどの発泡材49Aの一方の表面に、木材の切り粉などを化粧材50として例えば10mm以下の厚みで接着し、他方の表面にクロスなどの化粧シート51を設けたものである。尚、該仕切り49はその一方の面にのみ化粧材50又は化粧シート51を設けてもよく、その際には壁以外に天井材などとしても使用することができる。尚、図中43Aは内枠体42の表面に縦方向に形成した戸当り溝であり、その幅はwよりわずかに大きく形成されている。
【0021】尚、扉1や取付け枠40に使用する接着剤としては、壁紙施行用などに使用される澱粉系接着剤に合成ゴム系接着剤(通称ボンド)を混合したものや、合成ゴム(30%)クロロプレンゴム、有機溶剤(70%)シクロヘキサン、ノルマルヘキサン、酢酸イソプロピル、アセトンなどを成分とする合成ゴム系接着剤と、合成ゴム(40%)スチレンブタジエンゴム、有機溶剤(60%)シクロヘキサン、ノルマルヘプタン、石油ナフサ、アセトンなどを成分とする速乾系の合成ゴム系接着剤を混合したものが好ましい。さらに、前記木材の切り粉などの粉或いは粒状の粧材50や化粧シート51を発泡材49の表面に接着させる接着剤として上述のものを用いることができる。
【0022】さらに、前記外側枠体42、内側枠体43、両側枠体44,45のそれぞれにおいて、予め一方の面においては壁紙施行用などに使用される澱粉系接着剤に合成ゴム系接着剤(通称ボンド)を混合したもの、或いはそれに水を加えたものを塗布して保護層(図示せず)を形成しておき、他方の面においては木目をそのまま出しておくようにする。そして、組立て時において例えば外側枠体42、内側枠体43では一方の面、すなわち前記混合したものを塗布した保護層のある面を外側に配置して見えるようにしておき、両側枠体44,45では他方の面、すなわち木目をそのまま見えるように保護層のある面を内側に配置しておく。
【0023】次に前記実施例についてその作用を説明する。扉1の縦枠部2,3は突起15,17を溝16,18に凹凸嵌合すると共に接着する。同様に横枠部4,5、仕切り9において突起25,27,35,37を溝26,28,36,38に凹凸嵌合すると共に接着している。そして、上下部ガラス板7,8の側端7A,8Aを溝14,24,44に挿入して縦枠部2,3、横枠部4,5、仕切り9を組立てることができる。同様に、柱材41の四面に外内側枠体42,43、両側枠体44,45を接着すると共に、内側突起48Aを溝47に凹凸嵌合すると共に接着している。また、壁などは予め発泡材49の表面に化粧材50、化粧シート51を貼着した仕切り48を所定形状に切断して取付けを行なうものである。
【0024】以上のように、前記実施例では左右一対の縦枠部2,3に上下一対の横枠部4,5を設けた枠にガラス板7,8を設けた扉1の枠において、外側枠体10,20と内側枠体11,21とこれら外内側枠体10,11,20,21間に介在する両側枠体12,13,22,23とを備え、前記内側枠体11,21の内面に前記ガラス板7,8の端7A,8Aが挿入する溝14,24を形成し、前記各枠体10,11,20,21間を突起15,17,25,27を溝16,18,26,28に凹凸嵌合すると共に接着したことにより、凹凸嵌合という簡単な作業で組立てを行なうことができるので、熟練を要さずに製作することができる。
【0025】さらに、前記外内側枠体10,11,20,21のそれぞれの幅w,w´は、前記両側枠体12,13の両側面間の幅W,W´、すなわち最側面間の幅より小さく形成されているので、特に外側枠体10は取付け枠40との当り箇所となるので、幅狭に形成したことにより気密性などを向上することができる。
【0026】しかも、外側枠体10、20に設けた突起15,25を内向きとし、一方内側枠体11,21に設けた突起17,27を両側に向けるようにしたので、両者の向きは互いに直交するようになり、組立て強度を向上することができる。
【0027】また、取付け枠40はそれぞれ外側枠体42と内側枠体43とこれら内外枠体間42,43に介在する両側枠体44,45とを備えているので、柱材41を簡単にリフォームすることなどができる。また、溝48の内側に位置する突部たる内側突起48Aを溝47に凹凸嵌合すると共に接着して簡単に組立てを行なうことができる。
【0028】さらに、壁等仕切りや天井材として使用することができる発泡ウレタンなどの発泡材49の表面に化粧材50又は及び化粧シート51を設けた建築材料においては、発泡材49により優れた断熱作用を発揮できるできる他に、予め設けた化粧材50又は及び化粧シート51によって取付け後において内装工事の必要はない。しかも化粧材50として木材の切り粉使用することにより、柔らかくクッション性に優れると共に廃材を再利用することができる。また、切断などもカッター等などを用いて簡単に切断できる。
【0029】また、内枠体42の表面に縦方向に戸当り溝中43Aを形成したことにより、戸を閉めたときに外側枠体10が戸当り溝中43Aに嵌合して気密性を向上することができる。
【0030】さらに、接着剤は上述のように澱粉系接着剤に合成ゴム系接着剤(通称ボンド)を混合したものでは薄い接着であっても強力な接着力を発揮でき、また合成ゴム系接着剤と速乾系の合成ゴム系接着剤を混合したもの等を使用することによりより強固な接着力を発揮できる。
【0031】しかも、前記外側枠体42、内側枠体43、両側枠体44,45のそれぞれにおいて、予め一方の面においては壁紙施行用などに使用される澱粉系接着剤に合成ゴム系接着剤(通称ボンド)を混合したもの、或いはそれに水を加えたものを塗布して合成ゴム系接着剤等によりつやのある保護層(図示せず)を形成し、他方の面においては木目、すなわち白木のままをそのまま出しておくようにして、すなわち化粧用木材としての外側枠体42等をいわゆるリバーシブルなものとしたことにより、組立て時に保護層のある面或いは保護層のない面の何れかを取り付け場所で自由に選んで取り付けすることができる。
【0032】以下、他の実施例について説明する。尚、前記第1実施例と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
【0033】次に第2実施例を図4及び図5に基づいて説明する。縦枠部2,3は、外側枠体10と内側枠体11とこれら外内側枠体間10,11に介在する両側枠体12,13とを備え、前記内側枠体11の内面に前記上下部ガラス板7,8の側端7A,8Aが挿入する溝14を縦方向に形成している。そして、前記外側枠体10は内側中央を段部10Aを両側に配置して幅狭に形成して突起10Bを突設したものであり、その内面両側に平断面が矩形の突部たる突起15を内側に向けて形成している。両側枠体12,13の対向する側の外側角部は段部10Aに係合しており、突起15が嵌合すると共に接着する凹部たる溝16を両側枠体12,13の外側面に形成している。一方、内側枠体11は外側中央を段部51Aを両側に配置して幅狭に形成して矩形の突起51Bを突設したものであり、その内面両側に平断面が矩形の突部たる突起52を外側に向けて形成している。両側枠体12,13の対向する側の外内側角部は段部10A,51Aに係合しており、突起15,52が嵌合すると共に接着する凹部たる溝16,53を両側枠体12,13の外側面に形成している。
【0034】また、横枠部4,5は、それぞれ外側枠体20と内側枠体21とこれら外内側枠体間20,21に介在する両側枠体22,23とを備え、前記内側枠体21の内面に前記上下部ガラス板7,8の側端7A,8Aが挿入する溝24を横方向に形成している。そして、前記外内側枠体20,21は内側中央を段部20A,54Aを介してやや幅狭に形成したて突起20B,54Bを突設したものであり、その内面両側に平断面が矩形の突部たる突起25,55を内側、外側に向けて形成している。両側枠体22,23の対抗する側の外側角部は段部20A,54Aに係合しており、突起25,55が嵌合すると共に接着する凹部たる溝26,56を両側枠体22,23の外側面、内側面に形成している。そして、外側枠体20と内側枠体21の幅w´は、両側枠体22,23の両側面間の幅W´より小さく形成している。尚、29は内外枠体間20,21と両側枠体22,23に囲まれた空間に設けられ芯材である。
【0035】さらに、仕切り9はそれぞれ上側枠体30と下側枠体31とこれら上下側枠体間30,31に介在する両側枠体32,33とを備え、前記上側枠体30、下側枠体31の上下面に前記上下部ガラス板7,8の側端7A,8Aが挿入する溝44を横方向にそれぞれ形成している。そして、前記上下側枠体30,31は内側中央を段部57A,58Aを介してやや幅狭に形成したて突起57B,58Bを突設したものであり、その内面両側に平断面が矩形の突部たる突起57C,58Cを下上向きに形成している。両側枠体32,33の対抗する側の外側角部は段部57A,58Aに係合しており、突起57C,58Cが嵌合すると共に接着する凹部たる溝59,60を両側枠体22,23の上側面、下側面に形成している。
【0036】次に前記実施例についてその作用を説明する。扉1の縦枠部2,3は突起15,52を溝16,53に凹凸嵌合すると共に接着する。同様に横枠部4,5、仕切り9において突起15,52,25,55を溝16,53,26,56に凹凸嵌合すると共に接着している。そして、上下部ガラス板7,8の側端7A,8Aを溝14,24,44に挿入して縦枠部2,3、横枠部4,5、仕切り9を組立てることができる。
【0037】以上のように、前記実施例では左右一対の縦枠部2,3に上下一対の横枠部4,5を設けた枠にガラス板7,8を設けた扉1の枠において、外側枠体10,20と内側枠体11,21とこれら外内側枠体10,11,20,21間に介在する両側枠体12,13,22,23とを備え、前記内側枠体11,21の内面に前記ガラス板7,8の端7A,8Aが挿入する溝14,24を形成し、前記各枠体10,11,20,21間を突起15,52,25,55を溝16,53,26,56に凹凸嵌合すると共に接着したことにより、凹凸嵌合という簡単な作業で組立てを行なうことができるので、熟練を要さずに製作することができる。
【0038】しかも、突起15,52相互、突起25,55相互、突起57C,58C相互はそれぞれ突き合うように対向しているので、組立ての際には突起15,52相互、突起25,55相互、突起57C,58Cを突き合わせるようにして溝16,53,26,56,59,60に嵌合すればよいので、組立てを簡単に行なうことができる。
【0039】次に第3実施例を図6乃至図8に基づいて説明する。障子61は、左右一対の木製の縦枠部62,63に上下一対の木製の横枠部64,65を設けた枠66内に上下方向の桟67と左右方向の桟68を設けると共に、この木製の桟67,68に障子紙69を設けたものである。前記縦枠部62,63は、外側枠体70と内側枠体71とこれら外内枠体70,71間に介在する両側枠体72,73とを備えている。外側枠体70は、平断面がほぼ矩形であって内面の両側に突部たる平断面が角形の突起74が形成されていると共に、内面中央にも同様な突起75が形成されている。また内側枠体71も、平断面がほぼ矩形であって外面の両側に突部たる平断面が角形の突起76が形成されていると共に、内面中央にも同様な突起77が形成されている。両側枠体72,73の外内面の中央に凹部たる溝78,79が夫々形成されている。尚、80は外内側枠体70,71と両側枠体72,73に囲まれた空間に挟むようにして配置された芯板材である。同様に前記横枠部64,65は、外側枠体70Aと内側枠体71Aとこれら外内枠体70A,71A間に介在する両側枠体72A,73Aとを備えている。外側枠体70Aは、平断面がほぼ矩形であって内面の両側に突部たる平断面が角形の突起74Aが形成されていると共に、内面中央にも同様な突起75Aが形成されている。また内側枠体71Aも、平断面がほぼ矩形であって外面の両側に突部たる平断面が角形の突起76Aが形成されていると共に、内面中央にも同様な突起(図示せず)が形成されている。両側枠体72A,73Aの外内面の中央に凹部たる溝78A,79Aが夫々形成されている。尚、80Aは外内側枠体70A,71Aと両側枠体72A,73Aに囲まれた空間に挟むようにして配置された芯板材である。
【0040】そして、例えば縦枠部62の組立てにおいては、縦枠部62と同じ長さの外枠体70、両側枠体72,73及び左右方向の桟68の間隔Aと同じ長さの内側枠体71を複数本揃えておき、両側枠体72,73を突起75に沿うように係止するようにして溝78に突起74を凹凸嵌合すると共に接着する。同様に両側枠体72,73を突起77に沿うように係止するようにして溝79に突起76を凹凸嵌合すると共に接着する。この内側枠体71の組立ての際に、内側枠体71相互の間に桟68の端が挿入する隙間Bを形成しておき、この隙間Bに桟68の端を嵌合すると共に、接着する。尚、前記外内側枠体70,71のそれぞれの幅xは、前記両側枠体72,73間の幅X、すなわち両者の最側面間の幅Xより小さく形成されている。同様に、縦枠部63、横枠部64,65を桟67,68と共に取付けすると共に一体に組み立てるものである。縦枠部63と横枠部64の組立ては、予め例えば縦枠部62の端部において外側枠体70と芯板材80をやや突設しておき、一方横枠部64の端部において外側枠体70A、芯板材80Aをさらにやや突設すると共に内側枠体71Aをやや後退させ、そして突起74を溝79Aに、芯板材80を両側枠体72A,73間に嵌合させると共に、接着している。
【0041】以上のように、前記実施例では左右一対の縦枠部62,63に上下一対の横枠部64,66を設けた枠内に上下左右方向に桟67,68を設けると共に、この桟67,68に障子紙69を設けた障子において、外側枠体70と内側枠体71とこれら外内枠体70,71間に介在する両側枠体72,73とを備え、前記内側枠体71は断続的に設けられると共に、この断続箇所に前記桟67,68が嵌合し、前記各枠体70,71,72,73…間を、突起74,76…と溝78,79…との凹凸嵌合すると共に接着したことにより、凹凸嵌合という簡単な作業で製作することができる。
【0042】また、前記外内側枠体70,71のそれぞれの幅xは、前記両側枠体72,73間の幅X、すなわち両側枠体72,73間の最側面間の幅Xより小さく形成したことにより、特に外側枠体70は取付け枠80との当り箇所となるので、幅狭に形成したことにより障子を案内するための戸当り溝81などにおいて気密性などを向上することができる。
【0043】さらに、前記外内側枠体70,71に設けた中央位置の突起75,77に沿わせるように係止して両側枠体72,73を配置するので、両側枠体72,73間の間隔を一定に保つことができ、正確に組立てすることができる。
【0044】しかも、図8に示すように縦枠部63と横枠部64の組立ては、予め例えば縦枠部62の端部において外側枠体70と芯板材80をやや突設しておき、一方横枠部64の端部において外側枠体70A、芯板材80Aをさらにやや突設すると共に内側枠体71Aをやや後退させ、そして突起74を溝79Aに、芯板材80を両側枠体72A,73間に凹凸嵌合させると共に、接着して組立てるものであるので、縦枠部63と横枠部64等の枠全体の組立ても簡単に行うことができる。
【0045】図9は第4実施例を示しており、在来木造建築工法或いはツーバイフォー住宅の柱材41の前後の正面に例えば木目がきれいな化粧板本体91,91Aを覆うように配置すると共に接着したものである。化粧板本体91はその端を柱41より側方にやや張出して張り出し部91Aを形成しており、その端部を後方へ向けてL形として突部92を形成している。一方柱材41の側面の正面側に木材からなる平断面が矩形の隅材93を柱材41の角にほぼ沿って配置する。この隅材93は突部92よりやや側方へ突設しており、その正面側に溝94を形成して、突部92と凹凸嵌合すると共に接着するようになっている。同様に柱材41の片側の正面に設けた化粧板本体91´の張り出し部91´Aにも隅材93Aを設ける。そして、室内の壁などの板状の仕切り49の端面側を隅材93,93A間に挿入すると共に、端面を柱材41に突き当てるものである。尚、前部の正面にあらわれる化粧板本体91と隅材93に、澱粉のりと合成ゴム系接着剤(通称ボンド)との混合物、或いは澱粉のりと合成ゴム系接着剤(通称ボンド)と水の混合物を塗布して保護層95を形成し、一方片側の正面に設けた化粧板本体91Aは木目をそのままあらわしておいたものである。
【0046】以上のように前記実施例では柱材41の正面よりやや側方に張り出して該正面を覆うように化粧板本体91,91´を設け、前記柱材41の側面の正面側に隅材93,93Aを配置し、前記化粧板本体91,91Aの張り出し部91A,91´Aと前記隅材93,93Aを凹凸嵌合することにより簡単に化粧板本体91,91Aを取り付けることができると共にきれいに取り付けでき、またリフォームなどを簡単に行なうことができると共に、柱材41の狂いなども止めることができる。
【0047】さらに、柱材41の両側の正面に化粧板本体91,91´を設けると共に、柱材41のの側面の正面側に配置する隅材93,93を凹凸嵌合することにより、隅材93,93A間に、室内の壁などの板状の仕切り49の端面側を隅材93,93A間に挿入すると共に、端面を柱材41に突き当てることで室内の仕切りなどを自由に、しかも壁などの収まりをきれいにすることができる。
【0048】また、前部の正面にあらわれる化粧板本体91と隅材93に、澱粉のりと合成ゴム系接着剤(通称ボンド)との混合物、或いは澱粉のりと合成ゴム系接着剤(通称ボンド)と水の混合物を塗布して保護層95を形成したことにより、木材の表面保護の他に美観なども向上することができる。
【0049】尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形実施が可能である。例えば、材木としては集成材や構造材によって形成してもよく、また前記実施例における大きさや形状などは限定されるものではない。
【0050】
【発明の効果】請求項1の発明は、左右一対の縦枠部に上下一対の横枠部を設けた枠にガラス板、木板材、合成樹脂板等の板材を設けた窓、扉、建具等の枠において、外側枠体と内側枠体とこれら外内枠体間に介在する両側枠体とを備え、前記内側枠体の内面に前記板材の端が挿入する溝を形成し、前記各枠体間を凹凸嵌合することを特徴とする窓、扉、建具等の枠であり、各枠体間を凹凸嵌合することにより簡単に組立てを行なうことができる。
【0051】請求項2の発明は、前記内外側枠体のそれぞれの幅は、前記両側枠体の最側面間の幅より小さく形成されたことを特徴とする請求項1記載の窓、扉、建具等の枠であり、取付け枠等との当り箇所を幅狭に形成したことにより気密性などを向上することができる。
【0052】請求項3の発明は、左右一対の縦枠部に上下一対の横枠部を設けた枠内に上下左右方向に桟を設けると共に、この桟に障子紙を設けた障子において、前記枠部は外側枠体と内側枠体とこれら外内枠体間に介在する両側枠体とを備え、前記内側枠体は断続的に設けられると共に、この断続箇所に前記桟が嵌合し、前記各枠体間を凹凸嵌合することを特徴とする障子であり、各枠体間を凹凸嵌合することにより簡単に組立てを行なうことができる。
【0053】請求項4の発明は、前記外内側枠体のそれぞれの幅は、前記両側枠体の最側面間の幅より小さく形成されたことを特徴とする請求項3記載の障子であり、取付け枠等との当り箇所を幅狭に形成したことにより気密性などを向上することができる。
【0054】請求項5の発明は、柱材の正面よりやや側方に張り出して該正面を覆うように化粧板本体を設け、前記柱材の側面の正面側に隅材を配置し、前記化粧板本体の張り出し部と前記隅材を凹凸嵌合することを特徴とする柱の化粧板であり、簡単に化粧板本体を取り付けることができると共に、きれいに取り付けできる。
【出願人】 【識別番号】391045093
【氏名又は名称】宮澤 秀雄
【出願日】 平成11年12月24日(1999.12.24)
【代理人】 【識別番号】100080089
【弁理士】
【氏名又は名称】牛木 護
【公開番号】 特開2001−182442(P2001−182442A)
【公開日】 平成13年7月6日(2001.7.6)
【出願番号】 特願平11−368278